JPH03226481A - 黒色油残留物の回収のための方法 - Google Patents

黒色油残留物の回収のための方法

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JPH03226481A
JPH03226481A JP2019374A JP1937490A JPH03226481A JP H03226481 A JPH03226481 A JP H03226481A JP 2019374 A JP2019374 A JP 2019374A JP 1937490 A JP1937490 A JP 1937490A JP H03226481 A JPH03226481 A JP H03226481A
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JP
Japan
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black oil
oil residue
storage tank
residue
water
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Application number
JP2019374A
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English (en)
Inventor
Ian Ripley
イアン・リプリー
Anthony H Needham
アントニー・エイチ・ニーダム
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Great Eastern Bermuda Ltd
Original Assignee
Great Eastern Bermuda Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B9/00Cleaning hollow articles by methods or apparatus specially adapted thereto 
    • B08B9/08Cleaning containers, e.g. tanks
    • B08B9/093Cleaning containers, e.g. tanks by the force of jets or sprays
    • B08B9/0933Removing sludge or the like from tank bottoms
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/0318Processes
    • Y10T137/0391Affecting flow by the addition of material or energy

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、原油/重質燃料油その他を収納する貯蔵タン
ク中に代表的に蓄積するスラッジ、こぼれ油、ピッチ、
ワックス、かすその他の如き黒色の油残留物を経済的且
つ効率的に回収し、それだけで燃料として使用し得る或
は他の油と混合して燃料或は原料油として使用し得る有
益な油を提供する回収方法に関する。
〔従来技術の説明J 原油及び精製石油製品の取扱いに於ては貯蔵される原油
或は精製石油の種類に依存して貯蔵場所に小割合の残留
物が蓄積する。そうした残留物は貯蔵時間の経過と共に
、基となる原油或は精製石油から分離するものである。
こうした状況を複雑なものとしているのは、水及び石英
質の物質が何らかの態様で貯蔵場所に導入されそして残
留物と共に蓄積する事実である。この残留物は燃料価を
有する。しかしながら、貯蔵場所内でのそれら残留物へ
のアクセス(アクセスとはある区域又は装胃、設備等の
内部に作業員又はその身体の一部或は工具等を出し入れ
すること、又はそれが可能であることを言う)は、該貯
蔵場所に通常の貯蔵物が貯蔵されていない限り困難であ
る。更にはそうした貯蔵物がない場合でさえも残留物の
回収には問題がある。従来は貯蔵場所から通常の貯蔵物
を除去した後、該貯蔵場所に送り込まれた作業人員が残
留物を掻きだしていた。作業人員が貯蔵場所に入る前或
は後に、水の分離層を除去するために真空吸引が使用さ
れている。この問題の解決があまりに労働集約的且つ危
険でありまたその実施は不定期であることから貯蔵物貯
蔵場所の洗浄はあまり為されず、結局、多くの貯蔵物貯
蔵場所にはそうした残留物及び水が大量に蓄積される。
これが石油精製会社に深刻な経済上及び環境保全上の負
担を伴う大きな問題をもたらしていた。
こうした残留物を効率的且つ経済的に回収することが出
来ず、従ってそれらを燃料として有益なものと為し得な
いことによって、原油及び或は重質燃料油その他残留物
の商業的価値は低い、それら残留物は通常粘度が高(、
また中でも不溶性の炭質粒状物、砂、その他無機粒状物
及び或は水を含む。結局そうした残留物はビット或は池
に投棄されそれが長年に渡る大きな環境問題となり、ま
た土地利用上の大きな問題をも生じている。
この問題の複雑さは、更に徹底した議論を必要とする。
原油、重質燃料油その他は代表的に、約2.5X10″
から15X 10’ガロン以上の容量の貯蔵タンクに貯
蔵される。それら貯蔵物は一度に数週間貯蔵タンクに収
納されたままとされ、その結果不溶性の残留物が貯蔵タ
ンク内の油中に析出し貯蔵タンクの底に沈降し、貯蔵タ
ンク底部に水が存在すると(水は油より比重が大きく、
貯蔵タンクの底に沈降する)水の層と同化し得る。時間
の経過と共に貯蔵タンク内のこれら残留物(及びスラッ
ジ)の占領容量はかなりのものとなる。この容量は、貯
蔵タンクに引き続き油が充填される毎に増え続けその結
果貯蔵タンクにおける所望の原油及び重質燃料油のため
の貯蔵容量を減少させる。
最終的には、貯蔵タンクの貯蔵容量を回復して最大限と
するために或は点検或は補修その他目的上貯蔵タンク内
を空にするために、これら残留物(スラッジ)を貯蔵タ
ンクから除去する必要がある。先に述べたように、この
残留物の除去という問題は、マンウェイ或は上部開口(
例えばトップカバー)を通って作業人員が貯蔵タンクに
入り込み貯蔵タンクからスラッジを掻き出すことによっ
て対処されていた。こうした原始的な技法は労働集約的
であるばかりでなく時間浪費的であり、貯蔵タンクの停
止時間を過度のものとし、また重大な健康上及び環境上
の問題を創出する。その他のスラッジ除去技術としては
、例えば負圧を利用する真空吸引、軽質ガス油/留出物
の如き溶媒を使用しての稀釈その他が開発されている。
これら技術は貯蔵タンクからの残留物の手による回収に
較べれば改善されたと言えるが、費用がかかり尚且つ健
康上、安全上そして環境保全上の問題を免れない。これ
らは除去された残留物の経済的及び効率的な態様での回
収及び取扱いをほとんど教示しない、加えて、溶剤はそ
れが商業的価値を有するものであることからその使用は
相当のコスト増をもたらす。
掻き出され或はその他の方法で貯蔵タンクから取出され
た残留物はバッチ作業でタンク貯蔵領域から地面に掘削
した大きな穴へと運ばれ、そこに堆積されてそうした残
留物の穴或は池となる。これら残留物は最終的にはピッ
チに変質する。時間の経過と共にこれら穴或は池は、精
製業者及びその操業区域にとっての実質的な頭痛の種と
なる。
過去10年間にわたり石油の価値が増大したことと、残
留物の蓄積は避けて通れない、そしてまたどうしても係
らざるを得ない問題であるとの認識とが相俟って、残留
物のエネルギー価により関心が向けられるようになった
。何故なら残留物の燃料或は原料としての利用こそが唯
一環境を浄化し得るからである。これら残留物のエネル
ギー価が魅力となり得る鍵は2つの要因、即ち、1、貯
蔵タンクからの残留物の回収が低コストであること。
2、残留物を低コストで精製し、燃料或は石油精製所の
原料として混合調整が可能であること。
である。
従って、安全且つ環境保全上健全な態様で貯蔵タンクか
ら原油及び或は重質燃料油残留物そり他を除去するため
