JPH03235252A - 複数ディスク収納プレーヤ - Google Patents

複数ディスク収納プレーヤ

Info

Publication number
JPH03235252A
JPH03235252A JP3070890A JP3070890A JPH03235252A JP H03235252 A JPH03235252 A JP H03235252A JP 3070890 A JP3070890 A JP 3070890A JP 3070890 A JP3070890 A JP 3070890A JP H03235252 A JPH03235252 A JP H03235252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
trays
magazine
player
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3070890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH087927B2 (ja
Inventor
Tomomichi Kimura
知道 木村
Akira Shimizu
章 清水
Kenji Wakatsuki
若槻 賢志
Tsutomu Ogawa
勉 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP3070890A priority Critical patent/JPH087927B2/ja
Publication of JPH03235252A publication Critical patent/JPH03235252A/ja
Publication of JPH087927B2 publication Critical patent/JPH087927B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はディスクプレーヤに関し、特に複数の情報記録
ディスク(以下、単にディスクと称する)を収納でき且
つその収納された各ディスクのうち任意のものを順次選
択して連続した演奏が可能な複数ディスク収納プレーヤ
に関する。
背景技術 複数ディスク収納プレーヤは例えば特開昭f1i4−5
2250号公報により公知であり、ターンテーブル及び
ピックアップを含む演奏手段と、複数枚のディスクをタ
ーンテーブルのディスク担持面に対して直角な方向にお
いて順に配列収納でき且つプレーヤハウジング内の装着
部に着脱自在に挿入装着されるマガジンと、該マガジン
における任意のディスクを順次選択してターンテーブル
上に搬送し又逆にターンテーブル上からマガジン内に返
送するディスク取出搬送機構とを備えている。
かかる複数ディスク収納プレーヤにおいては選択したデ
ィスクをマガジン内からターンテーブル上に搬送する場
合、ターンテーブルのディスク担持面に平行な方向、及
び、該方向に対して直角な方向すなわち上記マガジン内
の各ディスクの配列方向の2方向にディスクを移動する
ことが行なわれ、上記したディスク取出搬送機構がこれ
をなす。
具体的には、ターンテーブル等を含む上記演奏手段及び
上記マガジンのいずれか一方を所定の可動担持部材に担
持せしめてこれを所定の駆動手段により上記各ディスク
の配列方向において往復動させ、これを以て該配列方向
におけるディスクの移動に替えている。また、ターンテ
ーブルのディスク担持面に平行な方向におけるディスク
の移動については、下記の構成が採用されている。
第28図及び第29図に示す如く、上記マガジンを、全
体として直方体状のマガジン本体たるノ1ウジング25
1と、該ハウジング内に上記ターンテーブルのディスク
担持面に対して直角な方向(矢印Z方向及びその反対方
向)において配列され且つ該配列方向に伸長する支持軸
252を中心として回転自在に設けられて各々主面上に
ディスク253を担持し得かつ該ハウジングに対して各
主面に沿って突出収納自在な複数の板状トレイ254と
により構成している。すなわち、各々ディスク253を
担持したトレイ254をハウジング251から単に突出
させるだけでディスク253の一方向への搬送(ターン
テーブルのディスク担持面に平行な方向におけるディス
ク搬送)がなされるのである。
一方、マガジンの側方には各トレイ254の1つずつに
係合して該トレイをハウジング251外に押し出すため
のくの字状のトレイ押出部材256が回転自在に設けら
れている。また、マガジンの近傍には摺動部材257が
直線的に往復動ずべく設けられており、且つ、その往動
方向端部257aにてトレイ押出部材256に係合して
おり、図示せぬ駆動手段によって移動せしめられてトレ
イ押出部材256に回転モーメントを付与してこれを回
転せしめる。
なお、第29図及び第30図に示すように、トレイ押出
部材256には2本のピン256aが突設されており、
演奏手段を搭載した上記の可動担持部材(図示せず)に
形成された2条の円弧状案内溝258a及び258bに
このピン256aが摺動自在に係合することによってト
レイ押出部材256が案内されて回転する。
即ち、ターンテーブル及びピックアップ等を含む演奏手
段を担持した上記可動担持部材を上記各トレイ254の
配列方向(矢印Z方向及びその反対方向)において往復
動させることによって各トレイ254とターンテーブル
とのトレイ配列方向における相対移動及び位置決めをな
し、また、上記したトレイ押出部材256を回転駆動す
ることによって所望のトレイ254を押してマガジン外
に突出させてこのトレイ上のディスク253をターンテ
ーブル上に位置せしめる構成となっているのである。
上述した如く、従来の複数ディスク収納プレーヤは、マ
ガジン内の所望のディスクをターンテープルに装着する
ために、該ディスクをこれを担持したトレイと共にその
主面に沿ってマガジン外に突出させる構成の故、ディス
ク及びトレイの移動のために大きな空間をプレーヤハウ
ジング内に設ける必要があり、プレーヤの小型化が困難
であった。
ところで、近時、自動車の運転席近傍に取り句けること
の出来る複数ディスク収納プレーヤの開発か望まれてい
る。しかしながら、運転席近傍に許容されるプレーヤの
占有空間は極めて小さいことから、上記の如き構成を踏
襲してはこの要望を適えることは難しい。
発明の概要 [発明の目的コ 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、極めて小型で車載用として好適
であり、しかもディスクに対する演奏手段の装着が円滑
になされる複数ディスク収納プレーヤを提供することで
ある。
[発明の構成コ 本発明による複数ディスク収納プレーヤは、ターンテー
ブル、ピックアップ及びディスククランプ機構を含みプ
レーヤハウジング内に設けられた演奏手段と、複数枚の
ディスクを収容し得かっ前記プレーヤハウジング内の装
着部に着脱自在に装着されるマガジンと、前記演奏手段
を移動せしめてこれを演奏さるべきディスクに装着する
演奏手段搬送機構とを含み、前記マガジンは互いに分離
自在な一対の上半体及び上半体からなるハウジングと、
前記ハウジング内に配列して収容されて各々主面上に情
報記録ディスクを担持し得かっ前記ハウジングに対して
各主面に沿って突出収納自在な複数の板状トレイとから
成り、前記演奏手段搬送機構は前記上半体及び前記上半
体を分離すると共に前記トレイ各々のうち所望のディス
クを担持したトレイを選択してこれを保持して前記主面
に対して垂直な方向において他のトレイから分離せしめ
て位置決めする分離位置決め手段と、前記トレイの分離
方向に対して略垂直な方向において前記トレイ間に挿通
し得る挿通位置と非挿通位置との間で移動自在に且つ前
記分離方向において移動自在に設けられて前記演奏手段
を担持した可動担持部材と、前記可動担持部材を移動せ
しめる担持部材駆動手段とから成り、前記分離位置決め
手段は前記分離方向において移動自在に設けられて前記
トレイを保持する複数のトレイ保持部材と、前記トレイ
保持部材を移動せしめる保持部材駆動手段と、前記トレ
イ保持部材と協働して前記トレイを保持して前記トレイ
を平行移動せしめるトレイ傾き規制手段とからなる。
[発明の作用] かかる構成の複数ディスク収納プレーヤにおいては、マ
ガジンが装着された状態において所望のディスクの演奏
をなすべく演奏指令が発せられると、分離位置決め手段
によりマガジンのハウジング部分である上半体及び上半
体が分離せしめられると共に、演奏さるべきディスクを
担持したトレイがその主面に対して垂直に移動せしめら
れて他のトレイから分離され、次いで、上記可動担持部
材がトレイ間に挿通せしめられてターンテーブルを含む
演奏手段か該ディスクに装着され、その後、ディスクク
ランプ機構によりクランプがなされ、ピックアップが作
動して演奏が開始されるのである。
また、上記分離位置決め手段の構成部材であるトレイ保
持部材により保持されて移動するトレイは、上記トレイ
傾き規制手段によって傾きを規制されて平行移動する。
実施例 以下、本発明の実施例としての複数ディスク収納プレー
ヤを添付図面を参照しつつ説明する。
当該複数ディスク収納プレーヤは、例えば、自動車のダ
ツシュボード(図示せず)に形成された挿入口を介して
これを保持する保持空間内に着脱自在に挿入装着される
プレーヤハウジング2を主要部とし、このプレーヤハウ
ジングの前面部すなわちフロントパネル部は該保持空間
外に露出せしめられる。
第1図に示す如く、プレーヤハウジング2の前面部を形
成するフロントパネル3には、該プレーヤハウジング内
