JPH032405B2 - - Google Patents

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JPH032405B2
JPH032405B2 JP7975484A JP7975484A JPH032405B2 JP H032405 B2 JPH032405 B2 JP H032405B2 JP 7975484 A JP7975484 A JP 7975484A JP 7975484 A JP7975484 A JP 7975484A JP H032405 B2 JPH032405 B2 JP H032405B2
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JP
Japan
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probe
axis
probe holder
holder
spindle
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JP7975484A
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JPS60224008A (ja
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Koji Hayashi
Susumu Yoshioka
Kenji Ono
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Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
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Publication date
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Priority to DE19853590167 priority patent/DE3590167T/de
Priority to US06/776,056 priority patent/US4631834A/en
Priority to DE3590167A priority patent/DE3590167C2/de
Priority to PCT/JP1985/000218 priority patent/WO1985004950A1/ja
Priority to GB08529530A priority patent/GB2167559B/en
Publication of JPS60224008A publication Critical patent/JPS60224008A/ja
Publication of JPH032405B2 publication Critical patent/JPH032405B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/004Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points
    • G01B5/008Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points using coordinate measuring machines

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は三次元測定機に係り、特にそのタツチ
信号プローブを自動的に着脱できるプローブ自動
着脱装置に関する。
[背景技術] 従来、タツチ信号プローブを三次元的に移動さ
せて被測定物の形状を測定する三次元測定機が知
られている。このような三次元測定機は、一般的
には、基台に支柱を前後方向すなわちY軸方向移
動自在に設けるとともに、この支柱の上端間に横
架された梁上にスライダを左右方向すなわちX軸
方向に移動自在に設け、このスライダに垂直方向
すなわちZ軸方向にZスピンドルを移動自在に設
けている。これらの基台に対する支柱、支柱に対
するスライダ、スライダに対するZスピンドル
は、この順序で順次組み上げていく積重ね構造と
されている。
従つて、基台からZスピンドルに至るまで順次
強靭構造としなければ精度的保証が困難となつて
いる。これは、各軸を自動駆動型とするいわゆる
自動三次元測定機では、高重量負荷による駆動源
の大馬力化、高イナーシヤのための制御系の高級
化あるいは高速送りの困難化などの欠点要因とな
り、かつ、全体構造が大型化するため経済的にも
不利であるという欠点がある。
また、三次元測定機におけるタツチ信号プロー
ブの交換は、人手により行つており、かつ、その
着脱構造も自動的ではなく、ねじ止め等の手数の
かかるものであり、更に、用途に応じて取換える
タツチ信号プローブもその都度用意しなければな
らず、かつ、被測定物の形状によつては一度取付
けた後のタツチ信号プローブの測定子の角度を変
更しなければならない場もあり、いずれにしても
タツチ信号プローブに関する操作に手間がかかる
という問題点があつた。
[発明の目的] 本発明の目的は、三次元測定機ににおけるタツ
チ信号プローブの着脱操作、測定子方向変更操作
等にあたり、作業能率の向上を期することのでき
る三次元測定機のプローブ自動着脱装置を提供す
るにある。
[発明の構成] 本発明は、基台に対しテーブルを可動型とする
とともに、自動化の実効を期してタツチ信号プロ
ーブの自動着脱を行えるプローブ着脱機構をZ軸
構造物内に設け、かつ、可動テーブル上にプロー
ブを複数保持可能な支持板およびこの支持板にフ
ランジ部で載置されタツチ信号プローブ固定され
るプローブホルダを設けるという構成とし、これ
により、可動部の小型化に伴ない送り構造を小型
化するとともに、プローブの着脱は被測定物の移
動に必要なテーブル等の駆動機構を利用すること
によつてプローブ着脱機構には特別の送りのため
の機械、制御回路等を必要としないようにし、更
に、前記プローブホルダのフランジ部と支持板と
の係合或いはプローブホルダのフランジ部との係
合はそれぞれプローブ姿勢維持手段或いは位置決
め手段で角度出しできるようにしてZ軸構造物に
取付ける際予め、或は、取付後に前記Zスピンド
