JPH0322644B2 - - Google Patents
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- JPH0322644B2 JPH0322644B2 JP59271643A JP27164384A JPH0322644B2 JP H0322644 B2 JPH0322644 B2 JP H0322644B2 JP 59271643 A JP59271643 A JP 59271643A JP 27164384 A JP27164384 A JP 27164384A JP H0322644 B2 JPH0322644 B2 JP H0322644B2
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Classifications
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/1278—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive specially adapted for magnetisations perpendicular to the surface of the record carrier
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、一つのトラツクに沿つて垂直方向
に磁化することにより情報を書込む磁化可能の記
憶層を備える記録媒体に対して使用される非磁性
基体上の成層構造としての薄膜磁気ヘツドに関す
るものである。この磁気ヘツドは二つの磁極片か
ら成り、磁束を導くリングヘツド類似の磁気導体
を備え、その記録媒体に対向する磁極はヘツドの
運動方向において前後に特定の間隔を保つて配置
され、少くともほぼ扁平な書込み・読出し巻線を
備え、その巻回は二つの磁極片の間に形成された
中間室内に拡がつている。 〔従来の技術〕 この種の磁気ヘツドの一例は欧州特許出願公開
(EP−A1)第0012910号公報に示されている。 情報を記憶するための垂直磁化の原理はよく知
られている(例えば「アイ・イー・イー・イー
トランサクシヨン オン マグネチクス」IEEE
Transaction on magnetics、MAG−16、1、
Jan.1980、pp.71〜76;ドイツ連邦共和国特許出
願公開(DE−OS)第2924013号又は前記EP−A1
第0012910号公報)。垂直磁化法と呼ばれることが
多いこの原理の実施には硬い磁気記憶板、柔軟な
単一板(フロツピーデイスク)あるいは磁気テー
プの形の記録媒体を必要とする。これらに対応す
る記録媒体は磁気異方性物質、特に一つのCoCr
合金を含む特定の厚さの磁化可能の記憶層を少く
とも一つ備えている。この層の磁化容易軸は媒体
表面に垂直に向けられている。特殊な磁気ヘツド
を使用してこの媒体の一つのトラツクに沿つて
個々の情報がセル又はブロツクとも呼ばれる連続
して並ぶ区域内に記憶層の適当な磁化によつて書
込まれる。実際には一般に磁束の転換即ち一つの
磁化方向から逆の磁化方向への移行が情報として
利用される。この区域はトラツクの長さ方向にお
いて波長とも呼ばれている特定の拡がりを持つ。
この拡がりは縦(水平)記憶方式において達成さ
れる限界に比べて著しく小さくなり得るものであ
る。従つて垂直磁化原理に従うことにより記録媒
体上の情報密度を著しく上昇させることができ
る。 縦磁化原理に対して公知の書込みを読出しの双
方に使用される組合せ書込み・読出しヘツドはそ
のまま垂直磁化法に対して使用することはできな
い。このヘツドは普通リングヘツド類似の形態を
持ち、垂直磁化原理の際にも要求されるできるだ
け閉結した円に沿つて磁束を導き磁気抵抗を小さ
くすることは可能であるがこのリングヘツドを使
用すると書込まれた情報の読出しに際して困難な
問題が生ずる。 このことから垂直磁化法に対しては特殊な書込
み・読出しヘツドを開発する必要があると考えら
れた。この方法に適した磁気ヘツドは一般に記憶
層の各区域の磁化を反転させるための強力な垂直
磁場を作る主磁極を備える。この場合必要な磁気
帰還は記録媒体の反対側に置かれた補助磁極によ
つて行われる。(前記の「アイ・イー・イー・イ
ー トランサクシヨン オン マグネチクス」
IEEE Trans magn.MAG−16参照)。磁気帰還
は主磁極と同じ側にある補助磁極によることも可
能である(「アイ・イー・イー・イー トランサ
クシヨン オン マグネチクス」IEEE Trans
magn.MAG−17、6、Nov.1981、pp.3120〜
3122又は同MAG−18、6、Nov.1982、pp.1158
〜1163;前記のDE−OS又はEP−A1)。これに応
じて前記の欧州特許出願公開公報に記載されてい
る書込み・読出し磁気ヘツドには二つの磁極片で
構成された磁束を導くリングヘツド類似の磁気導
体が設けられ、その記録媒体に向う終端部がヘツ
ドの運動方向から見て特定の間隔を保つて前後に
配置されて主磁極と補助磁極を構成する。これら
の磁極片の間に形成され絶縁材料を充満した中間
室を通して一つの少くとも充分に扇平な巻線の巻
回が拡がる。この巻線によつて主磁極の書込み機
能が励起されあるいは読出し機能のために主磁極
の励起が記録される。この巻線の巻回と磁極片は
共に薄膜技術によつて非磁性基体上に形成され
る。 例えば前記のEP−A1又はDE−OSによつて公
知の磁気ヘツド型の場合補助磁極は常に磁束の帰
還だけに使用される。時として生ずる補助磁極に
よる同伴書込みは主磁極による書込みがそれに続
き、補助磁極による書込みの上に重ねられること