の装着部にマガジン5を挿入装着するための長方形の挿
入口3aが形成されている。
挿入口3aは左右方向において伸長している。なお、矢
印X方向が左方であり、矢印Y方向は前方である。また
、矢印Zは上方を示す。また、図示してはいないが、フ
ロントパネル3上には、当該複数ディスク収納プレーヤ
の操作をなすための操作部と、プレーヤの作動状態など
を表示する表示部か設けられている。
第1図ないし第5図に示すように、マガジン5は、互い
に分離自在な上半体6及び下半体7から成り且つ全体と
して偏平な直方体状のハウジングと、該ハウジング内に
配列して収容されて各々主面上にディスク9を担持し得
る2種類の略矩形板状のトレイAll及びトレイB12
とを有している。下半体7は該ハウジングの底面部のみ
を形成すべく雫に略矩形板状に形成され、上半体6は該
ハウジングの上面部及び側面部を形成すべく矩形板状の
主要部の縁部に下方に向って伸びる垂下部を一体に結合
して成る。
トレイAllは3枚、また、トレイB12は2枚設けら
れており、これらが交互に配列されている。トレイAl
l及びトレイB12はその1つの角部に円形孔11a及
び]、 2 aを有しており、第2図に示す如く、下半
体7の角部内壁面に突設された円柱状部材コ84にこれ
ら各円形孔が円滑に嵌合している。よって、第3図から
明らかな如く、該各トレイはこの円柱状部材14を中心
として回転し得、これによって上半体6及び下半体7か
ら成るハウジングに対して突出収納自在となっている。
第6図(田ないしくC)並びに第7図〈田ないしくC)
から特に明らかな如く、2種のトレイAll及びトレイ
B12は下記の点を除き全体としてはほぼ同形状である
即ち、操作者がマガジン5外に該各トレイを弓き出す際
に指先をかける爪部11b及び1.2 bの位置が異な
り、これら爪部は該各トレイの主面に平行な面内におい
て相対的にずらして配置されている。かかる構成の故、
一方のトレイ、例えばトレイA1]2の爪部11bに指
先をかける場合、該トレイAに隣接する他方のトレイB
12の爪部12bと指先とが干渉することがなく、マガ
ジン5に対するトレイの出し入れを容易に行なうことか
出来る。
また、両トレイAll及びトレイB12の端部、この場
合、各トレイのディスク担持面に沿って該ディスク担持
面の中心部を通る仮想直線上、すなわち矩形板状に形成
された各トレイの2つの対角を結ぶ対角線上若しくはそ
の近傍には、後述する分離位置決め手段の構成部材であ
る複数のトレイ保持アームが該各トレイを夫々保持する
ための2種の被保持部11c及びlid並びに12c及
び12dか形成されている。第6図(a)及び而並びに
第7図(■及び山)から明らかな如く、トレイ各々に形
成された2種の被保持部のうち一方の被保持部11c及
び12Cはトレイの端面に形成された溝から成る。また
、第6図〈■及び(C)並びに第7図(田及び(C)に
示すように、他方の被保持部11d及び12dは、トレ
イの両生面を若干掘り込んで他の部分に比して薄肉に形
成して成る。なお、これら被保持部11d及び12dを
薄肉とせずに、他の部分と同じ厚さに形成してもよい。
但し、このように薄肉とすることにより、マガジン5の
薄型化に寄与する。
図から明らかなように、トレイA1.1に形成された被
保持部11c及びlldと、トレイAllに隣接する他
方のトレイB12に形成された被保持部1.2 c及び
12dとは、トレイの主面に平行な面内において相対的
にずらして配設されている。
すなわち、各被保持部1.1 c及び11d1並びに1
2C及び1−2 dを各トレイの主面に対して垂直な方
向において一直線上に並べることなく、トレイの主面に
沿って互いにずらして分散せしめているのである。かか
る構成の故、該各トレイを分離せしめるための後述の各
トレイ保持アームの揺動のためにプレーヤハウジング2
内に設けるべき空間が、トレイの主面に対して直角な方
向において縮小され、マガジン5のこの方向における小
型化すなわち薄型化、延いてはプレーヤ全体としての薄
型化か図り易くなっているのである。
なお、第6図(a)ないし第7図(C)に示すように、
各トレイAll及びトレイB12には、上記の各被保持
部11c、lld、12c及び12dの近傍に夫々切欠
部11f、l1g、12f及び12gが形成されている
。後述もするが、これらの切欠部は、上記した分離位置
決め手段(後述)の構成部材である各トレイ保持アーム
とその保持したトレイに隣接するトレイとの干渉を回避
するためのものである。
なお、第6図(田ないし第7図(C)から明らかな如く
、各トレイAlコおよびトレイB12の主面には、ディ
スク9を収容して位置決めするための円形凹部1. ]
、 h及び12hと、後述するクランパが挿通し得る開
口部11i及び12iが設けられている。また、第4図
及び第5図に示すように、マガジン5のハウジングの一
部を形成する下半体7の端部にも、上記の各トレイと同
様に、上記分離位置決め手段のトレイ保持アーム(後述
)によって保持される被保持部7a及び7bが、他の部
分に対して薄肉の薄肉部として形成されている。なお、
これら被保持部7a及び7bを薄肉とせずに、他の部分
と同じ厚さに形成してもよい。
第2図に示すように、マガジン5の下半体7の内壁面角
部には、前述した円柱状部材14と同様の2本の円柱状
部材16及び]7が突設されている。各トレイAll及
びトレイB12は、これらを回転自在に支える円柱状部
材1,4の軸方向においても移動自在であり、円柱状部
材14は各トレイを軸支する軸支部材として作用するの
みならず、各トレイか平面的に位置が揃うように案内す
る案内部材としても作用している。1本の円柱状部材1
4をして、このように2つの作用をなさしめることによ
り夫々の作用を個別になす部材を2つ設ける構成に比し
て部品点数が1つ減ぜられている。
なお、上述の如く、各トレイAll及びトレイB12は
円柱状部材14を中心として回転することによりマガジ
ン5に対して突出及び収納せしめられる。トレイの突出
収納動作としては、このように回転に限らず、トレイを
直線的に往復動させる構成が考えられるが、かかる回転
の構成とじたことによりトレイの動きが常に円滑に行な
われることとなり、操作者がディスクの装填あるいは交
換をなさんとしてトレイをマガジンに対して出し入れす
る際の操作性か良好となっている。
ここで、マガジン5のハウジングを構成する上半体6と
下半体7とを互いに固着するロック機構につき説明する
第2図ないし第5図に示すように、上半体6の内壁面に
は、円盤状かつ環状に形成された可動係止部材19がそ
の主面に沿って回転自在に取り付けられている。詳しく
は、第2図、第4図及び第5図に示す如く、上半体6の
内壁面には、その環中心に対して直角な断面の形状が略
し字状の支持部材20がその上端面にて接着剤等により
固着されており、可動係止部材19はこの支持部材20
の下辺部分と上半体6とによってその内周部分にて摺動
自在に挾持されるが如く配置されている。
可動係止部材19の外周部には3つの張出部19aない
し19cが突設されており、該各張出部の先端には半円
状の切欠部19dないし19fが形成され、前述した3
本の円柱状部材14.16及び17の先端部外周面に形
成された被係止部としての環状溝1.4a、16a及び
17aに対してこの各切欠部19dないし1,9fが円
滑に嵌合可能となっている。第8図に例えば円柱状部材
14とこれに係合する張出部19aの斜視図を示す。な
お、他の2本の円柱状部材16及び17と張出部1、9
 b及び19cとの関係も同様である。すなわち、下半
体7に固設された3本の円柱状部材14゜16及び17
の各環状溝14a、16a及び17aに対して、上半体
6に設けられた可動係止部材]9の各切欠部1.9 d
ないし19fが嵌合することによって、上半体6と下半
体7とが互いに固着せしめられ、また、この嵌合状態が
解除されることにより該両半体が分離自在となるのであ
る。なお、各切欠部19dないし19fが各環状溝14
a、16a及び17aに嵌合する状態の可動係止部材1
9の位置を係止位置と称し、この嵌合が解かれる可動係
止部材19の位置を非係止位置と称する。
第3図に示すように、下半体7上であって円柱状部材1
7の近傍には、可動係止部材19の1つの張出部19c
に係合することにより各張出部19aないし19cの各
切欠部19dないし19fが各円柱状部材14.16及
び17の環状溝14a、16a及び17aに嵌合する方
向(矢印G方向)に向けて可動係止部材19を付勢する
ための付勢レバー21が支持ビン21aを介して揺動自
在に設けられている。また、支持ピン21aには、この
付勢レバー21に付勢力を付与するばね部材22か嵌挿
されている。これら付勢レバー21及びばね部材22に
よって、可動係止部材19を上記の係止位置に向けて付
勢する付勢手段が構成されている。そして、この付勢手
段と、上述の可動係止部材1つと、該可動係止部材が係
合する被係止部としての3本の円柱状部材14.16及
び17とによって、上半体6及び下半体7を互いに固着
するロック機構が構成されている。
かかるロック機構を設けたことによって、操作者がマガ
ジン5に対するディスクの装填あるいは交換のためにマ
ガジン5を取り扱う際に、このロック機構を作動せしめ
て上半体6及び下半体7を互いに固着しておけば、上半
体6及び下半体7並びにその収容した各トレイが不用意
に分離することが防止される。
なお、上記したように、該ロック機構は上半体6と下半
体7を3点にて同時に固着する構成の故、上半体6及び
下半体7の各部が歪むことなく正確に結合せられる。ま
た、可動係止部材1つが略円盤状に形成されてその主面
