JPH0323959B2 - - Google Patents

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JPH0323959B2
JPH0323959B2 JP2321784A JP2321784A JPH0323959B2 JP H0323959 B2 JPH0323959 B2 JP H0323959B2 JP 2321784 A JP2321784 A JP 2321784A JP 2321784 A JP2321784 A JP 2321784A JP H0323959 B2 JPH0323959 B2 JP H0323959B2
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Tsuneo Tsugane
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は複数の発信装置付メータの入力パル
スを計数するパルス計数回路に関するものであ
る。
[従来技術] 従来のこの種計数回路として、第1図、第2図
および第3図に示すものがある。第1図に示すも
のは、遠隔式水道メータ等で用いられている3線
式パルス発信装置(以下、「パルス発信装置」と
いう)(1)のトランスフア接点(単極双投接点)
(以下、「接点」という)1a,1bからの入力パ
ルスを計数するパルス計数装置30で、特開昭55
−129879号公報第1図に示されているものであ
る。このパルス発信装置1の接点1aの移動子側
を切換接点2の固定端子2aに、また接点1bの
移動子側を固定端子2bにそれぞれ入力端子Sを
介して接続し、パルス発信装置1の固定端子側を
電源3、モータ4を介して切換接点2の移動子2
cに接続し、モータ4の出力軸の回転数を計数表
示機構5によつて計数表示するように構成されて
おり、また、切換接点2の移動子2cは計数表示
機構5が1カウント分回動する前に他方の固定端
子2bに切換るように構成されている。
この構成において、いま、切換接点2の移動子
2cが一方の固定端子2aに接続されていたとす
る。つぎに、計量器によつてパルス発信装置1の
接点1aが閉じられると、電源3、モータ4、移
動子2c、固定端子2a、接点1aの閉回路が形
成されてモータ4が回動し、モータ4が所定量、
すなわち計数表示機構5の1カウント分回動する
と、切換接点2の移動子2cが他方の固定端子2
bに切換わり、モータ4には電流が流れなくなる
ためモータ4は停止し、計数表示機構5の1計数
動作が終了する。
つぎに、計量器が所定量の計量を行なうと、パ
ルス発信装置1の接点1aを開いた後、接点1b
が閉じられると、電源3、モータ4、移動子2
c、固定端子2b、接点1bの閉回路が形成さ
れ、上記と同様の動作によつて計数表示機構5に
よる1係数動作が行なわれる。
なお、接点1aと1bの開閉は差動的に動作
し、両接点が同時にオンとなるタイミングがない
ように構成されている。
また、第2図に示すものは、ステツプモータ6
を用いた、いわゆるステツプモータ式カウンタで
あり、これは第1図と同様の動作を行なうもので
ある。
さらにまた、第3図に示すものは、集積回路
(以下、「IC」と略称する)を使用した電子式カ
ウンタであり、複数の入力端子S1〜Sn(S1〜Sn
は、それぞれパルス発信器1からの2本の信号線
の入力端子を示す)に対応してnチヤンネルのパ
ルス係数回路30−1〜30-oを構成するフリツ
プフロツプ7-1〜7-oや電子式カウンタ8-1〜8-
ならびにバツフア回路9-1〜9-oを設けたもの
である。
これら従来のパルス計数回路においては、つぎ
のような欠点があつた。
第1図および第2図に示したモータを用いて
カウンタを構成したものでは、全体が大型化す
るばかりでなく、モータ4,6などを必要とす
ることから、消費電力が大きくなり、また装置
が大型になる。
また、第3図に示した電子式カウンタを用い
たものでは、モータ式のものに比して消費電力
は抑制できるが、チヤンネル数分のカウンタお