の経済的且つ効率的手段を提供し、更には除去されたそ
うした残留物の経済的利用を可能とする回収方法に対す
る需要が存在する。残留物の燃料として或は石油精製屑
材料としての混合調整を可能とする、それら残留物の低
コストでの精製方法に対する需要もまた存在する。
〔発明の概要〕
本発明によれば、健康障害或は作業人員が入るという問
題を生じることのない除去、従って連続性の有る除去を
可能とする、タンクの如き貯蔵領域からの低コストでの
残留物の回収及び精製が提供される。それにより、燃料
及び或は原材料価の回収を目的とする残留物の精製並び
に、そうした連続的回収を可能として商業的価値の高い
製品を提供する、その下流側での精製のための連続的な
方法の実施が助成される。
本発明は先に言及された全ての不利益を実質的に回避す
る、貯蔵タンクからの原油或は重質燃料油残留物その他
類似のそうした残留物の如き黒色油残留物の経済的且つ
効率的回収及び精製のための方法に関するものである0
本発明の方法によれば残留物は、適宜の燃料或は精製原
料を提供するために予備決定された濃度の原油或は精製
油と混合し得る油を提供する処理に適したものとなる。
詳しくは、本発明は貯蔵タンクからの黒色油残留物流動
化及び除去のための方法に関し、該方法は、 タンク内部に位置付けた加熱手段によって黒色油残留物
の少なくとも一部分を、それが流動化される程度にまで
加熱する段階と、 流動化された黒色油残留物を、その一部に位置付けた集
中負圧によってタンクから除去する段階と、 除去された黒色油残留物を約50℃から約200℃の間
の範囲の温度に加熱する段階と、 加熱された黒色油残留物をろ過手段に送り、粗い粒状物
質をそこから除去する段階と、濾過された黒色油残留物
を分離処理し、それによって実質的に全ての固形沈殿物
及び該2戸通された黒色油残留物中に含まれる加熱媒体
を除去し、それ以降の精製或は混合のために適した油を
生成する段階と を包含する。
黒色油残留物はタンク内で、該黒色油残留物との直接的
な流体接触によって或は黒色油残留物と接触する導管を
使用しての間接的加熱によって加熱される。黒色油残留
物の直接的加熱は、該黒色油残留物をそれがタンクにあ
る内に高温水の如き加熱流媒体と接触させることによっ
て為される。
間接的加熱は、例えば蒸気、水、油或は電気的エネルギ
ーを黒色油残留物内部の熱導管を通して循環させること
によって為され得る。
黒色油残留物の流動化は代表的に、その動粘性率が熱に
よって約20乃至100センチストロークの範囲に持ち
来たされた場合に達成される0代表的ケースに於ては、
貯蔵タンク内の黒色油残留物に加えられる熱集中は所望
すべきは、除去領域における黒色油残留物を約30℃か
ら100℃の範囲の温度に上昇させるに十分なものであ
る。例えば、黒色油残留物の直接加熱には、約95℃よ
りも低いがしかし約50℃より高い温度の水を使用し得
る。
本発明に於ては加熱手段が、直接的であれ間接的であれ
、貯蔵タンクの少な(とも1つのマンウェイを介して貯
蔵タンクに導入される。本発明ではまた、その入口端を
貯蔵タンク内の流動化された黒色油残留物位置に位置付
けた水中ポンプによる、貯蔵タンク内部での集中負圧の
使用もまた意図される。好ましい水中ポンプはアルキメ
デススクリュー設計形状を用いるものである。
本発明の1具体例に於ては、流動化された黒色油残留物
の層が貯蔵タンク内部の水の層を覆って形成され、黒色
油残留物の層及び水の層によって形成された界面に集中
負圧が位置付けられる。
本発明では貯蔵タンクの少なくとも1つのマンウェイを
通してポンプを貯蔵タンク内に導入するための特別の装
置が意図される。
本発明の好ましい様相に於ては、黒色油残留物の流動化
及び貯蔵タンクからの除去には以下の段階、即ち、 加熱媒体を、流動化された黒色油残留物との局所的な乱
流を伴う混合領域と、好ましくは該局所的乱流を伴う混
合領域上方に隣合って位置付けられた、乱流のない黒色
油残留物混合領域とを創出させる速度及び温度に於て導
入する段階と、前記乱流のない黒色油残留物混合を生じ
た場所に位置付けた集中負圧によって、該乱流のない黒
色油残留物混合を生じた領域から黒色油残留物を除去す
る段階と、 加熱された黒色油残留物を?濾過手段に送り、そこから
粗い粒状物を除去する段階と、 ?濾過され加熱された黒色油残留物を分離処理しそこで
、濾過済の油残留物中の実質的に全ての固形沈殿物及び
加熱媒体を除去しそれにより、それ以降の精製或は混合
のために適した油を生成する段階と が含まれる。
本方法の該具体例に於ては加熱媒体は毎秒約2mから約
15mの範囲の速度で導入されるのが好ましい。本方法
は、もし加熱媒体を約30℃から約100℃の範囲の温
度で導入した場合には更に最適化される。本具体例の代
表的実施に於ては、乱流のない黒色油残留物混合を生じ
る領域に水中ポンプが位置付けられる一方、1つ以上の
別個のパイプを介して該乱流領域に加熱媒体を導入する
ことにより、黒色油残留物の独立的な局所的乱流混合が
創出される。結局、容積作動し得る水中ポンプが2つの
領域間の界面に負圧を創出しそれにより、前記乱流のな
い黒色油残留物混合を生じる領域の加熱された黒色油残
留物をして貯蔵タンクからの除去のために水中ポンプに
流入せしめる。
本発明の方法は、貯蔵タンクからの黒色油残留物の流動
化及び除去に関し以下の段階、即ち、貯蔵タンクの少な
くとも1つのマンウェイを通して1つ以上の導管を、該
導管の少なくとも先端が黒色油残留物と接触するように
挿入する段階と、 約95℃より低い温度の水を導管を介して毎秒約2乃至
15mの速度で導入し、流動化された黒色油残留物の局
所的な乱流混合を所持させる段階と、貯蔵タンクから水
を抜き、該水を95℃より低い温度に再加熱し、次いで
加熱した水を少なくとも1つの導管を通して貯蔵タンク
に再導入する段階と、 貯蔵タンク内の水の層の上部に、黒色性残留物/水界面
を形成する流動化された黒色油残留物の層が形成され、
好ましくは前記水の層における水の体積が貯蔵タンク中
に収納される黒色油残留物の体積と実質的に等しくなる
まで、貯蔵タンクからの水抜き及び再導入を継続する段
階と、好ましくは流動化された黒色油残留物を搬送する
ためにアルキメデス式スクリューを使用し、その放出導
管が貯蔵タンクのマンウェイに装着されそしてその入口
端が黒色性残留物/水界面の僅かに上方に位置付けられ
た水中ポンプを導入する段階と、 水中ポンプの放出導管を通して貯蔵タンクから流動化さ
れた黒色油残留物を除去する段階と、加熱された黒色油
残留物から粗い粒状物を除去するために該加熱された黒
色油残留物をろ過手段に送る段階と、 濾過され加熱された黒色油残留物を分離処理し、それに
よって実質的に全ての固形沈殿物及び該濾過された黒色
油残留物中に含まれる加熱媒体を除去し、それ以降の精
製或は混合のために適した油を生成する段階と を含んでいる。
本発明は、除去した黒色油残留物の取扱いに関し以下の
段階、即ち、 除去された流動化された黒色油残留物を約75℃乃至1
75℃の間の範囲の温度に加熱する段階と、加熱された
黒色油残留物をろ過手段に送り、粗い粒状物をそこから
除去する段階と、 濾過され加熱された黒色油残留物を分離処理し、それに
よって実質的に全ての固形沈殿物及び該濾過された黒色
油残留物中に含まれる加熱媒体を除去し、それ以降の精
製或は混合のために適した油を生成する段階と を含む。
本発明のこの生成段階の好ましい様相には、中でも、 黒色油残留物の温度が本方法を通して約75℃乃至17
5℃の間の範囲の1度に維持されること、分離処理が、 (i)デカンタ遠心分離 (ii)高速垂直円盤積み重ね遠心分離(iii)高速
垂直円盤積み重ね遠心分離と組合せてのデカンタ遠心分
離 の1つ以上を含んでいること が含まれる。
【発明の目的) 従って本発明の目的は、安全且つ環境保全上健全な態様
で貯蔵タンクから原油及び或は重質燃料油残留物その他
を除去するための経済的且つ効率的手段を提供し、更に
は除去されたそうした黒色油残留物の経済的利用を可能
とする回収方法を提供することにある。
また本発明の他の目的は、黒色油残留物を燃料として或
は石油精製新材料として混合調整を可能とするそれら黒
