JPH0325052A - シートベルト用プリロード装置 - Google Patents

シートベルト用プリロード装置

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JPH0325052A
JPH0325052A JP1160395A JP16039589A JPH0325052A JP H0325052 A JPH0325052 A JP H0325052A JP 1160395 A JP1160395 A JP 1160395A JP 16039589 A JP16039589 A JP 16039589A JP H0325052 A JPH0325052 A JP H0325052A
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JP
Japan
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preload
reel
pipe
plug
shaft
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JP1160395A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Sugimoto
睦美 杉本
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Individual
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

〔産業上の利用分野〕
本発明は、シートベルト用プリロード装置に関し、特に
、引込装置およびプリロードリールの改良に係り、例え
ば、乗用車のシートベルト装置に利用して有効な技術に
関する. 〔従来の技術〕 シートベルト装置はウエビングが緊張された状態で装着
者の身体に密着していないと、その効果が減殺されてし
まう.そこで、車両事故の発生初期にウエビングを強制
的に引き絞ることにより、ウエビングを装着者の身体に
強制的に密着せしめるシ一トベル1・用プリロード装置
、が各種提案されている. 従来のこの種のシートベルト用プリロード装置として、
乗員拘束用ウエビングを巻き取る巻取軸と、車両緊急時
に駆動される引込装置と、この引込装置に連結されて回
転されるプリロードリールとを備えており、このプリロ
ードリールが前記引込装置により回転された場合にのみ
プリロードリールと巻取軸とが一体回転するように構戒
されているシートベルト用プリロード装置、が提案され
ている. このようなシートベルト用プリロード装置を述べてある
例としては、実公昭58−6430号公罹、特開昭57
−128169号公報、特開昭61−169353号公
報等、がある. また、このようなシートベルト用プリロード装置に使用
される引込装置として、火薬が装填されたシリンダ内に
ピストンが摺動自在に嵌装されているとともに、このピ
ストンに他端がプリロードリールに係止されたワイヤの
一端が係止されており、車両事故発生の初期において、
前記火薬が爆発され、この爆発力により駆動されるピス
トンによってワイヤを介してプリロードリールを回転さ
せるように構戒されているもの、がある.このようなシ
ートベルト用プリロード装置を述べてある例としては、
前記公報の他、特開昭58−195572号公報等、が
ある. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、このようなシートベルト用ブリ口ード装置にお
いては、巻取軸とプリロードリールとの自由状態の雄持
t#造、およびat時におけるプリロードリールの巻取
軸の拘束への移行構造や、引込装置、また,il産化技
術について充分な配慮がなされていないため、実車に搭
載されていないのが実情である. 本発明の目的は、充分に実用に耐えることができるとと
もに、量産性の良好なシートベルト用プリロード装置を
提供することにある. 〔課題を解決するための手段〕 本発明に係るシートベルト用プリロード装置4L乗員拘
束用ウエビングを巻き取る巻取軸と、車両緊急時に!%
!動される引込装置と、この引込装置に連結されて回転
されるプリロードリールとを備えており、このプリロー
ドリールが前記引込装置により回転された場合にのみプ
リロードリールと巻取軸とが一体回転するように構成さ
