JPH0323880B2 - - Google Patents

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JPH0323880B2
JPH0323880B2 JP56014488A JP1448881A JPH0323880B2 JP H0323880 B2 JPH0323880 B2 JP H0323880B2 JP 56014488 A JP56014488 A JP 56014488A JP 1448881 A JP1448881 A JP 1448881A JP H0323880 B2 JPH0323880 B2 JP H0323880B2
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JP
Japan
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axis
neutron
container
collimator
housing
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JP56014488A
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English (en)
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JPS56153300A (en
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Erijia Dansu Uiriamu
Maauin Bamugaadona Juunia Hari
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ERU TEII UI EARASUPEISU ANDO DEIFUENSU CO
Original Assignee
ERU TEII UI EARASUPEISU ANDO DEIFUENSU CO
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Publication date
Application filed by ERU TEII UI EARASUPEISU ANDO DEIFUENSU CO filed Critical ERU TEII UI EARASUPEISU ANDO DEIFUENSU CO
Publication of JPS56153300A publication Critical patent/JPS56153300A/ja
Publication of JPH0323880B2 publication Critical patent/JPH0323880B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21GCONVERSION OF CHEMICAL ELEMENTS; RADIOACTIVE SOURCES
    • G21G4/00Radioactive sources
    • G21G4/02Neutron sources

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Particle Accelerators (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は中性子ラジオグラフ撮影に関するもの
で、更に詳細には本発明は、台車に積んだ方向決
めできる中性子ビーム源に関するものである。
熱中性子は陽子により吸収され散乱し減衰する
が多くの種類の金属を比較的減衰しないで容易に
通過するので、中性子ラジオグラフ撮影は有用な
非破壊試験法として発展している。たとえば適正
に制御した中性子ビームを、エポキシ樹脂接着剤
等の有機接着剤により相互に固着した2個の金属
部品を通過させ適当な写真フイルム又は写真乾板
に差向けると接着剤の密度の像特性を生ずる。従
つて各金属部品間の接着剤内の空げきを容易に識
別することができる。このような非破壊試験法
は、航空機工業に広く使われているような接着構
造内の通常隠れたきずを調べるのに中性子ラジオ
グラフ撮影を使えるから極めて有用である。この
ような非破壊試験は接着構造の生産に有用である
だけでなく、この同じ方法が、腐食、過度な応力
等によつて使用中に生ずる、このような部品の空
げき又はその他の損傷部等を位置決めするのに有
用である。
中性子源を減速材又はしやへい体内に納めそし
て減速材又はしやへい体内に又はこれ等の材料を
貫いて延びるコリメータにより中性子ビームを中
