JPH03240726A - 化学療法効果増強剤 - Google Patents

化学療法効果増強剤

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JPH03240726A
JPH03240726A JP3457190A JP3457190A JPH03240726A JP H03240726 A JPH03240726 A JP H03240726A JP 3457190 A JP3457190 A JP 3457190A JP 3457190 A JP3457190 A JP 3457190A JP H03240726 A JPH03240726 A JP H03240726A
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JP
Japan
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group
chemotherapeutic
compound
hydroxy group
protected
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JP3457190A
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Takashi Tsuruo
隆 鶴尾
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規な化学療法効果増強剤に関する。
さらに詳しくは、下記構造式を有する化合物(I)また
はその医薬として許容される塩を含有することを特徴と
する化学療法効果増強剤に関する。
(式中、R1はヒドロキシ基または保護されたヒドロキ
シ基、R2は水素、ヒドロキシ基または保護されたヒド
ロキシ基、R3はメチル基、エチル基、プロピル基また
はアリル基、R4はヒドロキシ基またはメトキシ基、R
は水素またはR4と共になってオキソ基、n+ま1また
は2の整数、実線と点線により表わされる記号はS結合
または二重結合を意味し、 但し、Rがヒドロキシ基およびR5が水素であるか、ま
たItR’とR5が共になってオキソ基を意味する場合
、R2は保護されたヒドロキシ基ではない、) [従来の技術] 本発明で使用される化合物(I>およびその医薬として
許容される塩は、優れた免疫抑制作用および抗菌作用等
の薬理作用を有し、臓器あるいは組織の移植に対する拒
絶反応、移植片対宿主反応、種々の自己免疫疾患、およ
び感染症等の治療および予防に有用であることが知られ
ている(ヨーロンバ特許公開番号01g4162および
0323042) 。
ところで、抗生物質等の化学療法剤を比較的長期に投与
した場合、感染微生物等が耐性を獲得し、化学療法剤の
効果が減少することはよく知られている。
また、腫瘍の成長または転移を縮少、阻害または制限す
る手段として、抗癌剤を用いる癌化学療法においても時
間の経過に従い投与した抗癌剤に対し、耐性を示す腫瘍
が出現し、癌化学療法の治療効果が低下することが一般
に知られている。それは腫瘍細胞内の抗癌剤の蓄積、維
持能低下が原因であることが多いと言われている。
[発明が解決しようとする課題] 新規な化学療法剤の開発が困難な今日、既存の化学療法
剤の効果増強を試みることは極めて重要である。
そこで本発明者らは、鋭意研究の結果、意外にも免疫抑
制剤として知られている前記化合物(I>が、細胞内に
おける化学療法剤の蓄積、維持に強い効果を示すととも
に、化学療法剤、特に抗癌剤の効果を著るしく増強させ
る効果を有することを見い出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の目的は、優れた化学療法効果増強作用を
有することが新たに見い出された化合物を含有する化学
療法効果増強剤を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、化合物(1)またはその医薬として許容され
