JPH03244563A - 記録ヘツドの駆動方法及び該記録ヘツドを用いた記録装置 - Google Patents

記録ヘツドの駆動方法及び該記録ヘツドを用いた記録装置

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JPH03244563A
JPH03244563A JP2039856A JP3985690A JPH03244563A JP H03244563 A JPH03244563 A JP H03244563A JP 2039856 A JP2039856 A JP 2039856A JP 3985690 A JP3985690 A JP 3985690A JP H03244563 A JPH03244563 A JP H03244563A
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Takeshi Kono
健 河野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、記録ヘッドの電気熱変換体に通電して発熱駆
動し、記録媒体に記録を行う記録ヘッドの駆動方法及び
該記録ヘッドを用いた記録装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、ファクシミリ装置等の記録ヘッドとしてサーマル
ヘッドが広く使用されている。そのような記録装置では
、例えば第7図に示すように、ロール状に捲回された感
熱記録シート51を、プラテンローラ50とサーマルヘ
ッド52とにより挟持される位置まで搬送して、この感
熱記録シート51をサーマルヘッド52で選択的に加熱
して画像を形成するようになっている。このサーマルヘ
ッド52には、直線状に複数の発熱抵抗体が配置されて
おり、一般的にファクシミリ装置で用いられるB4サイ
ズのサーマルヘッドでは、1mmの間に8個の割合で発
熱抵抗体が配置され、84幅(256mm)全体で20
48個の発熱抵抗体が設けられている。
ここで、サーマルヘッド52の各発熱抵抗体に通電する
と、発熱抵抗体の温度が上昇して、瞬時に感熱記録シー
ト51を発色させる温度に達して感熱記録が行われる。
第8図はこのようなライン型のサーマルヘッド52の回
路構成を示すブロック図である。
53はライン状に配置された発熱抵抗体、54は各発熱
抵抗体への通電を制御するドライバICである。このド
ライバIC内には、ドライバ回路54a、1ラインの記
録データをラッチするラッチレジスタ54b1制御部等
よりシリアルで転送されてくる1ライン分の記録データ
55をシフトインして記憶するシフトレジスタ54c等
が含まれている。これにより、シフトレジスタ54cに
記憶された1947分の記録データは、ラッチ信号60
によりラッチレジスタ54bにラッチされる。そして、
制御部などよりストローブ信号(STB)が出力される
と、ラッチレジスタ54bに記憶されている記録データ
に従って、対応する発熱抵抗体に通電されて発熱される
第9図はサーマルヘッド52の具体的な回路例を示す図
である。このサーマルヘッド52では、前述したように
発熱抵抗体53はライン状に2048個設けられている
。ここで、ドライバIC54は1個当たり64個の発熱
抵抗体を発熱駆動できるように構成されているため、2
048個の発熱抵抗体を駆動するために合計32個のド
ライバI C54が配置されている。57は共通電極線
で、全ての発熱抵抗体に24Vの電源電圧を供給してい
る。また、58はOVと同電位のグランド線で、サーマ
ルヘッド52の長平方向中央より両端部に向って略同じ
幅の線で配線されている。
図から明らかなように、共通電極線57はパターン構成
上余裕のある場所を通して配線できるので、−度に多量
の電流を流すのに充分な線幅をとることにより、サーマ
ルヘッドの両端でも電圧の降下が少なくなるように構成
している。一方、グランド線58が配線される領域近傍
は、データ入力線、ラッチ信号線及びストローブ信号線
パターン等が配線されているため場所に制約があり、ま
