JPH0323074Y2 - - Google Patents

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JPH0323074Y2
JPH0323074Y2 JP1987170494U JP17049487U JPH0323074Y2 JP H0323074 Y2 JPH0323074 Y2 JP H0323074Y2 JP 1987170494 U JP1987170494 U JP 1987170494U JP 17049487 U JP17049487 U JP 17049487U JP H0323074 Y2 JPH0323074 Y2 JP H0323074Y2
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rope
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scallops
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はホタテ貝養殖漁業において用いられ
るホタテ貝等養殖用構造体に関する。
(従来の技術) ホタテ貝は寒海性の生物なので高い水温を嫌
い、海の自然環境の変化にも十分考慮しなければ
ならない。わが国でのホタテ貝の養殖用漁業は北
海道(サロマ湖、噴火湾等)や東北地方の一部
(青森県、岩手県、宮城県等)で行なわれており、
発足以来ほぼ20年近い年月が経過している。その
ために、現在ではホタテ貝の養殖技術は概ね確立
している。
ホタテ貝の養殖用構造体は地域による差異はな
く、ほぼ同一の構造体によつて行なわれている。
現在行なわれているホタテ貝の養殖方法について
説明すると、第4図から第6図は養殖用構造体の
説明用正面図、第5図は同じく省略平面図、第6
図は潮の流れとの関係を示す説明用側面図であ
る。
ホタテ貝養殖用構造体は養殖用カゴを垂下する
幹ロープ1と、この幹ロープ1を海中の所定高さ
に引き上げる中間浮子2と、前記幹ロープ1の設
置位置を表示するために海面に浮上させる位置表
示用表面浮子3と、前記幹ロープ1を固定するア
ンカーロープ4とからなる。
幹ロープ1は全長が200〜300mの長さで、その
両端には一端にアンカー10を有するアンカーロ
ープ4が連結され、海底に固定されている。幹ロ
ープ1を設置する漁場の水深は通常15〜50mであ
るが、アンカーロープ4の長さは漁場水深の約3
倍の長さが必要であり、アンカーロープ4に取り
付けられるアンカー10は60〜120Kgの鉄製のア
ンカー、または5〜10tのコンクリートブロツク
が用いられる。
また、幹ロープにはこの幹ロープ1を海中の所
定高さに引き上げる中間浮子2がロープ11を介
して取り付けられている。幹ロープ1の浮上高さ
は養殖カゴを垂下せしめたとき、飼料生物が多く
水温変化の少ない層を選んで決定される。幹ロー
プ1は通常、7〜20mの水深に引き上げられ、中
間浮子2は養殖カゴの数やホタテ貝の成長に応じ
て増加される。
さらに、幹ロープ1には現在位置を知らせる位
置表示用表面浮子3がロープ12を介して取り付
けられ、通常1本の幹ロープ1に10〜15個の表面
浮子3が取り付けられる。前記幹ロープ1の下方
には前記ロープ12に連続して、あるいはロープ
12の近傍に重り13を有するロープ14が連結
される。重り13は幹ロープ1を所定位置に固定
すると同時に、表面浮子3の波による振動を防止
する。即ち、表面浮子3には波力により揺動する
が、この振動がロープ12を伝つてホタテ貝に与
えられるとホタテ貝の成長に悪影響を与えたり、
変形貝の原因になるので、重り13は表面浮子3
による振動を減ずるために設けられるもので、一
般に、ナイロン製袋に砂利を入れたもの、あるい
は、コンクリート製のものが用いられている。ま
た、必要に応じて、中間浮子2による幹ロープ1
の浮上を防止するために重り13の中間にロープ
18を介して重り19が取り付けられる。
上記構成に係る養殖用構造体は漁場の風向き、
潮流方向の自然環境に応じて、海岸線に対して平
行に、または直角に付設される。
このようにして付設された養殖用構造体の幹ロ
ープ1に養殖カゴ16が垂下されるが、養殖カゴ
16の下端には振動緩和のために沈子17が取り
付けられる。
(考案が解決しようとする問題点) ホタテ貝養殖は主に、採苗、分散(中間育成)、
本養殖の3段階に分けられるが、従来の養殖用構
造体には次のような問題があつた。
即ち、通常の潮流では第5図に示すように、ロ
ープ12及びロープ14は矢印で示す潮流の方向
にやや傾きながらも、養殖カゴはほぼ垂直に垂下
されているが、初夏の潮流の速い時期や台風時の
ように海の荒れる時には第6図に示すように、ロ
ープ12及びロープ14は傾き養殖カゴが海底に
着いてしまう。養殖カゴが海底に着くとホタテ貝
は海底にいるヒトデ等のエサになつてしまうの
で、中間浮子2の数を増やし浮力を調節しなけれ
ばならない。
