JPH0324289Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0324289Y2
JPH0324289Y2 JP1985060552U JP6055285U JPH0324289Y2 JP H0324289 Y2 JPH0324289 Y2 JP H0324289Y2 JP 1985060552 U JP1985060552 U JP 1985060552U JP 6055285 U JP6055285 U JP 6055285U JP H0324289 Y2 JPH0324289 Y2 JP H0324289Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
barrel
barrel body
cooling water
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985060552U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61182678U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985060552U priority Critical patent/JPH0324289Y2/ja
Publication of JPS61182678U publication Critical patent/JPS61182678U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0324289Y2 publication Critical patent/JPH0324289Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種溶接に用いられる溶接トーチ、
特に水冷溶接トーチにおいて、その水冷のための
必要構造を簡単化して製作の容易化、保守管理の
簡単化を図るとともに、冷却効果の向上を期した
ものに関する。
(従来の技術) 溶接における自動化、ロボツト化の傾向増大と
ともに、溶接品質の確保のみならず、連続溶接の
施工による稼動率の向上、高電流溶接による能率
の向上が要求され、これに応じて溶接トーチの耐
用性の増大も必要とされ、水冷溶接トーチにおけ
る冷却構造についても耐用性の点において大きな
要素を占めるものである。水冷溶接トーチとして
は既に各種のものが開発、市販されているが、比
較的汎用性の高い400アンペア以下程度の連続溶
接に使用される水冷溶接トーチの一般的な構造は
第3図および第4図に示すようなものである。即
ち両図において、中空丸棒状の銃身本体1におけ
る外周面の対称2面が軸線と平行する平面1a,
1aとされ、この銃身本体1にパイプ15もしく
はこれに続く絶縁筒3の円形内周面が外嵌される
ことによつて、前記2平面1a,1aと円形内周
面一部との間に形成される弦弧状の空間が銃身部
の冷却水路C,Cとなるのであり、一方の水路C
から送られた冷却水は、図示のように銃身本体1
に外嵌される絶縁筒3の周面において、前記一方
の水路Cとの正対位置に穿設された孔3a(また
は3bである)から、絶縁筒3に外嵌される外筒
金具4側に形成された冷却水筒Wを回つて、前記
一方の水路Cと反対側の他方の水路Cに、該水路
Cと正対して同じく穿設した孔3b(または3a
である)によつて還流されてゆくのであり、これ
によつて銃身部をめぐる往復の冷却水路が構成さ
れ、溶接トーチ全体を適切に冷却するのである。
(考案が解決しようとする問題点) 溶接トーチ銃身本体1が大電流を流す部分であ
り、また外筒金具4に取り付けられたシールドノ
ルズ14は溶接ワークや人体にふれる可能性があ
るものであり、さらにロボツト等に取付けて利用
する際には、ノズルがワーク等に干渉する事をノ
ズルに検出電圧を印加してセンサーとして使用す
るものである。このように、安全性や検出の信頼
性を高める意味から銃身本体とシールドノズル間
に絶縁性が重視される。第3図の溶接トーチはこ
のような絶縁性に優えた特性をもつ。すなわち、
シールドノルズ14と銃身本体1との間を絶縁筒
3が完全に仕切り絶縁している。但し水路として
必要な孔3aのみは例外的に開放されている。電
気抵抗は周知のように素材、断面積、長さで決定
される。この場合、素材は水であり、断面積、長
さは孔の径と長さである。孔という断面積は小さ
な形状として絶縁抵抗を向上させている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来技術における冷却構造において
は、第4図で明らかなように、銃身本体1におけ
る2平面1a,1aと、絶縁筒3における孔3
a,3bとの相対位置は、軸心回りに一義的に決
定されなければならないので、第3図に示すよう
に、銃身本体1にロー付け等で一体化されたパイ
プ15の外周面に位置決め用ピン15aを立設
