JPH03234255A - 吸液拡散シート - Google Patents
吸液拡散シートInfo
- Publication number
- JPH03234255A JPH03234255A JP2029417A JP2941790A JPH03234255A JP H03234255 A JPH03234255 A JP H03234255A JP 2029417 A JP2029417 A JP 2029417A JP 2941790 A JP2941790 A JP 2941790A JP H03234255 A JPH03234255 A JP H03234255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- liquid
- sheet
- fiber web
- absorbing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims abstract description 56
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 83
- 230000002209 hydrophobic effect Effects 0.000 claims abstract description 17
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 19
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims description 19
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 abstract description 24
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 abstract description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 9
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 abstract description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 abstract 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 12
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 8
- 210000001124 body fluid Anatomy 0.000 description 7
- 239000010839 body fluid Substances 0.000 description 6
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 6
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 6
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 5
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 5
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 4
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 4
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000002175 menstrual effect Effects 0.000 description 3
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 3
- 239000012085 test solution Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 230000000741 diarrhetic effect Effects 0.000 description 2
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 2
- 230000005906 menstruation Effects 0.000 description 2
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 2
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 2
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 2
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 1
- 235000012766 Cannabis sativa ssp. sativa var. sativa Nutrition 0.000 description 1
- 235000012765 Cannabis sativa ssp. sativa var. spontanea Nutrition 0.000 description 1
- 229920002134 Carboxymethyl cellulose Polymers 0.000 description 1
