JPH032236A - 構造変性デンプンおよびその製造方法 - Google Patents

構造変性デンプンおよびその製造方法

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JPH032236A
JPH032236A JP7580190A JP7580190A JPH032236A JP H032236 A JPH032236 A JP H032236A JP 7580190 A JP7580190 A JP 7580190A JP 7580190 A JP7580190 A JP 7580190A JP H032236 A JPH032236 A JP H032236A
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starch
weight
water
thermoplastic
melt
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JP7580190A
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English (en)
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Jean-Pierre Sachetto
ジャン―ピエール・サシェット
Markus Egli
マルクス・エグリー
Robert Frederick Thomas Stepto
ロバート・フレデリック・トーマス・ステプト
Heinz Zeller
ハインツ・ツェラー
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Warner Lambert Co LLC
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B30/00Preparation of starch, degraded or non-chemically modified starch, amylose, or amylopectin
    • C08B30/12Degraded, destructured or non-chemically modified starch, e.g. mechanically, enzymatically or by irradiation; Bleaching of starch
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L3/00Compositions of starch, amylose or amylopectin or of their derivatives or degradation products
    • C08L3/04Starch derivatives, e.g. crosslinked derivatives
    • C08L3/06Esters

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  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、有限量の電解質を含有する構造変性デンプン
(Destructurized 5tarchl 、
及びその製造方法に関する。
植物産物中に見出され、且つ一定量の水を含む天然デン
プンが、温度を上げた密閉容器内で処理可能であって、
それにより高圧下で溶融物を形成し得ることは公知であ
る。この方法は、射出成形機又は押出し機で行うのが好
都合である。デンプンは、ホッパーを介して回転・往復
スクリュー上に供給される。供給原料は、スクリューに
沿って先端に移動する。本誌の工程中、バレル外側周囲
の外部ヒーターにより、さらにスクリューの剪断作用に
よってその温度が上昇する。供給部にはじまって、圧縮
部で継続的に、粒状物は次第に溶融した状態となる0次
いでそれは、さらに可塑化し、溶融物の均質化を行う計
量部を介して、スクリュー末端に運搬される。末端部で
溶融された物質を次に射出成形法又は押出し成形法、あ
るいは任意の他の公知の熱可塑性溶融物処理技法によっ
て処理し、成形物を得る。
欧州特許出願第84300940.8号明細書(公開第
118240号)に記載されているこの処理によれば、
構造変性デンプンが得られる。これは、その成分が吸熱
転移を受けるように、成分の溶融点ないしはガラス転移
温度以上にデンプンが加熱されるためである。その結果
、デンプン顆粒の分子構造の溶融及び混乱が起きて、構
造変性デンプンが得られる。lr構造変性デンプン」と
いう表現は、そのような熱可塑性溶融物形成によって得
られるデンプンを意味する。
このような構造変性デンプンは成形法及び押出し法に有
用であるけれども、デンプン分子に直接結合するリン酸
基を含有するデンプンから製造される1例えばジャガイ
モデンプンから製造される成形パーツは品質にばらつき
があり、がっ、比較的高頻度で表面欠陥を示す可能性が
あり、しかも、処理済材料は比較的低い伸展性を示し得
ることが判明している。
全般に、処理のし易さはデンプン6種類によって異なり
、また成育場所、並びに収穫時季に依って変化する。
結合リン酸基を含有し1本発明に従って処理されるデン
プンが、成育場所及びデンプン収穫時季に関係なく優れ
た再現可能な特性を示すことが判明している。
さらに、本発明に従って処理されるリン酸基含有デンプ
ンが、ごくわずかの目に見える成形パーツの欠陥しか示