から受け入れておかなければならない。しかし補
助磁極の走行端縁による同伴読出しを少くとも大
部分阻止するため、両磁極間に形成された空気間
隙を比較的広くして補助磁極においての磁束密度
が充分低く保持されるようにしなければならな
い。しかしこのような広い間隙を持つ層の薄膜技
術による実現は困難である。 この難問のため特別な補助磁極を使用しない磁
気ヘツドが提案されている(「アイ・イー・イ
ー・イー トランサクシヨン オン マグネチク
ス」IEEE Trans.magn.、MAG−18〔6〕、
Nov.1982、pp 1170〜1172;EP−A2第0071489
号公報)。これらの磁気ヘツドでは必要な磁束の
帰還が洩れ磁束によつて実施される。それに対応
してEP−A2第0071489号公報に記載されている
磁気ヘツドには記録媒体に向つた磁極が一つだけ
使用され、これに扁平な書込み・読出し巻線が所
属する。単一磁極ヘツドとも呼ばれているこの種
の磁気ヘツドにより効果的な書込み機能に対して
一般に必要とされている条件は少くとも大部分満
たされる。これに対応して高いビツト密度での記
録に対しては記録媒体の記憶層を反転磁化するた
めに充分強い磁場を達成する必要があると同時
に、ヘツドの立去り側の縁端において磁場の低下
をできるだけ急峻にして磁化反転の際の過渡領域
幅が小さくなるようにしなければならない(「ア
イ・イー・イー・イー トランサクシヨン オン
マグネチクス」IEEE Trans.Magn.MAG−
19、〔5〕Sept.1983、pp.2239〜2224)。しかし補
助磁極が存在しないと充分強い読出し信号は得ら
れない。 読出しに際しての上記の問題に基いて書込みヘ
ツドと読出しヘツドとに分離して各ヘツドをそれ
ぞれの機能に適合させた系が公知である(「ア
イ・イー・イー・イー トランサクシヨン オン
マグネチクス」IEEE Trans.magn.、MAG−
16、〔5〕、Sept.1980、pp 967〜972、MAG−
17、〔6〕、Nov.1981、pp 2538〜2540)。読出し
には縦磁化法に対して公知のリングヘツドが使用
されるのに対して、書込みは前記の単一磁極ヘツ
ドによつて実施される。この場合単一磁極ヘツド
は記録媒体の裏面に補助磁極を備えることができ
る。しかしそれぞれの機能に適合した読出しヘツ
ドと書込みヘツドを分離して設けた系は構造が複
雑化し高価となる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明の目的は、冒頭に挙げた書込み・読出
ヘツドを改良して垂直磁化原理に基く切換え可能
の書込み機能と読出し機能とが共に比較的高い効
率をもつて遂行されるようにすることである。特
に充分高い読出し電圧がこの磁気ヘツドによつて
作られ、更に書込み機能に対する上記の要求が少
くとも大部分満たされることが期待される。 〔問題点を解決するための手段〕 この目的はこの発明によれば、特許請求の範囲
第1項に記載された構成により達成される。 〔作用効果〕 この発明による磁気ヘツドの利点は別の書込み
巻線が少数の巻回でよいことである。これによつ
てこの巻線を作る際の構造形成に対する困難な問
題が大部分避けることができる。書込み・読出し
巻線の方は比較的小電流が流れるだけであるから
極めて微細な構造とすることができる。この巻線
の巻回数は充分大きくすることができるから読出
し信号電圧が高くなる。 書込み巻線とこの巻線に所属する書込み磁極片
の特殊な空間配置によりこの発明による磁気ヘツ
ドには書込み・読出し巻線による書込みに際して
リングヘツドの磁場分布が作られ、別の書込み巻
線では単一磁極ヘツドの磁場分布が作られる。こ
れらの磁場を重ねることにより書込み磁極片内で
は垂直全磁場となり、書込み磁場の著しい上昇を
可能にする。この磁気ヘツドで読出す際には補助
の書込み巻線は機能しない。この場合磁気ヘツド
は読出し機能に対してリングヘツドとして動作さ
せることができる。 この発明による磁気ヘツドの有利な実施態様は
特許請求の範囲第2項以下に示される。 〔実施例〕 図面を参照してこの発明とその展開を更に詳細
に説明する。 第1図に示したこの発明による書込み・読出し
磁気ヘツドは垂直磁化方式に対して使用される公
知のリングヘツド類似の磁気ヘツドから発したも
のである(例えばEP−A1第0012910号公報)。第
1図に2として示されているヘツドは例えば書込
み機能中のものであり、基体3の平坦面例えば飛
行体と呼ばれている素子の前面又は背面に置かれ
ている。このヘツドは公知の垂直磁化型記録媒体
Mに対してその例えばCoCrから成る特殊記憶層
4から例えば0.2μmの飛行高度を保つて一つのト
ラツクに沿つて移動する。一般にヘツドは静止し
記録媒体の方がヘツドの下を通過する。磁気ヘツ
ド2に対する記録媒体の相対的移動方向は矢線v
で示されている。 磁気ヘツド2は二つ磁極片7と8を持ち磁束を
導くリングヘツド類似の磁気導体6を備えてい
る。これらの磁極片はその記録媒体に向つた終端
9と10が記録媒体Mの表面に少くとも近似的に
垂直に向けられ、そこに磁極P1,P2を形成する。
これらの磁極の間には縦方向即ち運動方向vの幅
wが1μm以下、特に0.3μm以下である小さな空気
間隙12が作られている。リングヘツド状の磁気
導体6の中央区域13では、両磁極片7と8の間
の間隔は空気間隙幅wに比べて拡げられている。
そのため運動方向に見て背後にある磁極片7はこ
の部分で前方にある直線状の磁極片8から大きな
間隔w′を保つ。区域13の外では記録媒体Mに
対して反対側の端部が結合区域14となつて磁極
片8に接し、それによつて磁気導体6のリングヘ
ツド類似の形状を作る。中央区域13において磁