れているシートベルト用プリロード装置において、 前記引込装置はその中空部によってシリンダ室が形成さ
れるパイプと、 こノパイプの一端開口に嵌着されているゴム栓と、 このパイプの他端開口に挿入され、中間部に突設された
フランジ部において巻きかしめ加工によりパイプに固定
されており、厚肉のパイプ形状に形成されているプラグ
と2 このプラグのパイプ内側外周に装填されており、車両緊
急時に爆発される火薬と、 この火薬の先方に隣接されて前記プラグに嵌着されてお
り、その外周に満がパイプ内の前記火薬側の室と前記パ
イプのシリンダ室とを連通さセるように没設されている
隔壁部材と、 前記パイプのシリンダ室に摺動自在に嵌装されているピ
ストンと、 このピストンに一端が係止され、他端が前記プラグの中
空部を挿通されてシリンダ室外へ導出され、前記プリロ
ードリールに係止されているワイヤと、 前記プラグのパイプ突出端部に蝶着されるナットとを備
えており、 この引込装置が前記巻取軸の軸受部に固着されている取
付臭に、前記プラグのパイプ突出端部を係止されて前記
ナットで綺結されることにより固装されていることを特
徴とする. また、前記シートベルト用プリロード装置において、前
記プリロードリールが樹脂を用いられて一体威形されて
いるとともに、前記引込装置の一部が一体的に植え込み
成形されており、このプリロードリールは前記巻取軸に
回転自在に外装さ板このプリロードリールの内周には複
数個のロックピースが周方向に間隔を置かれて、前妃巻
取軸の外周に近接し、かつ、このブリロ−ドリールが前
記引込装置により回転された時に巻取軸の外周に喰い込
むように配設されているとともに、ロックピース保持具
がこれら口ツクビースを保持するように嵌入されている
ことを特徴とする。 〔作用〕 車両のVi急時に火薬が爆発されると、火薬室の圧力が
隔壁部材の外周溝を通してシリンダ室に導入されるため
、ピストンがシリンダ室内を隔壁部材から離反する方向
に移動される、ピストンが移動されると、一端がピスト
ンに係止されているワイヤがパイプ内へ引き込まれるた
め、ワイヤの他端に係止されているプリロードリールが
回転される. そして、ブリロー1′リールが回転されると同時に、ロ
ックピースが巻取軸の外周に喰い込むため、プリロード
リールは巻取軸と一体回転する状態になる.したがって
、プリロードリールの回転により巻取軸が回転され、こ
の巻取軸の回転によりウエビングが巻き込まれるため、
ウエビングが装着者の身体に強制的に密着される. 〔実施例〕 第l図は本発明の一実施例であるシートベルト用プリロ
ード装置を示す分解斜視図、第2図はその組立状態を示
す平面図、第3図はその正面断面図、第4図はその側面
断面図、第5図はプリロードリールの部分を示す一部省
略拡大部分正面断面図、第6図はその一部省略拡大部分
側面断面図、第7図はその作用を説明するための一部省
略拡大部分正面断面図である. 本実施例において、本発明に係るシートベルト用プリロ
ード装置は乗員拘束用ウエビング(図示せず)を巻き取
る巻取軸lと、車両緊急時に駆動される引込装置10と
、この引込装置10に連結されて回転されるプリロード
リール51とをDIえている. まず、巻取軸lぱチャンネル形状に形成された軸受枠2
間に架設されて回転自在に支承されている.巻取軸Lは
その一端部に外装されるぜんまい装置(図示せず)によ
り、ウェビング巻き込み方向に常時付勢されている.ま
た、巻取軸lは軸受枠2に外装された拘束装af3 (
内部構造は省略する.)により車両事故発生時に回転を
阻止され、ウエビングの繰り出しが阻止されるようにな
っている. 引込′A置IOはバイプ11を備えており、パイプl】
は鋼等のような靭性に優れた材料を用いられて、lmk
い円筒形状に形威されている.パイブ1lの一端(以下
、先端とする.)IJ#口にはゴム栓l3が、通常時は
パイプ11内を閉塞し、所定時に空気抜き作用を実現す
るように嵌着されている. すなわち、パイプ11の先端部には略長方形状に形成さ
れた保合孔12が複数個、周方向に等間隔に配されて径
方向に貫通するようにそれぞれ開設されている.ゴム栓
13はゴムまたは樹脂を用いられて一体戒形されており
、円板形状に形戒されている本体部14と、複数枚の保
合部片15とを備えている.各係合部片L5ぱパイプ1
1の係合孔12と略同一形状に形威されており、本体部
l4の一端面における周辺部において周方向に等間隔に
配されて、幼心方向にそれぞれ突設されている.そして
、ゴム栓l3が各係合部片l5を内側に向けられてパイ
