JPH03249906A - 純水製造装置の脱酸素装置 - Google Patents

純水製造装置の脱酸素装置

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JPH03249906A
JPH03249906A JP25151290A JP25151290A JPH03249906A JP H03249906 A JPH03249906 A JP H03249906A JP 25151290 A JP25151290 A JP 25151290A JP 25151290 A JP25151290 A JP 25151290A JP H03249906 A JPH03249906 A JP H03249906A
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pure water
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篠田 猛
Kazuhiko Takino
滝野 和彦
Norio Terasawa
寺沢 則男
Nobuko Hashimoto
橋本 信子
Hitoshi Sato
等 佐藤
Yasuyuki Yagi
康之 八木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は純水製造装置の脱酸素装置に係り、特に被処理
水中に窒素ガスを通気させて被処理水中の溶存酸素を除
去する純水製造装置の脱酸素装置に関する。
〔従来の技術] 近年、IC5LS1等の半導体製造工程に於いては、そ
の半導体を洗浄する為に純水が使用されている。前記純
水は、前記半導体の集積度の高密度化に伴って水質の品
質に係わる要求が厳しくなっている。
従来、前記純水を製造する装置として、真空脱気装置が
用いられている。
前記真空脱気装置は、スチームエジェクタや水封ポンプ
でその内部を真空化にしだ脱気塔内に、被処理水を噴霧
して被処理水中の溶存酸素を除去する装置である。
しかしながら、前記真空脱気装置は、前述した要求水質
を満足する為に前記脱気塔の高さを10m以上にしなけ
ればならない。このような高さの脱気塔は屋外に設置せ
ざるを得す、この為、屋内に設置される純水取出装置か
ら脱気塔まての配管長さが長くなり、これによって配管
からを搬物等が溶出したり、配管内に菌が発生したりす
るので、高品質の純水を得るこができなし)という欠点
がある。
更に、前記真空脱気装置は、脱気性能が低いという欠点
がある。即ち、真空脱気塔に多数のスチームエジェクタ
や水封ポンプ等を取付けて、これら全てを稼働しても処
理水中に於tするDo(酸素含有率)値を50〜100
ppb程度にしか低減させることができない。近時、純
水中の溶存酸素が前記半導体に悪影響を与えない為には
、前記Do値を10ppb以下にしなければならないこ
とが判明されている。従って、真空脱気塔で製造された
純水は、半導体の洗浄に使用できないという欠点がある
そこで、このような高品質の純水を製造する脱酸素装置
として、窒素ガスを利用した脱酸素装置がある。
窒素ガスを利用した前記脱酸素装置は、被処理水が貯留
された檜の底部から窒素ガスを散気板を介して吹き出し
、窒素ガスの気泡を被処理水に通気させ、被処理水中の
溶存酸素を気泡内に取り込んで除去するようにしたもの
である。
第10図には前記窒素ガスを利用した脱酸素装置の実施
例が示されている。
貯留槽10内には被処理水12が貯留され、この貯留槽
10の底部近傍に窒素ガス吹出装置14が取付けられる
。前記窒素ガス吹出装置14の上面には散気板16が敷
設され、この散気板16はバルブ18、ダクト20を介
して送り込まれた窒素ガスを前記被処理水に対して気泡
状に吹き出すことができる。
前記散気板16の上方には被処理水送液バイブ22が取
付けられ、この被処理水送液バイブ22の下面には送液
された被処理水を前記散気板16方向に向けて吹き出す
