JPH03225101A - 火炎伝播燃焼器の消火音低減装置 - Google Patents

火炎伝播燃焼器の消火音低減装置

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JPH03225101A
JPH03225101A JP2000190A JP2000190A JPH03225101A JP H03225101 A JPH03225101 A JP H03225101A JP 2000190 A JP2000190 A JP 2000190A JP 2000190 A JP2000190 A JP 2000190A JP H03225101 A JPH03225101 A JP H03225101A
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extinguishing
fire extinguishing
combustion chamber
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energy
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JP2000190A
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English (en)
Inventor
Junichi Kimura
淳一 木村
Shigeto Nakagawa
中川 重人
Shunichi Oshida
俊一 押田
Satoshi Haneki
敏 羽木
Hidetoshi Yoshimura
吉村 秀利
Keiichi Hashimoto
橋本 啓一
Akira Kuga
章 久我
Yutaka Aoki
豊 青木
Rintarou Hisanori
久乗 輪太郎
Kiyoshi Kawashima
清 川島
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SEIBU GAS KK
Paloma Kogyo KK
Toho Gas Co Ltd
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SEIBU GAS KK
Paloma Kogyo KK
Toho Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、管状燃焼室内を給気及び排気、点火、燃焼
、消火のサイクルを連続的にくり返してその火炎面が伝
播する燃焼方式の火炎伝播燃焼器において、その消火音
を減衰して騒音の低下を図った火炎伝播燃焼器の消火音
低減装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の火炎伝播燃焼器は、たとえば、実開昭6
3−23512号公報、実開昭64−15057号公報
、特開平1−150720号公報等に示されているよう
に、管状燃焼室の基端給気例の消火部に消火時に火炎流
の流速を急激に変化させるための狭窄部(消火オリフィ
ス)を設けて、火炎面の終端部が狭窄部に至ると、該狭
窄部で遮壁をつくって火炎流を堰止め、その流速に急激
な変化を与えることにより火炎をそのまま一挙に消火せ
しめる構造となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の技術にあっては、管状燃焼室を伝播する火炎
面の終端部が狭窄部に近づくにつれてその排気圧による
管内圧が次第に高くなり、しかも、火炎流速の急激な変
化によって一挙に消火されるために、消火時の圧力、す
なわち、消火エネルギーが著しく高くなって大きな消火
音が発生する。
しかして、給気及び排気、点火、燃焼、消火のサイクル
を管状燃焼室の長さ等の条件により決まる一定の時間を
もって連続的にくり返すという火炎伝播燃焼動作におい
ては、1サイクルごとに燃焼と消火が行われるため、周
期的に発生する消火音が高い音圧の連続音となって高い
騒音となるという問題点があった。
この発明は、従来の技術の有する斯かる問題点に鑑み、
管状燃焼室の消火部の付近に消火エネルギーの減衰手段
を設けることによって消火音の低減を図り騒音を低下せ
しめた火炎伝播燃焼器の消火音低減装置の提供を目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明の火炎伝播燃焼器
