JPH0323074A - 防汚性に優れた銅合金クラッド鋼の溶接施工法 - Google Patents

防汚性に優れた銅合金クラッド鋼の溶接施工法

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JPH0323074A
JPH0323074A JP15572889A JP15572889A JPH0323074A JP H0323074 A JPH0323074 A JP H0323074A JP 15572889 A JP15572889 A JP 15572889A JP 15572889 A JP15572889 A JP 15572889A JP H0323074 A JPH0323074 A JP H0323074A
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JP
Japan
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welding
alloy
clad steel
welded
cladding
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Application number
JP15572889A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kobayashi
泰男 小林
Masao Tsuji
正男 辻
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は防汚性に優れた銅合金クラッド鋼の溶接施工法
に係り、海水中で使用するCu−Ni合金を合せ材とし
た板や管などのクラッド材溶接部に海生物の付着を的確
に防止しようとするものである。
(産業上の利用分野) Cu−Ni合金を合せ材とし海生物の付着を防止するよ
うにしたクラッド鋼材の溶接部に対する海生物付着防止
技術。
(従来の技術) 船体や海洋構造物などの海水中に位置する部分には海生
物が付着することは周知の如くである。
然し純Cuあるいは70%以上のCuを含有したCu−
Ni合金には上記海生物の付着は生しない(このような
特性を以下防汚性という)もので、例えばF.L.La
que著” Marine Corrocion+Ca
usesand Preventton″John W
illey & Sons出版(1 9 7 5) p
age1 3 0 〜1 3 2などに発表されている
。又このような防汚性を有する金属を合せ材としたクラ
ッド鋼板を前記のような部分に用いることも知られてお
り、このCuあるいはCu −Ni合蚕を合せ材とした
クラッド鋼板を溶接する場合において、合せ材部分の肉
盛溶接には合せ材と同じ戒分(共金系)の溶加材を使用
することが一般的である。ところがこのような場合に溶
接金属には母材(炭素m)からFe分が混入するので上
記のような防汚性が損われるので、第2図に示すように
溶接11を3層以上重ねることにより最外層におけるF
eの混入を防止し、合せ材と略同じ戒分とすることが行
われている。
なお一部には第3図に示すように上述したような溶接部
分に合せ板と同一材料による当て板12を施し、該当て
板12の両側を溶接l3、l3ずるようなことも行われ
ている。
(発明が解決しようと,,る課題) 然し上記した第2図および第3図のような従来技術によ
るものは何かにしても工数が嵩み、又コストアップとな
る。
これを具体的に上記のようなクラッド鋼板における合せ
仮部分の溶接に関して、溶加材として合せ板と同じ90
%Cu−10%Niのワイヤを用い、MIG溶接法によ
り、100%Arのシールドガスを251l/IIIi
n供給し、170 〜200A×25〜27Vの電流電
圧条件で170〜240cpsの速度で溶接した場合に
おいて、その1〜4層における化学或分を分析した結果
は次の第1表に示す如くである。
第1表 即ち多層化することによりFe分の溶け込みが低減する
ことは明かであるが3層目においてもなお2%を超える
Feの溶け込み含有があり、一方生物付着を防止できる
合金成分としては次の第2表の如くである。
第2表 つまり3層の溶接をなしても海生物の付着生育を必ずし
も有効に防止できないわけであって、4層の熔接をなす
ことが必要というべきである。
従って第2図に示したような従来法によるものにおいて
は非常に多くの工数を必要とし能率的でないことが明か
であり、しかも3層程度の重ね溶接では必ずしも好まし
い海生物付着防止となっていない。
このような第2図のものに対し、第3図の場合において
はFeを含有した部分との溶接が不要であるから、当然
にFeの溶込みがないことになるが、この場合において
はCuまたはCu90%NilO%のような特別な当て
板を準備することが必要で、しかもその両側を夫々溶接
することとなるのでやはり工数が大であり、経済性に劣
ることとならざるを得ない. 更に何れの場合も溶接部がそれなりに厚肉状態とならざ
るを得す、必ずしも好ましい仕上り面とならない. 「発明の横戒」 (課題を解決するための手段) 本発明は上記したような従来のものの課題を解決するよ
うに研究して創案されたものであって、Cuを70wt
%以上含有したCu−Nt合金を合せ材としたクラッド
鋼材の溶接施工において、前記合せ材側溶接金属表面に
溶射法により50μm以上の銅あるいはFe含有量が2
wt%以下でCuを70−t%以上含有したCu−N+
合金の膜で被覆したことを特徴とする防汚性に優れた銅
合金クラッド鋼の溶接施工法の採用により上記課題が解
決されることを見出した。
(作用) 合せ材側溶接金属上に施される溶射金属膜はその下部層
を実質的に溶融しないで一体的に層着形威されるので、
該金属膜にFe分の溶け込みを皆無化する. 合せ材間における肉盛溶接はその上に施される熔射金属
膜にFe分の溶け込みがないことから多層溶接してFe
分の稀釈を漸減する必要がなく、勿論多層溶接してもよ
いが、原則的には11溶接でよい。
溶射法としては、ガス式溶射法、アーク式溶射法、プラ
ズマジェット弐溶射法の如きの何れをも採用し得る。溶
射に用いられる金属としては前記した第2表においてF