性子源から抽出する中性子ラジオグラフ撮影装置
は、従来固定の場所で使うように制限されてい
る。
しかし中性子ラジオグラフ撮影の広範な使用
は、適当な中性子源の性質によつて幾分制限され
ている。カリホルニウム(Cf252)のように適当
な中性子を放出する同位体の使用にはかさばつた
しやへいを必要とし、従つて可動源として使用す
るには制限を受ける。さらにこのような同位体
は、使用していてもいなくても絶えず中性子を放
出し、従つて操作員が絶えず危険にさらされる。
このような源からの中性子束は又、ラジオグラフ
撮影用には比較的弱くそして定常的に減衰するの
で、露出時間を増さなければならないし、又中性
子束密度を源崩壊に伴つて再計算しなければなら
ない。これ等の又その他の理由で放射性同位体は
可動な中性子ラジオグラフ撮影源として使うには
一般に非実用的である。
種種の中性子発生器がその他の用途に開発され
ている。たとえば高エネルギー(高速)中性子
は、密封した加速管内で適当なターゲツトにイオ
ンビームを差向けることにより発生する。このタ
ーゲツトはこの場合高エネルギー中性子を放出す
る。このような発生器は、試験材料を高エネルギ
ー中性子で照射しこの試験材料の組成をこの材料
からの放出物を分析することにより測定する分析
装置として使う。しかしこのような高エネルギー
中性子はラジオグラフ撮影にはあまり適当でな
い。中性子ラジオグラフ撮影用には高エネルギー
(高速)中性子のエネルギーを適当な減速材によ
り一層低いエネルギー(熱)中性子にして次いで
被試験物品に差向けなければならない。しかし熱
中性子は非方向性であるから、ターゲツトを囲む
減速材内のほぼ全部の高速中性子の速度を遅く
し、減速材の中に適当なコリメータをその流入窓
を高速中性子源の近くにして挿入することにより
視準ビームを抽出することによつて、初めて方向
性を持つ熱中性子ビームが生ずる。従つてこのよ
うな減速した源は可動な用途には、とくにビーム
の方向操作性が必要な場合にはあまり適当でない
ことが明らかである。さらに加速器ターゲツトを
囲む減速材内の熱中性子束は空間的に均質でない
から、コリメータの流入窓及びターゲツトの空間
的関係は通常一定のままに保たなければならな
い。従つて中性子ビームの方向を定める位置決め
は従来、中性子源、減速材及びコリメータを含む
装置全体を単一の単位として動かさなければでき
なかつた。
高エネルギー中性子発生器は通常、一端部にタ
ーゲツトを持ち他端部にイオンビーム源を設けた
細長い管の形にしてある。通常高電圧源を複数本
の太い同軸ケーブルにより発生器管のイオンビー
ム源端部に接続する。しかし加速器管の端部の送
給場所における半ば剛性の高電圧供給ケーブルの
過度のたわみやねじれにより必然的に入力結線が
損傷し、視準熱中性子ビームを操作し目標を定め
ることが実際上できなくなる。従つてこのような
減速した源は従来固定の場所に制限され又は床面
等の1平面内だけの運動に限定される。
従つて本発明の目的は、装置全体を単一の単位
として動かす必要なく、またケーブルに過度のた
わみやねじれを与えることなく、中性子ビームの
方向決めを行うことのできる中性子ビーム発生装
置を提供することにある。本発明装置において
は、流体状減速材を入れ閉じた容器を備えこの容
器内に中性子源及びこの中性子源に対しある定め
た方向関係をもつように容器に取付けたコリメー
タを流体密に納めてある。この容器は、中性子源
の中心線を軸線として回転自在に支持体に取付け
てあるが、中性子源はこの支持体に容器の回転に
対しては固定した状態で容器内に突出するように
取付けてある。従つて容器に取付けたコリメータ
は、中性子源の中心線を軸線として回転自在であ
り、コリメータ流入窓の中性子源に対する方向関
係は一定にしたままで熱中性子ビームの軸線を位
置決めできる。
コリメータを取付けた容器は中性子源のまわり
を回転するが中性子源は固定のままになつている
から、固定状態の中性子源に、その露出部分すな
わち容器内に突出していない部分を経て給電する
ことができる。従つて給電用電圧ケーブルは、コ
リメータの回転位置を決めるときに曲げ力を受け
ない。すなわちコリメータ(従つて中性子ビー
ム)は高電圧ケーブルのねじれ又はたわみを生じ
ないで所望に応じ位置決めし向きを定めることが
できる。しかしコリメータ流入窓は高速中性子源
に対して向きを固定されているから、差向けるビ
ームの熱中性子束密度は、差向けビームの投射方
向に関係なく比較的一定である。本検査装置は台
車に支えられた水平に又は垂直に或はこれ等の両
方向に可動な腕部片に取付けることにより、さら
に多様な方向決めが可能となる。本発明装置はこ
うして検査物品に対する中性子ビームを容易に方