に沿って回転する構成の故、可動係止部材1つの作動の
ためにマガジン5内に設けるべき空間が小となり、マガ
ジン5内体、延いてはプレーヤ全体としての小型化に寄
与している。但し、可動係止部材19の形状及び動きに
関してはかかる構成に限らず、例えば、揺動自在なアー
ム形状のもの、あるいは直線的に往復動自在なレバー形
状のものなど、他の種々の形態か適用可能であることは
言うまでもない。
また、前述のように各トレイの軸支及び案内をなす3本
の円柱状部材14.16及び17をして、このように上
半体6及び下半体7の相互の固着をなすための部材とし
ても活用したので、部品点数が少なく抑えられている。
次いで、ターンテーブル、ピックアップ及びディスクク
ランプ機構を含む演奏手段を移動せしめて、これを装着
されている上記マガジン5内の演奏さるべきディスクに
装着する演奏手段搬送機構について説明する。
第9図ないし第12図に示す如く、マガジン5は、プレ
ーヤハウジング2内の装着部に挿入装着される。マガジ
ン5を構成する前述の上半体6及び下半体7、並びにト
レイAll及びトレイB12の各々のマガジン挿入方向
端部と側端部には、夫々各トレイの配列方向において一
直線に並んで全体として2条の溝を形成するか如く、切
欠部6a、6b、7d、llj、llk、12j及び1
2kが形成されている。なお、下半体7については、マ
ガジン挿入方向端部の切欠部は図示していない。
第9図及び第10図に示すように、プレーキノ1ウジン
グ2内には、これら各切欠部により形成される2条の長
手溝に嵌合するように2本のガイドシャフト24及び2
5が上下方向において延在すべく配置されており、且つ
、一方のガイドシャフト25はプレーヤハウジング2に
対して固定されている。これらガイドシャフト24及び
25は、後述の如く互いに分離する各トレイA11及び
トレイB12並びに下半体7に摺接してこれらを分離方
向において案内するものである。第13図にその一方の
ガイドシャフト24につき斜視状態を示す如く、両ガイ
ドシャフト24及び25の上端部近傍には鍔部24a及
び25aか形成されており、マガジン5のハウジングの
上半部分をなす上半体6の切欠部6a及び6bがこのガ
イドシャフト24及び25の上端部分に嵌合することに
よって上半体6が両鍔部24a及び25aにより支えら
れ、上半体6の下方への移動が規制される。なお、上述
の如く一方のガイドシャフト25がプレーヤハウジング
2に対して固定されているのに対して、他方のガイドシ
ャフト24については、プレーヤハウジング2に対して
支持ピン26aを介して揺動自在に設けられたレバ一部
材26の自由端部上に突設されており、且つ、ばね部材
27によってマガジン5に近づく方向に向けて付勢され
ている。よって、このガイドシャフト24は、マガジン
5のプレーヤハウジング2内への挿入に伴ってこれに押
される状態でレバ一部材26か第9図における時計方向
に揺動することにより退避せられ、マガジン5の挿入を
阻止することはなく、マガジン挿入完了と同時にレバ一
部材26かばね部材27の付勢力を以て復帰することに
よってマガジン5の各切欠部に嵌合する。
また、第3図及び第9図に示すように、マガジン5の上
半体6と下半体7とを互いに固着せしめている円盤状の
可動係止部材19には、その3つの張出部19aないし
19cのうち1つである張出部19aの近傍に他の張出
部19gか一体に形成されており、上記の如くマガジン
5かプレーヤハウジング2内に装着されるのに伴なって
上記のガイドシャフト25がこの張出部19gを押す状
態となる。これによって可動係止部材]−9は読図にお
ける反時計方向に回転せしめられ、可動係止部材19の
各張出部19aないし19cがこれらか係止していた3
本の円柱状部材14.16及び17から離脱し、上半体
6と下半体7との固着状態は解除され、両者は分離可能
となる。
以下に説明する演奏手段搬送機構は、演奏指令に応して
、上記の如く分離可能となったマガジン5の上半体6と
下半体7とを上下に分離せしめると共に、演奏さるべき
ディスクを担持したトレイを他のトレイから分離させた
後、ターンテーブル等を含む演奏手段を該ディスクに対
応すべく持ち来してこれに装着する。
まず、当該演奏手段搬送機構の一部を形成する分離位置
決め手段につき説明する。
第9図、第11図及び第12図に示す如く、プレーヤハ
ウジング2内には、装着されたマガジン5の後方及び右
側方に夫々位置するように2つの円盤状の可動カム部材
29及び30が、その主面が上記の上半体6及び下半体
7並びに各トレイが分離すべき上下方向(矢印Z方向及
びその反対方向)において延在すべく配置されており、
且つ、プレーヤハウジング2に対して回転自在に取り付
けられている。該両カム部材の外周面は、下記の各歯車
を介してトルクを付与されるべく、ウオームホイールと
なっている。第14図に明示する如く、カム部材30の
主面には6条のカム溝30aないし30fが形成されて
いる。また、他方のカム部材29はこの一方のカム部材
30と全く対称の形状を有するように形成されており、
第12図から明らかなように、カム部材30の谷溝と同
様の6条のカム溝がその主面に形成されている。なお、
カム部材29及び30をこのように薄型の円盤状のもの
としたことによりその占有空間が小さくなり、プレーヤ
ハウジング内の空間利用効率が高まり、プレーヤの小型
化が図り易くなっている。
第9図に示すように、上記の2つのカム部材29及び3
0の間に位置するように、プレーヤハウジング2内の奥
部にはモータ32が配置されている。第12図にも示す
ように、一方のカム部材29は、このモータ32により
歯車32a、33.34及び35並びにウオーム36を
介してトルクを付与されて回転する。また、第11図に
も示す如く、他方のカム部材30には、歯車32 a 
s 33.37及び38並びにウオーム39を順次介し
てモータ32からのトルクか伝達される。両カム部材2
9及び30はかかるトルク付与手段により、同期して同
じ回転速度にて駆動される。
第9図及び第1−1図に示す如く、一方のカム部材30
とマガジン5との間には上下方向において延在する平板
状のブラケット41が配設されており(但し、第11図
にはブラケット41は示していない)、このブラケット
41によって6本のトレイ保持部材としてのトレイ保持
アーム43ないし48か、その一端部において、支持ピ
ン43aないし48aを介して上下方向すなわち、マガ
ジン5の下半体7及び各トレイが分離すべき方向におい
て揺動自在に取り付けられている。第11図に示すよう
に、これら各トレイ保持アーム43ないし48の他端部
には枢支ピン43bないし48bが上記の支持ビン43
aないし48aと平行に植設されている。そして、該各
枢支ピンの近傍には夫々上下方向において伸長すべく設
けられた7本のガイドシャフト51ないし57によって
摺動自在に案内される6つのスライド駒61ないし66
か設けられており、該各枢支ビンは該各スライド駒の各
々に枢着している。詳L <は、各スライド駒61ない
し66の側面に水平方向に伸びる長円形の溝が形成され
ており、各枢支ビンはこの溝に摺動自在に係合している
のである。これら6つのスライド駒のうち上から5つま
でのスライド駒61ないし65は各々、マガジン5にお
ける各トレイAll及びトレイB12に各々形成された
薄肉状の被保持部11d及び]2dを保持している。
また、残る1つのスライド駒66については、マガジン
5の下半体7に薄肉部として形成された被保持部7bを
保持している。
そして、上記の6本のトレイ保持アーム43ないし48
の中央部分には上記支持ピン43aないし48a並びに
枢支ピン43bないし48bと平行に、カムフォロワと
しての摺動ビン43eないし48eが各々植設されてお
り、該各摺動ピンの先端部か第14図に明示するカム部
材30の各カム溝30aないし30fに摺動自在に係合
している。すなわち、モータ32の回転に基づくカム部
材30の回転により、各トレイ保持アーム43ないし4
8が適宜揺動せしめられるように構成されているのであ
る。なお、各トレイ保持アームの揺動のタイミングにつ
いては後述の動作説明の項において詳述する。
第9図及び第12図に示す如く、他方のカム部材2つと
マガジン5との間にも上下方向において延在すべく平板
状のブラケット71が設けられており、このブラケット
71によって6本のトレイ保持部材としてのトレイ保持
アーム73ないし78が、その一端部において、支持ピ
ン73aないし78aを介して上下方向において振動自
在に取り付けられている。第12図に示すように、これ
ら各トレイ保持アーム73ないし78の他端部には枢支
ピン73bないし78bが上記の支持ピン73aないし
78aと平行に植設されている。そして、これら6本の
枢支ピンのうち上から5本までの枢支ピン73bないし
77bが各トレイA11及びトレイB 1.2に形成さ
れた被保持部11c及び12cである長円形の溝に円滑
に係合している。また、残る1本の枢支ピン78bの近
傍には上下方向において伸長すべく設けられたガイドシ
ャフト80に沿って摺動自在なスライド駒81が設けら
れており、該枢支ピンはこのスライド駒81に枢着せし
められている。詳しくは、スライド駒81の側面に水平
方向に伸びる長円形の溝か形成されており、枢支ピン7
8bはこの溝に摺動自在に係合しているのである。そし
て、このスライド駒81は、マガジン5の下半体7に薄
肉部として形成された被保持部7aを保持している。
上記の6本のトレイ保持アーム73ないし78の中央部
分には上記支持ピン73aないし78a並びに枢支ピン
