JPH03222715A - 曲面ハニカムパネルの成形方法 - Google Patents

曲面ハニカムパネルの成形方法

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JPH03222715A
JPH03222715A JP1781590A JP1781590A JPH03222715A JP H03222715 A JPH03222715 A JP H03222715A JP 1781590 A JP1781590 A JP 1781590A JP 1781590 A JP1781590 A JP 1781590A JP H03222715 A JPH03222715 A JP H03222715A
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JP
Japan
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curved
panel
forming
honeycomb
curvature
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Pending
Application number
JP1781590A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Nagasawa
長澤 信介
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Showa Aircraft Industry Co Ltd filed Critical Showa Aircraft Industry Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、曲面ハニカムパネルの成形方法に関する。
さらに詳しくは、樹脂が含浸されてなる曲面形成用のア
ラミッドハニカム材を芯材とし、かつ、プリプレグシー
ト材を表面材として一部所定部位に曲率が大きな曲部を
有する曲面ハニカムパネルを、バキュームバック成形手
段により成形する曲面ハニカムパネルの成形方法の改善
に関する。
1技術背景」 先ず、その技術背景等について述べる。
樹脂が含浸されてなるアラミツドハニカム材は、耐衝撃
性、耐久性、自己消炎性、耐水性、耐黴性等に優れた特
性を有するとともに、セルサイズの小さなハニカム材、
すなわち高密度なハニカム材の成形が容易である等の特
長を有し、かつ、このアラミツドハニカム材にプリプレ
グシート材からなる表面材を添着した複合パネルたるハ
ニカムパネルは、軽量であるにもがかわらず高い強度を
有することから、近年、航空機、宇宙機器等の各種構造
材等として用いられている。
「従来の技術」 例えは、航空機の動翼の前縁部等、一部所定部位に曲率
が大きなパネル曲部を有し、かつ、内部に空間部を形成
する必要がある部材を、芯材を構成する曲面形成用のア
ラミツドハニカム材にプリプレグシート材からなる表面
材を添着した曲面ハニカムパネルによって形成するにあ
たっては、アラミツドハニカム材は、例えば、金属板材
等と異なり、延性かなく、かつ、その構造か短筒中空柱
状のセルの平面的集合体よりなり、厚幅強度が金属板材
に比し、極めて小さく、また、柔軟性を有するプリプレ
グシート材の厚幅強度も小さいので、係る曲面ハニカム
パネルを、例えば、凹凸−組の成形型で成形した場合に
は、成形過程において、型の一部が片当りし易く、片当
りした際には、その部位のアラミツドハニカム材を構成
するセルのセル壁がすれて破損したり、潰れたりするた
め、係る成形手段によっては、高精度、かつ、高強度な
曲面ハニカムパネルを成形することは極めて困誼であっ
た。
したかって、係る曲面ハニカムパネルを成形するにあた
っては、一般に、成形される曲面ハニカムパネルの外側
形状に一致すべく、一部所定部位にパネル曲部における
外面側の曲率と等しい曲率の曲面部を有する凹曲状の型
面を備えた曲面パネル成形用型の型面上に、プリプレグ
シート材、部所定部位に前記曲面部の曲率と略等しい曲
率の曲部を仮りに形成すべく、曲成した曲面形成用のア
ラミツドハニカム材、プリプレグシート材の順にセット
することにより曲面ハニカムパネルを仮組立状態にセッ
トし、次に、この仮組立状態にセットされた曲面ハニカ
ムパネルの表面を耐熱非通気性シート材で覆うとともに
、この耐熱非通気性シート材の全周縁部を前記曲面パネ
ル成形工程の適宜部位に気密状に固着して低圧室を形成
し、次に、係る状態に曲面パネル成形用型にセットされ
た仮組立状態の曲面ハニカムパネルを加熱加圧炉内にセ
ットした後、低圧室と炉外に設置された吸引装置とを、
耐熱性フレキシブルホース等を介して連通し、吸引装置
により低圧室内を減圧することにより、仮組立状態の曲
面ハニカムパネルの各構成部材を互いに略全面的に当接
させるとともに、型面にも略全面的に当接せしめた後、
次に、加熱加圧炉内の温度を所定温度まで高めるととも
に、加熱加圧炉内を所定の圧力まで高め、係る状態を維
