JPH03239778A - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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JPH03239778A
JPH03239778A JP3363690A JP3363690A JPH03239778A JP H03239778 A JPH03239778 A JP H03239778A JP 3363690 A JP3363690 A JP 3363690A JP 3363690 A JP3363690 A JP 3363690A JP H03239778 A JPH03239778 A JP H03239778A
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JP
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acid
aromatic
pts
aromatic polyester
weight
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JP3363690A
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Naoki Yamamoto
山本 直己
Akira Nakada
章 中田
Misayo Suehiro
末広 美佐代
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、芳香族ポリエステル−ポリオルガノシロキサ
ンブロック共重合体と粘着性付与剤とを必須成分として
含有する粘着剤組成物、特に熱溶融型粘着剤用途に適し
た粘着剤組成物に関する。
(従来の技術) スチレン−イソプレンブロック共重合体(以下SISと
略す)をベースポリマーとする粘着剤は、近年ホットメ
ルト型粘着剤として注目されている。このSISは、例
えば特公昭43−2934号公報、特公昭40〜237
98号公報及び特公昭57−326号公報に開示される
方法で重合することが可能である。しかしながら、これ
ら公知の方法で得られるSISは粘着剤として用いた場
合、初期粘着性、粘着性保持力(耐候性)、耐寒性の点
でまだ充分満足のできるものではない。
また、SISは、その保管中に固着を起こし、大きな固
まりになってしまう性質(ブロッキング現象)が強く、
SISを粘着剤として製造する際の取扱いが困難である
従来は、このブロッキング現象を防ぐため、SISにタ
ルク、炭酸カルシウム等の無機物やステアリン酸ナトリ
ウム、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸等のブロッ
キング防止剤を添加することが試みられているが、少量
の添加ではブロッキング現象を充分減少させることがで
きず、また、多量に添加すると、SISの主用途である
粘着剤用途において、その粘着特性、特に粘着保持力を
低下させてしまう問題点がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、上述した如き点に鑑み鋭意検討し結果、
特定の芳香族ポリエステル−ポリオルガノシロキサンブ
ロック共重合体と粘着性付与剤とを特定割合で配合する
ことにより、前述のような粘着特性に悪影響のあるブロ
ッキング防止剤を用いなくても著しいブロッキング現象
を起こさず、初期粘着性、粘着性保持力(耐候性)、耐
寒性等に優れた粘着剤組成物となし得ることを見出し、
本発明に到達した。
(課題を解決するための手段) 即ち本発明は。
(A)少なくとも一種の芳香族ジカルボン酸成分(a−
1)と、二価フェノール、低級脂肪族ジオール及び脂環
式ジオールからなる群から選ばれた少なくとも一種の二
価アルコール成分(a−2)とを出発原料とする芳香族
ポリエステル(a)、少なくとも一種の芳香族ヒドロキ
シカルボン酸成分を出発原料とする芳香族ポリエステル
(b)、並びに、少なくとも一種の芳香族ジカルボン酸
成分(c−1)と、二価フェノール、低級脂肪族ジオー
ル及び脂環式ジオールからなる群から選ばれた少なくと
も一種の二価アルコール成分(c−2)と、少なくとも
一種の芳香族ヒドロキシカルボン酸成分(c−3)とを
出発原料とする芳香族ポリエステル(C)からなる群か
ら選ばれた芳香族ポリエステルセグメントとポリオルガ
ノシロキサンセグメントとのブロック共重合体100重