た、サーマルヘッドの形状をできるだけ小型にするため
に共通電極線57に比べて細い線で配糸束されている。
このサーマルヘッド52への通電時には、2048個の
発熱抵抗体53の全てに同時に通電すると一度に大量の
電流が流れる。このため、サーマルヘッド駆動用の電源
の容量は大容量のもの必要となり、装置がコスト高にな
ってしまう。そこで、512個の発熱抵抗体512個、
即ち、ドライバIC8個分を1ブロツクとし、サーマル
ヘッド52の全発熱抵抗体を4つのブロックに分割して
発熱駆動している。
ここで、サーマルヘッド52の全発熱抵抗体の第1ブロ
ツク59a5第2ブロツク59b1第3ブロツク59c
及び第4ブロツク59dというように規定し、各ブロッ
クの8個のドライバICのストローブ信号線をまとめて
各ブロックのストローブ信号としている。これらは以下
に示す4本のストローブ線、即ち、ストローブ1 (5
6a) ストローブ2 (56b)  ストローブ3(
56c)、ストローブ4 (56d)で示されている。
ここで、例えばストローブ1 (56a)に5vを印加
すると、第1ブロツクに対応する発熱抵抗体が、その記
録データに対応して通電されて発熱駆動される。この発
熱抵抗体に通電する時間、即ち、ストローブ線に5vを
印加する時間tIは、実験的に感熱紙などの発色状態を
観察して決定されており、ここでは約2〜2.5msで
ある。
第10図は、このようなサーマルヘッド52を用いて1
ラインを記録するときの、シリアル入力データ、ラッチ
信号及びストローブ信号のタイミングを示した図である
まず、1ライン2048ドツトのシリアルデータをサー
マルヘッド52に転送して各ドライバIC54のシフト
レジスタに順次格納する。そしてラッチ信号(LA)を
出力することにより、各ドライバICのラッチ回路には
、そのドライバICで記録される記録データがラッチさ
れる。次に、ブロック59a(ストローブ1)に時間を
幅のストローブ信号(STBI)を印加すると第1ブロ
ツク59aで記録が行われる。以下順次、第2、第3及
び第4ブロツクに、第1ブロツクのストローブ信号と同
じ時間幅(1)のストローブ信号を印加していくことに
より、1ライン分の記録データを記録することができる
また、第11図は電源の性能に余裕がある場合のサーマ
ルヘッドの駆動タイミングを示し、第1ブロツク59a
と第2ブロツク59bとを同時に通電し、第3ブロツク
59cと第4ブロツク59dとを同時に通電して記録す
ることにより、1うインの記録時間を半分に短縮してい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記従来例では、サーマルヘッドを極力小
型にして構造を簡単にするために、グランド(電力線)
線パターンの幅をほぼ全幅にわたって均一な太さで構成
し、その電力線パターンより各ブロックに電力を供給し
ている。
特に第9図から明らかなように、サーマルヘッド52の
分割されたブロックのうち、第1ブロツク59aと第2
ブロツク59・bと、また第3ブロツク59cと第4ブ
ロツク5’9dとに同時に通電して駆動すると、電力線
の供給点57と第2ブロツク59bまたは第3ブロツク
59cまでの電力線に2ブロック分の駆動電流が流れる
ことになる。このため、電力線パターンの電流容量が過
剰になり、パターンを焼損するなどの虞れがあつた。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、同時に通
電される記録ヘッドのブロックを、電力の供給位置に対
してほぼ対称に振分けることにより、複数ブロックに同
時に通電しても電力供給線を流れる電流が過剰にならな
いようにして記録できる記録ヘッドの駆動方法と該記録
ヘッドを用いた記録装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の記録ヘッドの駆動方
法は以下の様な構成からなる。即ち、ライン状に複数の
電気熱変換体を配し、前記電気熱変換体に通電して記録
媒体に画像の記録を行う記録ヘッドの駆動方法であって
