JPH03224304A - アンテナ用レーダドーム成形体 - Google Patents
アンテナ用レーダドーム成形体Info
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Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、飛行機、自動車、住宅等に使用きれるアンテ
ナ用レーダドーム(レドームともいう)に関するもので
ある。
ナ用レーダドーム(レドームともいう)に関するもので
ある。
(従来の技術)
従来、基体に設置されるアンテナを覆うアンテナ用レー
ダドーム材料としては、熱硬化性樹脂にガラス繊維を含
有させたガラス繊維強化プラス千ノクスが広く使用され
ている。(文献名;機能性複合材料、143ページ、発
行所;■シーエムシ、発行日;1986年6月25日) このレーダドームとしては、アンテナの受信効率を低下
させないようにその材料の誘電率と誘電正接(誘電損失
ともいう)が、可能な限り低い方がよい。
ダドーム材料としては、熱硬化性樹脂にガラス繊維を含
有させたガラス繊維強化プラス千ノクスが広く使用され
ている。(文献名;機能性複合材料、143ページ、発
行所;■シーエムシ、発行日;1986年6月25日) このレーダドームとしては、アンテナの受信効率を低下
させないようにその材料の誘電率と誘電正接(誘電損失
ともいう)が、可能な限り低い方がよい。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、従来使用されている繊維強化プラスチッ
ク材料の要求特性は、その誘電率が3゜6〜4.6、誘
電正接が、0.020以下となっているが、レーダドー
ムとしては、さらにその値が低いほうがよい。したがっ
て従来のレーダトムは、その性能において充分満足の得
られるアンテナ用レーダドーム成形体ではなかった。
ク材料の要求特性は、その誘電率が3゜6〜4.6、誘
電正接が、0.020以下となっているが、レーダドー
ムとしては、さらにその値が低いほうがよい。したがっ
て従来のレーダトムは、その性能において充分満足の得
られるアンテナ用レーダドーム成形体ではなかった。
(課題を解決するための手段)
そこで、本発明者等は上述のような観点から誘電率と誘
電正接が良好なアンテナ用レーダドーム成形体を解決す
べくガラス繊維強化プラスチック材料によって成形され
たアンテナ用レーダドーム成形体に、中空状のガラスマ
イクロバルーンを含有させたことからなっている。
電正接が良好なアンテナ用レーダドーム成形体を解決す
べくガラス繊維強化プラスチック材料によって成形され
たアンテナ用レーダドーム成形体に、中空状のガラスマ
イクロバルーンを含有させたことからなっている。
さらにその成形体の表層部に含有するガラスマイクロバ
ルーンが内装部に含有するガラスマイクロバルーンの含
有量よりも少なくさせたものであり、均一にマイクロバ
ルーンを含有させた以上にマイクロバルーンを含有させ
て、必要とする曲げ弾性率と曲げ強度を保ちながら、受
信効率がさらにアップするものを提供するものである。
ルーンが内装部に含有するガラスマイクロバルーンの含
有量よりも少なくさせたものであり、均一にマイクロバ
ルーンを含有させた以上にマイクロバルーンを含有させ
て、必要とする曲げ弾性率と曲げ強度を保ちながら、受
信効率がさらにアップするものを提供するものである。
本発明に用いる繊維強化プラスック材料としてハ、無水
マレイン酸、無水フタル酸、プロピレングリコールを反
応して得られる不飽和ポリエステルをスチレンモノマに
溶解したもので、有機過酸化物を加えて硬化した不飽和
ポリエステル樹脂にガラス繊維を含有させたものである
。
マレイン酸、無水フタル酸、プロピレングリコールを反
応して得られる不飽和ポリエステルをスチレンモノマに
溶解したもので、有機過酸化物を加えて硬化した不飽和
ポリエステル樹脂にガラス繊維を含有させたものである
。
また上記不飽和ポリエステルの代わりに飽和アルキド樹
脂、エポキシ樹脂等の熱硬化樹脂を用いてもよい。
脂、エポキシ樹脂等の熱硬化樹脂を用いてもよい。
さらに熱硬化性樹脂の代わりに熱可塑性樹脂にガラス繊
維を含有させたものでもよい。
維を含有させたものでもよい。
この繊維強化プラスチック材料には、ソーダ石灰、無機
ケイ酸塩からなる粒径20〜150μmの微小中空体の
ガラスマイクロバルーンを15重量%以上を含有する。
ケイ酸塩からなる粒径20〜150μmの微小中空体の
ガラスマイクロバルーンを15重量%以上を含有する。
上記ガラスマイクロバルンの含有量が15%未満の成形
体ではアンテナレーダドームに要求される曲げ強度、曲
げ弾性率が、得られないこともある。
体ではアンテナレーダドームに要求される曲げ強度、曲
げ弾性率が、得られないこともある。
また表層側としてのガラスマイクロバルーンの含有率が
内層側に比較して少ないかあるいは、零にした表層側シ
ート状材料と、内層側としてのガラスマイクロバルーン
の含有率が内層側に比較して多い内層側シート材料とを
金型内に配置した後、型締めし、所定の温度において表
層側シート材料と内層側シート材料とを一体に成形させ
ることよって、均一にガラスマイクロバルーンを含有さ
せる成形体よりも、より内部にガラスマイクロバルンを