持させることにより、軟化された曲面ハニカムパネルを
構成する各部材は互いにより圧接されるとともに、型面
にもより圧接される。また、同時に加熱により融解した
プリプレグシート材に含まれていた樹脂の一部か曲面形
成用のアラミッドハ二カム材の端部に流れ出す。よって
、次に、加圧状態を保持したまま加熱加圧炉内の温度を
下げることにより、曲面形成用のアラミツドハニカム材
とプリプレグシート材は、互いに圧接状態で流れ出した
樹脂により接着され曲面ハニカムパネルが成形される。
 係る曲面ハニカムパネルの成形手段、いわゆる、バキ
ュームバック成形手段により曲面ハニカムパネルは成形
されていた。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、従来の曲面形成用のアラミツドハニカム材を
芯材とし、かつ、プレプレグシート材を表面材として、
一部所定部位にパネル曲部を有する曲面ハニカムパネル
をバキュームバック成形手段により成形する場合にあっ
ては、曲面パネル成形用型への曲面形成用のアラミツド
ハニカム材のセットは、予め、平板状態の曲面形成用の
アラミツドハニカム材の所定部位に、曲面パネル成形用
型の型面における曲面部の曲率と略等しい曲率の曲部を
仮りに曲成し、この状態を保持しつつ型面上にセットさ
れていた。
しかって、そのセットが困難かつ面倒であるとともに、
型面上にセットされた曲面形成用のアラミツドハニカム
材は、仮りの曲成状態を保持していた例えば外力が除去
された場合、復元力により所定量常態に復元するため、
先に型面に沿ってセットされていたプリプレグシート材
との間、すなわち、型面との間には殆どの場合、空隙が
生じる。
しかし、空隙か生じた場合であっても、成形される曲面
ハニカムパネルにおけるパネル曲部の曲率が小さいもの
の場合には、曲面ハニカムパネルの成形過程において、
先ず、低圧室内を減圧することにより、仮組立状態の曲
面ハニカムパネルの各部材は互いに梢圧接されるととも
に、型面にも稍圧接されるように変位する。よって、セ
ット時、存在していた空隙は、その程度が低い場合には
、この過程で殆ど除去される。また、空隙の程度が可な
り高く、低圧室を減圧することのみによって、完全に空
隙を除去できなかった場合でも、次に、加熱するととも
に、加圧することにより、加熱により軟化された仮組立
状態の曲面ハニカムパネルの各部材は、この加圧により
型面側により圧接されるので、低圧室の減圧時、残存し
ていた空隙は除去される。
もって、成形される曲面ハニカムパネルが、部所定部位
にパネル曲部を有するものであっても、そのパネル曲部
の曲率が小さいものの場合にあっては、そのパネル曲部
の接着強度等の強度に優れ、かつ、パネル曲部における
外面側の曲率が、型面における曲面部の曲率と一致した
高精度な曲面ハニカムパネルを形成することができる。
ところが、一部所定部位に極めて曲率の大きなパネル曲
部を有する曲面ハニカムパネルを成形する場合にあって
は、曲面パネル成形用型の型面上にセットされた仮組立
状態の曲面ハニカムパネルにおける曲面形成用のアラミ
ツドハニカム材と型面における曲面部間に空隙が生じた
場合、その空隙の程度か極めて低い場合であっても、低
圧室を減圧するのみによっては勿論のこと、次に、加熱
するとともに、より加圧した場合にも、加熱により軟化
された曲面形成用のアラミツドハニカム材の圧縮強度か
著しく低下し、この軟化された曲面形成用のアラミツド
ハニカム材の圧縮強度以上の加圧力で加圧するこができ
ないので、殆どの場合、空隙を完全に除去するとはでき
ず、空隙は略当初の状態のままで残存する。また、係る
曲面ハニカムパネルを成形する際、型面との間に空隙が
生ずる箇所は、殆どパネル曲部に限られていた。
したがって、従来、係る曲面ハニカムパネルを成形する
場合には、特に、所定曲率の曲部を仮りに曲成した曲面
形成用のアラミツドハニカム材の型面上へのセットは、
両者間に空隙が生じないようにセットする必要があった
然しながら、如何に長時間をかけ丁寧にセットしても、
係る不具合の発生を完全に防止することはできなかった
故に、曲面形成用のアラミツドハニカム材における仮り
に曲部を曲成する部位に位!する各セル壁の適宜部位に
スリットを形成し、容易に型面における曲面部になじむ
ようにセントすることかでき、空隙の発生の防止を図る
ことか試みられたが、係る手段によれば、空隙の発生を
略完全に防止することはできるが、この部位のアラミツ
ドハニカム材の強度が低下することにより、成形された
曲面ハニカムパネルにおけるパネル曲部の強度も低下す
る。したがって、係る手段により成形された曲面ハニカ
ムパネルにあっては、使用目的によっては適さないとい
う問題が指摘されていた。
本発明は上述の事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、樹脂が含浸されてなる曲面形成用のアラ
ミツドハニカム材を芯材とし、かつ、プリプレグシート
材を表面材として、バキュームバック成形手段により曲
面ハニカムパネルを成形する際、特に、その曲面ハニカ