さず、比較的高い伸展性を示し、かつ、一定の限定温度
及び圧力で処理されて分解が行われる物質を生成するこ
とが判明した。本発明に従って得られるデンプン物質は
再現可能な流動特性を示すので、加工性の改良により、
欠陥パーツは最小限にされ0、必要なその後の品質管理
は低減される。本発明によれば、さらに加工最適温度及
び溶融物形成の最適温度を予示し、精密に制御すること
がさらに可能となる。
ジャガイモデンプンのようなある種の天然デンプン中に
含まれるリン酸基の多くが、とりわけ、カルシウムイオ
ン、カリウムイオンあるいは水素イオンのような陽イオ
ンを伴うことは公知である。このようなリン酸基の濃度
、即ちデンプン分子の無水ブドウ糖単位(アンヒドログ
ルコース単位、AGO)当たり存在するリン酸基の数は
、デンプンの種類によってかなり変化する。ジャガイモ
デンプンに関しては、この濃度は、標準操作法によって
測定され、200〜400 AGO当たり約1個のリン
酸基とされている。
デンプン分子と結合したリン酸基は、事実、(式中、M
lは2価陽イオン、主にCa”又はMg2′″を示し;
「は1価陽イオン、主にNa”又はに9を示し:H8は
プロトンを意味する)のリン酸塩エステル基である。
式(I)において、1モルのリン酸基は2当量を有する
。1モルのM11+は2当量を有し;1モルの「及びH
lは各々1当量を有する。本明細書では、1当量は考え
得るイオン負荷1モルに相応する。
上記式(I)から分かる通り、1モルのイオン化リン酸
基当たり常に2当量の陽イオン及び/又はプロトンが存
在する。しかしながら、1モルのリン酸基当たりのM”
 、 M”、又はH゛の各々の当量数はO〜2の間で変
化し得る。かくして2価イオンM2゛は、1つ又は2つ
のリン酸基を伴ってもよい。
デンプンの熱可塑処理で形成される溶融物の特性は、こ
の溶融物から製造される最終成形品の特性にとって重大
であることが、目下判明している。
さらに、結合リン酸基を含有するデンプンから、特にジ
ャガイモデンプンから形成された溶融物が、上記の陽イ
オン及びプロトンの相対濃度が以下の範囲: 当量比feq、) M”:M”:H”10.0−1.9
):(0.0〜0.9):(0,0〜1.4) (式中、M24は好ましくはCaハ又は14 g 2“
、あるいはこれらの陽イオンの混合物であり、「は好ま
しくはNa”又はに0、あるいはこれらの陽イオンの混
合物であって、 H′″はプロトンであり、 1モルのリン酸基当たりのM” 、 M”及びH′″の
当量数の合計が2である) である場合に1モルのリン酸基当たりの当量数として表
される最適特性を有することが、意外にも判明している
好ましい値は。
eq、 P” :M”:H杓;(0,8−1,21: 
(0,2−0,61: (0,4−0,8) 。
特に、 eq、M”:M”:H+1=(0,85−1,
151: (0,3−0,5) :(0,5〜0.7)
であって、最も好ましくは。
eq、M”:M”:H+1=l:0.4:0.6  で
ある。
各々の場合、1モルのリン酸基当たりの上記eq、 M
” +及びH“の当量数の合計は2である。
さらに、結合リン酸基を含有するデンプン、好ましくは
ジャガイモデンプンの加工時の挙動が、リン酸基の対陽
イオンの濃度と直線的に関連していること、即ち、1モ
ルのリン酸基当たりのM” 、 M”及びHoの当量数
と直線的に関連していることが判明した。直線的関係は
、次式:%式% (式中、TMFI=Thermoplasitc Me
lt FormationIndex(熱可塑性溶融物
形成指数)ao = 278.34 ; al ” −45,24; am = −77,60であって、 TMFI:ao+a+ (1,935−0,0051+
a2(0,01〜1,26)ここで上記範囲は好ましい
範囲である)で表すことができる。
したがって、ここで定義されたTMFIの好ましい範囲
は、171〜202、より好ましい範囲は180〜19
0、最も好ましくは約185である。
したがって、本発明は、特に、結合リン酸基を含有し、
全デンプン/水組成物の5〜30重量%の含水量を有す
るデンプンから製造される熱可塑性溶融物であって、こ
の溶融物はリン酸基を結合する陽イオン及びプロトンの
濃度(1モルのノン酸塩当たりの当量数で表される)が
以下の範囲: eq、M”:M”:H″’= (0.0〜1.9) :
 (0.0〜0.91: fo、 0−1.41(式中
、Mlは2価陽イオン、好ましくはCa”又はhAg2
−1あるいはこれらの陽イオンの混合物であり; 「は1価陽イオン、好ましくはNa”又はに゛、あるい
はこれらの陽イオンの混合物であり:H0はプロトンで
あって、 1モルのリン酸基当たりのeq、M”、W及びH3の当
量数の合計は2である) であることを特徴とする溶融物に関する。
さらに本発明は、結合リン酸基を含有し、全デンプン/
水組成物の5〜30重量%の含水量を有するデンプンか
ら製造される熱可塑性溶融物であって、171〜202
の範囲内、好ましくは180〜190の範囲内の熱可塑
性溶融物形成指数を示す溶融物に関する。
本発明は、さらに、eq、M”°:u”:H”の比が(
0,8−1、2) : (0,2〜0.6)二(0,4
〜0.8)であり、さら1こ好ましくは以下に示す値で
あって、1モルのリン酸基当たりのMl、「及びHoの
当量数の合計が2であるような熱可塑性溶融物に関する
本発明はさらに、本発明に従って処理された結合リン酸
基を含有するデンプン、好ましくは処理されたジャガイ
モデンプンであって、171〜202、好ましくは18
0〜190の熱可塑性溶融物形成指数を有し、eq、 
P + :Me 、Hl lの比が1:(0,2〜0.