し、このピン15aに絶縁筒3に形成した位置決
め用溝3cを係合させることにより、水路C、C
と孔3a,3bの正対を行つているのである。ま
た従来技術においては、冷却水往復のために必要
な冷却水筒Wを外筒金具4自体の内部に形成する
ため、外筒金具4は内筒4A、外筒4Bの両者を
それぞれ別途加工製作し、両者をロー付け等で一
体化する工程も必要となり、これらの構造は何れ
もその複雑化、製作工数の増大によるコスト高、
また形状、構造のコンパクト化の点において問題
点があり、また前記各部材の耐熱性もさることな
がら、前記外筒金具4には既知のようにシールド
ノルズ14が取付けられるのであるが、このシー
ルドノルズ14における冷却作用は、第3図示の
ように金具4との接触端部での伝熱だけで行われ
るのみに止まり、ノズル14の冷却効果も不充分
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案はかかる水冷溶接トーチにおける問題点
を解決するために、銃身本体1における冷却水路
に対し、該本体1に外嵌される絶縁筒周面に少な
くとも3個以上の孔を列設することによつて、如
何なる取付位置においても水路と孔とが連通状態
とされるとともに、前記絶縁筒と外筒金具との中
間に往復用冷却水筒を形成することにより、シー
ルドノズルの充分な冷却作用が得られ、かつコン
パクトで簡単な必要構造で足りるようにしたもの
であり、具体的には、トーチ銃身に該銃身軸線と
略平行に往復の冷却水路を有する溶接トーチにお
いて、銃身部の水路は中空丸棒状の銃身本体にお
ける外周面の対称位置に形成する2平面と該銃身
本体に外嵌するパイプ内面との間に形成される空
間とし、溶接トーチの先端部においては、前記銃
身本体に外嵌されかつ前記銃身本体の円周面部の
周長より小径の孔をその周面に放射状に少なくと
も3個以上穿設した絶縁筒と、該絶縁筒に外嵌さ
れる外筒金具との間に前記孔いずれかを介して銃
身部水路と連通する冷却水筒を形成し、前記銃身
本体と前記外筒金具とが銃身部水路と冷却水筒と
を連通する孔を除いて前記絶縁筒により電気的に
絶縁され、該冷却水筒が前記外筒金具におけるシ
ールドノルズ取付部まで延びていることにある。
(作用) 本考案の技術的手段によれば、第1図および第
2図に示すように、銃身部の水路は、中空丸棒状
の銃身本体1における円形外周面の対称位置に形
成する2つの平面1a,1aと、該銃身本体1に
外嵌するパイプ15の内面一部によつて仕切られ
る水路C,Cとし、溶接トーチの先端部にいおて
は、前記銃身本体の円周面部の周長より小径の孔
を前記銃身本体の円周面部の周長より小径の孔を
パイプ15の先端と連続する絶縁筒3の周面に少
なくとも3個以上(図例では絶縁筒3の円周等分
状に6個のものを示している)設し、銃身本体1
の2平面1a,1aをこの絶縁筒3の孔3d位置
まで形成することによつて、更にはこの絶縁筒3
の外周面と、これに外嵌される外筒金具4の内周
面との間に冷却水筒Wを形成することによつて、
次の作用が得られることになる。即ち第1,2図
において、銃身本体1における水路C,Cの内、
一方の水路Cから送られた冷却水は、絶縁筒3に
おける任意の孔3dから絶縁筒3と外筒金具4間
の冷却水筒Wに入つて、他の任意の孔3dを通つ
て他方の水路Cに帰ることになる。このさい孔3
dは銃身本体1と絶縁筒3とが軸心回りにどのよ
うに相対位置が変つても、必ず何れかの孔3dが
水路C,Cと連通するように、前記銃身本体の円
周面部の周長より小径の孔を少なくとも3個以上
設けてあるため、従来技術のように特別の位置決
めピンや位置決め溝の係合による等の、絶縁筒3
の位置決め構造は全く不要となり、冷却水の往復
作用が確実かつ容易に得られるのである。更にま
た本考案では冷却水筒Wを絶縁筒3の外周面と、
これに外嵌される外筒金具4の円周面との間に形
成したことにより、従来技術のように外筒金具4
を2重筒構造として水筒を形成する構造を必要と
せず、しかもこれによつて第1図に明らかなよう
に、外筒金具4の先端に取付けられるシールドノ
ルズ14に対し、ノズル14と金具4との螺合等
による取付部の内面側にまで冷却水筒Wの長さを
任意にかつ充分に延長形成することができ、これ
によつてシールドノルズ14に対する熱伝導面積
を著しく増大し、ノズル14の冷却効果も従来に
比し著しく向上されることになるのである。
(実施例) 本考案トーチの適切な実施例構造を第1,2図
において説示する。
銃身本体1とこれに外嵌かつロー付け等で一体
化されるパイプ15は、従来のこの種水冷溶接ト
ーチにおけるそれと同様であり、パイプ15の前
部外周に固定子11によつて外嵌固定された接結
部材10に、銃身本体1の前部並びにパイプ15
の前端に亘つて外嵌した絶縁筒3の後端フランジ
部分が衝止されるとともに、接結部材10に外嵌
された締結ナツト9に、絶縁筒3に外嵌された外
筒金具4の後端がネジ嵌合部16を介して螺合さ
れ、外筒金具4の後端と接結部材10の前端とに
よつて絶縁筒3の後端フランジ部分を挟持し、外
筒金具4の前端にシールドノルズ14の後端をネ
ジ嵌合部17によつて取付けるようにしてある。
絶縁筒3の周面には、前記銃身本体1の外周面の
対称位置に形成された平面1a,1a間を結ぶ円
周面部の周長より小径の孔3dが複数個放射状に
穿設されており、該孔3dの個数は、銃身本体1
における水路C,Cが、平面1aと絶縁筒3の内
周面一部の円弧によつて囲まれた弦弧状空間であ
るため、絶縁筒3の円周等分状に最低3個設けれ
ば、軸心回りにおける相対位置が変わつても、2
個の孔3d,3dが水路C,Cと連通可能である
が、実用的には円周等分位置に5〜6個程度配設
することが望ましい。本実施例では、6個の孔内
の対称位置にある2個が各々水路C,Cの往路お
よび復路側に位置しており、孔の開口面積を増大
させないため、従来の第3図と同様、良好な絶縁
性を確保することができる。このように、本考案
では銃身本体1の二つの平面の寸法と孔の径、個
数を適宜設定することにより、多数の孔の内の1
〜2個を水路として使用することができるため、
孔の開口面積をほとんど増大させず、絶縁抵抗を
低下させることなく、絶縁筒の位置決めを不要に
することができる。冷却水筒Wの形成に当つて
は、実施例のように絶縁筒3の外周面および外筒
金具4の内周面に、それぞれ凹部を形成すること
によつて大容量の冷却スペースが容易に得られ、
また絶縁筒3の外周面における凹部を軸方向に長
く形成することによつて、外筒金具4とシールド
ノルズ14との取付部であるネジ嵌合部17を相
当の長さに亘つてカバーでき、シールドノルズ1
4側の冷却効果を従来よりも著しく向上させるこ
とが容易である。銃身本体1の先端は既知のよう
に交換可能なチツプボデイ12がネジ嵌合その他
により着脱自在に付設され、13はシールドガス
整流のためのオリフイスであり、また銃身本体1
内には溶接ワイヤのガイドライナ2を装設し、
5,6,7,8は内外周面が相接する各部材1,
3,4,15間の所要位置に介設される水漏れ防
止用の各Oリングを示している。
(考案の効果) 本考案によれば、溶接トーチ先端部において、
絶縁筒3の周面に放射状に銃身本体の円周面部の
周長より小径の孔3dを少なくとも3個以上穿設
し、それらのいずれかの孔3dを、銃身部水路
C,Cと冷却水筒Wの連通孔として設け、銃身本
体と外筒金具とが前記連通孔を除いて前記絶縁筒
により電気的に絶縁され、更に冷却水筒Wを絶縁
筒3と外筒金具4との間に形成することにより、
絶縁筒3の組付けに当り、シールドノルズと銃身
本体との絶縁抵抗の高さをある程度維持したま
ま、絶縁筒の位置決めを行なうことなく、冷却水
の還流水路を形成することができる。また外筒金
具4内に冷却水筒Wを形成する構造も必要としな
いので、従来に比しその必要構造をきわめて簡単
化できるとともにコンパクト化が容易に得られ、
また冷却水筒Wの軸方向延長形成により、シール
ドノルズ14に対して充分な冷却効果を生じるこ
とができるのであり、構造の簡単、組立工数の減
少による低コスト化、トーチ先端部における充分
な冷却性能の付与において優れた利点を持つもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の縦断正面図、第2図は
第1図A−A線断面図、第3図は従来例の縦断正
面図、第4図は第3図B−B線断面図である。 1……銃身本体、3……絶縁筒、3d……孔、
4……外筒金具、14……シールドノルズ、C,
C……銃身部水路、W……冷却水筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トーチ銃身に該銃身軸線と略平行に往復の冷却
    水路を有する溶接トーチにおいて、銃身部の水路
    は中空丸棒状の銃身本体における外周面の対称位
    置に形成する2平面と該銃身本体に外嵌するパイ
    プ内面との間に形成される空間とし、溶接トーチ
    の先端部においては、前記銃身本体に外嵌されか
    つ前記銃身本体の円周面部の周長より小径の孔を
    その周面に放射状に少なくとも3個以上穿設した
    絶縁筒と、該絶縁筒に外嵌される外筒金具との間
    に前記孔のいずれかを介して銃身部水路と連通す
    る冷却水筒を形成し、前記銃身本体と前記外筒金
    具とが銃身部水路と冷却筒とを連通する孔を除い
    て前記絶縁筒により電気的に絶縁され、冷却水筒
    が前記外筒金具におけるシールドレズル取付部ま
    で延びていることを特徴とする水冷溶接トーチ。
JP1985060552U 1985-04-22 1985-04-22 Expired JPH0324289Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985060552U JPH0324289Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985060552U JPH0324289Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61182678U JPS61182678U (ja) 1986-11-14