また、ホタテ貝はカゴ養殖の場合も、耳づり養
殖の場合もホタテ貝の成長と雑物の付着により次
第に沈下するという問題がある。ホタテ貝は成長
するにつれて当然重くなるから、全体として中間
浮子2の浮力不足が生じ、また、養殖カゴやホタ
テ貝には雑物(例えば、イガイ類、フジツボ、ア
カザラ、ポリドラ等)が付着するから、それだけ
重くなり次第に沈下する。従つて、ホタテ貝の成
長につれてカゴ1段当たりの収容数を減らすか、
中間浮子2を増やして浮力を調節しなければなら
ない。
浮力を増大させるために、中間浮子2の数を増
やすには幹ロープ1を海上に引き上げて取り付け
なければならない。従来、このような中間浮子の
取付作業は朝早くから夕方まで1日がかりで行な
われ、50〜100個の中間浮子を取り付けていた。
この作業は多いときには1週間に1回の割りで行
なわれる。
また、中間浮子2は上記理由の他に、破損やロ
ープが切れて流れる等により減少するので、これ
らの減少分を適宜補充しなければならないという
問題もある。
中間浮子2の取付作業は潮流の早い時期や荒れ
ている時には危険な作業であるばかりでなく、こ
のような作業を水温の高い時期に海上に引き上げ
て行うとかえつてホタテ貝に良くない結果を招く
ことになる。
(この考案の目的) この考案はかかる現況に鑑みてなされたもの
で、養殖カゴを引き上げる浮力の調節を中間浮子
を用いることなく、養殖カゴを常に環境良好な水
深に保持するとともに、中間浮子2の取付作業の
回数を減じ、または不要にする養殖用構造体を提
供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記目的を達成するためにつぎのよ
うに構成した。
即ち、養殖用カゴを垂下する幹ロープの両端部
をアンカーロープを介してアンカーにより固定す
るとともに、前記幹ロープに位置表示用浮子を適
宜の間隙に取付け、さらに、前記幹ロープには底
面に開口部を有し、可撓性材質により成型した浮
き本体と、一端にカツプリングを取付け、他端を
前記浮き本体の開口部から上面近くまで挿入した
エアホースとからなる浮沈調節自在浮子を吊りロ
ープを介して取付けたことを特徴とする。
(作用) 浮き本体は底面に開口部を有するから内部に充
填する空気量の増減によつて浮力が増減し、浮き
本体への空気はエアーホースに接続したエアーポ
ンプによつて船上から充填され、逆にエアー抜き
はエアーホースの密封栓を開栓すれば水圧によつ
て行なわれる。
(実施例) 次に、この考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図はこの考案に係るホタテ貝養殖用構造体
の部分正面図、第2図は浮沈調節自在浮子の正面
図、第3図は断面図である。
この考案に係るホタテ貝等養殖用構造体は、第
1図に示すように、両端がアンカーによつて固定
された幹ロープ1aに中間浮子2aを中間浮子用
ロープ11aを介して取り付けるとともに、適宜
の間隔で浮沈調節自在浮子20を取り付ける。浮
沈調節自在浮子20は幹ロープ1aの適所に吊り
金具33に通した固定ロープ34によつて連結さ
れる。浮沈調節自在浮子20は中間浮子2aと併
用してもよいが、中間浮子2aを省略して単独で
使用してもよい。
さらに、幹ロープ1aには従来例と同様に、位
置表示用浮子3aと重り13aがそれぞれロープ
12a,14aを介して取り付けられ、養殖カゴ
16aが垂下されている。 次に、浮沈調節自在
浮子20について説明する。浮沈調節自在浮子2
0は浮き本体21と、エアーホース取付用ロープ
22と、エアーホース23と、吊りロープ24と
からなる。
浮き本体21は従来の浮子のように密閉容器体
ではなく、袋を逆さにしたような直径約700mm、
高さ約650mmの円筒状であつて、底面26に開口
部27を形成してなる。浮き本体21は軟質合成
樹脂あるいは布補強ゴム等の可撓性材質により製
造する。
エアーホース23の一端にはエアーポンプに取
り付けるカツプリング30が設けられており、他
端は前記浮き本体21の底面開口部27から間隔
31を残して上面28近くまで挿入されている。
このように、エアーホース23を上面28近くま
で挿入することによつて浮き本体21内の空気量
の調節が可能となる。前記カツプリング30には
密封栓が設けられており、このカツプリング30
を船上で操作できるようにエアーホース23は十
分な長さを有している。さらに、前記カツプリン
グ30の下方に三方弁を配設した場合には浮き本
体21内の空気抜きをスムーズに行うことができ
る。
前記エアーホース23は前記浮き本体21の上
面に固着したエアーホース取付用ロープ22に環
また紐等の取付部材32によつて取り付けられて
いる。エアーホース取付用ロープ22の先端には
取り付けたエアーホース23の位置を知らしめる
とともに、カツプリング30の船上への引き上げ
を容易ならしめるために、海面に浮上する浮子2
9が取り付けられている。
尚、前記エアーホース23を幹ロープ1a及び
表面浮子用ロープ12aに添つて取り付けること