ブl1の先端開口にその先方から嵌入されると、各係合
部片l5が各係合孔l2にそれぞれ嵌入し、本体部14
がパイプ11の先端開口を閉塞した状態になる.この状
態において、係合部片15はパイプ11の内圧が高くな
ると、保合孔l2から径方向外側に開くことにより、パ
イプitの内圧を逃がし得るようになっている.他方、
パイプ11の基端開口にはプラグ16が挿入されて巻き
かしめ加工により固定されている.すなわち、プラグ1
6は綱等のような機械的強度の高い材料を用いられて、
比較的厚肉のパイプ形状に形成されている.このブラグ
16の中間部外周にはフランジ部l7が、パイプ11の
内径と略等しい外径を有する円形リング形状に形成され
て一体的に突設されており、このフランジ′部l7の外
周には凹部i8が環状に没設されている.そして、プラ
グ1Gがバイプ1lの基端間口に挿入されると、フラン
ジ部17がパイブ11の内周に嵌入される.aいて、パ
イプ11の筒壁における凹部18に対向する部分が径方
向内向きに巻きかしめ加工されることにより、そこに巻
きかしめ部19が形威されると、ブラグ16はパイプ1
1の基端間口部にその開口を閉塞した状態で、強固に固
定されることになる. パイプttの中空部において、プラグ16の挿入部外周
には円筒形状に形成された火薬20が装填されており、
この火薬20を爆発させるためのリード締21は、ブラ
グ16のフランジ部l8に軸心方向に開設されたリード
線引出口22に挿通されてバイプ11の中空部外へ引き
出されている.このリード線21は車両事故発生時を検
知して火薬20を爆発させる事故検知装置(図示せず)
に電気的に接続されている。 また、ブラグ16のパイプ挿入側端部には厚肉の円筒形
状に形威された隔壁部材23が、プラグ16のパイプ挿
入側端部外周に刻設された雄ねじ部24aに、その筒中
部内周に刻設された雌ねじ部24bを螺合されて螺着さ
れており、この隔壁部材23とフランジ部l7とにより
火薬20は挟持されている.そして、隔壁部材23、フ
ランジ部17、プラグl6の筒壁、およびパイプ11の
筒壁により、火薬20を包囲する爆発室25が実質的に
構戊されている.この隔壁部材23の外径はパイブ11
の内径と略等しく設定されており、その外周には複数条
の連通溝27が周方向に等間隔に配されて、幼心方向に
延在するように没設されている.バイプ1lの中空部内
において、隔壁部材25の両脇にそれぞれ形成された爆
発室25とシリンダ室26とはこの連通溝27群により
、連通されている. パイプ11の中空部に形或されたシリンダ室26内には
、ピストン2日が軸心方向に摺動自在に嵌装されており
、このピストン28にはフ“りo −ドリールに駆動力
を伝達するためのワイヤ29の一端部29aが係止され
ている.ピストン2日は樹脂を用いられて、略円柱形状
に一体成形されており、ワイヤ29の一端部29aはこ
のピストン28の樹脂成形時に、ピストン28の内部に
植え込み戒形されている.したがって、1ノイヤ29は
ピストン28に確実に係止されていることになる.この
ワイヤ29の他5*29bはブラグl6のワイヤ挿通孔
(筒中空部)30に挿通されてパイブILの外部へ引き
出され、プリロードリールに後述するように強固に係止
されている. ちなみに、火薬25、隔壁部材23、ピス1・ン28お
よびワイヤ29は、プラグ16がパイブ1lに固装され
る以前に、プラグ16に設備される.また、ワイヤ29
は後記する取付具に組み合わされる取付袖助金具、およ
びナッI・に予め押通される. 取付補助具3lは綱等のようなJa城的強度を有する材
料を用いられて、プレス加工により一体成形されており
、本体部32を備えている.本体部32は略長方形の板
形状に一体成形されており、その中央部には取付孔33
が開設されている。この取付孔33にはワイヤ29が予
めII1i通されている.また、取付補助具31にはそ
の本体部32の一端辺に位置決め部片34がー・対、パ
イプ11側と反対側へ突出するように直角に屈曲されて
おり、その(To端辺に保持部片35がパイプ11側へ
突出するように直角に屈助されている.保持部片35に
は長方形形状に形成された係止孔36が軸心方向と直角
方向に開設されており、この固定孔36は後記する取付
具の係止部片が挿入されて係止されるようになっている
. この取付補助具31に組み合わされる取付具37は、鋼
等のような機械的強度を有する材料を用いられて、プレ
ス加工により一体成形されており、本体部38を備えて