ムパネルが一部所定部位に曲率が極めて大きなパネル曲
部を有するものの場合であっても、接着強度等の強度に
優れているとともに、精度にも優れたパネル曲部を有す
る曲部ハニカムパネルを容易に成形することか可能な曲
面ハニカムパネルの成形方法を提案することにある。
1課題を解決するための手段」 本発明は、上記目的を達成すべくなされたもので、その
技術的解決手段は、次のとおりである。
本発明に係る曲面ハニカムパネルの成形方法は、樹脂が
含浸されてなる曲面形成用のアラミツドハニカム材を芯
材として、かつ、プリプレグシート材を表面材として、
バキュームバック成形手段により一部所定部位に曲率が
大きなパネル曲部を有する曲面ハニカムパネルを成形す
る成形方法であって、次の工程を有している。
すなわち、適宜成形手段により成形されているとともに
、樹脂が含浸され、所定の寸法を備えた平板状の曲面形
成用のアラミツドハニカム材を準備する準備工程と、次
に、準備工程で準備された前記曲面形成用のアラミツド
ハニカム材における曲部を形成すべき所定部位を、長手
方向の一部側に前記パネル曲部における内面側の曲率と
略等しい曲率の曲面型部を偏えた所定の長さを有する曲
部形成用治具における前記曲面型部上に沿って位置させ
た後、該曲面形成用のアラミツドハニカム材を曲面型部
の曲面に沿って曲成し、その内面側に曲面型部の曲率と
等しい曲率の曲部を形成することにより、前記曲部形成
用治具上に、仮りに曲面アラミツドハニカム材を形成し
、かつ、該曲面アラミツドハニカム材を、適宜係止手段
により曲部形成用治具における曲面型部上に一体的に固
定することによって、その状態を保持させ、次に、曲部
形成用治具上に固定された状態の曲面アラミツドハニカ
ム材を、加熱炉等により適宜温度で所定時間加熱した後
、冷却することによって、所定部位にその外面側の曲率
が、前記パネル曲部の外面側の曲率と略等しい曲部を有
する曲面アラミツドハニカム材を形成する曲面アラミツ
ドハニカム材形成工程と、次に、型面の一部所定部位に
前記パネル曲部における外面側の曲率と等しい曲率の曲
面部を有する曲面パネル成形用型の型面上に、該型面に
沿って、先ず、別に準備されたプリプレグシート材をセ
ットし、次に、前記曲面部とその曲部か一致する位置関
係に曲面アラミツドハニカム材をセットした後、該曲面
アラミツドハニカム材に沿ってプリプレグシート材をセ
ットすることにより、曲面ハニカムパネルを仮組立状態
にセットし、該状態にセットされた曲面ハニカムパネル
をバキュームバック成形手段により、アラミツドハニカ
ム材を芯材とし、プリプレグシート材を表面材とした一
部所定部位に曲率が大きなパネル曲部を有する曲面ハニ
カムパネルを成形するパネル成形工程とを有してなって
いる。
「作用」 本発明に係る曲面ハニカムパネルの成形方法は、上記手
段よりなるので、以下の如く作用する。
準備工程において準備された適宜成形手段により成形さ
れ、かつ、樹脂が含浸された所定の寸法を備えた平板状
の曲面形成用のアラミツドハニカム材における曲部を形
成する部位に、次の曲面アラミツドハニカム材形成工程
において、成形される曲面ハニカムパネルのパネル曲部
における内面側の曲率と略等しい曲率の曲面型部を備え
た曲部形成用治具を用い、−旦仮りに曲面型部により曲
部を曲成し、この状態を保持しつつ加熱、冷却すること
によって、所定部位に、その外面側の曲率か、成形され
る曲面ハニカムパネルのパネル曲部における外面側の曲
率と略等しい曲部を有する曲面アラミツドハニカム材を
形成し、次のパネル成形工程において、型面の一部所定
部位に、成形される曲面ハニカムパネルのパネル曲部に
おける外面側の曲率と等しい曲率の曲面部を有する曲面
パネル成形用型の型面上に、プリプレグシート材、曲面
アラミツドハニカム材をそれぞれ所定の位置関係にセッ
トすることにより、曲面ハニカムパネルを仮組立状態に
セットし、セントされた仮組立状態の曲面ハニカムパネ
ルを、バキュームバック成形手段により接着成形するこ
とによって、曲面アラミツドハニカム材を芯材とし、プ
リプレグシート材を表面材とした曲面ハニカムパネルは
成形されるので、パネル成形工程において、曲面パネル
成形用型の型面に沿って、プリプレグシート材、曲面ア
ラミツドハニカム材を所定の順位でセットする際、柔軟
性を有するプリプレグシート材間にセットされる曲面ア
ラミツドハニカム材には、予め、曲面アラミツドハニカ
ム材形成工程において、その所定部位に所定曲率の曲部
、すなわち、その外面側の曲率か、型面における曲面部
の曲率と略等しい曲部が形成されている。したがって、
先に、型面と略全面的に当接状態にセットされた柔軟性
を有するプリプレグシート材上に、次に、型面における
曲面部と、その曲部が対応する位置関係に曲面アラミツ
ドハニカム材をセットすることにより、この曲面アラミ
ツドハニカム材は、型面における曲面部との間に挟装状
態で位置するプリプレグシート材を介して曲面部と略全
面的に当接状態にセットされる。よって、この状態にお
いて、特に、型面における曲面部と曲面アラミツドハニ