量部と、 (B)粘着付与剤20〜200重量部と、(C)有機酸
0〜20重量部と、 (D)軟化剤0〜100重量部と、 を含有する粘着剤組成物。
である。
本発明において用いられるブロック共重合体を槽底する
芳香族ポリエステルセグメントは、(1)少なくとも一
種の芳香族ジカルボン酸成分(a−1)と、二価フェノ
ール、低級脂肪族ジオール及び脂環式ジオールからなる
群から選ばれた少なくとも一種の二価アルコール成分(
a−2)とを出発原料とする芳香族ポリエステル(a)
、 (2)少なくとも一種の芳香族ヒドロキシカルボン酸成
分を出発原料とする芳香族ポリエステル(b)、並びに
、 (3)少なくとも一種の芳香族′ジカルボン酸成分(c
−1)と、二価フェノール、低級脂肪族ジオール及び脂
環式ジオールからなる群から選ばれた少なくとも一種の
二価アルコール成分(c−2)と少なくとも一種の芳香
族ヒドロキシカルボン酸成分(c−2)とを出発原料と
する芳香族ポリエステル(c)からなる群から選ばれた
芳香族ポリエステルを、主構成成分としている。
上記の芳香族ポリエステルセグメントを形成するための
出発原料について説明すると、次のとおりである。。
(i)芳香族ジカルボン酸は、次式: [式中、R1は置換もしくは非置換のフェニレン基、次
式:  ’@−Z−◎  (式中、2は直接接合または
−CI(、−もしくは−CO−を表す)で示される基ま
たはナフチレン基を表す]で示されるもの、又はその誘
導体である。ここで、フェニレン基の置換基としては、
例えば、塩素、臭素、メチル基等が挙げられ、置換フェ
ニレン基は1〜4個の置換基で置換され得る。
このような芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレフ
タル酸、イソフタル酸、ジフェニル−m。
m′−ジカルボン酸、ジフェニル−P、P’−ジカルボ
ン酸、ジフェニルメタン−m、m’−ジカルボン酸、ジ
フェニルメタン−P、 P’−ジカルボン酸、ベンゾフ
ェノン−4,4′−ジカルボン酸、ナフタレンジカルボ
ン酸等が挙げられるが、好ましくはテレフタル酸、イソ
フタル酸、ナフタレンジカルボン酸であり、これら芳香
族ジカルボン酸は単独、もしくは二種以上混合して使用
することができる。また、アジピン酸、セバシン酸等の
脂肪族ジカルボン酸を少量混合して使用しても差し支え
ない。
(ii)二価のフェノールとしては、例えば、ヒドロキ
ノン、レゾルシン、ジヒドロキシナフタレン、ビフェノ
ール(ビフェニルジオール)、1.8−ジたはハロゲン
で置換されていても良い炭素数5以下のアルキレン基を
表す)で示される二価フェノール、例えば2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビスフェノー
ルA)、4.47−シヒドロキシジフエニルスルホン、
4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4′
−ジフェニルスルフィド、4.4′−ジヒドロキシジフ
ェニルケトン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルメタ
ン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−エタン
、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン、
1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2,2,2
−トリクロロ−エタン等が挙げられ、好ましくは2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビスフ
ェノールA)であり、これら二価フェノールは、その誘
導体として用いることもでき、更には単独、もしくは二
種以上混合して使用することができる。
(iii)低級脂肪族ジオールとしては、炭素数2〜6
のアルキレンジオール、例えばエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1.5
−ベンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等が挙
げられ、好ましくはエチレングリコール、1.4−ブタ
ンジオールであり、これら低級脂肪族ジオールは、その
誘導体として用いることもでき、さらには、単独もしく
は二種以上混合して使用することができる。