ルを回動させてタツチ信号プローブの取付角度位
置を設定或いは変更可能にして技術的、経済的価
値を大きなものとしたものである。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
全体構成を示す第1図および第2図において、
天然石材、セラミツクス等の石様部材からなる基
台10は、複数の水平出し治具30を介して設置
床1に水平に設置される。この基台10は略凸字
状に形成されるとともに、この凸字状の基台10
の上面中央には基台10と同様の石様部材からな
りY軸方向の案内面を形成する第1の案内部材1
1がねじ止め固定され、さらに、この第1の案内
部材11の両側には同じく石様部材からなる偏平
な一対の第2の案内部材12が一部を基台10の
凸部上面から突出された状態で対称にねじ止め固
定されている。この際、案内部材11および第2
の案内部材の基台10への固定構造は、第3図に
示されるように、基台10に設けられた盲孔13
内に接着固定された固定金具14のねじ孔15に
第1の案内部材11あるいは第2の案内部材12
を貫通してボルト16をねじ込むことによりなさ
れる。また、本明細書におけるX軸方向とは第2
図中左右方向を、Y軸方向とは同図中紙面直交方
向を、Z軸方向とは同図中上下方向すなわち鉛直
方向を意味し、従つて、これらのX,Y,Z軸は
X,Y軸を水平面内の軸としZ軸方向を鉛直方向
とする互いに直交する三軸とされている。
前記水平出し治具30は、第4図に示されるよ
うに、側面略凹状に形成されたベース31と、こ
のベース31内に摺動自在に収納され上面に傾斜
面32を形成された摺動片33と、前記ベース3
1の立上り部に進退可能にねじ込まれ前記摺動片
33をベース31の底面に沿つて進退させるボル
ト34と、前記ベース31の両側の側壁内に上下
方向摺動可能に設けられるとともに前記摺動片3
3の傾斜面32に係合する傾斜面35を有しかつ
前記基台10の下面に当接された当接片36とか
ら構成され、前記ボルト34をまわすことにより
傾斜面32と35との作用によつて設置床1に対
する基台10の高さ位置を調整し、基台10の水
平位置出しを行なえうるようになつている。
前記第1の案内部材11の両側位置には、複数
対例えば3対以上、実際には16ないし32対程度の
曲がり矯正手段40が配置され、第1の案内部材
11の真直度が出せるようになつている。この曲
がり矯正手段40は、第5図に示されるように、
基台10の上面に形成された溝17の側面に接着
固定されるとともにこの固定面とは反対側の面に
傾斜面41を有する固定片42と、この固定片4
2の傾斜面41に係合される傾斜面43を有する
とともにこの傾斜面43とは反対側において第1
の案内部材11のX軸方向移動規制用平行案内面
18に当接される垂直面44を有する可動片45
と、前記基台10に形成された盲孔19内に接着
固定されるとともに中心にねじ孔46を有する固
定金具47と、前記可動片45を貫通して固定金
具47のねじ孔46にねじ込まれるボルト48と
から構成され、ボルト48のねじ込み量を調整す
ることにより、傾斜面41と傾斜面43との係合
位置を変化させて垂直面44により平行案内面1
8を押圧して第1の案内部材11の真直度を矯正
できるようになつている。
前記基台10上には金属製のテーブル50がY
軸方向に移動可能に設けられている。このテーブ
ル50の下面には、前記第1の案内部材11の平
行案内面18に対向されるエアベアリング51が
ブラケツト52を介して取付けられるとともに、
前記第2の案内部材12の上下のZ軸方向移動規
制用平行案内面20のうち上方の案内面20に対
向される比較的大型のエアベアリング53が設け
られ、更に、平行案内面20の下側の案内面20
に対向されるエアベアリング54がブラケツト5
5を介して取付けられ、これらの各エアベアリン
グ51,53,54によりテーブル50は基台1
0上をわずかな力で移動できるようにされ、か
つ、第1の案内部材11とエアベアリング51と
の作用によりX軸方向への移動が規制され、ま
た、第2の案内部材12とエアベアリング53,
54との作用によりZ軸方向の移動が規制され、
Y軸方向にのみ真直に移動できるようになつてい
る。
また、基台10とテーブル50との間には、テ
ーブル50をY軸方向に駆動するY軸方向駆動機
構60が設けられている。このY軸方向駆動機構
60は、第6図に示されるように、基台10にブ
ラケツト61を介して固定されたモータ62と、
このモータ62の出力軸にカツプリング63を介
して連結されたボールねじ軸からなる送りねじ軸
64と、この送りねじ軸64に移動可能に螺合さ
れるとともにブラケツト65を介してテーブル5
0に固定されたナツト部材66と、前記送りねじ
軸64に取付けられた回転円盤およびこの回転円
盤の回転を停止させる制動部とからなり送りねじ
軸64の回転を停止するための電磁ブレーキ67
と、前記ブラケツト61に設けられ送りねじ軸6
4の一端側を支持する軸受68と、前記第1の案
内部材11に設けられた溝21内に固定され送り
ねじ軸64の他端側を支持する軸受69と、前記
ブラケツト61の下面に設けられモータ62等に
所定の電気信号を与える電子回路部70とから構
成されている。
前記モータ62によるテーブル50の送り量
は、第2図に示されるように、前記第1の案内部
材11側に設けられたスケール76およびテーブ
ル50のブラケツト52側に設けられた検出部7
7からなるY軸方向移動量計測手段75により計
測され、また、テーブル50の原点位置即ち絶対
位置測定するための零点位置は、前記第1の案内
部材11側に設けられたゼロマーク81およびテ
ーブル50側に設けられた検出スイツチ82から
なるゼロセツト手段80により設定されるように
なつている。さらに、テーブル50の移動範囲の
規制は、基台10上に設けられたドツク85およ
びテーブル50側に設けられた図示しないリミツ
トスイツチにより行われるようになつている。
第2図において、前記基台10の両側面には
夫々支柱90が固定されている。この支柱90の
基台10に対する固定構造は、基台10の両側面
に沿つてY軸方向に夫々複数箇所設けられた孔2
2内に挿入された略杵状の締付金具23に貫孔2
4を貫通してねじ込まれるボルト25により行わ
れている。これらの支柱90は夫々鉄等の金属か
ら形成されるとともに、これらの支柱90の上端
間には前記基台10と同様材料からなる非移動体
