JPH03222211A - 冷房用潤滑性エナメル線 - Google Patents

冷房用潤滑性エナメル線

Info

Publication number
JPH03222211A
JPH03222211A JP1653790A JP1653790A JPH03222211A JP H03222211 A JPH03222211 A JP H03222211A JP 1653790 A JP1653790 A JP 1653790A JP 1653790 A JP1653790 A JP 1653790A JP H03222211 A JPH03222211 A JP H03222211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
enameled wire
lubricant
lubricating
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1653790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2815956B2 (ja
Inventor
Kenji Asano
健次 浅野
Akio Mitsuoka
光岡 昭雄
Yoshiyuki Tetsu
芳之 鉄
Sadami Itonaga
貞美 糸永
Shinichi Okada
伸一 岡田
Keisuke Yamanaka
山中 桂介
Masaharu Senoo
正治 妹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2016537A priority Critical patent/JP2815956B2/ja
Publication of JPH03222211A publication Critical patent/JPH03222211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2815956B2 publication Critical patent/JP2815956B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は冷房用潤滑性エナメル線に関するものである。
更に詳述すれば本発明は、冷房用電気機器コイルを巻線
するときには優れた潤滑性を発揮でき、また、その巻線
により得られた冷房用電気機器を運転したときには優れ
た耐久性を発揮できる冷房用潤滑性エナメル線に関する
ものである。
[従来の技術] 近年、電気機器の小型化、コイル巻作業の高速機械巻線
化の進展には、目覚ましいものがある。
これらに伴って電気機器に使用されるエナメル線には優
れたコイル巻線性が要求されている。
即ち、汎用電気機器のコイル巻線作業は機械巻線機で行
われるが、この機械巻線機には多くのガイド部材等があ
り、エナメル線はこれらのガイド部材をスムーズに通過
すると共に僅かの外傷をも受けないようにすることが要
求されている。
エナメル線のコイル巻線性は次のような因子により左右
される。
■ エナメル線の仕上り外径 (細いほど向上する) ■ 導体の柔らかさ (柔らかいほど向上する) ■ 表面滑り性 (滑り性が大きいほど向上する) 特に、エナメル線の表面滑り性はコイル巻線性に大きく
影響する。このため表面滑り性を向上したエナメル線(
以下、自己潤滑性エナメル線という)は、高速機械巻線
作業時の外傷発生の低減、ステータースロット内コイル
占積率の向上、コイルエンド減少による機器の小型化等
に効果的であるとして汎用電気機器のマグネットワイヤ
として広く用いられている。
一方、冷房用電気機器、例えば冷房用モーターにおいて
も機器の信頼性向上や小型化の要求に応えるため、コイ
ル巻線性の向上が重要な問題となっており、自己潤滑性
エナメル線の適用が要望されていた。
現在、自己潤滑性エナメル線の潤滑化法としては次のよ
うな方法が行われている。
(A法):エナメル線の外周表面に、固形パラフィン、
みつろう等の低融点滑剤を 塗布する方法。
(B法):エナメル線の外周表面に、低分子ポリオレフ
ィン(低分子ポリエチレン、 低分子ポリプロピレン等)の塗料を 塗布、焼付けする方法。
(C法):導線上に、低分子ポリオレフィン、テトラフ
ロオロエチレン等を適量ブ レンドした潤滑性高分子ブレンドエ ナメル塗料を一般のエナメル線と同 様に繰り返し塗布、焼付けする方法。