よび3ステートバツフア回路が必要となり、信
号線なども含めて回路の複雑化を招くうえ、高
価となる。
[発明の概要] この発明は上記従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、1個のプリセツタブルシフ
トレジスタおよびプリセツタブルカウンタ、さら
にはメモリ等を組み合せた簡単な構成により、複
数の単極双投接点(以下、「C接点」という)か
ら入力されるパルスを計数できるうえ消費電力を
制御でき、しかも小型で信頼性が高く、安価なパ
ルス計数回路を得ることを目的としている。
[発明の実施例] 第4図はこの発明の一実施例のブロツク回路
図、第5図はこの実施例のメモリの1チヤンネル
分のメモリ区分を示す図である。
同図において、S1,S2,…Snは複数の入力端
子で、マルチプレクサ10に接続されている。こ
のマルチプレクサ10は後述するコントロール回
路20で制御され、入力端子S1〜Snをサイクリ
ツクに順次選択して入力パルスをプリセツタブル
シフトレジスタ(以下、「シフトレジスタという)
11に出力する。12はシフトレジスタ11の出
力端に接続されたパルス判定回路、13はカウン
ト条件判定回路で、C接点の2つの接点1a,1
bから入力パルスが交互に入力されているか否か
を判定するものである。
14は断線・短絡検出回路であり、伝送線の断線
や短絡ならびに発信装置側の異常等を検出するも
のである。15は1桁(この例では4ビツトとす
る)のプリセツタブルカウンタ(以下、「カウン
タ」という)、16は桁上げ回路、17はパルス
発生回路であり、マルチプレクサ10のスキヤニ
ング用および後述するメモリ19の読み出しおよ
び書き込み用タイミングパルスを発生するもので
ある。18はパルス発生回路17からのパルスを
分周するバイナリカウンタであり、後述するメモ
リ19のアドレス切換え用、さらには後述するコ
ントロール回路20のアドレス切換え用のパルス
を得るためである。
19は集積回路ICで構成されたメモリで、第
5図に示したように、1チヤンネルごとに12桁
(1桁4ビツト)M1〜M12のメモリ区分をnチヤ
ンネル分備えており、シフトレジスタ11やカウ
ンタ15に接続されている。20はコントロール
回路で、マルチプレクサ10のスキヤニングを行
なうとともに、入力端子S1〜Snを選択するため
に必要なマルチプレクサ10の切換え、およびメ
モリ19の1桁目から12桁目までを切換えるため
のアドレス切換信号、およびシフトレジスタ11
およびカウンタ15に対する読み出し/書き込み
モードの切換信号、さらには1チヤンネル分のデ
ータをメモリ19の1桁目M1〜12桁目M12に書
き込みあるいは読み出すための桁信号を出力する
ように構成されている。メモリ19はアドレス切
換信号によつてアドレス切換えを行ない、かつア
ドレス切換時にモード切換信号によつて記憶内容
をシフトレジスタ11やカウンタ15への読み出
し、および書き込みを行なうもので、1桁目M1
〜12桁目M12のうち、1桁目M1はC接点の一方
の接点情報である入力パルスを順次シフト記憶す
る領域、2桁目M2はC接点の他方の接点情報で
ある入力パルスを順次シフト記憶する領域、3桁
目M3はC接点の2つの接点から交互にパルスが
入力されたことを記憶する領域、4桁目M4はC
接点の一方の接点から入力されたパルス数をカウ
ントする領域、5桁目M5はC接点の他方の接点
から入力されたパルス数をカウントする領域、6
桁目M6は両接点の同時オンの時間をカウントす
る領域、7桁目M7〜12桁目M12はカンウントデ
ータとして使用する領域であつて、1桁目M1か
ら3桁目M3まではシフトレジスタ11との間で
データの読み出し/書き込みが行なわれ、4桁目
M4から12桁目M12まではカウンタ15との間で
データの読み出し/書き込みが行なわれる つぎに、この実施例の動作を説明する。
メモリ19のNo.1〜No.nチヤンネルを順にコ
ントロール回路20により選択する。
選択されたチヤンネルに該当するメモリから
1桁目M1のデータがコントロール回路20に