る塩を含有することを特徴とする化学療法効果増強剤を
要旨とするものである。以下本発明について詳細に説明
する。
化合物(1)の定義の具体例およびその好ましい実施態
様を以下詳細に説明する。
この明細書において使用される1低級」なる語は、特に
指示がなければ、炭素原子1〜6個を意味する。
1保護されたヒドロキシ基、における好適な保護基とし
ては、例えばメチルチオメチル、エチルチオメチル、プ
ロピルチオメチル、イソプロピルチオメチル、ブチルチ
オメチル、インブチルチオメチル、ヘキシルチオメチル
等の低級アルキルチオメチル基のような1−(低級アル
キルチオ)(低級)アルキル基、さらに好ましいものと
してCl−C4アルキルチオメチル基、最も好ましいも
のとしてメチルチオメチル基; 例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、トリブチ
ルシリル、第三級ブチル−ジメチルシリル、トリ第三級
ブチルシリル等のトリ(低級)アルキルシリル、例えば
メチル−ジフェニルシリル、エチル−ジフェニルシリル
、プロピル−ジフェニルシリル、第三級ブチル−ジフェ
ニルシリル等の低級アルキル−ジアリールシリル等のよ
うなトリ置換シリル基、さらに好ましいものとしてトリ
(C−C)アルキルシリル基およびC14 〜C4アルキルジフェニルシリル基、最も好ましいもの
として第三級ブチル−ジメチルシリル基および第三級ブ
チル−ジフェニルシリル基;カルボン酸、スルホン酸お
よびカルバミン酸から誘導される脂肪族アシル基、芳香
族アシル基および芳香族基で置換された脂肪族アシル基
のようなアシル基; 等が挙げられる。
脂肪族アシル基として番よ、例えばホルミル、アセチル
、プロピオニル、ブチリル、インブチリル、バレリル、
イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、カルボキシ
アセチル ピ才二ル、カルボキシブチリル サノイル等の、カルボキシのような適当な置換基を1個
以上有していてもよい低級アルカノイル基、例えばシク
ロプロピルオキシアセデル、シクロブチルオキシプロピ
オニル、シクロヘプチルオキシブチリル、メンチルオキ
シアセチル、メンチルオキシプロピオニル、メンチルオ
キシブチリル、メンチルオキシペンタノイル、メンチル
オキシヘキサノイル等の、低級アルキルのような適当な
置換基を1個以上有していてもよいシクロ(低級)アル
コキシ(低級)アルカノイル基、カンファースルホニル
基、例えばカルボキシメチルカルバモイル、カルボキシ
エチルカルバモイルルボキシプロピルカルバモイル、カ
ルボキシブチルカルバモイル、カルボキシペンチルカル
バモイル、カルボキシヘキシルカルバモイル キシ(低級)アルキルカルバモイル基、または例えばト
リメチルシリルメトキシカルボニルエチルカルバモイル ルプロピルカルバモイル トキシカルボニルプロピルカルバモイル、第三級ブチル
ジメチルシリルエトキシ力ルポニルブロビル力ルバモイ
ル、トリメチルシリルプロポキシカルポニルプチル力ル
バモイル基等のトリ(低級)アルキルシリル(低級)ア
ルコキシカルボニル(低級)アルキルカルバモイル基等
の保護されたカルボキシ(低級)アルキルカルバモイル
基等のようなカルボキシもしくは保護されたカルボキシ
のような適当な置換基を1個以上有する低級アルキルカ
ルバモイル基等が挙げられる。
芳香族アシル基としては、例えばベンゾイル、トルオイ
ル、キシロイル、ナフトイル、ニトロベンゾイル、ジニ
トロベンゾイル、ニトロナフトイル等の、ニトロのよう
な適当な置換基を1s以上有していてもよいアロイル基
、例えばベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル、キ
シレンスルホニル、ナフタレンスルホニル、フルオロベ
ンゼンスルホニル、クロロベンゼンスルホニル、ブロモ
ベンゼンスルホニル、ヨードベンゼンスルホニル等の、
ハロゲンのような適当な置換基を1個以上有していても
よいアレーンスルホニル基等が挙げられる。