、前記複数の電気熱変換体を複数のブロックに分割し、
前記ブロックへの電力供給線を流れる電流が分散される
ように、複数のブロックに同時に通電して記録する。
また本発明の記録ヘッドを用いた記録装置は以下の様な
構成からなる。即ち、 ライン状に複数の電気熱変換体を配し、前記電気熱変換
体に通電して記録媒体に画像の記録を行う記録ヘッドを
備えた記録装置であって、前記記録ヘッドに電力を供給
する電力線の入力端子な略中心として複数の電気熱変換
体を複数のブロックに分割し、前記入力端子を挟む複数
のブロックを同時に発熱駆動する駆動手段と、前記記録
ヘッドに記録データを転送し、前記駆動手段により前記
電気熱変換体を発熱駆動して記録を行うように制御する
制御手段とを有する。
[作用] 以上の構成において、複数の電気熱変換体を複数のブロ
ックに分割し、ブロックへの電力供給線を流れる電流が
分散されるように、複数のブロックに同時に通電して記
録する。
また、本発明の記録装置によれば、記録ヘッドに記録デ
ータを転送し、゛記録ヘッドに電力を供給する電力線の
入力端子を略中心として複数の電気熱変換体を複数のブ
ロックに分割し、その入力端子を挟む複数のブロックを
同時に発熱駆動して記録媒体に画像の記録を行う。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。
[サーマルプリンタの説明(第1図、第2図)]第1図
は実施例のサーマルプリンタの制御部と記録部との電気
的接続及びそれらの構成を示すブロック図、第2図は記
録部102の構成を示す図である。
第2図に示した記録部102の構成は、第7図の従来例
と全く同様で、ロール状に捲回されている感熱記録シー
ト11をプラテンローラ10の回転により搬送すると共
に、このサーマルヘッド20の電気熱変換体(発熱抵抗
体)をその記録データに従って選択的に加熱することに
より、感熱記録シート11に画像を形成するようになっ
ている。このプラテンローラ:Oは、記録紙搬送用モー
タ28(第1図)により回転駆動されている。
第1図において、101はプリンタ装置全体を制御する
制御部で、例えばマイクロプロセッサなどのCPUI 
11.CPUI l 1の制御プログラムや各種データ
を記憶しているROM112、CPUIIIのワークエ
リアとして使用されるRAM113などを備えている。
114はタイマで、後述する各ブロックへのストローブ
信号の幅を計時するのに使用される。
次に、記録部102の構成を説明する。20はサーマル
ヘッドで、その回路構成は第8図及び第9図に示したの
と同様に、2048個の発熱抵抗体を備えている。第1
図で、21はシフトレジスタ、22はラッチ回路で、こ
れらは各ドライバICのシフトレジスタ54cやラッチ
レジスタ54bを総合したものとして示している。23
はライン状に配された複数の発熱抵抗体で、第9図で前
述したように4つのブロック(23a−23d)に分割
されている。24は電力を供給する共通電極線で、第9
図の電力線に対応している。また、9はグランドライン
で、これらの電力線は電源部26に接続されて、電源部
26よりサーマルヘッド20に電力が供給されている。
25はサーマルヘッド20に設けられたサーミスタなど
の温度センサで、制御部101はこのセンサ25よりの
温度情報を入力し、サーマルヘッド20の温度に応じて
発熱抵抗体23への印加エネルギー量を変更して記録制
御を行っている。28はプラテンローラ10を回転駆動
して感熱記録シート11を搬送させる記録紙搬送用モー
タで、27はその記録紙搬送用モータ28を回転駆動す
るための駆動回路、29はカッタ30を駆動するための
駆動回路である。31は記録紙センサで、感熱記録シー
ト11の有無を検出している。
[サーマルヘッドの説明 (第3図)]第3図は実施例
のサーマルへラド11の構成を示すブロック図で、前述
したように2048個の発熱抵抗体を有し、図示したよ
うに、それぞれが512個の発熱抵抗体からなる4つの
ブロックに分けて駆動することができる。また、各ブロ
ックに電力を供給する共通電極線24 (24V)とグ