色油残留物の低コストでの精製方法を提供することにあ
る。
〔実施例の説明〕
本発明は、貯蔵タンクから黒色油残留物を熱的に流動化
しこれを除去するための方法を特に指向するものである
詳しくは、本発明は黒色油残留物の熱による流動化の第
1段階を含む。熱による流動化は黒色油残留物質の直接
及び或は間接加熱によって為される。加熱の様式を問わ
ず、即ち直接であれ間接であれ、加熱手段が一般にその
マンウェイを通して貯蔵タンク内部に導入される。間接
加熱の場合、蒸気、高温水或は高温油その他がその内部
を循環する導管その他が設けられる。直接加熱の場合、
加熱媒体が黒色油残留物と密接状態とされる。加熱手段
を使用しての黒色油残留物のこうした加熱によってその
粘度は低下されそれが、水中ポンプの如き黒色油残留物
除去手段をして、流動化された黒色油残留物質の最適ボ
ンピング及び回収率での効率的な除去を可能ならしめる
回収するべき黒色油残留物の粘度が比較的大きく且つそ
こに含まれる固形物/スラッジが恐らく多いことに鑑み
、本発明の好ましい具体例では、黒色油残留物除去手段
を貯蔵タン−り内に直接導入しそれによって吸込み長さ
をゼロとして取扱い速度を著しく向上させることがより
望ましい。
貯蔵タンク内で流動化された黒色油残留物は次いで連続
的に除去され、そして連行された加熱媒体及びもしあれ
ば粒状物の除去のための分離帯域に送られる。分離帯域
は濾過器、デカンタ遠心分離機、遠心分離機その他を含
み得る。所望であれば、特に加熱媒体が水である場合、
回収した炭化水素の流動点を低め且つそうした炭化水素
を安定させ、回収され処理された炭化水素を混合し得る
新しい原油との相溶性を改善するために、分離帯域に化
学添加物を使用して前記加熱媒体の除去を゛助成させ得
る。
詳しくは、本発明は貯蔵タンクからの黒色油残留物の除
去を意図したものであり、該黒色油残留物の少な(とも
一部分を、該部分が流動化されるまで導入される加熱手
段によって加熱することが含まれる。流動化された黒色
油残留物は次いで、貯蔵タンク内で該流動化された黒色
油残留物の位置に位置付けられた集中負圧手段によって
貯蔵タンクから除去される。好ましい具体例に於ては加
熱手段は液状媒体、有益には水であり、この水は集積さ
れ流動化された黒色油残留物及び液状の加熱媒体からな
る混合物を創出するために有効な速度及び温度で貯蔵タ
ンク内に導入され得る。本発明の更に別の具体例では、
流動化された黒色油残留物は、水中使用し得るアルキメ
デススクリュー式ポンプの如き容積型ポンプにして、そ
こに取付けた浮き具の補助の下に貯蔵タンクに正確に位
置決めし得る容積型ポンプによって除去される。
本発明の更に別の具体例に於ては除去された黒色油残留
物は、そこから有用な油を回収するべく処理される。こ
の回収方法には、黒色油残留物の温度を引き続く濾過及
び分離処理のために約50℃乃至約200℃の間で調節
することが含まれる。加熱された黒色油残留物は次いで
そこから粗い粒状物を除去するための?濾過手段へと送
られ、そして分離手段に通されそこで黒色油残留物から
実質的に全ての水及び固形沈殿物が除去される。それに
より燃料に適した或はその地積製或は混合のために適し
た油が提供される。黒色油残留物の特定の調節温度は、
該黒色油残留物の温度が上昇されるに従う粘度作用だけ
でなく、引き続(濾過及び分離処理中に求められる所望
の粘度に依存する。好ましい具体例に於ては清適及び分
離処理のための黒色油残留物の温度は約50℃乃至約1
75℃の範囲であり得る。濾過及び分離処理のために所
望される作業温度の確認のためには、黒色油残留物の任
意の資料を使用しての何度かの試行錯誤が必要である。
勿論、そうした作業温度は使用される分離装置のために
好都合であることが見出された粘度に依存する。研究室
での実施に際しては様々な温度が選択され、選択される
温度は所望の分離処理のために割り当てられた時間に大
きく依存する。
この全プロセスが、連行された炭化水素黒色油残留物の
貯蔵タンクからの効率的且つ経済的手段を提供しそれに
より、石油精製業者に取っての追加的収入源をもたらす
。これは、従来そうした石油精製業者はこれら黒色油残
留物を”廃棄”物として除去し且つ安全に投棄するため
に莫大な出費を強いられていたのとは対称的である。
本方法によって、貯蔵タンクがその黒色油残留物除去の
ために受ける停止時間が、従来必要とされた何分の−か
に低減される。更には、貯蔵タンクからの黒色油残留物
を熱的に原動化しそして除去するための閉ループシステ
ムの使用が、生態系及び関与する人々の双方に取っての
環境的に安全な方法を呈示する。
水洗はまた、貯蔵タンクの収納物高さがマンウェイより
も高い場合でさえも、黒色油残留物除去手段を導入する
ためのマンウェイの1つを通して貯蔵タンクに容易にア
クセスするための新規な技術をも含んでいる。
本発明の全方法の第1の様相は、貯蔵タンク内に収納さ
れる黒色油残留物の熱による流動化である。先に簡単に
説明した如く、黒色油残留物は多様な化学組成、形態そ
して性質を有するのに加え取扱い易いものから本来取扱
いにくいものに渡る幅広い粘度をも有する。
これは種々の黒色油残留 物資料の粘度に関する以下の表に於て示される。
罰 ト ト ト 黒色油残留物はワックス含有量が典型的に大きいことか
ら、該黒色油残留物の流動点は比較的高く、通常的40
℃よりも高い0周囲状況に於ては粘度は弾性率を有する
ことから標1! BrookfLeld Viscom
eterによっては計測出来ない、しかしながら加熱し
た場合はワックス成分の剛性効果は、物質がニュートン
流体としての挙動を示し始める程度にまで軟化される。
従って、貯蔵タンク内の黒色油残留物を流動化させ該黒
色油残留物の除去を容易化するためには熱的エネルギー
を加えてその粘度を低める必要がある0種々の海洋燃料
の黒色油残留物の資料を特筆しての代表的スラッジ成分
に対する熱の影響が第12図に示される。ここでは温度
の関数としての動粘性の関係が示され、またその国際燃
料(IF)番号によって黒色油残留物のいくつかが示さ
れる。
熱的エネルギーは、黒色油残留物との接触状態に於て貯
蔵タンク内部に直接導入された加熱手段によって該黒色
油残留物に伝達される。加熱手段は黒色油残留物を直接
或は間接に加熱し得る。間接加熱は一般に、蒸気、高温
水、高温油、電気的エネルギーその他の如き、全て当業
者には周知である加熱源によって加熱される、黒色油残
留物内部に位置決めしたチューブ或は配管ループであり
得る加熱コイルの使用を含む。
好ましくは黒色油残留物の熱による流動化は、加熱媒体
が黒色油残留物との密着状態に直接持ち来たされる直接
加熱を使用して達成される。そうした直接加熱は、間接
加熱の場合におけるように加熱コイル自身への熱損失が
ない限りに於て、良好な熱伝達を有益に提供する。しか
しながら最も重要なことには、直接加熱は望ましいこと
に、貯蔵タンクに導入された加熱媒体が黒色油残留物に
衝突するに際して加熱媒体及び流動化された黒色油残留
物を乱混合させることによって引き起こされる混合効果
をも提供する。そうした乱混合の創出は熱伝達を著しく
助成し、従って黒色油残留物の熱的流動は最高のものと
なる。
加熱媒体は蒸気、黒色油残留物との相溶性を有する高温
油その他を含み得るが、最も好ましくは高温水である。
高温水の使用は、高温油或はその他類似の加熱媒体とは
対照的に、その不混和性により、流動化された黒色油残
留物から容易に分離し且つ水の層の上部に浮遊する前記
黒色油残留物の層を容易に形成する利益を提供する。こ
れが、次いでの黒色油残留物除去段階における、最小限
の水のみが該黒色油残留物に連行される状態での除去を
可能とし該除去段階を補助する。
加熱手段が黒色油残留物の間接或は直接加熱を含むと含
まないとに拘らず、黒色油残留物に加えられる熱量は、
その少なくとも限定部分が軟化されそれによってその粘
度が、該黒色油残留物を流動状態とし浮遊性のものとし
それにより従来からの除去手段によって貯蔵タンクから
のその除去が可能となる程のものである。一般に約20
乃至100センチストロークの範囲の、更に好ましくは
約20乃至80センチストロークの範囲の動粘性を有し
、温度範囲は約30℃乃至100℃、好ましくは約50