61 : (0,4〜0.8)であって、1モルのリン
酸基当たりのeq、 M” ”、■゛及びHoの当量数
の合計が2であることを特徴とするデンプンに関する。
本発明はさらに、本発明のデンプンの製造方法に関する
本発明はさらに、圧縮成形、射出成形、ブロー成形又は
押出し成形のような熱可塑性物質処理方法におけるこの
ような溶融ないしは構造変性デンプンの用途に関する。
任意に、また熱可塑性物質に対してしばしば実施されて
いるように、このような構造変性デンプンを先ず押出し
、前記処理操作にそれを用いる前に顆粒状に切断する。
陽イオン及びプロトン組成物を有する、即ち上記のよう
な’n1FIを有するデンプンの製造方法は: A)結合リン酸基を含有するデンプン材料を用意し、 B)このデンプンを、2価陽イオンM2″″、1価陽イ
オン「をeq、lA”14+1=l:(2−151、好
ましくはl:(2〜10)の比で含有するpl(4〜7
.5の水溶液中に、その水性溶液及び分散デンプンがイ
オン的に平衡になるに十分な長さの時間、分散せしめ、 C)デンプンを水性媒質から分離し、 D)得られたデンプン物質を、デンプン及び水の全重量
の5〜30重量%の含水量に調節する。
各段階から成る。
デンプン溶融物の製造方法はさらに段11W E )E
)上記の段μ皆D)で得られ、要すれば、さらに添加物
を加えたものを、上記含水量を構造変性デンプンの溶融
物が形成されまで保持しながら、高圧下、デンプンを実
質的に分解するに十分な温度で長時間加熱する段階を包
含する6段階E)は、好ましくは、上記の熱可塑性物質
加工法の1つを用いて実施する。
本発明は、また、上記工程によって得られる構造変性デ
ンプンの溶融物と、さらにその付随的な熱可塑性溶融物
の加工に関する。
本発明はさらに、以下の: F)要すれば段階E)を実施したのち、溶融物を特定の
形の製品に形成しながら、溶融物(段階E)で得られた
もの)を冷却して、固体成形材料又は固体成形製品を生
成する。工程に関する。
本発明はさらに、上記冷却段階F)によって得られる固
体材料又は製品に関する。
当業者は、リン酸基を含有するデンプンの陽イオン含量
を所望の値に変えるためには、段階A)〜C)に示した
以外の方法もあることを理解するであろう。したがって
、先ず、水性希釈酸、例えば0.IN塩酸でデンプンを
処理して存在する陽イオン142+及び「を部分的に又
は全体的に除去し、即ちそれらの濃度を所望の値に低減
し、その後必要量のM2°及び/又はWを別々にあるい
は一緒に加えることができる。このような工程は、上記
工程A)〜C)に相当する。
さらに、リン酸基に対する個々の陽イオン種の親和性が
一般的に互いに異なっているという事実により、付加さ
れるeq、 M” ”及び「の濃度は、デンプン分子上
に最終的に示される濃度と必ずしも同一ではないことが
分かる。例えば、公知の通り、Ca”はリン酸基と低溶
解度の塩を形成するが、一方Na”又はに0はそうでは
ない、それは、リン酸基に対するCa2°の親和性がN
a+及びに4の場合よりもはるかに高いことを意味する
。リン酸基に対するCa”の親和性は、当量基準で計算
すると、Na’のリン酸基に対する親和性の約10〜1
5倍である。したがって、デンプン上のkA”: M”
: H”の目標比を得るためには、M″1度に比してよ
り低い相対濃度のM2(1を加える。上記工程B)で定
義されたデンプンを分散するために用いられる水性溶液
中の各陽イオンの正確な濃度を実験的に測定することは
、当業者の一般的知識内に含まれている。
本発明の処理によって得られるデンプンは、本質的には
結合リン酸塩のみを含み、遊離の電解質、即ちデンプン
分子と結合しない塩は含まない。
本明細書で用いる「デンプンjという語は、例えば、一
般的に、主にアミロース及び/又はアミロペクチンから
なり、結合リン酸基を含有する天然の、植物起源の炭水
化物のような化学的に、実質的に未変性のデンプンを意
味する。好ましくはジャガイモデンプンである。さらに
、ゼラチン化した又は熱処理デンプンのような物理的変
性デンプン、例λば酸価が約3〜6の範囲に調節された
、変性酸値(pH=−1og+o[H”l)を有するデ
ンプンが含まれる。
工程B)においては、指定された比の範囲でイオンM2
°、M゛及びH゛を含有する水性溶液中にデンプンを分
散する。この工程は、以下のように実施するのが便利で
ある: 20%H,0の含水量を有する市販デンプンを、指定の
puで、eq、M”: u’ =1 : 12−15)
の比で、o、oo1〜o、iモル/!の濃度でCaCム
及びNaCl!を含有する2、5倍の重量の水溶液に懸
濁する。懸濁液を15〜60分間、好ましくは30〜4
5分間撹拌し、デンプンを濾過して、脱イオン水で洗浄
する。得られたデンプン物質を、好ましくは20〜30
℃で、予備乾燥した空気を用いて、5〜35%の含水量
に調節する。
工程C)で得られたデンプンを、好ましくはデンプン及