(D法):エナメル線の外周表面に、潤滑性高分子、例
えば低分子ポリオレフィン、 テトラフロオロエチレン等を適量ブ レンドした潤滑性高分子ブレンドエ ナメル塗料を薄く (3〜5μm厚さ)塗布、焼付けす
る方法。
1発明が解決しようとする課題] しかしこれらの方法には次のような諸問題があり、冷房
用電気機器には適用できない。
(A法):この方法の自己潤滑性エナメル線は用いてい
る滑剤が低融点であるため、 コイル巻線後の絶縁ワニスの熱硬化 時に滑剤が絶縁ワニス中に溶解し、 (B法) その結果自己潤滑性エナメル線と絶 縁ワニスとの固着力が大きく、また、 絶縁性能が一般のエナメル線並とい う特長がある。
その反面この方法の自己潤滑性エナ メル線の製造においては、固形パラ フィン、みつろう等の塗布量の調節 が難しく、その結果しばしば塗布量 が過剰の自己潤滑性エナメル線が発 生する。過剰の固形パラフィン、み つろう等は冷凍機のキャピラリーを 詰まらせ、冷房用電気機器の冷房効 率を悪化させる。
=B法の自己潤滑性エナメル線は塗布 されている低分子ポリオレフィンの 融点が90〜150℃と高いためコ イル巻線後の絶縁ワニス処理の熱硬 化時に低分子ポリオレフィンがワニ ス中に溶解せず、その結果自己潤滑 性エナメル線と絶縁ワニスとの固着 力が小さくなるという難点がある。
しかも低分子ポリオレフィンは冷房 用電気機器の運転時にフロンにより 抽出されて冷凍機のキャピラリーを 詰まらせ、冷房用電気機器の冷房効 率を悪化させる。
:C法の自己温情性エナメル線は低分 子ポリオレフィン、テトラフロオロ エチレンが絶縁ワニスとの接着を弱 めるという難点がある。
また、このC法の自己潤滑性エナメ ル線は外観や諸特性が劣る上フロン 抽出量が大きく、更にフロン浸漬後 に高温加熱したときのブリスターが 発生し易いという難点がある。
(D法):D法の自己潤滑性エナメル線はブレンドされ
ている低分子ポリオレフィ ン、テトラフロオロエチレンが絶縁 ワニスとの接着を弱めるという難点 がある。
(C法) このD法の自己潤滑性エナメル線は C法の自己潤滑性エナメル線より外 観、諸特性が良好である。
本発明はかかる点に立って為されたものであって、その
目的とするところは前記した従来技術の欠点を解消し、
冷房用電気機器のマグネットワイヤとして優れたコイル
巻線性と耐フロン性を発揮できる冷房用潤滑性エナメル
線を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨とするところは、前記したA法に着目し、
特定の滑剤ブレンド潤滑油を耐冷媒性エナメル線の外周
表面に極微量の特定量を塗布して成る冷房用潤滑性エナ
メル線にある。
即ち、本発明の要旨とするところは、冷凍機油若しくは
流動パラフィン100重量部に対して融点が90℃以下
の滑剤を1〜50重量部ブレンドして成る滑剤ブレンド
潤滑油を、耐冷媒性エナメル線の外周表面に0. 00
1〜0. 5111g/d塗布して成ることを特徴とす
る冷房用潤滑性エナメル線にある。
本発明において潤滑油のベース油として冷凍機油若しく
は流動パラフィンとしたのは、これらが滑剤との相容性
がよくかつ相客後の滑り性がよく、しかも冷房用電気機
器に使用される冷凍機油との相客性もよいからである。
ここで用いられる冷凍機油としては鉱油系冷凍機油(ナ
フテン系冷凍機油、パラフィン系冷凍機面等)、合成油
系冷凍機油(アルキルベンゼン系冷凍機油、ポリ−α−
オレフィン系冷凍機油)或いはこれらの混合冷凍機油を
用いることができる。
これらの規格としてはJ I S−に−221’1のグ
レードがある。
流動パラフィンとしては種々のグレードがあるが、本発
明において用いられるものは冷房用電気機器に使用する
冷媒の沸点でも液状のものが適切である。例えばフロン
−22を使用した場合の流動パラフィンは一40℃でも
液状(例えば、B型粘度計により測定した粘度が300
cp以下)であることが必要である。
本発明において用いられる滑剤としては融点が90℃以
下のもので、望ましくはコイルの絶縁ワニスとの相容性
がよいものが適切である。
ここで滑剤の融点を90℃以下と限定したのは、90℃
以上の滑剤では絶縁ワニス処理の熱硬化時に融解しなく
、その結果滑剤か耐冷媒性エナメル線の外周表面に多量
残留して耐冷媒性エナメル線と絶縁ワニスとの接着力を
弱めるという難点があるためである。