℃乃至95℃の浮遊性の、流動化された黒色油残留物を
提供するのが望ましい。
しばしば、加熱手段を導入するだけでなく流動化された
黒色油残留物の引き続いての除去のための除去手段を導
入するに十分大きい、ただ1つのタンク通路が貯蔵タン
クのマンウェイの1つを通して位置付けられる。これら
貯蔵タンクのマンウェイは一般に、手作業による送り込
みを受入れるための設計形状を有し、従って加熱手段の
みならず黒色油残留物除去手段の導入を容易に受入れ得
る寸法形状を有している。そうしたマンウェイは第1図
に概略量され、ここではマンウェイ5は貯蔵タンク10
の側面に取付けられている。
第2図を参照するに、第1図のマンウェイの部分拡大図
が示され、その側面図である第3図ではマンウェイ5は
代表的に、貯蔵タンク10の側壁25に固定されたハウ
ジング20の入口ネックを含んでいる。マンウェイフラ
ンジ30はハウジング20の一体部分であり且つそこに
マンウェイのためのカバープレー)15を固定するため
の手段である。カバープレート15は一般に、“ブライ
ンドフランジ”、即ち貯蔵タンク内部と連通ずる開口を
持たない連続プレートである。
マンウェイのカバープレート15は、加熱手段及び或は
除去手段導入のための手段と共に設けられるアダプター
と置き換えられる。第4図を参照して詳細に説明するに
、アダプター35はアダプターフランジ40を具備し、
該アダプターフランジ40は本来マンウェイフランジ3
oと同一であり且つ好ましくは合致する。これが、アダ
プターがマンウェイフランジとの良好且つ効果的なシー
ルを提供することを保証する。アダプターフランジがマ
ンウェイフランジの延長線上にあり且つそれと合致する
ことは好ましいが、必ずしもそうでなくとも良い。
アダプター35はハウジング20及び前面50を更に含
んでいる。ハウジング20は、本発明に従えば間接加熱
手段55及び除去手段60を具備している。これらは第
4図では本発明の好ましい具体例を表す水中ポンプとし
て示される。ハウジング20内部に加熱手段及び除去手
段を設けたことにより、アダプターの後面65を貫(開
放され、貯蔵タンク内部と自由連通状態にあり従ってそ
こへのアクセスを可能とする通路によって、黒色油残留
物と直接接触状態でそれらの要素を貯蔵タンク内に実質
的に直接導入することは容易である。
アダプター35の前面50には、貯蔵タンク内外間の連
通を可能とする開口手段が設けられる。
これら開口は当業者には周知の弁、シールその他従来通
りの開口手段から成立ち得る。第4図ではシール70及
び75が、加熱手段55の導管のアダプターからの出入
りを可能としそれによって、例えばシール70を通して
の熱源の導入を可能とし、また先に議論されたようにも
し間接的熱源が蒸気、高温水、高温油その他適切な加熱
材料から成立つ場合は、シール75を通して冷却された
熱源の抜き取りを可能としている。こうした熱源はポン
プ(図示せず)によって加熱手段55の導管を通して連
続的に循環する。前記ポンプは冷却された熱源を、シー
ル70を通して貯蔵タンクに再導入するために再加熱さ
れ得るよう、シール75から外部熱交換器(図示せず)
へと送達する外部熱交換器には、間接的な加熱手段55
の熱源を再加熱するための従来通りの任意の熱供給体が
供給され得る。
一般に熱源は約30℃乃至ioo℃、好ましくは約50
℃乃至95℃の温度に加熱される。加熱手段55のため
の熱源が電気的エネルギーである場合はポンプ或は外部
熱交換器が必要であり、従って適切な温度を保証するた
めの適切水準の電流が連続的に供給される。
加熱手段55の導管は、アダプターの後面65の方向に
移動し得それにより黒色油残留物と接触させるよう、シ
ールに摺動自在に取付けられる。
加熱手段は手その他適当な手段、例えば油圧によって移
動させ得る。
除去手段60もまた同様にシール85に摺動自在に取付
けられる。該除去手段60は、そこに結合された放出導
管80を移動させシール85を通過させることによって
、少なくともアダプター後面65の方向に移動させるこ
とが可能であり、ここれにより流動化された黒色油残留
物が抜き出される。
第4図は1つのアダプターに配置される加熱手段及び除
去手段の両方が例示されるが、1つのアダプター内に除
去手段を位置決めし、貯蔵タンクの他の1つのマンウェ
イに付設した他のアダプター内に加熱手段を位置決めす
ることもまた全(問題なく、然も恐らくは更に望ましい
第5図は、加熱手段が黒色油残留物と直接密接状態で接
触される加熱媒体であり、それが導管90及び95によ
って貯蔵タンク内外を循環されることを除き、第4図と
本質的に同一である。
導管90及び95は(第4図の加熱手段55と同様に)
、黒色油残留物によって腐蝕されず然も本方法の温度及
び圧力状況に対しより耐久性のある任意の適宜の材料か
ら成立ち得る。適宜の材料にはステンレス鋼、ニッケル
合金その他が含まれる。第6a図及び第6b図には、溝
付端部101を具備する細長い導管100が溝付端部1
06を具備する細長い導管105と溝付カブラ110に
よって連結された状態を示される。細長い導管100は
、溝付カブラによって規定間隔で互いに連結したプラス
チックパイプが特に適切である。細長い導管のそうした
連結が、それらが破損した場合の交換を容易としそれに
よりねじ溝による簡単な連結技術に依存して本方法の中
断を最小限のものとする。これら導管の連結のための他
の方法は本発明の意図する範囲内にある。
第4図に示される具体例と同様、導管90.95は各々
シール70及び75に摺動自在に取付けられ、従ってそ
れらは貯蔵タンク内部への導入のため及び黒色油残留物
内への装入のためにアダプター35の後面65の方向に
可動である。
黒色油残留物内への装入中は加熱媒体が導管を通してま
だ搬送されない内は貯蔵タンクの中身が漏出しないよう
にするために、各導管90.95の先端を第7図に示さ
れるように代表的には木製の軽量の端部プラグ115で
シールするのが望ましい。端部プラグは導管端部に単に
押し嵌されるだけであり、従って、加熱媒体が導管を通
して導入された場合は端部プラグは偏倚されそして完全
に浮く。導管90及び95は代表的には貯蔵タンクに手
送りされる。これら導管は、アダプターをマンウェイに
固着した後に該アダプター前面の開口シールを介してさ
えもアダプター内に導入されることを銘記されたい、こ
れら導管をマンウェイにアダプターを固着する以前にハ
ウジングに出現させておく必要はない。
第8図に示される具体例を参照するに、高温の加熱媒体
が、貯蔵タンク内部に且つ所望の側における黒色油残留
物内部に位置決めされた導管95を介して導入される状
態が示される。導管の先端は、加熱媒体が導管から出る
際のそこでの速度を増大させるために有益には傾斜され
得る。高温の加熱媒体が黒色油残留物に直接衝突するこ
とによって乱混合作働が生じ、それが熱伝達の改良及び
黒色油残留物のより良い流動化をもたらす、一般に、循
環以前に貯蔵タンクに導入される加熱媒体の量は、貯蔵
タンクに存在する黒色油残留物の体積の約30から約1
20体積パーセントの範囲であり、好ましくは約50か
ら約100体積パーセント、そして最も好ましくは約1
00体積パーセントである。つまり、本発明の最も好ま
しい具体例に於ては加熱媒体は最も望ましくは水である
。水は貯蔵タンク内の黒色油残留物の量と同量貯蔵タン
クに加入される。
加熱媒体は好ましくは、水が使用される場合には毎秒約
2ffiから約15mの範囲の速度で、好ましくは毎秒
約5mから約10+aの範囲の速度で、そしてより高い
温度に於て生じ得るキャビテーションを防止するよう約
95℃よりも大きくない温度、好ましくは約90℃より
も大きくない温度で黒色油残留物内部に導入される。も
し他の加熱媒体が使用される場合にはその温度は黒色油
残留物の流動化を容易化するために十分な、しかしその
経済的魅力をなくす程には高くない所望の黒色油残留物
温度が提供されるよう調節される。
第8図を参照されたい、所望量の加熱媒体が貯蔵タンク
に導入されると再循環が開始される。加熱媒体及び任意
の連行された黒色油残留物は導管90を介して貯蔵タン
クを出、ライン12を介して循環ポンプ120に入る。