側構造としての梁100が横架固定されている。
この梁100と支柱90との固定構造も、前記支
柱90と基台10との固定構造と同様に、天然石
材等からなる梁100側に設けられた孔101
と、この孔101内に挿入される金属材からなる
略杵状の締付金具102と、梁100側に設けら
れた貫孔103を貫通して挿入され締付金具10
2のねじ穴に螺合されるボルト104とから構成
されている。
前記梁100上にはスライダ110がX軸方向
移動自在に支持されるとともに、梁100の背面
にはスライダ110をX軸方向に案内するための
ガイドレール105およびスライダ110の移動
量を検出するためのスケール106が夫々設けら
れている。
前記梁100の後方には、第7図および第8図
に示されるように、スライダ110をX軸方向に
駆動するためのX軸方向駆動機構120が設けら
れている。このX軸方向駆動機構120は、一方
の支柱90上にブラケツト121を介して支持さ
れたモータ122と、このモータ122によりタ
イミングベルト123を介して回転駆動されるボ
ールねじ軸からなる送りねじ軸124と、この送
りねじ軸124の一端側を回転自在に支持すると
ともに前記ブラケツト121に上部ブラケツト1
25を介して取付けられた軸受126と、前記送
りねじ軸124の他端側を回転自在に支持すると
ともに他方の支柱90上にブラケツト127を介
して取付けられた軸受128と、前記送りねじ軸
124に軸方向移動可能に螺合されたナツト部材
129と、このナツト部材129に固定された連
結板130と、この連結板130の突出部の両面
をスラストベアリング131および先端に球形部
を形成された押しねじ132を介して送りねじ軸
124の軸方向移動不可能かつ半径方向移動可能
に支持し更に前記スライダ110に固定される平
面逆凹字状のブラケツト133と、前記連結板1
30に一端側を固定されるとともに平面クランク
状に形成された連結具134と、この連結具13
4の他端側に回転自在に取付けられるとともに前
記梁100の背面側に設けられたガイドレール1
05を挟持するように当接されナツト部材129
の送りねじ軸124の軸方向の移動を低摩擦で許
容するとともに回動を阻止する一対のローラ13
5と、前記送りねじ軸124の他端側先端に取付
けられた回転円盤136および前記ブラケツト1
27にブラケツト137を介して取付けられ回転
円盤136を電磁力により停止させる制動部13
8からなる電磁ブブレーキ139と、により構成
され、前記ータ122を回転させることによりス
ライダ110をX軸方向に駆動でき、このスライ
ダ110の移動量は前記スケール106とこのス
ケール106に対向してスライダ110に設けら
れた光学式等の検知器118(第9図参照)によ
り計測されるようになつている。また、ナツト部
材129の回り止めをスライダ110でなく非移
動部材側構造体である梁100で支持することに
より、スライダ110に加わる回転方向の力をな
くし、スライダ110に支持される測定子部の測
定精度への影響をなくするようになつている。更
に前記スラストベアリング131、押しねじ13
2およびブラケツト133により連結手段が構成
されている。
前記スライダ10は、第9図に示されるよう
に、前記梁100を囲むように設けられるととも
に梁100の四角の各面に対向して夫々エアベア
リング111を有するX軸方向案内用軸受箱11
2と、このX軸方向案内用軸受箱112の前面に
取付けられるとともに内部に平面四角形状に配置
されたエアベアリング113有する上下一対のZ
軸方向案内用軸受箱114と、これらのZ軸方向
案内用軸受箱114内にZ軸方向移動自在に挿入
されたZ軸構造物180と、前記X軸方向案内用
軸受箱112上に立設された支持フレーム115
に支持されたZ軸方向駆動機構140と、前記支
持フレーム115の上端部に設けられるとともに
前記Z軸方向駆動機構140の自由回転を阻止し
て前記Z軸構造物180の落下を防止するロツク
装置160とを備えている。
前記Z軸方向駆動機構140は、前記支持フレ
ーム115に支持されたモータ141と、このモ
ータ141によりタイミングベルト142を介し
て回転駆動されるとともに支持フレーム115の
上下部に夫々設けられた軸受143および144
によつて夫々その上下端部を回転自在に支持され
た比較的大きな例えば4mm以上のねじピツチを有
する送りねじ軸145と、この送りねじ軸145
に軸方向移動可能に支持されたナツト部材146
と、このナツト部材146に回転自在に支持され
るとともに前記支持フレーム115の第9図中手
前側の壁面(図示せず)に取付けられたガイドレ
ール147の両側壁を挟持するように当接されガ
イドレール147に沿つてナツト部材146をZ
軸方向移動容易かつ回動不能に案内する一対のロ
ーラ148と、前記ナツト部材146に固定され
た連結板149と、この連結板149の突出端上
下面に夫々スラストベアリング150および先端
に球形部を有する押しねじ151を介して連結さ
れるとともに前記Z軸構造物180の上端部に固
定されたブラケツト152と、から構成され、前
記モータ141の駆動によりブラケツト152を
介してZ軸構造物180をZ軸方向に駆動できる
ようになつている。この際、送りねじ軸145の
曲がり、偏心等による影響は、連結板149に対
し送りねじ軸145の軸方向移動不可能かつ半径
方向移動可能にされたスラストベアリング150
の部分で吸収され、Z軸構造物180にはナツト
部材146のZ軸方向の動きだけが伝達されるよ
うになつている。
前記ロツク装置160は、第10図に示される
ように、前記送りねじ軸145の上端部に固定さ
れた円盤161と、前記支持フレーム115の上
端部に固定されたブラケツト162に所定記隔を
隔ててその中央部を揺動自在に軸支されるととも
に一端部を前記円盤161に対向された一対の揺
動体163と、これらの揺動体163の前記一端
部に夫々螺合されるとともに前記円盤161に対
向された先端部に夫々球形部を形成されたボルト
164と、前記揺動体163の他端間に介装され
前記ボルト164を円盤161の上下面に常時押
付けるように付勢するばね165と、前記一対の
揺動体163の一方の揺動体163の他端に固定
された延長部材166と、前記揺動体63の他方
の揺動体163の他端にブラケツト167を介し
て取付けられるとともにピストンロツド168の
先端部を前記延長部材166に係止されたエアシ
