JPH03226598A - めっき液中の金属イオン除去方法ならびに除去用金属亜鉛添加材 - Google Patents

めっき液中の金属イオン除去方法ならびに除去用金属亜鉛添加材

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JPH03226598A
JPH03226598A JP1925390A JP1925390A JPH03226598A JP H03226598 A JPH03226598 A JP H03226598A JP 1925390 A JP1925390 A JP 1925390A JP 1925390 A JP1925390 A JP 1925390A JP H03226598 A JPH03226598 A JP H03226598A
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JP
Japan
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metal
metallic
nobler
alloy
plating solution
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Application number
JP1925390A
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English (en)
Inventor
Sadahiro Hirata
平田 禎宏
Seiichi Takahashi
誠一 高橋
Asaharu Kihata
木畑 朝晴
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は金属亜鉛添加材を用いて電気亜鉛めっき液中の
合金成分としての金属イオンや、不純物として存在する
金属イオンを置換析出させて除去するめっき液中の金属
イオン除去方法ならびに除去用金属亜ζ)l添加材に関
Tる。
〈従来の技術〉 ZnまたはZn合金電気めっきを行う際、めっき液中の
Znイオンは徐々に減少し、逆にめっき液中にCd +
 t’ b r Cu + S n + N i r 
F e等の不純物たる金属イオンが増加する。またZn
合金電気めっきの場合には合金成分としての金属イオン
もその量が有効な範囲を越える場合が発生する。このよ
うな金属イオンは、Zn合金電気めっきとして有効であ
る場合のほかはめっき液中に多くなると種りの不都合が
発生し、めっき後の製品の品質に重大な影響を及ぼずこ
とになる。
本発明の出願人は、これら金属イオンの除去のために前
記Znイオンの補給を兼ねて電気Znめっき液にZn板
、またはZnインゴットを浸漬し、槽の材料を単極電位
がZnより青な金属として電気化学的にZnの溶解を促
進するとともに、Zn上番こ不純物金属を置換析出させ
る方法を特りn昭63−111200号公報により開示
し、また、Zn粒を塩浴中に添加するにあたり、浴温と
pl+を特定し、Zn粒の比表面積を0.05〜0.5
0rrf/gとすることにより金属イオンの析出を促す
とともに、再溶解を防止する方法も特開平115230
0号公報でf案した。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、上記特開昭63−111200号公報で開示
した技術では、Znが板状またはインゴットのように塊
状であることから比表面積が小さく、従って、反応速度
が遅いためZnの溶解効率も、金属イオンの置換析出効
率も今一つ十分でなく満足なものとは言い得す、さらに
Znが塊状であるためにそのハンドリングに人手を要し
、自動化の妨げとなっていた。
また、上記特開平1−152300号公報で提案した技
術では、Zn粒の比表面積を0.05〜0.50ポ/g
と大きくしたためにZn粒としては理想的な粒度範囲と
言えるが、折角理想的な粒度範囲としたにも拘わらl”
Zn粒自体の表面に生成する水素ガスの皮膜のために、
金属イオンの置換析出が韻書されて析出の反応が遅くな
る問題があった。
本発明は上記従来技術の課題を解決し、電気Znめっき
液中に生成する金属イオンを速やかに除去するとともに
、Znイオンの補給が効果的に行える電気亜鉛めっき液
中の金属イオン除去方法および金属イオン除去用金属亜
夕))添加材を11供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、ZnまたはZn合金電気めっき液中のZnよ
りも貴な金属イオンを金属Znと置換析出させることに
よりめっき液中の金属イオンを除去する方法であって、
ZnまたはZn合金マトリックス中にZnよりも貴で水
素過電圧の高い金属成分が前記マトリックスと異なる分