び水の全重量の約10〜25重量%、さらに好ましくは
10〜20重量%の範囲の含水量に調節する。構造変性
デンプン/水物質の最終含水量は、好ましくは全デンプ
ン/水重量の12〜19%、特に14〜18%である。
適切な含水量に調節されたデンプン物質を、次に要すれ
ば本明細書でさらに以下に記載の添加物と混合し、高圧
下、その成分のガラス転移温度以上ないしは融点以上に
加熱する。この温度は、約105〜190℃、好ましく
は約130〜190℃、特に約150〜170°Cの範
囲内である。最低圧力は、密閉系でのこれらの温度にお
ける水蒸気圧に対応する。
デンプン物質を、好ましくは密閉系で、分解を行うに十
分な長さの時間加熱する。密閉系は、密閉容器あるいは
成形又は押出し装置内で起る未成形物質の密封作用によ
って生じる系であってもよい、この意味では、例えば、
射出成形機又は押出機のスクリュー及びバレルは、密閉
容器であると理解される。加熱時に密閉容器内で自然に
生じる圧力は、達成された温度での水蒸気圧に対応する
が、もちろん加圧してもよく、これは、通常、成形中に
行われる。射出成形及び押出しに関しては、使用される
好ましい適用圧力は、このような方法において適用され
それ自体公知の圧力の範囲内、即ち0〜150 X l
o’N/m” 、好ましくは0〜100 X 10’N
/+++2.最も好ましくはO〜75゛×101′N7
m2である。押出し成形法を用いる場合は、得られる構
造変性デンプンは顆粒化してもよく、次いで、成形製品
又は成形固体物質に加工される前に、別の添加物を任意
に混合してもよい。
構造変性デンプンの最終溶融物は、射出成形の間に、例
えば薄壁製品のための射出成形に用いる射出圧力の正常
範囲下で、即ち300x lo’N/m2〜3000X
 10’N/’II” 、好ましくは700x 10’
N/m” 〜2200x 10’N/m”の範囲で射出
される本発明に従って製造してもよい。
本発明のデンプン物質は、増量剤、例えば水溶性又は水
膨潤性重合体物質のような添加物、実質的に水不溶性の
熱可塑性ポリマー、無機充填剤、滑剤、可塑剤及び/又
は着色剤を含有してもよく、それらを混合してもよい。
これらの添加物をデンプンを加熱する前に加えて泗融物
を形成してもよく(工程E))、あるいはこの工程の後
に加えてもよい。これは主として、構造変性デンプンの
意図する使用によって異なる。
このような添加物は、増量剤、例えば水溶性又は水膨潤
性の種々の実質的に親水性の重合体物質(例えばゼラチ
ン):ヒマワリ蛋白質、ダイズ蛋白質、綿実蛋白質、ビ
ーナツツ蛋白質、ナタネ蛋白質のような植物性蛋白質;
血液蛋白質;卵蛋白質ニアクリル化蛋白質ニアルギン酸
塩、カラゲナン、グアゴム、寒天、アラビアゴム及び関
連するゴム(インドゴム、カラヤゴム、トラガカントゴ
ム)、ペクチンのような水溶性多糖類:セルロースの水
溶性誘導体:アルキルセルロース、ヒドロキシアルキル
セルロース及びヒドロキシアルキルアルキルセルロース
(例λば、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシブチル
セルロース):セルロースエステルのようなヒドロキシ
アルキルセルロースエステル(例えば、セルロースアセ
チルフタレート(CAP) 、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースフタレ−) (HPMCP+ +カルボキ
シアルキルセルロース、カルボキシアルキルアルキルセ
ルロース、カルボキシアルキルセルロースエステル(例
えば、カルボキシメチルセルロース)、及びそれらのア
ルカリ金属塩;ポリアクリル酸及びポリアクリル酸エス
テル、ポリメタクリル酸及びポリメタクリル酸エステル
、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルアセテートフタレート(PVAPI、ポリビニル
ピロリドン、ポリクロトン酸のような水溶性又は水膨潤
性合成ポリマー;フタール化ゼラチン、コハク酸ゼラチ
ン、架橋ゼラチン、シェラツク、デンプンの水溶性又は
水膨潤性化学的誘導体、陽イオンによって変性されたデ
ンプン、例えば、ジエチルアミノエチル基のような第三
級又は第四級アミノ基を有する陽イオンによって変性さ
れたアクリレート及びメタクリレート(これらは所望に
より第四イオン化される);ならびにその他の同様のポ
リマーも適している。
要すれば、このような増量剤を、所望量、好ましくは全
組成物の50重量%まで、さらに好ましくは0.5〜3
0重量%(最も好ましくは5〜20重量%)の範囲内で
加えてもよい。
実質的に水不溶性の熱可塑性物質の例としては、ポリエ
チレン(PE)、ポリイソブチレン、ポリプロピレンの
ようなポリオレフィン、ポリ塩化ビニル(PVCI、ポ
リ酢酸ビニル、ポリスチレンのようなビニルポリマー:
