JPH0322342Y2 - - Google Patents

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JPH0322342Y2
JPH0322342Y2 JP15657184U JP15657184U JPH0322342Y2 JP H0322342 Y2 JPH0322342 Y2 JP H0322342Y2 JP 15657184 U JP15657184 U JP 15657184U JP 15657184 U JP15657184 U JP 15657184U JP H0322342 Y2 JPH0322342 Y2 JP H0322342Y2
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JP
Japan
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corner
waterway
support
girder
main body
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JP15657184U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は水門扉の改造に際して、水を一時的に
せき止めるための角落しに関する。
従来の技術 近年、ダムなどにおける水門扉例えばクレスト
ゲートは、その老朽化や数回に亘る基準の改訂
で、改造が急務とされている。
従来、このクレストゲートの改造を行なう場
合、貯水池水位を下げる事は、発電停止に伴なう
経済性の観点等から難しく、従つてクレストゲー
ト改造に際しては、扉体前方に角落しを挿入しド
ライ状態で改造工事が行なわれていた。
ところで、第2図に示すように、角落し用戸溝
1は、クレストゲート戸当り2と非常に接近して
おり、戸当り金物取替えのためにコンクリート部
分を削ると、角落しに作用する水圧に耐えられな
い場合がある。そこで、従来、やむなく水位を落
したり、第3図に示すように、角落し3の後方に
支保工4を設けたりしていた。
考案が解決しようとする問題点 上記前者のものによると、電力の無効放出であ
り、また後者のものによると、単にピア側壁部の
崩壊防止に過ぎないと共に、ピア側壁部の内部応
力の増加は避けられず、更に支保工の設置や、改
造時の作業性に多くの支障をきたすという問題が
ある。
問題を解決するための手段 上記問題を解決するため、本考案の角落しは、
水路の両側壁に形成された戸溝に挿脱自在にされ
た角落し本体と、水路両側壁上面から索体を介し
て吊持されると共に水路両側壁の上流側に向いた
端面に両端部が跨つて当接してこの上流側端面に
係止可能とされた受桁と、該受桁と上記角落し本
体とを連結する連結部材とから構成したものであ
る。
作 用 水門扉の改造を行なう場合、戸溝に角落し本体
を挿入すると共に受桁をピアの上流側で吊持し、
そして連結部材によりこの受桁と角落し本体とを
しかも受桁が水路の両側壁上流側端面に当接する
ように連結して、水門扉側の水を放出すれば、角
落し本体に働く水圧力は受桁を介して水路側壁の
上流側端面によつて支持される。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図に基づき説明
する。11は水路12の水門扉上流側に配置され
て水を一時的にせき止めるための角落しで、両端
部が水路12を形成するピア13の側壁に形成さ
れた戸溝14にそれぞれ挿脱自在にされた角落し
本体15と、両ピア13,13の上面から上流側
に突設された支持材16より垂下された索体(例
えばワイヤーロープ)17を介して吊持され、且
つ両ピア13,13の上流側に向いた端面に両端
部が跨つて当接してこの上流側端面に係止可能と
された受桁18と、この受桁18と角落し本体1
5とを互いに連結すると共に途中に引締め具19
がそれぞれ介在された一対の連結部材20,2
0′とから構成されている。また、上記角落し本
体15は複数個上下に亘つて設置されるため、受
桁18も角落し本体15に対応してピア13,1
3上面から吊持されるため、最下部に位置する受
桁18Aに残りの上方部受桁18Bを支持するよ
うにしている。即ち、最下部の受桁18Aは上方
部受桁18Bより長くされると共に、その両端部
が主支持材16Aより索体17Aを介して吊持さ
れ、そして上方部の受桁18Bの下面には一対の
支持脚21,21′が設けられると共に副支持材
16B及び索体17Bを介して最下部の受桁18
A上に順次載置支持されるようにしている。な
お、22はそれぞれ支持材16上に設けられた滑
車である。
上記構成において、水門扉例えばクレストゲー
トの改造を行なう場合、まず戸溝14に角落し本
体15を所定個数挿入する。次に、主支持材16
Aから索体17Aを介して最下部の受桁18A
を、最下位の角落し本体1Aに対応する位置に吊
持する。次に、この受桁18Aと角落し本体15
Aとを、連結部材20,20′を介して連結した
後、引締め具19により各連結部材20,20′
の長さを縮めて、受桁18Aが両ピア13,13
の上流側端面に確実に係止するようにする。次
に、下から2番目の少し短か目の受桁18Bを副
支持材16Bから索体17Bを介して上記最下部
の受桁18A上面に載置した後、上記と同様に、
一対の連結部材20,20′により、下から2番
目の角落し本体15Bに連結した後、引締め具1
9により受桁18Bを両ピア13,13の上流側
端面に係止させる。なお、受桁18と各ピア13
との係止部間には、支圧板又はくさびが介在され
る。このようにして、すべての角落し本体15に
対して受桁18を取付ける。そして、この状態
で、クレストゲート側の水を放出すれば、水はこ
れら角落し11によつてせき止められる。この
時、角落し本体15に働く水圧力は、それぞれ受
桁18によつてピア13側に支持される。なお、
図示していないが、角落し本体15には、戸溝1
4との水密を図るために、水密ゴムが装着されて
いる。
ところで、上記実施例においては、すべての角
落し本体15に受桁18を連結したが、例えば戸
溝14とクレストゲートの戸当りとが接近してい
る中間部のものにだけ受桁18を連結するように
してもよい。
考案の効果 上記本考案の構成によると、角落し本体に働く
水圧力は、受桁を介して水路側壁の上流側端面に
支持されるため、水門扉改造時に、水位を落した
り、また支保工を設ける必要がなく、従つて無効
電力の放出や支保工設置による手間及び弊害等は
生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図及び第3図は従来例を示すもので、第2図は水
路の斜視図、第3図は水門扉改造時における水路
の平面図である。 11……角落し、12……水路、14……戸
溝、15,15A,15B……角落し本体、16
……支持材、17,17A,17B……索体、1
8,18A,18B……受桁、19……引締め
具、20,20′……連結部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水路の両側壁に形成された戸溝に挿脱自在にさ
    れた角落し本体と、水路両側壁上面から索体を介
    して吊持されると共に水路両側壁の上流側に向い
    た端面に両端部が跨つて当接してこの上流側端面
    に係止可能とされた受桁と、該受桁と上記角落し
    本体とを連結する連結部材とから構成したことを
    特徴とする角落し。
JP15657184U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH0322342Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15657184U JPH0322342Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15657184U JPH0322342Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6171619U JPS6171619U (ja) 1986-05-15
JPH0322342Y2 true JPH0322342Y2 (ja) 1991-05-15

Family

ID=30714576

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JP15657184U Expired JPH0322342Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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Publication number Publication date
JPS6171619U (ja) 1986-05-15

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