(iv)脂環式ジオールとしては、例えばシクロヘキサ
ンジオール、シクロヘキサンジメタツール等が挙げられ
る。これら脂環式ジオールは、その誘導体として用いる
こともでき、更には単独でも、また二種以上混合して使
用しても良い。
これら(ii)(iv)に示す二価フェノール、低級脂
肪族ジオール及び脂環式ジオールからなる群から選ばれ
た二価アルコールは、単独もしくは二種以上を混合して
使用することができる。
(V)芳香族ヒドロキシカルボン酸は、次式%式% (式中、Xは直接結合または炭素数5以下のアルキレン
基を表す)で示される基またはナフチレン基を表す]で
示されるもの、又はその誘導体である。
このような芳香族ヒドロキシカルボン酸としては、例え
ば、m−ヒドロキシ安息香酸、P−ヒドロキシ安息香酸
、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2−(4′−ヒド
ロキシフェニル)−2−(4’−カルボキシルフェニル
)−プロパン、4−ヒドロキシフェニル−4−カルボキ
シルフェニルエーテル等が挙げられ、好ましくはP−ヒ
ドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸で
あり、これら芳香族ヒドロキシカルボン酸は単独、もし
くは二種以上混合して使用することができる。
上記(i)〜(v)の化合物を出発原料とする本発明に
おいて好ましい芳香族ポリエステルセグメントは、例え
ば、 テレフタル酸と1,4−ブタンジオールとからなる芳香
族ポリエステル、 テレフタル酸およびイソフタル酸混合物と2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとからなる芳香族
ポリエステル、 P−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸とからなる芳香族ポリエステル、P−ヒドロキシ安
息香酸と2,6−ナフタレンジカルボン酸と2,6−ナ
フタレンジオールとからなる芳香族ポリエステル、又は P−ヒドロキシ安息香酸と2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸とレゾルシンとイソフタル酸とからなる芳香族ポリ
エステル、 である。
また、ポリエステルセグメントに用いられる芳香族ポリ
エステルは、液晶性を示すポリエステルであっても差し
支えない。
次に、本発明に用いられるブロック共重合体を構成する
ポリオルガノシロキサンは、 次式: (式中、I’i、、R,はそれぞれ独立してメチル基ま
たはフェニル基を表わし、nは5以上の整数を表わす)
で示される繰返し単位を有しており、好ましくはポリジ
メチルシロキサンである。
本発明において用いるブロック共重合体中の芳香族ポリ
エステルセグメントとポリオルガノシロキサンセグメン
トのブロック共重合体中の組成比は重量比で70/30
〜3/97であり、更に好ましくは、40/60〜5/
95である。芳香族ポリエステルセグメント成分が上記
組成比より多い場合には、粘着剤組成物の初期粘着力が
不充分となる傾向のため好ましくない。
またポリオルガノシロキサンセグメント成分が多い場合
には、粘着剤組成物の粘着性保持力が不充分となる傾向
があるため好ましくない。またブロック共重合体の重量
平均分子量は、好ましくは10000〜toooooo
であり、更に好ましくは50000〜700000であ
る。ブロック共重合体の重量平均分子量が10000未
満では、粘着剤組成物の粘着性保持力が不充分となり、
また1000000を超えると、粘着剤組成物の初期粘
着力が不充分となる。
本発明で用いる芳香族ポリエステルセグメントとポリオ
ルガノシロキサンセグメントから構成されるブロック共
重合体は、芳香族ポリエステル構成成分とポリオルガノ
シロキサンの官能基とによりそれぞれ適した公知の溶融
縮重合、溶液縮重合、界面縮重合等の方法により製造で
きる。
例えば、末端アルキルアミン型ポリジメチルシロキサン
と芳香族ポリエステルとのブロック共重合は、AC5,
polym、prop(1983)や30th Nat
ionalSAMPE Symposium Marc
h +9−21%+985に記載された方法に従って製
造できる。また末端ジメチルアミン型ポリジメチルシロ
キサンと芳香族ポリエステルとのブロック共重合は、I
nd、Eng、Chem、Prod。
Res、DeveloP、Vol、12.No、4.1
973やTRANSACTIONSOF THE 5O
CIETY OF RHEOLOGY 21:2,27