カム材の曲部間に空隙が生じることは殆どない。
次に、セットされた曲面アラミツドハニカム材上に、略
全面的に当接状態にプリプレグシートをセットすること
により、型面上には曲面ハニカムパネルか仮組立状態で
セットされる。
次に、このように型面上にセットされた仮組立状態の曲
面ハニカムパネルをバキュームバック成形手段により接
着成形する過程において、その全周縁部を曲面パネル成
形用型の適宜部位に気密状に固着するとともに、仮組立
状態の曲面ハニカムパネルの表面を覆うように配設され
た耐熱非通気性シート材によって形成された低圧室内を
減圧した際、特に、型面における曲面部に略当接状態に
セットされていた仮組立状態の曲面ハニカムパネルにお
けるパネル曲部の各部材は、この低圧室の減圧により可
なり加圧され、互いにより全面的に稍圧接されるととも
に、同時に曲面部にもより全面的に稍圧接される。また
、この低圧室の減圧により、仮組立状態の曲面ハニカム
パネルにおけるパネル曲部以外の他の部位も、パネル曲
部と略同様、互いにより全面的に稍圧接されるとともに
、同時に型面にもより全面的に稍圧接される。よって、
この状態において、仮組立状態の曲面ハニカムパネルを
構成する各部材は、互いに全面的に梢圧接された状態に
なっているとともに、型面にも全面的に稍圧接された状
態となっている。
係る状態の仮組立状態の曲面ハニカムパネルは、次の工
程において、より加圧されるとともに、加熱されるなめ
、仮組立状態の曲面ハニカムパネルを構成する各部材は
、互いにより全面的に密接されるとともに、型面にもよ
り全面的に密接され、この状態を保持しつつ曲面ハニカ
ムパネルは成形されるので、成形された曲面ハニカムパ
ネルの各構成部材は、互いに密接状態に接着されている
とともに、また、型面における曲面部の曲率と完全に一
致した曲率のパネル曲部を有する曲面ハニカムパネルが
得られる。
したがって、成形される曲面ハニカムパネルが、一部所
定部位に極めて大きな曲率のパネル曲部を有するものの
場合であっても、容易に、接着強度等の強度に優れ、か
つ、高精度なパネル曲部を有する曲面ハニカムパネルを
成形することができる。
「実施例」 以下本発明を、その実施例を示す図面に基づいて説明す
る。
第1図は、曲面形成用のアラミツドハニカム材の要部の
平面概略図、第2図は、曲面形成用治具における曲面型
部に沿って曲面形成用のアラミッドハニカム材に曲部を
曲成するとともに、その状態を保持せしめた状態を示す
要部の縦断面図、第3図は、曲面パネル成形用型の型面
上にセットされた仮組立状態の曲面ハニカムパネルを、
バキュームバック成形手段により成形する過程を示す要
部の縦断面図、第4図は、成形された曲面ハニカムパネ
ルの斜視図である。
先ず、曲面ハニカムパネルの成形方法に関し、準備工程
、曲面アラミツドハニカム材形成工程、パネル成形工程
等の順に詳述する。
準備工程において準備される曲面形成用のアラミツドハ
ニカム材について説明する。
図において、1は準備工程において準備された曲面形成
用のアラミツドハニカム材であり、この実施例における
曲面形成用のアラミツドハニカム材1〈所謂オーバーエ
キスパンドコア)は以下の如くなっている。すなわち、
周知の展張成形手段により成形される略正六角形の中空
柱状のセルの平面的集合体よりなるハニカムコアの成形
方法に準じて成形された所定のセルサイズを有する略正
六角形状のセルの平面的集合体よりなるアラミ・・ノド
ペーパを基材としたアラミツドハニカムコアを、所定量
オーバ展張、すなわち、セル2を形成するセル壁3.4
の折曲角が略90°をなし、セル2の平面形状が略長方
形状となるまでさらに展張方向Wに展張し、次に、樹脂
を含浸することにより補強した後、所定の厚さにスライ
スすることによって成形されている。したがって、この
曲面形成用のアラミツドハニカム材1は、所定の厚さ、
幅及び長さを備え、所定のセルサイズSを有する略長方
形の中空柱状のセル2の平面的集合体よりなっている。
ところで、この曲面形成用のアラミツドハニカム材1に
あっては、セル2を形成するセル壁3.4は、−枚の基
材よりなる強度の小さいセル壁3が、展張方向Wに沿い
一直線状に略連続した状態で位置し、かつ、二枚の基材
を接着することにより形成された強度の大きいセル壁4
が、展張方向Wに直交する方向、所謂リボン方向しに沿
って位置しているとともに、展張力向WにセルサイズS
の1/2すつ交互にずれて位置している。したかって、
この曲面形成用のアラミツドハニカム材1にあっては、
リボン方向りに湾曲せしめた場合には、セル壁4間の間
隔は、展張方向Wにおいては凹曲面、凸曲面側れの側に
おいても変化しないが、リボン方向り間においては凹曲
面側でm=す、凸曲面側で開くように変位する。このよ
うな強度の大きいセル壁4のリボン方向り間の間隔の変
移に伴い、展張方向Wに沿って一直線状に位置していた
強度の小さいセル壁3は、その間隔が、特に、セル2に
おけるセルサイズSに沿った方向、すなわち、展張方向
Wの中心位置において、大きく凹曲面側でW3より、凸
曲面側で開くようにねじれ変形を起こしつつ変移する。
