JPH03222913A - ゆで及び揚げ物装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゆで及び揚げ物装置に関し、特に冷凍食品の
解凍調理に有効であることを特徴とする。

〔従来の技術〕

従来、この種ゆで及び揚げ物装置として、本件出願人は
特公昭５５−３９３２９号公報、特公昭５６−９３２８
号公報、特公昭５６−１５２４７号公報及び特公昭５８
−１４２１１号公報等に記載された発明を提供している
。

例えば、特公昭５５−３９３２９号公報に記載された発
明は、鍋あるいは釜本体内に適当間隔をあけて内鍋ある
いは釜が設けられ、該内鍋あるいは釜の底部には透孔が
穿設され、さらに該内鍋あるいは釜の上縁の内側には上
方を開口した適数の隔室が設けられ、該隔室の内鍋ある
いは釜側には、それぞれ鍋あるいは釜本体と内鍋あるい
は条間に連通ずる連通孔が設けられ。

さらに隔室には内鍋あるいは釜の内部に開口する開口部
が設けられてなるものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来の装置においては、ゆであるいは揚げ物部に沸
騰状態のお湯が供給され、麺はぐし効果を高め、さらに
揚げ物の場合には揚げ効果を高めるものであるが、冷凍
食品を投入した場合には一時的に鍋あるいは釜本体内全
体の湯の温度が低下し、沸騰が止められる場合があった
。

湯の温度が低下させられると、調理品の味覚が低下させ
られ、さらに調理時間がかかり妥当でないものである。

そこで、火力を強くすることが考えられるが、燃料の大
量使用を伴い不経済である。

本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、冷凍食
品を投入した場合にも沸騰が止められることがなく、経
済的なゆで及び揚げ物装置を提供することを目的とする
ものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前記目的を達成するため、内鍋、外鍋間の底
部側に仕切板が設けられ、内鍋上部から内鍋間に設けた
環流パイプが前記仕切板近くに開口され、仕切板適位置
に貫通させた循環パイプの上端が内鍋間の上部適位置に
開口され、さらに内鍋底部に循環口が設けられた構成と
したものである。

〔作　用〕

本発明は、鍋本体内の湯の循環時間を長くすることによ
り沸騰止まりを防止する。

すなわち、鍋本体内の湯中に冷凍食品を投入した場合に
は、当然に該冷凍食品周囲の湯温か低下させられる。

そして、該温度が低下させられた湯が早い時間内に鍋本
体内に広がると沸騰が止まるものである。

そこで、本発明は、前記温度が低下させられた湯の循環
時「）訂を長くする構成としたものである。

換言すれば、温度が低下させられた湯がバーナにより加
熱されている外鍋の底部へ至るのに時間をかける構成と
したものである。

すなわち、本発明では常時バーナの炎７により外鍋２の
底部及び底部側周囲が加熱され、加熱された湯は内鍋１
の底部ｌａに設げられた循環口１ｂから内鍋１内に噴出
させられ、調理に利用されている。そして調理後の温度
の低下した湯は内鍋１部の底部方向に移動し、中温湯が
環流パイプ４を通り、内鍋１と外鍋２間の底部側、すな
わち、仕切板３部に供給される。

そして、さらに内鍋１の周囲をまわり外鍋外周から温た
められた湯が内鍋１と外鍋２間の上部、すなわち、液面
６近くから循環パイプ５に入り、仕切板３部を通過して
内鍋ｌと外鍋２の底部間に循環させられ、再加熱される
ものである。

したがって、内鍋１内に冷凍食品を投入した場合の温度
が低下させられた湯が短時間に内鍋ｌと外鍋２の底部間
に迄循環させられることがないため、沸騰が止められる
ことがなく、内鍋１の底部１αの循環口１ｈからは沸騰
状態の湯が噴出し続けられるものである。

すなわち、本発明では前記調理後の温度の低下させられ
た湯が早い時間内に外鍋２の底部に供給されることがな
く、環流パイプ４、内鍋ｌ。

２間及び循環パイプ５を循環させられつつ徐々に温めら
れ、内鍋ｌと外鍋２の底部間に入ってすぐに沸騰させら
れて循環口１ｂから内鍋ｌ内に噴出するものである。

したがって１本発明によれば、内鍋１内には継続して沸
騰した湯が供給され、調理部の沸騰が止められることが
ないため、冷凍食品の解凍調理に有効であり、調理品の
味覚の向上と調理時間の短縮を図ることができるもので
ある。

〔実施例〕

以下に本発明の一実施例を図面について詳細に説明する
。

図中、ｌは内鍋、２は該内鍋と適当間隔をあけて設けた
外鍋である。

もつとも、内釜、外釜とも言えるものである。

また、前記内鍋１及び外鍋２は丸形でもよいことは勿論
である。

本発明では前記内鍋１及び外鍋２間の底部側に仕切板３
が設けられる。

さらに内鍋１の上部から内鍋１，２間に環流パイプ４が
設けられ、該環流パイプ４が前記仕切板３の近くに開口
させられる。

つぎに、該仕切板３の適位置、望ましくは前記環流パイ
プ４から最も遠い位置に循環パイプ５が貫通させられ、
該循環パイプ５の上端が内鍋１．２間の上部、適位置、
望ましくは液面６近くに開口させられる。

さらに、内鍋１の底部１ａに循環口１ｂが設けられる。

図面実施例では、内鍋１の底部が逆漏斗状に構成され、
熱湯が所定信義に噴出するように構成されているが、底
部を平らにし、単なる穴をあけるだけでもよいものであ
る。

図中、７はバーナの炎、８はオーバフローでル）る。

前記構成の本発明は、すでに述べたごとく、調理により
温度が低下させられた湯の循環時間を長くしたものであ
り、冷凍食品を投入した場合の沸騰止まりを燃料の大量
使用を伴うことなく防止できるものである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、冷凍食品を投入した場合の沸騰止りを
防止でき、冷凍食品の解凍調理を有効、迅速に行うこと
ができるとともに、経済的である効果が得られるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、牙１図は要部縦
断面図、 ２・２図は平面図である。 内鍋。 ｂ 循環口。 外鍋。 仕切板、 環流パイプ、 循環 パイプ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内鍋、外鍋間の底部側に仕切板が設けられ、内鍋上部か
   ら両鍋間に設けた環流パイプが前記仕切板近くに開口さ
   れ、仕切板適位置に貫通させた循環パイプの上端が両鍋
   間の上部適位置に開口され、さらに内鍋底部に循環口が
   設けられてなることを特徴とするゆで及び揚げ装置。