3−290やApplied Polymer Sym
posium No、22,143−156(1973
)や30th National SAMPE Sym
posium March 19−21゜1985に記
載された方法で製造できる。また、末端ジオール型ポリ
オルガノシロキサンと芳香族ジカルボン酸シバライドと
二価フェノールとをクロロホルム等のハロゲン系有機溶
媒中、ピリジン等の三級アミンを脱塩酸剤として用い、
50℃以下で反応させる方法や、芳香族ポリエステルを
構成するモノマーや芳香族ポリエステルと両末端ジオー
ル型ポリオルガノシロキサンをエステル交換触媒存在下
、溶融縮重合させる方法で製造でき、どの方法を用いて
も差し支えない。
本発明の粘着剤組成物は、上述した如き種々の方法で得
られたブロック共重合体と粘着性付与剤を必須成分とす
るものであるが、この粘着剤付与剤としては、ロジン系
樹脂、ポリテルペン系樹脂、合成ポリテルペン系樹脂、
脂環族系炭化水素樹脂、クマロン系樹脂、フェノール系
樹脂、テルペンフェノール系樹脂、芳香族炭化水素樹脂
、脂肪族炭化水素樹脂などが用いられる。これらのうち
特にロジン系樹脂、ポリテルペン系樹脂、脂環族系炭化
水素樹脂が好ましい。
これらの粘着性付与剤は、1種を単独で、あるいは2種
以上を混合して用いることができる;粘着性付与剤の配
合量は前記ブロック共重合体100重量部に対して%2
0〜200重量部、好ましくは50〜150重量部であ
る。この粘着性付与剤の配合量が上記の範囲外では適切
な初期粘着力及び保持力が充分でなくなる傾向となるた
め好ましくない。
本発明においては上記ブロック共重合体と粘着性付与剤
の配合物に更に有機酸を配合することにより、初期粘着
性を改良することができる。
二の有機酸としては、ステアリン酸、オレイン酸、パル
ミチン酸等の脂肪族モノカルボン酸類、マレイン酸、フ
マル酸等の脂肪族ジカルボン酸類、安息香酸等の芳香族
モノカルボン酸類、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸等の芳香族ジカルボン酸類、アビエチン酸、ネオア
ビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロアビ
エチン酸、α−ピマル酸、イソ−α−ピマル酸、デヒド
ロアビエチン酸、レボピマル酸等の樹脂酸類などが単独
又は2種以上の混合物として用いることができる。
有機酸は、任意成分として配合されるが、その配合量は
前記ブロック共重合体100重量部に対し、0〜20重
量部、好ましくは0.01〜20重量部、更に好ましく
は0.1−15重量部配合することができる。
この有機酸の配合量がブロック共重合体100重量部に
対し、20重量部を超えると、初期粘着力と粘着性保持
力のバランスが悪くなる傾向となるため好ましくない。
本発明粘着剤組成物には、更に初期粘着性を向上させる
目的で軟化剤を配合することができ、この軟化剤として
は、ナフテン系、パラフィン系、アロマ系のプロセスオ
イルなどを単独であるいは2種以上を混合して用いるこ
とができる。軟化剤の配合量は前記ブロック共重合体1
00重量部に対して、0〜100重量部、好ましくは2
0〜70重量部である。軟化剤の配合量が100重量部
を超える場合には時間の経過と共に軟化剤が粘着表面に
滲み出してきて好ましくない影響を与える。
本発明の粘着剤組成物には、更に上記以外に必要に応じ
て酸化防止剤、紫外線吸収剤などの安定剤、炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、酸化チタン、シリカ、炭酸マグ
ネシウム、カーボンブラックなどの無機充填剤、着色剤
などを添加してもよい。
以上の粘着剤組成物の各成分は、一般の槽式混合機、密
閉式ニーダ−などで加熱下において、必要な場合には窒
素ガス雰囲気中で混合される。
本発明の粘着剤組成物は、これを熱溶解させて混合しも
のを直接塗布して粘着層を形成せしめる場合に、経済的
効果を上げるものである。しかし、通常の溶剤による混
合塗布、あるいはエマルジョン化させることによる混合
塗布も可能である。
このようにして得られる本発明の粘着剤組成物は、基材
に塗布されることにより、粘着層を形成するので、各種
粘着テープ、ラベル類、各種軽量プラスチック成形品固
定用製糊、カーペット固定用製糊等として有効であり、
更に冷凍食品類や寒冷地で使用する粘着テープ、ラベル
の粘着層形成材料として有効である。
以下に、本発明の実施例を挙げて、詳細に説明するが、
