JPH0323569Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0323569Y2
JPH0323569Y2 JP1512790U JP1512790U JPH0323569Y2 JP H0323569 Y2 JPH0323569 Y2 JP H0323569Y2 JP 1512790 U JP1512790 U JP 1512790U JP 1512790 U JP1512790 U JP 1512790U JP H0323569 Y2 JPH0323569 Y2 JP H0323569Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
tile
leakage detection
liquid leakage
electrode wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1512790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH032253U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1512790U priority Critical patent/JPH0323569Y2/ja
Publication of JPH032253U publication Critical patent/JPH032253U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0323569Y2 publication Critical patent/JPH0323569Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、床面への漏液を検知することに用
いる漏液検知シートに関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕
従来の漏液検知線等の漏液検知素子は、床面に
布設したり、被検知液輸送手段(例えば送油管)
に添設したりして用いる。このうち、主に床面に
布設する場合、その床面に漏液検知線を直接に貼
着するのが一般的である。しかし、この手段は、
見栄えが悪いうえに、人等の踏み付けにより、外
傷を受けたり、圧壊したりして、その機能を失う
危険性がある。
また、コンピユータ室等のように2重床を設け
ている場合には、下側床面に漏液検知素子を布設
することにより、上記問題は解消されるが、この
場合は点検及び保守が困難になる。
この考案は、以上の点に留意し、外力による損
傷が少なく、かつ見栄えがよく、施工性もよい漏
液検知シートを提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この考案にあつて
は、絶縁シートの一方の面に少なくとも2本また
は少なくとも一対の電極線を埋設し、その電極線
の一部を絶縁シートの表面に露出させ、前記絶縁
シートを、合成樹脂製タイルの複数枚を連続して
並べたものとし、各タイルの電極線の両端部に
は、他のタイルの電極線との接続部が形成された
構成としたのである。
上記接続部は、電極線両端部に下向き段部を形
成し、その段部からタイル表面とほぼ平行な電極
端を形成し、隣接するタイル間の両電極端間に電
極片を重ねたもの、 電極線の一端部に下向き段部を形成し、その段
部からタイル表面とほぼ平行な電極端を形成し、
他端部はタイル端部からタイル表面に沿つて突出
させて隣接するタイルの前記電極端に重なるも
の、 タイルの電極線両端の下部に空間部を形成し、
この空間部に設けたジヨイント体でもつて隣接す
るタイルの電極線端を接続したもの、等とするこ
とができる。
上記タイル上の電極線は、湾曲して設けること
ができ、また、その両端がタイルの相対向する辺
以外の辺に設けられたものとすることができる。
さらに、電極線の中途から分岐線を設けてもよ
い。
〔作用〕
このように構成される漏液検知シートは、例え
ばコンピユータ室、X線装置工場等の床に所要枚
数のタイルを敷きつめ、その各電極線を端部でも
つて接続して設置し、2本の電極線間の絶縁抵
抗、静電容量等を測定することにより、それらの
電気特性の変化により漏液を検知する。
設置後、人により踏まれても、シート内に電極
線が埋設されているため、損傷することがなく、
検知精度の低下もない。
〔実施例〕
まず、絶縁シート1に電極線2を設ける手段に
ついて説明する。なお、この手段は、絶縁シート
1を構成する後述のタイル6,10においても同
様である。
第1図に示す例は、絶縁シート1の一方の面に
断面形状が円である2本の電極線2が適宜の間隔
を設けてほぼ平行に埋設され、電極線2の側面を
絶縁シート1の表面から僅かに突出させて露出さ
せたものである。
第2図に示す例は、電極線3の断面形状を矩形
としたものである。なお、電極線の形状は、両例
のごとく、円、矩形に限定されず、楕円、三角形
等の他の形状であつてもよい。
第3図に示す例は、絶縁シート1の一方の面に
一対の電極線4が埋設され、その電極線4の一部
は絶縁シート1の表面から露出し、この一対の電
極線4を、導体4a上に誘電率の小さい非吸湿性
の糸からなる編組体層4bを設けてなり、その線
心2本を実質的に平行に配設したものである。
この例のものは、電極線4上に金属のような導
電性の物質が落下して接触しても、それを漏液と
誤つて検出しないという利点があり、また電極線
4と絶縁シート1との密着性が良く、耐衝撃性に
も優れている。さらに、油などの絶縁性の漏液を
静電容量法により検出するのに適している。
なお、編組体層4bを構成する糸は、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の非吸湿性繊維からなる
糸であればよく、またモノフイラメント状のもの
が好ましい。
第4図に示す例は、電極線5を、導体5a上に