の消火音低減装置における請求項1の発明は、管状燃焼
室内を給気及び排気、点火、燃急消火のサイクルを連続
的にくり返してその火炎面が伝播する燃焼方式の火炎伝
播燃焼器において、該管状燃焼室の消火部の付近に消火
エネルギーの減衰手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
また、請求項2の発明は、消火エネルギーを減衰する手
段として、管状燃焼室の消火部を分割したものであり、
請求項3の発明は、消火エネルギーを減衰する手段とし
て、管状燃焼室の消火部の内壁部に消火エネルギーを吸
収する部材をライニング状に設けたものであり、請求項
4の発明は、消火エネルギーを減衰する手段として、管
状燃焼室の消火部に消火エネルギーを緩衝する部材を多
段状に設けたものである。
〔作  用〕
上記のように構成されたこの発明の火炎伝播燃焼器の消
火音低減装置における請求項1記戦の発明にあっては、
給気及び排気、点火、燃焼、消火のサイクルを管状燃焼
室の長さ等の条件により決まる一定の時間をもって連続
的にくり返すという火炎伝播燃焼動作において、1サイ
クルごとに発生する消火音が消火エネルギーの減衰手段
によって低減され、高い音圧の連続音は低減し騒音は低
下する。
請求項2記載の発明は、管状燃焼室の消火部が小分割さ
れて、1つ1つの消火エネルギーがインプットの小分割
により小さく分散されるため、消火する小火炎の消火音
の音圧和が低くなり、消火位置がずれることによる各々
の消火時の差異及び分割板による奪熱なども加味されて
全体の消火音は弱まり低減する。
請求項3記載の発明は、管状燃焼室の消火部に生ずる消
火エネルギーを内壁部の吸収部材によるクツション作用
で吸収分散されるため、消火音は弱まり低減する。
請求項4記載の発明は、管状燃焼室の消火部の多段の緩
衝部材で多段消火して消火エネルギーを緩衝分散するた
め、徐々にその圧力は小さくなりやわらげられるから消
火音は弱まり低減する。
〔実 施 例〕
以下この発明による火炎伝播燃焼器の消火音低減装置の
実施例について図面を参照して説明する。
火炎伝播燃焼器(シャトルバーナともいう)版たとえば
、第1図において、管状燃焼室Aをガラス管等の燃焼管
1で形成し、該管状燃焼室Aの基端給気側Bに消火オリ
フィス2を有する消火部Cと燃料ガスと燃焼用空気の混
合室3を連設し、該混合室3にガス供給管4と空気供給
管5を接続せしめて、混合室3へはガス供給管4からの
燃料ガスと給気ファン6等から空気供給管5を介して供
給される燃焼用空気とが一定圧のもとに強制送給される
ように設け、混合室3へ送給される供給ガス量はガス供
給管4に設けた調節バルブvlで、また、供給空気量は
空気供給管5に設けた調節パルプv震で自由に調節でき
るようになし、かつ、管状燃焼室Aの先端排気側りには
ヒータ、パイロットバーナ等の点火源7を臨設し、該点
火源7の後流側に排気管8を連設した構造となっており
、その燃焼メカニズムは、ガス供給管4からの燃料ガス
と空気供給管5からの燃焼用空気とが一定圧をもって混
合室3に送給されて混合され、その混合ガスが消火オリ
フィス2を通って管状燃焼室A内に送給されて基端給気
側Bから先端排気側りへ流れ(矢印す参照)、混合ガス
の先端部が点火源7に達すると、点火源7によりこれに
点火され、管状燃焼室A内に送給されて充満している混
合ガスは先端部から燃焼を始め基端側へ順次燃焼してゆ
くため、その火炎面aは管状燃焼室A内を先端排気側り
から基端給気側Bへ流れて(矢印C参照)火炎伝播を行
い、火炎面(a)の終端部が消火部Cに至ると、消火オ
リフィス2によりその流速に変化を与えて消火せしめ、
次のサイクルに移行し、その給気動作で先のサイクル時
の燃焼排気ガスを先端排気側りへ押し出し排気管8から
器外へ放出する、という火炎伝播燃焼動作を連続的にく
り返すものである。すなわち、管状燃焼室A内を給気及
び排気、点火、燃焼、消火のサイクルを管状燃焼室Aの
長さ等の条件により決まる一定の時間ごとに連続的にく
り返し、1サイクルごとの燃焼動作時にその火炎面aが
伝播して管状燃焼室Aを加熱し、均一な表面温度が得ら
れるもので、1サイクルごとに燃焼と消火が行われる燃
焼方式上記火炎伝播燃焼器において、この発明の消火音
低減装置の実施例を以下に説明する。
実施例1 実施例1は管状燃焼室Aの消火部Cを分割して、消火エ
ネルギーを分散させることにより消火音の低減を図った
ものであって、たとえば、実施例1−(1) 第1図及び第2図に示したように、断面形状が円型で、