向決めすることを可能とし、航空機、ミサイル等
のような作動装置の熱中性子ラジオグラフ撮影の
分野で有用である。
以下本発明中性子ビーム発生装置の実施例を添
付図面について詳細に説明する。
本発明発生装置の好適とする実施例ではほぼ球
面形の検査ヘツド10は台車30に取付けてあ
る。台車30は多くの種類の構造の可動な運搬体
でよいのは明らかである。しかし図示の好適とす
る実施例では台車30は、適当な高電圧源32と
ヘツド10を支持する竪方向に位置決めできる腕
部材33とを取付けた車輪付きフレーム31を備
えている。台車30は多くの種種の形状にでき自
動推進式又は遠隔制御式或はこれ等の両方式にも
することができる。腕部材33の適当な制御装置
により中性子発生器を制御し、又この中性子発生
器を冷却する冷却する冷却装置も台車30に取付
けて運ぶのがよい。図示の実施例では位置決め自
在な腕部材33は、その一端部に枢着されピボツ
トピン35により台車30に架構34を支持する
適当な控え付きの互いに平行な1対の腕部片33
a,33bを備えている。ねじジヤツキ流体圧シ
リンダ等の適当な伸縮装置36は腕部材33及び
架構34の間に取付けられ、伸縮装置36の伸縮
時に腕部材33をピボツトピン35のまわりに枢
動させ所望に応じヘツド10を上下する(このよ
うにして竪方向の位置決めをする)ようにしてあ
る。
回転自在なヘツド10は第2図に一部を水平断
面にして平面図に示してある。好適とする実施例
ではヘツド10は、球面形ハウジング11を備え
これと一体にこれから半径方向に突出するビーム
コリメータ支持ハウジング12を形成してある。
ハウジング11は、水平に延びる軸13により水
平軸線のまわりに回転するように取付けてある。
軸13は、ハウジング11の外部に取付けられ、
腕部片33aの端部に取付けた適当な支持軸受1
4を貫通する。軸13は、腕部片33aに支えら
れた駆動電動機16にウオーム歯車17を介して
連結した駆動歯車17aを取付けてある。軸13
に同軸に整合したハウジング11の穴18はハウ
ジング11の反対側に形成してある。穴18に
は、反対側の位置決めできる腕部片33bの端部
に取付けた軸受20に支えられた軸線方向に延び
るフランジ19を設けてある。従つて駆動電動機
16を駆動すると、ハウジング11はその水平軸
線のまわりに支持軸受14,20により回転す
る。しかしハウジング11の軸線に同心にその一
方の側に比較的大きい穴を形成してある。
腕部片33bに取付けた環状のフランジボス2
2は穴18内にはめてある。1個又は複数個のO
字環23のような密封部片を半径方向に延びるフ
ランジ19の内面の環状みぞ24内にはめフラン
ジ19及びフランジボス22が密封状態で連関す
るようにしてある。すなわちハウジング11はそ
の軸線のまわりに回転しフランジ19が軸受20
及びフランジボス22間で同心に回転し軸受20
がフランジ19の支持体になりO字環23により
ハウジング11及び固定のフランジボス22間を
密封状態で連関させるのは明らかである。
前記した所から明らかなようにハウジング11
は、互いに平行な腕部片33a,33bによりそ
の間に支えられ水平軸線のまわりを回転自在であ
る。しかしフランジボス22は腕部片33bに対
して固定の環状ボスを形成する。従つてフランジ
ボス22内に取付けた中性子発生器又はその他の
源は腕部片33bに対して固定のままであるが、
ハウジング11はフランジボス22のまわりに回
転する。
図示の実施例では細長いハウジング25を備え
た中性子発生器は、その竪方向軸線をハウジング
11の水平軸線に一致させて環状ボス22内に取
付けてある。中性子発生器は種種の寸法、形状等
を持つが、このような発生器は一般に、一端部の
近くに高エネルギーイオン源を持ち他端部にター
ゲツトを設けた細長い減圧管を備えている。この
種の発生器の例にはカーマン・サイエンシズ・コ
ーポレイシヨン(Kaman Sciences
Corporation)製のA−711型のような密封管式
14MeV中性子発生器がある。この中性子発生器
(及び図示の発生器)は一端部にターゲツト26
を又他端部に複数個の高電圧入力ケーブル27を
それぞれ設けた密閉した円筒状ハウジング25を
備えている。中性子発生器用の制御装置及び冷却
流体用の導管のようなその他の必要な電気的及び
機械的の連結部も又、発生器にこの発生器管の外
側(イオン源側)端部に給送管により連結してあ
る。環状ボス22の内径は円筒形ハウジング25
を受入れるようにしてある。ハウジング25は管
状穴内にターゲツト26を所望の距離になるべく
は、球面形ハウジング11の幾何学的中心からわ
ずかにはずれるが回転軸線に沿う位置に位置させ
るのに充分な距離に挿入する。ボス22とハウジ
ング25に取付けたフランジ29との間に複数個