- 241000254158 Lampyridae Species 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 235000009120 camo Nutrition 0.000 description 1
- 239000001768 carboxy methyl cellulose Substances 0.000 description 1
- 235000010948 carboxy methyl cellulose Nutrition 0.000 description 1
- 239000008112 carboxymethyl-cellulose Substances 0.000 description 1
- 238000009960 carding Methods 0.000 description 1
- 235000005607 chanvre indien Nutrition 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- ZURAKLKIKYCUJU-UHFFFAOYSA-N copper;azane Chemical compound N.[Cu+2] ZURAKLKIKYCUJU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 208000014617 hemorrhoid Diseases 0.000 description 1
- 239000011487 hemp Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229920002239 polyacrylonitrile Polymers 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229920000247 superabsorbent polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000004094 surface-active agent Substances 0.000 description 1
- 210000002700 urine Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は生理ナプキン、使い捨てオムツ等の体液吸収物
品の吸収体に関する。さらに詳しくは、液体等に高粘性
の経血、痔、下痢便等の高粘性体液に対する、液透過性
材料と吸収材料との間に存在せしめた吸液拡散シートに
関する。
品の吸収体に関する。さらに詳しくは、液体等に高粘性
の経血、痔、下痢便等の高粘性体液に対する、液透過性
材料と吸収材料との間に存在せしめた吸液拡散シートに
関する。
被吸収液の拡散性、特に縦方向への拡散、吸収液の形態
保持性、液透過性材料も含めたドライタッチ性更には吸
収体の薄型化等の問題の解決に関するものである。
保持性、液透過性材料も含めたドライタッチ性更には吸
収体の薄型化等の問題の解決に関するものである。
従来の生理用ナプキン等における吸収体は、般に液透過
性の表面層、吸収層及び液不透過性の防潮層の三つに大
きくわけることができる。以下従来の吸収体について生
理用ナプキンを例にして説明する。
性の表面層、吸収層及び液不透過性の防潮層の三つに大
きくわけることができる。以下従来の吸収体について生
理用ナプキンを例にして説明する。
生理用ナプキンの吸収層としては、綿状パルプ及び吸収
紙が多く用いられている。綿状パルプは体液の、吸収性
、濡れ性が良い。しかし綿状パルプは短繊維であるため
吸収はスポット的である。
紙が多く用いられている。綿状パルプは体液の、吸収性
、濡れ性が良い。しかし綿状パルプは短繊維であるため
吸収はスポット的である。
実開昭61−36616号公報には5am以上の繊維を
長手方向に配向させ、改善を行うものが提案されている
が、高粘性の液体及び液量が多くなる場合液移動が小さ
くなる等拡散性、形態保持性に難点がでてくる。
長手方向に配向させ、改善を行うものが提案されている
が、高粘性の液体及び液量が多くなる場合液移動が小さ
くなる等拡散性、形態保持性に難点がでてくる。
また、特開昭64−2648号公報ではバルブシートに
界面活性剤を含浸、マイクロウェブを照射し、多孔性シ
ートを作り強度と体液拡散性向上とを図るものが提案さ
れているが、密度が高くなり過ぎ、高粘性液体の液透過
性、拡散性に難点がある。
界面活性剤を含浸、マイクロウェブを照射し、多孔性シ
ートを作り強度と体液拡散性向上とを図るものが提案さ
れているが、密度が高くなり過ぎ、高粘性液体の液透過
性、拡散性に難点がある。
吸収紙はクレープ加工等により拡散性が良いための有効
的に吸収するが、選択的に拡散しないため、液量が多く
なると横漏れの心配がでてくる。
的に吸収するが、選択的に拡散しないため、液量が多く
なると横漏れの心配がでてくる。
さらに特開昭63−255062号公報では、レーヨン
ステーブルとパイラテラル構造の合成繊維紙とを、吸収
拡散を目的に使用しているが、レーヨンステープル及び
合成繊維紙は5〜30ffIInと短く、またランダム
に配列しており、一方向に選択的に吸収拡散することが
困難で、液量が多くなると横漏れする。
ステーブルとパイラテラル構造の合成繊維紙とを、吸収
拡散を目的に使用しているが、レーヨンステープル及び
合成繊維紙は5〜30ffIInと短く、またランダム
に配列しており、一方向に選択的に吸収拡散することが
困難で、液量が多くなると横漏れする。
本発明の課題は、月経時に排出される高粘性の経血及び
排泄物の透過性及び縦方向への拡散性が悪いために生し