リンダ169からなり、このエアシリンダ169
に圧縮空気が供給されピストンロツド168が引
込んでいるときには、前記一対の揺動体163を
ばね165に抗してボルト164を取付けられた
一端間が開くように作動されて円盤161の自由
回転を許容し、一方、エアシリンダ169への圧
縮空気の供給が絶たれた場合には、ばね165の
作用により一対の揺動体163を前述とは逆方向
に作動させてボルト164の先端間で円盤161
を挟持し、送りねじ軸145の自由回転を阻止す
るようになつており、これにより送りねじ軸14
5に螺合されたナツト部材146の移動を阻止
し、このナツト部材146に連結板149、ブラ
ケツト152等を介して連結されたZ軸構造物1
80が自重によつて自然落下するのが防止されて
いる。
前記Z軸構造物180は、第9図に示されるよ
うに、四角筒からなる筐体181を備えるととも
に、この筐体181内にエアバランス機構190
およびプローブ着脱機構200を備えている。ま
た、筐体181の図中背面側には、スケール18
5が固定されるとともに、前記支持フレーム11
5にはこのスケール185の目盛を読取る検出器
186が設けられ、これらのスケール185と検
出器186とにより、Z軸構造物180のZ軸方
向の移動量が検出されるようになつている。
前記エアバランス機構190は、第11図に示
されるように、下端を開放されたシリンダ191
と、このシリンダ191内に摺動自在に収納され
たピストン192と、このピストン192に一端
を連結されるとともに他端即ち上端を前記シリン
ダ191を貫通して突出され前記支持フレーム1
15の上端部にスラストベアリング193を介し
て回転自在に支持されたピストンロツド194
と、前記シリンダ191の上端部を閉塞するとと
もにシリンダ191内を図示しない電磁バルブを
介して圧縮空気源或いは外気と連通可能にする管
継手195を有するトツププレート196とから
構成されている。これにより、エアバランス機構
190のシリンダ191内に収納された空気がク
ツシヨン材となり、Z軸構造物180の自重とバ
ランスしてZ軸構造物180のZ軸方向への駆動
を僅かな力で行えるようになつている。
前記プローブ着脱機構200は、第12図に示
されるように、筐体181に取付けられた上部ケ
ース201内に収納支持された割出し用モータ2
02と、この割出し用モータ202の出力軸にギ
ヤトレイン203を介して連結されるとともに前
記上部ケース201に回転自在に支持された中間
スリーブ204と、この中間スリーブ204にカ
ツプリング205を介して軸方向移動可能かつ回
転伝達可能に連結されるとともに前記筐体181
に支持された下部ケース206に回転自在に支持
されたスリーブ207と、このスリーブ207の
下端に固定されるとともに多数角度位置噛合手段
としてのカービツクカツプリング210の一方の
噛合部材を構成する第1のギヤ211と、この第
1のギヤ211に多数角度位置で噛合可能にされ
前記カービツクカツプリング210の他方の噛合
部材を構成する第2のギヤ212と、この第2の
ギヤ212を上下動可能かつ回転不能に前記下部
ケース206に取付けるダイヤフラム213と、
このダイヤフラム213に下端を固定されるとと
もに前記スリーブ207の周囲に上下動可能に被
嵌されたギヤ上下動用ピストン214と、このギ
ヤ上下動用ピストン214を摺動自在に収納する
とともに前記下部ケース206に固定されたギヤ
上下動用シリンダ215と、このギヤ上下動用シ
リンダ215と前記ギヤ上下動用ピストン214
との間に介装されるとともにギヤ上下動用ピスト
ン214の下端にダイヤフラム213を介して固
定された第2のギヤ212を常時第1のギヤ21
1側に付勢するばね216と、前記スリーブ20
7の下端に上端部を固定されて前記第1のギヤ2
11と同時に回動されるとともに上下2個所のラ
ジアルエアベアリング217およびスラストエア
ベアリング218を介して前記下部ケース206
に回転自在に支持されかつ下端にプローブホルダ
250の一端部を挿入可能なホルダ取付部として
のテーパ状の孔219を有する中空のZスピンド
ル220と、前記上下のラジアルエアベアリング
217およびスラストベアリング218に下部ケ
ース206内等に形成された通路を介して夫々圧
縮空気を供給するエア配管222と、前記Zスピ
ンドル220内に軸方向摺動自在に収納されると
ともに下端部に半径方向移動可能かつ落下防止さ
れた複数のボール225を有するプローブ支持手
段としてのボールホルダ226を備えた駆動棒2
27と、この駆動棒227の上端部と前記Zスピ
ンドル220との間に介装され前記ボールホルダ
226をZスピンドル220内に引込む方向に付
勢しZスピンドル220に形成された小径のガイ
ド孔221の作用によりボール225を内方に突
出させて前記プローブホルダ250のプルスタツ
ド251を係止するようにする引込み手段として
の皿ばね228と、前記駆動棒227の上端にボ
ール229を介して下端部を当接されるとともに
前記スリーブ207内に軸方向摺動可能に収納さ
れた中間軸230と、この中間軸230の上端に
ボール231を介して下端部を当接されるととも
に上下方向移動可能にされたピストンロツド23
2と、このピストンロツド232の上端部に複数
個固定されたピストン233を摺動自在に収納す
るとともに各ピストン233を夫々仕切壁234
で仕切つて収納し複数の直列な多段受圧面を有す
るようにされ前記上部ケース201に固定された
アクチエータ235と、前記ピストンロツド23
2の途中に固定されたドツグ236およびこのド
ツグ236を挟んで対向されるとともに前記上部
ケース201に支持された一対の検出器237を
有するピストンロツド軸方向位置検出手段238
と、前記Zスピンドル220の下端部に突出され
前記プローブホルダ250の位置決めをする突部
239と、同じくZスピンドル220の下端部に
突没可能に設けられるとともにばね240により
常時突出方向に付勢され前記プローブホルダ25
0と電気的導通を取るピン241と、前記中間ス
リーブ204に固定されたロータリデイスク24
6および上部ケース201に支持された検出器2
47からなり割出し用モータ202による中間ス
リーブ204ひいては第1のギヤ211の回転角
度を検出するロータリエンコーダ245と、から
構成されている。
このような構成により、プローブ着脱機構20