散相として混在する金属Zn添加材を前記めっき液に添
加することにより、また、前記金属Zn添加材として、
蒸溜法により製造され、ZnまたはZn合金マトリック
ス中にZnよりも貴で水素過電圧が高い金属成分が前記
マトリックスと異なる分散相として0.01%〜50%
の重量割合で混在しているめっき液中の金属イオン除去
用金属亜鉛添加材を開発することにより上記課題を解決
した。
〈作用〉 本発明においては、Znより貴な金属が金WI%Znと
接すると両者の間で局部電池を形成し、Znのイオン化
が促進されると同時に前記Znより貴で水素過電圧が高
い金17K(以下単にM金属と略称する)に、溶液中の
Znより貴な金属イオンが容易に析出することに着目し
てなされたものであり、さらにこのM金属が金属Zn中
にどのような形態で共存すれば最も効果があるかを調査
した。
その結果、金属Znマトリックス中にM金属成分が金属
Znマトリンクスと異なる分散相として混在する形態に
おいて最も金属イオンの析出が効果的に行われることが
判明した。
第1図に金X1Zn添加材の作用を、第2図に金属Zn
添加材におけるM金属の混在形態を示す。また第3図に
本発明の実施例を示す。
第1図に示すように、ZnまたはZn合金のマトリック
ス1の表面に存在するM金属2は、めっき液中で金属Z
nとの間で局部電池を形成し、金属ZnはZnイオンZ
n”としてめっき液中に溶出する。一方めっき液中のZ
nよりも貴な金属イオン、例えばNi2゛はこのM金属
に捕捉される形で置換析出し析出金RNi3となる。
この過程におりる各種金属の平衡電位の例を示す。ここ
でEoは平衡電位で中位はボルトである。
Zn::Zn”→−2e−E’  = −0,76VC
d;:Cd”+ 2 e −E@ =−0,40VPb
::Pb”+ 2 e −E”  =−0,13VCu
l:Cu” + 2 e −E ”  = +0.34
 VSn;:Sn”+26−      E”  =−
0,14VNi:Ni”+2 e−E”  =  0.
23VFe;:Fe”+ 2 e−E’  =−0,4
4Vこのように、上側の金属はいずれもZnより平衡電
位E°が高いため、金属Znとの置換析出により除外す
ることができる。次に、 nZn+M”→nZn”+2M の反応を優先的に起してめっき液中のZnよりも貴な金
属イオンを効果的に陳去し得るには、これら金属の還元
反応を優先的に行わせること、言い換えれば、水素イオ
ンの還元反応を抑えることが重要である。このため、金
属Zn中にZnよりも貴で水素過電圧の高い金属を分散
させることが効果がある。すなわち、このようなM金属
は上記反応の過程でカソード点となるが、このカソード
点では、水素過電圧が高いため水素イオンの還元が抑え
られ、有害な金属イオンの還元を優先的に行わせること
ができる。ここでMはM金属と同し場合もあり、異なる
金属の場合もある。
この場合、金属Zn添加材はZnまたはZn合金のマト
リックス中にM金属成分が分散した形態で混在するもの
でなければならない、そして該M金属は少くともZnま
たはZnn合金マトリックスおいてその表面上に露出し
ている必要がある。これは前述のように、この金属Zn
添加材が電気Znめっき液中においてM金属により速や
かに局部電池を形成する必要があるためである。
第2図に本発明による金属Zn添加材のM金属成分の混
在形態を示す、第2図(a)は金属Zn添加材のZnま
たはZnn合金マトリックス1表面にM金属成分2が点
在しているもので、第2図(b)は同様に片状のM金属
成分2が付着している。さらに第2図(C)は片状のM
金属成分2がZnまたはZn合金マトリ7クス中に層状
に存在しているものである。
なお、本発明に使用する金属Zn添加材は、粒状、粉状
、片状いずれでもよく、またその粒度についても特に限
定するものではないが、溶融したZnを気化した後冷却
して精製する、いわゆる蒸溜法により製造したものが最
適である。この蒸溜法で製造したものは第2図(a)ま
たは第2図(b)の如き粒状となるが、これはZnまた
はZn合金とM金属との凝固温度の違いから、いずれか
早く凝固した固体粒子上に、他の遅く凝固する成分が捕
捉されることにより形成される。
すなわち、金[Zn添加材は、ZnまたはZn合金とM
金属とは完全な固溶体ではなく1個の粒塊中で別の相と
して分散し、前述の如<ZnまたはZn合金のマトリッ
クス表面にM金属成分が付着または埋め込まれた形態で
、しかも表面に露出している必要があるが、茶溜法で製
造したものが最もよくこの形態にすることができる。
さらに、ZnまたはZn合金のマトリックス中に混在す
るM金属の割合について述べると次の如くである。
実験によれば、めっき液中においてZnまたZn合金と
Mm属の割合が+ I”rM〜95%(重量割合、以下
同様)で金属イオンの析出が認められたが、使用に適し