の調節自在な植込みボルト28を取付けターゲツ
ト26を所望の場所に調節自在に位置させ発生器
ハウジング25をボス22内に固定する。ハウジ
ング25及びボス22間の密封状態の連関は、環
状の圧縮環38に取付けたO字環37のように適
当なガスケツトにより得られる。
当業者には明らかなようにターゲツト26によ
り放出する高エネルギー(高速)中性子は熱中性
子ラジオグラフ撮影に適当でないのはもちろんで
ある。従つてそのエネルギーは適当な減速材によ
り低減して中性子ラジオグラフ撮影に適当な低エ
ネルギー(熱)中性子を生ずるようにしなければ
ならない。高速中性子の減速は、ターゲツト26
を流体状の減速材中に浸すことによつてできる。
通常水又は高純度油のような適当な流体を流体状
の減速材として利用する。従つて本発明によれば
ハウジング11に流体状の減速材を満たす。ター
ゲツト26により放出する高エネルギー中性子は
減速材内の陽子と衝突しこれ等の中性子が減速材
中を拡散する際にこの減速材にエネルギーを放出
する。従つて球面形ハウジング11の半径は、放
出高速中性子のエネルギーと使用減速材とにより
定めて、ターゲツト26から放出する中性子をこ
れ等の中性子が球面形ハウジング11に拡散する
ときまでに多重衝突により有効に減速し又は熱中
性子化する。減速材に納めた源から放出する熱中
性子のビームを抽出するのにコリメータ40を利
用する。
本発明の好ましい実施態様においてコリメータ
40は中空のしやへい管を備えている。コリメー
タ40の内部寸法は、比較的小さい流入窓端から
比較的大きい流出端まで所要に応じ先広がりにな
り所望のビーム寸法が生ずるようにする。コリメ
ータ40のようなコリメータは当業者にはよく知
られ種種の形状のものがある。コリメータ40の
流入端は適当な窓41により閉じられ、そして流
出端は適当な端部キヤツプ12aにより覆つてあ
る。窓41の目的はもちろん、減速材がコリメー
タ40に入らないようにすると共に熱中性子は比
較的減衰しないで窓41を通過できるようにする
ことである。従つて窓41はたとえばアルミニウ
ムのような任意適当な材料でよい。
ターゲツト26は通常扁平な板で発生器ケーシ
ング25の竪方向軸線に直交する平面内にあるか
ら、ハウジング11内の任意の点における熱中性
子束は、ターゲツト26からの前記点の距離とタ
ーゲツト26の主要面の平面に対する前記点の空
間的方位とに対して変化する。従つて窓41はタ
ーゲツト26に対して一定の熱中性子束を受ける
空間的位置に留めなければならない。ターゲツト
26に対する窓41の空間的方位を変えると受け
る中性子束が変る。しかしターゲツト26の中心
はハウジング11の回転軸線上にあり、ターゲツ
ト26はその主要面がハウジング25の軸線に直
交する平面に位置するように配置するから、ハウ
ジング25の軸線上に中心を持つ一定半径の円弧
に沿う任意の点における熱中性子束はほぼ一定で
ある。従つて窓41をターゲツト26から一定の
距離だけ半径方向にずらしコリメータ40を中性
子発生器25の竪方向軸線のまわりに回転自在に
すると、コリメータ40の窓41は、ハウジング
11の軸線[及び中性子発生器ハウジング25の
軸線]のまわりの一定半径の円弧に沿いターゲツ
ト26から一定の軸線方向及び半径方向の距離で
ターゲツト26の主要面の平面に平行な平面内で
動くのが認められる。すなわち窓41で利用でき
る熱中性子束は、コリメータ40の回転位置に関
係なく比較的一定のままである。
第2図に例示した実施例ではコリメータ40の
軸線は、発生器ハウジング25の軸線に直交する
平面内にある。しかしコリメータ40の軸線は、
発生器ハウジング25の軸線に対し90゜を挟む必
要のないのは明らかである。コリメータ40の軸
線は、窓41がターゲツト26から一定の軸線方
向距離に留まりハウジング25の竪方向軸線を中
心とする円周に沿いハウジング25の軸線のまわ
りに回転する限りはハウジング25の軸線から
(ハウジング25と干渉しない範囲で)任意の角
度とすることができる。
又第1図に明らかなように中性子発生器は腕部
材33に対して固定してあるから、ハウジング1
1の回転により、中性子発生器は動かさないで中
性子ビームを竪方向平面内で任意所望の方向に向
きを定められる。従つて高電圧ケーブル27と中
性子発生器の外端部から延びる他の導管はハウジ
ング11の回転中に全くたわまない。ケーブル2
7を腕部片33bに固定したあと、伸縮装置36
の駆動によりヘツド10を上下させるとケーブル
27をたわませる。しかしケーブル27のたわみ
点はその中性子発生器との相互接続部から離れて
いて、たわみはケーブル27の比較的長い長さに
わたつて分布する。従つて中性子発生器のヘツド