極片7と8の間に形成された中間室16には読出
しコイルとなる扁平巻線17が拡がつている。こ
の巻線は書込みコイルならびに読出しコイルとし
て使用されるもので、一般に比較的多数の巻回を
持つ多層巻線である。 書込み機能に対してはこの発明により例えば充
分扁平な補助巻線18が設けられ、その巻回は一
方の磁極片例えば基体3に向つた内側の磁極片8
に沿つて巻かれている。この読出し巻線17にほ
ぼ平行に設けられた書込み巻線18は、リングヘ
ツド類似の磁気導体6の区域13内で磁極片8に
よつて分離されている。 書込み機能に対してはこの発明により両方の巻
線17と18に通流方向記号で示した方向に書込
み電流が流れる。これらの電流は少くともリング
ヘツド類似の磁気導体6の区域では互いに逆向き
とすることができる。これらの巻線で囲まれた磁
極片8内には両方の巻線によつて作られた磁場の
重ね合せによつて作られる矢印20で示した磁束
が誘起される。この磁束は磁極片8内従つて磁極
P2の部分では短い矢印21で示した外側磁極片
7内磁束よりも著しく大きい。これによつてこの
発明による磁気ヘツド2は単一磁気ヘツドに準じ
て主として磁極片8の磁極P2だけを使用して書
込む。この書込み機能以外では巻線18は無電流
であり、磁気ヘツド2は従つて読出し巻線17だ
けを使用して通常のリングヘツドとして動作す
る。 磁気ヘツド2を薄膜技術によつて製作する場合
一般に例えばTiCおよびAl2O3からなる基体にと
りつけた飛行体を使用する。この基体には必要に
応じて充分厚い絶縁層例えばAl2O3層を設けるこ
とができる。磁極片7と8ならびに磁脚部分22
の形成に対しては特殊な弱磁性材料例えばNiFe
合金(パーマロイNi/Fe−81/19)又はFeBの
磁性薄膜をスパツタリング、蒸着又は電解析出に
よつて形成させ、例えばSiO2又はAl2O3の非磁性
中間層によつて互に分離する。この磁性層はその
面に沿つて磁化する。製造過程に基きこの磁性層
は単軸異方性を示す。即ち各磁性層は磁化容易軸
と呼ばれる互に90゜回転した二つの異方性軸を持
ち、その磁化は磁化容易軸に平行又は逆平行であ
ることが多い。磁化容易方向は各層の形成に際し
て印加した磁場によつて誘起することができる。
この方向は常に磁気導体6内の磁束の方向に垂直
であり、従つて磁極P1とP2の近傍では記録媒体
Mの表面にほぼ平行である。成長した各層は写真
蝕刻法、プラズマ・エツチング、イオンビーム・
エツチング又は湿化学エツチング等の公知技術に
より構造化してヘツドの両磁極片を構成する。 磁気ヘツド2の製作に対してはまず基体3又は
その絶縁層の表面に補助書込み巻線18となるコ
イルの少数の巻回をとりつける。基体表面は例え
ばAl2O3から成りイオンビーム又はプラズマによ
るエツチングで溝を作ることができる。続いて例
えばCu又はAu又はAlの層を析出させ、公知方法
により構造化し平坦化する。これによつて以後の
製作工程は平坦な基体に対して実施することがで
きる。この磁極片はその磁極P2の区域までは比
較的厚く例えば2乃至4μmの厚さとし、磁極P2
に向つて約0.2乃至1μmの厚さまで薄くする。次
いで第2磁極片7との接合個所14に至るまで磁
極片8を絶縁ならびに間隙層で覆う。この層は例
えば硬いAl2O3とする。磁極片8と間隙層の完成
後書出しおよび読出し巻線となる巻線17の各巻
回を同じく薄膜技術によつて基体表面に平行な少
くとも一つの平面内に作り構造化する。巻線17
に誘起される電流は極めて微小であるから、導体
の断面積は実際上電荷負荷に応じて定める必要は
ない。しかし製造技術上の理由から極端に薄く極
めて微細な構造は避ける。巻線は一般に多層構造
であり、例えばCu、Au又はAlからなるその巻回
の断面は例えば0.5μm×3μmであつて、特殊な平
滑化材料内に埋め込まれる。平滑化材料としては
例えば合成樹脂特にポリイミド系のものが使用さ
れる。 次の工程段において第2の薄層磁極片7がとり
つけられ構造化される。その際磁極片7の磁性層
は間隙12の部分では間隙層だけで、中間区域1
3では更に巻線17の巻回が埋め込まれている平
滑化層を加えて磁極片8から分離されている。接
合個所14の区域では両磁極片7と8が互に接合
して磁気ヘツドのリングヘツド類似形式を形成す
る。 最後にこのようにして作られた薄膜磁気ヘツド
2を保護するため比較的厚い保護層例えばAl2O3
層を設ける。 第2図と第4図に示したこの発明による磁気ヘ
ツドの実施態様と第1図に示した磁気ヘツド2と
の間の主要な相違点は書込み・読出し巻線に対す
る書込み補助巻線の巻回の位置である。総ての図
面において対応部分は同じ符号で示されている。 第1図に示した磁気ヘツド2と異り第2図の磁
気ヘツド25では、書込みコイルとなる巻線26
が磁気ヘツド内部において直接基体3の表面に設
けられずに磁気ヘツドの外側に置かれている。こ
の場合両方の巻線の磁場の重り合いにより磁極片
7内に誘起された磁束28は内部の基体側の磁極
片8内の磁束29よりも著しく大きくなり、書込
み機能は主として外側の磁極片7によつて行なわ
れる。 第2図の磁気ヘツド25は書込み機能中のもの
であり、この機能に対して補助書込み巻線26と
書込み・読出し巻線17の双方が使用される。こ
の場合記録媒体の記憶層4では第3図のグラフに
示した磁場の強さの分布となる。縦軸には磁場の
強さHを任意単位でとり、横軸には第2図に示す
ように間隙12の中点を原点とする距離座標xを
μmを単位としている。曲線は書込み巻線26
が投入され書込み・読出し巻線17が遮断されて
いるときのものであり、曲線は書込み・読出し
巻線だけが励起されているときのものである。こ
れに対して巻線17と26が共に書込みに使用さ
れているときは曲線で示した磁場の強度分布と