より選択され、シフトレジスタ11に読み出さ
れる。
同時にコントロール回路20によつてマルチ
プレクサ10がスキヤンされ、選択されたチヤ
ンネルに該当する入力端子Sが選択される。
つぎに、シフトレジスタ11に読み出された
データが、ステツプによつて選択された入力
端子Sから入力される、たとえば接点がオンで
あることを示す“1”、またはオフであること
を示す“0”の入力パルスにより、データ1ビ
ツトシフトされる。シフトされたデータは、再
びメモリの元のアドレスに書き込まれる。
つぎに、パルス発生回路17からの出力パル
スがバイナリカウンタ18にてカウントされ、
メモリ19のアドレスが1つ進められて2桁目
M2のデータがシフトレジスタ11に読み出さ
れ、ステツプからまでの動作が繰り返えさ
れる。
同時に、パルス判定回路12は、M1、M2に
書き込まれるデータを読み取り、接点1aおよ
び1bがそれぞれオフからオンに変化したか否
かを判断する。すなわち、パルスの発生速度は
接点の動作速度よりも速いので、たとえばM1、
M2のデータが“0011”のように、複数回オン
を示すビツト構成となつた場合に、接点がオン
になつたと判断して誤つた判断がなされるのを
防止している。
つぎに、バイナリカウント18によつてメモ
リ19のアドレスが1つ進められ、メモリ19
よりM3が選択されてシフトレジスタ11に読
み出される。
ここではC接点の一方の接点がオフからオン
状態になつたときには“1”を、他方の接点が
オフからオン状態になつたときには“0”をシ
フトするように構成されており、両接点1a,
1bが交互にオフからオン状態ならないときに
は、シフトレジスタ11の内容は変らない。
したがつて、C接点の2つの接点1a,1b
から交互にパルスが入力された正規の入力の場
合は、メモリ19の3桁目M3の内容は「0101」
または「1010」のデータとなり、再び元のアド
レスに書き込まれる。このM3のデータはカウ
ント条件判定回路13により正規のパルスであ
るか否かが判定され、正規のパルスと判定され
た場合は、メモリ19の4桁目M4〜6桁目M6
に書き込まれている異常検出データがリセツト
される。
つぎに、バイナリカウンタ18によつてメモ
リ19のアドレスが1つ進められ、メモリ19
よりM4が選択されてカウンタ15に読み出さ
れる。
ここでは、C接点の2つの接点1a,1bの
うち、一方の接点から連続して入力された異常
パルス、すなわち、片側パルスのみがカウント
されて加算され、元のアドレスに書き込まれ
る。
つぎに、バイナリカウンタ18によつてメモ
リ19のアドレスが1つ進められ、メモリ19
の5桁目M5が選択されてカウンタ15に読み
出される。
ここでは、C接点の他方の接点から連続して
入力された片側パルスがカウントされて加算さ
れ、元のアドレスに書き込まれる。
断線・短絡検出回路14は、M4またはM5の
カウント値がある設定値を越えたとき、C接点
から入力端子Sまでの間の断線または短絡が生
じたものとして断線信号等の所定の信号を送出
する。
つぎに、バイナリカウンタ18によつてメモ
リ19のアドレスが1つ進められ、メモリ19
の6桁目M6が選択されてカウンタ15に読み
出される。
ここでは、C接点の一方の接点および他方の
接点が同時にオンである場合を検出し、これを
カウントする。
つぎに、バイナリカウント18によつてメモ
リ19のアドレスが1つ進められ、メモリ19
の7桁目M7が選択されてカウンタ15に読み
出される。
ここでは、カウント条件判定回路13によつ
て正規の入力パルスと判断された入力パルスが
カウントアツプされ、桁上げがあれば桁上げ回
路16に桁上げが記憶保持されるとともに、メ
モリ19の元のアドレスに書き込まれる。
つぎに、バイナリカウンタ18によつてメモ
リ19のアドレスが1つ進められ、メモリ19
の8桁目M8が選択されてカウンタ15に読み
出される。
ここでは、桁上げ回路16に桁上げが記憶さ
れていれば1パルスカウントアツプし、そうで
ない場合は読み出しデータがそのままメモリ1