芳香族基で置換された脂肪族アシル基としては、例えば
フェニルアセチル、フェニルプロピオニル、フェニルブ
チリル、2−トリフルオロメチル−2−メトキシ−2−
フェニルアセチル、2xfルー2−トリフルオロメチル
−2−フェニルアセチル、2−トリフルオロメチル−2
−プロポキシ−2−フェニルアセチル等の、低級アルコ
キシおよびトリハロ(低級)アルキルのような適当な置
換基を1個以上有していてもよいアル(低級)アルカノ
イル基等が挙げられる。
上記アシル基中、さらに好ましいアシル基としては、カ
ルボキシを有していてもよいC1〜C4アルカノイル基
、シクロアルキル部分に(01〜C)アルキルを2個有
するシクロ(05〜C6)アルキルオキシ(01〜C4
)アルカノイル基、カンファースルホニル基、カルボキ
シ(01〜C4)アルキルカルバモイル基、トリ(01
〜C4)アルキルシリル ロ基を1個または2個有していてもよいベンゾイル基、
ハロゲンヲ有スるベンゼンスルホニル基、c  −c 
 アルコキシとトリハロ(01〜C4)4 アルキルを有するフェニル(C1〜C4)アルカノイル
基が挙げられ、それらのうち、最も好ましいものとして
は、アセチル、カルボキシプロピオニル、メンチルオキ
シアセチル、カンファースルホニル、ベンゾイル、ニト
ロベンゾイル、ジニトロベンゾイル、ヨードベンゼンス
ルホニルオヨヒ2−トリフルオロメチル−2−メトキシ
−2フエニルアセチルが挙げられる。
化合物(1)の医薬として許容される塩としては、無毒
の、医薬として許容される慣用の塩であり、例えばナト
リウム塩、カリウム塩等のアルカノ金属塩、例えばカル
シウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩、例えばトリエチルアミン塩、N−ベンジ
ル−N−メチルアミン塩等のアミン塩のような無機また
は有機塩基との塩が挙げられる。
化合物(I)において、コンホーマーあるいは不斉炭W
:原子および二重結合に起因する光学異性体および幾何
異性体のような1対以上の立体異性体が存在することが
あり、そのようなフンホーマーあるいは異性体もこの発
明の範囲に包含される。
本発明において化学療法とは、例えば細菌、ウィルス、
真菌もしくは原生動物等に対し、抗生物質を投与するこ
とによって感染症の予防もしくは治療を行うこと、なら
びに腫瘍細胞、特に癌細胞に対し抗癌剤を投与すること
によって腫瘍の予防もしくは治療を行うこと等を意味す
る。
本発明の化学療法効果増強剤は、化合物(1)またはそ
の医薬として許容される塩を外用、内服または非経口投
与に適した有機または無機の担体もしくは賦形剤と混合
して、例えば固体状、半固体状もしくは液状の医薬製剤
の形で投与することができる.この医薬製剤は、錠剤、
ペレット剤、カプセル剤、坐剤、液剤、エマルジョン、
懸濁液およびその他の適切な形で使用でき、例えば、通
常の無毒で、医薬として許容される担体と混合してもよ
い。使用し得る担体は、水、グルコース、ラクトース、
アカシアコ゛ム、ゼラチン、マンニトール、でん粉ペー
スト、三ケイ酸マグネシウム、タルク、コーンスターチ
、ケラチン、コロイドシリカ、ハレイショでん粉、尿素
、および他の固体状、半固体状または液状の製剤を製造
するのに適した担体であり、さらに、賦形剤、安定化剤
、粘稠化剤、着色剤、香料を使用してもよい。化合物(
1)またit医薬として許容される塩は、疾患の経過ま
たは状態により、所望の効果を発揮するのに十分な量が
医薬製剤中に含有される。
この医薬製剤をヒトに用いる場合は、非経口投与あるい
は内服で使用することが好ましい。
本発明の化学療法効果増強剤を用いて人または動物を治
療する際には、公知の化学療法剤と組み合せて使用する
.その際には、前記のようにして架剤化した本発明の化
学療法効果増強剤と化学療法剤とを同時に投与してもよ
いし、または、あらかじめ、化合物(I)またはその医
薬として許容される塩と化学療法剤とを例えば散剤、細
粒剤、錠剤、カプセル剤、注射剤などに製剤化したもの