なる。この場合書込み・読出し巻線17の効率は
例えば70%という高い値となり得る。書込み巻線
26の効率は主として磁極に対する巻線の空間配
置に関係し、巻線が対応する磁極に近い程高い値
となる。典型的には約10%の効率となる。しかし
このような効率の差に基いてこれらの巻線をその
極性を考えて並列に接続したとき曲線で示した
最高合成磁場が作られるように巻線17と26の
抵抗を選定することができる。 更に第3図から分るように書込み・読出し巻線
17と書込み巻線26を書込み機能に対して同時
に投入することによつても書込み磁場の立上りを
急峻にすることができるという利点がある。これ
に対応してグラフにt1として示されている書込み
巻線26だけの場合の曲線に引かれた接線はこ
の巻線26と書込み・読出し巻線17の両方によ
つて作られた合成磁場の曲線に対する接線t3よ
りも傾斜が緩やかである。 第1図、第2図に示した磁気ヘツド2と25に
おいてはそれぞれの書込み巻線18又は26がほ
ぼ平坦な形状と考えられているのに対して、第4
図の実施例30には補助の書込み巻線31が追加
され、磁極片7と8から構成されるリングヘツド
類似の磁気導体6を少くとも部分的に囲んでい
る。同じく薄膜技術によつて作られる磁気ヘツド
30の補助巻線31は例えば単一の幅広い帯導体
巻回あるいは多数の巻回から構成される。従つて
この巻線は基体3の表面近くに、磁極片7の外側
にある扁平な外方部分33と結合されて巻線31
を形成する扁平な内方部分32を備えている。図
に記入した書込み・読出し巻線17と補助の書込
み巻線31を流れる電流の方向において書込み機
能は主として外側の磁極片7によつて行われる。
一方の巻線の電流の方向を変えることによつて内
側の磁極片8によつても書込むことができること
は当然である。 第5図と第6図にこの発明による磁気ヘツド3
5の一部の互に90゜回転した切断面を示す。この
磁気ヘツドは第1図の磁気ヘツド2から出たもの
であるが、その補助書込み巻線36が基体3の側
にあつて書込み磁極片38に組み込まれていると
いう有利な構成となつている。そのためにこの磁
極片にはその磁極P2の近くに穴39がほられ、
この穴に補助巻線36の少くとも一つの巻回が広
がつている。この磁極片38を作るためには一例
ともまず基体3の表面に少くとも一つの弱磁性材
料層を巻線36の巻回に対応する厚さに設ける。
続いてこの層に穴39をほり、そこに巻線36の
巻回を入れる。この構造を例えば間隙ならびに分
離用の層41で覆つた後磁極片38の残りの層4
2をとりつける。以後の製造工程段階は第1図の
磁気ヘツド2の工程段階に対応するものとするこ
とができる。 第5図の磁気ヘツドの磁極片38の表面に沿つ
た切断面−を第6図に示す。ここではこの磁
極片によつて覆われている部分が破線で示されて
いる。磁極片38内の磁束43の方向と巻線36
内の電流の方向は矢印で示されている。 第5図と第6図に示したこの発明による磁気ヘ
ツド35においては、書込みコイルとして使用さ
れる補助巻線36が製造技術上特に簡単に実現さ
れる。即ち磁極P2の区域において磁極片38の
少くとも一つの弱磁性層40をその一部が巻線3
6に対する導体路として使用されるように構造化
すればよい。
に磁化することにより情報を書込む磁化可能の記
憶層を備える記録媒体に対して使用される非磁性
基体上の成層構造としての薄膜磁気ヘツドに関す
るものである。この磁気ヘツドは二つの磁極片か
ら成り、磁束を導くリングヘツド類似の磁気導体
を備え、その記録媒体に対向する磁極はヘツドの
運動方向において前後に特定の間隔を保つて配置
され、少くともほぼ扁平な書込み・読出し巻線を
備え、その巻回は二つの磁極片の間に形成された
中間室内に拡がつている。 〔従来の技術〕 この種の磁気ヘツドの一例は欧州特許出願公開
(EP−A1)第0012910号公報に示されている。 情報を記憶するための垂直磁化の原理はよく知
られている(例えば「アイ・イー・イー・イー
トランサクシヨン オン マグネチクス」IEEE
Transaction on magnetics、MAG−16、1、
Jan.1980、pp.71〜76;ドイツ連邦共和国特許出
願公開(DE−OS)第2924013号又は前記EP−A1
第0012910号公報)。垂直磁化法と呼ばれることが
多いこの原理の実施には硬い磁気記憶板、柔軟な
単一板(フロツピーデイスク)あるいは磁気テー
プの形の記録媒体を必要とする。これらに対応す
る記録媒体は磁気異方性物質、特に一つのCoCr
合金を含む特定の厚さの磁化可能の記憶層を少く
とも一つ備えている。この層の磁化容易軸は媒体
表面に垂直に向けられている。特殊な磁気ヘツド
を使用してこの媒体の一つのトラツクに沿つて
個々の情報がセル又はブロツクとも呼ばれる連続
して並ぶ区域内に記憶層の適当な磁化によつて書
込まれる。実際には一般に磁束の転換即ち一つの
磁化方向から逆の磁化方向への移行が情報として
利用される。この区域はトラツクの長さ方向にお
いて波長とも呼ばれている特定の拡がりを持つ。
この拡がりは縦(水平)記憶方式において達成さ
れる限界に比べて著しく小さくなり得るものであ
る。従つて垂直磁化原理に従うことにより記録媒
体上の情報密度を著しく上昇させることができ
る。 縦磁化原理に対して公知の書込みを読出しの双
方に使用される組合せ書込み・読出しヘツドはそ
のまま垂直磁化法に対して使用することはできな
い。このヘツドは普通リングヘツド類似の形態を
持ち、垂直磁化原理の際にも要求されるできるだ
け閉結した円に沿つて磁束を導き磁気抵抗を小さ
くすることは可能であるがこのリングヘツドを使
用すると書込まれた情報の読出しに際して困難な