も可能であり、この場合には幹ロープ1a及び表
面浮子用ロープ12aをもつてエアーホース取付
用ロープ22の代用とし、位置表示用浮子3aを
浮子29の代わりに使用することができ、複数個
の浮き本体21に対して1個の浮子29を取り付
ける構成であつてもよい。
さらに、浮き本体21の側面には下方において
十字状に交差する吊りロープ24が固着されてい
る。吊りロープ24は吊り金具33を介して幹ロ
ープ1aに連結される。
上記構成に係る養殖用構造体において、浮沈調
節自在浮子20へ空気を送るには船上のエアーポ
ンプまたは圧縮空気入りボンベ等にカツプリング
30を接続して送風すればよく、逆に空気を抜く
ときはカツプリング30の密封栓を開栓すれば水
圧によつて自動的に放出される。カツプリング3
0の下方に三方弁を配設した場合にはこの空気の
調節が一層容易である。
このように、浮沈調節自在浮子20の空気量は
自在に、しかも短時間で調節され、ホタテ貝等の
養殖に好適な構造体が得られる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば次のよ
うな効果を奏することができる。
(1) 空気の出入による浮力の調節が自在である浮
沈調節自在浮子を設けることにより、環境の変
化に直ちに対応して養殖カゴを最適な水深に短
時間で位置させることができる。
(2) 浮沈調節自在浮子は密閉式ではなく底面に開
口部を設けた開口式であるために、空気の充填
によつて破裂するおそれがない。
(3) 幹ロープを引き上げる浮力の調節のために、
その都度、幹ロープを船上に引き上げて中間浮
子を取り付けることが必要でなくなるから作業
の軽減になるとともに、ホタテ貝に悪影響を与
えることもない。
(4) 浮力の調節はカツプリングを船上に引き上げ
てエアーポンプまたは圧縮空気入りボンベ等に
連結するだけであり、しかも短時間に終わるか
ら、その調節作業は悪天候でも安全、迅速に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るホタテ貝養殖用構造体
の部分正面図、第2図は浮沈調節自在浮子の断面
図、第3図は正面図、第4図から第6図は従来の
養殖用構造体の説明用正面図、第5図は同じく省
略平面図、第6図は潮の流れとの関係を示す説明
用側面図である。 1,1aは幹ロープ、2,2aは中間浮子、
3,3aは位置表示用浮子、13aは重り、12
a,14aはロープ、20は浮沈調節自在浮子、
21は浮き本体、22はエアーホース取付用ロー
プ、23はエアーホース、24は吊りロープ、2
7は底面開口部、30はカツプリング、33は吊
り金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 養殖用カゴを垂下する幹ロープの両端部をアン
    カーロープを介してアンカーにより固定するとと
    もに、前記幹ロープに位置表示用浮子を適宜の間
    隙に取付け、さらに、前記幹ロープには底面に開
    口部を有し、可撓性材質により成型した浮き本体
    と、一端にカツプリングを取付け、他端を前記浮
    き本体の開口部から上面近くまで挿入したエアホ
    ースとからなる浮沈調節自在浮子を吊りロープを
    介して取り付けたことを特徴とするホタテ貝等養
    殖用構造体。
JP1987170494U 1987-11-06 1987-11-06 Expired JPH0323074Y2 (ja)

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JP1987170494U JPH0323074Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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JP1987170494U JPH0323074Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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JPH0174759U JPH0174759U (ja) 1989-05-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4319503Y1 (ja) * 1964-12-23 1968-08-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4319503Y1 (ja) * 1964-12-23 1968-08-14

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JPH0174759U (ja) 1989-05-22

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