を投与してもよい。
本発明の化学療法効果増強剤により、その効果が増強さ
れ得る化学療法剤としては、後述のように化合物(I)
またはその医薬として許容される塩が、細胞内の化学療
法剤の濃度を上昇させ得ることから考えて、少なくとも
細胞膜を通して、細胞内に輸送され効果を発現するよう
な抗生物質または抗癌剤等の薬物であればよく、そのよ
うな化学療法剤としては、例えばビンクリスチン、ビン
ブラスチン、ビンデシン、VP16、アドリアマイシン
、ダウノマイシン、コルヒチン、エトポシド、テノボン
ド等が挙げられる。
本発明の化学療法効果増強剤は、細胞内化学療法剤の濃
度を増加させるとともに、化学療法剤、特に抗癌剤の化
学療法効果を著るしく増強させ得ることが判明した。従
って、本発明の化学療法効果増強剤は、化学療法剤に対
し、既に細胞が獲得している耐性を消失もしくは減少さ
せる手段として有用である。さらに、化学療法剤の使用
量を減少させる手段としても有用であり、その結果、化
学療法剤が有する毒性等の副作用を低減させることが出
来る。
本発明の化学療法効果増強剤として用いられる化合物(
I)の治療有効量は、治療する患者側々の年齢、疾病の
程度および化学療法剤の種類により変化するが、通常、
有効成分18約0.01〜100100O好ましくは0
.1〜500mg、さらに好ましくは05〜100mg
が疾患の治療に用いられ、一般に1回平均約0.5mg
、s 1 mgs 5 mgs l0IIIL 50m
g5 toomg。
250mg、500mgが投与される。
本発明の効果を示すため、化合物(I)の薬理試験デー
タを以下に示す。
隻慧ユ 化合物(I)による細胞内抗癌剤濃度上昇効果の測定 [試験方法] アドリアマイシン耐性ヒト卵巣癌細胞(2780AD)
を106個/ mQになるように浮遊させたウシ胎児血
清(5%)添加RPMI1640培地をマイクロタイタ
ープレートの各ウェルに1muずつ加えた。
24時間経過後、培養培地を吸引して除き、3H−ピン
クリスチン(6ci/llll1101)金含有すルR
PM11640培地(5%ウシ胎児血清及び10mMH
EPES緩衝液を添加したもの)を各ウェルにo、 5
rnQずつ加えた後、0.01.0.1および1 mg
/ mQの化合物(I)”溶液[ジメチルスルホキシド
溶液(10mg/mQ)をノン#緩衝液(PBS(−)
 )で、希釈してそれぞれの濃度にlll整したもの]
をそれぞれ5−ずつ添加し、炭酸ガス培養器中で2時間
培養した。氷冷したビンクリスチン−PBS(−)溶液
(0,1mg/ mll ) ヲ用イて5回洗浄し、さ
らに0.2N*酸化ナトリウム(0,25mQずつ)を
添加した後、細胞溶解液を別容器に移し、56℃で45
分間インキュベートした。それに2Mの酢酸溶液(37
,5−ずつ)および水溶液シンチレータ−(AC5I 
、米国アマ−ジャム社製)(1,75m1lずつ)を添
加した後、液体シンチレーション計数管(1iquid
 5cintillation counter )を
用いて、各ウェル中の放射線の量を測定した。
結果を表1に示す。
村:化合物(I)の代表例として、下記構造式を有する
化合物(以下、FK506と略称)を選択した。
[結果] 表1 : FK50BによるJIBJII内ビンクリス
チン濃度上昇効果 $2=2ウェルの平均値 隻監1 化合物(I)による抗癌剤の抗癌効果増強作用の測定 (1) ビンクリスチン耐性マウス白血病細胞(P3g
8/VCR)に対するFK506の抗癌効果増強作用[
試験方法コ P 388 / VCR細胞を1000個/100sj
lトナルヨウニ、2−メルカプトエタノール(20mM
 )及びウシ胎児血清(5%)を含有するRPM[16
4(+培地に浮遊させ、その浮遊液1004ずつを、マ
イクロタイタープレートの各ウェルに加え37”Cで5
時間インキュベートした後に、(1)と同様にして調製
したFK506及びビンクリスチンの溶液をそれぞれこ
の順に最終濃度(FK506の場合は、0.1および3
μg/m!。
ビンクリスチンの場合は0.0.01,0.03,0.