誘電率の小さい非吸湿性の糸からなる編組体層5
bを設けてなる線心2本を実質的に平行に配設し
た上に吸液性を有する糸(マルチフイラメント糸
またはスパン糸のように毛管現象によつて水等の
液体を伝導しやすい吸湿性の構造の糸)からなる
外部編組体層5cを設けた構成としたものであ
る。
この例のものは、前記第3例と同様に電極線5
上に導電性の物体が接触してもそれを漏液と誤つ
て検出しないという利点があり、また電極線4と
絶縁シート1との密着性が良く、耐衝撃性にも優
れている。さらに、水等の非絶縁性の液体の漏液
を絶縁抵抗法により検知するのに適している。
なお、第3,第4例においては、電極線1対を
埋設しているが、2対以上であつてもよい。ま
た、第1乃至第4例において、絶縁シート1は合
成樹脂、ゴム、熱可塑性エラストマー等により作
成すればよいが、柔軟で、弾性があり、耐衝撃性
の大きいものが望ましい。さらに、第1乃至第4
例における絶縁シート1を、細長い帯状に形成す
れば、接続箇所を設ける必要性が少なくなり、布
設が容易となる。
以上のようにして、絶縁シート1に電極線2,
3,4,5を設けるが、次に、その絶縁シート1
をタイルで構成したこの考案の各実施例を説明す
る。
第5図及び第6図に、第1実施例が示されてお
り、合成樹脂製のタイル6には2本の電極線7が
適宜に間隔を設けてほぼ平行に埋設され、電極線
7は表面の一部がタイル6の表面と一致して露出
している。この電極線7の両端部には下向き段部
7aが形成され、段部7aからタイル6の表面と
ほぼ平行な電極端部7bが形成されている。
この実施例は、上記電極線7が一直線になるよ
うに各タイル6を固定すると共に隣接する電極線
7の端部7bに電極片8を載置し、この電極片8
と電極端部7bとを溶接、接着、ねじ等により固
着する。
第7図には第2実施例が示されており、タイル
6に2本の電極線9が適宜の間隔を設けてほぼ平
行に埋設され、電極線9は表面の一部がタイル6
の表面と一致して露出している。電極線9の一端
部には下向き段部9aが形成され、段部9aから
タイル6の表面とほぼ平行な電極端部9bが形成
され、また、電極線9の他端からはタイル6の端
部からタイル6表面に沿つて突出する突出部9c
が形成されている。
この実施例の場合は、隣接するタイル6の電極
端部9bと突出部9cとが重なり合うようにし、
電極端部9bと突出部9cとを固着する。
第8図及び第9図には第3実施例が示されてお
り、タイル10に2本の電極線11が適宜の間隔
を設けてほぼ平行に埋設され、電極線11は表面
にタイル10の表面と一致して露出している。電
極線11の両端におけるタイル10には半円柱状
の空間部10aが形成されている。
この実施例の場合は、対向する半円柱状空間部
10aによつて形成される円柱状の空間に円柱状
のジヨイント体12を挿入し、ジヨイント体12
上部の金属片12aによつて隣接するタイル10
の電極線11,11を接続する。
なお、この実施例において、空間部10aの形
状は円柱状に限定されるものではなく、柱状等の
他の形状であつてもよい。
第10図は第4実施例が示されており、これは
直線方向の電極線13を直角方向に変向するのに
使用されるもので、タイル6に2本の電極線13
がほぼ平行に埋設され、2本の電極線13の両端
はタイル5の隣接する辺にあり、その接続構造は
前記第1〜第3実施例のいずれかを採用する。
第11図には第5実施例が示されており、これ
は直線方向の電極線から分岐させるのに使用され
るもので、タイル6は2本の電極線14a,14
bがほぼ平行に埋設され、電極線14a,14b
のほぼ直角に分岐線14a′,14b′が分岐して設
けられ、一方の分岐線14a′は他方の電極線14
b′と接触しないよう内部に埋設されている。この
分岐線14a′,14b′の間隔は電極線14a,1
4bと同じ間隔であり、分岐線14a′,14b′と
電極線14a,14bを対向させればそれらが一
致するよう形成されている。その各端部の接続構
造は前記第1〜第3実施例のいずれかを採用す
る。
この各実施例は、床面にタイルを張るときにそ
のタイルの一部として用いれば良く、床の平面性
の損うことがない。
なお、第4実施例におけるタイル6が六角形等
であれば、湾曲された電極線13の両端は、隣接
辺ではなく、相対向する辺(対称辺)以外の2辺
に設けることができる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように構成し、複数のタイ
ルから成り、その各タイルの電極線を接続したも
のとしたので、床面の一部とすることができ、見
栄えのよいものとなるうえに施工性もよい。とく
に、電極線が損傷した場合には、その損傷した電
極線に係るタイルのみを取替えるだけでよい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案に係る電極線の絶
縁シートへの埋設各例を示す斜視図、第5図はこ
の考案の第1実施例を示す平面図、第6図は第5
図の断面図、第7図はこの考案の第2実施例を示
す断面図、第8図はこの考案の第3実施例を示す
平面図、第9図は第8図の断面図、第10図はこ
の考案の第4実施例を示す平面図、第11図はこ
の考案の第5実施例を示す平面図である。 1……絶縁シート、2,3,4,5,7,9,
11,13,14a,14b……電極線、4a,
5a……導体、4b,5b,5c……編組体層、
6,10……タイル、7a,9a……段部、7
b,9b……電極端部、8……電極片、9c……
突出部、12……ジヨイント体、12a……金属
片、14a′,14b′……分岐線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 絶縁シートの一方の面に少なくとも2本また
    は少なくとも一対の電極線を埋設し、その電極
    線の一部を絶縁シートの表面に露出させ、前記
    絶縁シートを、合成樹脂製タイルの複数枚を連
    続して並べたものとし、各タイルの電極線両端