る、目詰まりそして横漏れをなくし、スポント吸収でド
ライタッチを得るとともに、選択的に縦方向に体液を拡
散することにより、吸液量を相体的に多くすることが可
能な薄型の吸収体を提案することにある。
排泄物の透過性及び縦方向への拡散性が悪いために生し
る、目詰まりそして横漏れをなくし、スポント吸収でド
ライタッチを得るとともに、選択的に縦方向に体液を拡
散することにより、吸液量を相体的に多くすることが可
能な薄型の吸収体を提案することにある。
本発明者は、従来の吸収体すなわち液透過性の表面層、
吸収層及び液不透過性の防漏層からなる吸収体のもつ前
記の課題を解決すべく鋭意研究の結果、通常の血液、尿
などの低粘性液体ばかりでなく月経時に排出される高粘
性の経血、下痢便などの高粘性液体に対する透過性及び
経方向の拡散性に優れた吸収体を見い出し本発明を完成
するに至った。
吸収層及び液不透過性の防漏層からなる吸収体のもつ前
記の課題を解決すべく鋭意研究の結果、通常の血液、尿
などの低粘性液体ばかりでなく月経時に排出される高粘
性の経血、下痢便などの高粘性液体に対する透過性及び
経方向の拡散性に優れた吸収体を見い出し本発明を完成
するに至った。
即ち本発明は、親水性繊維ウェブと疎水性繊維ウェブと
が層状に一体化されたシートにおいて、一方向の繊維蓋
が繊維全体の60%以上を占め、かつ、密度が0.05
〜0.75g/ct!の範囲にあることを特徴とする吸
液拡散シート、である。換言すると本発明は、綿状パル
プ及び吸収紙から成る吸収層の下面に液不透過性シート
を配置し、この積層体の上面を液透過性材料で被層し一
体化して成る吸収体において、表層の液透過性材料と前
記吸収層との間に、主に親水性長繊維ウェブと、主に疎
水性長繊維ウェブとが層状に一体化され、一体化された
シートの縦方向の繊維量と、横方向の繊維量との比にお
いて、縦方向の繊維量が繊維全体の60%以上を占め、
シートの密度が0.05〜0.75g/c+11の範囲
にある吸液拡散シートを存在せしめたことを特徴とする
吸収体である。
が層状に一体化されたシートにおいて、一方向の繊維蓋
が繊維全体の60%以上を占め、かつ、密度が0.05
〜0.75g/ct!の範囲にあることを特徴とする吸
液拡散シート、である。換言すると本発明は、綿状パル
プ及び吸収紙から成る吸収層の下面に液不透過性シート
を配置し、この積層体の上面を液透過性材料で被層し一
体化して成る吸収体において、表層の液透過性材料と前
記吸収層との間に、主に親水性長繊維ウェブと、主に疎
水性長繊維ウェブとが層状に一体化され、一体化された
シートの縦方向の繊維量と、横方向の繊維量との比にお
いて、縦方向の繊維量が繊維全体の60%以上を占め、
シートの密度が0.05〜0.75g/c+11の範囲
にある吸液拡散シートを存在せしめたことを特徴とする
吸収体である。
本発明の吸収拡散シートに用いる親水性長繊維としては
コツトン、麻等の天然繊維、そしてレーヨン、キュプラ
の再生繊維でそれらのうち一種又は混合物を使用するこ
とできる。それらと疎水性繊維との混合物であってもよ
いが親水性長繊維は50%以上、好ましくは65%以上
である。また、繊維密度は、望ましくは0.05g/c
ff1以上、0.75g/CT1以下更に望ましくは0
.08g/al1以上、0.70g/cffl以下であ
る。親水性長繊維の比率が50%以下では、液透過性材
料上に溜った高粘性液体を素早く吸液することが出来な
い。また密度が0.05g/−以下では繊維間距離が長
く、拡散速度が遅くなる。更には0.75g/C4以上
では繊維間距離が短くなり過ぎ、繊維が膨潤すると共に
液の透過する孔が詰まり透過性が悪くなる。
コツトン、麻等の天然繊維、そしてレーヨン、キュプラ
の再生繊維でそれらのうち一種又は混合物を使用するこ
とできる。それらと疎水性繊維との混合物であってもよ
いが親水性長繊維は50%以上、好ましくは65%以上
である。また、繊維密度は、望ましくは0.05g/c
ff1以上、0.75g/CT1以下更に望ましくは0
.08g/al1以上、0.70g/cffl以下であ
る。親水性長繊維の比率が50%以下では、液透過性材
料上に溜った高粘性液体を素早く吸液することが出来な
い。また密度が0.05g/−以下では繊維間距離が長
く、拡散速度が遅くなる。更には0.75g/C4以上
では繊維間距離が短くなり過ぎ、繊維が膨潤すると共に
液の透過する孔が詰まり透過性が悪くなる。
親水性長繊維の繊維長とは30mm以上好ましくは38
+++s+以上のカットファイバー及びフィラメントを
いう。繊度は特に限定されないが1d〜10dが使用さ
れる。親水性長繊維の坪量は5〜30g/ rrrが通
常用いられる。
+++s+以上のカットファイバー及びフィラメントを
いう。繊度は特に限定されないが1d〜10dが使用さ
れる。親水性長繊維の坪量は5〜30g/ rrrが通
常用いられる。
本発明の吸液拡散シートに用いる、疎水性長繊維として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系繊維、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル
繊維、ボリア鴫ド繊維、ポリアクリロニトリル系繊維等
の疎水性繊維のうちの一種又は混合物を使用することが
できる。それらと親水性繊維との混合物であってもよい
が、疎水性長繊維は50%以上、好ましくは65%以上
が望ましい。また、繊維速度は望ましくはO,’05g
/d以上、0.75g/cn以下更に望ましくは0.0
8g/cd以上、0.70g/c+J以下である。
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系繊維、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル
繊維、ボリア鴫ド繊維、ポリアクリロニトリル系繊維等
の疎水性繊維のうちの一種又は混合物を使用することが
できる。それらと親水性繊維との混合物であってもよい
が、疎水性長繊維は50%以上、好ましくは65%以上
が望ましい。また、繊維速度は望ましくはO,’05g
/d以上、0.75g/cn以下更に望ましくは0.0
8g/cd以上、0.70g/c+J以下である。
疎水性長繊維の比率が50%以下では、親水性長繊維で
素早く吸液した液体を素早く拡散できない。また密度0
.05g/C1d以下では拡散速度が遅くなる。0.7
5g/ad以上では繊維間距離が短く、高粘性の液が透
過する孔が極く小さくなり透過速度が遅くなる。
素早く吸液した液体を素早く拡散できない。また密度0
.05g/C1d以下では拡散速度が遅くなる。0.7
5g/ad以上では繊維間距離が短く、高粘性の液が透
過する孔が極く小さくなり透過速度が遅くなる。
疎水性長繊維の繊維長とは3011II1以上好ましく
は38IIll1以上のカットファイバー及びフィラメ
ントをいう。繊度は特に限定されるものではないが1d
〜10dが使われる。疎水性長繊維の坪量は5〜30g
/n(が通常用いられる。
は38IIll1以上のカットファイバー及びフィラメ
ントをいう。繊度は特に限定されるものではないが1d
〜10dが使われる。疎水性長繊維の坪量は5〜30g
/n(が通常用いられる。
本発明の吸液拡散シ・−トは前記の親水性長繊維ウェブ
と疎水性長fJ2 紀つ〕4ブとが層状に一体化され、
一体化されたソー トの縦方向の繊維量と横方向の繊維
量との比において、縦方向0繊維量が全繊維量の60%
以−を2占ぬ、シー・)・の密度が0.05〜0.75
g/diの範囲が好i□であるにこで言う層状番こ一体
化とは、繊維ウェブ同士が緊密番こ接触しているが、物
理的又は化学的結合をし7ていないことを意味し7、本
質的に親水性繊維つLブと疎水性繊維ウェブとが分離で
きる状態をKらゆ 親水性長繊維と疎水性繊維が混合された場合は液透過性
の表面層の液体を素早く吸Q出来ない。
と疎水性長fJ2 紀つ〕4ブとが層状に一体化され、
一体化されたソー トの縦方向の繊維量と横方向の繊維
量との比において、縦方向0繊維量が全繊維量の60%
以−を2占ぬ、シー・)・の密度が0.05〜0.75
g/diの範囲が好i□であるにこで言う層状番こ一体
化とは、繊維ウェブ同士が緊密番こ接触しているが、物
理的又は化学的結合をし7ていないことを意味し7、本
質的に親水性繊維つLブと疎水性繊維ウェブとが分離で
きる状態をKらゆ 親水性長繊維と疎水性繊維が混合された場合は液透過性
の表面層の液体を素早く吸Q出来ない。
また吸液し7た液を拡散せずに保液(、スポット吸収と
なる。また、一体化し、ない場合は親水性長繊維と疎水
性長繊維との間に空気層ができやすく、液溜りとなりや
すい。すなわちスポット吸収となり、液を素早く吸収、
そして直くに拡散、その後吸液拡散層で飽和した液を吸
収層で吸収することができず、狙いとする表面層のドラ
イタッチ性及び薄型化が困難となる。
なる。また、一体化し、ない場合は親水性長繊維と疎水
性長繊維との間に空気層ができやすく、液溜りとなりや
すい。すなわちスポット吸収となり、液を素早く吸収、
そして直くに拡散、その後吸液拡散層で飽和した液を吸
収層で吸収することができず、狙いとする表面層のドラ
イタッチ性及び薄型化が困難となる。
また、たとえば生理用品等は縦型に作られており、吸収
した液を縦方向に選択的に吸収する必要がある。縦・横
とも均一に拡散すると液量の多い場合、横漏れを生じる
。そのため縦方向の繊維量を他方向の繊維量より多く配
置し、選択的に拡散するようにしなければならない。
した液を縦方向に選択的に吸収する必要がある。縦・横
とも均一に拡散すると液量の多い場合、横漏れを生じる
。そのため縦方向の繊維量を他方向の繊維量より多く配
置し、選択的に拡散するようにしなければならない。
そして繊維密度の上限の限定は、繊維間距離を短かくし
吸液速度及び拡散速度を高めるとともに高粘性の体液透
過性を上げるために必要である。
吸液速度及び拡散速度を高めるとともに高粘性の体液透
過性を上げるために必要である。
〔実施例]
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、吸収速度、逆戻り蛍、拡散面積及び拡散長さを測定
については試験液として次の2種類を使用した。
については試験液として次の2種類を使用した。
試験液1−粘度1cpの水
試験液2−試験液1をカルボキシメチルセルロースで粘
度1,000 cpに増粘 (1) 繊維の方向性 繊維の方向性及び量はシートとアクリル樹脂又はコロジ
オンで包埋、縦及び横方向に島津製作所製ミクロトーム
でカッティングしそのクロスセクションの糸本数を顕微
鏡で計測しその比を求めた。
度1,000 cpに増粘 (1) 繊維の方向性 繊維の方向性及び量はシートとアクリル樹脂又はコロジ
オンで包埋、縦及び横方向に島津製作所製ミクロトーム
でカッティングしそのクロスセクションの糸本数を顕微
鏡で計測しその比を求めた。
(2)密度
坪量(g/r+f)と厚みとより算出する。厚みは50
g/dの荷重をかけ、三豊製作所製マイクロメータで測
定した。
g/dの荷重をかけ、三豊製作所製マイクロメータで測
定した。
(3)吸収速度
液透過性の表面層の上面より、試験液を5g。
30秒間かけて注入、表面層より完全に液が消失するま
でに要し時間を吸収速度とした。吸収速度が早い場合に
液透過性は大きい。
でに要し時間を吸収速度とした。吸収速度が早い場合に
液透過性は大きい。
(4)逆戻り量
表面層に試験液を注入終了後、1分経過してから濾紙(