いる.本体部38は前記巻取軸の軸受枠2の側壁と略等
しい形の板形状に形威されており、取付具37はこの本
体部38が軸受枠2の側壁外面に当接された状熊で、こ
の本体部38の三隅に開設された取付孔39にリベッ]
・40を挿通されてかしめ加工されることにより、軸受
枠2に固装されている.本体部38の中央部には挿通孔
41が開設されており、取付具37の軸受枠2への固装
状態において、この挿通孔41には巻取軸Iの拘束装置
3側と反対側の端部が挿通されて側方に突出されている
。本体部38の挿通孔41の周囲には小孔42が複数個
、周方向に等間隔に配されて、厚さ方向に開設されてお
り、この小孔42は後記するロックピース保持具の取(
=f支柱を嵌入し得るように構成されている.取付兵3
7にはブラケット部43が本体部3日の一端辺に配され
て、軸受枠2側と反対側へ突出するように直角に屈曲さ
れて一体的に突設されており、このブラケット部43の
本体部38との境界部分には位置決め四部44が、軸受
枠2側へその厚さ分だけ逃げるように屈曲されて一体的
に没設されている.ブラケット部43の中央部には取付
孔45が開設されており、ブラケット部43の凹部44
側と反対側の端辺にはリード線引出口46が、取付孔4
5に貫通ずるように径方向内向きに切設されている。ま
た、ブラケット部43のリード線引出口46がりJ設さ
れた端辺には、係止部片47が引出口46の両脇にわた
って突設されており、係止部片47は取付禎助具3lに
開設された係止孔36に挿入し得るように構威されてい
る.取付具37に引込装置LOが取り付けられる際、ま
ず、パイブ11に挿入固定されたプラグ16の突出端部
が、取付具37のブラケット部43に開設された取付孔
45に挿入される。このとき、プラグl6の引出口22
から引き出されたリード線21がブラケット部43の引
出口46に沿って直角に引き出される. 続いて、取付具37のブラケッ1・部43に取付補助具
3lが当接され、ブラケット部43から突出されたブラ
グ16の突出端部に取付補助具31の取付孔33が嵌合
される.このとき、取付補助具3lの位置決め部片34
が取付具37の位置決め凹部44に嵌合され、かつ、取
付具37の係止部片47が取付補助具31の係止孔36
に挿入される.したがって、ブラグl6は取付具37に
確実に保持される状襲になる. 次いで、取付補助具31から突出されたプラグl6の突
出端部にナット48が、プラグ】6の突出端部外周に刻
設されている雄ねじ部49aに雌ねし部49bを螺合さ
れて螺着され、このナット48とブラグ
【6との締結に
より、取付137に引込装置JOが固定的に取り付けら
れる.このナット48の外周には締付工具(図示せず)
を神人するための挿入穴50が複数個、周方向に等間隔
に配されて径方向に没設されており、この挿入穴50に
よりナット4日の回転操作が確保されている. プIJ O−ドリール5Iば#Ii脂を用いられてりー
ル形状に一体戒形されており、このプリロードリール5
1にはワイヤ29の突出端部29bが複数回巻かれた状
態で一体的に植え込み戒形されている.プリロードリー
ル51の筒中空部内周にはロックピース53が複数個、
周方向に等間隔に配されて、プリロードリール5lの法
線に対して傾斜して延在するように、かつ、各保持凹部
52に一部を嵌入された状態で突設されている.すなわ
ち、プリロードリール5lが樹脂威形される際、プリロ
ードリール51の威形型における中空部を形戊する中子
(図示せず)の外周には、各ロックピース保持凹部52
をそれぞれ形成するための突起が周方向に等間隔に配さ
れて径方向外向きに突設されており、プリロードリール
51の戒形と同時にこれら突起によりロックピース保持
凹部53がプリロ−ドリール5】の内周にそれぞれ一体
的に没設される.また、プリロードリール51が樹脂成
形される際、中子の突起群外周上にはワイヤ29の端部
29bが複数回壱回される.したがって、プリロードリ
ール5lの戒形後、ワイヤ29の巻回部29bはその内
周がロックピース保持凹部53の外周上に接触した状熊
で、プリロードリール5lの中実部内に一体的に植設さ
れることになる. ロックピース53は綱等のような機械的強度を有する材
料を用いられて、一端辺が尖った略長方形の小形板形状
に形威されており、各ロックピース53はプリロードリ
ール5!の中空部に嵌入された保持rL.54によって
それぞれ保持さ“れた状態で、プリロードリール51の
内周に没設された前記保持凹部52に嵌入されている.