    部には、他のタイルの電極線との接続部が形成
    されたことを特徴とする漏液検知シート。 (2) 上記接続部が、電極線両端部に下向き段部を
    形成し、その段部からタイル表面とほぼ平行な
    電極端を形成し、隣接するタイル間の両電極端
    間に電極片を重ねたものとしたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の漏液検
    知シート。 (3) 上記接続部が、電極線の一端部に下向き段部
    を形成し、その段部からタイル表面とほぼ平行
    な電極端を形成し、他端部はタイル端部からタ
    イル表面に沿つて突出させて隣接するタイルの
    前記電極端に重なるものとしたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の漏液検
    知シート。 (4) 上記接続部が、タイルの電極線両端の下部に
    空間部を形成し、この空間部に設けたジヨイン
    ト体でもつて隣接するタイルの電極線端を接続
    したものであることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の漏液検知シート。 (5) 上記タイル上の電極線は湾曲して設けられ、
    その両端がタイルの相対向する辺以外の辺に設
    けられていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載の漏液検知シート。 (6) 上記タイル上の電極線は、その中途から分岐
    線が設けられていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の漏液検知シート。
JP1512790U 1990-02-16 1990-02-16 Expired JPH0323569Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1512790U JPH0323569Y2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1512790U JPH0323569Y2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH032253U JPH032253U (ja) 1991-01-10
JPH0323569Y2 true JPH0323569Y2 (ja) 1991-05-22

Family

ID=31518445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1512790U Expired JPH0323569Y2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0323569Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1405942B1 (it) * 2010-11-26 2014-01-30 Silcart S R L Ora Silcart S P A Dispositivo per la verifica ed il controllo delle caratteristiche prestazionali di un tetto

Also Published As

Publication number Publication date
JPH032253U (ja) 1991-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4677371A (en) Sensor for detecting the presence and location of a water leak
JPH0317256Y2 (ja)
KR20110089344A (ko) 개선된 대전된 현수 천장 격자
JP2018159646A (ja) 漏水検出器
US5008652A (en) Water leak detection apparatus for use in suspended ceilings
DE69908700T2 (de) Anschlusskontaktvorrichtung mit Schneidklemmverbinder
JPH0323569Y2 (ja)
US4728300A (en) Surface covering allowing an electric receiver to be supplied with power at varying positions on the surface
JPH04258725A (ja) 静電容量式レベルセンサ
JPH0411162Y2 (ja)
JPH0239248Y2 (ja)
CA3170804A1 (en) Moisture and/or thermal resistance monitoring system for insulation-containing conduit and methods of use
JPH0421852U (ja)
US20240191893A1 (en) Moisture and/or thermal resistance monitoring system for insulation-containing conduit and methods of use
JPH0554900B2 (ja)
JPH0416212Y2 (ja)
JPH0438283Y2 (ja)
JPH0236101Y2 (ja)
JPH0544761Y2 (ja)
JPH0114811Y2 (ja)
JPH0575640U (ja) 漏液検知装置
JPH0422282Y2 (ja)
JPH045611Y2 (ja)
JP3654556B2 (ja) 漏水検知機能付遮水シートの端部継手施工法
JPH0436440U (ja)