10における入力接続部に不当な応力又はひずみ
が加わらない。同様に制御装置接続部及び冷却接
続部(図示してない)のような他の接続部は支持
腕部片33bにたわみ導管部分がピボツトピン3
5の近くになるように取付ける。従つて発生器送
給端板における接続部はすべて剛性の接続部でよ
い。
台車30は可動であるから、差向けビームの水
平方向は台車30の適当な位置決めにより所望に
応じ行うことができる。位置決めできる腕部材3
3の上下動とハウジング11の回転とは従つて、
所望の調査物に任意の方向からビームを当てるの
に使える。前記したようにコリメータ40の軸線
はハウジング11の回転軸線から90゜を挟むよう
に配置する必要がない。所望によりコリメータ4
0は中性子発生器に干渉しない範囲の任意の角度
で位置させることができる。位置決めできる腕部
材33はその長さ方向を軸線としてそのまわりに
回転できるようにすると、ビーム方向の操作性及
び位置決め可能性がさらに増す。腕部材33のこ
のような回転をハウジング11から実質的に離れ
た点で行うようにすると、ケーブル27及びその
他のねじれが小さくなる。このようなねじれは、
ケーブル27とその他の導管のたわみ部分とに中
性子発生器から実質的に離れた点で付加的なたる
みを与えることによりゲーブル又は送結連結部に
損傷を生じないで適応できる。又ハウジング11
の回転軸線は水平軸線である必要はない。中性子
発生器を支持部材33により支え腕部材33に対
し固定すると共にコリメータ40が発生器の竪方
向軸線のまわりに回転する限りはハウジング回転
軸線は水平からはずれても同様な成績が得られ
る。
本発明が任意特定の高速中性子源の使用に限定
されないのは明らかである。ハウジング11の寸
法は所望に応じて変え種種のエネルギー及び束の
中性子を生ずる種種の中性子発生源に適応するこ
とができる。同様にハウジング11は球面形にす
る必要はなくて任意所望の適宜普通の形状でよ
い。
コリメータハウジング12は回転軸線に対して
窓41の調節自在な位置決めに適応するように長
さを調節できるのはもちろんである。従つて窓4
1で受ける中性子束は所望に応じ調節自在に変え
られる。
図示の実施例ではハウジング11は実質的に球
面形でこれからビームコリメータハウジング12
が突出している。従つてビームコリメータハウジ
ング12の反対側のハウジング側部に支持軸受の
荷重につりあうつりあいおもり15を設けて、歯
車機構に加わる荷重を均等にし回転駆動電動機1
6を作動するのに必要な電力を最少にする。
ハウジング11内に入れた流体状減速材の目的
は中性子源を熱中性子化することであるから、ハ
ウジング11の寸法及び形状は中性子源及び使用
減速材により定まる。ハウジング11は全く密閉
され減速材は温度の変化に伴い伸縮するから、ハ
ウジングにつねに流体を確実に満たす装置を設け
ることが望ましい。このために重力送給の又は加
圧したあふれ容器(図示してない)を台車30に
より運び、固定の環状ボス22を貫通する適当な
導管によりハウジング11に連結する。
前記したように植込みボルト28は長さが調節
自在でフランジ29と協働してターゲツト26を
ハウジング11の回転軸線上の所望に位置させ
る。すなわちターゲツト26及び窓41間の軸線
方向間隔は所望に応じて調節できる。回転軸線か
らの窓41の半径方向間隔は、コリメータハウジ
ング12の長さを調節自在にすることによつて調
節することができる。図示の実施例ではハウジン
グ12の端部はおねじを切られ、コリメータ40
を支えるめねじ付き端部キヤツプ12aと組合
う。すなわち窓41の半径方向間隔は端部キヤツ
プ12aの回転により調節することができる。
本発明の図示の実施例では、実質的に扁平で主
要面の平面が発生器竪方向軸線に直交するように
向きを定めたターゲツトを使う中性子ビーム発生
器を使うようにしているのは明らかである。しか
し本発明はこれだけには限らない。中性子を放出
しハウジング11の回転軸線を中心とする円周上
にある任意の点に比較的一定の中性子束密度を生
ずる任意の源を使うことができる。たとえばター
ゲツト26は円すい形又は円筒形にしその軸線が
ハウジング11の回転軸線上に位置するようにし
てもよい。さらに中性子源はCf252のような放射
性同位体でもよい。この放射性同位体は、適当な
容器に納め発生器ハウジング25と同様に回転軸
線に沿つて支えた管内で回転軸線のまわりに対称
に心合わせする。ハウジング25の回転軸線上に
位置決めできる中性子源を設ける他の種種の手段
は当業者には明らかである。
本発明を熱中性子ラジオグラフ撮影用の方向及
び位置を決めることのできる熱中性子ビームを生
ずる場合について述べたが、本発明の原理は中性
子ラジオグラフ撮影以外の用途に有用な位置決め