すなわち、この保持i454は樹脂を用いられて一体成
形されており、リング形状部55と、複数のロックピー
ス収容部56と、複数本の取付支柱57とを備えている
.リング形状部55はプリロードリール5lの内径と略
等しい外径と、巻取軸】の外径よりも若干小径の内径と
を有する円形リング形状に形戊されており、このリング
形状部55に各収容部56および取付支柱57が一体的
に連設されることにより、各部が一体的に構成されてい
る.各ロックピース収容部5Gにはプリロ−ドリール5
lの内周に突設されている各ロックピース52の先端部
がそれぞれ収容されており、収容部5Gに収容されるこ
とによりロックピース53は所定の状履に保持されてい
る.各取付支柱57は円柱形状に形成されており、保持
i454がプリロードリール51に嵌入された状態にお
いて、プリロードリール51の軸受枠2側の端面から突
出されている.プリロードリール5lはこれに嵌入され
た保持Jii54の取付支柱57群が取付具37の小孔
42群に圧入されてかしめ加工されることにより、取付
具37に回り止め状態で固装されている.プリロードリ
ール5lが取付具37に固装された状態において、ロッ
クピース53群は先端が巻取軸1の被拘束部4の外周面
に近接し、かつ、巻取軸1の法線に対して外周側が引込
装210による回転方向と反対側に倒れるように傾斜し
た状態になっている.また、ワイヤ29はプリロードリ
ール51の外周に複数回巻き付けられる.このワイヤ2
9の巻回により、引込装置10のパイプ11内において
ピストン2日が隔壁部材23に近接するように引き寄せ
られた状履になっている.なお、プリロードリール51
を挿通された巻取軸1の軸受枠2と反対側の端部には2
面幅部5が形威されており、この2面幅部5にはその側
方に設備されるぜんまい装置(図示せず)が連携さ札こ
のぜんまい装置により巻取軸lはウエビングを巻き込む
回転方向に常時付勢されている6次に作用を説明する. 平常時、ウエビングの使用状熊において、ロックピース
53群は巻取軸lの被拘束部4の外周面茫近接している
だけで拘束しない状態になっているため、巻取軸1は通
常の使用状態を維持することができる. 車両の事故発生時、その掻く初期において事故検知装置
により、リード!22を通じて火薬20が爛発皇25内
で嬉発される.このとき、爆発はブラグ16、パイブ1
1、フランジ部17および隔壁部材23で取り囲まれた
爆発室25内で起こるため、ワイヤ′!9や外部には爆
発の燃焼による悪影響は確実に回避されることになる.