73bないし78bと平行に、カムフォロワとしての摺
動ビン73eないし78cが各々植設されており、該各
摺動ビンの先端部がカム部材29の主面に形成された6
条のカム溝に各々摺動自在に係合している。すなわち、
モータ32の回転に基づくカム部材29の回転により、
各トレイ保持アーム73ないし78が前述の他のトレイ
保持アーム43ないし48と同期して揺動せしめられる
ように構成されているのである。
第9図及び第12図に示す如く、カム部材29にはその
カム面とは反対側の面に、弧状に形成されたアドレスプ
レート83が該カム部材と同心に固着されている。アド
レスプレート83にはカム部材29の回転角度30″を
1ピツチとして6つのスリット83aが形成されている
。このスリットを検知するためのフォトセンサ84が設
けられており、且つ、ブラケット85を介してプレーヤ
ハウジング2に対して固定されている。このアドレスプ
レート83及びフォトセンサ84は、両カム部材29及
び30の回転角度位置、すなわち、各トレイ保持アーム
43ないし48並びに73ないし78の揺動位置を検知
するためのものである■上記したモータ32と、歯車3
2a、33.34.35.37及び38と、ウオーム3
6及び39とによって、両カム部材29及び30に対し
て駆動力を付与する駆動力付与手段か構成されている。
そして、該駆動力付与手段と、両カム部材2つ及び30
により、各トレイ保持アーム43ないし48並びに73
ないし78を揺動せしめる保持アーム駆動手段すなわち
保持部材駆動手段が構成されている。また、該保持アー
ム駆動手段と、該各トレイ保持アームとによって、マガ
ジン5の上半体6及び下半体7を分離すると共にその収
容している各トレイのうち所望のディスクを担持したト
レイを選択してこれをトレイの主面に対して垂直な方向
において他のトレイから分離せしめて位置決めする分離
位置決め手段か構成されている。
なお、この分離位置決め手段をディスク保持手段とも称
する。すなわち、演奏されるべきディスクは、該ディス
クを担持したトレイと共にこの分離位置決め手段により
他のトレイから分離されて所定位置に位置決めされて保
持され、この位置にあるディスクに対して後述の如く、
ターンテーブルを含む演奏手段が近接して装着されて演
奏が開始されるのである。
ここで、上記の分離位置決め手段につき更に詳述する。
まず、前述の如く、該分離位置決め手段は2つのカム部
材29及び30により各々駆動される6本ずつ2組のト
レイ保持アーム群を有し、マガジン5の各トレイは該両
トレイ保持アーム群によって、そのディスク担持面に沿
って該ディスク担持面の中心部を通る仮想直線上着1.
 <はその近傍の端部に形成された被保持部11 c、
 11 d、 12C及び12dを保持される。換言す
ると、矩形板状に形成された各トレイはその2つの対角
を結ぶ対角線上若しくはその近傍にて上記トレイ保持ア
ム群により保持されるのである。一方、マガジン5及び
これを囲繞するプレーヤハウジング2は共に直方体状に
形成されている。このように直方体状のマガジン5を同
じく直方体状のプレーヤハウジング2により囲んだ構成
においては、上記の如く、各トレイの対角、従ってマガ
ジン5全体の2つの対角の近傍に2組のトレイ保持アー
ム群を夫々振り分けて配置すれば、両トレイ保持アーム
群の中間に位置する部分すなわちプレーヤハウジング2
の奥の隅部に比較的大きな空間か得られる。
よって、この空間に前述のカム部材29及び30並びに
モータ32などからなる保持アーム駆動手段を効率よく
配設することが出来るのである。
また、上述の如く、各々6本ずつのトレイ保持アームか
ら成るトレイ保持アーム群が2組設けられてこれらのト
レイ保持アーム群によりトレイ各々をその対角線近傍の
2箇所で保持してトレイのディスク担持面に対して垂直
な方向において分離せしめる構成と成っているが、前述
したように各トレイは2本のガイドシャフト24及び2
5により互いにずれることなく案内される故、このよう
に2箇所で保持する必要はなく、2組のトレイ保持アー
ム群のうちいずれか一方の組の保持アーム群、例えばト
レイ保持アーム43ないし48により各トレイの1箇所
だけ保持して移動力を付与する構成とすることも可能で
ある。よって、残る他方の組のトレイ保持アーム群、す
なわちトレイ保持アーム73ないし78については、こ
の一方の組の保持アーム群と協働して各トレイを保持し
てトレイが傾かぬように平行移動せしめるトレイ傾き規
制手段として作用することとなる。なお、トレイ保持ア
ーム43ないし48を第1のトレイ保持部材と称し、こ
れに対して他方の組の各トレイ保持アーム73ないし7
8を第2のトレイ保持部材と称する。
かかるトレイ傾き規制手段を設けたことによって、トレ
イは傾くことなく常に平行移動せしめられる故、トレイ
の傾きによりトレイ上のディスクかずれることがなく、
後述するターンテーブルなどを含む演奏手段のディスク
に対する装着が常に確実且つ円滑に行われるのである。
なお、上記のトレイ傾き規制手段としての各トレイ保持
アーム73ないし78に対して駆動力を付与する駆動力
付与手段としては、専ら各トレイの分離動作を司る各ト
レイ保持アーム43ないし48に対して駆動力を付与す
るモータ32が兼用されている故、トレイ傾き規制手段
専用の駆動力付与手段を特別に設ける必要がなく、駆動
源の削減が達成されている。
ここで、上記の各トレイ保持アーム群の構成につき更に
詳しく説明する。第9図及び第11図に示すように、マ
ガジン5の後方に配設された一方のトレイ保持アーム群
である6本のトレイ保持アーム43ないし48は、交互
に互いに異なる2つの仮想面に沿って揺動するようにず
れて配置されている。すなわち、6本のトレイ保持アー
ムを交互に2つの小組、この場合、トレイ保持アーム4
3.45及び47を1つの小組とし、残る3本のトレイ
保持アーム44.46及び48をもう1つの小組として
分け、この両小組のトレイ保持アーム群か沿って移動す
べき仮想面を互いに水平面内においてすらしているので
ある。かかる構成の故、図示の如くこれら2つの仮想面
が互いに水平方向において重なるようになせば、全ての
トレイ保持アーム43ないし48を共通の1つの仮想面
に沿って移動せしめる構成に比して、各トレイの移動の
だめに必要な該仮想面の投影面積が半減し、プレーヤ全
体としての小型化か図り易くなるのである。
また、第9図に示すように、上記のように互いに水平面
内においてずらして配置された一方の小組としてのトレ
イ保持アーム43.45及び47と、他方の小組である
トレイ保持アーム44.46及び48との間には、これ
ら両組を隔てるべく隔壁部材88が介装されている。こ
の隔壁部材88によって、該両小組のトレイ保持アーム
群は正確に案内され、歪みなどにより互いに他方の組の
トレイ保持アーム群と干渉することが防止され、作動か
円滑に行われる。
一方、第9図及び第12図から明らかな如く、マガジン
5の後方に配設された6本のトレイ保持アーム73ない
し78についても、上記のトレイ保持アーム43ないし
48と同様に、交互に2つの小組に分けられ、これら2
つの小組は水平面内においてずらして配置され、且つ、
その間に隔壁部材89が設けられている。
なお、上述の如く、各トレイ保持アーム43ないし48
並びに73ないし78は夫々揺動する形態となっている
が、該各トレイ保持アームの動きとしてはこのように揺
動に限らず、例えば平行移動など、他に種々のものが考
えられる。但し、かかる揺動の構成としたことにより、
各トレイ保持アームの動作が常に確実に且つ円滑に行わ
れることとなる。
次に、上記した分離位置決め手段と共に前述した演奏手
段搬送機構を構成する機構について説明する。
第2図、第9図、第15図及び第16図に示す如く、プ
レーヤハウジング2内には、装着されたマガジン5の左
側方に位置するように、円柱状の支持シャフト95が上
下方向、すなわち前述の各トレイが分離すべき方向にお
いて伸長して配置されており、且つ、プレーヤハウジン
グ2に対してその下端部にて固定されている。支持シャ
フト95には円筒状に形成された雄ねじ96が回転自在
に外嵌せしめられている。雄ねじ96の上端部には平板
状に形成された長手可動担持部材98がその一端部にて
嵌着されている。この可動担持部材98は水平方向にお
いて延在している。すなわち、可動担持部材98が前述
した各トレイの分離方向に対して垂直な方向において支
持シャフト95を中心として揺動自在であり、且つ、支
持シャフト95に沿って移動自在となっているのである
。また、可動担持部材98は分離するトレイ間に挿通し
得る挿通位置と、トレイ間から離脱する非挿通位置との
間で揺動する。第2図において二点鎖線にて示し且つ第
9図において実線で示す可動担持部材98の揺動位置が
該挿通位置であり、第2図において実線で示し且つ第9
図において二点鎖線にて示す揺動位置が非挿通位置であ
る。なお、この挿通位置は、可動担持部材98がこの位
置にあるときにはトレイ上のディスク9の記録面に該可
動担持部材が対向し得ることから、これをディスクに対
する対向位置とも称する。そして、上記非挿通位置につ
いては同様に非対向位置と称する。
また、可動担持部材98は、第15図において実線にて
示す低位置と二点鎖線で示す高位置の間で支持シャフト
95に沿って移動し得る。
可動担持部材98の揺動端部近傍には、ターンテーブル
100か設けられている。そして、可動担持部材98上
には、該可動担持部材の長子方向に沿ってガイドシャフ
ト101及びウオーム102が互いに平行に配置されて
おり、キャリッジ103の一側端部103bがこのウオ
ーム102に螺合し、且つ他側端部にてガイドシャフト