本発明において冷凍機油若しくは流動パラフィン100
重量部に対して融点が90℃以下の滑剤を1〜50重量
部ブレンドするように限定したのは、1重量部以下では
冷凍機油若しくは流動パラフィンとの滑り性の相乗向上
効果が発揮できないためである。つまり滑り性の相乗向
上効果は液状の冷凍機油若しくは流動パラフィンと、融
点が90℃以下の半固体状の滑剤との相互滑りにより発
生するものであり、1重量部以下では余りに少ないため
相互滑りが発揮できないためである。
逆に、滑剤が50重量部以上ではブレンド量に比例した
滑り性向上が得られなく、その上冷房用電気機器として
運転したとき滑剤が析出してキャピラリーを詰まらせ、
冷房効率を低下させるためである。
本発明において用いられる特定の耐冷媒性エナメル線と
しては、ポリイミド線、ポリアミドイミド線、トリス−
2ヒドロキシエチルイソシアヌレート変性ポリエステル
イミド線、トリス−2ヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト変性ポリエステルアミドイミド線、トリス−2ヒドロ
キシエチルイソシアヌレート変性ポリエステル線、ポリ
アミドイミドオーバーコートトリス−2ヒドロキシエチ
ルイソシアヌレート変性ポリエステルイミド線、ポリア
ミドイミドオーバーコートトリス−2ヒドロキシエチル
イソシアヌレート変性ポリエステルアミドイミト線、ポ
リアミドイミドオーバーコートトリス−2ヒドロキシエ
チルイソシアヌレート変性ポリエステル線、ポリヒダン
トイン千、ポリパラバン酸線、ポリアミドイミドアンダ
ーコートポリエステルイミド線、ポリアミドイミドアン
ダーコートホルマール線等である。
[作用コ 本発明の冷房用潤滑性エナメル線は、その外周表面に塗
布する潤滑油として冷凍機油若しくは流動パラフィン1
00重量部に対して融点が90℃以下の滑剤を1〜50
重量部ブレンドしたものを用いることにより、コイルの
絶縁ワニス処理時において接着性の劣る滑剤ブレンド潤
滑油を絶縁ワニス中へ確実に溶解拡散させ、それにより
冷房用潤滑性エナメル線の表面と絶縁ワニスとの接着性
を効果的に改良するためである。
また、滑剤ブレンド潤滑油を、耐冷媒性エナメル線の外
周表面にo、ooi〜0.5B/cj塗布することによ
り、優れた滑り性を確保すると共に過剰の滑剤ブレンド
潤滑油の塗布を避けて滑剤の析出を完全に抑止し、その
結果析出した滑剤によるキャピラリーによる目詰まりを
完全に抑止するためである。
また、本発明においてベースエナメル線を特定の耐冷媒
性エナメル線としたのは、これらの耐冷媒性エナメル線
が滑剤ブレンド潤滑油との相性がよく、かつ耐冷媒性が
よく、それによりコイル巻線時には優れた滑り性を発揮
させると共に冷房用電気機器として運転時にはフロンに
よるエナメル線皮膜抽出物によるキャピラリーの目詰ま
りを効果的に抑止するためである。
[実施例] 次に、本発明に係る冷房用潤滑性エナメル線の実施例を
比較例と共に説明する。
ここで実施例及び比較例に用いたベースエナメル線は導
体径0.95(la+φ、皮膜厚0.045amのポリ
アミドイミドオーバーコートポリエステルアミドイミド
線(以下、AI/EAIWという)である。
第1表は本発明の冷房用潤滑性エナメル線の実施例及び
比較例の試験結果を示したものである。
(比較例1) 滑剤ブレンド潤滑油を全く塗布していないAI/EAI
Wそのものである。
(比較例2) AI/EAIWの外周表面に冷凍機油(スニソ3GSD
、日本すン石油のナフテン系鉱油)100gにみつろう
0.5gを加熱溶解して成る滑剤ブレンド潤滑油を70
℃に加熱しながら0.022mg/cm2 (0、11
mg/エナメル線1g)塗布−して成る自己潤滑性エナ
メル線である。
(比較例3) みつろうのブレンド量が60gとした以外は比較例1の
エナメル線と同様に製造して成る自己潤滑性エナメル線
である。
(比較例4) ブレンド潤滑油の塗布量が0 、 022 mg/cj
とした以外は比較例1のエナメル線と同様に製造して成
る自己潤滑性エナメル線である。
(比較例5) ブレンド潤滑油の塗布量が0. 6mg/cjとした以
外は比較例1のエナメル線と同様に製造して成る自己潤
滑性エナメル線である。
比較例6 AI/EAIWの外周表面に融点60℃のみつろう単独
を70℃に加熱しながら0.022mg/cm2 (0
,111gg/エナメル線1g)塗布して成る自己潤滑
性エナメル線である。
