JPH03244030A - 日付時刻情報をもとに端末ソフトウエアを自動更新する可搬式端末ネットワークシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可搬式端末ネットワークに関し、特に任意台数
のポストコンピュータと、ラップトッフ型パーソナルコ
ンピュータやランチボックス型パーソナルコンピュータ
といった可搬式インテリジェント端末複数台とで構成さ
れるコンピュータ通信網をインテリジェントビルに於け
るオフィスオートメーションシステムやローカルエリア
ネットワークを用いた分散処理システムにおいて、可搬
式端末の端末ソフトウェアを自動更新する場合に有効な
可搬式端末ネットワークに関する。

〔従来の技術〕

従来この種のコンピュータ通信網における端末ソフトウ
ェアの更新は、各端末毎に更新ソフトウェアを記録した
フロッピディスクを用意し、各端末に個別配送するとと
もに、各端末の作業者によって手作業で個別更新されて
いた。またどの版の端末ソフトウェアがどの端末に実装
されているかの管理は、端末ソフトウェア配布者の申告
に基づくものであって、実際に実装が完了しているかの
認識は行なわれず、またその管理もラップトラフ型パー
ソナルコンピュータやランチボックス型パーソナルコン
ピュータといった可搬式インテリジェント端末を考慮に
いれていない回線固定式管理方法であった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述の従来の技術では端末ソフトウェアの個別実装、並
びにホストコンピュータによる形式的版管理のみを行な
っていたために、以下のような４つの課題があった。

■　端末ソフトウェア実装の非効率 端末ソフトウェアの更新には、すべての端末に対しフ四
ッピディスクを用いてひとつひとつ順番に人手によって
実装する必要があり、作業が非常に非効率であった。

■　端末装置の柔軟性の欠如 ホストコンピュータの端末管理においては、回線に端末
が固定接続すなわち端末設置場所固定を前提とし、回線
管理による端末管理を行なっている。この管理方式をう
、ツブｌ−ｙプ型パーソナルコンピュータやランチボ、
ツクス型パーソナルコンピュータのような移動可能な端
末に対し適用するには、これら可搬式端末と設置場所と
の対応を常に監視しつつ運用しなければならず、可搬式
端末の特性を充分に生かすことはできなかった。

■　端末ソフトウェア版管理の不徹底 可搬式端末は設置場所が一定しないため、部の端末に対
してソフトウェアの更新を忘れたり、ソフトウェア更新
済みの端末に対してもう一度更新したりという間違いが
あった。

■　端末ソフトウェア版管理の煩雑さ ホストコンピュータが各端末ソフトウェアの版管理をし
ている場合は、台数も多く場所も離れている端末の端末
ソフトウェア版更新時刻管理自体、煩雑な作業であった
。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために本発明の日付時刻情報をもと
に端末ソフトウェアを自動更新する可搬式端末ネットワ
ークシステムは、可搬式端末で自らの使用する端末ソフ
トウェアの更新日付時刻情報を記憶し、ホストコンピュ
ータログイン時にこの端末ソフトウェア更新日付時刻情
報を可搬式端末よりホストコンピュータに知らせられる
ことによりホストコンピュータで端末ソフトウェアの新
旧を判断し、必要に応じてホストコンピュータで管理さ
れている最新版の端末ソフ）・ウェアなホストコンピュ
ータにより端末に対して通信回線を通じ自動転送すると
ともに、前記最新版の端末ソフトウェアを端末に自動実
装して構成される。

〔実施例〕

まず、本発明の概要について説明する。

端末で使用するソフトウェア（オブジェクトフログラム
とデータならびにテキスト情報）は時系列的にすべてホ
ストコンピュータで一括保存管理し、各端末ではその時
点てその端末において用いられている端末ソフトウェア
と更新日付時刻のみを記憶しておく。各端末の更新状況
は、端末がホストコンピュータにコグインする時点でホ
ストコンピュータに対して送る更新日付時刻情報をもと
にホストコンピュータで判断し、必要に応じて回線を通
じホストコンピュータから端末に端末ソフトウェアを自
動転送を行ない、端末において自動実装する。したがっ
て、端末ソフトウェア配布者はそのソフトウェアをホス
トコンピュータに登録するだけで作業を終了し、どの端
末にどの版のソフトウェアが実装されているか、現在ど
の回線にどの端末が接続されているかといったソフトウ
ェア版管理をポストコンピュータ上で行なう必要が無い
ようにしたものである。