10〕により摺動自在に支持されている。但し、第2図
にはガイドシャフト101及びウオーム]02は示して
いない。
キャリッジ103は、対物レンズ105(第9図に図示
)を含む光学式ピックアップを内蔵している。この光学
式ピックアップについては公知のものと同様である故詳
述はしないが、対物レンズ1、05をフォーカシング方
向及びトラッキング方向においてサーボ駆動するサーボ
機構等を含み、レーザー光照射装置より発したレーザー
ビームをディスク記録面に照射してその反射光の変化に
より記録情報を読み取るものである。1工お、第9図に
示す如く、可動担持部材98には対物レンズ105がデ
ィスク9の記録面に対してアクセスをなすための略長方
形の開口部98aが形成されている。また、第9図及び
第16図に示す如く、キャリッジ103を案内するガイ
ドシャフト101は、可動担持部材98に形成した他の
細長の開口部98b内に配置され、該開口部がガイドシ
ャフト101の設置空間として活用されている。よって
、ガイドシャフト101の占有すべき空間が削減され、
プレーヤの小型化に寄与している。
第9図及び第16図に示す如く、上記したウォム1−0
2は、可動担持部材98の基端部側に配置されたモータ
1−08により、複数のプーリ及びこれに掛は回された
2本のベルトから成る動力伝達機構109を介してトル
クを付与されて回転せしめられる。また、第9図に示す
ように、可動担持部材98の揺動端部には、キャリッジ
103がその作動子111aに係合して作動せしめられ
ることにより、キャリッジ]03がターンテーブル10
0に最接近する移動限界位置に達したことを検知する検
知スイッチ111が配設されている。
また、第9図に示すように、可動担持部材98上には、
この検知スイッチ111の近傍に、フォトセンサ112
が設けられている。そして、第9図及び第12図に示す
ように、可動担持部材98か上記の非挿通位置にあると
きに、このフォトセンサ]12により検出され得る5つ
のスリット113aか上下方向において並べて形成され
たアドレスプレート113がプレーヤハウジング2の左
内壁面に取り付けられている。
上J己したガイドシャフト101と、ウオーム102と
、モータ108と、動力伝達機構109と、検知スイッ
チ111とによって、ピックアップを搭載したキャリッ
ジ103をターンテーブル100に対して近接及び離間
せしめるべく案内し且つ移動せしめるピックアップ案内
駆動手段が構成されている。
第2図及び第16図に示す如く、可動担持部材98の下
面に沿ってクランパアーム115が配置されており、且
つ、可動担持部材98の基端部近傍に下方に向けて伸長
すべく形成された垂下部98dに支持ピン116により
その一端部にて揺動自在に取り付けられている。クラン
パアーム115の揺動は上下方向を含む面内においてな
される。
クランパアーム115の揺動端部には、演奏されるべき
ディスク9をターンテーブル100のディスク担持面に
向けて押圧する押圧部材117すなわちクランパが球状
ベアリング118(第16図に図示)などを介して回転
自在に取り付けられている。
上記したクランパアーム1〕5と、押圧部材]18と、
これらに関連する周辺小部材とにより、ディスク9をタ
ーンテーブル100のディスク担持面にクランプするデ
ィスククランプ機構が構成されている。また、このディ
スククランプ機構と、ターンテーブル100と、キャリ
ッジ]03を含む光学式ピックアップと、ガイドシャフ
ト1−01及びウオーム102並びにモータ108など
から成るピックアップ案内駆動手段とを、演奏手段と総
称する。すなわち、可動担持部材98はこの演奏手段を
担持して揺動するのである。
続いて、上記の可動担持部材98を揺動せしめると共に
、揺動支持軸である支持シャフト95に沿って移動せし
める担持部材駆動手段につき説明する。
第15図は第9図に関するxv−xv矢視を一部断面を
含めて示したものであるが、これら第9図及び第15図
に示すように、可動担持部材98を軸支する支持シャフ
ト95の前方及び後方には夫々、モータ121及び12
2か配設されている。
支持シャフト95の後方に設けられたモータ121は可
動担持部材98を支持シャフト95に沿って移動せしめ
るためのものであり、前方に設けられたモータ122は
可動担持部材98を揺動せしめるためのモータである。
なお、後述するが、モータ122は、上記のディスクク
ランプ機構に対しても駆動力を付与する。
第15図から明らかな如く、支持シャフト95に回転自
在且つ摺動自在に嵌合して可動担持部材98を担持した
雄ねじ96には、円筒状の雌ねじコ−23が螺合してい
る。そして、この雌ねじ123の下端には歯車123a
が一体に形成されており、歯車124.125a、ウオ
ームホイール125b1ウオーム126、歯車127及
び128を順次介して、モータ121からのトルクがこ
の歯車]23a及び雌ねじ123に伝達される。
一方、上記の雌ねじ123には円筒状部材130か回転
自在に外嵌せしめられており、該筒状部材の上端部には
円柱状のビン130aが突設され、可動担持部材98に
形成された円形開口部98fにこのビン130aが所定
の間隙を以て挿通されている。円筒状部材130の下端
部には歯車130bが一体に形成されており、歯車13
2、フェース歯車133、ウオーム134、ウオームホ
イール1.35 a 、歯車135b、歯車〕36及び
137を順次解して、モータ122からのトルクがこの
歯車130b及び円筒状部材130に伝達される。なお
、歯車〕36及び137は互いに一体ではなく、共にシ
ャフト】−39によって同心的に枢支されており、第1
7図にも示す如く、上方の歯車]36の下止面に形成さ
れた円弧状の溝136aに対し、下方の歯車137の上
止面に突設されたビン137aか摺動自在に嵌合してい
る。また、第9図に示す如く、可動担持部材98を軸支
する支持シャフト95には、該可動担持部材に対して、
前述の非挿通位置すなわち、第9図において二点鎖線に
て示す位置へ向けてのパイアスカを付与するパイアスカ
付与手段としてのばね部材140か嵌合せしめられてい
る。
上記したモータ121及び122と、歯車123a、1
24及び125aと、ウオームホイール125bと、ウ
オーム126と、歯車127及び128と、ビン130
aと、歯車130b及び132と、フェース歯車133
と、ウオーム134と、ウオームホイール135aと、
歯車135b。
136及び137と、ビン137aとによって、上記の
雌ねじ123及び円筒状部材130の各々に対して選択
的にトルクを付与するトルク付与手段が構成されている
。また、該トルク付与手段と、雌ねじ123と、円筒状
部材130と、前述の雄ねじ96とにより、可動担持部
材98を支持シャフト95を中心として揺動せしめると
共に支持シャフト95に沿って移動せしめる担持部材駆
動手段が構成されている。また、この担持部材駆動手段
と、可動担持部材98と、支持シャフト95と、前述の
分離位置決め手段と、可動担持部材98にパイアスカを
付与するばね部材140とによって、ターンテーブル1
00などから成る前述の演奏手段を移動せしめてこれを
演奏されるべきディスクに装着する演奏手段搬送機構か
構成されている。
なお、上述の如く、可動担持部材98は揺動する形態と
なっているが、可動担持部材98の動きとしてはこのよ
うに揺動に限らず、例えば平行移動など、他に種々のも
のが考えられる。但し、かかる揺動の構成としたことに
よって、可動担持部材98の動作か常に確実に且つ円滑
に行われる。
また、上述した如く、可動担持部材98をマガジン5の
該トレイ間に挿通ずる挿通位置と非挿通位置との間で揺
動せしめるべく支持シャフト95に揺動自在に取り付け
ると共に、他のトレイから分離されたトレイに対応する
位置に演奏手段を持ち来すべく可動担持部材98を支持
シャフト95の軸方向においても可動とした構成の故、
プレーヤ全体としての小型化が達成されている。何んと
なれば、可動担持部材98をこのように異なる2つの方
向に移動自在とする他の構成として、例えば、該可動担
持部材98を支持シャフト95に対して揺動のみ成し得
る如く取り付け、トレイの分離方向において移動自在な
所定の移動部材を設けてこの移動部材上に支持シャフト
95を搭載することが考えられる。しかしながら、かか
る仮想の構成においては、当該実施側の構成に比して、
該移動部材や、これをトレイ分離方向において移動自在
に案内する案内機構か必要となり、部品点数の増大と共
にプレーヤ全体としての大型化を招来するのである。
ところで、第9図から明らかな如く、上記した可動担持
部材98の揺動中心となる支持シャフト95の配設位置
は、ディスク保持手段である該トレイ保持アーム73な
いし78による各トレイの保持位置すなわち、各トレイ
の被保持部]−1c及び12cよりも前方に位置し、こ
れら各被保持部に比して、プレーヤハウジング2に形成
されたマガジン5の装入用の挿入口3aに近い位置に設
定されている。可動担持部材98の揺動中心をかかる位
置に設けたことにより、プレーヤハウジング2内の中央
部分及び奥部に比較的大きな空間が形成され、可動担持
部材98を作動せしめる前述の担持部材駆動手段や他の
機構の占有空間としてこの空間を利用することが出来、
プレーヤ内部の機構の設定位置の選択の自由度が高めら
れている。
ここで、可動担持部材98を揺動せしめるためのモータ
122が生ずる動力を以て前述のディスククランプ機構
をも作動せしめる構成につき説明する。
第9図、第16図及び第17図に示すように、可動担持
部材98の基端部下面には中間レバー142がねし1.