吹出口22a、22a・・・が形成される。従って、前
記吹出口22a、22a・・・から吹き出された被処理
水は、前1?散気板16から気泡状に吹き出された窒素
ガスと混合して被処理水中の溶存酸素が窒素ガスの気泡
内に取り込まれ、被処理水12の水面から矢印方向に蒸
発して貯留槽10の天井面排気口24から外部に排気さ
れる。このようにして溶存酸素が除去された処理水は、
貯留槽10の水面部近傍に取付けられたトラフ26の開
口部26aから流入し、貯留!g10の側面開口部28
を介して図示しない純水取出装置に送り出される。
具体的には、溶存酸素濃度が8〜9 l11g /βの
被処理水に純度99.9995%以上の窒素ガスを通気
させると、脱酸素後の処理水の酸素濃度が0.5mg/
β程度にまで減少する。これによって、Do値を純水の
要求水質である1 0ppb 以下にすることができる
ところで、窒素ガスを利用する前記脱酸素装置の原理は
、第11図に示す水に対するガスの溶解度()Ienr
y″s law)  の説明図から明らかなように、窒
素ガスの純度が99.99%以上であれば被処理水中の
溶存酸素を十分に10ppb以下にすることができる。
二発明が解決しようとする課題二 しかしながち、従来の脱酸素装置は、貯留槽に貯留され
る被処理水の容積に対する窒素ガスの容積(以下、気液
比と′、)う)が低下すると、前記要求水質である1O
ppb以下を達成することができない。そこて、前記1
0ppb以下を満足する為には、窒素ガスを大量に吹き
出さなければならず、これにより脱酸素装置のランニン
グコストが高くなるという欠点がある。
また、前記脱気塔を増加すれば被処理水のDO値は低下
するが、脱気塔を増加することに伴い窒素ガスの吹き出
し総量が増加するので、脱酸素装置のイニンヤルコスト
が高くなるという欠点がある。
本発明はこのような事情に鑑みて成されたもので、窒素
ガスを効率良く利用して脱酸素装置に於けるランニング
コスト及びイニンヤルコストを削減することができる純
水製造装置の脱酸素装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明は、前記目的を達成する為に、被処理水が貯留さ
れた槽の底部かろ窒素ガスを吹き出し前言己被処理水に
通気させて被処理水中の溶存酸素を除去する純水製造装
置の脱酸素装置に於いて、前記槽(30,32)は複数
設置されて被処理水が流動可能に順次連通されると共に
、下流側の槽(32)に貯留された被処理水を通気した
窒素ガスが隣接する上流側の槽(30)に供給可能に順
次連通されたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、被処理水が流動可能に順次連通された
複数の槽(30,32)に対し、下流側の槽(32)に
窒素ガスを吹き出して被処理水を通気したこの窒素ガス
を捕集して下流側の槽(32)に隣接する上流側の槽(
30)に供給し、更にこの窒素ガスを捕集して隣接する
上流側の槽に順次供給する。このように、窒素ガスを下
流側の槽(32)から上流側の槽に順次供給するように
槽(30,32)を連通したので、槽の設置台数が増加
しても窒素ガスを効率良く利用して被処理水の脱酸素に
寄与することができる。
〔実施例: 以下添付図面に従って本発明に係る純水製造装置の脱酸
素装置の好ましい実施例を詳説する。
第1関は本発明に係る純水製造装置の脱酸素装置の第1
実施例が示されている。
第1図に於いて、図中右側の脱気塔30は被処理水の流
動方向の上流側に設置され、図中左側の脱気塔32は下
流側に設置される。
前記脱気塔30内には、仕切板34.36.38が等間
隔て設置される。前記仕切板34は、その水面部近傍に
連通口34aが形成され、前記仕切板36には底部近傍
に連通口36aが形成される。また、前記仕切板38に
は水面部近傍に連通口38aが形成される。更に、前記
脱気塔30の図中右側底部近傍には流入口40が形成さ
れ、図中左側底部近傍には流出口42が形成される。