問題が生ずる。 このことから垂直磁化法に対しては特殊な書込
み・読出しヘツドを開発する必要があると考えら
れた。この方法に適した磁気ヘツドは一般に記憶
層の各区域の磁化を反転させるための強力な垂直
磁場を作る主磁極を備える。この場合必要な磁気
帰還は記録媒体の反対側に置かれた補助磁極によ
つて行われる。(前記の「アイ・イー・イー・イ
ー トランサクシヨン オン マグネチクス」
IEEE Trans magn.MAG−16参照)。磁気帰還
は主磁極と同じ側にある補助磁極によることも可
能である(「アイ・イー・イー・イー トランサ
クシヨン オン マグネチクス」IEEE Trans
magn.MAG−17、6、Nov.1981、pp.3120〜
3122又は同MAG−18、6、Nov.1982、pp.1158
〜1163;前記のDE−OS又はEP−A1)。これに応
じて前記の欧州特許出願公開公報に記載されてい
る書込み・読出し磁気ヘツドには二つの磁極片で
構成された磁束を導くリングヘツド類似の磁気導
体が設けられ、その記録媒体に向う終端部がヘツ
ドの運動方向から見て特定の間隔を保つて前後に
配置されて主磁極と補助磁極を構成する。これら
の磁極片の間に形成され絶縁材料を充満した中間
室を通して一つの少くとも充分に扇平な巻線の巻
回が拡がる。この巻線によつて主磁極の書込み機
能が励起されあるいは読出し機能のために主磁極
の励起が記録される。この巻線の巻回と磁極片は
共に薄膜技術によつて非磁性基体上に形成され
る。 例えば前記のEP−A1又はDE−OSによつて公
知の磁気ヘツド型の場合補助磁極は常に磁束の帰
還だけに使用される。時として生ずる補助磁極に
よる同伴書込みは主磁極による書込みがそれに続
き、補助磁極による書込みの上に重ねられること
から受け入れておかなければならない。しかし補
助磁極の走行端縁による同伴読出しを少くとも大
部分阻止するため、両磁極間に形成された空気間
隙を比較的広くして補助磁極においての磁束密度
が充分低く保持されるようにしなければならな
い。しかしこのような広い間隙を持つ層の薄膜技
術による実現は困難である。 この難問のため特別な補助磁極を使用しない磁
気ヘツドが提案されている(「アイ・イー・イ
ー・イー トランサクシヨン オン マグネチク
ス」IEEE Trans.magn.、MAG−18〔6〕、
Nov.1982、pp 1170〜1172;EP−A2第0071489
号公報)。これらの磁気ヘツドでは必要な磁束の
帰還が洩れ磁束によつて実施される。それに対応
してEP−A2第0071489号公報に記載されている
磁気ヘツドには記録媒体に向つた磁極が一つだけ
使用され、これに扁平な書込み・読出し巻線が所
属する。単一磁極ヘツドとも呼ばれているこの種
の磁気ヘツドにより効果的な書込み機能に対して
一般に必要とされている条件は少くとも大部分満
たされる。これに対応して高いビツト密度での記
録に対しては記録媒体の記憶層を反転磁化するた
めに充分強い磁場を達成する必要があると同時
に、ヘツドの立去り側の縁端において磁場の低下
をできるだけ急峻にして磁化反転の際の過渡領域
幅が小さくなるようにしなければならない(「ア
イ・イー・イー・イー トランサクシヨン オン
マグネチクス」IEEE Trans.Magn.MAG−
19、〔5〕Sept.1983、pp.2239〜2224)。しかし補
助磁極が存在しないと充分強い読出し信号は得ら
れない。 読出しに際しての上記の問題に基いて書込みヘ
ツドと読出しヘツドとに分離して各ヘツドをそれ
ぞれの機能に適合させた系が公知である(「ア
イ・イー・イー・イー トランサクシヨン オン
マグネチクス」IEEE Trans.magn.、MAG−
16、〔5〕、Sept.1980、pp 967〜972、MAG−
17、〔6〕、Nov.1981、pp 2538〜2540)。読出し
には縦磁化法に対して公知のリングヘツドが使用
されるのに対して、書込みは前記の単一磁極ヘツ
ドによつて実施される。この場合単一磁極ヘツド
は記録媒体の裏面に補助磁極を備えることができ
る。しかしそれぞれの機能に適合した読出しヘツ
ドと書込みヘツドを分離して設けた系は構造が複
雑化し高価となる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明の目的は、冒頭に挙げた書込み・読出
ヘツドを改良して垂直磁化原理に基く切換え可能
の書込み機能と読出し機能とが共に比較的高い効
率をもつて遂行されるようにすることである。特
に充分高い読出し電圧がこの磁気ヘツドによつて
作られ、更に書込み機能に対する上記の要求が少
くとも大部分満たされることが期待される。 〔問題点を解決するための手段〕 この目的はこの発明によれば、特許請求の範囲
第1項に記載された構成により達成される。 〔作用効果〕 この発明による磁気ヘツドの利点は別の書込み
巻線が少数の巻回でよいことである。これによつ
てこの巻線を作る際の構造形成に対する困難な問
題が大部分避けることができる。書込み・読出し
巻線の方は比較的小電流が流れるだけであるから
極めて微細な構造とすることができる。この巻線
の巻回数は充分大きくすることができるから読出
し信号電圧が高くなる。 書込み巻線とこの巻線に所属する書込み磁極片
の特殊な空間配置によりこの発明による磁気ヘツ
ドには書込み・読出し巻線による書込みに際して
リングヘツドの磁場分布が作られ、別の書込み巻
線では単一磁極ヘツドの磁場分布が作られる。こ
れらの磁場を重ねることにより書込み磁極片内で
は垂直全磁場となり、書込み磁場の著しい上昇を
可能にする。この磁気ヘツドで読出す際には補助
の書込み巻線は機能しない。この場合磁気ヘツド
は読出し機能に対してリングヘツドとして動作さ