42a(第16図に図示)によって水平面内においてそ
の中央部分にて揺動自在に取り付けられている。そして
、モータ122からの動力を可動担持部材98に伝える
動力伝達機構の構成部材である歯車136の上面にはカ
ム部136bが一体に形成されており、中間レバー14
2の揺動一端部に形成された垂下部142b (参照符
号は第16図のみに示す)に該カム部のカム面が摺接可
能となっている。第16図に示す如く、中間レバー14
2の揺動他端部にも垂下部142bが形成されており、
この垂下部142bに突設された突起142Cが、ディ
スククランプ機構の構成部材であるクランパアーム11
5に形成された垂下部115aに当接せしめられている
。すなわち、歯車136と一体のカム部136bがモー
タ122から付与される動力により回動せしめられて、
該カム部のカム面が中間レバー142の一方の垂下部に
当接してこれを押圧することによって中間レバー142
かこれを枢支するねじ〕42aを中心として揺動し、中
間レバー142の揺動他端部に形成された突起142C
がクランパアーム1]5の垂下部115aを押し、ディ
スククランプがなされるように構成されているのである
第18図は上記した構成の複数ディスク収納プレーヤの
各内部機構の動作制御をなす制御部の構成を示し、CP
 U ]、 50はROM151.に予め記憶せしめら
れた制御プログラムに沿って、フォトセンサ84.11
2及び、検知スイッチ11]並びにスイッチ群(図示せ
ず)からなるキーボード152からの各信号に応じてR
AM153と協働して、モータ32.108.121及
び122並びにターンテーブル100及びピックアップ
155に対して指令を発する。
上記制御プログラムの一例を、第19図ないし第21図
に示すフローチャート並びに第22図ないし第27図の
動作説明図を2照しつつ説明する。
まず、第18図に示すキーボード152が操作者により
操作されて所望のディスクを演奏せしめるだめの演奏指
令が発せられ、且つ、曲目の指定がなされると、当該複
数ディスク収納プレーヤは第19図ないし第21図に示
すフローチャートに沿って動作する。
第19図に示す如く、演奏指令が発せられ、且つ、曲目
の指定がなされる(ステップSl)と、制御部はまず、
マガジン5がプレーヤハウジング2内に装着されている
ことを図示せぬマガジン検出手段が発する検出信号によ
り確認する(ステップS2)。マガジン5か装着されて
いれば、第19図及び第20図に示す第10−デイング
サブルーチン(ステップS3)を実行することにより各
内部機構を作動せしめる。なお、この第10−デイング
サブルーチンの実行に際し、マガジン5はプレーヤハウ
ジング2内に挿入装着されただけの状態であり、マガジ
ン5の下半体7及び上半体6は未た分離せしめられてい
ない。
なお、マガジン5が操作者によってプレーヤハウジング
2内に挿入装着されることにより、マガジン5の上半体
6と下半体7を互いに固着せしめている可動係止部材1
9の1つの張出部19gを第9図に示すガイドシャフト
25がこの装着力の反力を以て押す状態となる。これに
よって可動係止部材19は第2図及び第9図における反
時計方向に回転せしめられ、可動係止部材]9の各張出
部19aないし19cがこれが係止していた3本の円柱
状部材14.16及び17から離脱し、上半体6と下半
体7との固着状態は解除され、両者は分離可能となる。
また、この状態において、ターンテーブル100を含む
演奏手段を搭載した可動担持部材98は第9図において
二点鎖線で示す非挿通位置にある。
また、マガジン5をプレーヤハウジング2内に装着する
ときに、各トレイ保持アーム43ないし48並びに73
ないし78により、各トレイ及び下半体7の被保持部か
夫々保持せしめられる。
第20図に示す如く、上記の指令が発せられると、制御
部はまず、モータ32を正転(ステップS4)させて2
つのカム部材29及び30を角度θ、例えば30″だけ
正転させ、各トレイ保持アーム43ないし48並びに7
3ないし78を第11図及び第12図に示す状態から第
22図に示す状態まで揺動せしめる。これによって、マ
ガジン5の下半体7は下方に移動せしめられて下半体6
から分離される。また、第22図に示すように、下半体
7と上半体6の分離と同時に、マガジン5内に収容され
ている5枚のトレイのうち最下のトレイAllが他のト
レイから分離せしめられてターンテーブル100を含む
演奏手段に対応する位置に持ち来される。
配列された5枚のトレイのうち、指定された曲目を収容
したディスクが下から3枚目のトレイA11上に担持さ
れている場合、モータ32は更に正転せしめられ(ステ
ップS5)、両カム部材29及び30は同期して更に6
0°正転せられ、第22図の状態から第23図の状態を
経て第24図の状態となり、所望のディスクを担持した
トレイAllが他のトレイから分離される。また、この
トレイ分離動作に伴って、モータ121が正転せしめら
れ(ステップS5)、演奏手段を担持した可動担持部材
98か最下位置からトレイ2枚分の厚さに相当する距離
だけ上方に移動せしめられ、他のトレイから分離された
トレイ11に対応する位置に位置決めされる。なお、両
カム部材29及び30の回転角度並びに可動担持部材9
8の上昇距離は、前述した2つのフォトセンサ84及び
11−2により検知されるアドレスプレート83及び1
13の夫々のスリット83a、113aの数を、制御部
がその具備したカウンターにより数え、このカウント値
に基づき検出する。また、上記の動作は、演奏手段に現
在対応して位置するトレイのアドレスすなわち現在ディ
スクのアドレスと検索中のディスクであるサーチディス
クのアドレスとを比較しながら行われる。
現在ディスクのアドレスがサーチディスクのアドレスと
一致(ステップS6)したら、モータ32及びモータ1
21を停止せしめる(ステップS7)。次いで、モータ
122を正転させ(ステップS8)、演奏手段をその自
由端部上に搭載した可動担持部材98を第9図において
二点鎖線で示す非挿通位置から実線にて示す挿通位置に
向けて揺動せしめ、且つ、ディスククランプ機構を作動
せしめて演奏さるべきディスクに対してターンテーブル
100を装着せしめる。この動作につき更に詳述する。
前述した如く、可動担持部材98を揺動させるためのモ
ータ122の出力は、歯車132、フェース歯車133
、ウオーム]34、ウオームホイール135a、歯車1
35b及び136、ピン137a1歯車137及び13
0b、円筒状部材130並びにビン130aを順次介し
て可動担持部材98に付与される。モータ122が正転
を始める前、歯車136の下止面に形成された円弧状溝
136aとこの溝に摺動自在に嵌合すべく歯車137の
上止面に植設されたピン137aとは、第17図に示す
位置関係にある。この状態でモータ122か正転を開始
すると、可動担持部材98はこれを枢支した支持シャフ
ト95に取り付けられたばね部材140により上記挿通
位置(第9図において実線で示す揺動位置)に向けて付
勢されている故、このばね部材140の付勢力によって
揺動せられる。よって、上記の2つの歯車1−36及び
137はこれらに設けられた円弧状溝136a及びビン
137aの相対位置関係を第17図に示す状態に保った
まま同期して回転する。すなわち、ばね部材140の付
勢力による可動担持部材98の揺動が、モータ122の
回転により許されつつ行われる状態となるのである。か
くして、可動担持部材98が第9図において実線にて示
す挿通位置に揺動すると、第9図に示す如く、可動担持
部材98の縁部か円柱状のストッパ158に当接し、1
■動担持部材98は該挿通位置に位置決めされる。
上述した2つの歯車136及び137が互いに一体に形
成されているのであれば、この状態に至れば該両歯車を
含む動力伝達系はこれ以上の作動は阻止される。ところ
か、上記した如く、両歯車136及び137は、ピン1
37aが円弧状溝136a内を摺動する範囲内で相対的
に回転可能となっている。
モータ122は、上記の可動担持部材98の位置決めの
後も更に正転を続け、これにより歯車]36が、固定状
態となった他方の歯車137に対して回転せしめられる
。前述の如くこの歯車136の上止面にはカム部136
bが一体に形成されている故、歯車136の回転に伴っ
て、第27図に示すように、カム部136bが中間レバ
ー142に摺接してこれを揺動せしめる。これにより、
第16図に示すクランパアーム115の垂下部115a
が中間レバー142の突起142Cにより押され、該ク
ランパアームが二点鎖線にて示す非クランプ位置から実
線で示すクランプ位置に揺動(矢印H方向)し、押圧部
材117すなわちクランパかディスク9を押し上げてト
レイ上から離間させ、ターンテーブル100に対してク
ランプする。なお、このカム部136bの回動は、可動
担持部材98が上記の挿通位置に達した後に行われ、こ
れにより、カム部136bの最大径部と中間レバー14
2とが互いに干渉することが防止されている。また、こ
のクランプ動作を、ターンテーブル100を回転させつ
つ行なうと、クランプミスが少なくなる。
上記の動作の後、一定時間の経過を待ち(第20図にお
いてステップS9にて示す)、これにより制御部は可動
担持部材98の揺動及びディスククランプ機構の作動が
完了したものとし、モータ122を停止させる(ステッ
プ510)。この後、ピックアップか具備する対物レン
ズ105のサーボ駆動手段(図示せず)などを作動せし
めると共に、モータ108を正転せしめ(ステップ51
1)でピックアップを内蔵したキャリッジ103の移動
を開始させ、演奏を開始する。
1枚目のディスクにつき、その演奏が終了したことを確
認したら(ステップ31.2)、制御部はキャリッジ駆
送用のモータ108の正転及びピックアップの作動を停
止し、ただちにモータ108を逆転させる(ステップ8