ポリアクリロニトリル(PAN)  :ポリビニルカル
バゾール(PVKI  、実質的に水不溶性のポリアク
リル酸エステル又はポリメタクリル酸エステル:ポリア
セタール(POMI  :ボリアミド(PAI、熱可塑
性ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ(アルキレン
テレフタレート)のようなポリ縮合体;ボリアリールエ
ーテル;熱可塑性ポリイミドなどだけでなく、ポリ(ヒ
ドロキシブチレート) fPHB) 、並びに酸化エチ
レン及び酸化ポリエチレンの重合体及びそれらの共重合
体のような実質的に水不溶性のポリ酸化アルキレンも含
まれる。
さらに、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA) :
エチレン/ビニルアルコール共重合体fEVAL) ;
エチレン/アクリル酸共重合体(EAAI  、エチレ
ン/アクリル酸エチル共重合体(EEAI  ;エチレ
ン/アクリル酸メチル共重合体(EMA)  ;ABS
共重合体;スチレン/アクリロニトリル共重合体(SA
NIのような、公知の種々の実質的に水不溶性の熱可塑
性共重合体、並びにそれらの混合物も含まれる。
これらの中で好ましいものは、公称加工温度が95〜2
10℃、好ましくは95〜190’Cの範囲内のもので
ある。
これらの中で好ましいものは、さらに、エーテル、酸又
はエステル基のような極性基を含有するポリマーである
。このようなポリマーとしては。
例えば、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVAI 、
エチレン/ビニルアルコール共重合体、エチレン/アク
リル酸共重合体(EAA) 、エチレン/アクリル酸エ
チル共重合体(EEAI 、エチレン/メタクリル酸エ
チル共重合体(EMAI 、スチレン/アクリロンニト
リル共重合体(SAN)のようなエチレン、プロピレン
又はイソブチレンの共重合体:ポリアセタール(pou
) 、並びに上記のこれらの混合物が挙げられる。
水を含有する構造変性デンプン対合成ポリマーの比は、
O,l :99.9〜99.l:o、1であり得る。し
かしながら、構造変性デンプンが、最終材料の性質に大
きく寄与するのが好ましい。
したがって、構造変性デンプンが、全組成物の少なくと
も50重量%の量で、好ましくは70〜99.5重量%
の範囲で存在すること、即ち、合成ポリマーが、全組成
物の50重量%未溝の濃度で、好ましくは30〜0.5
重量%の濃度で存在することが好ましい。
0.5〜15重量%の合成ポリマーと、水を含有する構
造変性デンプン99.5〜85重量%の混合物は、得ら
れた材料の性質を、すでに太き(改善している。ある応
用分野については、0.5〜5重量%対・99.5〜9
5重量%の合成ポリマー対デンプン/水成分の比は、好
ましくは、特に0.5〜2重量%対99.5〜98重量
%である。
添加される熱可塑性ポリマーは、通常公知の加工用添加
剤を含有してもよい。
デンプンは、好ましくは構造変性デンプンと同じ顆粒サ
イズに粒状化される合成ポリマーと混合する前に分解し
、顆粒化するのが好ましい。しかしながら、任意の所望
の混合物として又は順序で、天然デンプン、もしくは前
押出し顆粒化又は粉末化デンプンを粉末化又は顆粒化熱
可塑性ポリマーと一緒に処理することもできる。
本明細書における含水量は、全組成物内のデンプン/水
成分の重量に関するが、しかし加えた熱可塑性ポリマー
の重量は除外する。デンプン/水成分が溶融物形成中に
指定の含水量を有することは不可欠である。
[実質的に水不溶性の熱可塑性ポリマー」とは、好まし
くは、室温でポリマー100g当たり最大5%まで、さ
らに好ましくは、室温でポリマー100g当たり最大的
2%まで水を吸着するポリマーであると理解されたい、
他のポリマ−は、水膨潤性又は水溶性であると考えられ
る。
更なる添加剤としては、マグネシウム、アルミニウム、
ケイ素、チタン等の酸化物のような無機充填剤があるが
、これらは好ましくは全成分の約0.02〜3重量%、
さらに好ましくは0.02〜1重量%の範囲の濃度で存
在する。
更なる添加剤の例としては、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリエチレン−プロピレン
グリコールのような低分子量ポリ酸化アルキレンを含む
可塑剤:グリセロール、ペンクエリスリトール又はグリ
セロールモノアセテート、ジアセテートもしくはトリア
セテートのような低分子量の有機可塑剤;プロピレング
リコール、ソルビトール、ジエチルスルホコハク酸ナト
リウム、クエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、ジ
クチルフタレートのようなフタル酸エステル、トリエタ
ノールアミン+1,2.4−ブタントリオールのような
