JPH03248356A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光を用いて記録再生を行う記録装置に関する
。

［発明の概要］ 本発明は、ハードディスクと同様のスライダーヘッド上
にレーザ光源を取り付け、そのレーザ光、あるいはレー
ザ光とその周りに発生させた磁場によって記録を行い、
記録媒体を透過する光によって信号の再生を行う記録装
置において、情報を記録するトラックに対して、記録再
生するための光ビームを追従させる手段として、光源を
乗せたスライダーのみをディスクの半径方向に高速に移
動させ、離れたトラックにアクセスする手段としては、
スライダーと、反対側の光センサーを同時に移動させる
ものである。

［従来の技術］ 従来の光記録再生装置には、第７図に示されるような構
成の光ヘッドが用いられているが、近年、高速アクセス
、高速データ転送を目指す光記録装置、記録媒体が発表
されている。１９８７年春季応用物理学会講演予稿集２
８ｐ−ＺＥ−１３に示されるような薄膜光学素子を用い
た光ヘッドを用いる方法や、Ｔｒａｎｓ、ＩＥＩＣＥ、
Ｅ７１゜ｐ３２３．１９８８に示されるような光ヘッド
を用いる方法によって、ヘッドの重量を軽減し、アクセ
ス速度を向上したり、また、１９８８年春季応用物理学
会講演予稿集２９ａ−ＺＱ−７に示されるような磁気ヘ
ッドと光ヘッドを組み合わせて、光磁気記録媒体に重ね
書きを行い、処理速度を向上させる方法が考えられてい
る。

記録媒体としては、１９８７年春季応用物理学会講演予
講習２８ｐ−ＺＬ−３に示されるような２層の光磁気記
録膜を用いて重ね書きできるようにしたものや、光メモ
リシンポジウム′８６論文集ｐ８１に示されるような相
変化を利用した重ね書き可能な記録媒体が発表されてい
る。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、従来の技術においては、光ヘッドが第５図に示
されるように複数の光学部品から構成されるために、大
型で高価であり、アクセス速度が遅いという欠点を有し
、薄膜光学素子を用いるものも、スライダーを用いるも
のも、光磁気記録媒体の再生ができないという問題点が
あり、２層光磁気記媒体は、製造コストがかかる、ある
いは、大きな固定磁石が必要となるなどの問題点を有し
、相変化型の重ね書き可能な記録媒体は、耐久性が弱い
などの欠点を持っている。

そこで本発明は、かかる従来技術の持つ欠点を改善し、
高速アクセス、高転送速度を有し、かつ、光磁気記録媒
体の記録再生も可能な、記録装置を提供することを目的
とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、透明な基板上に記録膜を有する円盤状記録媒
体と、前記媒体を回転させる機構を有し、また、回転す
る記録媒体上に、微小高さ浮上するスライダーを有し、
前記スライダーは、レーザ光を発光す漬光源を有し、前
記スライダーと、媒体を挟んで、対向する位置に、透過
光を検知する光センサを有する記録装置において、前記
スライダを前記記録媒体の半径方向に微小距離移動させ
る移動手段と、前記スライダと前記光センサを同時に前
記記録媒体の半径方向に記録領域全体にわたって移動さ
せる手段とを有することを特徴とする。

［実施例］ 以下、実施例を用いて本発明を説明する。

第１図は、本発明の実施例の構成を示す図である。ハー
ドディスクに使用されるのと同じ形をしたスライダー１
０２には、レーザダイオードを最後端に取り付けられて
いる。このスライダー１０２は、１０６のスピンドルモ
ータによって回転する光記録ディスク１０１に対し、微
少量浮上している。１０１のスライダーから発光したレ
ーザ光は、光ディスク１０１を透過して、光センサ１０
３に到達する。情報の記録あるいは、再生を行なう場合
、所定の情報トラックに光のスポットを当て続けるため
に、スライダーおよび光センサーの位置を制御しなけれ
ばならない。そこで、１０５のヘッド駆動用ボイスコイ
ルモータによって１０２のスライダーと、１０３の光セ
ンサーを駆動し、ディスク全体に渡ってヘッド部（スラ
イダーと光センサ−）を移動できるようにし、さらに、
微ｔＪｚな情報トラックの歪みや、偏心に追従させるた
めに１０４のスライダーアクチュエータによってスライ
ダーを微小高速移動させ、常に正確に記録再生が行なえ
るようにした。この方法は、従来の光ピツクアップがピ
ックアンプ全体を移動し粗アクセスを行ない、レンズア
クチュエータによってトラックサーボを行なうのと同じ
である。このとき、１０１の光ディスクの記録膜として
レーザ光線の加熱によって、穴をあけるタイプの記録膜
、結晶と非晶質状態の相変化を起こす記録膜、あるいは
、レーザの光エネルギーによって分子構造が変化するタ
イプの記録膜、光磁気記録膜などが使用可能である。