ランド線9 (OV)は、第9図に示したのと同様に中
央より両側へ配線されている。共通電極線24はパター
ンの構成上余裕があるので、各ブロックに接続する配線
抵抗を極力少なくするようにパターンを太く構成しであ
る。これに対してグランド線9は、共通電極線24と同
様にパターンを太く構成するべきであるが、グランド線
9の近傍には他の信号線が多数あり、サーマルヘッド自
体もコンパクト化するために、電流に耐えられる最低限
の細さとなっている。そのため、グランド線の抵抗は大
きくなり、各ブロックによって配線抵抗の差が生じてい
る。
ここでは、グランド線9の抵抗をR+〜R1で示してい
る。前述したように、サーマルヘッド20は左右対称で
あるので、サーマルヘッド20の中央のグラウンド線9
と各ブロックのグラウンド端子までの距離も左右対称に
なり、R,=R,、R2” Rsの関係にある。つまり
、第1ブロツク23a及び第4ブロツク23dの電力線
の抵抗はRr + R2(= Rs + Ra )とな
って、ブロック23aと23dの電力線の抵抗は等しく
なり、第2ブロツク23b及び第3ブロツク23cの電
力線の抵抗はR2(=R,)で、これら第2ブロツク2
3bと第3ブロツク23cの電力線の抵抗はほぼ等しい
と考えられる。
[サーマルヘッドの制御(第4図、第5図)]次に第4
図のタイミングチャートと、第5図の制御フローチャー
トをもとに、サーマルヘッド20の発熱駆動制御につい
て説−明する。
DATAは、サーマルヘッド20のシフトレジスタ21
に転送されるシリアルデータ(記録データ)で、シフト
クロック(SCLK)に同期して制御部101より転送
される。LAはラッチ信号であり、この信号によりシフ
トレジスタ21に記憶されている1947分の記録デー
タがラッチ回路22にラッチされる。STB 1〜5T
B4は各ブロックに対応して出力されるストローブ信号
であり、STB 1は第1ブロツク23aに、5TB2
は第2ブロツク23bに、5TB3は第3ブロツク23
c、そして5TB4が第4ブロツク23dにそれぞれ接
続されている。
そして、これらストローブ信号がハイレベルの間だけ、
その接続されているブロックの発熱抵抗体に通電され、
その記録データに対応して選択的に加熱されて記録が行
われる。ここで、各ストローブ信号は、サーマルヘッド
20のほぼ中央の第3図の共通電極端子8からみて左右
に位置している第1ブロツク23aと第3ブロツク23
cが同時に通電され、次の通電タイミングで、同じく共
通電極端子8からみて左右に位置している第2ブロツク
23bと第4ブロツク23dとが同時に通電されている
次に第5図のフローチャートに従って、本実施例のサー
マルプリンタにおける記録処理について説明する。なお
、この記録処理プログラムは、ROM112に記憶され
ており、少なくとも1947分の記録データ(画像デー
タ)が外部機器等より入力されて記録が可能になること
により開始される。
ステップS1で1ライン分の記録データをシリアルでサ
ーマルヘッド20のシフトレジスタ21に転送し、ステ
ップS2でラッチ信号(LA)を出力してラッチ回路2
2に1ライン分の記録データをラッチする。次に、ステ
ップS3で記録紙搬送用モータ28の回転を開始し、感
熱記録シート11の1ライン分の搬送を開始する。
ステップS4で発熱抵抗体の23の第1ブロツク23a
と第3ブロツク23cに同時に通電し、ステップS5で
通電時間t1をタイマ114により計時し、時間tが経
過するとステップS6に進む。ステップS6では第2ブ
ロツク23bと第4ブロツク23dに同時に通電し、ス
テップS7で通電時間tが経過すると、1ライン分の記
録が終了する。なお、これら通電時間の計時は、この実
施例ではタイマ114により行っているが、ソフトウェ
ア・タイマにより行ってもよいことはもちろんである。
こうして4つのブロックへの通電が終了して、1ライン
の記録処理が終了するとステップS8に進み、1頁分の
画像記録が終了したかをみる。1頁分の画像記録が終了
していなければステップS9に進み、次のラインの記録