循環ポンプ120は良好な固形物取扱い能力を有する任
意のポンプ、例えば遠心分離ポンプであり得る。加熱媒
体はライン140を介して循環ポンプ120がら出、次
いで、貯蔵タンク通過の際に加熱媒体が収集した残渣を
除去するための低圧ドロップフィルタ125に通される
ことによって所望通りに清適される。低圧ドロップフィ
ルタ125によって2戸遇された加熱媒体はライン16
を介して熱交換器130に入り、次いで蒸気その他の如
き適宜の手段によって加熱される。加熱された加熱媒体
は次いでライン22及び導管95を介して貯蔵タンクに
再導入される。
別態様の具体例として、もし加熱媒体が水である場合、
水は第9図に示される技術によって適切な温度に再加熱
され得る。比較約6たい水が、矢印で示される方向に於
て入口35から蒸気入口手段145を設けた導管の狭窄
部140に入る。狭窄部と、水の流れ方向に於て導入さ
れる蒸気とが相俟って水の速度を増大させそれが水を加
熱させる。これが循環ポンプ120に必要な動力消費量
を所望通りに低下させる。
第5図及び8図に示される具体例に於ては導管95は高
温の加熱媒体の導入のために使用され、導管90は冷却
された加熱媒体の抜き取りのために使用されているが、
導管95及び90を共に加熱媒体導入のために使用し、
貯蔵タンクから冷却されたコア熱媒体を抜き取るために
第8図のライン12を放出手段155に結合することも
また適宜為し得る。
加熱媒体が貯蔵タンク内外を循環するに従い、加熱媒体
が導入される場所での流動化された黒色油残留物と加熱
媒体との混合物を含む局所的な乱流帯域を取巻く黒色油
残留物は次第に流動化される。結局、乱流帯域のすぐ近
(にない黒色油残留物でさえも、次第に流動化され始め
る。黒色油残留物の流動化を速めるために導管90及び
95を貯蔵タンク内の異なる位置に移動させるのは勿論
好ましいことである。
般に、4日から8日の後(タンク容量が約5×106か
ら20X 10’ガロンである場合)、黒色油残留物の
a度は加熱媒体の温度とほぼ等しくなる。少なくとも水
の場合、流動化された黒色油残留物の浮遊層が水の層の
上部に形成される。蒸気或は水量外の加熱媒体の場合は
、幾つかの層への分離は生じるものの、一般に加熱媒体
と流動化された油黒色油残留物との混合物が出現する。
先の議論は、貯蔵タンクの中身の高さが、マンウェイカ
バープレートをアダプターと交換する以前にはマンウェ
イの最も下方部分よりも低いと仮定してのものである。
この場合、カバープレートを取外すことによって貯蔵タ
ンクの中身が漏出する心配はない。しかしながら貯蔵タ
ンクの中身の高さがマンウェイの最下端部よりも高い場
合は、本発明の全方法の一部を構成する本件出願人の英
国特許出願第8902117.4号に記載されるアクセ
ス技術が使用される。斯くして、このアクセス技術によ
りマンウェイのカバープレートは貯蔵タンクの中身の高
さがマンウェイ全体よりも高い場合でさえも、多少の損
失もなくアダプターと交換し得る。前記技術には先ずカ
バープレートと、カバープレートを固着するマンウェイ
フランジとの間にブランキングプレートを挿入し、これ
を前記マンウェイフランジに固定することが含まれる。
次いでカバープレートが外され、一方プランキングプレ
ートはそのままとされそれにより貯蔵タンクの中身を効
果的に保持する。次いでアダプターがしかるべく位置決
めされ、同様にマンウェイフランジに固着される。次い
でブランキングプレートが外され回収プロセスの開始す
る準備状態とされる。
水中ポンプとして第4図及び5図に示される回収手段6
0は、比較的粘性の有る材料を取扱うことが出来、然も
同様に高1度の粒状物質を入れ得る任意の適宜のポンプ
とし得る。一般には容積型ポンプが好ましい。海洋用途
での油回収のための設計形状を有する標準的な浸漬スキ
マータイプのポンプが使用され得る。特に望ましいポン
プはスエーデン国GothenburgのAB Pha
ros Marine社の環境部門から販売されるアル
キメデススクリュー型の自己洗浄ボン゛ブである。
最も好ましくは、水中ポンプは貯蔵タンクに直接装入さ
れる。回収するべき物質が比較的粘度が高いこと及び固
形物含有量が恐らく多いことに鑑み、ポンプを貯蔵タン
クに直接設けることが更に効果的であり、それにより吸
い込み長さはゼロとなり且つまた取扱い速度は著しく高
められる。
第5図に示されるように水中ポンプは、流動化された黒
色油残留物がそこを通して抜き取られる排出導管80に
結合される。使用される加熱手段が直接的なものである
か関節的なものであるかに依存して、抜き出される黒色
油残留物は連行される加熱媒体のみならず水の如きをも
含み得る。
水中ポンプは、安全上の理由から、アダプターの前面5
0のシール170を突き抜けるライン160及び165
の各々を介して入り込む作動液によって液圧駆動される
排出導管80は携帯式液圧手段(図示せず)の補助の下
に1例えばポンプを後面65に向けて前進させ貯蔵タン
ク内部に所望距離入れ込むために使用され得る。ポンプ
がその上を移動する軌道手段の詳細は本件出願人の英国
特許出願第8902171゜1号に説明される。
ポンプは一旦貯蔵タンク内部に導入されるとその入口端
が、もしあれば加熱媒体及び流動化された黒色油残留物
間に形成された界面の僅かに上方にあるよう所望通りに
位置決めされる。この態様に於て、抜き出される黒色油
残留物に連行される水の量は最小限であり、その一方で
、黒色油残留物の最も流動化された部分は尚、全体にも
っと温度の高い水の層に接近していることに依存して抜
き出される。
貯蔵タンク10が、アダプター35及び35゜が夫々そ
こに固着される2つのマンウェイ5及び5°を具備する
第10図を参照してもっと詳しく説明するに、導管90
及び95によってアダプター35を貫いての加熱媒体の
貯蔵タンク内への導入及びそこからの抜き出しが連続的
に行なわれることにより、流動化された黒色油残留物及
び加熱媒体の混合物が存在する乱流帯域175が創出さ
れる。時間の経過と共に、好ましくは水である使用され
る特定の加熱媒体に依存して、水の層185に浮遊する
状態で形成された比較的流動化された黒色油残留物の層
180が黒色油残留物/水界面190を形成する。黒色
油残留物の温度は、黒色油残留物/水界面190に最も
接近した位置ではその層の表面47の位置よりも比較的
暖か(、前記表面47から黒色油残留物/水界面190
への温度勾配が存在することを認識されたい、これに対
応して黒色油残留物の粘度は黒色油残留物/水界面19
0に於て一段と低くそれにより良好な取扱い特性がもた
らされる。従って、除去手段の入口端部ば、より暖かく
更に流動化された黒色油残留物を抜き出すために黒色油
残留物/水界面190の僅かに上方に、しかし所望であ
れば、またポンプの除去能力と調和するのであれば、黒
色油残留物の層180内部のどこにでも位置決めし得る
第1O図を再度参照するに、ポンプ60°の上部ホッパ
開口195は黒色油残留物/水界面190の僅かに上方
に位置決めされている。ポンプ60°のアルキメデスス
クリュー20が液圧モータ(図示せず)に結合され、該
液圧モータは液圧ライン160及び165(第5図参照
)によって駆動される。ポンプは垂直面及び水平面の双
方に於て貯蔵タンク内に正確に位置決めされ得る。貯蔵
タンクの水平面でのマンウェイの軸と平行な運動が、放
出導管80の導入の程度によって達成される。垂直面で
の運動は、第4図及び11図に示されるようにポンプ6
0゛に付設された膨張収縮浮袋205によって達成され
る。これら膨張収縮浮袋はアダプター35の前面50の
シール(図示せず)を貫く導管210を通して圧縮空気
或は窒素を導入することによって膨張され、従ってポン
プを正確に上下させ得る。ポンプに結合する全ての導管
が、そうした垂直及び水平の各方向での運動を受入れる
に十分柔軟であるように製作されるべきであることは勿
論である。
ポンプは、黒色油残留物が十分に流動化されると、そう
した流動状況を維持するために黒色油残留物を連続的に
加熱する一方で、そうして流動化された黒色油残留物を
連続的に除去しそして油回収のためにそれを処理するた
めに、加熱手段と同時作動される。
