JPH03249238A - 立体織物およびその製織方法 - Google Patents

立体織物およびその製織方法

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JPH03249238A
JPH03249238A JP2050205A JP5020590A JPH03249238A JP H03249238 A JPH03249238 A JP H03249238A JP 2050205 A JP2050205 A JP 2050205A JP 5020590 A JP5020590 A JP 5020590A JP H03249238 A JPH03249238 A JP H03249238A
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Yuushirou Takano
高野 祐志郎
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Tominaga Machine Mfg Co Ltd
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TOMINAGA KIKAI SEISAKUSHO KK
Tominaga Machine Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、構造物の補強材として有用な、経糸、緯糸
および搦(からみ)糸からなる立体織物と、その製織方
法に関する。
(従来技術) 工業用の立体織物および製織方法に関して従来より種々
の出願がなされている。
それら工業用の立体織物の代表的なものとしては、互い
に直角に配置された経糸、緯糸および垂直系が、それら
のうちの一つの糸に対して転位蛇行するように製織した
立体織物がある。
また、そのような立体織物を製織する方法として、上記
経糸、緯糸および垂直系のうちの一つの糸のまわりを回
転するボビンキャリヤのキャリヤ腕に、他の二つの成分
の糸をそれぞれ収容したボビンを把持させ、上記キャリ
ヤ腕を回転させることによってそれらのボビンを隣接す
るボビンキャリヤのキャリヤ腕に順次受渡す動作を繰り
返して、該他の二つの成分の糸を収容したボビンを異な
る直角方向に移動させることにより、立体織物を織る方
法が提供されている(特開昭60−134044号)。
(発明が解決しようとする諜B) しかしながら、上記立体織物の場合には、該立体的に織
成された織物の組織間隔を任意に粗にする(内部に任意
の空間あるいは隙間を形成できる)ことができるような
構造の織物でな(、従って、このような構造の織物は工
業用の基材、例えばコンクリート構造物のセメントの補
強用基材(補強材)として、あるいは航空機あるいは宇
宙ステーション等の複合部材の補強用基材として使用す
る場合には、織組織の間にセメントあるいは樹脂等を実
質的に充填することができないため、補強材として使用
する場合には問題がある場合があった。
また、上述のような立体織物は、上述の特開昭60−1
34044号公報に開示されているような方法で製織さ
れるが、このような従来の方法では、上述した二つの成
分の糸を収容したボビンを同時に直交する方向に移動さ
せると、これらが互いに干渉するため、同時に移動させ
ることができない。
従って、このような方法で立体織物を製織する場合には
、直交する一方づつを時間的にずらせて順次移動させな
ければならないため、製織におけるーサイクル(例えば
、垂直系に対して緯糸と経糸を一回だけ製織するーサイ
クル)に分単位の時間を要し、工業的に大量に製造する
ことが難しいという欠点があった。
さらには、上述の製織方法では、上述の製織方法に起因
して、経糸に対して打ち込んだ緯糸を「おさ(筬)」を
用いて強固に締めることができず、このため、経糸と緯
糸で構成される織地の密度は、比較的低いものしか織成
