JPH03239791A - 石炭の乾留方法 - Google Patents

石炭の乾留方法

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Publication number
JPH03239791A
JPH03239791A JP3573990A JP3573990A JPH03239791A JP H03239791 A JPH03239791 A JP H03239791A JP 3573990 A JP3573990 A JP 3573990A JP 3573990 A JP3573990 A JP 3573990A JP H03239791 A JPH03239791 A JP H03239791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coke
carbonization
coal
oven
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP3573990A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitomo Yamate
山手 義友
Yuzo Kato
加藤 有三
Nariyasu Mitani
三谷 成康
Hirofumi Taketomi
武富 洋文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、品質の優れたコークスを製造するための、
石炭の乾留方法に関するものである。
〔従来の技術〕
コークス炉における石炭の乾留に当り、炭化室内への石
炭の装入から赤熱コークスの窯出しまでの間の、燃料ガ
スの量およびガスカロリー値、即ち、供給熱量は、従来
一定である0例えば、窓数:55窯、有効内容積: 3
9n?、装炭能カニ28T/窯のコークス炉における、
稼動率140%のときの燃料ガス量、ガスカロリー値お
よび供給熱量は、装入から窯出しまで、次の通りである
燃料ガス量  :80ONボ/H・窯 ガスカロリー値: 1,200 kcal/Nrrs’
供給熱量   :  960103Kcal/H・窯第
4図は、乾留初期における炭化室内の石炭の乾留状態を
示す説明図である。第4図において、1は炭化室、2は
燃焼室、3は炉壁である。炭化室1内に装入された石炭
は、燃焼室2より、炉壁3を通してその両側から加熱さ
れる。その結果、炉壁3に近接する部分は、急速に加熱
されてコークス帯4を形成し、コークスf4よりも内側
の部分は、軟化溶融帯5を形威し、炭化室中心部分は、
未反応の石炭帯6を形成する。
通常の操業における、上記炭化室1内の温度は。
炉壁3の側面Aにおいて約1,000℃、 コークス帯
4と軟化溶融帯5との境界部分Bにおいて約600℃、
軟化溶融帯5と石炭帯6との境界部分Cにおいて約40
0℃、石炭帯6の中心部りにおいて約100℃(水分蒸
発前)である。
〔発明が解決しようとする課題〕
コークス炉の稼動率を上昇させる場合には、燃焼室内へ
の供給熱量を高めなければならず、従って、燃焼室の温
度が上昇する。このように、燃焼室の温度が上昇すると
、炭化室内における、炉壁付近の石炭の昇温速度も上昇
して乾留が早く進行し、乾留初期における。第4図に示
したコークス帯4の幅が拡がって、軟化溶融帯5の幅が
減少する。
この結果、コークスに亀裂が生じ、製品コークスの粒度
が小さくなる。このように、コークス炉の稼動率が上昇
すると、製品コークスが細粒化する問題が発生する。
従って、この発明の目的は、コークス炉の稼動率が上昇
しても、製品コークスが細粒化することなく、品質の優
れたコークスを製造することができる、石炭の乾留方法
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、コークス炉における石炭の乾留に当り、石
炭の装入から赤熱コークスの窯出しまでの間における燃
焼室への供給熱量を制御して、少なくとも乾留初期にお
ける。炭化室の炉壁付近の昇温を制御し、コークスに亀
裂が生じないように。
炭化室内の軟化溶融帯の幅を広げることに特徴を有する
ものである。
第1図は、この発明の方法における、燃焼室への供給熱
量の制御パターンの一例を示すグラフである。第■図に
おいて、横軸は、石炭の装入から窯出しまでの時間を示
し、縦軸は、燃焼室への供給熱量を、乾留全時間一定値
としたとき(図面中に点線で示す)に対する、供給熱量
の比率を示す。
第1図に示すように、この発明においては、燃焼室への
に供給熱量を、乾留全時間一定値の場合を1としたとき
に、石炭装入から5時間の乾留初期Aにおいては0.2
〜0.4となし、前記乾留初期に続く8.5時間の乾留
中間期Bにおいては1.6〜1.8となし、そして、前
記中間期に続く3.5時間の乾留終期Cにおいては0.
2〜0.4とする。
第2図は、コークス炉稼動率が140%のときに上述の
ように供給熱量を制御したときの、炭化室内における軟
化溶融帯の位置およびその幅を、上述した制御を行なわ
ず、供給熱量を一定値とした場合と比較して示すグラフ
である。第2図から明らかなように、この発明の方法に
よれば、軟化溶融帯の幅は、特に乾留初期において、従
来の供給熱量一定値の場合に比べて拡がっている。
この結果、製品コークスの粒度はDI、。の値で、従来
の40から50にまで大きくなった。第3図は、コーク
ス炉稼動率が120%および140%のときの製品コー
クスの粒度を、この発明の方法によって供給熱量を制御
した場合と、従来の制御しない場合とを比較して示すグ
ラフである。第3図において、0印は本発明方法によっ
て制御した場合、・印は従来の制御しない場合である。
次に、この発明を、実施例により説明する。
〔実施例〕
前述した、窓数=55窯、有効内容積=39d、装炭能
カニ28T/窯のコークス炉における、稼動率140%
のときの燃料ガス量、ガスカロリー値および供給熱量を
、石炭の装入から窯出しまでの乾留時間中、第1図に示
した制御パターンに基いて、下記第1表のように制御し
た。
第  1  表 れる。
この結果、軟化溶融帯の幅が減少することはなく、従っ
て、コークスに亀裂が生ぜず、粒度の大きい品質の優れ
たコークスをIi!造することができた。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明によれば、コークス炉の稼
動率が上昇しても、製品コークスが細粒化することはな
く、品質の優れたコークスを製造することができる、工
業上有用な効果かもたらさ
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の方法における。燃焼室への供給熱
量の制御パターンの一例を示すグラフ、第2図は、軟化
溶融帯の位置およびその幅を示すグラフ、第3図は、製
品コークスの粒度を示すグラフ、第4図は、乾留初期に
おける炭化室内の乾留状態を示す説明図である0図面に
おいて、1・・・炭化室、    2・・・燃焼室。 3・・・炉壁、     4・・・コークス帯、5・・
・軟化溶融帯、 6・・・石炭帯。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コークス炉における石炭の乾留に当り、石炭の装入
    から赤熱コークスの窯出しまでの間における燃焼室への
    供給熱量を制御して、少なくとも乾留初期における、炭
    化室の炉壁付近の昇温を抑制し、コークスに亀裂が生じ
    ないように、炭化室内の軟化溶融帯の幅を広げることを
    特徴とする、石炭の乾留方法 2 前記燃焼室への供給熱量を、乾留全期間を一定値と
    したときに比べて、乾留初期および乾留終期は低く、そ
    して、乾留中間期は高くする、請求項1に記載の石炭の
    乾留方法。
JP3573990A 1990-02-16 1990-02-16 石炭の乾留方法 Pending JPH03239791A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011219529A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Nippon Steel Corp 室式コークス炉の操業方法

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