(実施例1) AI/EAIWの表面外周に冷凍機油(スニソ3GSD
、日本すン石油のナフテン系鉱油)100gにみつろう
1gを加熱溶解して成る滑剤ブレンド潤滑油を70℃に
加熱しながら0.022量g/cm2 (0,1lII
g/エナメル線1g)塗布して成る冷房用潤滑性エナメ
ル線である。
(実施例2〜4) みつろうのブレンド量を変えた以外は実施例1と同様に
して冷房用潤滑性エナメル線としたものである。
(実施例5〜7) 滑剤ブレンド潤滑油の塗布量を変えた以外は実施例1と
同様にして冷房用潤滑性エナメル線としたものである。
(実施例8〜9) 滑剤ブレンド潤滑油のベース油及び滑剤を変えた以外は
実施例1と同様にして冷房用潤滑性エナメル線としたも
のである。
なお、試験方法は次の通りである。
(滑剤ブレンド潤滑油) 塗布量は塗布前後の所定長さのエナメル線の重量を化学
天秤で秤量し、その重量差をエナメル線の表面積で除し
て得た。
(静摩擦係数) 静摩擦係数はワイヤーアンドワイヤー法(エナメル線相
互の静摩擦係数試験法)により測定した。
(冷凍機油の劣化試験) 冷凍機油の劣化試験は、供試エナメル線を1台の冷房用
モーターに使用する量の約1.4倍量採取し、その供試
エナメル線サンプルを180℃のフロン−22〜冷凍機
油中へ24時間浸漬し、24時間経過後の冷凍機油の劣
化度合を評価したものである。
■ 外観の表示 ○:透明で異状なし △:僅かの濁り発生 ×:濁り発生 ■ 流動点 JIS−に−2269により試験した。
■ フロック点 ANS I/ASHRAE−86−1983により測定
した冷凍機油中にワ・ソクスが析出する温度。
■ ファリクス耐荷重試験 ANS I/ASTM−D3233−73により測定し
た冷凍機、油の潤滑性。(数値が大きい程潤滑性が優れ
ていることを示す)■ 全酸価 JIS−に−2501−1980により試験した。冷凍
機油1g中に含まれる遊離脂肪酸を中和するのに必要な
水酸化カリウムの01g数。数値が低いほど冷凍機油の
熱劣化が小さいことを示す。
(絶縁ワニスとの接着性) 絶縁ワニスとの接着性は、まずNEMA−MW−100
0によりモデルコイルを作成し、それからそのモデルコ
イルをWF−292(日立化成工業製の冷房用絶縁ワニ
ス)に浸漬処理してから、取出して吊下げ滴下させ、し
かる後135℃1時間乾燥し、更にもう一度WF−29
2に浸漬処理してから同様に吊下げ滴下させ、しかる後
135℃1時間乾燥して作成した。
次いで得られた絶縁ワニス処理モデルコイルをNEMA
−MW−1000により接着性試験した。
接着性の評価は接着力が15kg以上のものを○印、1
4〜10kgのものをΔ印、10kg以下のものをX印
で示した。
第1表から明らかなように比較例1のAI/EAIWは
静摩擦係数が0.22と大きい、即ち滑り性がかなり悪
い。また、比較例1のAI/EAIWはファレクス耐荷
重が小さい。
比較例2の自己潤滑性エナメル線は、みつろうのブレン
ド量が余りに少ないため、滑り性の顕著なる向上がみら
れない。
比較例3の自己潤滑性エナメル線は、みつろうのブレン
ド量が逆に余りに多いため、冷凍機に使用されている冷
凍機油を劣化させる傾向が大きい。
即ち、試験後の冷凍機油は外観が濁り、フロック点が上
昇するという難点がみられた。なお、外観濁りやフロッ
ク点が上昇した冷凍機油は、冷房用電気機器の冷凍機キ
ャピラリーを目詰まりさせ、その結果冷房効率の低下や
故障の原因となるものである。
比較例4の自己潤滑性エナメル線は、滑剤ブレンド潤滑
油の塗布量が余りに少ないため、滑り性の向上は殆どみ
られなかった。
比較例5の自己潤滑性エナメル線は、滑剤ブレンド潤滑
油の塗布量が逆に余りに多いいため、冷凍機油の濁りが
発生、フロック点の上昇、酸価の上昇等の難点が発生し
た。
比較例5の自己潤滑性エナメル線は、みつろう単独の潤
滑油であるため、冷凍機油の劣化が酷く、絶縁ワニスと
の接着性も悪化した。
これに対して実施例1〜9の冷房用温情性エナメル線は
、いずれも外観がよくかつ優れた滑り性を発揮し、そし
て冷凍機油と共存しても冷凍機油を劣化させることなく
、更に絶縁ワニスで処理したときには強力に接着すると
いう結果を示した。
[発明の効果] 本発明の冷房用潤滑性エナメル線は、電気機器コイル巻
線時には優れた滑り性を発揮し、そして巻線後の絶縁ワ
ニス処理したときには絶縁ワニスと強力に接着し、更に
冷房用電気機器として運転したときには冷凍機キャピラ