k2100X100 mm) 10枚を載せ、70g
/cdの加圧下で2分間経過後、濾紙に付着吸収した液
量を測定し逆戻り量とした。逆戻り量が少ない場合にド
ライタッチ性は向上する。
k2100X100 mm) 10枚を載せ、70g
/cdの加圧下で2分間経過後、濾紙に付着吸収した液
量を測定し逆戻り量とした。逆戻り量が少ない場合にド
ライタッチ性は向上する。
(5)拡散面積及び拡散長さ
試験液を注入させ、終了した後3分後吸液拡散シートを
取り出し、吸液し拡散した部分を切り取る。切り取った
シートを絶乾、20”CX65%PH124時間調整し
重量を測定、換算値より面積を出す。拡散長さは、液が
最も長く吸収拡散したポイントに印を入れ、その長さを
測定する。
取り出し、吸液し拡散した部分を切り取る。切り取った
シートを絶乾、20”CX65%PH124時間調整し
重量を測定、換算値より面積を出す。拡散長さは、液が
最も長く吸収拡散したポイントに印を入れ、その長さを
測定する。
実施例1
親水性繊維として太さ1.5デニール、繊維長38鵬の
旭化戒工業■製キュプラ繊維(銅アンモニウムレーヨン
)をカード機を用いて、ウェブを作製する。疎水性繊維
としては、太さ2デニール、繊維長51ma+の東し■
製のポリエチレンテレフタレート繊維タイプ201をカ
ード機を用い、同様にウェブを作製する。そして両者を
層状に重ね合わせ、14メ5ンシユの多孔板上に載せ、
0.10mm直径ノズルより噴出する30kg/cJの
圧力の水を作用させて交絡処理する。
旭化戒工業■製キュプラ繊維(銅アンモニウムレーヨン
)をカード機を用いて、ウェブを作製する。疎水性繊維
としては、太さ2デニール、繊維長51ma+の東し■
製のポリエチレンテレフタレート繊維タイプ201をカ
ード機を用い、同様にウェブを作製する。そして両者を
層状に重ね合わせ、14メ5ンシユの多孔板上に載せ、
0.10mm直径ノズルより噴出する30kg/cJの
圧力の水を作用させて交絡処理する。
得られたシートは更に厚みを調整するために、ペーパー
カレンダーを用い加圧することにより、高密度のシート
を得た。
カレンダーを用い加圧することにより、高密度のシート
を得た。
ついで、ウーオータージェット処理する前に、縦方向の
繊維の割合を75%に変えるため、カード機は横方向に
も配向し易い、コンデンスロールを使った鳥越紡機■製
JM型セミランダムカード機を使い、縦及び横方向の配
向を調整した。
繊維の割合を75%に変えるため、カード機は横方向に
も配向し易い、コンデンスロールを使った鳥越紡機■製
JM型セミランダムカード機を使い、縦及び横方向の配
向を調整した。
この吸収拡散シートを用いて第1図に示す構造の生理用
ナプキンを作製した。吸収紙(3)0.5g、高吸収ポ
リマー(5)0. I gからなる吸収層の上面に吸収
拡散シートを載せ、ポリエチレンIOμmをうくネート
した防水紙(4)により下面及び側面を覆い、本発明品
を得た。
ナプキンを作製した。吸収紙(3)0.5g、高吸収ポ
リマー(5)0. I gからなる吸収層の上面に吸収
拡散シートを載せ、ポリエチレンIOμmをうくネート
した防水紙(4)により下面及び側面を覆い、本発明品
を得た。
物性測定の結果を第1表に示す。
実施例2〜24、比較例1〜7
実施例1と同様にして、第1表及び第2表のシートの構
成で一体化吸液拡散シートを作成した。
成で一体化吸液拡散シートを作成した。
但しシートの厚みが、0.08w以下の場合は厚み調整
なしで、0,4IIII11以上の場合はゴムとステン
レスのマングルを用いた。また縦方向の繊維の割合が、
75%以下の場合は圧気等でパラレルウェブを方向転換
させるヘルゲルホーリングワース社製のH型ランダムカ
ードを使い調整した。
なしで、0,4IIII11以上の場合はゴムとステン
レスのマングルを用いた。また縦方向の繊維の割合が、
75%以下の場合は圧気等でパラレルウェブを方向転換
させるヘルゲルホーリングワース社製のH型ランダムカ
ードを使い調整した。
比較例1は本発明の吸液拡散シートを使用しない構造の
ものである。
ものである。
得られた物性測定結果を第1表、第2表に示す。
(以下余白)
〔発明の効果〕
本発明の吸液拡散シートは該吸収体の体液吸収拡散性能
を従来のレーヨンステーブルとポリエチレンテレフタレ
ートとの混合ウェブと比べ大巾に吸液性、拡散性を高め
ることができる。
を従来のレーヨンステーブルとポリエチレンテレフタレ
ートとの混合ウェブと比べ大巾に吸液性、拡散性を高め
ることができる。
即ち、素早い吸収と拡散性とが著しく向上し、逆戻りに
よる湿潤感、不快感を解消し、また吸収層全体に体液が
拡散し、吸収されることから、吸液容量も大巾に増加、
従来困難であった薄型化が容易に達成できる。
よる湿潤感、不快感を解消し、また吸収層全体に体液が
拡散し、吸収されることから、吸液容量も大巾に増加、
従来困難であった薄型化が容易に達成できる。
第1図は生理ナプキンの断面の模式図を示す。
Claims (1)
- 1.親水性繊維ウェブと疎水性繊維ウェブとが層状に一
体化されたシートにおいて、一方向の繊維量が繊維全体
の60%以上を占め、かつ密度が0.05〜0.75g
/cm^3の範囲にあることを特徴とする吸液拡散シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2029417A JPH03234255A (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 吸液拡散シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2029417A JPH03234255A (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 吸液拡散シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03234255A true JPH03234255A (ja) | 1991-10-18 |