0は、アクチエータ235を皿ばね228に抗し
て作動させ駆動棒227を下降させてボールホル
ダ226をガイド孔221内から脱出させてボー
ル225を半径方向に移動可能とさせ、このボー
ルホルダ226内にプローブホルダ250のプル
スタツド251を挿入し、この状態でアクチエー
タ235の作動を解き皿ばね228により駆動棒
227を上昇させると、ボールホルダ226でプ
ローブホルダ250のプルスタツド251をZス
ピンドル220の孔219内に引込み、ガイド孔
221とボール225との作用によつてプルスタ
ツド251を係止保持でき、かつ、このプローブ
ホルダ250を係止保持した状態或いは保持しな
い状態でギヤ上下動用シリンダ215を作動さ
せ、ギヤ上下動用ピストン214をばね216に
抗して上昇させることにより、カービツクカツプ
リング210の第2のギヤ212と第1のギヤ2
11との噛合を解き、この状態で割出し用モータ
202を回転させれば、ギヤトレイン203、中
間スリーブ204、カツプリング205およびス
リーブ207を介して第1のギヤ211が回動さ
れ、この所定角度回動された状態で前記ギヤ上下
動用シリンダ215の作動を解けば、ばね216
およびダイヤフラム213の付勢力の作用により
ギヤ上下動用ピストン214と共に第2のギヤ2
12が下降され、第2のギヤ212と第1のギヤ
211とが初期とは異なる位置で噛合されて第1
のギヤ211と第2のギヤ212との噛合角度が
変更されることとなる。この第1のギヤ211の
回動に伴ない、スリーブ207を介してZスピン
ドル220も回動されるため、ボールホルダ22
6に把持されているプローブホルダ250も回動
され、プローブホルダ250の角度位置を変更で
き、或いはZスピンドル220の下端に固定され
た突部239の位置を変更して次に取付けられる
プローブホルダ250の取付角度を変更できるこ
ととなる。この際、第1のギヤ211の回動角度
は、前記中間スリーブ204の途中に固定された
ロータリデイスク246および上部ケース201
に支持された検出器247からなるロータリエン
コーダ245により検出されることとなる。
前記プローブホルダ250は、第13図および
第14図に示されるように、上端にプルスタツド
251を有するとともに下端にフランジ部252
を有しかつ途中にテーパ面253を有する上部部
材254およびこの上部部材254の下面に固定
される下部部材255からなるホルダ本体256
と、前記上部部材254のフランジ部252に設
けられ前記プローブ着脱機構200の下端部に設
けられた突部239と係合可能にされ突部239
と共に位置決め手段を形成する溝状の係合凹部2
57と、前記下部部材255の下端部内に絶縁ス
リーブ258を介して挿入固定されるとともに下
部内部に雌ねじ259を有する導電スリーブ26
0と、この導電スリーブ260内に絶縁ブツシユ
261を介して軸方向移動自在に収納されるとと
もにばね262により常時突出する方向に付勢さ
れる導電ピン263と、前記フランジ部252に
絶縁ブツシユ265を介して取付けられるともに
前記プローブ着脱機構200の下端部に設けられ
たピン241に接触して電気的導通を図りかつ前
記導電ピン263に電気的に接続された接点ピン
266と、前記フランジ部252の下面に形成さ
れたピン孔268および係合溝269と、から構
成され、このプローブホルダ250の下部の雌ね
じ259には、下端部に夫々測定子271或いは
281を有しかつ上部に雄ねじ272或いは28
2を有する形状の異なるタツチ信号プローブ27
0或いは280がねじ込み固定されるようになつ
ている。この際、タツチ信号プローブ280は、
前記測定子281を有する回動部283を備え、
この回動部283の部分が雄ねじ282を有する
本体284に対して回動かつその回動位置で固定
可能になるようにされている。
第1図および第2図において、前記テーブル5
0上には、プローブストツカ290が設けられて
いる。このプローブストツカ290は、第15図
ないし第18図に示されるように、テーブル50
の一端即ち後端側に固定された保持台291と、
この保持台291の上部に固定されるとともにテ
ーブル50の他端側即ち前端側に向つて開口され
た切欠部292を有しテーブル50と所定間隔を
隔てられた複数の保持板293と、この保持板2
93の上面において前記切欠部292の両側位置
に突設され前記プローブホルダ250のフランジ
部252の下面に形成されたピン孔268および
係合溝269に係合可能にされこれらのピン孔2
68および係合溝269と共にプローブ姿勢維持
手段を構成するピン294およびピン295と、
前記保持板293の切欠部292の両脇位置に設
けられ前記プローブホルダ250のフランジ部2
52の下面を支持する絶縁材からなる一対のフラ
ンジ置き台296と、この一対のフランジ置き台
296の切欠部内に位置されるとともに前記プロ
ーブホルダ250の載置の有無を検出するリード
スイツチ等からなる検出器297と、前記保持板
293の下面において切欠部292の両側に夫々
固定されたブラケツト298に一端を回動自在に
支持されるとともに他端をブラケツト298に設
けられた揺動規制ピン299により所定角度揺動
可能にされその内側面を夫々切欠部292の内方
に突出された挟持体300と、この挟持体300
と前記ブラケツト298との間に介装され前記挟
持体300を切欠部292の内方に向つて突出す
るよう付勢する板ばね301とから構成され、こ
のプローブストツカ290の保持板293上には
前記プローブホルダ250が位置調整されて夫々
載置されている。この際、各プローブホルダ25
0は板ばね301により付勢された挟持体300
の作用により保持板293から落下するを防止さ
れている。
なお、第1図中符号310は、簡略図示されて
いるが、表示部311を有するとともに図示しな
いプリンタ、CRT等の周辺機器を有し、更に、
内部に演算機能、記憶機能等を持つ計算機システ
ムを有し、所定のプログラムに従つて各部の動き
を制御する制御装置、符号320はテーブル50
上に載置された被測定物、符号26はY軸方向駆
動機構60を防塵する蛇腹カバー、符号27はサ
イドカバーである。また、前記プローブ着脱機構
200とプローブストツカ290とにより、プロ
ーブ自動着脱装置が構成されている。
次に、本実施例の作用につき説明する。
テーブル50上に固定されたプローブストツカ
290の保持板293上に所定の形状のタツチ信