13)。このモータ108の逆転によって、ピックアッ
プを搭載したキャリッジ〕03は可動担持部材98の揺
動端部に搭載されたターンテーブル100に最接近せし
められる。キャリッジ103がターンテーブル100に
最接近すると、キャリッジ103に形成された突部が第
9図に示す検知スイッチ111の作動子111aに係合
して該検知スイッチを作動せしめる。制御部はこの検知
スイッチ111から発せられる検知信号に基づいて、キ
ャリッジ103がターンテーブル100に最接近したこ
とを認識しくステップ81.4)、これに応じてモータ
108を停止してキャリッジ103を停止せしめる(ス
テップ515)。
そして、上記の動作の後、モータ122を逆転せしめ(
ステップ516)、ディスククランプの解除をなすと共
に、可動担持部材98を第9図において実線で示す挿通
位置から二点鎖線にて示す非挿通位置に揺動せしめる。
なお、このディスククランプの解除動作及び可動担持部
材98の復帰動作は、前述したディスククランプ動作及
び可動担持部材98の挿通位置への揺動動作の逆の過程
を辿ってなされる故、詳述はしない。
第9図に示す如く、可動担持部材98が上記の非挿通位
置に戻ると、各可動担持部材の揺動溝部上に設けられて
いるフォトセンサ112がその検出すべきアドレスプレ
ート1]−3を検出し得る位置に達してこれを検出する
。制御部は例えば、このフォトセンサ112から発せら
れる検出信号に基づいて可動担持部材98の復帰動作か
完了したことを認識しくステップ517)、モータ12
2を停止して可動担持部材98を停止せしめる(ステッ
プ518)。
ところで、上記の記載から明らかな如く、当該複数ディ
スク収納プレーヤにおいては、ディスクの演奏が終了し
て可動担持部材98の非挿通位置すなわち演奏されてい
たディスクに対する非対向位置への復帰動作に先立ち、
可動担持部材98上のキャリッジ]03がターンテーブ
ル100に最接近せしめられる。
かかる構成によって、プレーヤの小型化が達成されてい
るのである。何となれば、通常、実施例において示した
如くプレーヤ、ハウジング2は直方体状に形成され、そ
の収容したディスクが円形であるところから、プレーヤ
ハウジング2の内部の四隅に比較的大きな空間が形成さ
れる。よって、上記の長手可動担持部材98が上記非対
向位置にあるときには該可動担持部材がプレーヤハウジ
ング2の内側壁面に近接してこれに沿うが如く位置ある
ときには該可動担持部材がプレーヤハウジング2の内側
壁面に近接してこれに沿うが如く位置するように構成す
ると、可動担持部材98の端部は必然的に上記四隅の空
間のいずれかに収容される形態となる。そこで、上記の
如く演奏終了後にキャリッジ103を可動担持部材98
の端部に移動させてから該可動担持部材を上記非対向位
置に戻すようになせば、この隅の空間が非演奏時におけ
るキャリッジ103の収容空間として有効に利用され、
プレーヤハウジング2の内部における空間利用効率が高
まり、プレーヤの小型化が図り易くなるのである。
上記までの一連の動作により、1枚のディスクにつきそ
の演奏が完了する。
第19図に示す如く、制御部は、上記の一連の動作を行
わしめた後、指定ディスクが更にあるかどうかを確認し
くステップ520)、指定されたディスクが2枚以上で
ある場合には、第19図及び第21図に示す第20−デ
イングサブルーチン(ステップ521)を実行して各内
部機構を作動せしめる。
第20−デイングサブルーチンにおいて、制御部はまず
、2枚目に演奏すべきディスクが、先に演奏を終了した
ディスクに比して上方及び下方のいずれに位置するかを
確認する(ステップ522)。そして、5枚配列された
各トレイのうち、2枚目に指定されたディスクを担持し
たトレイが最上位置にあるトレイAllである場合、制
御部はモータ32を正転させ(ステップ823)で2つ
のカム部材29及び30を更に60°正転せしめ、第2
4図に示す状態から第25図の状態を経て第26図の状
態とし、最上位置のトレイAllを他のトレイから分離
ぜしめる。また、このトレイ分離動作に伴って、モータ
121を正転せしめ(ステップ323)、演奏手段を担
持した可動担持部材98を、上述の第10−デイングサ
ブルーチンにおいて位置決めされた位置からトレイ2枚
分の厚さに相当する距離だけ上昇せしめ、上記の如く他
のトレイから分離した最下位置のトレイAllに対応す
る位置に位置決めする。
一方、2枚目に演奏に供されるべきディスクが、5枚配
列された各トレイのうち例えば上から2枚目(下から4
枚目)のトレイB12上に担持されている場合は、制御
部はモータ32を逆転させ(ステップ524)で2つの
カム部材2つ及び30を逆転せしめ、第24図に示す状
態から第23図の状態とし、この、上から2枚目のトレ
イB12を他のトレイから分離させる。また、このトレ
イ分離動作に伴い、モータ121を逆転せしめ(ステッ
プ524)、可動担持部材98を、上述の第10−デイ
ングサブルーチンにおいて位置決めされた位置からトレ
イ1枚分の厚さに相当する距離だけ下降せしめ、この上
から2枚目のトレイB12に対応する位置に演奏手段を
位置決めする。
上記の動作により、現在ディスクのアドレスがサーヂデ
ィスクである2枚目に演奏されるべきディスクのアドレ
スと一致(ステップ525)したら、モータ32原びモ
ータ121を停止せ【7め(ステップ526)、以下、
前述の第10−デイングサブルーチンにおけるステップ
S8ないしS18と同様のステップS27ないしS37
に基づいて各機構を作動せしめて2枚目のディスクの演
奏を行う。
この後、第19図に示す如く、3枚目以後の未演奏ディ
スクの有無を調べ(ステップ540)、ディスクが3枚
以上指定されていれば上述の第20−デイングサブルー
チンに沿ってこれを演奏し、指定されたディスクの演奏
が全て終了していれば全機構を演奏待機状態にするか、
あるいは作動を停止せしめる。
なお、第22図ないし第26図から明らかな如く、各ト
レイ保持アーム43ないし48並びに73ないし78の
各々のうち、他のトレイ群がら分離したトレイを保持す
るトレイ保持アームの自由端部の約半分が、その保持し
たトレイと平行になるようになされている。例えば、第
25図において、他のトレイから分離した上から2枚目
のトレイB12を保持したトレイ保持アーム44は、そ
の自由端部の約半分がその保持したトレイB1−2と平
行となっている。かかる構成の故、ターンテーブル10
0を含む演奏手段及びこれを搭載した可動担持部材98
は各トレイ保持アームと干渉することなく常にトレイ間
に円滑に挿通され得、ディスクに対する演奏手段の装着
が確実且つ円滑に行われるのである。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明による複数ディスク収納プレ
ーヤにおいては、マガジンが、互いに分離自在な一対の
下半体及び下半体から成るハウジングと、該ハウジング
内に配列して収容されて各々主面上にディスクを担持し
得かつ該ハウジングに対して各主面に沿って突出収納自
在な複数の板状トレイとにより構成され、演奏指令に応
じて上記下半体及び下半体を分離すると共に各トレイの
うち所望のディスクを担持したトレイを選択してこれを
保持してトレイの主面に対して垂直な方向において他の
トレイから分離せしめて位置決めする分離位置決め手段
と、このトレイの分離方向に対して略垂直な方向におい
てトレイ間に挿通し得る挿通位置と非挿通位置との間で
移動自在に且つ該分離方向において移動自在にしてター
ンテーブル、ピックアップ及びディスククランプ機構を
含む演奏手段を担持した可動担持部材と、該可動担持部
材を上記各方向に適宜移動せしめる担持部材駆動手段と
を有し、演奏さるべきディスクを担持したトレイが上記
分離位置決め手段により他のトレイから分離された後、
上記可動担持部材がトレイ間に挿通せしめられて演奏手
段が該ディスクに装着され、且つ、ディスククランプ機
構によりクランプがなされ、ピックアップが作動して演
奏が開始されるようになされている。
かかる構成の故、演奏さるべきディスクに対して演奏手
段を装着するためにプレーヤハウジング内に設けるべき
空間は極めて小となり、プレーヤ全体としての小型化が
達成され、例えば車載用として、自動車のダツシュボー
ドに形成された空間内に収納して用いることも出来るの
である。
また、本発明による複数ディスク収納プレーヤにおいて
は、上記分離位置決め手段が、上記分離方向において移
動自在に設けられて上記トレイを保持する複数のトレイ
保持部材と、該トレイ保持部材を移動せしめる保持部材
駆動手段と、該トレイ保持部材と協働してトレイを保持
してトレイを平行移動せしめるトレイ傾き規制手段とか
ら成る。
このように、トレイが傾くことなく常に平行移動せしめ
られる構成の故、トレイの傾きによりトレイ上のディス
クがずれることはなく、ディスクに対する上記演奏手段
の装着か確実かつ円滑に行われるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る複数ディスク収納プレーヤの全体
斜視図、第2図及び第3図は第1図に示す複数ディスク
収納プレーヤが具備するマガジンの各々一部断面を含む
拡散分解斜視図及び平面図、第4図及び第5図は第3図
に関する各々一部断面を含むIV−IV矢視図及びV−
■矢視図、第6図(a)は第2図ないし第5図に示すマ
ガジンが含むトレイの平面図、第6図(b)及び(C1
は第6図(ωに関する各々vtb−vxb矢視図及びV
l c −V[c矢視図、第7図(ωは第2図ないし第
5図に示したマガジンが含む他のトレイの平面図、第7
図〈b+及び(C)は第7図(田に関する各々■b−■
b矢視図及び■C−■C矢視図、第8図は第2図ないし
第5図に示したマガジンの一部の拡大斜視図、第9図は