できず、織地に密度の高いものが要求される場合には対
応できるものでなかった。
本発明は、上記現況に鑑みおこなわれたもので、立体織
物の織組織の間に任意の大きさの空間を形成することが
可能で、且つ効率よく製織でき、又必要に応じ密度を高
めることが可能な構造の立体織物と、その製造方法を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明にかかる立体織物は、複数段状で各段に列状に配
置された経糸群に対して緯糸が転位蛇行して各段のそれ
ぞれが一層の織地を織成するとともに、上下に対峙して
位置する上記一層の各織地間を、搦(からみ)糸を上記
経糸群のいずれかの搦めるべき箇所の経糸あるいは搦め
るべき箇所の前後に位置するコースの緯糸に搦ませて結
合し、この層系の結合箇所が織成方向において緯糸の少
なくとも−コースづつずれて結合されていることを特徴
とする。
また、本発明にかかる立体織物の製造方法は、複数の経
糸からなる経糸群を複数段状に配置し、上記各段におけ
る経糸群の各経糸を適宜本数づつ交互にひぐちを開いて
開口させ、この開口した部位にこれらの経糸を横切るよ
う緯糸を挿入するとともに、上記段状の隣接する各経糸
群とそこに挿入される緯糸からなる各織地の間が層系に
よって結合されるよう、上記緯糸の挿入に際し、上記各
段間に配置された各層系を、搦ませようとする箇所にお
いて、その搦ませようとする経糸に対して緯糸挿入方向
に転位させて経糸に搦ませるか、あるいは前のコースに
対してひぐちの開口部で逆側に移動させることにより緯
糸に搦ませようとする緯糸に対して転位させて搦ませて
、その部位で結合させることを特徴とする特 (作用) しかして、上記構成を有する立体織物は、上述のように
、複数段状の各段において、列状になった経糸群に対し
て緯糸が転位蛇行して各一層の織地が織成されているた
め、この各段の織地は一般の織物と同様に「おさ」によ
って織地の密度を自在に高めることが可能となる。また
、上述のように、上下に対峙して位置する各一層の織地
間を、層系を上記経糸群のいずれかの経糸あるいは緯糸
に対して転位させて搦ませることにより結合しているた
め、層系の長さを任意に設定することができ、各層間に
任意の空間を形成することが可能となり、この空間に樹
脂あるいはセメント等を充填することが可能となる。さ
らに、上述のように、層系の結合箇所が織成方向におい
て緯糸の少なくとも−コースづつずれて結合されている
ため、層系挿入のために経糸と緯糸の製織動作を止める
必要がないため、製織におけるーサイクルの時間を飛躍
的に高める(具体的には数十倍以上高める)ことが可能
となる。
また、上記構成を有する立体織物の製造方法によれば、
上述のように優れた作用効果を有する立体織物を簡単に
製造することが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいてより詳細に説明
する。
第1図は本実施例にかかる立体織物の構造を示す斜視図
、第2図は立体織物の構造を示す第1図のI−■矢視断
面図、第3図は立体織物を製造するための装置の模型を
示す斜視図、第4図は第3図に示す模型の平面図である
第1図において、1は経糸、2は緯糸、3は層系で、本
実施例では、理解し易いように本発明にかかる立体織物
のうち最も単純なものを例にとって説明する。即ち、本
実施例では、三本の経糸1からなる経糸群に対して緯糸
2が転位蛇行することによって一層の織地Aが製織され
、この織地Aが複数層(複数段;本実施例ではA、〜A
4の4層)上下に対峙し、上下に対峙する隣合う各一層
(A、層とA2層、A2層とA、層、As層とA4層)
の各織地A間を結合すべく、それぞれ−本の層系3(本
実施例では一本にしているが複数の層系であってもよい
)が搦ませようとする箇所において経糸1に対して緯糸
挿入方向に転位し、経糸1に対して層系3が搦んで、そ
の部位で結合がおこなわれる。また、使用される別の結
合の手法は、搦ませようとする箇所において前のコース
に対してひぐちの開口部で逆側に移動させ、そして、こ
の状態で開口部位へ上記緯糸の挿入がなされると、この
挿入された緯糸2に対して層系3が相対的に転位して搦
み、その部位で結合がおこなわれる。
この上下に対峙する二層の織地A(例えば、織地A+層
と織地At層)間を結合する層系3は一層の織地A(例
えば、織地A1層)内における経糸群のうちの任意の経
糸1、本実施例では両側の経糸1m、itの箇所で搦む
とともに、且つ上下に対峙するもう一方の織地A(例え
ば、織地A2層)内においてまたその経糸群のうちの任
意の経糸1、本実施例では両側の経糸18、ILの箇所
で搦むことによって、二層の織地A(この場合、A5層
とA2層)間を結合している。即ち、第1図に図示する
ように、第1層目の織地A1と第2層目の織地A2、第
2層目の織地A2と第3層目の織地A8、第3層目の織
地A、と第4層目の織地A8間を3本の層系3 (3+
、L、3+)で結合している。
そして、上記立体織物は、第3図、第4図にモデル化し
て図示する装置を用いて従来の立体織物に比べて効率的
に製造することができる。
以下、この装置に基づいて、その製造方法について説明
する。
図において、図示しない枠体には3つの貫通穴が形成さ
れ、この貫通穴には上下自在に3本の綜絖杆10 (1
0m、 IOC,IOL )がそれぞれ配設されている
。これらの綜絖杆10には、各段の経糸1を挿通するた
め、上下に離間した4つの経糸挿通穴11がそれぞれ形
成されている。
そして、上記3つの綜絖杆10の後方部(織成工程にお
いて後流側をいう;図において右側)には、上記図示し
ない枠体にはまた4つの貫通穴が形成され、この貫通穴
には半綜絖杆12 (12,。
12、 、12ffi、12L )が上下自在に配設さ
れている。上記貫通穴の平面的配列、即ち上記半綜絖杆
12の平面的配列は、これらの半綜絖杆12及び半綜絖
13がもじり機構として円滑に動作するよう、第4図に
図示するように、上記綜絖杆lOが配列されている中心
線を延設した線OIを跨いで第1番目と第2番目の半綜
絖杆12r、 121が、第3番目と第4番目の半綜絖
杆12m、 12tがそれぞれ配設されている。この半
綜絖杆12は、上記層系3を、上下に対峙した2つの層
の織地Aの任意の箇所(即ち、2つの層のうちの任意の
経糸群、任意のひぐちのいずれかの側、あるいは任意の
経糸の緯糸挿入方向のいずれかのi@)に移動させるた
めのもので、本実施例では、半綜絖杆12Lは半綜絖1
31 と半綜絖133の先端(上端)を左側に寄せ通過
しようとする経糸1の左側を通過させる。また、半綜絖
杆12えは半綜絖13と半綜絖133の先端(上端)を
右側に寄せ通過しようとす名経糸1の右側を通過させる
。同様に、半綜絖杆12.は半綜絖13□の先端(上端
)を左側に寄せ通過しようとする経糸1の左側を通過さ
せる。また、半綜絖杆12.は半綜絖132の先端(上
端)を右側に寄せ通過しようとする経糸1の右側を通過
させる。そして、上記各半綜絖杆12Lとlh 、12
+ と12.には、それぞれ相手の半綜絖杆12が昇降
する際それらと共に昇降する半綜絖13をガイドするた
めのガイド溝15が形成されている。
そして、半綜絖杆12L、 12.には、層系31を制
御する層系挿通穴14を有する半綜絖13.と、層系3
.を制御する層系挿通穴14を有する半綜絖133が取
着され、半綜絖杆12.と12rには、層系3tを制御
する層系挿通穴14を有する半綜絖13!が取着されて
いる。本実施例では、第1図のような立体織物を織成す
ればよいため、半綜絖13.と半綜絖133は同じ半綜
絖杆12L、 121に取着されているが、これらを別
に繰作する必要がある場合には、別々の半綜絖杆(一対
の半綜絖杆をいう)に取着すればよい。
ところで、上記半綜絖13..13□、133の先端1