含有させることができる。このため、誘電率、誘電正接
をより低くすることができ、アンテナの受信効率をより
アップさせることができる。
内層側に比較して少ないかあるいは、零にした表層側シ
ート状材料と、内層側としてのガラスマイクロバルーン
の含有率が内層側に比較して多い内層側シート材料とを
金型内に配置した後、型締めし、所定の温度において表
層側シート材料と内層側シート材料とを一体に成形させ
ることよって、均一にガラスマイクロバルーンを含有さ
せる成形体よりも、より内部にガラスマイクロバルンを
含有させることができる。このため、誘電率、誘電正接
をより低くすることができ、アンテナの受信効率をより
アップさせることができる。
また、上記成形体に必要に応じて炭酸カルシウム等の充
填剤を充填してもよいし、離形剤、着色剤、難燃剤、及
びその他の添加剤を用いてもよい。
填剤を充填してもよいし、離形剤、着色剤、難燃剤、及
びその他の添加剤を用いてもよい。
(実施例1)
つぎに、この発明の実施例を示す。
外層側材料として、表1に示すガラス繊維25゜6重量
部に不飽和ポリエステル樹脂59.4重量部と充填剤1
5.0重量部を混合した樹脂液を含侵した厚さ3.5〜
4fiのシート状材料Aを下型金型内に配置し、該シー
ト状材料Aの上に内層側材料として、ガラス繊維12.
5重量部に不飽和ポリエステル樹脂49.4重量部、ソ
ーダ石灰無機ケイ酸塩からなる粒径20〜150μmの
ガラスマイクロバルーンを混合した樹脂液を含侵したシ
ート状材料Bを載置し、上型金型を下降せしめて、上型
金型を145°C1下型金型を14o。
部に不飽和ポリエステル樹脂59.4重量部と充填剤1
5.0重量部を混合した樹脂液を含侵した厚さ3.5〜
4fiのシート状材料Aを下型金型内に配置し、該シー
ト状材料Aの上に内層側材料として、ガラス繊維12.
5重量部に不飽和ポリエステル樹脂49.4重量部、ソ
ーダ石灰無機ケイ酸塩からなる粒径20〜150μmの
ガラスマイクロバルーンを混合した樹脂液を含侵したシ
ート状材料Bを載置し、上型金型を下降せしめて、上型
金型を145°C1下型金型を14o。
Cの金型温度下で保圧力85kg/cm、保圧時間3分
間としておこなった。
間としておこなった。
しかる後、上型金型を上昇せしめ、冷却後、肉厚3龍、
30cm角平板の成形体を得た。この成形体の比重は、
1.3になるように予め設定した。
30cm角平板の成形体を得た。この成形体の比重は、
1.3になるように予め設定した。
上記の成形体をJISK6911の5−14項に 従い
、誘電率及び誘電正接の測定を行った。
、誘電率及び誘電正接の測定を行った。
その結果を表2に示す。
(実施例2)
実施例1と同様に外層側材料としてのシート状材料Aと
し、内層側材料としての、表1に示す組成割合のシート
状材料Cを実施例1と 同様な条件で、かつ実施例2と
同様な厚さと大きさの成形体を得た。その成形体の比重
は、予め1.17になるように設定した。この成形体を
実施例1と同様な測定法で誘電率及び誘電正接の測定を
行った。
し、内層側材料としての、表1に示す組成割合のシート
状材料Cを実施例1と 同様な条件で、かつ実施例2と
同様な厚さと大きさの成形体を得た。その成形体の比重
は、予め1.17になるように設定した。この成形体を
実施例1と同様な測定法で誘電率及び誘電正接の測定を
行った。
その結果を表2に示す。
(実施例3)
実施例1と同様外層側材料としてシート状材料Aとし、
内層側材料として、表1のDに示す組成割合のシート状
材料りを実施例1と同様な条件で成形体を得た。その成
形体の比重は予め1.09になるように設定した。誘電
率及び誘電正接の測定結果を表2に示す。
内層側材料として、表1のDに示す組成割合のシート状
材料りを実施例1と同様な条件で成形体を得た。その成
形体の比重は予め1.09になるように設定した。誘電
率及び誘電正接の測定結果を表2に示す。
(実施例4)
外層側材料としてのシート状材料を表1の已に示す組成
割合のシート状材料Eとし、内層側材料としてのシート
状材料を表1のDに示す組成割合の成形体を得た。その
成形体の比重は予め1.02となるように設定した。そ
の誘電率及び誘電正接の測定結果を表2に示す。
割合のシート状材料Eとし、内層側材料としてのシート
状材料を表1のDに示す組成割合の成形体を得た。その
成形体の比重は予め1.02となるように設定した。そ
の誘電率及び誘電正接の測定結果を表2に示す。
(実施例5)
実施例5は、上記実施例1〜4と異なり、表1のEに示
したシート状材料Eのみを用いた。その誘電率及び誘電
正接を表2に示す。
したシート状材料Eのみを用いた。その誘電率及び誘電
正接を表2に示す。
(比較例)
比較例は、ガラスマイクロバルーンを含有していない例
であり、その組成割合を表1のFに示す。
であり、その組成割合を表1のFに示す。
また、その誘電率及び誘電正接を表2に示す。
以上の実施例1〜5に示すように比較例と比べ誘電率及
び誘電正接が低くなり、受信効率が良好となる。これは
中空状のガラスマイクロバルーンにより空気層が多くな
った結果、誘電率と誘電正接が低くなったと考えられる
。また、実施例1〜4においては表層部に有するガラス
マイクロバルーンが内層部に含有するガラスマイクロバ
ルーンよりも少なくしたことにより、内層部により多(