せることができる。 この発明による磁気ヘツドの有利な実施態様は
特許請求の範囲第2項以下に示される。 〔実施例〕 図面を参照してこの発明とその展開を更に詳細
に説明する。 第1図に示したこの発明による書込み・読出し
磁気ヘツドは垂直磁化方式に対して使用される公
知のリングヘツド類似の磁気ヘツドから発したも
のである(例えばEP−A1第0012910号公報)。第
1図に2として示されているヘツドは例えば書込
み機能中のものであり、基体3の平坦面例えば飛
行体と呼ばれている素子の前面又は背面に置かれ
ている。このヘツドは公知の垂直磁化型記録媒体
Mに対してその例えばCoCrから成る特殊記憶層
4から例えば0.2μmの飛行高度を保つて一つのト
ラツクに沿つて移動する。一般にヘツドは静止し
記録媒体の方がヘツドの下を通過する。磁気ヘツ
ド2に対する記録媒体の相対的移動方向は矢線v
で示されている。 磁気ヘツド2は二つ磁極片7と8を持ち磁束を
導くリングヘツド類似の磁気導体6を備えてい
る。これらの磁極片はその記録媒体に向つた終端
9と10が記録媒体Mの表面に少くとも近似的に
垂直に向けられ、そこに磁極P1,P2を形成する。
これらの磁極の間には縦方向即ち運動方向vの幅
wが1μm以下、特に0.3μm以下である小さな空気
間隙12が作られている。リングヘツド状の磁気
導体6の中央区域13では、両磁極片7と8の間
の間隔は空気間隙幅wに比べて拡げられている。
そのため運動方向に見て背後にある磁極片7はこ
の部分で前方にある直線状の磁極片8から大きな
間隔w′を保つ。区域13の外では記録媒体Mに
対して反対側の端部が結合区域14となつて磁極
片8に接し、それによつて磁気導体6のリングヘ
ツド類似の形状を作る。中央区域13において磁
極片7と8の間に形成された中間室16には読出
しコイルとなる扁平巻線17が拡がつている。こ
の巻線は書込みコイルならびに読出しコイルとし
て使用されるもので、一般に比較的多数の巻回を
持つ多層巻線である。 書込み機能に対してはこの発明により例えば充
分扁平な補助巻線18が設けられ、その巻回は一
方の磁極片例えば基体3に向つた内側の磁極片8
に沿つて巻かれている。この読出し巻線17にほ
ぼ平行に設けられた書込み巻線18は、リングヘ
ツド類似の磁気導体6の区域13内で磁極片8に
よつて分離されている。 書込み機能に対してはこの発明により両方の巻
線17と18に通流方向記号で示した方向に書込
み電流が流れる。これらの電流は少くともリング
ヘツド類似の磁気導体6の区域では互いに逆向き
とすることができる。これらの巻線で囲まれた磁
極片8内には両方の巻線によつて作られた磁場の
重ね合せによつて作られる矢印20で示した磁束
が誘起される。この磁束は磁極片8内従つて磁極
P2の部分では短い矢印21で示した外側磁極片
7内磁束よりも著しく大きい。これによつてこの
発明による磁気ヘツド2は単一磁気ヘツドに準じ
て主として磁極片8の磁極P2だけを使用して書
込む。この書込み機能以外では巻線18は無電流
であり、磁気ヘツド2は従つて読出し巻線17だ
けを使用して通常のリングヘツドとして動作す
る。 磁気ヘツド2を薄膜技術によつて製作する場合
一般に例えばTiCおよびAl2O3からなる基体にと
りつけた飛行体を使用する。この基体には必要に
応じて充分厚い絶縁層例えばAl2O3層を設けるこ
とができる。磁極片7と8ならびに磁脚部分22
の形成に対しては特殊な弱磁性材料例えばNiFe
合金(パーマロイNi/Fe−81/19)又はFeBの
磁性薄膜をスパツタリング、蒸着又は電解析出に
よつて形成させ、例えばSiO2又はAl2O3の非磁性
中間層によつて互に分離する。この磁性層はその
面に沿つて磁化する。製造過程に基きこの磁性層
は単軸異方性を示す。即ち各磁性層は磁化容易軸
と呼ばれる互に90゜回転した二つの異方性軸を持
ち、その磁化は磁化容易軸に平行又は逆平行であ
ることが多い。磁化容易方向は各層の形成に際し
て印加した磁場によつて誘起することができる。
この方向は常に磁気導体6内の磁束の方向に垂直
であり、従つて磁極P1とP2の近傍では記録媒体
Mの表面にほぼ平行である。成長した各層は写真
蝕刻法、プラズマ・エツチング、イオンビーム・
エツチング又は湿化学エツチング等の公知技術に
より構造化してヘツドの両磁極片を構成する。 磁気ヘツド2の製作に対してはまず基体3又は
その絶縁層の表面に補助書込み巻線18となるコ
イルの少数の巻回をとりつける。基体表面は例え
ばAl2O3から成りイオンビーム又はプラズマによ
るエツチングで溝を作ることができる。続いて例
えばCu又はAu又はAlの層を析出させ、公知方法
により構造化し平坦化する。これによつて以後の
製作工程は平坦な基体に対して実施することがで
きる。この磁極片はその磁極P2の区域までは比
較的厚く例えば2乃至4μmの厚さとし、磁極P2
に向つて約0.2乃至1μmの厚さまで薄くする。次
いで第2磁極片7との接合個所14に至るまで磁
極片8を絶縁ならびに間隙層で覆う。この層は例
えば硬いAl2O3とする。磁極片8と間隙層の完成
後書出しおよび読出し巻線となる巻線17の各巻
回を同じく薄膜技術によつて基体表面に平行な少
くとも一つの平面内に作り構造化する。巻線17
に誘起される電流は極めて微小であるから、導体
の断面積は実際上電荷負荷に応じて定める必要は
ない。しかし製造技術上の理由から極端に薄く極
めて微細な構造は避ける。巻線は一般に多層構造
であり、例えばCu、Au又はAlからなるその巻回
の断面は例えば0.5μm×3μmであつて、特殊な平
滑化材料内に埋め込まれる。平滑化材料としては
例えば合成樹脂特にポリイミド系のものが使用さ
れる。 次の工程段において第2の薄層磁極片7がとり
つけられ構造化される。その際磁極片7の磁性層
