JPH0323250A - ジルコニア分散リン酸カルシウム複合材の製造法 - Google Patents

ジルコニア分散リン酸カルシウム複合材の製造法

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JPH0323250A
JPH0323250A JP1155720A JP15572089A JPH0323250A JP H0323250 A JPH0323250 A JP H0323250A JP 1155720 A JP1155720 A JP 1155720A JP 15572089 A JP15572089 A JP 15572089A JP H0323250 A JPH0323250 A JP H0323250A
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JP
Japan
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zirconia
powder
calcium phosphate
mixed powder
zro2
Prior art date
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Pending
Application number
JP1155720A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yoshimura
昌弘 吉村
Koji Ioku
洪二 井奥
Shigeyuki Somiya
宗宮 重行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0323250A publication Critical patent/JPH0323250A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、人工骨,人工歯根等に利用可能なジルコニア
分散リン酸カルシウム複合材の製造法に関する. 〈従来の技術〉 従来,ジルコニアを分散したリン酸カルシウム複合材と
しては,酸化イットリウムを含有する部分安定化ジルコ
ニア粉末と,水銀アバタイト粉末とを水中で湿式混合し
た後、N燥、成型し,ホットプレスすることにより得ら
れる複合材(特開昭62−142565号公報)が提案
されている。
しかしながら,前記複合材では、製造する際に,部分安
定化ジルコニア粉末と、水酸アパタイトとを物理的に湿
式混合するのみであるため。得られる複合材中のジルコ
ニア粉末の分散が,不均一であり,強度及び靭性に問題
が生ずる。又前記分散を均一に行うために,ジルコニア
粉末の粒径を小さくすることが考えられるが、原料時の
部分安定化ジルコニア粉末の粒径を小さくすると,焼或
過程において、水酸アパタイトと、部分安定化ジルコニ
ア粉体中の正方品のジルコニアとが反応し,立方品に転
移するので、部分安定化ジルコニア粉末の示す高靭性が
期待できないという欠点がある.〈発明が解決しようと
する課題〉 本発明の目的は,ジルコニアが均一に分散され,優れた
強度及び靭性を有するジルコニア分敗リン酸カルシウム
複合材の製造法を提供することにある. 本発明の別の目的は、高強度及び高靭性を有するジルコ
ニア分散リン酸カルシウム複合体を比較的温和な条件下
にて効率よく製造する方法を提供することにある. <i題を解決するための手段〉 本発明によれば,ジルコニアが分散したリン酸カルシウ
ム化合物粉体のスラリーを水熱処理し、ジルコニアがリ
ン酸カルシウム化合物粉体に均一に分散した混合粉体を
得、次いで該混合粉体を焼結することを特徴とするジル
コニ7分敗リン酸カルシウム複合材の製造方法が提供さ
れる.以下本発明を更に詳細に説明する. 本発明では、まずジルコニアが分散されたリン酸カルシ
ウム化合物粉体のスラリーを調製する.本発明に用いる
前記ジルコニアとしては、市販品を使用することができ
るが,得られる複合材の強度及び靭性を鑑みると,安定
化ジルコニアよりも、部分安定化されたジルコニアを用
いるのが好ましい。ジルコニアを部分安定化させるには
,ジルコニアに例えば金属酸化物、具体的には酸化イッ
トリウム等の遷移金属酸化物,ii化マグネシウム等の
アルカリ土類金属酸化物等を含有させることにより行う
ことができる.特に酸化イットリウムを好ましく用いる
ことができる。この際前記金属酸化物の含有割合は、特
に限定されないが,ジルコニアに対して,1.5〜’I
moQ%、特に3man%程度含有させるのが好ましい
。またジルコニアの粒径は、小さすぎるとリン酸カルシ
ウム化合物と反応し,正方品から立方品に転移するので
、好ましくは30〜200nm.特に好ましくは、約7
0nm程度の粒子であるのが望ましい。粒子の形状は,
特に限定されているものではないが,通常多面体構造を
有する粒子を用いることができる。また、リン酸カルシ
ウム化合物としては,水酸アパタイト,炭酸アパタイト
、フッ素アバタイト、リン酸四カルシウム、リン酸三カ
ルシウム又はこれらのうちの2種以上の混合物を挙げる
ことができる.これらのうちでは水酸アバタイトを特に
好ましく用いることができる. リン酸カルシウム化合物の寸度は、特に限定されるもの