本発明の主旨を超えないかぎり、本発明が限定されるも
のではない。
なお、各種測定は下記の方法によった。
初期粘着力は傾斜式ボールタック測定法に拠った。(傾
斜角度30°、測定温度25°C)。耐候性試験として
は、Q、U、■1週間照射後の保持力を測定した。耐寒
試験としては一80℃での粘着性保持力を測定した。粘
着性保持力は、JIS 21524に準拠こした。但し
、ステンレス銅板に貼り付は貼り付は面積は15XlO
mmで、Ikgのおもりが落下するまでの時間をill
!I定した。
ブロック共重合体のブロッキング性は約4問φ×511
IIIIOのクラム状ブロック共重合体50gをポリ袋
に入れ、50g/ rr!の加重下、50℃の恒温槽内
に24時間保持し、クラム状ブロック共重合体のブロッ
ク化現象を調べ、以下の基準で評価した。
◎クラム同志の固着が全くない ○クラム同志の固着はあるが、手に触れると簡単に崩れ
る。
Δクラム同志の固着は手でほぐすことができない ×クラム同志が固着し、シートになってしまう (合成例1〜5) (nは5〜130の整数を表わす) で示される両末端ジオール型ポリジメチルシロキサン(
数平均分子It 10000) a kgと、テレフタ
ル酸クロリドおよびイソフタル酸りロリド各b kg[
拌機付反応容器に仕込み、クロロホルム2.5kgを加
えて、均一溶液にした。
次に、ビスフェノールA c kgをクロロホルム1゜
5kgとピリジンd kgの混合溶媒に溶解して均一溶
液とし、0℃に冷却しておいた上記の溶液に加えた。7
〜8時間撹拌後、反応溶液を取り出し、希塩酸及び水で
洗浄した後メタノール中に注入して、第1表に示す種々
のブロック共重合体(S−1〜5−5)を回収した。
第1表 (合成例6) ジフェニルテレフタレート0.60kg、 1.4−ブ
タンジオール0.13kg及び次式: (nは5〜15の整数) で示される両末端ヒドロキシフェネチルポリジ、メチル
シロキサン(数平均分子量830)0.80kgを撹拌
機付反応容器に仕込み、更に触媒として、ブチルチタネ
ート[Ti (QC,H,) 、 ] (7)10重量
Xブタノール溶液5mQを加えた。この混合物を窒素ガ
ス雰囲気中で、撹拌下に150〜250℃の温度で4時
間加熱した。
その後、250℃で徐々に減圧にしてゆき、2時間かか
って0.5mmHgとした。更に、250℃、0.5m
m11gの条件下で3時間撹t’14を続けてから反応
を終了させ、重量組成比ポリエステルlポリジメチルシ
ロキサン・20/80の高粘度のポリマー(S−6)を
回収した。
実施例1〜6 S−1〜S−6のブロックコポリマーのブロッキング性
について評価した。結果を第1表に示す。
S−1−5−6のブロックコポリマー100重量部にそ
れぞれ粘着性付与剤として合成ポリテルペン樹脂(日本
ゼオン(株)製、登録商標名、フィントンD−IQQ)
 100重量部を加え、粘着剤組成物M−1〜M−6を
得た。
次にS−1−5−6のブロックコポリマー100重量部
に、それぞれ粘着性付与剤として合成ポリテルペン樹脂
(日本ゼオン(株)製、フィントンD−100) 80
重量部、軟化剤としてナフテン系プロセスオイル(出光
興産(株)製、ダイアナプロセスオイルNM−20)2
0重量部、有機酸としてステアリン酸2重量部を配合し
、粘着剤組成物N−1−N−6を得た。
それぞれについて、耐候性、耐寒性、初期粘着力を評価
し、結果を第3表に示した。
比較例1 SIS(シェル化学(株)′!A、カルフレックスTR
1107)のブロッキング性及び、実施例1と同様に配
合した2種の粘着剤組成物M−7及びN−7について、
実施例1と同様の評価を行なった結果を第2表および第
3表に示す。
第2表 本発明の好ましい実施態様を示すと次のとおりである。
1、芳香族ポリエステル−ポリオルガノシロキサンブロ
ック共重合体が、重量平均分子量10,000以上であ
る特許請求の範囲記載の粘着剤組成物。
2、芳香族ポリエステルセグメントとポリオルガノシロ
キサンセグメントの組成比が重量比で70:30〜3:
97のものである特許請求の範囲記載の粘着剤組成物。
3、芳香族ポリエステルセグメントを構成する芳香族ジ
カルボン酸が次式: (式中R1は、置換又は非置換のフェニレン基又は置換
又は非置換のナフチレン基を表わす。)又はハロゲンで
置換されていてもよい炭素数5以下のアルキレン基を表
わす。) で表わさられものであり、低級脂肪族ジオールが炭素数
2〜6のアルキレンジオールであり、脂環式ジオールが