前記流入口40は、配水管100及び送水ポーンプ10
2を介して被処理水貯留槽104に連通され、この送水
ポンプ102を作動することにより被処理水貯留槽10
4に貯留された被処理水106が配水管100を介して
脱気塔30に供給される iだ、前記流出口42は配水
管44、ポンプ46、配水管48を介して前述した脱気
塔32に連通されている。
従って、前記流入口40から供給された被処理水は、脱
気塔30の内壁面と仕切板34との間で画成された流路
50を図中矢印方向に流動し、仕切板34の連通口34
aから仕切板34と仕切板36とで画成された通路52
に送り込まれる。流路52に送り込まれた被処理水は、
仕切板36の連通口36aから仕切板36と仕切板38
とて画成された流路54に送り込まれ、更に仕切板38
の連通口38aから仕切板38と脱気塔30の内壁面と
で画成された流路56に送り込まれる。流路56に送り
込まれた被処理水は、前記流出口42かろポンプ46に
吸引されて配水管48を介して前記脱気塔32の流入口
58から脱気塔32内に送り込まれる。
前記脱気塔30の水面部近傍には排水管108が連通さ
れ、脱気塔30内を流動する被処理水の水位が前記連通
口34a、38aよりも上昇した時に、上昇分の余分な
被処理水がこの排水管108を介して前記被処理水貯留
槽104に循環される。
一方、前記脱気塔30の底部には、窒素ガス吹出装置6
0が取付けられる。前記窒素ガス吹出袋[60の上面に
は、窒素ガス吹出装置60から吹き出された窒素ガスを
気泡化する散気板62が敷設される。前記窒素ガス吹出
装置60は、ダクト64を介して前述した脱気塔32の
天井面開口部66に連通される。
ところで、前記脱気塔32内には、仕切板68.70.
72.74が設置される。前記仕切板68の水面部近傍
には連通口68aが形成され、仕切板70の底部近傍に
は連通ロア0aが形成される。
また、仕切板72の水面部近傍には連通ロア2aが形成
され、更に仕切板74の水面部近傍には連通ロア4aが
形成される。従って、脱気塔30からの被処理水は、脱
気塔32の流入口58から脱気塔32の内壁面と仕切板
68とで画成された流路T6を図中矢印方向に流動し、
仕切板68の連通口68aかろ仕切板68と仕切板70
とて画成された流路78に送り込まれる。流路78に送
り込まれた被処理水は、仕切板70の連通ロア0aから
仕切板70と仕切板T2とて画成された流路80に送り
込まれ、仕切板720連通ロア2aから仕切板72と仕
切板74とで画成された流路82に送り込まれる。更に
、流路82に送り込まれた被処理水は、仕切板74の連
通ロア4aから仕切板74と脱気塔32の内壁面とて画
成された流路84に送り込まれ、流入口86からレベル
コントローラ88に送り込まれる。
前記レベルコントローラ88は第2図に示すように、フ
ロート110、連結ロッド112及びテーバ弁114と
から構成される。前記テーバ弁114は排水口116を
開閉可能なテーバ形状に形成され、その上端部に前記連
結ロッド112下端部が連結されている。連結ロッド1
12の上端部には前記フロート110が挿入され、この
フロート]10が一対のボルト118.118に挟持さ
れて固定されている。また、フ0−)110は、前記ボ
ルト118.118の連結ロッド112に対する螺合位
置を変えることにより、前記テーバ弁114との距離を
調節することができる。更に、レベルコントローラ88
は、前記連結ロッドII2が上下一対のガイド板120
.122に支持されていることにより水位の変化に応じ
て上下方向のみに移動することができる。
従って、脱気塔32内の処理水の水位が一定の水位を超
えると、前記レベルコントローラ88のフロート110
が処理水の水位の上昇に伴って浮き、そしてテーバ弁2
14が排水口116を開放する。即ち、前記水位が所定
の水位を超えた際に、処理水が前記流入口86からレベ
ルコントローラ88に送り込まれ、排水口116から配
水管90及び第1図に示した背圧バルブ124を介して