たとえば、φ34■のガラス管等で形成せる管状燃焼室
Aの消火部Cに4枚の分割板9を放射状に配設して、消
火部Cを4つの室C+、Cz、Cx、Caに等分に分割
し、かつ、該分割板9と多孔オリフィス板10を組合わ
せて、各々の室CI。
C,、C,、C,に、たとえば、φ3−の各々の消火オ
リフィスLla、 llb、 llc、 lidを設け
て、消火部Cを4分割した構造として、消火エネルギー
を分散させるもの。
実施例1−(2) 第3図に示したように、断面形状が円型で、たとえば、
φ34閣のガラス管等で形成せる管状燃焼室Aの消火部
Cに6枚の分割板109を放射状に配設して、消火部C
を6つの室CI、Cz 、Cx 。
C4,Cs、Caに、等分に分割し、かつ、該分割板1
09と多孔オリフィス板110を組合わせて、各々の室
C,,cx、C,,C4,cs、c、にたとえば、φ3
mの各々の消火オリフィス11a。
11b、 llc、 lid、 lie、 llfを設
けて、消火部Cを6分割した構造として、消火エネルギ
ーを分散させるもの。
上記実施例1−(1)〜(2)の消火音低減効果の実験
結果は次のとおりであった。
実験条件 テストガスC5Ht、インプット−1000−1100
Kcal/ h、空気比(λ) −1,2における消火
音(騒音レベル)の測定結果を表1及び第17図の特性
グラフに示す、なお、表1及び第17図において、本発
明の、たとえば、4分割X 20CIとは、消火部 の分割数×分割板の長さ、をいう。
表  1 表1から明らかなように、消火音低減効果としては、6
分割〉4分割、また、分割板の長さ20C11>10C
11となり、分割しない従来に比べ、分割した本発明で
は10〜20dB消火音が低下する。すなわち、分割数
が多く、分割板の長さが長いほど消火音低減効果は顕著
となる。
分割数が増すと消火音が低下するのは、インプットが分
割数に応じて小さく等分され、インプットが小さいほど
、また、消火部Cの室C1,Ct・・・が小さいほど消
火音が小さくなり消火音は低下するのである。
また、複数の室C+、Cz・・・n個の同じ音圧レベル
LゆのdB和のレベルLは次式で表される。
L = L 6 + 10 log+o nしたがって
、インブ7・トが小さく等分されるほど、Loの値が小
さくなり、その割合が大きいために消火音は分割しない
ものに比べ小さくなる。
また、分割板が長くなるほど消火音が低下あるのは、分
割された各々の火炎の消火位置がずれやすいことと、分
割板による火炎の奪熱が多くなることに起因する。
実施例1−(3) 第4図(イ)、(ロ)に示したように、円柱体209に
4つの室C,,C,・・・C4を穿ち、各々の室C+。
Cz 、Cs 、C−にたとえば、φ2mの各々の消火
オリフィス211a 、  211b 、  211c
 、  211dを設けて4分割した分割体を断面形状
が円型で、たとえば、φ34mのガラス管等で形成せる
管状燃焼室への消火部Cにスロート216を介して嵌着
固定して消火部Cを4分割した構造として、消火エネル
ギーを分散させるもの、なお、この実施例1(3)にお
いて、消火オリフィス211a 、  211b 、 
 211c、  211d部の肉厚をそれぞれ変えて消
火位置を積極的に変化させるようにしてもよい。
上記実施例1−(3)の消火音低減効果の実験結果は次
のとおりであった。
実験条件 テストガスCH4、インプット 140Kcal/ h
、空気比(λ)=1.15における消火音(騒音レベル
)の測定結果を表2に示す、なお、表2において、4分
割×6011I11とは、消火部の分割数×消火部の長
さ、をいう。
表2 表2の測定位置は管状燃焼室の排気部である(以下の各
表において同じ)。
実施例1−(4) ■ 第5図(イ)、(口]に示しt:ように、断面形状
が円型で、たとえば、φ34■のガラス管等で形成せる
管状燃焼室Aの消火部Cに6枚の分割@309を放射状
に配設して消火部Cを6つの室C,,C,。
Cx 、C4,Cs 、Cb等分に分割した構造として
、消火エネルギーを分散させるもの、なお、この実施例
1−(4)では多孔オリフィス板を消火オリフィス2が
兼ねている。
上記実施例1−(4)の消火音低減効果の実験結果は次
のとおりであった。
実験条件 テストガスC)! 4 、インプット1500Xcal
/ hの場合と740Kcal/ hの場合、空気比(
λ)−1,15における消火音(騒音レベル)の測定結
果を表3に示す。
なお、表3において、6分割×100鯛とは、消火部の