ではないが.10〜100nmX30〜300nm.好
ましくは約25X90nm程度の六角柱状、特に好まし
くは多面体状の微細結晶であるのが望ましい.スラリー
をrAI!するにあたっては,第1工程として,カルシ
ウム塩水溶液、例えばC a ( N O 3)2水溶
液等のカルシウムイオン溶液に,ジルコニアを懸濁させ
、次にリン酸塩水溶液、たとえば(NH4).HPO.
水溶液等のリン酸イオン溶液とを反応させて、湿式合成
法により,ジルコニアと,リン酸カルシウム化合物との
混合粉体を沈澱させるのが好ましい.前記混合粉体を含
むスラリー中のジルコニアの配合割合は、特に臨界的な
ものではないが,スラリー中のジルコニアが5〜60v
ol%、好ましくは約10vol%程度となるように配
合するのが望ましい。
本発明では次いで第2工程として,スラリーを水熱処理
して,ジルコニアがリン酸カルシウム化合物粉体に均一
に分散した混合粉体を得る。
前記水熱処理では100〜300℃,好ましくは約20
0℃で行うが、通常圧力下にて行うのが好ましく,具体
的には、前記温度範囲で,0.1〜24時間,オートク
レープを用いて50〜1 0 0 0r.p.mにて撹
拌しながら圧力0.1〜5MPaにて水熱処理するのが
望ましい。かようにして水熱処理することにより,ジル
コニアをリン酸カルシウム化合物粉体中に均一に分散さ
せることができる。
本発明では次に第3工程として、水熱処理したスラリー
を焼結することにより高強度及び高靭性を有する複合材
を得ることができる.焼結は,前記水熱処理した粉体を
好ましくは乾燥、成形した後、800〜1200℃,好
ましくは9oo〜1100℃にて、0.2〜10時間、
好ましくは約1時間程度、2〜100MPa.好ましく
は約30MPa程度の圧力下、例えばホットプレス等に
より焼結するのが望ましい。更に優れた物性を有する複
合材を得るには、得られた焼結体を,アルゴンガス等の
不活性ガス中において、更に800〜1200℃,好ま
しくは900〜1100℃にて、圧力50〜400MP
a、好ましくは約200MPaで、0.2〜10時間、
好ましくは約1時間ポストシンタリング処理を,特に好
ましくカプセルを用いずにポストシンタリング処理を行
うこともできる. 本発明の製造法により得られる複合材の密度は,製造条
件により異なるが3.0〜3.6g/dが好ましい.ま
た複合材中のジルコニアの粒径は.0.1〜5μm、好
ましくは1〜5μm程度であり,更には1〜3μmであ
るのが望ましい。更にまた複合材の示す靭性は,特に限
定されないが2−5MPam’、好ましくは2.5〜3
.0MPa m”:であるのが望ましい. 〈発明の効果〉 本発明によれば,均一にジルコニアが分散されたリン酸
カルシウム化合物粉体を焼結するので,得られる複合材
は,優れた強度及び靭性を有しており、従って,人工骨
、人工歯根等の硬組織代替生体材料として利用すること
ができる.〈実施例〉 以下本発明を実施例により説明する。
失見旌よ 粒径70nmの多面体粒子であり、且つ3mol%のy
,o,を含有するZrO.(商品名rTz3YJ東ソー
社製)を0.167m o Q / Qのc a (N
 O!)Z水溶液500mQ中に10vol%加え、次
いで0.100moff/jiの(N H4), H 
P O4水溶液500mQを添加して、湿式合戊法によ
りジルコニアが分散した90X25nmの六角柱状の水
酸アバタイトの沈殿物を得た.次に得られた混合物をオ
ートクレープに仕込み、100r.p.mにて撹拌しな
がら200℃,2.0MPaにてlO時間水熱処理して
ジルコニアが水酸アバタイトに均一に分散した混合粉体
スラリーを合成した.次いで得られた混合粉体スラリー
を1050℃,30MPa.1時間の条件でホットプレ
スした後,アルゴンガス中で1050℃,200MPa
,1時間の条件でカプセルを用いずにポストシンタリン
グ処理を行って,複合材を得た,得られた複合材の密度
は3.40g/dであり、複合材研磨面をXg回折した
ところ,正方晶ZrO2と水酸アパタイトとの回折ピー
クが認められ、Ca3(po4)zは検出されなかった
.更にSEMにより複合材を観察したところ気孔は認め
られず,また複合材中のジルコニア粒径は1〜5μmで
あった.更にビッカーズ法によって靭性を測定したとこ
ろ3.0M P a m’であった.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ジルコニアが分散したリン酸カルシウム化合物粉体
    のスラリーを水熱処理し、ジルコニアがリン酸カルシウ
    ム化合物粉体に均一に分散した混合粉体を得、次いで該
    混合粉体を焼結することを特徴とするジルコニア分散リ
    ン酸カルシウム複合材の製造方法。 2)前記スラリー中のジルコニアの粒径が10〜100
    0nmであることを特徴とする請求項1記載のジルコニ
    ア分散リン酸カルシウム複合材の製造法。
JP1155720A 1989-06-20 1989-06-20 ジルコニア分散リン酸カルシウム複合材の製造法 Pending JPH0323250A (ja)

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