ポンプ60’はその入口端部、即ちホッパ195の位置
に負圧を創出し、該負圧によって流動化された黒色油残
留物は該ホッパ195に入りそして放出導管80を通し
て抜き出される。
本発明に於てはポンプを貯蔵タンク内部に実際に導入す
るのが好ましいが、ポンプを貯蔵タンクの外側に置いた
まま、ポンプ吸込み側の入口に結合した導管を貯蔵タン
クに単に導入しても良い。
一般に、黒色油残留物をこうして除去するためには、黒
色油残留物の粘度は、導管の入口端及び外部ポンプ入口
間の吸込みヘッドが良好なボンピング実施のために完全
に受入れられるような範囲のものである。その場合は、
アダプターの前面のシールを貫いて装入された導管は、
流動化された黒色油残留物/水界面の位置付けのための
導管の手による位置決めを可能とするために湾曲される
黒色油残留物は、流動化され貯蔵タンクから回収される
と、使用し得る油の回収のための取扱い準備状態となる
放出導管80から黒色油残留物が、単独で或は水の如き
加熱媒体との混合状態に於て貯蔵タンク215へと搬送
される。貯蔵タンク215の中身220は、コイル22
5を通して十分な熱を追加し貯蔵タンク内のコールドス
ポットを回避するための従来通りの手段(図示せず)に
よって再循環させることによって液状のままとされ、従
って流動可能な状態とされる。コイル225はコイル2
30と結合され、弁235を介して送られる蒸気ライン
である。電気加熱コイルを蒸気の代わりに使用し得るの
は勿論である。
移動された黒色油残留物が分離処理を通して所望の温度
に維持されることを保証するために、分離処理は全体を
通して望ましくは断熱或は熱トレースラインを使用する
黒色油残留物中に捕捉されたガスは貯蔵タンク215内
で釈放される機会を有する。そうした釈放の程度によっ
て、それらガスはライン245を通して貯蔵タンクから
排気される。黒色油残留物本体220から貯蔵タンク2
15内に沈殿する水その他液状加熱媒体はライン250
を通してパージされる。
黒色油残留物の本体220はその後、ライン255を通
して貯蔵タンク215から熱交換器260へと除去され
る。熱交換器260は、本方法の引き続く段階に入る黒
色油残留物の温度を微調整することを目的とするもので
ある。代表的ケースに於ては熱交換器260は貝殻構造
を有する直管である。鉱物油、蒸気その他の如き熱交換
媒体を熱交換器260のチューブ内或は貝殻側方部の何
れかに於て使用し得る0通常、熱交換器は黒色油残留物
の温度を、分離段階の後半を最適化する程度に上昇させ
るために使用される。先に指摘されたように、これには
引き続く濾過及び分離処理のために黒色油残留物の温度
を約50℃から200℃の間に調節することが含まれる
。従って、ライン265を通して除去される黒色油残留
物はそうした温度が好ましく、最も好ましくは約50℃
から175℃の間である。これが、分離処理の後半を容
易化し且つ本方法によって入手される最終油製品の純度
を高める。加熱された黒色油残留物は次いで濾過手段へ
と送られてそこから粗い粒状物が除去され、そして後分
離手段へと送通され、そこで実質的に全ての水及び固形
沈殿物が除去され、それにより燃料として使用するに適
した油或はそれ以降の精製或は混合のために適した油が
提供される。
黒色油残留物の特定の調節温度は、引き続いてのt濾過
及び分離処理中に必要とされた所望の粘度ばかりでなく
、黒色油残留物の温度の上昇に従う粘度の作用に依存す
る。濾過及び分離のための所望の作業温度を画定するた
めには、黒色油残留物の任意の資料を使用しての何回か
の試行錯誤が必要である。そうした作業温度は使用され
る分離装置のために好都合であることが見出された粘度
に依存することは勿論である。実験室での実施に於ては
種々の温度が選択される。温度は主に所望の分離を為す
ために割り当てられた時間に基いて選択される。
流動化された黒色油残留物は様々な方法で処理され得る
。所望される処理は代表的に、ろ過、デカンテーション
及び遠心分離の積極的な組合せを含み、従って、様々の
無機物(特に且つ主として石英質の)及び有機物(特に
且つ主として炭素質の)そして水から成る固形粒状物の
大部分が、特定の臨界的燃料使用に適合する水準にまで
除去される。驚(べきことには、第1の段階はワックス
及びアスファルト成分の有意量の分離をも生じることな
(達成され得る。斯くして臨界的均衡が、その燃料とし
ての使用を可能とする安定性、処理後の燃料価の大部分
が維持されている限りでの経済的価値、そしてその燃料
としての有益性との組合せ上関連する純度と、その取扱
い特性及び全体的腐食性との間で達成される。黒色油残
留物処理のための作業システムは、スエーデン国、Tu
mbaS−14700の、Alfa−Laval AH
,5eparation社のEngineering部
門によって配布された以下の書類に見出され得る。
1、”Alfa−Laval廃棄油回収”と題する技術
パンフレット番号TB41009E/8506号2、”
NX 41g B−11型スラリの連続3層分離のため
のデカンタ遠心分離器”と題する技術パンフレット。
3、”原油回収のための油残渣処理プラント”と題する
技術パンフレット。
加熱された黒色油残留物は、ライン265を通してフィ
ルタ270へと送通される。該フィルタ270はミリメ
ートル範囲の粗い、不溶性粒状物の除去作用を果す、こ
れにより引き続(プロセス処理装置の詰まり及び過度の
損耗が回避される。
前記文献に銘記されるように、黒色油残留物処理完遂の
ために使用し得る多(のデカンタ及び遠心分離器が存在
する。例えば、ろ過後、部分的に処理された黒色油残留
物をライン275を通して代表的商業デザインの低速デ
カンタ遠心分離器280に送通し得る。低速デカンタ遠
心分離器280は、黒色油残留物の分離の実質部分をそ
れ以上に処理された黒色油残留物、加熱媒体(代表的に
は水)及び炭素質の固形物そして種々の無機物とするこ
とを目的とするものである。所望の低速デカンタ遠心分
離器は、スクリューコンベヤを具備する水平切頭円錐形
状のロータを有する。黒色油残留物は、静止入口管を介
して約2000乃至約350Orpmで作動するロータ
内に送られ、黒色油残留物内の固形粒状物の沈殿に必要
な遠心力を発生させるための入口分配器によって加速さ
れる。固形粒状物はロータの切頭円錐端部に搬送され黒
色油残留物の液体成分から離して持上げられる。不純物
が除去された黒色油残留物部分は回ロータの筒状端部の
開口を通して容器に注がれる。”精製”された黒色油残
留物は低速デカンタ遠心分離器280の筒状の大型端か
ら出、ライン285を介して別の、しかしもっと高速の
デカンタ遠心分離器290或は垂直円盤積み重ね遠心分
離器290°へと移動される。これに関し1分離はAl
fa Lava1円盤積み重ね実験室遠心分離器モデル
番号LA PX−202を使用して達成され得る。該分
離器は精製されない黒色油残留物温度が120℃の時、
最大10ミクロンの基本沈殿物、0.6%w/wの水及
び0.1%w/wの懸濁固形物分離を提供するように設
定される。スラッジ成分の非常に大きい油に対しては、
デカンタ遠心分離に続く円盤積み重ね分離を含む2段階
作業もまた好都合である。これらデカンタ遠心分離の原
理は、Alfa−Laval廃棄油回収デカンタ遠心分
離及びその作動原理と題する、技術パンフレット番号T
B41009E/8506号の第7図に見出され得る。
他の技術は、原油回収のための油残渣処理プラント”と
題する技術パンフレットに見出され得る。
ここではAlfa−Laval NXデカンタ、WHP
X自己洗浄分離器、NX 414B−31デ力ンタ遠心
分離器の如きプレート熱交換器にして、WHPX 51
3自己洗浄分離器と直列状態で使用されるプレート熱交
換器の使用が講じられる。
沈殿物及び水の如き加熱媒体が、図示されないラインに
よってデカンタ遠心分離器280から除去される。緊急
の場合、デカンタ遠心分離器280内で効果的に処理さ
れない黒色性残留物はライン300.305及び310
を介してシステムから放出し得或は弁320の開口によ
ってライン315を介して貯蔵タンク215に逆流させ
得る。
(デカンタ遠心分離器290に代わる)垂直円盤積み重