のガラスマイクロバルーンを含有することができ、誘電
率、誘電正接をさらにアンプさせることができる。
び誘電正接が低くなり、受信効率が良好となる。これは
中空状のガラスマイクロバルーンにより空気層が多くな
った結果、誘電率と誘電正接が低くなったと考えられる
。また、実施例1〜4においては表層部に有するガラス
マイクロバルーンが内層部に含有するガラスマイクロバ
ルーンよりも少なくしたことにより、内層部により多(
のガラスマイクロバルーンを含有することができ、誘電
率、誘電正接をさらにアンプさせることができる。
また内層部により多(のガラスマイクロバルンを含有さ
せることができる他の効果としては、表面外観の優れた
ものにすることが挙げられる。
せることができる他の効果としては、表面外観の優れた
ものにすることが挙げられる。
なお、添付図面は本発明を適用したアンテナ装置を示す
。第1図には基体1に設置されるアンテナ2を覆うアン
テナ用レーダドーム成形体3の斜視図を示しており、第
2図は、第1図のアンテナ装置のA−A線に沿う断面図
を示す。
。第1図には基体1に設置されるアンテナ2を覆うアン
テナ用レーダドーム成形体3の斜視図を示しており、第
2図は、第1図のアンテナ装置のA−A線に沿う断面図
を示す。
第2図の(a)は、ガラス繊維Gを含有した成形体3に
ガラスマイクロバルーンMを均一に含有させた実施例5
の断面図を示す。
ガラスマイクロバルーンMを均一に含有させた実施例5
の断面図を示す。
第2図の(b)は、内層側材料と外層側材料とを一体化
した実施例1〜4の断面図を示す。
した実施例1〜4の断面図を示す。
表 1
表
第1図は基体に設置されるアンテナを覆うアンテナ用レ
ーダドームの斜視図、第2図は第1図のA−A線に沿う
断面図、第2図(a)は実施例5の断面図、第2図(b
)は実施例1〜4の断面図。 1・・・基体、2・・・アンテナ、3・・・アンテナ用
レーダドーム成形体、G・・・ガラス繊維、M・・・ガ
ラスマイクロバルーン。
ーダドームの斜視図、第2図は第1図のA−A線に沿う
断面図、第2図(a)は実施例5の断面図、第2図(b
)は実施例1〜4の断面図。 1・・・基体、2・・・アンテナ、3・・・アンテナ用
レーダドーム成形体、G・・・ガラス繊維、M・・・ガ
ラスマイクロバルーン。
Claims (3)
- (1)ガラス繊維強化プラスチック材料によって成形さ
れたアンテナ用レーダドーム成形体に、中空状のガラス
マイクロバルーンを含有させたことを特徴とするアンテ
ナ用レーダドーム成形体。 - (2)ガラスマイクロバルーンを15重量%以上含有さ
せたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ用レーダ
ドーム成形体。 - (3)表層部に含有するガラスマイクロバルーンが内層
部に含有するガラスマイクロバルーンの含有量よりも少
なくさせたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ用
レーダドーム成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998290A JPH03224304A (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | アンテナ用レーダドーム成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998290A JPH03224304A (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | アンテナ用レーダドーム成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03224304A true JPH03224304A (ja) | 1991-10-03 |
Family
ID=12014389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998290A Pending JPH03224304A (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | アンテナ用レーダドーム成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03224304A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022521849A (ja) * | 2019-04-03 | 2022-04-12 | レアード テクノロジーズ インコーポレイテッド | 低誘電率、低損失レドーム |
-
1990
- 1990-01-29 JP JP1998290A patent/JPH03224304A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022521849A (ja) * | 2019-04-03 | 2022-04-12 | レアード テクノロジーズ インコーポレイテッド | 低誘電率、低損失レドーム |
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