次に本発明の好ましい一実施例に関し、図面を参照して
具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すシステム概念図。複数
の可搬式端末２０〜２２がホストコンピュータ１０とネ
ットワークを介して接続されている。各可搬式端末２０
〜２２には端末ソフトウェアが実装され、ホストコンピ
ュータ１０と同期をとりながら処理を行なっている。新
しい端末ソフトウェアを各端末に配布する必要が生じた
場− 合、以下のような手順でこれを配布実装する。

第２図（ａ）および（ｂ）の新しい端末ソフトウェアを
端末２０に配布する場合に、本発明で必要となる端末ソ
フトウェア管理情報を示す。ホストコンピュータ１０で
は端末ソフトウェア版管理表１ＯＡ・１．ＯＥを、端末
２０では前回の端末ソフトウェア更新日付時刻情報２０
Ａを管理しておく。

新しい端末ソフトウェアを端末２０に配布する場合、端
末ソフトウェア配布責任者はこの端末ソフトウェアをホ
ストコンピュータ１０」二の保管領域に保管し、その情
報をホストコンピュータ上の端末ソフトウェア版管理表
１０Ａに登録する。端末ソフトウェア版管理表１ＯＡで
はソフトウェア名、更新日付時刻、フルパスでのファイ
ル名等の情報を管理している。一方端末２０では、更新
前の端末ソフトウェアを使用し、前回の端末更新日付時
刻情報２０Ａを保持している。

第３図で本発明における端末ソフトウェア実装順序の概
略を示す。本発明では更新すべき端末のソフトウェアは
、端末２０の利用者がホストコンピュータ１０を使用す
る時点で更新を行なう。すなわち、端末ソフトウェア配
布責任者がホストコンピュータ１０上の端末ソフトウェ
ア保管領域１０Ｃにこれを保管した時点では更新せず、
端末利用時点で更新する。本発明での更新タイミングは
以下の通りである。端末ソフトウェアは端末２０の利用
者がホストコンピュータ１０にログインする時に、ホス
トコンピュータ１０上の端末ソフトウェア保管領域１０
Ｃから可搬式端末２０上の端末ソフトウェア−時保管領
域２０Ｂへと転送コピーする。

そして端未利用者がログアウトする時点で、端末ソフト
ウェア−時保管領域２０Ｂから端末ソフトウェア実装領
域２０Ｃへとコピー実装する。端末更新日付時刻情報２
０Ａは、端末２０において必要な全ての実装作業が問題
なく完了した時点で現在の日付時刻に設定しなおす。端
末ソフトウェアは次回の端末再立上げの時点から新しい
ものが利用される。

この様に端末ソフトウェアを一旦端末ソフトウェアー時
保管領域２０Ｂに保存するのは、障害対策のためである
。送られた端末ソフトウェアを直接端末ソフトウェア実
装領域２ＤＣに実装しようとすると、ファイル転送時に
障害が発生した場合には端末ソフトウェア環境に不整合
を生じてしまい再立上げができなくなってしまう可能性
がある。端末ソフトウェアを端末ソフトウェア−時保管
領域２０Ｂに保持することにより、万一障害が起きても
端末ソフトウェア環境に不整合は起こらず、再送によっ
て最新版の端末ソフトウェアを実装することができる。

第４図に、端末ソフトウェアを更新するために用意され
た、ホストコンピュータ１０での処理ならびに可搬端末
２０での処理の実施例を示す。端未利用者がホストコン
ピュータＩＯにログインする時、端末２０のログイン処
理部２０Ｄはログイン情報としてユーザＩＤとパスワー
ドの他、端末２０が管理保存使用しているソフトウェア
の更新日付時刻情報２０Ａをポストコンピュータ１０の
ログイン処理部１０Ｄに知らせる。ログイン処理− 部１０Ｄは端末ソフトウェア更新状況調査部１０Ｇをバ
ックグラウンドジョブとして動作させる。

そして、端末ソフトウェア更新状況調査部１０Ｇでは、
端末２０の更新日付時刻情報２０Ａとホストコンピュー
タで管理保存している端末ソフトウェア版管理表１０Ａ
上の最新更新日付時刻とを比較し、端末２０で保存使用
しているソフトウェア構成要素が最新版でないと判断し
たときは、ファイル転送部１０Ｉ（を生成する。ファイ
ル転送部１０Ｈは、自動的に対応する端末ソフトウェア
群のみを、端末ソフトウェア保管領域１０Ｃより通信回
線を通じてファイル受理部２０Ｈに対してファイル転送
する。端末２０のログイン処理部２０Ｄのバックグラウ
ンドジョブとして生成されたファイル受理部２０Ｈは、
このファイルを受けて端末ソフトウェア−時保管領域２
０Ｂにそのファイルを保存する。