できる中性子ビームを生ずるのに同様に応用でき
るのは明らかである。中性子源、減速材及びコリ
メータの構造の選択により種種のエネルギー及び
ビーム寸法の中性子ビームを生ずる。さらにたと
えばハウジング11内又はそのまわりの冷却コイ
ルのように減速材の温度を制御する装置を設ける
ことにより冷中性子の位置決めできるビームを生
ずることができることは明らかである。
以上本発明をその実施例について詳細に説明し
たが本実施例は本発明の精神を逸脱することなく
種種の変化変型を行い得ることは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明中性子ビーム発生装置の1実施
例の側面図、第2図は第1図の装置の検査ヘツド
を一部を水平断面にして示す拡大平面図、第3図
は第2図の装置ヘツドに使う支持軸受及び密閉構
造の拡大水平断面図である。 10…検査ヘツド、11…球面形ハウジング、
13…水平軸、25…中性子発生器ケーシング、
26…ターゲツト、30…台車、33…腕部材、
33a,33b…腕部材、40…コリメータ、4
1…流入窓。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 第1の軸線A−Aのまわりに回転可能に
    支持体33に取付けた閉じた容器10と、 (ロ) 前記支持体に前記容器の回転に対して固定し
    た状態で取付けたそして前記容器内へ前記第1
    軸線に沿つて流体密に突出する、ターゲツト2
    6にイオンビームを差向けて中性子を発生する
    形式の、中性子源25と、 (ハ) 前記容器内に位置し前記容器が前記第1軸線
    のまわりに回転する際にこの第1軸線を中心と
    する円弧の少くとも一部分を描いて移動する流
    入窓41と前記容器の外側表面に位置する出口
    44とを持ち前記容器に流体密に取付けたコリ
    メータ40と、 (ニ) 前記中性子源及び前記コリメータを実質的に
    囲み前記容器を実質的に満たす流体状の減速材
    42と、 を包含する、方向決めできる中性子ビームを生ず
    る中性子ビーム発生装置。 2 中性子源を第1の軸線上で軸線方向に調節自
    在に位置決めできるようにした特許請求の範囲1
    に記載の中性子ビーム発生装置。 3 流入窓を第1の軸線に対し半径方向に調節自
    在に位置決めできるようにした特許請求の範囲1
    に記載の中性子ビーム発生装置。 4 中性子源として第1の軸線に実質的に一致す
    る縦方向軸線を持つ加速管を使い、前記中性子源
    により前記第1軸線のまわりに対称に心合わせし
    たターゲツトを支持するようにした特許請求の範
    囲1に記載の中性子ビーム発生装置。 5 ターゲツトとして、第1の軸線に直交する主
    要面を持つほぼ扁平な板を使つた特許請求の範囲
    4に記載の中性子ビーム発生装置。 6 支持体として、上下方向に選択的に移動でき
    る上下動装置に取付けたものを使つた特許請求の
    範囲1に記載の中性子ビーム発生装置。 7 支持体として、横方向に選択的に移動できる
    台車に取付けたものを使つた特許請求の範囲1に
    記載の中性子ビーム発生装置。 8 コリメータの軸線を第1の軸線から約90゜を
    挟むようにした特許請求の範囲1に記載の中性子
    ビーム発生装置。 9 (イ) 台車30と、 (ロ) 閉じた容器10と、 (ハ) 前記台車及び前記容器に取付けられ前記容器
    を台車上に第1の軸線A−Aのまわりに回転可
    能に支持すると共に上下方向に可動とする支持
    体33と、 (ニ) この支持体に前記容器の回転に対して固定し
    た状態で取付けたそして前記容器内へ前記第1
    軸線に沿つて流体密に突出する、ターゲツト2
    6にイオンビームを差向けて中性子を発生する
    形式の、中性子源25と、 (ホ) 前記容器内に位置し前記容器が前記第1軸線
    のまわりに回転する際にこの第1軸線を中心と
    する円弧の少くとも一部分を描いて移動する流
    入窓41と前記容器の外側表面に位置する出口
    44とを持ち前記容器に流体密に取付けたコリ
    メータ40と、 (ヘ) 前記中性子源及び前記コリメータを実質的に
    囲み前記容器を実質的に満たす流体状の減速材
    42と、 を組合わせて成る中性子ビーム発生装置。
JP1448881A 1980-02-04 1981-02-04 Neutron beam generator Granted JPS56153300A (en)

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