は間隙12の部分では間隙層だけで、中間区域1
3では更に巻線17の巻回が埋め込まれている平
滑化層を加えて磁極片8から分離されている。接
合個所14の区域では両磁極片7と8が互に接合
して磁気ヘツドのリングヘツド類似形式を形成す
る。 最後にこのようにして作られた薄膜磁気ヘツド
2を保護するため比較的厚い保護層例えばAl2O3
層を設ける。 第2図と第4図に示したこの発明による磁気ヘ
ツドの実施態様と第1図に示した磁気ヘツド2と
の間の主要な相違点は書込み・読出し巻線に対す
る書込み補助巻線の巻回の位置である。総ての図
面において対応部分は同じ符号で示されている。 第1図に示した磁気ヘツド2と異り第2図の磁
気ヘツド25では、書込みコイルとなる巻線26
が磁気ヘツド内部において直接基体3の表面に設
けられずに磁気ヘツドの外側に置かれている。こ
の場合両方の巻線の磁場の重り合いにより磁極片
7内に誘起された磁束28は内部の基体側の磁極
片8内の磁束29よりも著しく大きくなり、書込
み機能は主として外側の磁極片7によつて行なわ
れる。 第2図の磁気ヘツド25は書込み機能中のもの
であり、この機能に対して補助書込み巻線26と
書込み・読出し巻線17の双方が使用される。こ
の場合記録媒体の記憶層4では第3図のグラフに
示した磁場の強さの分布となる。縦軸には磁場の
強さHを任意単位でとり、横軸には第2図に示す
ように間隙12の中点を原点とする距離座標xを
μmを単位としている。曲線は書込み巻線26
が投入され書込み・読出し巻線17が遮断されて
いるときのものであり、曲線は書込み・読出し
巻線だけが励起されているときのものである。こ
れに対して巻線17と26が共に書込みに使用さ
れているときは曲線で示した磁場の強度分布と
なる。この場合書込み・読出し巻線17の効率は
例えば70%という高い値となり得る。書込み巻線
26の効率は主として磁極に対する巻線の空間配
置に関係し、巻線が対応する磁極に近い程高い値
となる。典型的には約10%の効率となる。しかし
このような効率の差に基いてこれらの巻線をその
極性を考えて並列に接続したとき曲線で示した
最高合成磁場が作られるように巻線17と26の
抵抗を選定することができる。 更に第3図から分るように書込み・読出し巻線
17と書込み巻線26を書込み機能に対して同時
に投入することによつても書込み磁場の立上りを
急峻にすることができるという利点がある。これ
に対応してグラフにt1として示されている書込み
巻線26だけの場合の曲線に引かれた接線はこ
の巻線26と書込み・読出し巻線17の両方によ
つて作られた合成磁場の曲線に対する接線t3よ
りも傾斜が緩やかである。 第1図、第2図に示した磁気ヘツド2と25に
おいてはそれぞれの書込み巻線18又は26がほ
ぼ平坦な形状と考えられているのに対して、第4
図の実施例30には補助の書込み巻線31が追加
され、磁極片7と8から構成されるリングヘツド
類似の磁気導体6を少くとも部分的に囲んでい
る。同じく薄膜技術によつて作られる磁気ヘツド
30の補助巻線31は例えば単一の幅広い帯導体
巻回あるいは多数の巻回から構成される。従つて
この巻線は基体3の表面近くに、磁極片7の外側
にある扁平な外方部分33と結合されて巻線31
を形成する扁平な内方部分32を備えている。図
に記入した書込み・読出し巻線17と補助の書込
み巻線31を流れる電流の方向において書込み機
能は主として外側の磁極片7によつて行われる。
一方の巻線の電流の方向を変えることによつて内
側の磁極片8によつても書込むことができること
は当然である。 第5図と第6図にこの発明による磁気ヘツド3
5の一部の互に90゜回転した切断面を示す。この
磁気ヘツドは第1図の磁気ヘツド2から出たもの
であるが、その補助書込み巻線36が基体3の側
にあつて書込み磁極片38に組み込まれていると
いう有利な構成となつている。そのためにこの磁
極片にはその磁極P2の近くに穴39がほられ、
この穴に補助巻線36の少くとも一つの巻回が広
がつている。この磁極片38を作るためには一例
ともまず基体3の表面に少くとも一つの弱磁性材
料層を巻線36の巻回に対応する厚さに設ける。
続いてこの層に穴39をほり、そこに巻線36の
巻回を入れる。この構造を例えば間隙ならびに分
離用の層41で覆つた後磁極片38の残りの層4
2をとりつける。以後の製造工程段階は第1図の
磁気ヘツド2の工程段階に対応するものとするこ
とができる。 第5図の磁気ヘツドの磁極片38の表面に沿つ
た切断面−を第6図に示す。ここではこの磁
極片によつて覆われている部分が破線で示されて
いる。磁極片38内の磁束43の方向と巻線36
内の電流の方向は矢印で示されている。 第5図と第6図に示したこの発明による磁気ヘ
ツド35においては、書込みコイルとして使用さ
れる補助巻線36が製造技術上特に簡単に実現さ
れる。即ち磁極P2の区域において磁極片38の
少くとも一つの弱磁性層40をその一部が巻線3
6に対する導体路として使用されるように構造化
すればよい。
第1図と第2図はこの発明の二つの互に異る実
施例の縦断面を示し、第3図は第2図の磁気ヘツ
ドによつて作られる垂直磁場のグラフであり、第
4図と第5図はこの発明の別の二つの互に異る実
施例の縦断面を示し、第6図は第5図の磁気ヘツ
ドの別の縦断面を示す。第1図においてM:記録
媒体、17:書込み・読出し巻線、18:書込み
専用補助巻線、6:リングヘツド類似ヘツド部
分。
施例の縦断面を示し、第3図は第2図の磁気ヘツ
ドによつて作られる垂直磁場のグラフであり、第
4図と第5図はこの発明の別の二つの互に異る実
施例の縦断面を示し、第6図は第5図の磁気ヘツ
ドの別の縦断面を示す。第1図においてM:記録
媒体、17:書込み・読出し巻線、18:書込み