シクロヘキサンジオール及び/又はシクロヘキサンジメ
タツールであり、芳香族ヒドロキシカルボン酸が次式 %式% (式中、R1は置換又は非置換のフェニレン基、次式’
o−x−o’(式中Xは、直接結合又は炭素数5以下の
アルキレン基を表わす。)で示される基又は置換又は非
置換のナフチレン基を表わす。)で表わされるものであ
る特許請求の範囲記載の粘着剤組成物。
4、芳香族ポリエステルセグメントを構成する芳香族ジ
カルボン酸がテレフタル酸及び/又はイソフタル酸であ
り、且っ二価フェノールが2.2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンである特許請求の範囲の粘着剤組
成物。
5、芳香族ポリエステルセグメントを構成する芳香族ジ
カルボン酸がテレフタル酸及び/又はイソフタル酸であ
り、低級脂肪族ジオール又は脂環式ジオールがエチレン
グリコール及び/又は1.4ブタンジオール及び/又は
シクロヘキサンジメタツールである特許請求の範囲の粘
着剤組成物。
6、芳香族ポリエステルセグメントが、液晶性を示すポ
リエステルである特許請求の範囲記載の粘着剤組成物。
7、芳香族ポリエステルセグメントが、P−ヒドロキシ
安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸との共重合
体である特許請求の範囲記載の粘着剤組成物。
8、芳香族ポリエステルセグメントが、P−ヒドロキシ
安息香酸と2,6−ナフタレンジカルボン酸と2.6−
ナフタレンジオールとの共重合体である特許請求の範囲
記載の粘着剤組成物。
9、芳香族ポリエステルセグメントが、P−ヒドロキシ
安息香酸と2,6−ナフタレンジカルボン酸とイソフタ
ル酸とレゾルシンとの共重合体である特許請求の範囲記
載の粘着剤組成物。
10、粘着付与剤としてロジン系樹脂、ポリチルペル系
樹脂、脂環族系炭化水素樹脂を含む特許請求の範囲記載
の粘着剤組成物。
(発明の効果) 本発明の粘着剤組成物は、特定の芳香族ポリエステル−
ポリオルガノシロキサンブロック共重合体と粘着付与剤
を必須成分としてこの両者を特定の割合で配合すること
により得られるものであるので、従来の粘着剤組成物に
比べて耐候性、耐寒性の点で特に優れており、更に、過
酷な条件下の使用にも充分耐え得る有用な粘着剤組成物
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)少なくとも一種の芳香族ジカルボン酸成分(a−
    1)と、二価フェノール、低級脂肪族ジオール及び脂環
    式ジオールからなる群から選ばれた少なくとも一種の二
    価アルコール成分(a−2)とを出発原料とする芳香族
    ポリエステル(a)、少なくとも一種の芳香族ヒドロキ
    シカルボン酸成分を出発原料とする芳香族ポリエステル
    (b)、並びに、少なくとも一種の芳香族ジカルボン酸
    成分(c−1)と、二価フェノール、低級脂肪族ジオー
    ル及び脂環式ジオールからなる群から選ばれた少なくと
    も一種の二価アルコール成分(c−2)と、少なくとも
    一種の芳香族ヒドロキシカルボン酸成分(c−3)とを
    出発原料とする芳香族ポリエステル(c)からなる群か
    ら選ばれた芳香族ポリエステルセグメントとポリオルガ
    ノシロキサンセグメントとのブロック共重合体100重
    量部と、 (B)粘着付与剤20〜200重量部と、 (C)有機酸0〜20重量部と、 (D)軟化剤0〜100重量部と、 を含有する粘着剤組成物。
JP3363690A 1990-02-16 1990-02-16 粘着剤組成物 Pending JPH03239778A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001081448A3 (en) * 2000-04-27 2002-05-02 Bostik Findley Sa Copolyesters having improved retained adhesion

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WO2001081448A3 (en) * 2000-04-27 2002-05-02 Bostik Findley Sa Copolyesters having improved retained adhesion

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