JPH0323287A - 炭化ケイ素単結晶の液相エピタキシャル成長方法 - Google Patents

炭化ケイ素単結晶の液相エピタキシャル成長方法

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JPH0323287A
JPH0323287A JP15623289A JP15623289A JPH0323287A JP H0323287 A JPH0323287 A JP H0323287A JP 15623289 A JP15623289 A JP 15623289A JP 15623289 A JP15623289 A JP 15623289A JP H0323287 A JPH0323287 A JP H0323287A
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JP
Japan
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silicon
crucible
single crystal
impurities
silicon carbide
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JP15623289A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kamiya
上谷 高弘
Hiroaki Ishii
宏明 石井
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ〉 産業上の利用分野 本発明は炭化ケイ素単結晶の液相エピタキシャル成長方
法に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、炭化ケイ@[SiC]は、耐熱性および機械的
強度に優れ、放射線に対して強いなどの物理的、化学的
性質から耐環境半導体材料として注目されており、しか
もSiC結晶には同一の化学絹我に対して立方、六方な
どの種々の結晶Ill造が存在し、その禁制帯輻は2.
39〜3.33eVと広範囲にわたるとともに、pn接
合の彩或が町能であることから、赤色から青色までのす
べての波長範囲の可視光を発する発行ダイオード材料と
して有望視され、なかでも室温において約3eVの禁制
帯輻を有する6H型のSiC結晶は、青色発光ダイオー
ドの材料として用いられている。
そして、通常SiC単結晶の戒長は液相エピタキシャル
或長方;去の一種であるディップ法によりiテなわれ、
たとえば日刊工業新聞社発行の雑誌「電子技術」@26
巻、第14号の頁128〜129に記載のような装置が
用いられている。すなわち、この装置は第3図に示すよ
うに溝戊されている。
図において(1)は黒鉛からなるるつぼ、(2)は該る
つぼ(1)を覆う蓋体で、その中央には開口部(3)が
設けられている。(4)はケイ素[54コ融;αで、る
つぼ(1)内に充填されたケイ業原料を、るつぼ(1)
の外側に巻装された高周波誘導加熱コイル(図示せず)
でるつぼ(1)と共に加熱することによって形處される
(5)は黒鉛からなる棒状の基板ホルダーで、上記蓋体
(2)の開口部(3)を通って昇降可能となっている。
(6)は基板ホルダー(5)の一端に形戊され横形状の
欠損部、(7)は該欠損部(6)に挟普されたSiC単
結晶基板である. 斯る装置におけるSiC単結晶の戒長は、不活性ガス雰
囲気下で1600〜1800℃に加熱されたSi融液(
4)中にSiC単結晶基板(7)を浸漬することにより
行われる。即ち、Si磁液(4)中に、加熱されたるつ
ぼ(1)から炭素[C]が少量溶け込み、これが、Si
融液(4)の対流により基板(7)表面近辺に選ばれて
Siと反応することによって基板(7)上にSiCが威
長ずる。
また、n型SiCの或長の際には、ドナー不純物として
窒化ケイ素[Si.N,]がSi融液(4)に添加され
るとともに、少量のアルミニウム[A2コが添加され、
p型SiCの威長の際には、アクセプタ不純物としてA
lが添加される。
ところで、斯るSiC単結晶の戊長においては、その戊
長の前に、るつぼ(1)の中に多結晶からなるケイ素片