9の元のアドレスに書き込まれる。この場合、
桁上げがあれば桁上げ回路16に桁上げが記憶
保持される。
以下、M9〜M12まで順次カウンタ15に読
み出され、カウントアツプ、書き込みが繰り返
される。
1チヤンネルのカウント動作は以上で終了
し、コントロール回路20はメモリ19のつぎ
のチヤンネルを選択するとともに、マルチプレ
クサ10で該当する入力端子を選択させて、当
該チヤンネルの計数動作を開始する。
なお、上記実施例では、断線・短絡検出回路
14を導入した例で説明したが、これは必ずし
も必要なものではない。また、上記実施例で
は、チヤンネル分の桁構成を12桁としたが、こ
れに限定されるものではない。
また、上記実施例では、パルス判定回路1
2、カウント条件判定回路13、断線・短絡検
出回路14およびコントロール回路20をハー
ドウエアで構成したが、CPUで構成してもよ
いことはいうまでもない。
[発明の効果] 以上のように、この発明は、複数チヤンネルの
C接点を有するメータをマルチプレクサで順次選
択するとともに、選択されたチヤンネルの2つの
接点から入力されるパルスをシフトレジスタに入
力し、このシフトレジスタのデータから2つの接
点のオン・オフ状態や2つの接点からの交互に入
力されている状態から正常な入力パルスのみをプ
リセツタブルカウンタで計数し、この計数値をチ
ヤンネルごとにメモリに書き込むようにしたもの
であるから、従来のモータ式のもののように大型
化や消費電力の増大を招いたりすることなく、複
数の発信装置付メータからのC接点パルスをカウ
ントできるうえ、各チヤンネルごとにカウンタや
3ステートバツフア回路等を設ける必要がないた
め、回路構成や配線も簡素となり、安価で信頼性
の高いパルス計数回路が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来の異なるパルス計数回路
の構成図、第4図はこの発明に係るパルス計数回
路の一例を示すブロツク図、第5図は1チヤンネ
ル分のメモリ割付の一例の説明図である。 10……マルチプレクサ、11……プリセツタ
ブルシフトレジスタ、12……パルス判定回路、
13……カウント条件判定回路、15……プリセ
ツタブルカウンタ、19……メモリ、20……コ
ントロール回路。なお、図中、同一符号は同一も
しくは相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数チヤンネルの単極双投接点を有する発信
    装置付メータの2ラインの出力回線から入力され
    るパルスをチヤンネルごとに順次スキヤニングし
    て計数するように構成されたパルス計数回路であ
    つて、上記複数のチヤンネルをスキヤニングして
    順次選択するマルチプレクサと、上記各チヤンネ
    ルの入力接点の情報および計数データが書き込ま
    れるメモリと、上記マルチプレクサによつて選択
    されたチヤンネルの接点情報を上記メモリから読
    み出し、入力されたパルスを加算して当該メモリ
    の元の領域に書き込むプリセツタブルシフトレジ
    スタと、このシフトレジスタの出力データから当
    該選択されたチヤンネルの単極双投接点のオン・
    オフ状態および2ラインからの交互の入力状態か
    ら正常な入力パルスを選択する手段と、上記メモ
    リから計数データを読み出して正常な入力パルス
    をカウントアツプして上記メモリの元のメモリ領
    域に書き込むプリセツタブルカウンタと、上記メ
    モリと上記プリセツタブルシフトレジスタおよび
    上記プリセツタブルカウンタとの間のデータの読
    み出しおよび書き込み、ならびに当該装置の動作
    を制御する手段とを備えたパルス計数回路。
JP2321784A 1984-02-08 1984-02-08 パルス計数回路 Granted JPS60167078A (ja)

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