1 。
0.3.1 、3 、10.30.JOOnl/ml)
になるように加えた。
プレートをさらに37’Cでインキュベートし、72時
間後に、モスマン(Mosmann : J、 Imm
unolMethods、 65.55−63.198
3)が記載している方法に従って、比色肛τ[3−(4
,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフ
ェニルテトラゾリウム・プロミド、シグマ社製コアッセ
イを以下に述へる方法で行ない、FK506存在下にお
けるビンクリスチンのP388/VCR細胞に対する5
0%発育阻止濃度(IC5o)を測定した。 MTT液
の調製にit MTTをリン酸緩衝溶液CPBS )に
5mg/mQfi度に溶解し、濾過して滅菌するととも
に少量の不溶残I査を除去した。ヒト腫瘍細胞の培養終
了後、このHIT溶液を全てのアッセイウェルに加え(
培地10〇−当り10−)、プレートをさらに37’C
で4時間インキュベートした。#性インプロパツール(
インプロパツール中0.04N HCI 1004 )
を全てのウェルに加え、よく混ぜて、暗青色の結晶を溶
解させた。全部の結晶が溶解後、プレートを、550n
m、参照波長660nmで、2波長マイクロプレート光
度計(MTP−22型;コロナ電気株式会社*)にかけ
て読み取った。
結果を表2に示す。
(2)アドリアマイシン耐性ヒト骨髄性白血病細胞(K
562/ADH)に対するFK506の抗癌効果増強作
用に562/ADM細胞を3000個/100−となる
ように、ウシ胎児血清(5%)を含有するRPM116
40培地に浮遊させ、その浮遊液100−ずつをマイク
ロタイタープレートの各ウェルに加え、5時間インキュ
ベートした後、(1)と同様にして、FK506及びビ
ンクリスチンを加え、かつ、比色flTτアッセイを行
なってFX506存在下におけるビンクリスチンのに5
62/ADH細胞に対する50%発育阻止濃度(IC5
o)を測定した。
結果を表2に示す。
〈3〉アドリアマイシン耐性ヒト卵巣癌細胞(ADIO
)に対するFK506の抗癌効果増強作用AD10細胞
を2000個/100PIlとなるように、ウシ胎児血
清(5%)を含有するRPM11640培地に浮遊させ
、その浮遊液100−ずつを、マイクロタイタープレー
トの各ウェルに加え、37’Cで24時間インキュベー
トした後に、(1)と同様にして、FK506及びビン
クリスチンを加え、かつ比色MTTアッセイを行ない、
FK506存在下におけるビンクリスチンのAD10m
N!に対する50%発育阻止濃度(IC5o)を測定し
た。
結果を表2に示す。
[結果] 表2:各種癌細胞に対するFK506の存在下における
ビンクリスチンの50%発育阻止濃度(μg/ mQ 
) 13 P388/VCR17Q、 7  0.1に562/A
DM      570   420  30ADIO
130268,1 攻慧1 化合物(I)の急性毒性 ddyマウスにおける腹腔内投与によるFK506の急
性毒性の試験を行ったが、投与量100mg/kgでも
死亡は観察されなかった。
以下、本発明による化学療法効果増強剤を実施例によっ
て説明する。
東」U引1 K506 g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 2910(τC−5R)            1g
乳糖 g クロスカルメロースナトリウム (AC−Di−5ol)              
 1  g合計 5g FK506(1g )をエタノール(10絨〉に溶解し
、これにヒドロキシプロピルメチルセルロース291O
(τC−C−5R)(Iを加えて懸濁液を製造する。こ
の懸濁液にジクロロメタンC5mfl>’Ii−加して
均質な溶液を製造する。この溶液に乳糖(2g〉および
クロスカルメロースナトリウム(商標:ACDi−5o
l、旭化成工業社躯)を均一に懸濁し、次いで有機溶媒
を留去する。残渣の生成物を真空乾燥器で減圧下に10
時間乾燥し、コーヒーミルで2分間粉砕した後、ふるい
(32メツシユ)を通過させて、上記FK506の固溶
体組成物(5g)を得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はヒドロキシ基または保護されたヒドロ
    キシ基、R^2は水素、ヒドロキシ基または保護された
    ヒドロキシ基、R^3はメチル基、エチル基、プロピル
    基またはアリル基、R^4はヒドロキシ基またはメトキ
    シ基、R^5は水素またはR^4と共になってオキソ基
    、nは1または2の整数、実線と点線により表わされる
    記号は単結合または二重結合を意味し、 但し、R^4がヒドロキシ基およびR^5が水素である
    か、またはR^4とR^5が共になってオキソ基を意味
    する場合、R^2は保護されたヒドロキシ基ではない) で示される化合物またはその医薬として許容される塩を
    含有することを特徴とする化学療法効果増強剤。 2)化学療法が癌に対する化学療法である請求項1)記
    載の化学療法効果増強剤。 3)化合物( I )が、17−アリル−1,14−ジヒ
    ドロキシ−12−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキ
    シシクロヘキシル)−1−メチルビニル]−23,25
    −ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル
    −11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.
    3.1.0^4^’^9]オクタコサ−18−エン−2
    ,3,10,16−テトラオンである請求項2)記載の
    化学療法効果増強剤。
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Cited By (2)

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