号プローブ270或いは280を取付けたプロー
ブホルダ250をセツトし、かつ、テーブル50
上に被測定物320を載置固定する。この状態
で、制御装置310により所定の指令を与える
と、この指令によりY軸方向駆動機構60のモー
タ62が駆動されてカツプリング63、送りねじ
軸64等を介してテーブル50が第1図中左前方
に移動され、プローブストツカ290が丁度Z軸
構造物180の下方に位置するようにされる。一
方、Y軸方向駆動機構60の駆動とともに、X軸
方向駆動機構120のモータ122が駆動され、
スライダ110がX軸方向に移動されてZ軸構造
物180がプローブストツカ290上に載置され
た所定のプローブホルダ250の直上位置に移動
されて停止される。
この状態で、スライダ110内にあるZ軸方向
駆動機構140のモータ141が作動されてZ軸
構造物180が下降され、Z軸構造物180の内
部に収納されたZスピンドル220のプローブ取
付部としての孔219にプローブホルダ250が
収納されるようになる。この際、第5図におい
て、アクチエータ235が作動され、駆動棒22
7を皿ばね228に抗して押し下げているため、
ボールホルダ226はガイド孔221から外れボ
ール225がフリーの状態にあり、このため、プ
ローブホルダ250の上端のプルスタツド251
がボールホルダ226内に容易に挿入されること
となる。
次いで、アクチエータ235の作動を解除する
と、皿ばね228の作用により駆動棒227が上
昇されるため、ボールホルダ226によりプルス
タツド251が引込まれ、プローブホルダ250
のテーパ面253が孔219に係合され、かつ、
プローブ着脱機構200の下端部に形成された突
部239がプローブホルダ250の係合凹部25
7へ挿入され、更にプローブ着脱機構200のピ
ン241がプローブホルダ250の接点ピン26
6に接触され電気的な導通がなされる。
このようにしてZ軸構造物180のプローブ着
脱機構200にプローブホルダ250が保持され
た状態で、タツチ信号プローブ280の測定子2
81の位置を変更したい場合には、プローブ着脱
機構200のギヤ上下動用シリンダ215を作動
してギヤ上下動用ピストン214をばね216に
抗して上昇させ、第1のギヤ211と第2のギヤ
212との噛合を開成し、この状態で割出し用モ
ータ202を駆動してギヤトレレイン203およ
び中間スリーブ204を介して第1のギヤ211
を所定角度回動させることにより行なうことがで
きる。
このようにして、プローブ着脱機構200への
プローブホルダ250の取付けおよび取付角度が
調整された後、前記Y軸方向駆動機構60、X軸
方向駆動機構120およびZ軸方向駆動機構14
0を制御装置310の指令により駆動し、Z軸構
造物180の下端に取付けられたタツチ信号プロ
ーブ280の測定子281を被測定物320の所
定位置に接触させ、その接触時における測定子2
81のX,Y,Z軸方向の位置を制御装置310
で記憶し、順次この測定子281による被測定物
320への接触点の測定を行つて被測定物320
の計測を終了する。この被測定物320の測定に
あたり、タツチ信号プローブ280を取換える必
要があるときは、前述と同様にしてZ軸構造物1
80をプローブストツカ290の上方位置に位置
させ、プローブストツカ290上に載置された所
定のプローブホルダ250をZ軸構造物180に
取付けることにより行うことができる。この際、
使用済のプローブホルダ250は、プローブスト
ツカ290の切欠部292の内の空いている個所
に戻すこととなるが、この戻し作業は、空いてい
る切欠部292の位置にZ軸構造物180を位置
させた後、アクチエータ235を作動させ、皿ば
ね228に抗して駆動棒227を下降させ、ボー
ルホルダ226によるプルスタツド251の把持
を開放し、この開放状態のままZ軸構造物180
を上昇させればよい。
上述のような本実施例によれば次のような効果
がある。
すなわち、本実施例は、テーブル50を可動と
したから、重量の大きい支柱90等動かす必要が
なく、その駆動機構すなわちY軸方向駆動機構6
0を小さな動力としてよく、かつ、慣性も小さく
なるからテーブル50の停止位置も正確にでき
る。また、テーブル50は基台10上に設けられ
たX軸方向移動規制部材としての第1の案内部材
11およびZ軸方向移動規制部材としての第2の
案内部材12の夫々の平行二面により案内される
から、従来のV字型の案内溝と異なり、二方向と
も夫々独立して調整することができ、テーブル5
0の案内精度を高めることができる。また、第1
の案内部材11は曲がり矯正手段40により平行
案内面18の真直度を調整できるから、この点か
らも案内精度を向上させることができる。また、
前記第1の案内部材11および第2の案内部材1
2は基台10と別体に形成されているため、その
案内面を加工するにあたり、比較的簡単にかつ精
度良く加工することができる。また、Z軸構造物
180内にはプローブ着脱機構200を設けると
ともに、テーブル50上にプローブストツカ29
0を設け、かつ、テーブル50を移動させる構造
としたから、タツチ信号プローブ270,280
の自動取換えの機能を簡易に達成することができ
る。また、複数のタイプのタツチ信号プローブ2
70,280を予めプローブホルダ250に取付
けてプローブストツカ290上に姿勢調整のうえ
用意してあるから、タツチ信号プローブ270,
280の交換作業はタツチ信号プローブ270,
280による一点の測定動作と同程度の時間で行
なうことができ、タツチ信号プローブ270,2
80を取換えながらの作業を極めて迅数に行なえ
る。この際、タツチ信号プローブ270,280
の取換え毎に、図示しない原点位置にタツチ信号
プローブ270,280を接触させて原点チエツ
クを行なつても良く、このように交換毎に原点チ
エツクをすれば、より測定精度を向上できる。ま
た、石様部材からなる基台10および梁100と
支柱90との接続構造は、孔22,101に挿入
された締付金具23,102に貫孔24,103
を貫通して挿入されるボルト25,104で行な
うようにしたから、簡単な構成で確実な固定を得
ることができる。また、スライダ110をX軸方
向に移動させるX軸方向駆動機構120は、送り
ねじ軸124に螺合されたナツト部材129の回
止めを固定部である梁100に設けられたガイド
レール105により連結具134、ローラ135