及び不純物を充填した状態でるつぼ(1)内をI X 
1 0 −’ 〜I X I O −’Tarr程度に
減圧し、当該るつぼ(1)をSiも不純物を融解しない
温度に加熱保持し、るつぼ(1)のベーキングを行う。
これは、るつぼ(1)中の不所望な残留水分や池の残留
不純物を除去することを目的としたものである。
(ハ)発明が解決しようとする課題 斯るベーキングによる残留不純物の除去はベーキング温
度が高い程効果がある。しかし乍ら、Siの融点は14
12℃と高いものの、一般にSiC添加される不純物の
融点はSiの融点に比べて低い。例えばp型不純物であ
る/lの融点は66O℃である。ここで、ベーキングを
不純物の融点より高い温度で行うと、不純物が融解し、
その蒸気圧によって飛散するため、従来のベーキングに
は、不純物の融点より低い温度,例えばAtを添加する
場合では660℃以下で行わなければならず、十分な残
留不純物除去ができなかった。
また、SiCの単結晶威長温度は1600〜1800℃
とAjの融点に比べ非常に高く、Atはベーキングの後
、成長温度に昇温する際に融解し、その蒸気圧によって
るつぼの外に飛散してしまう。このため、Atの添加量
を場加しても、戊長結晶のキャリアrll度は直線的に
増加せず、飽和する傾向を示す。而して、従来方法では
高キャリア濃度の結晶が得られにくく、その再曳性も悪
いといった欠点があった。
したがって本発明は、ベーキング濃度を高くすることが
できると共に、高キャリア濃度の結晶が再現性良く處長
可能な方法を提供するものである。
(二)課題を解決するための手段 本発明は、炭化ケイ素単結晶基板を、黒鉛からなるるつ
ぼ内に充填され所望の不純物が添加されたケイ素M液中
に浸漬し、上記基板上に所望導電型の炭化ケイ素単結晶
の液相エピタキシャル成長させる方法であって、−L記
課題を解決するため、上記炭化ケイ素の成長前に、上記
不純物をるつぼの底部に設けられた凹部内に配置し,当
該凹部を板状ケイ素で覆うと共にこの上にケイ素原料を
配置して、上記るつぼを上記不純物の融点からケイ素の
融点の間の温度に加熱することを特徴とする。
(ホ)作用 本発明によれば、不純物をるつぼの底部に設けられた凹
部内に配置し、これを板状ケイ素で覆うことによって、
結晶或長前のベーキング温度が上記不純物の融点以上で
あっても、ケイ素の融点以下であれば上記不純物が飛歇
することはない。
(へ)実施例 第l図に本発明方法に用いる結晶戒長装置を示す。第1
図において第3図と同じものには同番号を付し、説明を
省略する。
図において、(8)はるつぼ(1)の底部に設けられた
四部である,また、図は結晶或長前の状態を;j【シ、
(9)は上記凹部(8)内に配されたAl.s11N1
等の不純物、(lO)は上記凹部(8)を覆う単結品あ
るいは多結晶からなるシリコンウエハ等の板状ケイ素、
(11)はるつぼ(1)内に充填された多結晶ケイ素片
がらなるケイ素原料である。
次に本発明方法の一実施例を第1図を参照して説明する
先ず、第1図に示す如く、るつぼ(1)の凹部(8)内
にAlからなる不!fI物(9)を配置し、これをシリ
コンウェハがらなる板状ケイ!(10)で覆うと共に、
るつぼ(1)内にケイ業片がらなるケイ素片原料(11
)を充填する。そして、斯る装置内をIX I O−’
 〜I X 1 0−’Torrに減圧し、るつぼ(1
)をAIの融点がらSiの融点、即ち660〜1412
℃、例えば1200℃に加熱し、ベーキングを行う。二
の時、不純物(9)のAtは融解するが、扱状rイ素(
10)及びケイ素原料(11)は融解しない。即ち、る
つぼ(1)の凹部(8〉は板状ケイ票(10)によって
、覆われた状態であるので、,11が融解し、その蒸気
圧によって気化したとしても、凹部(8)内に閉込めら
れ、るつぼ(1)の外に飛敵することはない。
次いで、装置内にアルゴンガスを導入し,るつぼ(1)
内を大気圧に戻す。そして、るつぼ(1)をSiCのI
!c長温度、例えば1 700℃に昇温する。この時、
るつぼの温度が1412℃を越えると、板状ケイ素(1
0)及びケイ素原料(11)は融解して、ケイ業融液と
なると共に、板状ケイX(10)が融解することによっ
て、既に融解していたAeがケイ素融液中に混入する。