3゜からそれらが取着あるいはガイドされる半綜絖杆1
2との接触点13cまでの距#(寸法)!は、層系3が
製織箇所(緯糸が挿入される箇所)において位置すべき
最上位と最下位間の距離、即ち、本実施例では、その段
(例えば、第1段目)の経糸群におけるひぐちの下側か
らそれに隣接する段(例えば、第2段目)の経糸群にお
けるひぐちの上側の位置間の距離に等しく構成されてい
る。
そして、上記一連の半綜絖杆12の後方には、二点鎖線
で直方体形あるいは四角形で略して図示している緯糸導
糸機構16が配設される。この緯糸導糸機構16は、公
知のものでよく、例えば、シャトルを用いた有ひ式のも
のでも、あるいはひぐちの開口寸法を狭くしたい場合に
は公知のレピア−式のものでもよい。
さらに、図示しないが、必要に応じ、上記緯糸導糸機構
16の後方には、織地の密度を高めるための「おさ」が
配置される。
しかして、立体織物の製造に際しては、上記各綜絖杆1
0の4つの経糸挿通穴11にそれぞれ経糸1を配設する
。この経糸1の最下方の3本は第1層の織地A、を形成
する経糸群(第1段目の経糸群)で、次の3本は第2層
の織地A2を形成する経糸群(第2段目の経糸群)、さ
らに次の3本は第3層の織地A、を形成する経糸群(第
3段目の経糸群)、最上方の3本は第4層の織地A4を
形成するための経糸群(第4段目の経糸群)である。
また、上記各半綜絖13の層系挿通穴14にはそれぞれ
層系3が配設される。この層系3のうち、下方の層系は
第1層の織地A、と第2層の織地A2を結合するための
層系3.で、中央の層系は第2層の織地A2と第3層の
織地A、を結合するための層系3□で、上方の層系は第
3層の織地A、と第4層の織地A4を結合するための層
系33である。
そして、本実施例の場合、緯糸導糸機構16には、各層
(各段)のひぐちの開口部に緯糸2を挿入するための、
緯糸2を具備するそれぞれのシャトル(図示せず)が配
設されている。
上記準備が完了すると、製織が始まる。即ち、第1図に
図示する立体織地を織成する場合について説明すると、
3本の綜絖杆工0え、 10e、 ioLのうち両側の
2本と中央の1本とが互いに反対の位置に位置するよう
これら3本の綜絖杆10ゆ、10CI IOLを操作す
ることによりひぐちを開口させるとともに、4本の半綜
絖杆12L、 12R,12,、12゜を適宜操作させ
て搦めるべき箇所の経糸あるいは緯糸の挿入されるその
コースあるいはその前後のコースにおいてこれらの経糸
あるいは緯糸に対して転位させ、且つ1コース毎に緯糸
導糸機構16を上記操作とタイミング動させてシャトル
を経糸1と直交する方向に走行させることにより織地A
を織成することができる。
具体的には、第1図の右端から左側への織成に際しての
綜絖杆10..10c、 IOLと半綜絖杆12L、 
12え、 12t、 12.の操作状態を、その操作状
態を図示した第5図を参照して説明すると、第1コース
の織成の際(第1図において織地の右端の緯糸挿入の際
)、綜絖杆10..10Lが綜絖杆10cに対して相対
的に上昇(第5図において「上」と表す)し、且つ、半
綜絖杆12Lに取着された半綜絖13.の層系挿通穴1
4が1段目と2段目の間(段と段の「中間」の位置;第
5図において「中jと表す)に、同じく半綜絖13.の
層系挿通穴14が3段目と4段目の間(中間)でそれぞ
れ綜絖杆10tの経糸の左側に、半綜絖杆12.に取着
された半綜絖13□の層系挿通穴14が2段目(この半
綜絖にあっては下位位置;第5図において「下」と表す
。尚、上位位置は「上」と表す)のひぐち開口部の下側
(第5図において、「(下)」と表す。尚、開口部の上
側を「(上)」と表す)で綜絖杆10mの経糸の右側に
位置するよう操作する。そして、この状態において、緯
糸導糸機構16のシャトルが移動して各段において緯糸
2が挿入される。
次の第2コースの織成の際には、綜絖杆10え、10、
が綜絖杆10.に対して相対的に下降し、且つ、半綜絖
杆12Lに取着された半綜絖13.の層系挿通穴14が
1段目と2段目の間(中間)で、同じく半綜絖13.の
層系挿通穴14が3段目と4段目の間(中間)でそれぞ
れ綜絖杆10Lの経糸の左側に、半綜絖杆12.に取着
された半綜絖13□の層系挿通穴14が2段目と3段目
の間(中間)で綜絖杆10□の経糸の右側に位置するよ
う操作する。そして、この状態において、緯糸導糸機構
16のシャトルが移動して各段において緯糸2が挿入さ
れ、各層の織地Aの第2コース目が織成される。
このように、各綜絖杆10m、 10C,10Lと半綜
絖杆12L、 12.l、 12い12.を、第5図の
表図に図示するような位置に位置するよう操作すること
によって、第1図に図示するような立体織物が織成でき
る。
そして、上記織成の各コース毎に、必要に応じて所望の
強さで、上記緯糸導糸機構16の後方に配置された図示
しない「おさ」を打ち込むことによって、その前工程で
織成された織地の密度が所望の状態に高められ、所望の
立体織物が完成する。
そして、上記織成された立体織物において、各層の織地
Aは、上述のように、通常の織地と同じく経糸1群に対
して緯糸2が転位蛇行して挿入されることにより織成さ
れ、この織成の過程、即ち緯糸2の挿入の後の工程にお
いて「おさ」を用いることができることより、通常の織
地Aのように密度の高い織地にすることが可能であると
ともに、また、各層の織地A間は、それぞれ層系3の供
給量の設定次第で自在に間隔を設定できるため、各層間
には任意の空間を設けることができることとなる。
しかも、この立体織物の織成に際し、上述のように、層
系の結合箇所が織成方向において少なくとも−コースづ
つずれているため、この層系を結合させるために、経糸
と緯糸の製織動作を止める必要がないため、従来の織物
に準しる程度の速度、即ち現在の立体織物の織成速度の
数十倍以上の速度で、上記優れた構成の立体細物を織成
することが可能となる。
尚、上記実施例において、各段の経糸群のうち中央に位
置する経糸に層系を搦める必要のある場合には、図示し
ないが、上述の半綜絖−つに対し3本の半綜絖杆を設け
で、3本のうちの一つの半綜絖杆を操作することにより
半綜絖を右端の経糸に搦ませ、またもう一つの半綜絖杆
を操作することにより中央の経糸に搦ませ、残りの一つ
の半綜絖杆を操作することにより左端の経糸に搦ませる
よう構成すればよい。従って、経糸群が3本以上の複数
の経糸から構成され、その両端以外の経糸に層系を搦ま
せる必要のあるときには、その経糸に隣接して、搦ませ
ようとする半綜絖を操作する半綜絖杆を設けて、この半
綜絖杆を操作することによりその経糸に層系を搦ませる
よう構成すれば、層系を任意の経糸に搦ませることがで
きる。
また、上記実施例では、緯糸導糸機構として有ひ式(シ
ャトル式)のものを例にとって説明しているが、レピア
−式のものを用いることができることは言うまでもない
(発明の効果) 本発明にかかる立体織物は、上述のように、該立体織物
を構成する各層(各段)の織地は任意の密度に織成する
ことかでき、且つ各複数の織地間は任意の寸法の空間を
形成することができるため、コンクリート構造物のセメ
ントの補強用基材(補強材)として、あるいは航空機あ
るいは宇宙ステーション等の複合部材の補強用基材等の
工業用の基材として使用でき、この場合には、各織地の
高い織成密度によって大きな強度が得られるとともに、
各段の織地間にはセメントあるいは樹脂等を最も良好な
状態で充填することができる。
また、本発明にがかる織成方法によると、上述のように
優れた構成を有する立体織物が、非常に効率よく織成で
き、従って、安価に大量に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本実施例にかかる立体織物の構造を示す斜視図
、第2図は立体織物の構造を示す第1図の1−1矢視断