eが全くない場合に相当し、安全をみてもCu:10%
以上を含むCu −Ni合金または銅によるワイヤまた
は粉末を用いることで好ましい海生物の付着防止を図ら
しめる。
形威される溶射金属膜の厚さについては、CuNi合金
は静止海水中で平均約0.02ni/年程度溶解するの
で、そうした海水条件および目的とする耐久性を考慮し
て適当に決定することができる。一般的に1〜2年程度
の耐用期間を目標とする場合には50μm程度の厚さで
均等に被覆すれば充分である。
(実施例) 本発明によるものの具体的な実施態様は第1図に示す如
くであって、CuまたはCuを70%以上含有したC7
060のCu−Nt合金を合せ材1aとしたクラッド鋼
t7i 1、1の溶接をなすに当り、その母林間で公知
のように溶接すると共に合せ材la,la間においても
溶接2を形成し、次いでこの合せ材溶接2および両側合
せ材1a、la面に亘って、CuあるいはFe含有量が
2%以下でCu含有量が70%以上のCu−Nf合金に
よる溶躬金属膜3を形威する。適用すべきクラッド鋼材
としては板材、管材、あるいは帯状材ないし形材の如き
の何れであってもよい。
代表的実施例として、母材が厚さ141mのSS41に
よる板材であって、これに90%Cu−10%Niによ
る厚さ3 amの合せ材1aが形威されたクラッド鋼板
1、1相互を突き合せ溶接するに当り、M I G l
’9接法で母材については炭素鋼で溶接し、その上の合
せ材la間の溶接2を行ってから該溶接2上に次の第3
表に示すような溶射金属(粉末)を用いてプラズマ溶射
し、溶1」金属膜3を形或し、試験片1〜8を得た。
又上記とは別に、同じ材質で厚さ9 msの母材に70
%Cu−30%Ni(C7150)で厚さ3mlの合せ
材を用い、上記同様に溶接してからその合せ林間溶接2
上に90%Cu−10%Niおよび35%Cu−65%
Niの溶射金属を同し《第3表に示すように採用して溶
射金属膜3を形威し、試験片9〜12を得た。
上記のようにして得られた各試験片t−12は濁水中に
1年間浸漬した後取り出して海生物の付着状態を観察し
た結果は次の第3表において併せて示す如くである。
即ちこの第3表について言うならば、クラッド鋼板の合
せ材は、何れも70%以上のCuを含有し、しかもFe
含有量が2%以下のCu−Ni合金であるから何れの試
験片においてもこの部分に海生物の付着がない。然して
90%CulO%N+合金(試験片11ml、5〜11
〉、7o%Cu30%Ni合金(?!12)あるいは1
00%Cu(NIl3 )の何れかで金属粉末を溶射し
被覆せしめたものにおいてはこの溶射金属被膜部分にも
海生物の付着がないもので、本発明の有効性を充分確認
できた。これに対しこのような試験片であっても溶射膜
を形威しながった場合(llh4)、あるいは溶射膜被
覆を行っても、35%Cu −65%Ni合金による場
合(ffil2)においては、この溶接部上の溶射金属
にのみ海生物の付着が認められた。
なお上記したようなクラッド鋼材の溶接に当って、合せ
材部分の溶接を炭素鋼の溶加材で実施すると割れ発生の
可能性が高く健全な溶接が得られない。又溶接法として
はMIG,TIGが一般的であり、SAWも可能である
ことは第3表の通りであるが、欠陥を発生する傾向があ
る。
即ち上記したような第3表の結果によれば、70%以上
のCuを含有したCu−Ni合金またはCuを用いて金
属溶射膜を形戒することにより合せ材部分における溶加
材の如何や溶接方法の如何に拘わらず有効な海生物の付
着防止を図り得ることが確認された。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは合せ材間の溶接
金属上にFeの溶け込みのない金属溶射膜を簡易且つ能
率的で、しかも安定且つ的確に形威することができ、そ
れによって該溶接部分に海生物の付着生成を有効に防止
し、防汚性に優れた溶接部を能率よく経済的に形威し得
るものであって、工業的にその効果の大きい発明である
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を示すものであって、第1図は
本発明によって得られる溶接接手部の断面図、第2図は
従来のクラッド鋼材溶接部の1例を示した断面図、第3
図は従来の別の例を示した同様な断面図である。 然してこれらの図面において、1はクラッド鋼板、1a
はその合せ材、2は合せ材溶接、3は溶射金属膜、4は
母材間の溶接を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. Cuを70wt%以上含有したCu−Ni合金を
    合せ材としたクラッド鋼材の溶接施工において、前記合
    せ材側溶接金属表面に溶射法により50μm以上の銅あ
    るいはFe含有量が2wt%以下でCuを70wt%以
    上含有したCu−Ni合金の膜で被覆したことを特徴と
    する防汚性に優れた銅合金クラッド鋼の溶接施工法。
JP15572889A 1989-06-20 1989-06-20 防汚性に優れた銅合金クラッド鋼の溶接施工法 Pending JPH0323074A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531852A (ja) * 2005-03-03 2008-08-14 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 気体酸素を輸送するのに用いられるパイプ部品またはデバイスを被覆する方法
KR100943299B1 (ko) * 2009-07-02 2010-02-23 양종표 단추와 그 제조 방법

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JP2008531852A (ja) * 2005-03-03 2008-08-14 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 気体酸素を輸送するのに用いられるパイプ部品またはデバイスを被覆する方法
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