処理水タンク126に貯留される。また、前記フローl
−110とテーバ弁114との距離は前述したように変
えることができるので、脱気塔32内の水位を適宜に調
節することができる。
前記脱気塔32の底部には、窒素ガス吹出装置92が設
けられる。また、窒素ガス吹出装置92の上面には、散
気板94が敷設される。この散気板94は、窒素ガス吹
出装置92から吹き出された窒素ガスを散気して脱気塔
32内の処理水全域に気泡化した窒素ガスを供給する為
に取付けられる。前記窒素ガス吹出装置92は、ダクト
96を介して図示しない窒素ガス供給装置に連通される
次に、前記の如く構成された純水製造装置の脱酸素装置
の作用について説明する。
先ず、被処理水は脱気塔30の流入口4oがら供給され
、ポンプ46の吸引作動により前述した流路50.52
.54.56を通過して流出口42から配水管44.4
8を介して脱気塔32に送り込まれる。そして、前記流
路50,52.54.56を通過する被処理水は、窒素
ガス吹出装置60からの窒素ガスにより、被処理水中に
溶存する酸素が所定量除去される。除去された酸素は、
前記窒素ガスの気泡中に取り込まれて被処理水の水面か
ら蒸発し、脱気塔30の天井面に開口された排出口98
から外部へ排気される。これによって、被処理水は、脱
気塔30内の流路50.52.54.56を通過しなが
ら窒素ガスに通気されるので、仕切板34.36.38
を設けない従来の脱気塔と比較して流路の長さ分だけ窒
素ガスが多く供給される。従って、窒素ガスを効率良く
利用することができる。
尚、前記窒素ガス吹出装置60から吹き出される窒素ガ
スは、前述した脱気塔32の排出口66からバイブロ4
を介して供給される。
前記脱気塔32内に送り込まれた(溶存酸素がある程度
除去された)被処理水は、前述した流路76.78.8
0.82.84を介して流入口86からレベルコントロ
ーラ88に流入し、配水管90、背圧バルブ124を介
して処理水タンク126に貯留される。前記被処理水は
、前記流路76.78.80.82.84を通過する際
、窒素ガス供給装置90から散気板94を介して送り込
まれる窒素ガスにより被処理水中の溶存酸素が更に除去
されて処理水、即ち純水に精製される。このように、脱
気塔32内に流路76.78.80.82.94を画成
して、窒素ガスを効率良く被処理水に通気させるように
したので、従来の脱気塔よりも効率良く被処理水中の溶
存酸素を除去することができる。
また、前記窒素ガス吹出装置92から吹き出された窒素
ガスは、溶存酸素と共に水面から矢印方向に上昇して脱
気塔32の排出口66からダクト64を介して前述した
脱気塔30に供給される。
従って、本実施例によれば、脱気塔毎に窒素ガスを供給
し排気していた従来の脱酸素装置と比較して、窒素ガス
の消費量を大幅に削減することができる。
第3図には本発明に係る脱酸素装置と従来の脱酸素装置
との脱酸素量を比較した説明図が示されている。
第3図によれば、第1図に示した本発明に係る脱酸素装
置を使用すると、溶存酸素が8.5ppmの被処理水を
気液比0.75で要求水質である10ppbに処理する
ことができる。また、第10図に示した従来の脱酸素装
置を使用すると、気液比0.75で前記10ppbを達
成する為には、脱気塔が10塔必要であり、また、脱気
塔を削減する為には、気液比を大幅にアップさせなけれ
ばならないことが判明した。従って、本発明の脱酸素装
置によれば、従来の脱酸素装置と比較して脱気塔の削減
及び気液比の低減、即ち、少ない窒素ガス量で効率良く
被処理水中の溶存酸素を除去できることが判明した。
ここで本発明の脱酸素装置と従来の脱酸素装置との性能
比較試験の結果を第1表に示す。
表−1 第1表によれば、 気液比を0,75で一定にすると 本発明の脱酸素装置では、脱気塔数が2塔で賄えるにも
係わらず、従来の脱酸素装置Aでは10塔必要になる。
また、ランニングコスト比は同じてアルカ、イニシャル
コスト比は5倍に増加することが判明した。次に、従来