分割数X分割板の長さ、をいう。
表  3 上述した実施例1−(1)〜(4)のように管状燃焼室
Aの消火部Cを複数に小分割すると、各々の室C1、C
8・・・のインプットが小分割されるため消火エネルギ
ーも小さく分散され、消火する小火炎の消火音の音圧和
が低くなり、消火位置がずれることによる各々の消火時
に差が生ずること及び分割板による奪熱も加味されて全
体の消火音は弱まり低減するものである。
実施例1−(5) 第6図(イ)、(ロ)に示したように、断面形状が角型
で、たとえば、断面積φ32m相当の角バイブで形成せ
る管状燃焼室への消火部Cに3枚の分割板409を平行
状に配設して、消火部Cを4つの室CI +Cm 、C
s 、C4に等分に分割し、たとえば、φ4.2腸の1
つの消火オリフィス411を穿ったオリフィス板410
を前記分割板409との間にたとえば、10m5程度の
間隙lを存して設けた構造として、消火エネルギーを分
散させるもの。
実施例1−(6) 第7図(イ)、(ロ)に示したように、断面形状が角型
で、たとえば、断面積φ32謡相当の角パイプで形成せ
る管状燃焼室Aの消火部Cに3枚の分割板509を平行
状に配設して、消火部Cを4つの室C3゜CI、C,、
C,に等分に分割し、かつ、該分割板509と多孔オリ
フィス板510を組合わせて、各々の室C,,C,,C
,,C,に、たとえば、φ1.9■×4の消火オリフィ
ス511を設けて、消火部Cを4分割した構造として、
消火エネルギーを分散させるもの。
実施例I−■ 第8図(イ)、(ロ)に示したように、断面形状が角型
で、たとえば、断面積φ32m相当の角パイプで形成せ
る管状燃焼室Aの消火部Cに4枚の分割板609を平行
状に配設して、消火部Cを5つの室C3゜Cz、Cs、
C1,Cs、に等分に分割し、かつ、該分割板609と
多孔オリフィス板610を組合わせて、各々の室C+ 
、Cz 、C4、Cs 、に、たとえば、φ 1.7m
X5の消火オリフィス611を設けて、消火部Cを5分
割した構造として、消火エネルギーを分散させるもの。
実施例1−(8) 第9図(イ)、(ロ)に示したように、断面形状が角型
で、たとえば、断面積φ32閣相当の角パイプで形成せ
る管状燃焼室Aの消火部Cに3枚の分割板709を平行
状に配設して、消火部Cを4つの室CI。
Ca 、Cz 、C4に等分に分割し、かつ、該分割板
709と多孔オリフィス板710を組合わせて、各々の
室C+ 、Cz 、Cs 、Caに、たとえば、α48
の消火オリフィス711を設けて、消火部Cを4分割し
た構造上して、消火エネルギーを分散させるもの。
上記実施例1−(5)〜(8)における消火オリフィス
411〜711の開口面積は、路間−とするのが好まし
い。
上記実施例1−(5)〜(8)の消火音低減効果は次の
とおりであった。
実験条件 テストガスCH4インプット= 1000KCal/ 
h 。
空気比(λ)−1,2における消火音(騒音レベル)の
測定結果を表4に示す。
なお、表4において、各実施例の、たとえば、実施例1
−(5)において、Eは分割板なし、E、志分割板3枚
あり、(“)は、多孔オリフィス板と分割板との間に1
0m程度の隙間がある場合、をいう。
表  4 表4からを例にとって、 消火音の低減化を検 討してみると、 (1) 消火オリフィスの穴の数 穴の数 平均値 来消火オリフィスの穴の数は、 多いほど消火音は 低減する。
(2) 分割板の効果 ■ 第6図のタイプでは ■ 第7図のタイプでは ■ 第8図のタイプでは ■ 第9図のタイプでは 来分割板を取付けることによって、消火音は低減する。
なお、上記実験結果から管状燃焼室Aを角型とすること
で、円型よりも若干多(の消火音低減が認められたが、
火炎を分散して、火炎伝播速度を抑えるために消火音の
低減化は実施例1−(1)〜(4)の円型の場合と同様
の理により効果的に図りうる。
実施例2 実施例2は管状燃焼室Aの消火部Cの内壁部に消火エネ
ルギーを吸収する部材をライニング状に設けて、消火エ
ネルギーを吸収することにより消火音の低減を図ったも
のであって、たとえば、実施例2−(1) 第10図(イ)、(ロフに示したように、断面形状が円
型で、たとえば、φ34mのガラス管等で形成せる管状
燃焼室Aの消火部Cの内壁部に筒状の金1i112゜を
若干の隙間を存して嵌挿支持せしめた構造として、消火
エネルギーを吸収させるもの。
実施例2−(1)における消火音低減効果の実験結果は
次のとおりであった。
実験条件 テストガスCH4、インプット1500Kcal/ h
