JPH03230500A - イオン発生装置およびこれを利用した清浄空間内の帯電物品の除電設備 - Google Patents

イオン発生装置およびこれを利用した清浄空間内の帯電物品の除電設備

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JPH03230500A
JPH03230500A JP26519089A JP26519089A JPH03230500A JP H03230500 A JPH03230500 A JP H03230500A JP 26519089 A JP26519089 A JP 26519089A JP 26519089 A JP26519089 A JP 26519089A JP H03230500 A JPH03230500 A JP H03230500A
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air
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総一郎 阪田
Takaki Yoshida
隆紀 吉田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コロナ放電を行わせる交流式イオン発生器を
用いて清浄空間内の静電気を帯びた物品を除電する設備
、特に半導体製造用クリーンルムに適用される帯電物品
の除電設備に関する。
〔発明の背景〕
例えば半導体素子を製造するクリーンルームでは、静電
気の帯電現象に起因する種々の障害が問題視されるよう
になった。このような障害には。
半導体デバイスの破壊と性能劣化、微粒子の吸着による
製品の表面汚染、エレクトロニクスll器の誤動作等が
ある。
半導体素子の高集積化、高速、省電力化が進むにつれて
酸化絶縁膜の厚みもどんどん薄くなり。
配線や金属電橋が極小化し、このために、静電気による
放電が発生すると、孔があいたり、金属成分が溶融また
は蒸発したりして、半導体デバイスの破壊や性能劣化を
引き起こす、MOS−FETやGaAsでは100〜2
00ボルトの電圧にも耐えられない場合があり、その素
子の表面電位を20ボルト以下に下げる必要のある場合
もある。半導体素子が完全に破壊した場合は出荷検査の
段階でそれを発見できるが、性能劣化は見分けるのが非
常に困難である。したがって静電破壊の障害を少なくす
るには、半導体が静電気に出会う機会をできるだけ少な
くすること、すなわち素子および素子が組み込まれた基
板に帯電物をできるだけ近づけないこと、帯電物はこと
ごとく除電しておくことである。ところが、これを完全
に遂行することは従来の技術では殆んど不可能であった
。半導体製造工程における各種物体の表面電位の測定例
として。
ウェハ:5kV、  ウェハキャリヤ: 35kV、 
 アクリルカバー:skv、 テーブル表面: 10に
シ、保管キャビネント: 30kV、作業着: 10k
V、石英パレット:1.5にνであったという報告例も
ある。
一方、最近のクリーンルームでは室内に供給する清浄空
気流中には0.03μ戴以上の大きさの粒子は検出され
ないと言った超清浄度を維持するものまで登場した。し
かし、クリーンルーム内に存在するオペレータ、ロボッ
ト、更には種々の製造装置類から微粒子が不可避的に発
生する。このような内部発生微粒子の大きさは0.1μ
Iから数lOμ麟にもおよび、かような粒子が最小線幅
が1μ繭といった最近のLSl、VLSI等のウェハ上
に付着すれば、格落ち品となって製品歩留りを低下させ
る。かような微粒子のウェハ表面への沈着は大部分は静
電気力によって起こり、その付近の気流形状とはほとん
ど無関係であることが明らかとなってきた。したがって
、この微粒子の吸着によル製品の表面汚染の防止には、
クリーンルームの清浄廣を高める技術およびフィルター
の性能向上技術とは直接的には関係のない静電気の除電
技術の開発を待たねばならない。
また、クリーンルーム内にエレクトロニクス機器が存在
する場合に2例えば帯電した人体やプリンタ用紙が放電
したりすると、その放電電流が静電ノイズとなって電子
機器の誤動作を引き起こすこともある。これの防止にも
、クリーンルーム内に存在する帯電物体の除電が必要と
なる。
以上のようなりリーンルーム内での静電気の帯電現象に
起因する各種の障害を除去するには、クリーンルーム内
に存在する帯電した物体から帯電負荷を除去すること、
つまり静電気を除電すればよい、この除電は、帯電物体
が電気の良導体である場合には接地すればよく、これに
よって帯電した静電気を素早く逃がすことができる。し
かしクリーンルーム内の全ての導体物品を接地すること
は事実上不可能であるし、帯電物体が絶縁体の場合では
接地しても除電できず無意味となる。ウェハについて言
えば、ウェハ自身は導体であっても絶縁物であるカセッ
トケースやパレットに入れて搬送されるために、接地に
よって帯電を除去することは困難である。このようなこ
とから、イオナイザによる除電方式が提案された。
クリーンルーム内はフィルターで浄化された清浄空気流
がほぼ一方向性に流れているので、この清浄空気流の上
流側(通常はフィルターの空気吹出し面に近い位置)に
コロナ放電によって空気をイオン化するイオナイザ(イ
オン発生器)を配置し9 ここでイオン化した空気の流
れを帯電物体の表面と触れさせることにより、帯電物体
上の静電気を中和しようとするものである。すなわち、
物体表面がプラスに帯電していればマイナスにイオン化
した空気によって中和し、マイナスに帯電していればプ
ラスにイオン化した空気によって中和して、物体表面の
静電気を除電しようとするものである。
これまで かようなコロナ放電によるイオン発生器とし
て、 Pu1sed−DCタイプ、DCタイプおよびA
Cタイプのものが知られている(DCは直流ACは交流
を意味する)、いずれにしてテ)、空気中に配置した電
極(Emitter)近傍で発生する電界強度が、空気
の絶縁破壊電界強度以上となるような直流または交流の
高電圧を該電極に印加することによってコロナ放電を行
わせるものであり、それぞれ次のような特徴を有する。
Pu1sed−DCタイプ:これは、第17図に図解的
に示したように、所定の間隔(例えば数10cmの間隔
)を開けて対向配置された一対の針状エミッタ (タン
グステン電極) 100aと100bに1 例えば+1
3〜+20kVまたは−13〜−20にνの直流を1例
えば1〜11秒間隔(パルス)で交互に印加してエミッ
タ100aと100bから交互に正と負のイオン(ai
r 1ons)を発生させ、このエアイオンを気流に乗
せて帯電物体101に運び1帯電物体の帯電電荷と反対
極性のイオンで中和する仕組みである。そのパルス波形
の例を第18図に示した。
DCタイプ・これは、第19図に図解的に示したように
、絶縁被覆された一対の導電性のバー1028と+02
b (これらのバーには多数本の針状エミッタ]03a
、 l03bが1〜2cm間隔でそれぞれ埋めこまれて
いる)を所定の間隔(例えば数10cm間隔)でバー軸
を平行にして対向配置し、一方のバー102aの各エミ
ッタ103aに+12〜+30kV、 他方のバー10
2bの各エミッタ103bに−12〜−30kVの直流
電圧を印加し、空気をイオン化する仕組みである。
ACタイプ:これは針状エミッタに高電圧の交流(周波
数は商用の50/60Hz)を印加するものであり1例
えば第22図に示すように、多数本のエミッタ104を
二次元的波がりをもって配置すると共にこれらを交流高
圧電rAIO5に対して絶縁被覆されたフレーム状の導
電性バー106によって接続し。
各エミッタ104の放電端を取り囲むように放電端から
離してグリッド107を対極として配置し、このグリッ
ド107を接地する構造のものが知られている。これに
よると、各エミッタ104と接地グリッド107との間
で交流サイクルに応して極性が反転する電界が形成され
、各エミッタ104からイオン空気が発生する。
ところが、これらいずれのタイプの公知のイオン発生器
も、クリーンルーム内の帯電物品の除電に使用しようと
すると、以下のような問題に遭遇する。
先ず第一は、いずれのタイプでも、エミッタ自身による
クリーンルームの汚染の問題である。放電極である針状
エミッタの材質はタングステンが最も好ましいとされて
いるが、このエミッタに高電圧を印加してコロナ放電を
行わせると、スパッタリング現象によって正イオン発生
時におびただしい微粒子(0,1μ閘以下の粒径のもの
が殆んどである)がエミッタ先端から発生し、これが清
浄空気流に運ばれてクリーンルーム内を汚染する。
第二に、いずれのタイプでも、クリーンルーム内で長時
間稼働するとエミッタの放電端に主として5iOzから
なる白色の粉塵が目視できるほど付着堆積する。これは
、クリーンルームに清浄空気を供給するためのフィルタ
素材にその原因があると考えられる。この堆積粉塵によ
ってイオン発生量が低下したり、またこの堆積粉塵がク
リーンルームに再飛散したりする問題を起こす。したが
って、エミッタの洗浄が怠れず、また前記のスパノタリ
ング現象はエミッタ先端を損傷させるので頻繁な取り換
えを必要とする。
第三に、クリーンルームの天井面に多数のイオン発生器
を取付けると、クリーンルーム内のオゾン濃度が高くな
ることがある。その濃度は人体に影響を与えるほどでは
なくても、オゾンは反応性に冨むので半導体製造には好
ましくない。
そして、前記の各タイプそれぞれ次のような個別の問題
がある。
DCタイプでは一方のエミッタ (第19図の例ではバ
ー102a側のエミッタ)からは正にイオン化した空気
が、他方のエミッタ (同バー102b側のエミッタ)
からは負にイオン化した空気が空気流にのって流れるの
で、正と負の何方かに偏ったイオンが帯電物品に到達す
ることになりかねない。このため、帯電物品の帯電負荷
の極性と同し極性のイオンが供給される機会も多く、こ
の場合には除電されることはない。逆に、帯電していな
いが若しくは帯電量が小さい物品に対しては、搬送され
た空気イオンによって帯電を助成する事態も起こり得る
。この現象は特に正負の電極間距離を離した場合に起こ
り易いが、電極間距離をあまり短くするとスパークが生
じるといった問題がある。
Pu1sed−DCタイプでは所定の周期でこのイオン
の極性を反転させるのでその発生周期毎に交互に正負イ
オンが帯電物品に供給されることになりDCタイプのよ
うに正負どちらかのイオンが連続して送られるといった
ことは避けられるが その周期をあまり短くすると正と
負のイオンが搬送気流中で混ざり合って帯電物品に到達
する前に結合してイオンが消滅する度合いが多くなる。
また逆に周期をあまり長くすると、正負イオンの結合の
割合は低下する代わりに、正と負のイオンの大きな塊が
交互に帯電表面に到達することになる。門。
B11tshteyn、et、al、、はAssess
ing The Effectiveness of 
C1eanrooIIIIonization Sys
tems、 Micr。
contamination、 March 1985
. P、46〜5276においてPu1sed−DCタ
イプでは帯電表面の電位は例えば第21図に示すように
正と負を交互に繰り返して減衰することを報告している
。この結果では、帯電表面は帯電電荷が無くなることは
なく、正または負に500ν程度の帯電が交互に生じる
ことになる。
近年の超LSIが数lovの表面電位でも破壊されるこ
とを考えると、かような500νの如き表面電位が生し
ることは、かえって製品歩留りを低下することにもなり
かねない。
ACタイプは、正イオンと負イオンの発生量が異なると
いう基本的な問題がある。エミッタに高電圧の交流を印
加すると、正イオンの発生量は負イオンの発生量の10
倍以上となることもある。
鈴木政典ほかは、第6回空気清浄とコンタミ7−ション
コントロール研究大会予稿集(1987) 、 P26
9〜276およびこれに対応する英文文献、 M、5u
zukiet、al、、 Effectiveness
 of Air Ionization System
s in C1ean Rooms、 1988 Pr
oceedings of TheIES Annua
l Technical Meeting、 In5t
itute ofEnvironmental 5ci
ences、 Mt、Prospect、l1lino
isp、405〜412において2例えば第22図に示
すような、ACタイプのイオン発生器で発生するイオン
濃度の測定例を報告しているが、負イオンの濃度は正イ
オンのそれに比べて著しく少なくなっている。なお第2
2図の測定は水平方向に設置したHEP^フィルタから
垂直下方に清浄空気が流れる空間内にACタイプのイオ
ン発生器を設置して行われたものであり7図中のdはイ
オン発生器から測定点までの鉛直距離、lはイオン発生
器中心軸(鉛直線)から測定点までの水平距離を表わし
ておりBACKGROUNDはイオン発生器をOFFに
したときのもともと気流中に含まれていたイオン濃度を
表している。このように、従来のACタイプのイオン発
生器では正イオン濃度の高いイオン空気が供給されるの
で、帯電表面は中和されるどころか数lOボルトから2
00ボルト程度の正の電位に帯電したままになることす
らある。
〔発明の目的〕
したがって9本発明の■的とするところは、静電気によ
って引き起こされる。特に半導体製造時の各種の静電気
障害を、公知のイオン発生器が有する先述のような弊害
を起こさないように、取り除くことにある。特に本発明
は、ACタイプのイオン発生器の先述の問題を解決し、
且つ公知のエミッタが有する共通した問題、すなわち発
塵によるクリーンルームlη染、粉塵の付着堆積および
オゾンの発生といった問題をも解決して、半導体製造環
境の静電気の帯電を効果的に防止しようとするところに
ある。
〔発明の構成〕
まず本発明によれば2針状の放電極に交流高電圧を印加
してコロナ放電により該放電極周辺の空気をイオン化す
るイオン発生装置において、導電性のグリッド又は適宜
間隔で配置された複数のリングと これらグリッド又は
リングの夫々の内部空間に配置された針状の放電極と、
これらの放電極に交流高電圧を印加する高圧電源と、該
グリッド又は各リングに直流電圧を印加する直流電源と
該交流高電圧の大きさ及び周期と該直/It電圧の大き
さ及び極性を調節できるコントローラとで構成したこと
を特徴とするイオン発生装置が提供される。そのさい、
針状の放電極は、その先端に石英が被着されているのが
好ましい。
そして かようなイオン発生装置を用いて前記の問題の
解決を図った。特に半導体製造設備における帯電物品の
除電設備を本発明は提供するものであり、その要旨とす
るところは、針状の放電極に交流の高電圧を印加してコ
ロナ放電を行わせる交流式イオン発生器を、フィルタを
通過した清浄空気の流れの中に設置し、このイオン発生
器によってイオン化された空気の流れを静電気を帯びた
物体に供給して該帯電物体上の静電気を中和する設備に
おいて、該イオン発生器における該放電極の放電端がセ
ラミックスの誘電体材料で被覆されており、該放電端が
、グリッド状またはループ状の導体からなる対極に対し
て所定の距離を離して空気中に配置されることによって
、1個の放電対が形成され、この放電対が前記の清浄空
気の流れを横切る方向に二次元的な拡がりをもって多数
配置され、このように配置された多数の放電対の各対極
が直流電圧源に接続され、この直流電圧源から出力する
直流電圧の大きさを調節する手段が設けられたことを特
徴とする清浄空間内の帯電物品を除電する設備に存する
すなわち本発明者らは、コロナ放電用の金属製(最も普
通にはタングステン製)の放電極(エミッタ)の放電端
を誘電体(dielectric)であるセラミックス
の薄膜で被覆した場合には、これに交流の高電圧を印加
してコロナ放電を行わせると該被覆なしの場合に比べて
空気をイオン化する能力はそれほど低下させないで、放
電端からの発塵をほぼ皆無にすることができ、しかも、
このセラミック放電部にはクリーンルーム内での使用に
よっても粉塵が耐着することがなく、加えてオゾンの発
生も低下させることができることを見い出した。
誘電体としてのセラミックスは2石英特に透明石英が好
適であり、そのほか、アルミナ磁器、アルミナ−シリカ
系磁器、さらには耐熱ガラス等が使用できる。この誘電
体セラミックスの厚みは2III11以下、透明石英を
使用した場合には、好ましくは0.05〜0.5■とす
る。なお、このような誘電体のセラミックスの薄膜で金
属エミッタの先端を被覆した放電極に9本来の使用態様
とは異なるが、直流の高電圧を印加した場合には、電圧
を印加した瞬間はエミッタ先端部の電界によって空気は
電離され、正と負のイオンが発生するが、印加後一定時
間が経過すると(例えば0.3m/secの気流中では
0.1秒後)、印加電圧と反対極性の空気イオンがエミ
ッタの回りを取り囲み、エミッタ先端部の電界強度を弱
めてしまい、持続的なイオンの発生は望めないので、交
流の高電圧を印加する必要がある。
さらに本発明者らは、ACタイプのイオン発生器の基本
的な問題であった既述の正イオン濃度と負イオン濃度の
大きな差は、対極側に所定の直流電圧を印加することに
よって解消できることを見出した。この場合、咳セラミ
・ノクスカノマー付きの放電極の放電端は、グリッド状
またはループ状の対極に対し所定の距離だけ気流の上流
側に位置しているのが好ましい。この対極側に印加する
直流の電圧はその大きさを適切に調節することが第一に
必要であるが、これとは別に、この直流電圧の印加の仕
方によって大きく分けて二つの方式で交流式イオン発生
器から正イオンと負イオンの濃度がバランスしたイオン
化空気を帯電物品に供給することができる。その一つは
、咳針状の放電極と対極とからなる実質的に同一の形状
および構造をもつ全ての放電対に、共通した直流電圧源
から所定の電圧に調節された直流電圧をその各対極に印
加する方式である。この方式によれば、各放電対からは
、放電極に印加する交流電圧の周波数に対応した周期で
正と負のイオン空気を交互にほぼ同し濃度で生成せるこ
とができる。その二は、正イオン濃度が高く負イオンが
殆んどないイオン化空気を或る放電対から継続して発生
させ、他の放電対からは逆に負イオン濃度が高く正イオ
ンが殆んどないイオン化空気を継続して発生させる方式
である。この第二の方式では、正イオンを発生させる放
電対の対極に対しては或る大きさの直流電圧を、また負
イオンを発生させる対極に対してはそれとは異なる或る
大きさの直流電圧を印加するのであり、この正イオン発
生用放電対と負イオン発生用放電対とを二次元的な拡が
りのなかで適切な分布をもって配置することによって、
気流の下流側に存在する帯電物品に対して、やはり正イ
オンと負イオンの濃度がバランスした空気を供給するこ
とができる。
さらに、この対極への直流電圧の印加に加え針状の放電
極側に印加する交流電圧に対しても正または負に偏った
直流成分をもつバイアス電圧を適当に付加すると、放電
対からは一層高い濃度の正負イオンを発生させることが
できることもわかった。
したがって1本発明によれば、針状の放電極に交流の高
電圧を印加してコロナ放電を行わせる交流式イオン発生
器を、フィルタを通過した清浄空気の流れの中に設置し
、このイオン発生器によってイオン化された空気の流れ
を静電気を帯びた物体に供給して該帯電物体上の静電気
を中和する設備であって、該イオン発生器における咳針
状放電極の放電端がセラミックスの誘電体材料で被覆さ
れており、この放電端が、グリンド状またはループ状の
導体からなる対極に対して所定の距離を離して空気中に
配置されることによって、1個の放電対が形成され、こ
の放電対が前記の清浄空気の流れを横切る方向(好まし
くは空気の流れ方向とほぼ直角な方向)に二次元的な拡
がりをもって多数配置された前記設備において。
(a)、このように配置された多数の放電対の各対極が
共通の直流電圧源に接続され。
この直流電圧源から出力する直流電圧の大きさを!j!
節する手段が設けられ。
この電圧調節手段によって、各放電対でイオン化される
空気の正イオン濃度と負イオン濃度がほぼ均衡する直流
電圧に調整することを特徴とする清浄空間内の帯電物品
を除電する設備、または。
(b)、前記のように配置された多数の放電対を構成す
る前記の対極のうち、或る対極は第一の直流電圧源に接
続され、それ以外の対極は第二の直流電圧源に接続され
この第一および第二の直流電圧源とも、それらから出力
する直流電圧の大きさを独立してtJ4節する手段が設
けられ。
第一の直流電圧源に接続される或る対極の放電対は、正
または負のいずれかに偏ったイオンを発生させる放電対
に、他方、第二の直流電圧源に接続される他の対極の放
電対は、前記の放電対とは逆の極性をもつ負または正の
いずれかに偏ったイオンを発生させる放電対に構成され
ることを特徴とする清浄空間内の帯電物品を除電する設
備、または。
(C)、前記のように配置された多数の放電対の各対極
が直流電圧源に接続され この直流電圧源から出力する直流電圧の大きさを調節す
る手段が設けられ このように配置された多数の放電対の各放電極が正また
は負に偏ったバイアス電圧が付与された交流の高圧電源
に接続され。
この交流の高圧電源から出力する電圧の大きさおよびバ
イアス電圧の極性と大きさを調節する手段が設けられた
ことを特徴とする清浄空間内の帯電物品を除電する設備
、が提供される。
〔発明の具体的態様〕
図面に示した本発明の好ましい態様についての以下の説
明から1本発明の内容が一層理解されるであろう。
第1図は、矢印1で示す清浄空気の流れの中に配置され
た本発明に従うイオン発生器の例を示したものであり、
針状のエミッタ2とループ形状の導電性の対極3との対
からなる放電部4が、清浄空気の流れを横切る方向に二
次元的な拡がりをもって多数配置されている。図示され
てはいないがこのイオン発生器が配置された位置より空
気流れの上流側にはHEPAまたはULPAフィルター
が設置されており、該フィルターによって浄化された空
気がこのイオン発生器を通過する。そして、このイオン
発生器を通過した一方向性の空気流が帯電物品の表面に
向けて流れる。図示の例では、各針状エミッタ2は、そ
の先端を気流の下流方向に向けて配置され、そして、真
円状の金属リングからなる対極3がその気流を横切る方
向に配置されており、各エミッタ2の先端は、対極3の
リングの中心を貫通ずる仮悲線上にほぼ位置している。
何れのエミッタ2も、絶縁被覆された共通の導線6によ
って、印加する交流の電圧をコントロールする交流電圧
コントローラ装置5のOUT PUT 7に通している
。また何れの対極3も、絶縁被覆された共通の導線8に
よって、各対極に印加する直流の電圧をコントロールす
る直流電圧コントローラ装置9のOUT PUT 10
に通している。11は、交流電圧コントローラ装置5お
よび直流電圧コントローラ装置9の出力電圧を調節する
操作部を示している。
第2図は、第1図の各放電部4を構成しているエミッタ
2の詳細を示したものである。本発明に従うエミッタは
放電極の放電端が薄いセラミックスの誘電体材料で被覆
されている点に特徴があるが 第2図の例では、放電極
として先細りの針部13を先端にもつタングステン棒1
2をセラミックス製のチューブ14内に同心的に収容し
ている。そのさい、セラミツクス型のチューブ14の先
端も先細りの針部15をもつ封鎖された形状とし、タン
グステン棒の針部13の先端が、このセラミックスチュ
ーブの針部15の内面と接触するようにする。これによ
って、タングステン棒の針部13はセラミックスチュー
ブの薄い層で覆われる。第2図の例ではタングステン棒
12の外径がセラミックス製のチューブ14の内径より
もやや小さく、また、タングステン棒の針部13のテー
パー角度は、セラミックスチューブの針部15のテーパ
ー角度よりも鋭角となっているので、タングステンの針
部13がセラミックスチューブの針部15の内面に接す
るようにタングステン棒にセラミックスチューブを被着
させれば、タングステン棒の針部13の先端中心が、セ
ラミックスチューブの針部15の内面中心に自然に整合
して接することになる。タングステン棒12の他方の端
部16は金属導体17に導通接続されている。
この接続は、タングステン棒12よりも径大の金属導体
17の端部に同心的にタングステン棒の端部16を緊密
に所定の距離だけ挿入することによって達成される。こ
の金属導体17は絶縁材料例えばガラスのチューブ18
内に納められ、この絶縁チューブ18に対してセラミッ
クスチューブ14の他方の端部19もシール部材20を
介して接続されている。このようにして構成された本発
明のエミッタ2は第3図に示すように、第1図で説明し
たリング状の対極3に対して、セラミックスカバー付き
の放電端21が所定の距離を離して(該放電端21が対
極リング3の仮想中心線上にほぼ位置するところに)配
置されるが、その位置の固定は、充分な強度をもち、従
ってそれ自身がかようなエミッタ構造を支持するフレー
ム材として機能する絶縁被覆導体6に吊るすことによっ
て行われ得る。例えばこの絶縁被覆導体6は、大めの金
属導体17を絶縁性樹脂22(例えば商品名 テフロン
)で被覆することによって、これに多数のエミッタ構造
物を吊るしても、場合によっては、対極3の自重を絶縁
支持部材を介してこれに支持させても、充分な強度をも
つフレーム材として機能する。したがって、第3図に示
すように絶縁被覆導体6に対して第2図のエミッタ構造
物をジヨイント部材23を介して意図する位置に適宜接
続することによって、エミッタ2は空気の流れの中に空
気流れをそれほど乱すことなく配置できる。
本発明のエミッタの放電端21を被覆するセラミクロス
は誘電体材料からなることが必要であり。
具体的には石英、アルミナ、アルミナ−シリカ。
耐熱ガラス等のセラミックス材料が使用できるが。
石英特に透明石英が好適である。タングステン棒の針部
I3を覆うその厚みは21以下、好ましくは0.51以
下で0−05m+w以上であるのがよい。そのさい、被
覆セラミックスも針部(例えば第2図の15で示すよう
な鋭角的な先端)を有することが必要である。タングス
テン棒のうち通常は放電部とはならない針部以外の個所
1例えばタングステン棒12の胴部などは必ずしもセラ
ミックスで被覆する必要はない。第4図および第5図は
そのような例を示したもので、第4図のものは、タング
ステン棒12の先端部だけをセラミンクスチューブ14
で被着した例を示している。すなわち、タングステン棒
I2の針部13の外側に、セラミックスチューブ14の
針部15を密着して被覆し、タングステン棒12の胴部
には他の絶縁材料(例えば絶縁性の樹脂)25を被覆し
である。セラミンクスチューブ14はタングステン棒1
2に接着材(例えばエポキシ樹脂系接着材)26を用い
て固定し、この固定部にはシール材(例えばシリコン系
シール材)27がタングステンが露出しないように覆わ
れている。なお、この例ではタングステンの針部13の
外表面と、セラミックスチューブの針部15の内表面と
の間に隙間が生じないような針部構造としである。第5
図の例ではセラミックスチューブ14の針部15とタン
グステン棒12の端28との間に導電性の接着剤29を
充填した例を示している。すなわち、タングステン棒1
2の端部28を絶縁被覆25から若干突出させ、この突
出部に、針部15をもつセラミックスチューブ14を隙
間をもって被せ、この隙間に導電性接着剤29を充填し
たものである。27は第4図と同様のシール材を示して
いる。充填する導電性接着剤29としては銀粉末をエポ
キシ系樹脂に分散させたちの黒鉛粉末をコロイドとした
もの9等が使用できる。
第5図の例ではタングステン棒の端部28は必ずしも針
状に尖っていなくてもよいが、尖っていてもよい。
第6図は、第1図の各放電部4を構成しているループ形
状の導電性対極3の一部を拡大して示したものである。
この例の対極3は金属の真円状リングからなり、このリ
ング状の対極3が、絶縁被覆を施した導体8によって、
必要数だけほぼ同一面内に二次元的な拡がりをもって所
定の間隔を開けて、互いに接続されている。絶縁被覆を
施した導体8は各リング状対極3を空間内に支持できる
に充分な強度を有したものが使用され、したがってこの
導体8自身が各リング状対極3を空間内の所定の位置に
配列するためのフレームとしても機能している。そして
、いずれのリング状対極3もこの導体8を通して直流電
圧コントローラ装置9のOUT PIIT 10に接続
される。なお、対極3は回倒のように真円状のリングで
あるのが好ましいが。
必ずしも真円でなくとも楕円形などであってもよい。ま
た、従来のACタイプで使用されたような平行な多数の
直線を二次元的にクロスさせたグリッド状であってもよ
く、また場合によっては、多角形の導体の輪を絶縁被覆
した導体で接続したものでもよい。いずれにしても、対
極3の表面は。
前記のエミッタのようにセラミックスで被覆したりはせ
ず、金属表面を露出したままで使用する。
第7図と第8図は、第1図の放電部4を形成するエミッ
タ2と対極3との位置関係を示したもので、いずれも、
矢印で示す気流lの流れに沿う方向にエミッタ2がそし
て流れを横切る方向に対極3が配置され、且つエミッタ
2は対極3のほぼ仮想中心軸線に沿って配置されるので
あるが、第7図の例ではエミッタ2のセラミックスカバ
ー付き放電端21が、対極3よりも気流の上流側の方向
に距離Gだけ離れた位置に設置された状態を、また第8
図の例では、該放電端21が対極3よりも気流の下流側
の方向に距離Gだけ離れた位置に設置された状態を示し
ている。すなわち第7図の例ではエミッタ2がリング状
対極3を突き抜けず、第8図の例ではエミッタ2がリン
グ状対極3を突き抜けている。本発明設備を稼働するに
さいし、どちらの態様を採るかは、後述の電圧付与条件
によって決定される。
第9図は、第1図の交流電圧コントローラ装宜5および
操作部11を構成する回路を示したものである。この回
路装置は、商用の交流(AClooII)  の端子3
1にトランス32を取付けたうえ、その二次側に整流回
路33.定電圧回路34.インバータ回路35および高
圧変換トランス36を設けたものである。
整流回路33ではトランス32で得られた交流を全波整
流し直流に変換する。定電圧回路34は出力電圧を一定
にするものである。入力する商用交流の電圧が変動した
場合には整流回路33で得られる直流電圧もそれに伴っ
て変動し、後続の高圧変換トランス36の入力電圧が変
化して最終的な出力電圧を一定にできなくなるので、こ
の定電圧回路34を挿入する。インバータ回路35には
発振回路が組み込まれており、定電圧回路34から出力
する定電圧直流を方形波にチョンバする。この方形波の
電圧は高圧変換トランス36によって昇圧され、出力端
子7から各エミッタ2に出力される。高圧変換トランス
36は、絶縁トランスの後段にスライダックの入った構
成とすることにより、交流電圧の大きさを自在に調整で
き、したがって、この高圧変換トランス36が第1図の
操作部11に対応する。なお。
第9図において、Fはヒユーズ、SWは電源スィッチ、
ZlおよびZ2は電源投入時におけるノイズを吸収して
パルス成分供給を少なくするためのスパークキラーを示
す。
第1図における直流電圧コントローラ9は、商用交流を
直流に変換する公知のものが使用され例えば商用交流1
00νをほぼ−IKv〜+IKvの範囲の任意の大きさ
の直流に自在に調整できるものであればよい。
以上のような構成になる第1図の設備では、各放電部4
は、それらのセラミックスカバー付きエミッタ2に同じ
高電圧の交流が印加され、また。
いずれの対極3に対しても同じ直流電圧が印加される。
放電部4の形状と構造が実質的に全て等しく、これらに
−様に清浄空気が流れる場合には。
何れの放電部4も同し挙動を示して正負同じ濃度にイオ
ン化された空気が生成する。すなわち どの放電部4か
らも印加する交流電圧の周波数に応じた周期で正と負に
極性が変換したイオンが発生するが、そのさい、対極3
に印加する直流の電圧を適正に調整するならば、正イオ
ン濃度と負イオン濃度をほぼ等しくすることができる。
〔発明の作用効果〕
以下に本発明者らが行った代表的な試験例を挙げて、第
1図の設備の作用効果を具体的に説明する。
第10図は試験に供した設備の略図であり、垂直層流式
クリーンルーム内の上から下に向かう流速が0.3a/
secの一様清浄空気流れの中に、第2図に示した構造
の石英カバー付きのエミッタ2の一本をその軸を鉛直方
向にして配置する。その寸法は第2図の符号で説明すれ
ば、タングステン棒12の直径は1.5−一1石英管1
4は外径3.0mm、内径2.01であり9石英管14
の先細りの針部15の長さが5mmである。またガラス
管18は外径81111.内径6■でありその中に3#
lI径の金属導体17が通っている。このエミッタ2は
鉛直方向のガラス管18および横方向に延びる樹脂被覆
管22内を経て交流電圧コントローラ5に導体6で接続
される。ステンレス鋼の真円のリング状対極3がその仮
想中心軸線を鉛直方向にして配置され、この仮想中心軸
にエミッタ2の軸をほぼ一致させる。この位置決めは樹
脂被覆管22からアクリル棒38を垂直に垂らし、この
アクリル棒3Bに対極3の絶縁被覆導体39を支持する
ことによって行う。絶縁被覆導体39と結合した導体8
は直流電圧コントローラ9に接続される。対極3を構成
するステンレスリングの線径は6m(リングの直径は8
0IIIlである。エミッタ2に印加する交流電圧と対
極3に印加する直流電圧を制御してコロナ放電を行わせ
、エミッタ2の放電端21がら1200mm1lれた下
方にイオン濃度計40を配置して。
ここに到達する空気中の正イオン濃度および負イオン濃
度(単位: X 10”/cc)を測定する。なお。
エミッタ2に印加する交流電圧の交流成分実効値を■、
対極3に印加する直流電圧をVeとする。
第11図は、エミッタ2の放電端21を対極3より気流
の上流側に37mm離しく第7図に示すG=+37am
)、エミッタに周波数−50Hzで、V=13KvO高
電圧の交流を印加してコロナ放電を行わせたさいに対極
3に印加する直流電圧Veを変えたときの。
イオン濃度計40で測定されたプラスおよびマイナスイ
オン濃度を示したものである。
第11図の結果は、対極に電圧を付与しない場合には、
正イオン濃度が負イオン濃度よりも著しく高く、正イオ
ン濃度に極端に偏ったイオン化空気が得られるが、対極
にマイナス側の直流電圧を印加すると、正イオン濃度は
その直流電圧の大きさに応じて減少し、逆に負イオン濃
度は増加するという興味深い事実を示している。そして
5この試験条件下では、  Ve#−190Vのところ
で5正イオン濃度と負イオン濃度はともに約48X10
”(個/CC)となってバランスする。したがって、こ
の試験条件と同し条件を第1図の各放電部にそのまま適
用した場合には、第1図の各対極3にVeζ−190V
の直流電圧を印加すれば、いずれの放電部からも正イオ
ンと負イオン濃度がほぼ等しい割合のイオン化空気がこ
のイオン発生器の空気下流側に連続して流れる。精度の
高いクリーンルームでは気流の乱れは少ない。したがっ
て、正負イオン濃度のバランスした空気が比較的下流側
まで到達することになる。
第12図は、エミッタに印加する交流電圧にプラスの側
に偏った直流成分のバイアス電圧(Vg)を付加した以
外は、前記の試験と同し試験を行った結果を第11図同
様に示したものである。すなわち、エミッタ側に出力す
る高電圧の交流に、正または負の直流成分の電圧を付加
できる電源装置を使用し、これによって、バイアス電圧
の極性や大きさを種々変化させた場合の代表例として■
、=+ 2. IKvを付加したときのデータを第12
図に示した。なお、このようなバイアス電圧の付加は、
第1図の設備においては、交流電圧コントローラ5に、
直流トランス41を接続することによって達成できる。
第12図の結果によれば、このバイアスの効果が明らか
である。すなわち、第12図の場合のように、  Vg
=+2.1にVのプラス側のバイアス電圧を付加した場
合には、第11図のようにバイアス電圧=OKνの時に
比べて、全体として負イオン濃度が高くなり1例えば対
極への直流電圧がOvのときでも、正負イオン濃度の差
は小さくなり、僅か一63Vの直流電圧を対極に印加す
るだけで、正負イオン濃度はバランスする。しかも、そ
のときの正負イオン濃度はいずれも約63 X 10’
 (個/CC)で第11図のバランス(i48X103
(個/CC)よりも高い。
したがって、第1図の設備において、交流電圧コントロ
ーラ5に直流トランス41を付加して、各エミッタ2に
印加する交流の高電圧に正または負にかたよった直流電
圧成分を付加するようにするのが好ましい。
第13図は1本発明の他のL!i欅を示す第1図同様の
図であり、この場合には、二次元的な拡がりをもって配
置されている或る対極には、或る大きさの直流電圧を、
他の対極にはこれとは異なった大きさの直流電圧を印加
することによって、或る対極からは負イオン濃度が高い
イオン化空気をまた他の対極からは正イオン濃度の高い
イオン化空気を継続して生成させるようにしたものであ
る。すなわち1図示の例では、直流電圧コントローラ装
置9aと9bのそれぞれの0υTPUT loaとlo
bから異なった電圧の直流が出力する構成とし、直流0
UTPUTIQaには被覆導線8aを通して或る対極3
aを接続し直1011TPtlT lObには被覆導線
8bを通じて他の対極3bを接続したものである。より
具体的には、エミッタと対極の対からなる放電部4をほ
ぼ同間隔で6個並べて一つの列を構成し、この列が、は
ぼ平行に且つほぼ同一平面内に4列配置され、そして。
図の最上部の第1列目の各対極3aと、上から第3列目
の各対極3aは、絶縁被覆された共通の導線8aによっ
て、直流電圧コントローラ装置9aの0UTPUT10
aに通じ、他方、上から第2列目の各対極3bと上から
第4列目の各対極3bには、絶縁被覆された共通の導線
8bによって直流電圧コントローラ装置9bの0UTP
UT 10bに通じている。いま、この配置において、
 0UTPUT 10aにマイナス側に偏った直流電圧
を、そしてO[ITPUT 10bには、これよりもプ
ラス側にかたよった直流電圧を出力すると、各対極3a
からは負イオン濃度の高いイオン空気が、また各対極3
bからは正イオン濃度の高いイオン空気が継続して生成
する。
例えば、第11図の試験にて使用したのと同し放電対の
構造を採用し、各エミッタ2に周波数50!(zでV−
13Kvの交流電圧を印加した場合には5第1I図の正
負イオン濃度の挙動から、 0UTPII↑10aには
例えば−300vよりもマイナス側に偏った直流電圧を
出力させれば、各対i3aから負イオンfj4rXが高
く正イオン4度の低いイオン空気が生成し、他方01J
TPUT lobには例えばOvよりもプラス側に偏っ
た直流電圧を出力させれば、各対極3bから正イオン濃
度が筋く負イオンは殆んど存在しないイオン化空気を生
成させることができる。同様に、第12図の試験のよう
にエミッタ2の側にバイアス電圧付きの交流電圧を印加
した場合には、  Va−2,lKvという第1211
ilの試験と同し条件において、 0UTPUTLoa
d:は例えば−400V、 0IITPIIT 10b
ニハ例えば+200Vの直流電圧を出力させれば、各対
極3aからは負イオン4度が高く、各対極3bからは正
イオン濃度が高いイオン空気を安定継続して生成させる
ことができる。このバイアス電圧の印加は、第1図で説
明したのと同様に、第13図の設備でも、交流電圧コン
トローラ5に直流トランス41を付設することによって
行うことができる。なお、負イオンを多く発生させる対
極3aと正イオンを多く発生させる対極3bとの配置は
、第13図ではそれらの列を交互に配列した例を示した
が、場合によっては個々に38と3bを互い違いに隣接
させたり、更には千鳥状にしたり、 3aの少数の群と
3bの少数の群を交互に配置したりすることによって、
このイオン発生器の下流側に存在する帯電物品に対して
、その状況に最も望ましいように、負イオンと正イオン
をバランスさせて供給することができる。
第14〜16図は、前記のような対極に印加する直t!
L電圧の効果を説明しようとするものである。交流式エ
ミッタではVe−OVでは必ずプラスイオンが過剰に発
生することは避けられない。ところが第14図のように
、エミッタ側にはコロナ放電が生ずるに充分な交流成分
実効値■が印加された状態で、マイナスのVeが対極に
印加されると、第15図のようにエミッタ2の位相がプ
ラスである場合も、第16図のようにエミッタ2の位相
がマイナスである場合にも、対極3の気流の下流側(エ
ミッタ2とは反対側)に破線矢印で示すような対極3に
向かう電界ができる。すなわち、対極3をくぐり抜けた
マイナスイオンは、この電界によってエミッタ2の極性
が正(a)か負(blかに拘わらず、絶えず下方へ移動
させようとするクーロン力が働くことになり、その結果
、下流側の帯電物品に到達する負イオン濃度を増やすこ
とができる。この理由が正しいとすれば、エミッタ2に
対する対極3の配置は、第7図のようにエミッタ2の先
@21が対極3よりも気流の上流側に位置することが好
ましく、第8図のようにエミッタ2の先端21が対極3
よりも気流の下流側に位置するときは負イオンを増やす
効果が薄れることになる。本発明者らの試験によれば、
対極3を接地してエミッタ2の側に特定のバイアス電圧
を付加した高圧交流を印加してイオン化空気を得るさい
には第8図のような放電対の構造も好ましいことがある
が1本発明設備の特徴である対極3に直流電圧を印加す
るという状態でイオン化空気を得るさいには、第7図の
ようにエミッタ2の放電端21が対i3よりも気流の上
流側に位置することが望ましいことがわかった。
また2本発明者らは、第7〜8図に示すG、対極のリン
グ径(D)、エミッタに印加する交流電圧(交流成分実
効値V)、Vに付加するバイアス電圧V8.対極に印加
する直流電圧Ve等を種々変化させて、それらの影響を
調べたが、気流の速度が0.15〜0.6m/secの
クリーンルームにおいて。
本発明設備の稼働条件としては 80IIl蒙≦G≦80+111 50nu++≦D≦150mm 8Kv≦■、≦8Kv 8Kv≦V 500V≦Ve≦500V の範囲の或る値となるようにすればよいことがわかった
また1本発明者らは、第10図の試験設備においてエミ
ッタに20Kvの高電圧の交流を印加してもこの放電部
からの発塵は全く検出できなかった。これに対して、第
2図で示した石英管14を取り除いてタングステン棒1
2を露出した状態での試験を実施したところ、コロナ開
始電圧6にV以上になると発塵し始め、空気中に含まれ
る0、03μm以上の粒子数をエミッタの端部から鉛直
下方へ160+lIIIMれた位置で計測したところ、
6Kvでは7.4 x 10”(個/ft’)、  1
0 Kvでは2.5  XIO’(個/ft3)、  
20 Kvでは2.9X10’(個7ft”)  の発
塵が生した。また1石英管14を付けた本発明に従うエ
ミッタを1050時間使用後に、その放電端部を顕微鏡
観察したが、使用後の形態は使用前のものと全く区別が
付かず、粉塵の耐着もt負傷も全くなかった。さらに1
本発明に従うエミッタに11.5Kvの交流を印加して
エミッタ端部から12.5c−下方のオゾン濃度を測定
したが1pρb以下の検出不能な値となった。
以上説明したように1本発明によると、既述の従来技術
において内蔵していた問題の殆んどが解決され、特に半
導体製造における静電気障害を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従うイオン発生器の配置状態の概略を
示す斜視図、第2図は第1図の各放電部を構成している
エミッタの例を示した断面図、第3図は第1図の放電部
を構成しているエミッタと対極の拡大図、第4図は第1
図の各放電部を構成するエミッタの他の例を示した断面
図、第5図は第1図の各放電部を構成するエミッタのさ
らに他の例を示した断面図、第6図は第1図の各放電部
を構成する対極の例を示した斜視図、第7図は第1図の
各放電部を構成するエミッタと対極との位置関係の例を
示した図、第8図は第1図の各放電部を構成するエミッ
タと対極との位置関係の他の例を示した図、第9図は第
1図の電圧コントローラ装置およびその操作部の電気回
路の例を示した回路図、第10図は本発明に従うイオン
発生器の試験に供した設備の配置図5第11図は第10
図の試験設備において対極に印加した直流電圧を変化さ
せた場合にイオン濃度計で測定されたプラスおよびマイ
ナスイオン濃度を示した図、第12図は第10図の試験
設備においてエミッタ側に印加する交流に直流成分をバ
イアスさせたうえ対極に印加した直流電圧を変化させた
場合にイオン濃度計で測定されたプラスおよびマイナス
イオン濃度を示した図。 第13図は本発明に従うイオン発生器の配置状態の他の
例を示す斜視図、第14図は本発明設備において印加す
る交流および直流の波形図、第15図は本発明設備にお
いて対極にマイナス側の直流電圧を印加した場合にエミ
ッタの位相がプラスの場合の電場の状態を示す図、第1
6図は本発明設備において対極にマイナス側の直流電圧
を印加した場合にエミッタの位相がマイナスの場合の電
場の状態を示す図、第17図は従来のPu1sed−D
Cタイプのイオン発生器の要部を示す概略図、第18図
は第17図のイオン発生器に印加する電圧の波形を示す
回、第19図は従来のDCタイプのイオン発生器の要部
を示す概略図、第20図は従来のACタイプのイオン発
生器の要部を示す概略図、第21図は従来のPu1se
dDCタイプのイオン発生器を用いた場合の帯電表面電
位の経時変化の例を示した図□第22図は従来のACタ
イプのイオン発生器で発生するイオン濃度の測定例を示
す図である。 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 ・ 9 ・ 1 12 ・ 14 ・ 21 ・ 33 ・ 34 ・ 35 ・ 36 ・ ・針状の放電極(エミ、り) 対極 放電対。 ・交流電圧コントローラ装置。 ・絶縁被覆された導線。 ・直流電圧コントローラ装置。 ・電圧調節操作部。 ・タングステン棒。 ・セラミックス製のチュー7 ・エミッタの放電端、3 ・整流回路 ・定電圧回路 インバータ回路 ・スライダツタ付き高圧変換トランス。 第 2 図 第 図 2 第 図 第 6 図 第 17 図 第 8 図 第 1つ 図 第 0 図 第 1 図 第 2 図 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)針状の放電極に交流高電圧を印加してコロナ放電
    により該放電極周辺の空気をイオン化するイオン発生装
    置において、導電性のグリッド又は適宜間隔で配置され