トリオール、1.2゜5−ペンタントリオール;1,2
.6−ヘキサンジオール、塩化コリン、臭化コリン、又
は塩化テトラメチルもしくはテトラエチルもしくはテト
ラブチルアンモニウムのような第四級テンモニウムtB
 、 N−ヒドロキシエチルラクトアミド、N−ヒドロ
キシエチルホルムアミド、N−ヒドロキシエチル−N−
メチルブチルアミド等のようなN−ヒドロキシアルキル
アミド:N−シアノエチル−N、N−ジー(2−ヒドロ
キシエチル)アミンのよなN−シアノエチル−N−ヒド
ロキシアミンが挙げられる。トリメチロールプロパン:
1.6−ヘキサンジオール、1.4−ブタンジオール、
2.3−ブタンジオールのようなジオール:酢酸エタノ
ールアミン、塩化エタノールアミンなどもある。ポリビ
ニルアルコール(PVAI 、アミロース、キサンタン
ゴムのような高分子量可塑剤は、全成分の0.5〜20
重量%、好ましくは0.5〜10重量%の範囲の濃度で
加える。
着色剤を加λてもよいが、このような着色剤の例として
は、公知のアゾ染料、有機又は無機顔料、あるいは天然
着色剤が挙げられる。無機顔料は、鉄又はチタンの酸化
物のようなものが好ましい。それ自体公知のこれらの酸
化物は、全成分の0.001〜10重量%、好ましくは
0.5〜3重量%の範囲の濃度で加える。
可塑剤及び水の合計含量は、好ましくは、場合により添
加される熱可塑性ポリマーを除く全成分の25重量%を
超えるべきてな(、最も好ましくは20%を超えるべき
でない。
さらに、動物性又は植物性脂肪のようなデンプン物質の
流動特性を改良するための化合物を、好ましくは水素化
された形態で、特に室温で固体である化合物を加えても
よい。これらの脂肪は、好ましくは50℃以上の融点を
有するa ClZ−1C14−1c + ’e−及びC
l8−脂肪酸のトリグリセリドが好ましい。
増量剤又は可塑剤を加えずに、脂肪を単独で加えること
もできる。
脂肪は、単独でもしくはモノ−及び/又はジグリセリド
、あるいはホスファチド、特にレシチンと一緒に加える
のが有利である。モノ−及びジグリセリドは、好ましく
は上記の種類の脂肪、即ちClZ−1C14−1CI8
−及びCl8−脂肪酸由来のものである。
脂肪、モノ−ジグリセリド及び/又はレシチンの使用総
量は、構造変性デンプン成分の5重量%まで、好ましく
は約0.5〜2重量%の範囲内である。
本明細書において上記した物質は、加熱時に密閉容器内
で、即ち含水量及び圧力制御状態下で、熱可塑性融成物
を形成する。このような溶融物を、例λば射出成形、ブ
ロー成形、押出し成形及び共押出し成形(ロッド、パイ
プ及びフィルム押出し)、圧縮成形のような熱可塑性物
質処理技法を用いて処理し、公知の製品を生産する。そ
の製品としては、瓶、シート、フィルム、包装材、バイ
ブ、ロッド、積層フィルム、サック、バッグ、医薬品カ
プセル、顆粒及び粉末がある。
製造されたデンプン物質は、活性物質の担体物質として
用いてもよく、また医薬品のような活性成分、及び/又
は殺虫剤のような農薬活性化合物と混合して、これらの
成分を徐放施用してもよく、プラスト・シーズfpla
st 5eeds)  と混合してもよい、その結果生
じた物質を顆粒化するか、あるいは微粉末に加工するこ
ともできるし、又は成形加工材料として用いることもで
きる。
以下の実施例により本発明をさらに説明する。
1血五ユ 含水量20%の天然ジャガイモデンプン2kgを従来の
方法で分析して、リン酸基に固定された陽イオンについ
て以下の結果を得た: eq、M”: M”: H” = 0.5 : 0.7
 : 0.8リン酸基当たりの無水ブドウ糖単位の数=
206、次いで試料を、eq、Ca”: Na” =l
 : 2.5の比に対応する、CaC628g及びNa
(J’73 gを含有する水5Iに加えた。スラリーを
30分間撹拌した0次いでデンプンを濾過し、脱イオン
水で徹底的に洗浄した。次いでデンプンのイオン含量を
分析により測定した。その結果は; eq、Ca”: Na” : H” = 0.9 : 
0.4 : 0.7であった。
支血旦ヱ 含水量17%の天然ジャガイモデンプン2kgを従来の
方法で分析して、以下の結果を得た:eq、M”: k
A”: H” =0.5 : l : 0.5リン酸基
当たりの無水ブドウ糖単位数=215゜次いで、試料を
、eq、Ca”: Na” = 1 : 7の比に対応
する、CaCム 12gとNaCl38 gを含有する
pH5,7の溶液5!に加えた。スラリーを15分間撹
拌した0次いでデンプンを濾過し、脱イオン水で徹底的
に洗浄した6次いでデンプンのイオン含量を分析により
測定した。その結果は:eq、Ca”: Na” : 
H” = 0.75 : 0.5 : 0.75であっ
た。
!施■旦 実施例1及び2に記載と同様の方法で、ジャガイモデン
プンの以下の試料を以下の方法で処理した(表1): 表−土 温度及び滞留時間は全試料に関して一定であり、射出圧
