JPH03230053A - 給湯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石油やガスを熱源とした、主として家庭用に
用いられる給湯機に関するものである。

従来の技術 一般的に石油やガスを熱源とした給湯機は第６図に示す
ようにバーナ２１の上に熱交換器２２が設けられる構成
になってお９、熱交換器の容量が小さい場合には、燃焼
中にバーナや熱交換器が保有する熱量によって、熱交換
器２２内の水が後沸きして出湯直後はお湯を使いにくい
という問題があった。この後沸きの問題を解消するため
に、熱交換器の出口部２３にミキシングタンク２４を設
けて、後沸きを防止していた。

発明が解決しようとする課題 しかしながらミキシングタンクは家庭用の給湯機の場合
、内容積を１〜２４程度必要で、かつ耐圧も必要となる
ので、大幅なコストアップと製品の大型化を招くという
問題があった。

本発明は上記問題を解決する給湯機を提供するものであ
る。

課題を解決するための手段 本発明は上記問題を解決するために、給水口と主熱交換
部を結ぶ給水管と、主熱交換部と給湯口を結ぶ給湯管の
間を接続するバイパス管を設け、このバイパス管の途中
には燃焼熱の一部を受けて開口を小さくするように作動
する弁を設けたものである。

作用 上記構成をとることにより、出湯開始直後は弁の開口は
大きく、したがってバイパス管を通る水量が多いので、
主熱交換部を通−・できた後沸きによって温度の高いお
湯は給湯管を通り、バイパス管を通ってきた水と混合さ
れて、給湯口からは後沸きの少ない安定した温度のお湯
が出湯される。

又、燃焼開始して弁が燃焼熱の一部を受けて開口部が小
さくなると、バイパス弁を通る水量は減少すると共に、
燃焼熱の一部を受けてバイパス管を通る水の温度も上昇
するので後沸きが終了した状態の主熱交換部からのお湯
の温度をほとんど変化させることかなく、出湯開始から
安定した湯温を保てるものである。

実施例 以下、本弁明の一実施例の給湯機を図面を参照して説明
する。第１図は給湯機を示しており、バーナ１の上方に
瞬間式の熱交換器２が設けられ、この熱交換器はバーナ
の燃焼熱で水を加熱する主熱交換部３と燃焼室４を形成
するドラム５とからなっている。主熱交換部３と給水に
６を結ぶ給水管７の一部はドラム５の外側に巻きつけら
れてドラムリ温度上昇を防止している。主熱交換部３と
給湯口８を結ぶ給湯管９と給水管７０間を結ぶバイパス
管１０を設け、バイパス管１０の途中には燃焼熱の一部
を受けて開口部が小さくなるように作動する弁１１を設
けである。本実施例では、バイパス管１ｏの一部と弁１
１は燃焼熱の一部を受けられるように、ドラム５に接触
させである。第２図および第３図は弁１１の詳細を示す
もので、弁ケース１２内に固定弁１３と可動弁１４があ
り、可動弁１４は形状記憶合金でつくられたバネ１５に
よって固定弁１３に接続されている。バネ１５は温度が
低い時は伸び、温度が高い時は縮むように設定しである
ので、出湯初期で、弁１１部を水が流れて、燃焼してい
ない状態のときは弁部の温度が低く、バネが伸びて固定
弁と可動弁の間の開口１６を大きくし、燃焼が始まって
ドラム５Ｃ温度が上昇するとドラムの熱の一部を受けて
弁１１部の温度が高くなり、バネが縮み、開口１６は小
さくなる。第２図は開口１６が大きい状態、第３図は開
口１６が小さい状態を示す。

第４図に時間経過による流量の変化を示す。又第６図に
は時間経過による各部の湯温の変化を示す。第４図およ
び第５図かられかるように、出湯開始直後はバイパス管
湯温はすぐに低くなり、前述した如く、弁１１の温度も
低くなるので弁１１の開口部１６が大きく、バイパス管
を通る流量も多い。従って出湯直後に主熱交換部からの
出口湯温は後沸きによって安定湯温より大幅に高くなる
（後沸き温度幅Ａ）。しかしながらバイパス管１０から
の水と給湯管９からのお湯が混合されることによって給
湯口湯温は後沸き温度幅Ｂが少なく、安定した湯温か得
られるので出湯直後からお湯を使用できるという大きな
特徴が得られる。さらに一般的に後沸きが終了するころ
から燃焼を開始するが燃焼開始によってドラム６の温度
が上昇し、弁１１の温度が上昇すると弁１１の開口部１
６が／ＪＳさくなってバイパス管を流れる水量が７４％
さくなり、しかもバイパス管を通る水の温度は燃焼熱の
一部を受けて上昇するので主熱交換部出口湯温をほとん
ど低下させることがなく、給湯口湯温としては安定した
湯温を保てることになる。本実施例では瞬間式の熱交換
器について述べたが、缶水量の少ない貯湯式の給湯機で
も同様の効果がある。

又弁の開口部を可変させる方法としては液体や気体の膨
張、収縮作用を利用することも可能であり、形状記憶合
金を使用する場合でも、本発明のようなコイルバネでな
く、板バネでも同様の効果を得られる。

発明の効果 以上のように本発明の給湯機は、給水口と主熱交換部を
結ぶ給水管と、主熱交換部と給湯口を結ぶ給湯管の間を
接続するバイパス管を設け、バイパス管の途中には燃焼
熱の一部を受けて開口部が小さくなるように作動する弁
を設けたことにより、出湯直後の後沸きを小さくし、出
湯直後からお湯を使えるようにできるものであり、かつ
、ミキシングタンクを使って後沸きを小さくする方法よ
りも、低コストで、製品を大きくすることもないという
利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の給湯機の構成図、第２図お
よび第３図は同給湯機の弁の状態を示す断面図、第４図
および第５図は同給湯機の時間経過による流量と温度の
変化を示す特性図、第６図は従来の給湯機を示す構成図
である。 ３　　主熱交換部、７　−給水管、９・・・給湯管、１
０・　バイパス管、１１　・・・弁、１６・・・・・開
口部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 給水口と主熱交換部を結ぶ給水管と、前記主熱交換部と
   給湯口を結ぶ給湯管の間を接続するバイパス管を設け、
   前記バイパス管の途中には燃焼熱の一部を受けて開口部
   が小さくなるように作動する弁を設けたことを特徴とす
   る給湯機。