第1図に示した複数ディスク収納プレーヤの内部機構の
平面図、第10図ないし第12図は第9図に関する各々
X−X断面図、XI−XI断面図及びX■X■断面図、
第13図及び第14図は第9図に示した内部機構の一部
の各々拡大斜視図及び拡大図、第15図及び第16図は
第9図に関する各々一部断面を含むxv−xv矢視図及
び一部断面を含むXVI−XVI矢視図、第17図は第
9図に示した内部機構の一部の一部断面を含む拡大図、
第18図は第1図ないし第17図に示七た複数ディスク
収納プレーヤの制御系のブロック図、第19図ないし第
21図は第1図ないし第17図に示した複数ディスク収
納プレーヤの動作を説明するためのフローチャート、第
22図ないし第27図は第1図ないし第17図に示した
複数ディスク収納プレーヤの動作説明図、第28図及び
第29図は従来のマガジンの各々正面図及び平断面図、
第30図は第28図及び第29図に示したマガジンを作
動せしめるための部材の拡大図である。 主要部分の符号の説明 2・・・・・・プレーヤハウジング 5・・・・・・マガジン    6・・・・・・上半体
7・・・・・・下手体 7a、7b、llc、lld、12c。 12d          ・・・・・・被保持部11
・・・・・・トレイA    12・・・・・・トレイ
B14.16.17・・・・・・円柱状部材19・・・
・・・可動係止部材 21・・・・・・付勢レバー 22.27.140・・・・・・ばね部材24.25・
・・・・・ガイドシャフト26・・・・・・レバ一部材 29.30・・・・・・円盤状可動カム部材32、 I
Qli、121.122・・・・・・モータ43.44
,45,46,47.48,73゜74.75,76.
77.78 ・・・・・・トレイ保持アーム 83.113・・・・・・アドレスプレート84.11
2・・・・・・フォトセンサ88.89・・・・・・隔
壁部材 95・・・・・・支持シャフト 96・・・・・・雄ねじ 98・・・・・・可動担持部材 100・・・・・・ターンテーブル 101・・・・・・ガイドシャフト 102・・・・・・ウオーム 103・・・・・・キャリッジ 109・・・・・・動力伝達機構 111・・・・・・検知スイッチ 115  ・・・・・クランプアーム 117・・・・・・押圧部材(クランパ)130・・・
・・・円筒状部材 142・・・・・・中間レバー 150・・・・・・CPU 151・・・・・・ROM 153・・・・・・RAM 第20圏 第27wJ ム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ターンテーブル、ピックアップ及びディスククラ
    ンプ機構を含みプレーヤハウジング内に設けられた演奏
    手段と、複数枚のディスクを収容し得かつ前記プレーヤ
    ハウジング内の装着部に着脱自在に装着されるマガジン
    と、前記演奏手段を移動せしめてこれを演奏さるべきデ
    ィスクに装着する演奏手段搬送機構とを含み、前記マガ
    ジンは互いに分離自在な一対の上半体及び下半体からな
    るハウジングと、前記ハウジング内に配列して収容され
    て各々主面上に情報記録ディスクを担持し得かつ前記ハ
    ウジングに対して各主面に沿って突出収納自在な複数の
    板状トレイとから成り、前記演奏手段搬送機構は前記上
    半体及び前記下半体を分離すると共に前記トレイ各々の
    うち所望のディスクを担持したトレイを選択してこれを
    保持して前記主面に対して垂直な方向において他のトレ
    イから分離せしめて位置決めする分離位置決め手段と、
    前記トレイの分離方向に対して略垂直な方向において前
    記トレイ間に挿通し得る挿通位置と非挿通位置との間で
    移動自在に且つ前記分離方向において移動自在に設けら
    れて前記演奏手段を担持した可動担持部材と、前記可動
    担持部材を移動せしめる担持部材駆動手段とから成り、
    前記分離位置決め手段は前記分離方向において移動自在
    に設けられて前記トレイを保持する複数のトレイ保持部
    材と、前記トレイ保持部材を移動せしめる保持部材駆動
    手段と、前記トレイ保持部材と協働して前記トレイを保
    持して前記トレイを平行移動せしめるトレイ傾き規制手
    段とからなることを特徴とする複数ディスク収納プレー
    ヤ。
  2. (2)前記トレイ傾き規制手段は前記分離方向において
    移動自在に設けられて前記トレイを保持する第2のトレ
    イ保持部材と、前記第2のトレイ保持部材に駆動力を付
    与する駆動力付与手段とから成ることを特徴とする請求
    項1記載の複数ディスク収納プレーヤ。
  3. (3)前記第2のトレイ保持部材は前記保持部材駆動手
    段により駆動力を付与されて移動することを特徴とする
    請求項2記載の複数ディスク収納プレーヤ。
JP3070890A 1990-02-09 1990-02-09 複数ディスク収納プレーヤ Expired - Fee Related JPH087927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3070890A JPH087927B2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 複数ディスク収納プレーヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3070890A JPH087927B2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 複数ディスク収納プレーヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03235252A true JPH03235252A (ja) 1991-10-21
JPH087927B2 JPH087927B2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=12311146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3070890A Expired - Fee Related JPH087927B2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 複数ディスク収納プレーヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087927B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100292193B1 (ko) * 1993-12-15 2001-06-01 . 기록 재생 디스크의 매거진과 기록 재생 디스크의 기록 재생 방법 및 기록 재생 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100292193B1 (ko) * 1993-12-15 2001-06-01 . 기록 재생 디스크의 매거진과 기록 재생 디스크의 기록 재생 방법 및 기록 재생 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH087927B2 (ja) 1996-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2534922B2 (ja) 複数ディスク収納プレ―ヤ
JPH03235251A (ja) 複数ディスク収納プレーヤ
JPH03235259A (ja) 複数ディスク収納プレーヤ
JPH03235256A (ja) マルチディスクプレーヤ
JP2546729B2 (ja) 複数ディスク収納プレーヤ
JP2799757B2 (ja) 複数ディスク収納プレーヤ
JPH03235252A (ja) 複数ディスク収納プレーヤ
JPH03235255A (ja) 複数ディスク収納プレーヤ
JP2589463B2 (ja) マルチデイスクプレーヤ
JP3095381B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH03235254A (ja) 複数ディスク収納プレーヤ
JP2813174B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2620599B2 (ja) マルチデイスクプレーヤ
JPH03235253A (ja) 複数ディスク収納プレーヤ
JPH03235257A (ja) マルチディスクプレーヤ
JP3452540B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH03235258A (ja) マルチディスクプレーヤ
JP3394945B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3422976B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3250983B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2001076412A (ja) ディスクプレーヤ
JP2001060352A (ja) ディスクプレーヤ
JPS6234373A (ja) マルチデイスクプレ−ヤ
JPH0721919B2 (ja) マルチデイスクプレ−ヤ
JPH0721920B2 (ja) マルチデイスクプレ−ヤ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees