JPH03247700A - 染色防水ぬめ革 - Google Patents

染色防水ぬめ革

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JPH03247700A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、皮革産業分野に係る染色防水ぬめ革に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、動物の生皮が、なめしく縁)という操作によって
、水に漬けても牛皮には戻らず、微生物による分解(腐
敗)に対する抵抗力が大きく、また牛皮に比べて耐熱性
も遥かに優れている革に変えられ、革製品として各方面
で広く利用されていることはよく知られている。また、
なめし操作には数多くの種類があって、くつの底革、工
業用ヘルド革、多脂革、ぬめ革のような比較的厚い革の
場合には、通常、天然タンニンもしくは合成タンニンが
単独または併用で使用されることも知られている。
中でもぬめ革は淡色のものが商品価値が大きく、脹みが
大きく、また、強靭であり、ケース類、かばん、腰ベル
ト、馬具類、首輪、袋物、ひも、手芸用材などに広く利
用されているが、このぬめ革は、生皮(原皮)に付着し
ている汚物、食塩、皮に含まれている水可溶性成分の除
去と同時に生体にあった状態と同程度の含水率に戻して
軟化させ(通常水もどしという)、ついで肉面に付着し
ている肉塊、脂肪などを除去しく通常フレッシングとい
う)、石灰の過剰に存在する水溶液に脱毛促進剤を加え
て処理しく通常石灰づけ・脱毛という)さらに皮の厚さ
をそろえ(通常裏すき・分割という)、また皮に残存す
る石灰分、ケラチン、立毛筋、エラスチン、繊維間に存
在するアルブミンなどを溶出もしくは破壊除去する(通
常脱灰・ベーチングという)などの一連の準備工程を経
た後、タンニンによるなめし工程にかけられる。なめし
工程を終えた革の表面には多量のタンニンが蓄積されて
いるので、これをアルカリと酸の水溶液で順次処理して
除去した後、中和または漂白、加脂、延伸、乾燥等の処
理を受けると素材としてのぬめ革が得られる。
このぬめ革は、着色側(染料、顔料)、光沢剤(各種蛋
白質、セラック、ワックス、合成樹脂など)、さらに必
要ならば軟化剤、防腐剤、カビ止め剤なども添加された
皮革仕上げ剤によって二次仕上げされる。
ぬめ革の染色は繊維製品の場合と同様、酸性および直接
染料、塩基性染料、ときにはジアゾ化染料、含金属染料
、反応性染料などによって可能であるが、革を高温およ
びアルカリ側で処理することは好ましくないという制約
があることから、革に対する染料の染着性に差を生ずる
ので、染料によっては染色前の革の処理が必要になる場
合が多い。
一方、ペットの飼育が近時盛んになり、イヌ、ネコ等を
首輪をしたままシャンプーで水浴びさせる機会も多くな
った。このような場合に首輪の色は失せ、同時にペット
の毛が汚れることも度々あって、水浴びの都度首輪を取
り外さなければならないという不便がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、従来の首輪においては、シャンプーを使用
すると染料が流出し、流出した染料でペットの毛や肌が
汚れるといった問題があり、これを解決することが課題
であった。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この発明は未染色未仕上
げのぬめ革に、染料、撥水剤、乳化剤、加脂剤を含有す
る酸性水溶液で行なう浸透染色処理、染料、撥水剤、乳
化剤、加脂剤、なめし剤を含有する酸性水溶液で行なう
上染め処理、および防撥水剤を含有する酸性水溶液で行
なう防水処理を順次施した後、洗浄および乾燥して染色
防水ぬめ革とし、この染色防水ぬめ革をペット用首輪の
素材とする手段を採用するものである。以下その詳細を
述べる。
まず、この発明の未染色未仕上げのぬめ革は牛皮をタン
ニンなめししたぬめ革で、通常の場合、淡黄褐色を帯び
、柔軟性は未だ充分ではない状態のものである。
つぎに、この発明の浸透染色処理は、ぬめ革の組織内に
染料を奥深く浸入させるために行なうものであり、具体
的には水100部(部はシェービング100!1部に対
する重量部、以下同じ)に対し、染料7±2部を溶解し
た水溶液中に素材のぬめ革を浸漬(たとえば30±5°
C190±20分間)した後、撥水剤5±1部および乳
化性能と表面加脂効果とを兼備した、たとえばヘキスト
社製:デルミノルリッカーEMBのような加脂剤5±1
部とを追加して、浸漬(たとえば30±5°C160±
10分間)を継続し、さらにこの液に有機酸、たとえば
蟻酸を2±1部添加して20±10分間浸漬を継続する
ものである。これら一連の浸漬が終われば液からぬめ革
を取り出して水切りし、液は捨てる。
また、この発明の上染め処理は、浸透染色処理によって
組織の奥深くまで浸入した染料が容易に外部に滲出しな
いように固定させ、同時に表面層の仕上げをするために
行なうものであって、具体的には水150部に対して染
料5±1部を溶解した水溶液中に浸漬(たとえば40±
5°Cl2O±10分間)した後前記の浸透染色処理の
場合よりもやや濃厚になるように、たとえば撥水剤10
±1部、加脂剤10±1部を追加して浸漬(たとえば4
0±5°C160±10分間)を継続し、さらに有機酸
たとえば蟻酸2±1部を加えて15±5分間浸漬を続け
、最後にしゅう(靭)剤たとえばバイエル社製:ブラン
コロール(ジルコニウムしゅう剤)3±1部を追加して
浸漬(たとえば40±5°C160±10分間)を継続
する。この一連の浸漬が終われば液から取り出し、軽く
水洗をする。
さらに、この発明における防水処理は浸透染色処理およ
び上染め処理を終わったぬめ革の表面を防水するために
行なうものであって、具体的には水150部に対して有
機酸たとえば蟻酸1±0.5部を加えた水溶液に浸漬(
たとえば30±5 ’Cl2O±5分間)した後、カチ
オン性防撥水剤(たとえば脂肪酸誘導体のクローム錯塩
を水溶液有機溶剤に分散させたもので、サンド社製:セ
ロールM) 5部1%を加えて浸漬(たとえば30±5
°C160±10分間)を継続し、終われば革を液から
取り出して水切りをする。
最後に洗浄、すなわち45±5°Cに加温した水300
重量部の中に前記の処理を終えた革を浸漬(15±5分
間)して充分に洗浄する。洗浄が終われば吊して乾かす
以上の処理を完了すればこの発明の染色防水ぬめ革が得
られ、これを適宜の幅、長さに細く裁断、金具等を取り
付けるとペット用首輪が得られる。
〔実施例〕
実施例に用いた薬剤を一括して示すとつぎのとおりであ
る。
染色(黒色) ■Ac1d Leather Black GL、■C
hrome Leather Black HR。
防撥水剤 ■高分子脂肪族炭化水素とポリシロキサンとからなる褐
水剤(バイエル社製:キセロデルムDS)、 ■脂肪酸誘導体のクローム錯塩を水溶性有機溶剤に分散
させたカチオン性防撥水剤(サンド社性:セロームM)
、 加脂剤 ■乳化力をもった合成加脂剤(ヘキスト社製:デルミノ
ールリッカーEMB )、 しゅう剤 ■ジルコニウムじゅう剤(バイエル社製:フランコロー
ルZBE)、 有機酸 ■蟻酸(工業用)。
未染色未仕上げの淡黄褐色のぬめ革10.5kgに対し
て下記の処方に基づいて各処理を行なった。
な お%はシェービングの目方に対する百分率である。
記 0 +蟻酸■ 0 0 +蟻酸■ 5 +しゅう剤■ 0 0 +防撥水剤■ 0 5 以上のすべての処理を終えて乾燥したこの発明のぬめ革
と原料の未染色未仕上げのぬめ革との吸水度(30分)
%、剛軟度gおよび染色摩擦堅牢度(級)を和歌両県工
業技術センターにおいて測定したところ、表に示すよう
な結果が得られた。なお、剛軟度はガーレー法、吸水度
および染色摩擦堅牢度は日本工業規格によった。
表 表から明らかなように、この発明のぬめ革は吸水度が小
さく、柔軟性が優れ、しかも湿潤状態における変退色性
および汚染性は共に良好であり、このようなぬめ革から
作製したペット用首輪は、シャンプーを使用しても染料
の流出によるペソトの汚染は殆んど認められない。
(効果] 以上述べたように、この発明のぬめ革およびペット用首
輪は、防水効果および染着効果力(充分番こ発揮されて
、シャンプーを用いて水浴びさせても、染料が流出して
ペットの毛や肌を汚すことな(、または接触した物品に
色が移って汚染するようなこともなくなるのである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)未染色未仕上げのぬめ革に、染料、防撥水剤、乳
    化剤、加脂剤を含有する酸性水溶液で行なう浸透染色処
    理、染料、撥水剤、乳化剤、加脂剤、なめし剤を含有す
    る酸性水溶液で行なう上染め処理、および防撥水剤を含
    有する酸性水溶液で行なう防水処理を順次施した後、洗
    浄および乾燥したことを特徴とする染色防水ぬめ革。
  2. (2)素材が請求項(1)記載の染色防水ぬめ革である
    ことを特徴とするペット用首輪。
JP4640490A 1990-02-26 1990-02-26 染色防水ぬめ革 Expired - Fee Related JPH0641598B2 (ja)

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