た範囲は0.01%〜50%であり、より好ましくは0
.1%〜20%である。
M金属の割合が0.01%より少ないとZnの溶解促進
の効果が少なく、またM金属を添加して金属Zn添加材
を製造する際には0.1%以上であれば容易に製造可能
であるためM金属の割合の下限は0.01%、好ましく
は0.1%である。さらにまた、M金属の割合が50%
を越えるとZnの消耗が早くなるため上限は50%であ
るが、余り多いとM金属の表面積が広くなり過ぎて折角
析出した金属イオンの再溶解が始まることがあるので好
ましくは上限を20%にするのがよい、ただし、金属Z
n添加材の製造方法によっては、M金属がZnまたはZ
n合金中に固溶することもあるため、この点も考慮して
M金属の割合の上限を決めなければならない。
本発明を実施するにあたり、金属Zn添加物中に金属Z
nが残っている状態でこの添加物とめっき液との接触を
断つ必要がある。これは金l7JiZnが無くなれば析
出捕1足した金属イオンが再熔解を始めるためで、めっ
き液の注入を停止するか、または金属Zn添加材をめっ
き液中から取り出す等の処置を講する必要がある。
〈実施例〉 第3図に本発明の実施例を示す、この実施例は次の如き
条件で実験を行った。
めっき液処理条件 めっき液 : 硫酸浴 対象イオン=Nit&イオン 115■/l装置   
: バッチ式撹拌槽 実験方法は、めっき液中に金属Znn添加材50kgビ
イ投入して30分間撹拌した後置液分離し、その後液中
のNiイオン濃度を測定した。なおZnマトリックス中
にはM金属としてpbの粒子を混在さセた蕉溜法による
金属Zn添加材と、溶解ガスアトマイズ法による同様な
金属Z1添加材を、Pbの混入割合を変化させて造粒し
使用した。
第3図でも判るように、蒸溜法で製造した金属Zn添加
材はr’bの混入割合が0.01%〜50%でめっき液
中の金属イメンがよく除去され、特に0.1〜20%で
は急速に除去されていることが判る。また、溶解ガスア
トマイズ法で製造した金属Zn添加材でもその効果は認
められるが、この場合は金属イオンの除去時間が長くか
するためオンラインで長時間使用する場合に適している
〈発明の効果〉 本発明の電気亜鉛めっき液中の金属イオン除去方法なら
びに除去用金属亜鉛添加材によれば、撹拌槽等の簡単な
装置を使用し、短時間に高い除去率でめっき液中の金属
イオンを除去することが可能であり、また、亜鉛合金め
っきにおいてめっき液中のFe、 Ni等の濃度を短時
間に変更したい場合にも有効で、電気亜鉛めっき後の製
品品質を高度に維持することができ、操業上も便利であ
ることから大きな効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する金属亜鉛添加材における作用
の説明図、第2図は金属亜鉛添加材の構成形態の説明図
であり第3図は本発明の詳細な説明図である。 1・・・亜鉛または亜鉛合金のマトリックス、2・・・
亜鉛よりも貴で水素過電圧の高い金属成分、3・・・析
出金属。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ZnまたはZn合金電気めっき液中のZnよりも
    貴な金属イオンを金属Znと置換析出させることにより
    めっき液中の金属イオンを除去する方法であって、Zn
    またはZn合金マトリックス中にZnよりも貴で水素過
    電圧の高い金属成分が前記マトリックスと異なる分散相
    として混在する金属Zn添加材を前記めっき液に添加す
    ることを特徴とするめっき液中の金属イオン除去方法。
  2. (2)前記Znよりも貴で水素過電圧が高い金属成分が
    前記ZnまたはZn合金マトリックス中に混在する割合
    が0.01%〜50%(重量割合)であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のめっき液中の金属イオ
    ン除去方法。
  3. (3)ZnまたはZn合金電気めっき液中のZnよりも
    貴な金属イオンを金属Znと置換析出させてめっき液中
    の金属イオンを除去する際に添加する金属Zn添加材で
    あって、該金属Zn添加材は蒸溜法により製造され、Z
    nまたはZn合金マトリックス中にZnよりも貴で水素
    過電圧の高い金属成分が前記マトリックスと異なる分散
    相として0.01%〜50%の重量割合で混在している
    ことを特徴とするめっき液中の金属イオン除去用添加材
JP1925390A 1990-01-31 1990-01-31 めっき液中の金属イオン除去方法ならびに除去用金属亜鉛添加材 Pending JPH03226598A (ja)

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