しかる後、SiC単結晶基板(7)を斯るケイ素融中に
浸漬し、既述の従来方法に従って炭化ケイ素単結晶の結
晶戊長を行う。
以上の方法で製造された炭化ケイ素単結晶の正IL移動
度は最高80c〜/V・secであり、ベーキング温度
を600℃とした従来方法におけるi高値50c+a″
/V・secに比して大幅に向上する。これは本実施例
方法ではベーキング温度を1200℃と従来方法の60
0℃に比して大幅に高くしたことによって、装置内の残
留不44物が減少し、或長結晶に取り込まれる量も減少
したためである。
次に、本実施例方法において、At添加量を変化させて
種々結晶戊長を行い、そのキャリア濃度を測定した。そ
の結果を第2図に示す。また、比較のため、従来方法と
して第3図に示す結晶威長装置を用い、ベーキング温度
を600℃とし,或長温度を1700℃として同様に種
々結晶戒長を行い,そのキャリア濃度を測定した。その
結果を第2図に併記する。
図に示す如く,従来方法ではAtの添加量の増加に従い
、キャリア濃度が飽和する傾向にあるが、本実施例方法
ではキャリア濃度が略直線的に増加している。これは、
Ajが蒸発し、るつぼ(1)外に飛散する温度が、従来
方法では660’C以4Zであるのに対し、本実施例で
は1412℃以Lであるため、ベーキング温度がら戊長
温度までの昇)=中にるつぼ(1)の外に飛散するAl
の量が少なくなったためである。したがって本実施例方
法では同じAJ!添加量であってもより大きなキャリア
濃度を有する結晶が得られる。また本実施例方法におい
てはAl添加量に対して直線的にキャノア濃度が変化す
るのでキャリア濃度の制御が簡単に行える。
(ト)発明の効果 本発明方法によれば、るつぼ底部に設けられた凹部に不
純物を配置し、これを板状ケイ素で覆うと共に、結晶成
長前のベーキングを不純物の融点からケ,イ素の融点の
間の温度で行うことによって、不純物の飛飲を生じるこ
となく、装置内の不所望な残留不純物の除去を行うこと
ができる。また、本発明方法によれば、不純物がるつぼ
外に飛散する温度が従来に比して高いので,ベーキング
の後、r!c長温度まで昇温するまでにるつぼ外に飛敢
する不純物の量が少なくなる。したがって、不純物の添
加量の増加に対するキャリアイ農度の増加が略直線的に
なり、キャリア濃度の制御性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第l図は本発明方法に用いる結晶戊長装置の一例を示す
断面図、第2図はAi添加時に本発明方法と従来方法に
おいて夫々得られるキャリア濃度の特性図、第3図は従
来方法に用いられる結晶成長装置の断面図である。 (1)・・・るつぼ、(8)・・・凹部、(9〉・・・
不純物、(10)・・・板状ケイ素。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭化ケイ素単結晶基板を、黒鉛からなるるつぼ内
    に充填され所望の不純物が添加されたケイ素融液中に浸
    漬し、上記基板上に所望導電型の炭化ケイ素単結晶を液
    相エピタキシャル成長させる方法において、当該成長前
    に、上記不純物を上記るつぼの底部に設けられた凹部内
    に配置し、当該凹部を板状ケイ素で覆うと共にこの上に
    ケイ素原料を配置して、上記るつぼを上記不純物の融点
    からケイ素の融点の間の温度に加熱することを特徴とす
    る炭化ケイ素単結晶の液相エピタキシャル成長方法。
JP15623289A 1989-06-19 1989-06-19 炭化ケイ素単結晶の液相エピタキシャル成長方法 Pending JPH0323287A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126147A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Staeubli Faverges 車両のタンクに液体燃料を注入する装置
CN105002563A (zh) * 2015-08-11 2015-10-28 中国科学院半导体研究所 碳化硅外延层区域掺杂的方法

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