を介して行なうようにしたから、スライダ110
自身で回止めする従来構造に比べ、スライダ11
0をねじる方向に変形させて精度を悪くさせると
いうことがなく、この点からも測定精度の向上を
図ることができる。また、ナツト部材129の移
動をスライダ110に伝達する構造は、ナツト部
材129に固定された連結板130、この連結板
130に送りねじ軸124の半径方向移動可能な
スラストベアリング131、押しねじ132およ
びブラケツト133を介して行なうようにしたか
ら、送りねじ軸124の半径方向の撓み、偏心等
による測定精度への悪影響は、連結板130とス
ラストベアリング131との半径方向への移動で
全て吸収でき、スライダ110へ悪影響を与える
ことがない。また、Z軸構造物180内には、エ
アバランス機構190が設けられているから、Z
軸構造物180の駆動操作力を極めて小さくで
き、このZ軸構造物180を駆動するモータ14
1を小型化でき、ひいてはスライダ110の小型
化および軽量化を図ることができる。また、Z軸
方向駆動機構140の送りねじ軸145の偏心等
による影響も、前記X軸駆動機構120と同様
に、連結板149とスラストベアリング150と
の作用により吸収することができ、測定精度への
悪影響を与えることを防止できる。また、Z軸構
造物180の駆動の高速化を図るため、送りねじ
軸145のリードは例えば4mm以上とされている
が、このように大きなリードをとつた場合、前記
エアバランス機構190のエアバランス用の空気
がなんらかの原因で喪失された場合、Z軸構造物
180の自重によりナツト部材146側から送り
ねじ軸145が回転されてZ軸構造物180が自
然落下する恐れがあるが、本実施例ではロツク装
置160を設けて圧縮空気の喪失時は、送りねじ
軸145の上端に固定した円盤161をロツク装
置160のばね165により揺動体163および
ボルト164を介して強力に挟持するようにした
から、エアー喪失時に送りねじ軸145が逆回転
されることが有効に防止され、Z軸構造物180
の落下による各部の破損を防止することができ
る。また、プローブ着脱機構200における駆動
棒227の駆動源は、複数の受圧面を有するアク
チエータ235により行なつたから、一般の工場
に配設されている比較的低圧の圧縮空気を用い
て、プローブホルダ250の保持を行なつている
皿ばね228を強力なばね力としても、十分に皿
ばね228のばね力に打勝つて駆動棒227を駆
動することができ、プローブホルダ250の取付
けを確実に行なうことができる。また、プローブ
着脱機構200内には、割出し用モータ202、
カービツクカツプリング210およびギヤ上下動
用シリンダ215を設けて、Zスピンドル220
の割出しを行なえるようにしたから、プローブホ
ルダ250に取付けられるタツチ信号プローブ2
80の向きを精度良く、かつ、確実に調整するこ
とができる。また、プローブ着脱機構200の中
間スリーブ204とスリーブ207とは、軸方向
移動可能なカツプリング205を介して連結した
から、カーービツクカツプリング210の第2の
ギヤ212の上昇動作に伴なうスリーブ207の
軸方向への動きの影響を中間スリーブ204側に
設けたロータリエンコーダ245に及ぼすことが
なく、ロータリエンコーダ245の精度を低下さ
せることがない。また、Zスピンドル220とプ
ローブホルダ250とは、突部239と係合凹部
257とにより位置決めされるから、Zスピンド
ル220に対する取付位置を正確に設定すること
ができる。また、プローブホルダ250のプロー
ブストツカ290への設置時には、ピン孔268
および係合溝269とピン294および295と
により位置決めされるから、その設置位置を正確
に行なうことができる。また、プローブストツカ
290には一対の挟持体300からなる挟持手段
が設けられているから、テーブル50の移動等に
よる慣性力によつてプローブホルダ250がプロ
ーブストツカ290から落下してしまうというこ
とがなく、不測の事故を未然に防ぐことができ
る。また、プローブストツカ290には検出器2
97が設けられているから、プローブホルダ25
0が載置されているか否かが、直ちに判別でき、
従つて、使用済みのプローブホルダ250を戻す
際に空いている切欠部292を容易に検出でき
る。更に、基台10および梁100は石様部材で
構成されているから、経時変化による精度低下を
有効に防止できる。また、基台10と第1の案内
部材11あるいは第2の案内部材12との接続構
造は、基台10に設けられた盲穴13内に接着固
定された固定金具14に第1の案内部材11ある
いは第2の案内部材12を貫通したボルト16で
固定するようにしたから、その固定を簡易かつ確
実に行なうことができる。また、圧縮空気が喪失
された場合のZ軸構造物180の落下防止構造
は、Z軸構造物180そのものを停止するのでは
なく、送りねじ軸145を停止するようにしたか
ら、軽い力でロツクを行なうことができ、ロツク
装置160の構造を簡易にすることができる。
第19図乃至第22図は、本発明の他の実施例
を示すもので、本実施例は、Z軸構造物180内
のZスピンドル220を回転不能にしたものであ
る。ここにおいて、前記実施例と同一若しくは相
当構成部分は同一符号を用い、説明を簡略にす
る。
これらの図において、Z軸構造物180の筐体
181内には、上部にエアバランス機構190が
設けられるとともに、下部にZスピンドル220
が固定されている。このZスピンドル220は、
プローブ取付部としてのテーパ状の孔219を有
するとともに、内部にプローブ支持手段としての
ボールホルダ226を軸方向移動可能に収納して
いる。このボールホルダ226は、ピストンロツ
ド232により上下動されるようになつている。
このピストンロツド232は多段にピストン23
3を備え、これらのピストン233は仕切壁23
4を有するアクチエータ235内に収納され、ア
クチエータ235の作動により、ピストンロツド
232は皿ばね228に抗してボールホルダ22
6を小径のガイド孔221内から押出し、プロー
ブホルダ250のチヤツクを解除できるようにな
つている。また、このピストンロツド232の動
きは、ドツグ236および一対の検出器237か
らなる軸方向位置検出手段238により検出され
る。
前記Zスピンドル220は、その下面に突部2
39を有するとともに、2種類の接点を有してい
る。即ち、第21図に示されるように、第20図