第２図は、第１図のスライダーと光センサ部を拡大した
断面図である。第２図中の記録層２０４は、記録膜の片
側、あるいは両側に保護膜などを構成した多層構造であ
っても、何ら差し支えない。

２０２のレーザ光源としては、レーザダイオードを用い
、記録膜をレーザ発振器の出射側のミラーとして構成す
ることもできる。

第２図に示す構成の記録装置によって、記録再生を行っ
た。記録ディスクとして相変化型のディスクを用いた。

ディスクの外径は１３０ｍｍ、回転数は３６００回転／
分、トラック間隔は１．６μｍ１記録領域は半径２８ミ
リメートルから半径６１ｍｍである。トラックの検出に
は光デイスク標準規格ＩＳＯ／ＩＥＣＪＴＣＩ／５Ｃ２
３Ｎ２６０のフォーマットＢに適合するサンプリングサ
ーボ方式を採用した。この装置で、内周から外周までの
全てのトランクでトラック誤差は、０゜０５μｍ以下に
押さえることができた。

次に、第３図に示す構成の記録装置を用いて、光磁気記
録ディスクを用いて記録再生を行った。

第３図において、スライダー後部のレーザ光源は、光磁
気記録膜を反射鏡としてレーザ発振系を構成し、かつ記
録磁場を発生するための電磁石をもっている。この部分
を拡大して示したのが、第４図である。４０４のスライ
ダーの後端に４０２の磁性体でできたヨークをつけ、そ
のヨークにレーザダイオードと、コイルを形成した構造
になっている。また３０６の光センサの光入射面側に３
０８の偏光板を配置し、光磁気信号を検出できるように
した。　　− トラック制御方式、回転数など前記の相変化型ディスク
と同じで行なったところ、やはりトラック誤差は全面で
０．０５μｍ以内であった。また平均アクセス時間は回
転待ちも含めて３０　ｍ　ｓ以内であった。

［発明の効果］ 本発明は、実施例に示されるように、さまざまな記録媒
体に対して有効で、そのトラック追従性能は十分に高い
。すなわち、従来の光ヘッドを用いて記録再生する装置
と同等の信号が得られ、記録密度も同等以上に得られる
。また従来の光ヘッドのような光学部品が必要ないため
、信号の記録再生ヘッドの重量が非常に軽く、トラック
間のアクセス時間がハードディスクなみに短縮できた。

また、記録再生ヘッドが非常に小型なため、ハードディ
スクのように記録媒体を記録再生装置のなかに２枚以上
設置して、記録容量と、データ転送速度を上げることが
できる。さらに、この記録再生装置は、以上のような特
徴を生かして、非常に大量のデータを蓄えるためのマス
ストレージ装置にも用いることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の記録再生装置の構成要素を示す概略
図。 第２図は、本発明の記録再生装置の信号記録再生部の断
面図。 第３図は、本発明の記録再生装置の光磁気記録ディスク
用の信号記録再生部の断面図。 第４図は、本発明の記録再生装置の光磁気記録用のヘッ
ドのスライダ一部の構成を示す概略図。 第５図は、従来の光磁気記録用光ヘッドの構成を示すブ
ロック図。 ５０１・・・・光磁気ディスク ５０２・・・・対物レンズ ５０３・・・・反射鏡 ５０４・・・・ビームスプリッタ ５０５・・・・コリメータレンズ ５０６・・・・レーザダイオード ５０７・・・・波長板 ５０８・・・・偏光ビームスプリッタ ５０９・・・・レンズ ５１０・・・・フォトダイオード

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明な基板上に記録膜を有する円盤状記録媒体と、前記
   媒体を回転させる機構を有し、また、回転する記録媒体
   上に、微小高さ浮上するスライダーを有し、前記スライ
   ダーは、レーザ光を発光する光源を有し、前記スライダ
   ーと、媒体を挟んで、対向する位置に、透過光を検知す
   る光センサを有する記録装置において、前記スライダを
   前記記録媒体の半径方向に微小距離移動させる移動手段
   と、前記スライダと前記光センサを同時に前記記録媒体
   の半径方向に記録領域全体にわたって移動させる手段と
   を有することを特徴とする記録装置。