ね遠心分離器290°は、従来技術に於て説明される如
きボール型遠心分離器であり得る。
デカンタ遠心分離器290及び垂直円盤積み重ね遠心分
離器290°の作動速度は約5000rpm乃至約70
00rpmと高い。
濾過後、部分的に処理された黒色性残留物はライン27
5を通して低速デカンタ遠心分離器280に送通し得る
。低速デカンタ遠心分離器280は、黒色性残留物の分
離の実質部分をそれ以上に処理された黒色性残留物、加
熱媒体(代表的には水)及び炭素質の固形物そして種々
の無機物とすることを目的とするものである。所望の低
速デカンタ遠心分離器はスクリューコンベヤを具備する
水平切頭円錐形状のロータを有する。黒色性残留物は、
静止入口管を介して約2000乃至約350Orpmで
作動するロータ内に送られ、黒色油残留物内の固形粒状
物の沈殿に必要な遠心力を発生させるための人口分配器
によって加速される。固形粒状物はロータの切頭円錐端
部に搬送され黒色性残留物の液体成分から離して持上げ
られる。不純物が除去された黒色油残留物部分は回ロー
タの筒状端部の開口を通して容器に注がれる。”精製”
された黒色性残留物は低速デカンタ遠心分離器280の
筒状の大型端から出る。そうしたデカンタ遠心分離器は
デンマーク国、SoeborgのAlfa−1aval
 5eparation A/S社によって製造される
NX 41g B−11型がある。”精製”された黒色
性残留物はライン285を介して別の、しかしもっと高
速のデカンタ遠心分離器290或は垂直円盤積み重ね遠
心分離器290°へと移動される。
沈殿物及び水の如き加熱媒体が、図示されないラインに
よってデカンタ遠心分離器280から除去される。緊急
の場合、デカンタ遠心分離器280内で効果的に処理さ
れない黒色性残留物はライン300.305及び310
を介してシステムから放出し得或は弁320の開口によ
ってライン315を介して貯蔵タンク215に逆流させ
得る。
(デカンタ遠心分離器290に代わる)垂直円盤積み重
ね遠心分離器290°は、スエーデン国、Tumbaの
Alfa−Laval 5eparation AB−
3CE社の販売するW)IPX 405 TGD分離器
の如きボール型遠心分離器であり得る。
デカンタ遠心分離器290及び垂直円盤積み重ね遠心分
離器290゛の作l速度は約500Orpm乃至約70
00rpmと高い。
デカンタ遠心分離器290或は垂直円盤積み重ね遠心分
離器290°における最終分離の後、最終的に精製され
た黒色性残留物は貯蔵タンク215に関して先に説明し
たようにコイル230によって加熱されたタンク360
に、ライン350を介して送られる。販売し得る製品が
、それ以降の精製のため或は他の炭化水素物質との混合
のためにライン400を介して除去される。除去し得る
ガスがライン370を介して排気される。
デカンタ遠心分離器290には緊急ライン38Oが設け
られ、これがライン305及びライン315を介しての
黒色性残留物の貯蔵タンクへの逆流或はライン305及
びライン310を通してのシステム外への放出を可能と
する。
広汎な種類の特定の化学薬品を、回収した油のための流
動点降下剤として使用し得るが、燃料用途を意図した様
々な使用状況下での安定性を確実なものとする流動点降
下剤は、ビニルアセテートの共重合体或は炭素原子が2
から3のモノオレフィンである。好ましい具体例に於て
はこのオレフィンはエチレンである。好ましい共重合組
成物には、共重合体の約40から90モル%を構成する
オレフィンと、共重合体の約10乃至60モル%を構成
するビニルアセテートを含む。共重合体は少量の、5モ
ル%までの如き少量の、(炭素原子が1から4の)アル
キルアクリレート及びメタクリルレート、ビニルアルカ
ノエート(アルカノエートカ髪アセテートよりも高級な
もの)、ビニルアルキレート、スチレン、アルファメチ
ルスチレンその他物質の如き三量体成分を含み得る。
これら共重合体流動点降下剤は、約2500乃至lo、
ooo 、好ましくは3500である数平均分子重量を
有する。
当業者に周知のその他の流動点降下剤もまた、単独で或
は先に言及された流動点降下剤との組合せに於て使用し
得る。
一般に、回収した油の流動点を約3℃からlθ℃低める
に十分な流動点降下剤が使用される。この水準の流動点
降下が達成されると、回収された油の析出抑制傾向は著
しく改善される。
使用し得る界面活性湿潤剤は、酸化アルキレン(オキシ
ラン構造)の付加物及びヒドロキシル含有化合物として
形成されるものである。好ましい界面活性湿潤剤はエチ
レンオキシド単独或は1゜2−プロピレンオキシドとの
組合せにおける如きアルコキシレーションから誘導され
る、隣位アルキレンオキシドを伴うアルコキシレーショ
ンのフェノール化合物である。該フェノール化合物には
ビスフェノールA及び数平均分子量が約232及び50
00の間、好ましくは約500及び3500の間である
フェノールキャップドフェノールフォルムアルデヒドノ
ボラック樹脂がある。
回収された油に対する界面活性湿潤剤の加入量は臨界的
なものではなく、約0.5もの低さがら、黒色油残留物
の百万分の数ppm、更には約百万分の10.000p
pmの範囲に渡り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は側面に取付けられたマンウェイを示す貯蔵タン
クの概略斜視図である。 第2図は第1図のマンウェイの部分拡大図である。 第3図は第1図及び2図に示されるマンウェイ及び貯蔵
タンクの概略部分側面図である。 第4図は貯蔵タンクのマンウェイにアダプタが付設され
、間接的加熱手段が除去手段との関連に於て該アダプタ
のハウジング内部に位置決めされている本発明の具体例
を示す概略斜視図である。 第5図は、加熱手段が直接加熱手段であることを除き第
4図と同一である、本発明の別態様の第4図と同様の概
略斜視図である。 第6a図は加熱媒体を貯蔵タンク内部に搬送するために
使用される2本の導管及び対応する連結体の断面図であ
る。 第6b図は、第6a図の2本の導管及び対応する連結体
を相互に結合した状態を示す断面図である。 第7図は加熱媒体を貯蔵タンク内部に搬送するために使
用される導管の先端の断面図であり、導管が貯蔵タンク
に導入されるに際しての貯蔵タンクからの中身の漏出を
防止するためのプラグが挿入された状態が示される。 第8図は本発明の直接加熱手段の概念図であり、加熱媒
体の貯蔵タンクを介しての循環形態が示される。 第9図は、この場合は水である加熱媒体が、加熱水の加
熱及び速度増大のために導管内に設けた狭窄部に於て水
を担持する導管内に注入された蒸気によって加熱される
好ましい具体例を示す断面図である。 第10図は、本方法の流動化、除去及び回収のの各段階
を含む本発明の全プロセス処理の概略ダイヤグラムであ
る。 第11図は、水中ポンプに固着した浮き装置を示す部分
斜視図である。 第12図は代表的黒色油残留物の(センチストロークで
の)動粘性に対する温度(’C)の影響を表すグラフで
ある。 尚、図中上な部分の名称は以下の通りである。 5:マンウェイ 」O:貯蔵タンク 15:カバープレート 20:ハウジング 25:側壁 30:マンウェイフランジ 35、アダプター 40ニアダブターフランジ 50:前面 55・間接加熱手段 60:除去手段 65:後面 70 75:シール 80・排出導管 90.95:導管 115:端部プラグ 120・循環ポンプ 125:低圧ドロップフィルタ :熱交換器 :狭窄部 :蒸気人ロ手段 :放出手段 :乱流帯域 :黒色油残留物の層 :水の層 :黒色油残留物/水界面 ホッパ :貯蔵タンク :コイル 、熱交換器 :低速デカンタ遠心分離器 :高速デカンタ遠心分離器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、貯蔵タンクからの黒色油残留物流動化及び除去のた
    めの方法であって、 タンク内部に位置付けた加熱手段によって黒色油残留物
    の少なくとも一部分を、それが流動化される程度にまで
    加熱する段階と、 流動化された黒色油残留物を、その一部に位置付けた集
    中負圧によってタンクから除去する段階と、 除去された黒色油残留物を約50℃から約200℃の間