面図、第3図は立体織物を製造するための装置の模型を
示す斜視図、第4図は第3図に示す模型の平面図、第5
図は織成中の綜絖杆と半綜絖杆の動作状態を示す表図で
ある。 A・・・織地、1・・・経糸、2・・・緯糸、3・・・
層系。 手 続 補 正 書(自発) 平成3年4 月 平成2年特許願第50205号 2、発明の名称 立体織物およびその製織方法 3、補正をする者事件との関係   特許出願人居所 
福井市宝永I丁目25番1号 名称 株式会社 富永機械製作所 代表者  富  永  幸  司 4、代  理  人  〒650 住 所  神戸市中央区東町123番地の1 貿易ビル
3階6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の橿及び図面(第5図)(1
)、明細書の第13頁第14行目の「・・・、上記一連
の半綜絖杆12の後方には、・Jを、「・・・、上記一
連の半綜絖杆12の前方(第3図において右方)には、
・」と補正する。 (2)、明細書の第14頁第2行目の「導糸機構16の
後方には、・・・」を、 「導糸機構16の前方には、・・・」と補正する。 (3)、明細書の第16頁第7行目の「・・・、且つ、
半綜絖杆12Lに取着された・・Jを、「・・・、且つ
、半綜絖杆12責に取着された・・」と補正する。 (4)、明細書の第13頁第14行目の「・・・の経糸
の左側に、半綜絖杆12.に・・」を、「・・・の経糸
の右側に、半綜絖杆12Lに・・」と補正する。 (5)、明細書の第16頁第18行目の「・・・の経糸
の右側に・・・Jを、 「・・・の経糸の左側に・・・」と補正する。 (6)、明細書の第17頁第4行目の「、半綜絖杆12
Lに取着された・・・」を、 [、半綜絖杆12++に取着された・・・Jと補正する
。 (7)、明細書の第17頁第8行目の[左側に、半綜絖
杆12.に取着された・・・」を、 「右側に、半綜絖杆12Lに取着された・・・」と補正
する。 (8)、明細書の第17頁第1O行目の「・・・の経糸
の右側に・・・」を、 「・・・の経糸の左側に・・・」と補正する。 (9)、明細書の第18頁第1行目の「・・・、上記緯
糸導糸機構工6の後方に」を、 「・・・、上記緯糸導糸機構16の前方にJと補正する
。 000図面(第5図)を別紙のとおり補正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、複数段状で各段に列状に配置された経糸群に対
    して緯糸が転位蛇行して各段のそれぞれが一層の織地を
    織成するとともに、上下に対峙して位置する上記一層の
    各織地間を、搦糸を上記経糸群のいずれかの搦めるべき
    箇所の経糸あるいは搦めるべき箇所の前後に位置するコ
    ースの緯糸に搦ませて結合し、この搦糸の結合箇所が織
    成方向において緯糸の少なくとも一コースづつずれて結
    合されていることを特徴とする立体織物。
  2. (2)、複数の経糸からなる経糸群を複数段状に配置し
    、上記各段における経糸群の各経糸を適宜本数づつ交互
    にひぐちを開いて開口させ、この開口した部位にこれら
    の経糸を横切るよう緯糸を挿入するとともに、上記段状
    の隣接する各経糸群とそこに挿入される緯糸からなる各
    織地の間が搦糸によって結合されるよう、上記緯糸の挿
    入に際し、上記各段間に配置された各搦糸を、搦ませよ
    うとする箇所において、その搦ませようとする経糸に対
    して緯糸挿入方向に転位させて経糸に搦ませるか、ある
    いは前のコースに対してひぐちの開口部で逆側に移動さ
    せることにより緯糸に搦ませようとする緯糸に対して転
    位させて搦ませて、その部位で結合させることを特徴と
    する立体織物の製造方法。
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