また、パイプ11はブラグ16のフランジ部17の外周
に巻きかしめ部19により強固に縛結されているため、
パイブl】とブラグ】6とが爆発により分超したり、爆
発力が漏洩したりすることはない.この爆発室25にお
ける火tT20の爆発による圧力は、隔聖部材23の外
周に均等に形戒された連i111;/427群を介して
隣接するシリンダ室26に均一に導入されるため、シリ
ンダ室2Gに嵌装されているピストン28は隔壁部材2
3から離反する方向にきわめて高速かつ円滑に}S動さ
れる.このとき、パイプ11内のピストン28と反対側
の室の空気は圧縮されるが、パイブitの先端開口に嵌
着されているゴム栓】3の係合部片15が係合孔12か
ら外方へ突出するように拡閲するため、空気はこの保合
孔】2から大気に放出される.したがって、ピストン2
8の高速で、かつ、円滑な摺動が鎮保されることになる
.また、パイプ1】のシリンダ室26内はゴム栓13に
より常時閉塞されているため、異物の侵入は防止された
状態になっている. 一方、ピストン28が移動されると、ピストン28に一
端部29aが係止されているワイヤ29はバイプl1の
内部へ引き込まれる.ワイヤ29がパイプ1lに引き込
まれると、ワイヤ29が複数回巻同され、その一端部2
9bが係正されているプリロードリール5lがウエビン
グを巻き込む方向に[j11耘される. このとき、ワイヤ29が巻き絞られることにより、ワ・
イヤ29の一端部29bに外側端面を係合されているロ
ンクピース53が径方向内向きに押さえられるため、ロ
ックピース53の内側尖端が巻取軸1の被拘束部4の外
周面に喰い付かされる.ロックピース53が一度喰い付
くと、プリロードリール51の回転方向とロックピース
53の傾斜方向との関係により、ロックピース53は巻
取軸1の外周面に確実に喰い込むことになる。このとき
、保持具54およびブリロ−ドリール5Lは樹脂により
威形されているため、ロックピース53の当該変位は許
容される.また、ロックピース53の外側端面ば鋼製の
ワイヤ29の一端部29bに押さえられているため、ロ
ツクピース53は巻取軸l側からの反力に確実に抗して
巻取軸lの外周面に喰い込むことができる. このようにして、本実施例によれば、車両の事故発生初
期において、ウエビングの巻取軸lがウエビングの巻き
込みH向に強制的、かつ、瞬間的に回転されるため、事
故発生と同時に、ウエビングはその装着者に強制的に密
着される.したがって、車両事故の衝撃がウエビング装
着−Hに加わるとともに、ウエビングがIGJ東装置3
により縁り出しを閉止される時点においては、ウエビン
グが装着者に密着されているため、装着者はウエビング
により確実に拘束され、その結果、車両事放による乗員
の傷害の拡大は抑制されることになる.なお、本発明は
前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範聞において、種々変更可能であることはいうま
でもない.例えば、プリロードリールが巻取軸を拘束す
る構造としては、前記実施例に開示されている構造を使
用するに限らず、クラッチ機構等のような他の構造を使
用してもよい. また、引込装置としては、前記実施例に開示されている
構造を使用するに限らず、他の構造を使用してもよい. 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、車両の事故発生
初期において、ウエビングをその装着者に安全かつ確実
にvf!着させることができるため、車両事故による乗
員の傷害の拡大を抑制することができる.また、量産に
適するため、車両へのシートベルト用プリロード装置の
搭載によるコスト増を最小限に抑制することができ、そ
の結果、車両へのシートベルト用プリロード装置の搭載
を促進することができる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるシー1・ベル1・用プ
リロード装置を示す分解斜視図、第2図はその組立状態
を示す平面図、第3図はその正面断面図、第4図はその
側面断面図、第5図はプリロ−ドリールの部分を示す一
部省略拡大部分正面断面図、第6図はその一部省略拡大
部分側面断面図、第7図はその作用を説明するための一
部省略拡大部分正面断面図である. ■・・・巻取軸、2・・・巻取軸軸受枠、3・・・拘束
!a置、4・・・被拘束部、5・・・2面幅部、10・
・・引込装置、L1・・・パイプ、l2・・・係合孔、
l3・・・ゴム栓、l4・・・本体部、15・・・係合
部片、16・・・プラグ、17・・・フランジ部、l8
・・・凹部、19・・・巻きかしめ部、20・・・火薬
、21・・・リード線、22・・・リード線引出口、2
3・・・隔壁部材、24a、24b・・・ねじ部、25
・・・爆発室、2G・・・シリンダ室、27・・・連通
溝、28・・・ピストン、29・・・ワイヤ、30・・
・プラグのワイヤ挿通孔、31・・・取付補助具、32