    た複数のリングと、これらグリッド又はリングの夫々の
    内部空間に配置された針状の放電極と、これらの放電極
    に交流高電圧を印加する高圧電源と、該グリッド又は各
    リングに直流電圧を印加する直流電源と、該交流高電圧
    の大きさ及び周期と該直流電圧の大きさ及び極性を調節
    できるコントローラとで構成したことを特徴とするイオ
    ン発生装置。
  2. (2)針状の放電極は、その先端に石英が被着されてい
    る請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. (3)針状の放電極に交流の高電圧を印加してコロナ放
    電を行わせる交流式イオン発生器を、フィルタを通過し
    た清浄空気の流れの中に設置し、このイオン発生器によ
    ってイオン化された空気の流れを静電気を帯びた物体に
    供給して該帯電物体上の静電気を中和する設備において
    、 該イオン発生器における該放電極の放電端がセラミック
    スの誘電体材料で被覆されており、該放電端が、グリッ
    ド状またはループ状の導体からなる対極に対して所定の
    距離を離して空気中に配置されることによって、1個の
    放電対が形成され、 この放電対が前記の清浄空気の流れを横切る方向に二次
    元的な拡がりをもって多数配置され、このように配置さ
    れた多数の放電対の各対極が直流電圧源に接続され、 この直流電圧源から出力する直流電圧の大きさを調節す
    る手段が設けられたことを特徴とする清浄空間内の帯電
    物品を除電する設備。
  4. (4)針状の放電極に交流の高電圧を印加してコロナ放
    電を行わせる交流式イオン発生器を、フィルタを通過し
    た清浄空気の流れの中に設置し、このイオン発生器によ
    ってイオン化された空気の流れを静電気を帯びた物体に
    供給して該帯電物体上の静電気を中和する設備において
    、 該イオン発生器における該放電極の放電端がセラミック
    スの誘電体材料で被覆されており、該放電端が、グリッ
    ド状またはループ状の導体からなる対極に対して所定の
    距離を離して空気中に配置されることによって、1個の
    放電対が形成され、 この放電対が前記の清浄空気の流れを横切る方向に二次
    元的な拡がりをもって多数配置され、このように配置さ
    れた多数の放電対の各対極が共通の直流電圧源に接続さ
    れ、 この直流電圧源から出力する直流電圧の大きさを調節す
    る手段が設けられ、 この電圧調節手段によって、各放電対でイオン化される
    空気の正イオン濃度と負イオン濃度がほぼ均衡する直流
    電圧に調整することを特徴とする清浄空間内の帯電物品
    を除電する設備。
  5. (5)針状の放電極に交流の高電圧を印加してコロナ放
    電を行わせる交流式イオン発生器を、フィルタを通過し
    た清浄空気の流れの中に設置し、このイオン発生器によ
    ってイオン化された空気の流れを静電気を帯びた物体に
    供給して該帯電物体上の静電気を中和する設備において
    、 該イオン発生器における該放電極の放電端がセラミック
    スの誘電体材料で被覆されており、該放電端が、グリッ
    ド状またはループ状の導体からなる対極に対して所定の
    距離を離して空気中に配置されることによって、1個の
    放電対が形成され、 この放電対が前記の清浄空気の流れを横切る方向に二次
    元的な拡がりをもって多数配置され、このように配置さ
    れた多数の放電対を構成する前記の対極のうち、或る対
    極は第一の直流電圧源に接続され、それ以外の対極は第
    二の直流電圧源に接続され、 この第一および第二の直流電圧源とも、それらから出力
    する直流電圧の大きさを独立して調節する手段が設けら
    れ、 第一の直流電圧源に接続される或る対極の放電対は、正
    または負のいずれかに偏ったイオンを発生させる放電対
    に、他方、第二の直流電圧源に接続される他の対極の放
    電対は、前記の放電対とは逆の極性をもつ負または正の
    いずれかに偏ったイオンを発生させる放電対に構成され
    ることを特徴とする清浄空間内の帯電物品を除電する設
    備。
  6. (6)針状の放電極に交流の高電圧を印加してコロナ放
    電を行わせる交流式イオン発生器を、フィルタを通過し
    た清浄空気の流れの中に設置し、このイオン発生器によ
    ってイオン化された空気の流れを静電気を帯びた物体に
    供給して該帯電物体上の静電気を中和する設備において
    、 該イオン発生器における該放電極の放電端がセラミック
    スの誘電体材料で被覆されており、該放電端が、グリッ
    ド状またはループ状の導体からなる対極に対して所定の
    距離を離して空気中に配置されることによって、1個の
    放電対が形成され、 この放電対が前記の清浄空気の流れを横切る方向に二次
    元的な拡がりをもって多数配置され、このように配置さ
    れた多数の放電対の各対極が直流電圧源に接続され、 この直流電圧源から出力する直流電圧の大きさを調節す
    る手段が設けられ、 このように配置された多数の放電対の各放電極が正また
    は負に偏ったバイアス電圧が付与された交流の高圧電源
    に接続され、 この交流の高圧電源から出力する電圧の大きさおよびバ
    イアス電圧の極性と大きさを調節する手段が設けられた
    ことを特徴とする清浄空間内の帯電物品を除電する設備
  7. (7)清浄空間は半導体製造のための空間である請求項
    3、4、5または6に記載の帯電物品の除電設備。
  8. (8)セラミックスの誘電体材料は石英である請求項3
    、4、5、6または7に記載の帯電物品の除電設備。
  9. (9)セラミックスカバー付き放電極の放電端はグリッ
    ド状またはループ状の対極に対し気流の上流側に位置し
    ている請求項3、4、5、6、7または8に記載の帯電
    物品の除電設備。
  10. (10)多数の該放電対のうち、第一の直流電圧源に接
    続される或る対極の放電対と、第二の直流電圧源に接続
    される他の対極の放電対とが、二次元的な拡がりの中で
    少なくとも一次元方向には互い違いに分散して配置され
    ている請求項5に記載の帯電物品の除電設備。
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