の脱酸素装置Bの気液比を10にして脱酸素を行うと、
脱気塔数をlO塔から8塔にまで減少させることができ
るが、ランニングコスト比が1.33倍に増加する。次
いで、従来の脱酸素装置Cでは気液比を2,0にすると
、脱気塔数を5塔にまで減少させることができるが、ラ
ンニングコスト比が2.67倍に増加する。
従って、本発明に係る脱酸素装置によれば、従来の脱酸
素装置と比較して脱気塔数を削減することができ、気液
比を大幅に減少させることができる。マタ、ランニング
コスト及びイニシャルコストにおいても大幅に削減する
とかできる。
ところで、本発明の脱酸素装置によれば第4図に示すよ
うに、供給される被処理水DO値が変動しても、溶存酸
素が除去された処理水中のDO値を略一定にすることが
できる。
尚、第1図に示した脱気塔30,32の間ノニンブ46
を設置し、たのは、供給される被処理水の変動や窒素ガ
スの圧力変動により、を素ガス。
び被処理水の流動が一定とならず被処理水の水)が変化
し、これに伴って被処理水の水質が不安フになるのを防
止する為である。従って、ポンプ6を設置することによ
り、窒素ガスのガス圧のき動が生じても脱気塔32に対
して一定量の彼処ア水を供給することができる。
また、本実施例の特徴は、脱気塔3o、328゜多投に
配設して多段処理を行うことで、所要溶杓酸素を得るこ
とでもある。このような多段脱気埒に於いて、共通の窒
素ガスを各脱気塔30,32に均等に供給する為には、
各脱気塔3(1,32,z水位を一定にして各脱気!:
E30.32に貯留さむた被処理水の水頭を同値にしな
ければならない。
その為に、各脱気塔3o、32の被処理水の水位の上昇
又は下降の水流にょる圧損が極力小さくなるような通水
流速に設定する必要がある。
従って、このような要求を満足する為に、脱気塔30で
は被処理水貯留槽104からの供給量を脱気塔30から
脱気塔32への供給量よりも多量にし、これによって生
じる脱気塔30内での余分な処理水を排水管108かろ
被処理水貯留槽X04に常時戻るように工夫している。
また、脱気塔32からの窒素ガスを脱気隋30の曝気用
ガスとして再利用する為に、脱気塔32内の上部空間は
脱気塔30を曝気し得るだけの圧力で保持されていなけ
ればならない。即ち、脱気塔32内の上部空間の圧力は
、脱気塔30の水頭圧に散気板62での圧力損失を加え
た圧力以上でなければならない。従って、脱気塔32に
脱気塔30と同様な排気管108を設けて処理水を得よ
うとすると、脱気塔32からの排墾素ガスが脱気塔30
方向に流れず、排水管90を通過して処理水タンク12
6に流れるので、本発明の目的を達成することができな
い。
そこで、こめような不具合を解消すると共に脱気塔32
の水位を一定にする為に、処理水通過′ラインにレベル
コントローラ88、if圧バルブ124を設置して処理
水通過ラインに背圧をかけ、前記排窒素ガスが排水管9
oに流れず、且つ水位が一定になるように工夫している
尚、本実施例では、仕切板34.38 (脱気塔32の
仕切板68.72も含む)に連通口34a、38a  
(68a、72a)を形成するとしたが、これに限られ
るものではなく、第5図に示すように仕切板34.38
を仕切板36に対して段差を付けて取付けるようにして
も良い。
また、第6図、第7図に示すように、上部開口部128
.130が形成された内筒132を脱気塔30(脱気塔
32も含む)の内部に設置し、更にこの内筒132内に
仕切板134を取付けて被処理水を図中矢印で示すよう
に流動させるようにしても良い。
更に、第8図、第9図に示すように、仕切板136.1
38.140,142を十字状に連結して脱気塔30(
脱気塔32も含む)の内部に設置し、被処理水を図中反
時計回りに流動させるようにしても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る純水製造装置の脱酸素
装置によれば、被処理水が流動可能に槽を順次連通し、
また下流側の槽の被処理水を通気した窒素ガスを隣接す