また端未利用者がログアウトするとき、ログアウト処理
部２０Ｆはファイル受理部２０Ｈに対してシグナルを送
り、シグナルを受は取ったファイ１〇− ル受理部２０Ｈは端末ソフトウェア実装部２０Ｇを生成
する。端末ソフトウェア実装部２０Ｇは端末ソフトウェ
ア−時保管領域２０Ｂよりファイルを端末ソフトウェア
実装領域２０Ｃに移し、端末ソフトウェアの更新実装を
行なった後、端末更新日付時刻情報２０Ａを更新し、処
理を終了する。

このように端末ソフトウェア更新処理をコマンド処理部
１０Ｅ・２０Ｅに対するバックグラウンドジョブとして
実装することにより、端末利用者は端末ソフトウェア更
新処理の終了を待つことなく、ホストコンピュータ１０
を使用することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本システムでは、今まで手作業で行
なっていた端末ソフトウェアの実装とソフトウェア版管
理とを自動化している。これにより以下の効果が得られ
た。

■　端末ソフトウェア実装の効率化 端末ソフトウェア配布者は、端末ソフトウェアをホスト
コンピュータに一回だけ登録するだけでよい。従来のよ
うに、すべての端末にひとつひとつ実装する必要はない
。

■　端末設置の柔軟性の確保 ラップトツブ端末のように移動可能な端末が設置場所を
変更しても、設置場所を意識することなく、自動的に正
しく端末ソフトウェアが更新される。従来のように回線
と端末が固定接続され、回線管理により端末管理されて
いる場合には、ラップトツブのような移動可能な端末に
対し端末ソフトウェアの更新を行なうと、回線と端末の
対応もチエツクする必要が生じ、大変手間のかかる作業
であった。

■　端末ソフトウェア版管理の徹底 端末ソフトウェアの版はログイン時にホストコンピュー
タにより毎回チエツクされるので、使用する端末ソフト
ウェアは常に最新版であることが保証されている。従来
の方法では、可搬式端末は設置場所が一定しないために
一部の端末に対してソフトウェアの更新を忘れたり、ソ
フトウェア更新済みの端末に対してもう一度更新したり
という間違いがあった。

■　端末ソフトウェア版管理の省力化 端末ソフトウェアの更新情報は各端末で自動的に更新さ
れるので、人手を介する必要がなく省力化が図れる。従
来の方法ではホストコンピュータが各端末ソフトウェア
の版情報を管理しており、作業が煩雑であった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すシステム概念図、第２
図（ａ）および（ｂ）は本実施例における端末ソフトウ
ェア版管理情報を示すブロック図、第３図は本発明にお
ける端末ソフトウェア実装順序を示す略図、第４図は本
実施例においてホストコンピュータでの処理と可搬式端
末での処理との関係を示すプロセス関連図である。 １０・・・・・・ホストコンピュータ、２０〜２２・・
・・・可搬式端末、ＩＯＡ・ＩＯＢ・・・・・・端末ソ
フトウェア版管理表、２０Ａ・・・・・・端末更新日付
時刻情報、１０Ｃ・・・・・・端末ソフトウェア保管２
次記憶領域、３ ２０Ｂ・・・・・・端末ソフトウェア−時保管２次記憶
領域、２０Ｃ・・・・・端末ソフトウェア実装２次記憶
領域、ＩＯＤ・２０Ｄ・・・・・・ログイン処理部、１
０Ｅ・・・・・コマンド処理部、２０Ｅ・・・・・・コ
マンド投入部、１０Ｆ・２０Ｆ・・・・・・ログアウト
処理部、ＬＯＧ・・・・・・端末ソフトウェア更新状況
調査部、２０Ｇ・・・・・端末ソフトウェア実装部、Ｉ
ＯＨ・・・・・・ファイル転送部、２０Ｈ・・・・・・
ファイル受理部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 可搬式端末で自らの使用する端末ソフトウェアの更新日
   付時刻情報を記憶し、ホストコンピュータログイン時に
   この端末ソフトウェア更新日付時刻情報を可搬式端末よ
   りホストコンピュータに知らせられることによりホスト
   コンピュータで端末ソフトウェアの新旧を判断し、必要
   に応じてホストコンピュータで管理されている最新版の
   端末ソフトウェアをホストコンピュータにより端末に対
   して通信回線を通じ自動転送するとともに、前記最新版
   の端末ソフトウェアを端末に自動実装して成ることを特
   徴とする日付時刻情報をもとに端末ソフトウェアを自動
   更新する可搬式端末ネットワークシステム。