よって、セル壁3が折損したり、セル壁4の接着部が剥
離する等の事態か生ずることなく容易に湾曲するという
特性を有−ている、もって、この曲面形成用のアラミツ
ドハニカム材1においては、リボン方向りに湾曲せしめ
ることによって高精度な曲部8を曲成することができる
なお、準備工程tこおいて準備される曲面形成用のアラ
ミツドハニカム材については、上述の実施例において説
明した曲面形成用のアラミツドハニカム材1(所謂オー
バエキスパンドコア)に限定されるものではなく、他の
曲面形成用のアラミツドハニカム材であってもよい。
準備工程において準備される曲面形成用のアラミツドハ
ニカム材はこのようになっている。
次に、曲面アラミツドハニカム材形成工程について説明
する。
5はこの工程において用いられる曲部形成用治具であり
、この曲部形成用治具5は以下の如くなっている。すな
わち、この曲部形成用治具5は、曲面形成用のアラミツ
ドハニカム材1の展張方向Wの長さより長い長さを有し
、かつ、その長平方向の一側部には全長に亘り、後述の
成形される曲面ハニカムパネル15の一部所定部位に形
成される曲率か大きなパネル曲部16(例えば、外面側
の曲率が約0.077、内面側の曲率が約0.125の
パネル曲部)の内面側の曲率と略等しい曲・率の曲面型
部6が形成されている。第2図に示す実施例における曲
部形成用治具5は、断面略逆U字形状をなし、その先端
部に曲面型部6が設けられている。
この曲部形成用治具5の曲面型部6上に、先の準備工程
で準備された曲面形成用のアラミツドハニカム材1にお
ける展張方向Wに沿って位置する曲部8を形成すべき所
定部位を沿って位置させた後、この曲面形成用のアラミ
ツドハニカム材1を、曲面型部6の曲面に沿って、各セ
ル2における下端に位置するセル壁3.4における端面
の少なくとも一部が、それぞれ曲面型部6の曲面に当接
する状態にリボン方向りに曲げることによって、曲面型
部6上に、内面側の曲率が曲面型部6の曲率と等しい曲
部8を有する曲面アラミツドハニカム材7を、−旦仮り
に曲成し、次に、この状態の曲面アラミツドハニカム材
7を、その状態を保持しつつ、曲部形成用治具5と略等
しい長さを有する一対の帯状固定治具9と複数のフラン
グ10とからなる係止手段によって、曲面アラミツドハ
ニカム材7の曲部8の近傍位置を、その展張方向Wに沿
って挟持し、曲面型部6に一体的に固定する。
次に、曲部形成用治具5に固定された曲面アラミツドハ
ニカム材7における曲部8以外の外表面をカラスクロス
等の耐熱保護部材11で覆った後、このような状態に曲
部形成治具5に固定された曲面アラミツドハニカム材7
を、加熱炉(図示せず)中において、適宜温度で所定時
間加熱することにより曲面アラミツドハニカム材7の曲
部8は、曲面型部6に一体的に固定された状態のままで
軟化される。次に、冷却することによって、曲部8はそ
のままの状態で硬化する。したがって、曲部形成治具5
から取外された曲面アラミツドハニカム材7の所定部位
には、所定の曲率の曲部8、すなわち、その内面側の曲
率が、曲面型部6の曲率と一致するとともに、その外面
側の曲率か、成形される曲面ハニカムパネル15におけ
るパネル曲部16の外面側の曲率と略一致する恒久的な
曲部8が形成されている。
なお、この実施例においては、曲面アラミツドハニカム
材7の形成時、曲部形成用治具5上に固定された曲面ア
ラミツドハニカム材7における曲部8以外の外表面を耐
熱保護部材11で覆った後、曲面アラミツドハニカム材
7は加熱されるので、曲部8以外の部位が加熱されるこ
とにより、強度低下を来たしなり、軟化により変形する
等の事態が生じることはない。
また、この工程において用いられる曲部形成用治具5に
ついて、実施例においては、断面略逆U字形状の曲部形
成用治具5について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、所定の曲率の曲面型部を備えた略丸
棒状の曲部形成用治具等であってもよい。
曲面アラミツドハニカム材形成工程はこのようになって
いる。
次に、パネル成形工程について説明する。
成形される曲面ハニカムパネル15の外側面の形状に、
その形状が一致すべく一部所定部位(第3図に示す実施
例においては、下端部位置)に成形される曲部ハニカム
パネル15のパネル曲部16における外面側の曲率と等
しい曲率(曲率:約0.077)の曲面部14を有する
凹曲状の型面13を倫えた曲面パネル成形用型12の型
面13に沿って、先ず、別に準備された曲面アラミツド
ハニカム材7と路間−寸法に形成された柔軟性を有する
プリプレグシート材17を型面13と略全面的に当接状
態にセットし、次に、型面13における曲面部14と、
その曲部8とが対応する位置関係に曲面アラミツドハニ
カム材7をセットした後、この曲面アラミツドハニカム
@フ上に、略全面的に当接状態にプリプレグシート材1
7をセットすることにより、型面13上には曲面ハニカ
ムパネル15aが仮組立状態でセットされる。
この状態において、特に、仮組立状態の曲面ハニカムパ
ネル15aにおけるパネル曲部16の各部材7.17は
、互いに略当接状態にセットされているとともに、型面
13における曲面部14にも略当接状態にセットされて
いる。
次に、この仮組立状態にセットされた曲面ハニカムパネ
ル15aの表面をポリエステルシート等の耐熱非通気性
シート材18で覆うととともに、この耐熱非通気性シー
ト材18の全周縁部を曲面パネル成形用型12の適宜部
位に気密状に固着して、曲面パネル成形用型12の型面
13と耐熱非通気性シート材18とにより囲われた低圧
室19を形成する。次に、係る状態に曲面パネル成形用
型12にセットされた仮組立状態の曲面ハニカムパネル
15aを、例えば、オートクレーブ等の加熱加圧炉20
内にセットした後、低圧室1つと外部とを連通すべく形
成された連通孔(図示せず)と、加熱加圧炉20の外部
に設置された吸引装置(図示せず)とを、例えば、耐熱
性のフレキシブルホース等のエアホース21を介して連
通し、吸引装置により低圧室19内を減圧することによ
り、特に、型面13における曲面部14に略当接状態に
セットされていた仮組立状態の曲面ハニカムパネル!5
aにおけるパネル曲部16の各部材7.17は、可なり
圧接され、互いにより全面的に梢圧接されるとともに、
同時に曲面部14にもより全面的に稍圧接される。また
、この低圧室19の減圧により、仮組立状態の曲面ハニ
カムパネル15aにおけるパネル曲部16以外の他の部
位も、パネル曲部16と略同様、互いにより全面的に梢
圧接されるとともに、同時に型面13にもより全面的に
稍圧接される。したがって、この状態において、仮組立
状態の曲面ハニカムパネル15aを構成する各部材7.
17は、互いに全面的に積圧接状態になっているととも
に、型面13にも全面的に積圧接状態となっている。
係る状態の仮組立状態の曲面ハニカムパネル15aは、
次に、加熱加圧炉20内の温度を所定の温度まで高める
とともに、加熱加圧炉20内の圧力を所定圧まで高め、
この状態を所定時間維持させることにより、軟化された
曲面ハニカムパネル15aを構成する各部材7.17は
互いにより密接されるとともに、型面13にもより密接
される。
また、同時に融解し流れ出したプリプレグシート材17
に含まれていた一部の樹脂が、曲面アラミツドハニカム
材7の端面部に満遍無く性液る。よって、次に、加圧状
態を保持させたまま、加熱加圧炉20内の温度を下げる
ことにより、仮組立状態の曲面ハニカムパネル15aは
、密接状態を保持したまま接着成形されるので、成形さ
れた曲面ハニカムパネル15の各部材7.17は、互い
に密接状態で接着されるとともに、また、特に、仮組立
状態の曲面ハニカムパネル15aにおけるパネル曲部1
6と型面13における曲面部14とが、密接状態を保持
した状態で、曲面ハニカムパネル1うは、接着成形され
るので、パネル曲部16の外面側の曲率か曲面部14の
曲率と完全に一致したパネル曲部16を有する曲面ハニ
カムパネル1ミか得られる。
パネル成形工程はこのようになっている。
本発明に係る曲面ハニカムパネルの成形方法は、以上説
明したようになっている。
したがって、本発明に係る曲面ハニカムパネルの成形方
法によれば、準備工程において準備された樹脂が含浸さ
れた所定の寸法を備えた平板状の曲面形成用のアラミツ
ドハニカム材1(所謂オーバエキスバンドコア)を、次
の曲面アラミツドハニカム材形成工程において、所定の
曲率(成形される曲面ハニカムパネル15のパネル曲部
16における内面側の曲率と略等しい曲率)の曲面型部
6を備えた曲部形成用治具5を用い、曲面形成用のアラ
ミッドハニム材1における所定部位、すなわち、展張方
向Wに沿った曲部8を形成する部位に、−旦仮りに曲部
形成用治具5における曲面型部6上に曲部8を曲成した
後、この状態を保持させ、加熱、冷却することによって
、その外面側の曲率が形成される曲面ハニカムパネル1
5のパネル曲部16における外面側の曲率と略等しく、
かつ、その内面側の曲率が成形される曲面ハニカムパネ
ル15のパネル曲部16における内面側の曲率と略等し
い恒久的な曲部8を有する曲面アラミツドハニカム材7
を形成し、次のパネル成形工程において、曲面パネル成
形用型12の型面13上に、順に、プリプレグシート材
17、型面13の一部所定部位に設けられた成形される
曲面ハニカムパネル15のパネル曲部16における外面
側の曲率と等しい曲率を有する曲面部14と、その曲部
8とか対応する位置関係に曲面アラミツドハニカム材7
、プリプレグシート材17をセットすることによって、
型面13上には曲面ハニカムパネル15aが仮組立状態
にセットされる。ところで、この曲面ハニカムパネル1
5aを仮組立状態にセットするにあたって、特に、芯材
を構成する曲面アラミツドハニカム材7をセットする際
、曲面アラミツドハニカム材7の一部所定部位には、予
め、その外面側の曲率が曲面部14の曲率と略等しい恒
久的な曲部8が形成されているので、曲面アラミツドハ
ニカム材7のセットは極めて容易であるとともに、セッ
トされた状態において、特に、この曲面アラミツドハニ
カム材7における曲部8は、型面13における曲面部1
4との間に挟装状態で位置するプリプレグシート材17
を介して、曲面部14と略全面的に当接状態にセットさ
れている。
よって、この状態において、曲面部14と曲面アラミツ
ドハニカム材7における曲部8間に空隙が生ずることは
殆どない。また、この曲面アラミツドハニカム材7上に
セットされたプリプレグシート材17は柔軟性を有し、
曲面アラミツドハニカム材7に略全面的に当接状態にセ
ットすることが可能ななめ、型面13上に、このように
仮組立状態にセットされた曲面ハニカムパネル15aに
お顆ける特にパネル曲部16の各部材7.17は、互い
に略当接状態にセットされているとともに、型面13に
おける曲面部14にも略当接状態にセットされている。
次に、このように型面13上にセットされた仮組立状態
の曲面ハニカムパネル15aを、バキュームバック成形
手段により接着成形する過程において、先ず、その全周
縁部を曲面パネル成形用型12の適宜部位に気密状に固
着するとともに、仮組立状態の曲面ハニカムパネル15
a上を覆うように配設された耐熱非通気性シート材18
によって形成された低圧室19内を減圧した際、型面1
3における曲面部14に略当接状態にセットされていた
仮組立状態の曲部ハニカムパネル15aにおけるパネル
曲部16の各部材7.17は、この低圧室19の減圧に
より、互いにより全面的に稍圧接されるとともに、同時
に曲面部14にもより全面的に稍圧接される。また、こ
れと同時に、仮組立状態の曲面ハニカムパネル15aに
おけるパネル曲部16以外の各部材7.17も、互いに
全面的に稍圧接されるとともに、型面13にも稍圧接さ
れる。
係る状態の仮組立状態の曲面ハニカムパネル15aは、
次の工程において、加熱加圧炉20によって、加熱され
るとともに、より加圧される。よって、仮組立状態の曲
面ハニカムパネル15aを構成する各部材7.17は、
軟化されるとともに、さらに加圧されるため、互いによ
り全面的に密接されるとともに、型面13にも、より全
面的に密接される。次に、加圧状態を保持したまま、加
熱加圧炉20内の温度を下げることにより、仮組立状態
の曲面ハニカムパネル15 aは、密接状態を保持した
状態のままで、加熱時融解したプリプレグシート材17
に含まれていた一部の樹脂により接着され成形されるの
で、仮組立状態の曲面ハニカムパネル15aの各部材7
.17は、互いに密接状態で接着されるとともに、また
特に、仮組立状態の曲面ハニカムパネル15aにおける
パネル曲部16は、型面13における曲面部14と密接
状態を保持した状態で成形される。もって、パネル曲部
16の外面側の曲率か曲面部14の曲率と完全に一致し
たパネル曲部16を有する曲面ハニカムパネル15が得
られる。
したがって、成形される曲面ハニカムパネル15が、一
部所定部位に極めて大きな曲率のパネル曲部16を有す
るものの場合であっても、容易に、接着強度等の強度に
優れ、かつ、高精度なパネル曲部16を有する曲面ハニ
カムパネル15を成形することができる。
「発明の効果」 以上詳述した如く、本発明に係る曲面ハニカムパネルの
成形方法にあっては、準備工程で準偏された曲面形成用
のアラミツドハニカム材を、次の曲面アラミツドハニカ
ム材形成工程において、所定の曲率の曲面型部を有する
曲部形成用治具を用い、曲面形成用のアラミツドハニカ
ム材における一部所定部位に、−旦仮りに、曲部形成用
治具上に所定の曲率の曲部を曲成した後、この状態を保
持しつつ加熱、冷却することによって、恒久的な所定の
曲率の曲部を有する曲面アラミツドハニカム材を形成し
、次のパネル成形工程において、型面の一部所定部位に
所定の曲率の曲面部を有する曲面パネル成形用型の型面
上に、型面に沿って、先ず、別に準備されたプリプレグ
シート材をセットし、次に、型面における曲面部とその
曲部が一致する位置関係に曲面アラミツドハニカム材を
セットした後、この曲面アラミツドハニカム材に沿って
プリプレグシート材をセットすることにより、曲面ハニ
カムパネルを仮組立状態にセットし、この仮組立状層に
セットされた曲面ハニカムパネルをバキュームバック成
形手段によって、アラミツドハニカム材を芯材とし、プ
リプレグシート材を表面材とした一部所定部位に曲率が
大きなパネル曲部を有する曲面ハニカムパネルが成形さ
れるので、曲面ハニカムパネルを仮組立状態に型面上に
セットするにあたって、特に、曲面アラミツドハニカム
材のセットが容易であるとともに、セットされた曲面ア
ラミツドハニカム材における曲部は、型面における曲面
部との間に挟装状態で位置するプリプレグシート材を介
して曲面部と略全面的に当接状態にセットされる。よっ
て、型面における曲面部と曲面アラミツドハニカム材に
おける曲部間に空隙が生ずることはない。もって、容易
に型面上に、仮組立状態の曲面ハニカムパネルにおける
特にパネル曲部を構成する部材を、互いに略当接状態に
セットすることができるとともに、型面における曲面部
にも略当接状態にセットすることができる。
型面上に、このようにセットされた仮組立状態の曲面ハ
ニカムパネルは、次に、バキュームバック成形手段によ