る上流側の槽に順次供給するようにしたので、窒素ガス
を効率良く被処理水の脱酸素に寄与させることができ、
これにより脱気塔数を大幅に削減することができる。
才だ、本発明に係る脱酸S装置によれば、従来の脱酸素
装置と比較してランニングコスト及びイニシャルコスト
を大幅に削減することができる。
更ニ、li側の槽の処理流出口にレベルコントローラを
設置し、このレベルコントローラに連通された処理水通
過ラインに背圧バルブを取付けたので、下流側からの窒
素ガスを上流側の各種に安定して供給することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る純水製造装置の脱酸素装置の第1
実施例を示す説明図、第2図は本発明に係る純水製造装
置に設置されたレベルコントロ−ラの実施例を示す断面
図、第3図は本発明に係る純水製造装置の脱酸素装置と
従来の脱酸素装置との脱酸素性能を比較した説明図、第
4図は被処理水のDO変動における処理水のD○との関
係を示す説明図、第5図は本発明に係る純水製造装置の
脱酸素装置の第2実施例を示す説明図、第6図は本発明
に係る純水製造装置の脱酸素装置の第3実施例を示す上
面図、第7図は第6図に於ける正面図、第8図は本発明
に係る純水製造装置の脱酸素装置の第4実施例を示す上
面図、第9図は第8図に於ける正面図、第1(N!lは
従来の純水製造装置の脱酸素装置の実施例を示す説明図
、第11図は水に対するガスの溶解度の関係を示す説明
図である。 30.32・・・脱気塔、 34.36.38.68.
70.72.74・・・仕切板、  46・・・ポンプ
、50.52.54.56.76.78.80.82.
84・・・流路、 60.92・・・窒素ガス吹出族[
、62,94・・・IEl板、 88・・・レベルコン
トローラ、104・・・被処理水貯留槽、110・・・
)ロート、 4・・・テーバ弁、 4・・・背圧パル ブ、 26・ 処理水タンクっ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被処理水が貯留された槽の底部から窒素ガスを吹
    き出し前記被処理水に通気させて被処理水中の溶存酸素
    を除去する純水製造装置の脱酸素装置に於いて、 前記槽は複数設置されて被処理水が流動可能に順次連通
    されると共に、下流側の槽に貯留された被処理水を通気
    した窒素ガスが隣接する上流側の槽に供給可能に順次連
    通されたことを特徴とする純水製造装置の脱酸素装置。
  2. (2)前記槽は槽内に複数の仕切板が所定間隔で配設さ
    れて複数の流路に分割され、前記複数の仕切板には底部
    近傍の連通口と水面部近傍の連通口とが交互に形成され
    て複数の流路が順次連通されたことを特徴とする請求項
    (1)記載の純水製造装置の脱酸素装置。
  3. (3)前記槽同士を連通する被処理水の流動系路に、上
    流側の槽の被処理水を通気した前記窒素ガスが前記流動
    系路を通過して下流側の槽に逆流しないように背圧バル
    ブを取付けたことを特徴とする請求項(1)記載の純水
    製造装置の脱酸素装置。
  4. (4)最上流側の槽に供給する被処理水の供給量を最上
    流側の槽から下流側の槽への流動量よりも多くすると共
    に、最上流側の槽の水面部近傍に排水管を取付け、前記
    供給量から流動量を減算した余分な被処理水をこの排水
    管から排水させて最上流側の槽の水位を一定に保持する
    ようにしたことを特徴とする請求項(1)記載の純水製
    造装置の脱酸素装置。
  5. (5)前記下流側の各槽に、被処理水の水位を適宜に調
    節可能なレベルコントローラを設置し、このレベルコン
    トローラを前記背圧バルブと連通したことを特徴とする
    請求項(3)記載の純水製造装置の脱酸素装置。
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