JPH0324289Y2 true JPH0324289Y2 (ja) 1991-05-27

Family

ID=30588005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985060552U Expired JPH0324289Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0324289Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0741589Y2 (ja) * 1990-10-24 1995-09-27 石川島播磨重工業株式会社 管溶接部冷却装置
JP5437427B2 (ja) * 2012-04-05 2014-03-12 株式会社小松製作所 溶接トーチ
JP6022406B2 (ja) * 2013-05-30 2016-11-09 株式会社神戸製鋼所 溶接トーチ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056182B2 (ja) * 1979-06-18 1985-12-09 住友ゴム工業株式会社 硬質ゴム組成物

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056182U (ja) * 1983-09-21 1985-04-19 日立精工株式会社 ア−ク溶接用ト−チ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056182B2 (ja) * 1979-06-18 1985-12-09 住友ゴム工業株式会社 硬質ゴム組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61182678U (ja) 1986-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1662337B (zh) 等离子弧焊炬的末端、等离子弧焊炬及其操作方法
AU2012223468B2 (en) Method of manufacturing a high current electrode for a plasma arc torch
US3294953A (en) Plasma torch electrode and assembly
CN104604336A (zh) 用于等离子弧割炬的复合消耗品
US20040195219A1 (en) Plasma arc torch electrode
MX2014005806A (es) Difusor de gas para pistolas de mig de soldadura con arco roboticas/manuales de gmaw.
EP0271032A2 (de) Verfahren zur Aufbringung einer Innenbeschichtung in Rohre od. dgl. Hohlräume engen Querschnittes sowie Plasmaspritzbrenner dafür
WO1995015238A1 (en) Convertible plasma arc torch and method of use
KR950010715A (ko) 플라즈마 건 헤드
JPH0324289Y2 (ja)
JPH04225710A (ja) 流体冷却式トーチ
US4137828A (en) Welding gun
CN108340055B (zh) 一种弯曲型超窄间隙mag/mig焊枪
US20200376584A1 (en) Integrated weld position detection device based on binaural effect
US4748899A (en) Dual-pressure jack
JP2003039172A (ja) 水冷式ガスシールドアーク2電極一体型溶接トーチ
JPS5942185A (ja) 回転電極の冷却構造
JPH0329023Y2 (ja)
CN215393112U (zh) 凸点焊电极
WO2008109738A1 (en) One-piece elbow hydraulic fitting designed for electric arc stud welding
CN220782539U (zh) 一种强制双重冷却水冷弯管及焊枪
JPS5666388A (en) Thin type plasma torch
JP3379362B2 (ja) プラズマ切断トーチ
JPH0899174A (ja) アーク溶接用ロボット
CN212977076U (zh) 一种用于小口径深孔的氩弧自熔焊枪