専用補助巻線、6:リングヘツド類似ヘツド部
分。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁気ヘツド2;25;30;35の両巻線1
7;18;26;31;36に対する制御回路を
備えた薄膜磁気ヘツドであつて、 前記磁気ヘツドにより記録媒体Mの記憶層4中
にトラツクに沿つて垂直磁化により情報が書込ま
れ、 前記磁気ヘツドは非磁性基板3の上に層状に構
成され、 前記磁気ヘツドは2つの磁極片を有する磁束を
通すリングヘツド類似の磁気導体6を備え、その
際該磁極片の記録媒体Mに対向する極P1,P2は
ヘツドの移動方向に見て前後にかつ所定の間隔w
をおいて配置され、 前記磁気ヘツドは少なくともほぼ平面の第1の
巻線17を備え、これの巻回は磁極片の間に形成
された中間空間16を貫通して延びており、 前記磁気ヘツドは書き込み機能のための別の巻
線18,26,31,36を備え、これの巻回は
少なくとも部分的にリングヘツド類似の磁気導体
6の外面の少なくとも1つの部分領域に配置され
るようになつたものにおいて、 前記制御回路により、第1の巻線17は読出し
巻線および書込み巻線として、別の巻線18,2
6,31,36は付加的な書込み巻線としてのみ
接続され、 書込み機能のために、前記別の書込み巻線1
8,26,31,36と前記第1の巻線17の間
において延びているリングヘツド類似の磁気導体
6の磁極片8;38は書込み磁極片であり、両巻
線は制御回路により次のように相互に接続されて
いること、すなわち電流通流方向がこの書込み磁
極片8;38に対して隣接する巻回において反対
方向であること を特徴とする磁気ヘツド。 2 磁気ヘツドの外側即ちその非磁性基体に対し
て反対側に置かれた磁極片7が第一の巻線17と
別の書込み巻線26;31中の特定の電流通流方
向において主要な書込み磁極片となることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の磁気ヘツド。 3 別の書込み巻線18;31;36の巻回が磁
気ヘツド2;30;35の基体3に対向する側に
設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項又は第2項記載の磁気ヘツド。 4 別の書込み巻線31のヘツド基体側に置かれ
た巻回中の電流通流方向が隣接する第一の巻線1
7の巻回中の電流通流方向と同一方向であること
を特徴とする特許請求の範囲第2項又は第3項記
載の磁気ヘツド。 5 磁気ヘツド2;30;35の基体3に対向す
る側にある別の書込み巻線18;31;36の巻
回は、少なくとも部分的に、隣接する磁極片8;
38の極P2を形成する終端10の区域内に設け
られていることを特徴とする特許請求の範囲第3
項記載の磁気ヘツド。 6 別の書込み巻線18;26;31;36が少
なくとも一つの平面内に一つ又は複数の巻回を備
えていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
乃至第5項の一つに記載の磁気ヘツド。 7 別の書込み巻線36が少なくとも部分的に隣
接する磁極片28に接合されていることを特徴と
する特許請求の範囲第1項乃至第6項の一つに記
載の磁気ヘツド。 8 別の書込み巻線36の巻回が隣接する磁極片
38の区域においてこの磁極片の対応する部分4
0の構造化によつて形成されていることを特徴と
する特許請求の範囲第7項記載の磁気ヘツド。 9 第一の巻線17が複数の巻回を持ち、少なく
ともほぼ平坦な単層又は多層構造として作られて
いることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
第8項の一つに記載の磁気ヘツド。 10 磁束を導く磁気導体6が少なくとも部分的
に軟磁性材料から成ることを特徴とする特許請求
の範囲第1項乃至第9項の一つに記載の磁気ヘツ
ド。 11 磁束を導く磁気導体6が、磁束の案内方向
にほぼ垂直な磁化容易軸を持つ材料から成ること
を特徴とする特許請求の範囲第10項記載の磁気
ヘツド。 12 磁極片7;8;38の極P1,P2の記録媒
体Mに対向する終端9;10間の距離wが最高
1μmであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項乃至第11項の一つに記載の磁気ヘツド。 13 磁束を導く磁気導体6の磁極片7,8;3
8の間に記録媒体Mに対向する磁極終端9,10
の間隔wからより大きな間隔w′に広げられてい
る中間室16が形成され、読出し巻線17の巻回
の一部がこの中間室内に置かれていることを特徴
とする特許請求の範囲第1項乃至第12項の一つ
に記載の磁気ヘツド。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19833346777 DE3346777A1 (de) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | Duennschicht-magnetkopf zur senkrechten (vertikalen) aufzeichnung |
DE3346777.3 | 1983-12-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60237617A JPS60237617A (ja) | 1985-11-26 |
JPH0322644B2 true JPH0322644B2 (ja) | 1991-03-27 |
Family
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