Family
ID=12275555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2029417A Pending JPH03234255A (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 吸液拡散シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03234255A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006305326A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-11-09 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2020141947A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
-
1990
- 1990-02-13 JP JP2029417A patent/JPH03234255A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006305326A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-11-09 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2020141947A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8618351B2 (en) | Absorbent articles with improved acquisition rate | |
EP3151802B1 (en) | Carded staple fiber nonwovens | |
CA2075024C (en) | Novel disposable absorbent product | |
US4364992A (en) | Two layer absorbent article with super water-absorbing polymer | |
EP0719530B1 (en) | Absorbent sheet and process for producing the same | |
CA2269826C (en) | Highly efficient surge material for absorbent articles | |
KR960006058B1 (ko) | 밀도가 낮고 기초중량이 작은 흡수대를 포함하는 고밀도 흡수부재, 흡수 코어 및 흡수제품 | |
EP0719531B2 (en) | Absorbent sheet and process for producing the same | |
EP0937444B1 (en) | Crosslinked cellulose fibers, absorbent papers and absorbent members using the same, topsheets using the same, and absorbent articles using the same | |
AU673174B2 (en) | An absorbent body in an absorbent article, such as a sanitary napkin, a panty protector, incontinence guard, dieper and the like | |
DE69027951T2 (de) | Absorbierendes Material | |
EP2356961A1 (en) | Transfer layer for absorbent article | |
JPH06287886A (ja) | 吸収紙及びそれを具備する吸収性物品 | |
JPH07502433A (ja) | メルトブローン部品を有する衛生吸収性製品 | |
RU2670947C2 (ru) | Абсорбирующий компонент для одноразовых абсорбирующих изделий, содержащий интегрированный слой приема | |
JP4804321B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP3457417B2 (ja) | 吸収紙、その製造方法及びそれを用いた吸収性物品 | |
EP0529296A2 (en) | Unitized absorbent structure | |
JPH01158953A (ja) | 衛生用品の表面材 | |
CA2076416A1 (en) | Absorbent structure for masking and distributing a liquid | |
JPH03234255A (ja) | 吸液拡散シート | |
JPH08229071A (ja) | 吸収性物品 | |
JP3545064B2 (ja) | 複合吸収紙及びそれを用いた吸収性物品 | |
JPH02168948A (ja) | 吸収性物品 | |
CN218220454U (zh) | 吸收性用品 |