データをサーマルヘッド20にシリアルで転送し、転送
が終了するとステップS2に進み、ラッチ信号LAによ
りラッチ回路22にラッチしてステップS3以降の記録
処理に進む。
なお、この次ラインデータのサーマルヘッド20への転
送は、ステップS5及びS7の待ち時間の間に行っても
よい。
ステップS8で1頁分の記録処理が終了するとステップ
SIOに進み、更にプラテンローラ1゜を回転駆動して
記録シート11を所定量搬送し、カッタ30により記録
済みの記録シート部分を切断する。そして、ステップS
12で記録済みの記録シート11を装置外に排出すると
ともに、残りの記録シート11を所定量巻き戻して、記
録部分の頭出しを行う。
以上説明したように本実施例によれば、サーマルヘッド
の電力供給線に電流が集中することがなくなるため、サ
ーマルヘッドの電力線を最小限に細くできる。
前述した実施例において、同時流れる電流を分散させる
ことにより、サーマルヘッド全体に流れる電流値を大き
くすることができ、記録効率を向上できる。以下、これ
を第6図を参照して詳しく説明する。
第6図(A)は従来例と同様に、電力供給点8に対して
片側に配置されている第1ブロツク23aと第2ブロツ
ク23bとを同時に通電した場合の等価回路を示し、第
6図(B)は本実施例による、電力供給点8に対して両
側に位置している第1ブロツク23aと第3ブロツク2
3cとに同時に通電した場合の等価回路を示している。
ここで、2つの場合における発熱抵抗体を流れる電流値
を比較する。図において、rは1つのブロックの発熱抵
抗体の抵抗値を示し、ここでは全ての発熱抵抗体の抵抗
値は等しいものとする。また、Rl、Rz 、Rsは電
力線の抵抗値である。
ここで、第6図(A)と(B)とを比較すると、第6図
(B)の方が、第6図(A)の抵抗R2をR2とR,(
=R,)とに分散させている分だけ、共通電極(COM
)側とグランドとの間の抵抗が、約R2/2程度小さく
なる。これにより、発熱抵抗体を流れる電流の値が大き
くなり、発熱効率が高くなる。
なお、前述の実施例における、サーマルヘッドの発熱抵
抗体の数、ドライバICによるブロック分割数、印加電
圧などは、この実施例に限定されるものでない。また、
前記実施例では2ブロツクを同時に通電する場合で示し
たが、例えば8ブロツクに分割されていて4ブロック同
時に発熱駆動するような場合は、2ブロツクずつ左右に
振分けて駆動することにより、同様な効果が得られる。
以上説明したように本実施例によれば、各ブロックの通
電タイミングを、電力線に対する各ブロックの配置状況
に応じて変更することにより、各ブロックに供給される
電力線への電流の集中を抑えて、電源パターンの焼損の
危険性をなくすことができる。
また、この方法を利用することにより、電力線の配線パ
ターンを従来よりも更に細くできるため、サーマルヘッ
ドの小型化、低コストを図ることができる。
また、この実施例では、サーマルヘッドにより感熱シー
トに記録する感熱プリンタの場合で説明したが、本発明
はこれに限定されるものでなく、熱転写プリンタや、サ
ーマルヘッドを発熱駆動してインク滴を吐出させて、記
録媒体に画像の記録を行うインクジェット式のプリンタ
のインクジェットヘッドなどにも適用できる。
〈他の実施例〉 次に、このような電気熱変換体を使用してインク液を加
熱してインクを吐出させる方式を採用して記録装置につ
いて説明する。
この実施例では記録手段として前記インクジェット記録
方式の1つであるシリアル型のバブルジェット記録方式
を用いている。
第12図は記録手段を構成する記録ヘッド■の分解構成
説明図であり、第13図(a)〜(g)はバブルジェッ
ト記録原理の説明図である。尚、その代表的な構成や原
理については、例えば、米国特許第4,723,129
号明細書、同第4゜740.796号明細書に開示され
ている。
第12図に於いて、■aはヒータボードであり、シリコ
ン基板上に電気熱変換体(吐出ヒータ)■b、これに電
力を供給するアルミニウム等の電極■Cとが成膜されて
配設されている。このヒータボード■aに対して、記録
用液体の液路(ノズル)■dを仕切るための隔壁を有す
る天板■eを接着することにより構成されている。また
装置の所定位置には前記記録ヘッドのにインクを供給す
るためのインクカートリッジが交換可能に取り付けられ
ている。
前記インクカートリッジから導管を介して供給されたイ
ンクは、天板■eに設けられた供給口■fより記録ヘッ
ド■内の共通液室■gに充填され、この共通液出力■g
より各ノズル■d内に導かれる。これらのノズル■dに
はインク吐出口■hが形成されており、また前記吐出口
■hは前記記録ヘッド■の記録シートに対向してシート
搬送方向に所定ピッチで形成されている。
この実施例では前記構成の記録ヘッド■が往復移動可能
なキャリッジに搭載され、キャリッジの移動に同期して
前記記録ヘッドのからインクを吐出、飛翔させて記録を
行うものである。
ここで前記バブルジェット記録方式に於けるインク飛翔
原理を第13図(a)〜(g)を参照して説明する。
定常状態では第13図(a)に示すように、ノズル■d
内に充填されているインク■は吐出口面で表面張力と外
圧が平衡している。この状態でインク■を飛翔せさる場
合には、ノズル■d内の電気熱変換体■dに通電し、そ
のノズル■d内のインクに核沸騰を越えて急速な温度上
昇を生じさせる。すると、第13図(b)に示すように
、電気熱変換体■bに隣接したインクが加熱されて微小
気泡(バブル)を生じ、該加熱部分のインクが気化して
膜沸騰を生じ、第13図(C)に示すように前記気泡■
が急速に成長する。
前記気泡■が第13図(d)に示す如く最大に成長する
と、ノズル■d内の吐出口からインク液滴が押し出され
る。そして電気熱変換体■bへの通電を終了すると、第
13図(e)に示すように、成長した気泡■はノズル■
d内のインク■により冷却されて収縮し、この気泡の成
長、収縮によってインクl夜滴が吐出口から飛翔する。
更に第13図(f)に示すように電気熱変換体■b面に
インクが接触して急激に冷却され、気泡■は消滅するか
又は殆ど無視し得る程度の体積に収縮する。そして前記
気泡■が収縮すると、第13図(g)に示すようにノズ
ル■d内には毛細管現象によって共通液室■gからイン
クが供給され、次の通電に備えるものである。
従って、このような記録ヘッドを搭載したキャノツジを
往復移動させると共に、この移動と同期させて画信号に
応じて前記電気熱変換体■bに通電することによって記
録シートにインク像が記録される。
なお、記録手段の構成としては、上述の吐出口、液路、
電気熱変換体の組合せの他に、熱作用部が屈曲する領域
に配置されている米国特許第4558333号明細書、
特開昭59−123670号公報等に開示されているも
のも採用することが出来る。
また前述した記録手段は、記録装置に装着したインクカ
ートリッジから記録ヘッドへインクを供給するようにし
た例を示したが、記録ヘッド内にインク収容室を設け、
該インク収容室のインクが無くなった場合には記録ヘッ
ドを交換するようにした使い捨て型(ディスポーザブル
タイプ)の記録ヘッドを用いるようにしたも良い。
また前述した実施例ではシリアル型のバブルジェット記
録方式を例示したが、ライン型の記録方式に適用するこ
とも出来る。
また、本発明の記録装置としては、コンピュータ等の情
報処理機器の画像処理端末としてのプリンタとして用い
られる他、リーグ等と組合わせた複写装置、更には送受
信機能を有するファクシミノ装置等として用いられる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、同時に通電される
記録ヘッドのブロックを、電力線の供給位置に対してほ
ぼ対称に振分けることにより、複数ブロックに同時に通
電しても電力線を流れる電流が過剰にならないようにし
て記録できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のサーマルプリンタの制御部と記録部
との接続及び構成を示すブロック図、第2図は実施例の
サーマルプリンタの記録部の構成を示す図、 第3図は実施例のサーマルヘッドの構成を示すブロック
図、 第4図は本実施例の発熱駆動方法を示すタイミングチャ
ート、 第5図は本実施例のサーマルプリンタの記録処理を示す
フローチャート、 第6図(A)(B)はサーマルヘッドにおいて同時に通
電するブロックを変更した時の等他回路を示す図、 第7図は従来のサーマルプリンタの記録部の構成を示す
図、 第8図は一般的なサーマルヘッドの構成を示す概略図、 第9図は第8図のサーマルヘッドの回路構成を示す図、
そして 第10図及び第11図は従来のサーマルヘッドの駆動タ
イミングを示す図、 第12図は他の実施例の記録ヘッドの分解構成説明図、 第13図(a)〜(g)は他の実施例のバブルジェット
記録原理の説明図である。 図中、8・・・電源供給点、9・・・グランド線、11
・・・プラテンローラ、11・・・感熱記録シート、2
0・・・サーマルヘッド、21・・・シフトレジスタ、
22・・・ラッチ回路、23・・・発熱抵抗体、23a
〜23d・・・発熱抵抗体のブロック、24・・・共通
電極線、25・・・温度センサ、26・・・電源、27
.29・・・駆動回路、28・・・記録紙搬送用モータ
、30・・・カッタ、31・・・記録紙センサ、101
・・・制御部、102・・・記録部、111・・・CP
U、112・・・ROM。 113・・・RAM、114・・・タイマである。 第3図 第6図 (B) DATA 第10図 第111

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ライン状に複数の電気熱変換体を配し、前記電気
    熱変換体に通電して記録媒体に画像の記録を行う記録ヘ
    ッドの駆動方法であつて、 前記複数の電気熱変換体を複数のブロックに分割し、前
    記ブロックへの電力供給線を流れる電流が分散されるよ
    うに、複数のブロックに同時に通電して記録するように
    したことを特徴とする記録ヘッドの駆動方法。
  2. (2)前記電力供給線は前記複数の電気熱変換体の略中
    央部から入力されており、同時に通電されるブロックは
    前記中央部を挟む複数のブロック同士であることを特徴
    とする請求項第1項に記載の記録ヘッドの駆動方法。
  3. (3)ライン状に複数の電気熱変換体を配し、前記電気
    熱変換体に通電して記録媒体に画像の記録を行う記録ヘ
    ッドを備えた記録装置であつて、前記記録ヘッドに電力
    を供給する電力線の入力端子を略中心として複数の電気
    熱変換体を複数のブロックに分割し、前記入力端子を挟
    む複数のブロックを同時に発熱駆動する駆動手段と、 前記記録ヘッドに記録データを転送し、前記駆動手段に
    より前記電気熱変換体を発熱駆動して記録を行うように
    制御する制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  4. (4)前記記録装置は、記録手段が信号に応じてインク
    を吐出して記録を行うインクジェット記録方式であるこ
    とを特徴とする請求項第3項に記載の記録装置。
  5. (5)前記記録装置は、記録手段が信号に応じて電気熱
    変換体に通電し、前記電気熱変換体による熱エネルギー
    を利用してインクを吐出して記録を行うインクジェット
    記録方式であることを特徴とする請求項第4項に記載の
    記録装置。
  6. (6)前記記録装置は、記録手段が信号に応じて電気熱
    変換体に通電し、前記電気熱変換体による膜沸騰を越え
    る加熱によつて生じる気泡の成長によりインクを吐出口
    より吐出して記録を行うバブルジェット記録方式である
    ことを特徴とする請求項第5項に記載の記録装置。
JP2039856A 1990-02-22 1990-02-22 記録ヘツドの駆動方法及び該記録ヘツドを用いた記録装置 Pending JPH03244563A (ja)

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