のNo.1,No.2の位置の接点は、Zスピンドル22
0に絶縁された状態で突没可能にされ、かつ、ば
ね240で付勢されるピン241で構成され、一
方、第20図のNo.3〜No.12の位置の接点は、Zス
ピンドル220に絶縁状態で固定された固定ピン
243で構成されている。
このような構成においても、プローブホルダ2
50の交換は、前記実施例と同様にでき、ただ、
プローブホルダ250の回動操作ができないだけ
である。しかし、特に回転させてする測定がない
場合には、構造が簡易かつ軽量安価となる分、本
実施例は有利である。
第23図は、本発明の更に他の実施例を示すも
ので、テーブル50上に、図示しない一般の回転
駆動機構により駆動される自動回転可能なロータ
リテーブル58を設けたものであり、他の構成は
第1図の実施例と同一である。このように構成す
れば、測定の自動化をより良く達成できる。
なお、本発明の実施にあたり、プローブ着脱機
構200におけるブルスタツド251の支持部即
ちボールホルダ226は、前記構造に限らず、電
磁石で支持するもの、コレツトチヤツクで支持す
るもの等でもよい。また、プローブ着脱機構20
0におけるプルスタツド251の支持方法は、前
記実施例のように常時挟持しているものに限ら
ず、一旦、引込み完了後は、プローブホルダ25
0のテーパ面253とZ軸スピンドル220のテ
ーパ孔219とで保持するものであつてもよい。
更に、各Y,X,Z軸方向駆動機構60,12
0,140のモータ62,122,141は、
AC,DC、パルス電動機のみならず、エアモー
タ、油圧モータ等も含むものである。また、X,
Y,Z直交三軸のうちZ軸は必ずしも鉛直である
必要はなく、X軸が鉛直であつてもよく、この場
合はZスピンドル220は水平に配置されること
となる。更に、本発明におけるタツチ信号プロー
ブとは、タツチ信号プローブ270,280その
ものに限らず、プローブホルダ250に取付けら
れたものを含む概念である。また、Y軸方向駆動
機構60におけるナツト部材64とブラケツト6
5との連結時、前記実施例のように固定的に行な
うものに限らず、X軸或いはZ軸方向駆動機構1
20,140と同様に半径方向の動きのみを許容
する構造でもよい。
[発明の効果] 上述のように本発明によれば、三次元測定機に
おけるタツチ信号プローブの着脱操作、測定子方
向変更操作等にあたり、作業能率の向上を期する
ことできる三次元測定機のプローブ自動着脱装置
を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示す斜
視図、第2図はその一部を切欠いた正面図、第3
図乃至第5図は第2図の要部を示す拡大図、第6
図はY軸方向駆動機構の拡大断面図、第7図およ
び第8図はX軸方向駆動機構の拡大平面図および
一部を断面にした拡大正面図、第9図はスライダ
の一部を断面にした拡大断面図、第10図はロツ
ク装置の拡大断面図、第11図はエアバランス機
構の拡大断面図、第12図はプローブ着脱機構の
拡大断面図、第13図はプローブホルダの拡大断
面図、第14図は第13図の平面図、第15図は
プローブストツカの拡大平面図、第16図は第1
5図の要部の一部を切欠いた拡大平面図、第17
図はその一部を切欠いた拡大正面図、第18図は
第16図を下方から見た拡大断面図、第19図は
本発明の他の実施例におけるプローブ着脱機構を
示す拡大断面図、第20図はその底面図、第21
図および第22図は第20図の要部の拡大断面
図、第23図は本発明の更に他実施例における全
体構成を示す斜視図である。 10……基台、11……第1の案内部材、12
……第2の案内部材、18,20……平行案内
面、40……曲がり矯正手段、60……Y軸方向
駆動機構、100……梁、110……スライダ、
120……X軸方向駆動機構、140……Z軸方
向駆動機構、160……ロツク装置、180……
Z軸方向駆動機構、190……エアバランス装
置、200……プローブ着脱機構、219……プ
ローブ取付部としての孔、220……Zスピンド
ル、226……ボールホルダ、250……プロー
ブホルダ、270,280……タツチ信号プロー
ブ、271,281……測定子、290……プロ
ーブストツカ、310……制御装置、320……
被測定物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互いに直交するX,Y,Z三軸のうちY軸を
    水平面内の軸とするとき、Y軸方向移動可能に基
    台に支持されたテーブルおよびX,Z軸方向に移
    動可能に基台に支持されたZ軸構造物を有し、前
    記テーブル上の被測定物とZ軸構造物の下端に取
    付けられたタツチ信号プローブとを三次元方向に
    相対移動させ、その相対移動変位から被測定物の
    形状測定を行う三次元測定機に設置される三次元
    測定機のプローブ自動着脱装置であつて、前記テ
    ーブルの送り方向に開放する複数の切欠部を有す
    るとともにテーブル面から一定の間隙を隔ててテ
    ーブルに固定された支持板と、この支持板に載置
    させるためのフランジ部およびその上方に伸る係
    止部を有し下端側にタツチ信号プローブが固定さ
    れるプローブホルダと、前記支持板上面およびプ
    ローブホルダのフランジ部の下面との何れか一方
    に設けられた係合突部とその他方に設けられた係
    合凹部とで形成されたプローブ姿勢維持手段と、
    前記Z軸構造物内に回転可能に支持されかつその
    下面にプローブホルダを取付け可能に形成さた孔
    を有する円筒状のZスピンドルと、このZスピン
    ドルの下端面およびプローブホルダのフランジ部
    の上面との何れか一方に設けられた係合突部とそ
    の他方に設けられた係合凹部とで形成された位置
    決め手段と、前記Z軸構造物内に設けられプロー
    ブホルダの係止部と係合しプローブホルダをZス
    ピンドルの下端部に引込みかつ押外すプローブ着
    脱機構とを具備したことを特徴とする三次元測定
    機のプローブ自動着脱装置。
JP7975484A 1984-04-20 1984-04-20 三次元測定機のプロ−ブ自動着脱装置 Granted JPS60224008A (ja)

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