JPH03226508A - ベリリウム球状粒子の製造方法 - Google Patents

ベリリウム球状粒子の製造方法

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JPH03226508A
JPH03226508A JP2021187A JP2118790A JPH03226508A JP H03226508 A JPH03226508 A JP H03226508A JP 2021187 A JP2021187 A JP 2021187A JP 2118790 A JP2118790 A JP 2118790A JP H03226508 A JPH03226508 A JP H03226508A
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beryllium
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐酸フィルターの焼結原料等として用いられる
直径が0.2〜2.0閣のベリリウム球状粒子の製造方
法に関するものである。
(従来の技術) 不活性ガスが充填された密閉容器内でアークを飛ばしつ
つ消耗電極を高速度で回転させて遠心力により溶滴を飛
散させ、容器の壁に到達するまでに凝固させて球状粒子
を得る方法は、例えば米国特許第3099041号明細
書等により従来から知られている。ところがこの方法を
ベリリウムのような比重が1.84と小さく、比熱が0
.425Cal/gr/ ’Cと大きく、溶解潜熱が2
60Cal/grと大きく、融点が1285℃と低い金
属に適用して目的とする粒径の粒子を得ることは困難と
されており、特に直径が0.2〜2.0 mのベリリウ
ム球状粒子を高収率で製造すること′はほとんど不可能
であった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解消して、直径
が0.2〜2.0 amのへリリウムの球状粒子を、目
的とする平均直径の±25%以内の範囲に80%以上が
入るような高い収率で製造することができるベリリウム
球状粒子の製造方法を提供するために完成されたもので
ある。
(課題を解決するだめの手段) 上記の課題を解決するためになされた本発明は、不活性
ガスが充填された密閉容器内にアーク溶解電極又はプラ
ズマ溶解電極と、回転する消耗電極とを設け、両電極間
にアークを飛ばして消耗電極を溶解させつつ遠心力によ
り溶滴を飛散させて球状粒子を得る方法であって、消耗
電極をベリリうム製とし、消耗電極の外周部の周速度を
100〜2000m/分とし、ガス圧を0.1〜5 k
g / cjとすることにより、直径が0.2〜2.0
閣のへリリウム球状粒子を得ることを特徴とするもので
ある。
また不活性ガスとしてヘリウムガスを使用し、ガス圧を
0.8〜1.5kg/cJとし、消耗電極の外周部の周
速度x m 7分および目的とするベリリウム球状粒子
の直径ymmとの関係を、 y1=140/x+0.1・・・■ V z = 230/x + 0.2  ・・・■の2
式の間の領域に設定することが好ましい。
以下に本発明を第1図を参照しつつ更に詳細に説明する
図中、(1)は密閉容器であり、(2)はへリリウムか
らなる消耗電極、(3)は水冷タングステンのアーク溶
解電極又はプラズマ溶解電極である。密閉容器(1)内
の空気は吸引口(4)より吸引され、その後ガス導入口
(5)から不活性ガスを充填する。(6)は消耗電極(
2)を回転させるための回転装置であり、消耗電極(2
)を回転させた後に消耗電極(2)とアーク溶解電極又
はプラズマ溶解電極(3)との間にアークを飛ばしてヘ
リウムガス下 解したベリリウムが一定の大きさになると遠心力によっ
て不活性ガス中に飛散し、密閉容器(1)の壁面に達す
るまでムこ凝固して球状へリリウム粒子となる。この際
、ベリリウムの特性上から不活性ガス雰囲気が必要であ
り、アルゴンガス又はヘリウムガス又はそれらの混合ガ
スが望ましく、特に抜熱能の大きいヘリウムガスが最適
である。
溶解電極(3)としてはタングステンアーク電極又はプ
ラズマ溶解電極を用いるが、タングステンアーク電極は
タングステンが若干溶融物に捕捉される可能性があるが
コストが安く、プラズマ溶解電極は不純物が増加する心
配はないがコストが高いという長所と短所を持っている
容器内のガス圧は溶滴飛散時の冷却能と消耗電極(2)
の溶解時の溶解アークの安定性より範囲が限定され、0
.1 kg / cd未満では良好な球状粒子が得られ
ず、5 kg/crAを越えるとアークが飛ばない。
このためガス圧はO11〜5kg/cdとされるが、球
形を良好に保つためには0.8 kg/c−4以上が望
ましく、アークの安定性を考慮すると1.5 kg/c
−d以下が望ましい。
得られる球状粒子の大きさは溶解したベリリウムが遠心
力により消耗電極(2)の外周部から空中に飛散′−凝