力は各試料に対して最適にした。
表2に示す通り、欠陥レベルは、それぞれのe、His
、 M*、 He比に依存し、未処理天然デンプン及び
本発明に従って処理されたデンプン間で有意の差異を示
す。
eq、M”: M”: H”の比、即ち請求範囲内のT
MFIを有する試料の欠陥レベルは1、未処理デンプン
からの試料の場合よりはるかに低い。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結合リン酸基を含有し、デンプン/水組成物の5
    〜30重量%の含水量を有するデンプンから製造される
    熱可塑性溶融物であって、該溶融物のリン酸基と結合す
    る陽イオン及びプロトンの相対濃度が以下の範囲内:す
    なわち、 eq.M^2^+:M^+:H^+^1=(0.0〜1
    .9):(0.0〜0.9):(0.0〜1.4)(こ
    こで、M^2^+は2価陽イオン、好ましくはCa^2
    ^+又はMg^2^+、もしくはこれらの陽イオンの混
    合物であり; M^+は1価陽イオン、好ましくはNa^+又はK^+
    、もしくはこれらの陽イオンの混合物であり;H^+は
    プロトンであって、リン酸基1モル当たりのeq.M^
    2^+、M^+及びH^+の当量数の合計は2である) であることを特徴とする溶融物。
  2. (2)eq.M^2^+:M^+:H^+^1=(0.
    8〜1.2):(0.2〜0.6):(0.4〜0.8
    ):好ましくはeq.M^2^+:M^+:H^+^1
    =(0.85〜1.15)=(0.3〜0.5):(0
    .5〜0.7);最も好ましくはeq.M^2^+:M
    ^+:H^+^1=1:0.4.:0.6であって、各
    々の場合、リン酸基1モル当たりのeq.M^2^+、
    M^+及びH^+の当量数の合計が2である請求項1記
    載の熱可塑性溶融物。
  3. (3)熱可塑性溶融物形成指数(TMFI)が171〜
    202の範囲内、好ましくは180〜190の範囲内で
    あって、TMFIが TMFI=a_0+a_1[eq.M^2^+]+a_
    2[H^+](式中、a_0=278.34; a_1=−45.24; a_2=−77.60) であると表され、好ましくはTMFIが TMFI=a_0+a_1(1.935−0.005)
    +a_2(0.01−1.26)である請求項1又は2
    記載の熱可塑性溶融物。
  4. (4)溶融物を製造するために用いられるデンプンが、
    主としてアミロース及び/又はアミロペクチンより成り
    、結合リン酸基を含む実質的に化学的に非変性のデンプ
    ン、物理的に変性されたデンプン、及び好ましくはジャ
    ガイモデンプンのような変性酸値(pH)を有するデン
    プンを含む請求項1〜3のいずれか一に記載の熱可塑性
    溶融物。
  5. (5)デンプン溶融物が、約105℃〜190℃、好ま
    しくは130℃〜190℃の範囲内の温度で、構造変性
    を行うに十分な長さの時間、密閉系で構造変性のために
    加熱されたものである請求項1〜4記載のいずれか一に
    記載の熱可塑性溶融物。
  6. (6)構造変性のために、圧力を0〜150×10^5
    N/m^2、好ましくは0〜75×10^5N/m^2
    、特に0〜50×10^5N/m^2の範囲で適用した
    請求項1〜5のいずれか一に記載の熱可塑性溶融物。
  7. (7)デンプンが、デンプン/水成分の約5〜25重量
    %、好ましくは約10〜20重量%、さらに好ましくは
    12〜19重量%、特に14〜18重量%の範囲での含
    水量を示す請求項1〜6のいずれか一に記載の熱可塑性
    溶融物。
  8. (8)デンプン溶融物が、水溶性の、もしくは水膨潤性
    、実質的に水不溶性の熱可塑性ポリマーである実質的に
    親水性のポリマー、充填剤、滑剤、可塑剤、及び/又は
    着色剤を含有する請求項1〜7のいずれか一に記載の熱
    可塑性溶融物。
  9. (9)少なくとも1つの実質的に親水性のポリマー、又
    はこのようなポリマーの混合物を全組成物重量の50重
    量%までの範囲、好ましくは3〜20重量%の範囲内で
    加える請求項1〜8のいずれか一に記載の熱可塑性溶融
    物。
  10. (10)少なくとも1つの実質的に水不溶性の熱可塑性
    ポリマーを加え、構造変性デンプン対実質的に水不溶性
    の熱可塑性ポリマーが0.1:99.9〜99.1:0
    .1であって、好ましくはこの場合、構造変性デンプン
    が全組成物重量の少なくとも50重量%の量で、好まし
    くは70〜99重量%の範囲で存在する請求項1〜9の