り接着成形されるので、成形された曲面ハニカムパネル
における各構成部材は、パネル曲部においても、互いに
密接状態に接着されているとともに、また、このように
接着されたパネル曲部は、型面における曲面部と密接状
態を保持しつつ成形されているので、成形過程において
パネル曲部と曲面部間に空隙が生じることはなく、パネ
ル曲部の外面側の曲率が曲面部の曲率と完全に一致した
パネル曲部を有する曲面ハニカムパネルを成形すること
ができる。
したがって、成形される曲面ハニカムパネルが、一部所
定部位に極めて大きな曲率のパネル曲部を有するものの
場合であっても、容易に、接着強度等の強度に優れ、か
つ、高精度なパネル曲部を有する曲面ハニカムパネルが
得られる。
このように、この種従来例に存した問題点が一掃される
等、本発明の発揮する効果は顕著にして大いなるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は、曲面形
成用のアラミツドハニカム材の要部の平面概略図、第2
図は、曲部形成用治具における曲面型部に沿って曲面形
成用のアラミツドハニカム材に曲部を曲成するとともに
、その状態を保持せしめた状態を示す要部の縦断面図、
第3図は、曲面パネル成形用型の型面上にセットされた
仮組立状態の曲面ハニカムパネルを、バキュームバック
成形手段により成形する過程を示す要部の縦断面図、第
4区は、成形された曲面ハニカムパネルの斜視図である
。 1・・・・曲面形成用のアラミツドハニカム材2・・・
・セル 3・・・・セル壁(強度の小さいセル壁)4・・・・セ
ル壁(強度の大きいセル壁)5・・・・曲部形成用治具 6・・・・曲面型部 7・・・・曲面アラミツドハニカム材 8・・・・曲部 9・・・・帯状固定治具 10・・・・クランプ 11・・・・耐熱保護部材 12・・・・曲面パネル成形用型 13・・・・型面 14・・・・曲面部 15・・・・曲部ハニカムパネル 15a・・・・仮組立状態の曲面ハニカムパ木ル16・
・・・パネル曲部 17・・・・プリプレグシート材 18・・・・耐熱非通気性シート材 19・・・・低圧室 20・・・・加熱加圧炉 21・・・・エアホース S・・・・セルサイズ L・・・・リボン方向 W・・・・展張方向。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 樹脂が含浸されてなる曲面形成用のアラミッドハニカム
    材を芯材とし、かつ、プリプレグシート材を表面材とし
    て、一部所定部位に曲率が大きなパネル曲部を有する曲
    面ハニカムパネルを、バキュームバック成形手段により
    成形する曲面ハニカムパネルの成形方法であって、適宜
    成形手段により成形されているとともに、樹脂が含浸さ
    れ、所定の寸法を備えた平板状の曲面形成用のアラミッ
    ドハニカム材を準備する準備工程と、長手方向の一側部
    に前記パネル曲部における内面側の曲率と略等しい曲率
    の曲面型部を備えた所定の長さを有する曲部形成用治具
    における前記曲面型部上に、前記曲面形成用のアラミッ
    ドハニカム材における曲部を形成すべき所定部位を沿っ
    て位置させた後、該曲面形成用のアラミッドハニカム材
    を曲面型部の曲面に沿って曲成し、その内面側に曲面型
    部の曲率と等しい曲率の曲部を形成することにより、前
    記曲部形成用治具上に、仮りに曲面アラミッドハニカム
    材を形成し、かつ、該曲面アラミッドハニカム材を、適
    宜係止手段により曲部形成用治具における曲面型部上に
    一体的に固定することによって、その状態を保持させ、
    次に、曲部形成用治具上に固定された状態の曲面アラミ
    ッドハニカム材を、加熱炉等により適宜温度で所定時間
    加熱した後、冷却することによって、所定部位にその外
    面側の曲率が、前記パネル曲部の外面側の曲率と略等し
    い曲部を有する曲面アラミッドハニカム材を形成する曲
    面アラミッドハニカム材形成工程と、次に、型面の一部
    所定部位に前記パネル曲部における外面側の曲率と等し
    い曲率の曲面部を有する曲面パネル成形用型の型面上に
    、該型面に沿って、先ず、別に準備されたプリプレグシ
    ート材をセットし、次に、前記曲面部とその曲部が一致
    する位置関係に曲面アラミッドハニカム材をセットした
    後、該曲面アラミッドハニカム材に沿ってプリプレグシ
    ート材をセットすることにより、曲面ハニカムパネルを
    仮組立状態にセットし、該状態にセットされた曲面ハニ
    カムパネルをバキュームバック成形手段により、アラミ
    ッドハニカム材を芯材とし、プリプレグシート材を表面
    材とした一部所定部位に曲率が大きなパネル曲部を有す
    る曲面ハニカムパネルを成形するパネル成形工程とを有
    してなることを特徴とする曲面ハニカムパネルの成形方
    法。
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