固する際に決定されるため、消耗電極(2)の周速度が
粒径決定のポイントである。周速度が100m/分以下
の場合には遠心力が不足してうまく溶滴が飛散せず、ま
た2000m/分よりも周速度を上げても得られる球状
粒子の直径はほとんど変わらないため、装置の経済性か
らこれ以上周速度を上げる必要はない。このように周速
度を100〜2000m/分とした場合には、周速度を
xm/分、球状粒子の直径をymmとすると、 y =(186/ x ) +0.134の関係が成立
し、これにより球状粒子の直径のコントロールができる
。このようにすれば平均直径yの+25%の範囲内に8
0%以上の歩留でベリリウム球状粒子を得ることができ
る。この直径±25%の範囲を)’I   Vtで示す
と、 )’I  =140/x  +0.1  ・・・■)’
 z = 230/x + 0.2  ・・・■の2式
の間の領域となる。
即ち、周速度をXと設定した場合平均直径はy。
とyアの範囲に80%以上の歩留でベリリウム球状粒子
を得ることができる。
次に本発明の実施例を示す。
(実施例) 第1図の装置を用い、第1表に示されるガスの種類、ガ
ス圧、周速度等に従ってベリリウム球状粒子の製造を行
った。消耗電極の直径は20閣、密閉容器の内径は90
0 etaとした。
その結果は第1表の右側に記したとおりであり、ヘリウ
ムガスを0.01kg/ciiのガス圧で充填した場合
にはガスの冷却能力が不足するために溶滴が凝固を完了
する前に容器壁面に衝突して偏平粒子が多くなり、また
容器壁面に付着したままのベリリウムが多くなって不適
当である。これに対してアルゴンガスを0.1kg/c
−のガス圧で充填した場合にはヘリウムガスを0.01
kg/c−のガス圧とした場合よりも良好であるが、や
はり偏平粒子が多く粒度分布もやや不揃いである。
またアルゴン、ヘリウムのいずれの場合にもガス圧を4
 kg/c−dまで上げると溶解時のアークが不安定と
なって均一な溶解ができなくなるため、粒度のばらつき
が次第に大きくなる。
ガス圧を1.2 kg/cjとしたヘリウムガスを用い
て消耗電極の周速度を100〜2000m/分の範囲で
変化させたところ、周速度をXと球状粒子の直径yとの
間に第2図のグラフに示されるとおりの双曲線状の関係
が得られた。また周速度Xの逆数17Xを横軸に取ると
第3図のグラフとなり、回帰式%式% となり、この式への相関係数γは0.998となって高
度に相関があるということができる。従って周速度を1
00〜2000m/分の範囲内でコントロールすること
により、第1表に示されるように平均粒度の±25%以
内に全体の80%以上の粒子が含まれる状態でベリリウ
ム球状粒子を製造することができる。
第1表 製造条件及びその結果 (発明の効果) 以上に説明したとおり、本発明の方法によれば従来は極
めて困難とされていた直径が0.2〜2.0閣の範囲内
のベリリウム球状粒子を高い収率で製造することが可能
となり、任意の空隙率を有する焼結耐酸フィルターの製
造原粒を安定して供給することが可能となった。
よって本発明は従来の問題点を一掃したベリリウム球状
粒子の製造方法として、産業の発展に寄与するところは
極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられる製造装置の断面図、第2図
は実施例により得られた球状粒子の直径と周速度との関
係を示すグラフ、第3図は横軸に周速度の逆数を取って
示した同様のグラフである。 (1);密閉容器、(2);消耗電極、(3);溶解電
極。 第 2 図 χ 同社(〜)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不活性ガスが充填された密閉容器(1)内にアーク
    溶解電極又はプラズマ溶解電極(3)と、回転する消耗
    電極(2)とを設け、両電極間にアークを飛ばして消耗
    電極(2)を溶解させつつ遠心力により溶滴を飛散させ
    て球状粒子を得る方法であって、消耗電極(2)をベリ
    リウム製とし、消耗電極(2)の外周部の周速度を10
    0〜2000m/分とし、ガス圧を0.1〜5kg/c
    m^2とすることにより、直径が0.2〜2.0mmの
    ベリリウム球状粒子を得ることを特徴とするベリリウム
    球状粒子の製造方法。 2、不活性ガスとしてヘリウムガスを使用し、ガス圧を
    0.8〜1.5kg/cm^2とし、消耗電極(2)の
    外周部の周速度xm/分および目的とするベリリウム球
    状粒子の直径ymmとの関係を、 y_1=140/x+0.1・・・[1] y_2=230/x+0.2・・・[2] の2式の間の領域に設定することにより80%以上の収
    率で製造を行う請求項1記載のベリリウム球状粒子の製
    造方法。
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