    の範囲の温度に加熱する段階と、加熱された黒色油残留
    物をろ過手段に送り、粗い粒状物質をそこから除去する
    段階と、 ろ過された黒色油残留物を分離処理し、それによつて実
    質的に全ての固形沈殿物及び該ろ過された黒色油残留物
    中に含まれる加熱媒体を除去し、それ以降の精製或は混
    合のために適した油を生成する段階と を包含する前記貯蔵タンクからの黒色油残留物流動化及
    び除去のための方法。 2、黒色油残留物は該黒色油残留物と接触する導管を使
    用しての間接加熱によって加熱される特許請求の範囲第
    1項記載の貯蔵タンクからの黒色油残留物流動化及び除
    去のための方法。 3、間接加熱のための熱源は蒸気、水、油或は電気エネ
    ルギーである特許請求の範囲第2項記載の貯蔵タンクか
    らの黒色油残留物流動化及び除去のための方法。 4、熱源は約30℃から約100℃の範囲の温度にある
    特許請求の範囲第3項記載の貯蔵タンクからの黒色油残
    留物流動化及び除去のための方法。 5、黒色油残留物は加熱媒体を使用しての直接加熱によ
    って加熱される特許請求の範囲第1項記載の貯蔵タンク
    からの黒色油残留物流動化及び除去のための方法。 6、加熱媒体は水である特許請求の範囲第5項記載の貯
    蔵タンクからの黒色油残留物流動化及び除去のための方
    法。 7、水は約95℃より低い温度である特許請求の範囲第
    6項記載の貯蔵タンクからの黒色油残留物流動化及び除
    去のための方法。 8、黒色油残留物はその粘度が約20から100センチ
    ストロークの範囲である状態に於て流動化される特許請
    求の範囲第1項記載の貯蔵タンクからの黒色油残留物流
    動化及び除去のための方法。 9、加熱媒体は貯蔵タンクの少なくとも1つのマンウェ
    イを通して導入される特許請求の範囲第1項記載の貯蔵
    タンクからの黒色油残留物流動化及び除去のための方法
    。 10、負圧は、黒色油残留物の位置に位置付けられた入
    口端部を有する水中ポンプによって提供される特許請求
    の範囲第1項記載の貯蔵タンクからの黒色油残留物流動
    化及び除去のための方法。 11、水中ポンプはアルキメデススクリュー設計形状を
    採用している特許請求の範囲第1項記載の貯蔵タンクか
    らの黒色油残留物流動化及び除去のための方法。 12、流動化された黒色油残留物の層が水の層を覆って
    形成され、集中負圧は前記黒色油残留物の層及び水の層
    によって形成される界面位置に位置付けされる特許請求
    の範囲第6項記載の貯蔵タンクからの黒色油残留物流動
    化及び除去のための方法。 13、水中ポンプは貯蔵タンクの少なくとも1つのマン
    ウェイを通して貯蔵タンクに導入される特許請求の範囲
    第10項記載の貯蔵タンクからの黒色油残留物流動化及
    び除去のための方法。 14、黒色油残留物の温度は約75℃から約175℃の
    間の範囲に維持される特許請求の範囲第1項記載の貯蔵
    タンクからの黒色油残留物流動化及び除去のための方法
    。 15、分離処理はデカンタ遠心分離を含んでいる特許請
    求の範囲第1項記載の貯蔵タンクからの黒色油残留物流
    動化及び除去のための方法。 16、分離処理は高速垂直円盤積み重ね遠心分離を含ん
    でいる特許請求の範囲第1項記載の貯蔵タンクからの黒
    色油残留物流動化及び除去のための方法。 17、分離処理は順次しての、デカンタ遠心分離及び高
    速垂直円盤積み重ね遠心分離を含んでいる特許請求の範
    囲第1項記載の貯蔵タンクからの黒色油残留物流動化及
    び除去のための方法。 18、デカンタ遠心分離は、スクリューコンベヤを具備
    する水平円錐ロータ内のろ過された黒色油残留物から不
    溶性粒状物及び加熱媒体を連続的に分離させる特許請求
    の範囲第15項或は17項記載の貯蔵タンクからの黒色
    油残留物流動化及び除去のための方法。 19、分離処理は順次しての、低速及び高速のデカンタ
    遠心分離を含んでいる特許請求の範囲第15項記載の貯
    蔵タンクからの黒色油残留物流動化及び除去のための方
    法。 20、タンク内部に位置付けた加熱手段によつて黒色油
    残留物の少なくとも一部分を、それが流動化される程度
    にまで加熱する段階は、 加熱媒体を、局所的な乱流を伴う該加熱媒体及び流動化
    された黒色油残留物の混合領域と、隣合う黒色油残留物
    混合領域とを創出する速度及び温度に於て導入する段階
    によって代替され、 加熱された黒色油残留物をろ過手段に送り、粗い粒状物
    質をそこから除去する段階は、 前記隣合う黒色油残留物混合領域に位置付けた集中負圧
    によって該隣合う黒色油残留物混合領域から黒色油残留
    物を除去する段階によって代替される 特許請求の範囲第1項記載の貯蔵タンクからの黒色油残
    留物流動化及び除去のための方法。 21、加熱媒体は毎秒約2から約15mの範囲の速度で
    導入される特許請求の範囲第20項記載の貯蔵タンクか
    らの黒色油残留物流動化及び除去のための方法。 22、加熱媒体は約2から約15mの範囲の速度で導入
    される特許請求の範囲第20項記載の貯蔵タンクからの
    黒色油残留物流動化及び除去のための方法。 23、タンク内部に位置付けた加熱手段によって黒色油
    残留物の少なくとも一部分を、それが流動化される程度
    にまで加熱する段階及び流動化された黒色油残留物を、
    その一部に位置付けた集中負圧によってタンクから除去
    する段階は、 貯蔵タンクの少なくとも1つのマンウェイを通して1つ
    以上の導管を、少なくともその先端が黒色油残留物と接
    触するように挿入する段階と、導管を介して約95℃よ
    り低い温度の水を毎秒約2乃至15mの速度で導入し、
    流動化された黒色油残留物の局所的な乱流混合を生じさ
    せる段階と、貯蔵タンクから水抜きし、該水を95℃よ
    り低い温度に再加熱し、次いで加熱した水を少なくとも
    1つの導管を通して貯蔵タンクに再導入する段階と、 貯蔵タンク内の水の層の上部に流動化された黒色油残留
    物の層が形成されそれが黒色油残留物/水界面を形成し
    、好ましくは前記水の層における水の体積が貯蔵タンク
    中に収納される黒色油残留物の体積と実質的に等しくな
    るまで、貯蔵タンクからの水抜き及び再導入を継続する
    段階と、好ましくは流動化された黒色油残留物搬送のた
    めにアルキメデス式スクリューを使用し、その放出導管
    が貯蔵タンクのマンウェイに装着され、そしてその入口
    端を黒色油残留物/水界面の僅かに上方に位置付けた水
    中ポンプを導入する段階と、水中ポンプの放出導管を通
    して貯蔵タンクから流動化された黒色油残留物を除去す
    る段階と、加熱された黒色油残留物から粗い粒状物を除
    去するために該加熱された黒色油残留物をろ過手段に送
    る段階と、 ろ過され加熱された黒色油残留物を分離処理し、それに
    よって実質的に全ての固形沈殿物及び該ろ過された黒色
    油残留物中に含まれる加熱媒体を除去し、それ以降の精
    製或は混合のために適した油を生成する段階と を含んでいる特許請求の範囲第1項記載の貯蔵タンクか
    らの黒色油残留物流動化及び除去のための方法。 24、水の層における水の体積は貯蔵タンクに収納され
    た黒色油残留物の体積と実質的に等しい特許請求の範囲
    第23項記載の貯蔵タンクからの黒色油残留物流動化及
    び除去のための方法。 25、水中ポンプは、流動化された黒色油残留物の搬送
    のためにアルキメデススクリュー設計形状を採用してい
    る特許請求の範囲第23項記載の貯蔵タンクからの黒色
    油残留物流動化及び除去のための方法。
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