の場合と740Kcal/ hの場合、空気比(λ)−
1゜15における消火音(騒音レベル)の測定結果を表
5に示す。
表 実施例2−(2) 第11図(イ)、(ロ)に示したように、断面形状が円
型で、たとえば、φ34閣のガラス管等で形成せる管状
燃焼室Aにおける消火部Cの内!部に多孔筒体112を
内壁との間に一定の隙間113を存して挿入し、該多孔
筒体112と内壁との間の隙間113に吸音材114を
詰め込んだ構造として消火エネルギーを吸収させるもの
、なお、実施例2−(2)における多孔筒体112に代
えて実施例2−(1)の筒状金網12としてもよい。
上述した実施例2−(1)及び(2)のように、管状燃
焼室Aの消火部Cの内壁部に筒状金網12.12°等の
吸収部材を設けると、該吸収部材によって消火エネルギ
ーを吸収して緩和し消火音を低減する。
実施例3 実施例3は、管状燃焼室Aの消火部Cに消火エネルギー
を緩衝する部材を多段状に設けて、消火エネルギーを緩
衝することにより消火音の低減を図ったものであって、
たとえば、 実施例3−(1) 第12図(イ)、(ロ)に示したように、断面形状が円
型で、たとえば、φ341のガラス管等で形成せる管状
燃焼室Aの消火部Cに5枚の金網板15を消火オリフィ
ス2側にスロート16を介在して同一間隔を存して多段
状に設けた構造として、消火エネルギーを緩衝させるも
の。
上記実施例3−(1)の消火音低減効果の実験結果は次
のとおりであった。
実験条件 テストガスCH,、インプット1500)[cal/ 
hの場合と740Kcal/ hの場合、空気比(λ)
=115における消火音(騒音レベル)の測定結果を表
6に示す。
表  6 実施例3−(2) 第13図(イ)、(ロ)に示したように、断面形状が円
型で、たとえば、φ34mのガラス管等で形成せる管状
燃焼室Aの消火部Cに5枚の多孔板115を消火オリフ
ィス2側にスロート116を介在して同一間隔を存して
多段状に設けた構造として、消火エネルギーを緩衝させ
るもの。
上記実施例3−(2)の消火音低減効果の実験結果は次
のとおりであった。
実験条件 テストガスCH4、インプット1500Kcal/ h
の場合と740Kcal/ hの場合、空気比(λ)=
1.15における消火音(騒音レベル)測定結果を表7
に示す。
表  7 実施例3 (3) 第14図(イ)、(口]に示したように、断面形状が円
型で、たとえば、φ34mのガラス管等で形成せる管状
燃焼室Aの消火部Cの消火オリフィス2寄りへ僅少の間
隙を存して積層した5枚の金網板215を消火オリフィ
ス2との間にオリフィス板210を介在して多段状に設
けた構造として、消火エネルギーを緩衝させるもの。な
お、この実施例3−(3)において、金網板215に代
えて実施例3−(2)の多孔板115としてもよい。
上記実施例3−(3)の消火音低減効果の実験結果は次
のとおりであった。
実験条件 テストガスCH,、インプット1500Kcal/ h
の場合、空気比(λ)=1.15における消火音(騒音
レベル)測定結果を表8に示す。
表 8 上述した実施例3−(1)〜(3)のように、管状燃焼
室Aの消火部Cに金網板15等の緩衝材を多段に設ける
と、消火エネルギーが徐々に緩衝されて消火音は低減す
る。
実施例4 実施例4は、前記実施例1〜3の範囲で変形実施可能な
ものであって、たとえば、 実施例4−(1) 第15図に示したように、管状燃焼室Aの消火部Cの付
近に、消火エネルギーを緩衝する複数枚の金網板815
と複数個のセラミックボール818を設けた構造として
、消火エネルギーの′a街と、火炎の一時停滞による伝
播速度のコントロールで減衰させるもの。
実施例4−(2) 第16図に示したように、管状燃焼室Aの消火部Cに、
前記実施例3の手段を設けるとともに、管状燃焼室Aの
先端排気側りにマフラー919を接続した構造として、
消火エネルギーの緩衝と、消火音、伝播音を外に出さな
いようにしたもの。
この実施例4−(2)の消火音低減効果の実験結果によ
ると、テストガスCH,、インプット1500Kcal
/h、空気比(λ) = 1.2の条件において、60
〜65dBの消火音(騒音レベル)が測定された。
上述した実施例4−(1)及び(2)のように、二重の
消火エネルギー減衰手段とすると、高い消火音低減効果
が得られる。
なお、消火部Cに多孔オリフィス板だけを設けてオリフ
ィス前後の圧力差を小さくすることにより消火時のシゴ
ソクをオリフィス上流にも抜いて消火音の低減を図るこ