・・・本体部、33・・・取付孔、34・・・位置決め
部片、35・・・保持部片、36・・・係止孔、37・
・・取付具、38・・・本体部、39・・・取付孔、4
0・・・リベット、41・・・挿遥孔、42・・・小孔
、43・・・ブラケッ}fflL44・・・位置決め凹
部、45・・・取付孔、46・・・IJ 一ド線引出口
、47・・・係止部片、4日・・・ナット、49a,4
9 51・・・ブリ 持凹部、5 ス保持貝、 片収容部、 b・・・ねじ部、50・・・締付工具挿入穴、ロードリ
ール、52・・・ロツクピース保3・・・ロソクヒース
、54・・・ロツクビー55・・・リング形状部、56
・・・aノク部57・・・取付支柱.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、乗員拘束用ウエビングを巻き取る巻取軸と、車両緊
    急時に駆動される引込装置と、この引込装置に連結され
    て回転されるプリロードリールとを備えており、このプ
    リロードリールが前記引込装置により回転された場合に
    のみプリロードリールと巻取軸とが一体回転するように
    構成されているシートベルト用プリロード装置において
    、 前記引込装置はその中空部によってシリンダ室が形成さ
    れるパイプと、 このパイプの一端開口に嵌着されているゴム栓と、 このパイプの他端開口に挿入され、中間部に突設された
    フランジ部において巻きかしめ加工によりパイプに固定
    されており、厚肉のパイプ形状に形成されているプラグ
    と、 このプラグのパイプ内側外周に装填されており、車両緊
    急時に爆発される火薬と、 この火薬の先方に隣接されて前記プラグに嵌着されてお
    り、その外周に溝がパイプ内の前記火薬側の室と前記パ
    イプのシリンダ室とを連通させるように没設されている
    隔壁部材と、 前記パイプのシリンダ室に摺動自在に嵌装されているピ
    ストンと、 このピストンに一端が係止され、他端が前記プラグの中
    空部を挿通されてシリンダ室外へ導出され、前記プリロ
    ードリールに係止されているワイヤと、 前記プラグのパイプ突出端部に螺着されるナットとを備
    えており、 この引込装置が前記巻取軸の軸受部に固着されている取
    付具に、前記プラグのパイプ突出端部を係止されて前記
    ナットで締結されることにより固装されていることを特
    徴とするシートベルト用プリロード装置。 2、乗員拘束用ウエビングを巻き取る巻取軸と、車両緊
    急時に駆動される引込装置と、この引込装置に連結され
    て回転されるプリロードリールとを備えており、このプ
    リロードリールが前記引込装置により回転された場合に
    のみプリロードリールと巻取軸とが一体回転するように
    構成されているシートベルト用プリロード装置において
    、 前記プリロードリールが樹脂を用いられて一体成形され
    ているとともに、前記引込装置の一部が一体的に植え込
    み成形されており、このプリロードリールは前記巻取軸
    に回転自在に外装され、このプリロードリールの内周に
    は複数個のロックピースが周方向に間隔を置かれて、前
    記巻取軸の外周に近接し、かつ、このプリロードリール
    が前記引込装置により回転された時に巻取軸の外周に喰
    い込むように配設されているとともに、ロックピース保
    持具がこれらロックピースを保持するように嵌入されて
    いることを特徴とするシートベルト用プリロード装置。
JP1160395A 1989-06-22 1989-06-22 シートベルト用プリロード装置 Pending JPH0325052A (ja)

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ID=15714027

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5222994A (en) * 1991-03-12 1993-06-29 Takata Corporation Retractor shaft-rotating pretensioner
US5337970A (en) * 1990-08-08 1994-08-16 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Preloader for a webbing retractor
DE4310344A1 (de) * 1993-03-31 1994-10-06 Autoliv Dev Sicherheitsgurtaufroller mit Linearstrammer

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