    いずれか一に記載の熱可塑性溶融物。
  11. (11)実質的に水不溶性のポリマー対デンプン/水成
    分の比が0.5〜5重量%対99.5〜95重量%、好
    ましくは0.5〜2重量%対99.5〜98重量%であ
    る請求項1〜10のいずれか一に記載の熱可塑性溶融物
  12. (12)少なくとも1つの有機充填剤、又はこのような
    充填剤の混合物を全成分の約0.02〜3重量%、好ま
    しくは0.02〜1重量%の濃度で加える請求項1〜1
    1のいずれか一に記載の熱可塑性溶融物。
  13. (13)可塑剤を、全成分の約0.5〜15重量%、好
    ましくは0.5〜5重量%の範囲内で加える請求項1〜
    12のいずれか一に記載の熱可塑性溶融物。
  14. (14)着色剤を、全成分の約0.001〜10重量%
    、好ましくは0.5〜3重量%の濃度で加える請求項1
    〜13のいずれか一に記載の熱可塑性溶融物。
  15. (15)可塑剤を加え、可塑剤及び水の含量の合計が全
    成分の25重量%を超えない、好ましくは20重量%を
    超えない請求項1〜14のいずれか一に記載の熱可塑性
    溶融物。
  16. (16)混練デンプンが、医薬用及び/又は農薬用活性
    成分から選択される少なくとも1つの活性成分を含む請
    求項1〜15のいずれか一に記載の熱可塑性溶融物。
  17. (17)請求項1〜16のいずれか一に記載の溶融物を
    冷却することによって得られる固体化構造変性混練デン
    プン。
  18. (18)活性成分のための担体物質としての、好ましく
    は医薬用及び/又は農薬用活性物質のための担体物質と
    しての請求項1〜17のいずれか一に記載の熱可塑性溶
    融物の用途。
  19. (19)リン酸基を含有し、そのリン酸基を結合する陽
    イオン及びプロトンの相対濃度が、 eq.M^2^+:M^+H^+^1=(0.0〜1.
    9):(0.0〜0.9):(0.0〜1.4)(式中
    、M^2^+は2価陽イオン、好ましくはCa^2^+
    又はMg^2^+、もしくはこれらの陽イオンの混合物
    であり; M^+は1価陽イオン、好ましくはNa^+又はK^+
    、もしくはこれらの陽イオンの混合物であり;H^+は
    プロトンであって、リン酸基1モル当たりのeq.M^
    2^+、M^+及びH^+の当量数の合計が2である) であるデンプンの製造方法であって、 A)結合リン酸基を含むデンプン材料を用意し、 B)2価陽イオンM^2^+、1価陽イオンM^+をe
    q.M^2^+:M^+=1:(2〜15)、好ましく
    は1:(2〜10)の比で含有する水溶液に、pH4〜
    7.5で、該水溶液及び接触デンプンを平衡させるに十
    分な長さの時間、デンプンを分散し、 C)デンプンを水性媒質から分離し、 D)得られたデンプン物質を、デンプン及び水の重量の
    5〜30重量%の含水量に調節する各段階から成ること
    を特徴とする方法。
  20. (20)請求項19記載の方法により得られるデンプン
  21. (21)請求項1〜16のいずれか一に記載のデンプン
    溶融物の製造方法であって、以下の段階E): E)段階Dで得られた請求項19記載のデンプン/水組
    成物を、場合によりさらに添加剤を加えたのち、上記水
    含量を構造変性デンプンの溶融物が形成されるまで保持
    しながら、デンプンを実質的に構造変性するに十分な時
    間、充分な温度に、加圧下で加熱する段階を包含する方
    法。
  22. (22)請求項21に記載された溶融物から固体製品を
    製造する方法であって、以下の段階F):F)場合によ
    り溶融物を成形製品に形成後、該溶融物[段階E)下で
    製造されたもの]を冷却して固体成形製品を成形する段
    階を包含する方法。
  23. (23)請求項22に従って製造される固体製品。
  24. (24)請求項23の粒状物。
  25. (25)水含量及び圧力制御条件下で、請求項1〜16
    のいずれか一に従って得られる熱可塑性溶融物の成形方
    法であって、該成形方法が射出成形、ブロー成形、押出
    し成形及び共押出し成形、圧縮成形、又は真空成形より
    成る群から選択される少なくとも一である方法。
  26. (26)請求項1〜16のいずれか一に記載の組成物か
    ら製造される成形製品。
  27. (27)上記製品が瓶、シート、フィルム、包装材料、
    パイプ、ロッド、積層品、サック、バック、あるいは医
    薬品カプセル、顆粒又は粉末として成形されている請求
    項26記載の製品。
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