ともできる。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のように構成されているので、次に記
載する特有の効果を奏する。
火炎伝播燃焼器において、請求項1記載の発明は、ガス
は通すが消火音は消すという機能をもった消火エネルギ
ーの減衰手段によって1サイクルごとに発生する消火音
は低減されるから、高い音圧の連続音は消され、騒音を
低下せしめる。
請求項2記載の発明は、管状燃焼室の消火部が小分割さ
れて1つ1つの消火エネルギーをインプットの小分割に
より小さく分散するため、消火する小火炎の消火音の音
圧和は低くなり、1つ1つの消火位置がずれやすいこと
と相まって各々の消火時に時間差が生じ、分割板による
奪熱なとも加味されて全体の消火音は弱まり著しく低減
する。
請求項3記載の発明は、管状燃焼室の消火部の内壁部に
備えた吸収部材によるクッシシン作用で消火エネルギー
を吸収分散して緩和するため、消火音は弱まり著しく低
減する。
請求項4記載の発明は、管状燃焼室の消火部に備えた緩
衝部材による多段消火で消火エネルギーを緩衝分散し次
第にやわらげるため、消火音は弱まり著しく低減する。
しかして、火炎伝播燃焼器における消火時特有の耳障り
な騒音は解消される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明による火炎伝播燃焼器の消火音低減装置
の実施例を示したもので、第1図ないし第9図(イl、
 Lotは消火部を分割した場合の実施例1であって、
第1図は実施例1−(1)の全体断面図、第2図はその
X−X断面図、第3図は実施例1−(2)の断面図、第
4図(イ)、(ロ)は実施例1−(3)の要部の断面図
及びX−X断面図、第5図(イ)、(ロンは実施例1−
(4)の要部の断面図及びX−X断面図、第6図(イ)
、C口)は実施例1−(5)の概略断面図、第7図(イ
ジ(口]は実施例1−(6)の概略断面図、第8図(イ
)、(口2は実施例1−(7)の概略断面図、第9図(
イ2.(町は実施例1−(8)の概略断面図である。第
10図(イ)、(田及び第11図(イ)、 (0)は消
火部に吸収部材を設けた実施例2であって、第10図〔
イ)、(ロ)は実施例2−(1)の要部の断面図及びX
−X断面図、第11図(イ)、(ロ)は実施例2−(2
)の要部の断面図及びX−X断面図である。 第12図(イ)、(ロ)ないし第14図(イ)、(ロ)
は消火部に緩衝部材を設けた実施例3であって、第12
図(イ)、(ロ)は実施例3−(1)の要部の断面図及
びX−X断面図、第13図(イ)、(ロ)は実施例3−
(2)の要部の断面図及びX−X断面図、第14図(イ
)、(ロ)は実施例3−(3)の要部の断面図及びX−
X断面図である。第15図及び第16図は実施例4であ
って、第15図は実施例4−(1)の要部の断面図、第
16図は実施例4−(2)の全体断面図、第17図は分
割時の騒音特性を示したグラフである。 A・・・管状燃焼室、B・・・基端給気側、C・・・消
火服D・・・先端排気側。 第し図 第17図 印謳しヒと(八)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]管状燃焼室(A)内を給気及び排気、点火、燃焼
    、消火のサイクルを連続的にくり返してその火炎面(a
    )が伝播する燃焼方式の火炎伝播燃焼器において、該管
    状燃焼室(A)の消火部(C)の付近に消火エネルギー
    の減衰手段を設けたことを特徴とする火炎伝播燃焼器の
    消火音低減装置。 [2]消火エネルギーを減衰する手段として、管状燃焼
    室(A)の消火部(C)を分割した請求項1記載の火炎
    伝播燃焼器の消火音低減装置。 [3]消火エネルギーを減衰する手段として、管状燃焼
    室(A)の消火部(C)の内壁部に消火エネルギーを吸
    収する部材をライニング状に設けた請求項1記載の火炎
    伝播燃焼器の消火音低減装置。 [4]消火エネルギーを減衰する手段として、管状燃焼
    室(A)の消火部(C)に消火エネルギーを緩衝する部
    材を多段状に設けた請求項1記載の火炎伝播燃焼器の消
    火音低減装置。
JP2000190A 1990-01-30 1990-01-30 火炎伝播燃焼器の消火音低減装置 Pending JPH03225101A (ja)

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