リーの目詰まりを完全に抑止し優れた運転効率を発揮で
きるものであり、工業上有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、耐冷媒性エナメル線の外周表面に、冷凍機油若しく
    は流動パラフィン100重量部に対して融点が90℃以
    下の滑剤を1〜50重量部ブレンドして成る滑剤ブレン
    ド潤滑油を0.001〜0.5mg/cm^2塗布して
    成ることを特徴とする冷房用潤滑性エナメル線。 2、滑剤が融点90℃以下のみつろうであることを特徴
    とする請求項1の冷房用潤滑性エナメル線。 3、滑剤が融点90℃以下の固形パラフィンであること
    を特徴とする請求項1の冷房用潤滑性エナメル線。 4、耐冷媒性エナメル線がポリイミド線、ポリアミドイ
    ミド線、トリス−2ヒドロキシエチルイソシアヌレート
    変性ポリエステルイミド線、トリス−2ヒドロキシエチ
    ルイソシアヌレート変性ポリエステルアミドイミド線、
    トリス−2ヒドロキシエチルイソシアヌレート変性ポリ
    エステル線、ポリアミドイミドオーバーコートトリス−
    2ヒドロキシエチルイソシアヌレート変性ポリエステル
    イミド線、ポリアミドイミドオーバーコートトリス−2
    ヒドロキシエチルイソシアヌレート変性ポリエステルア
    ミドイミド線、ポリアミドイミドオーバーコートトリス
    −2ヒドロキシエチルイソシアヌレート変性ポリエステ
    ル線、ポリヒダントイン千、ポリパラバン酸線、ポリア
    ミドイミドアンダーコートポリエステルイミド線、ポリ
    アミドイミドアンダーコートホルマール線の中から選ば
    れた1種であることを特徴とする請求項1の冷房用潤滑
    性エナメル線。
JP2016537A 1990-01-26 1990-01-26 冷房用潤滑性エナメル線 Expired - Fee Related JP2815956B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016537A JP2815956B2 (ja) 1990-01-26 1990-01-26 冷房用潤滑性エナメル線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016537A JP2815956B2 (ja) 1990-01-26 1990-01-26 冷房用潤滑性エナメル線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03222211A true JPH03222211A (ja) 1991-10-01
JP2815956B2 JP2815956B2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=11919019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016537A Expired - Fee Related JP2815956B2 (ja) 1990-01-26 1990-01-26 冷房用潤滑性エナメル線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2815956B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6534717B2 (en) * 2000-08-31 2003-03-18 Hitachi Cable, Ltd. Self-lubricating enameled wire
CN113372986A (zh) * 2021-07-08 2021-09-10 江阴市五洋碳氢材料科技有限公司 一种漆包线加工用润滑油及其制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102181318B (zh) * 2011-03-28 2013-06-05 天津市鑫龙田线材厂 漆包线润滑油

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55120025U (ja) * 1979-02-20 1980-08-25
JPS5816411A (ja) * 1981-11-30 1983-01-31 古河電気工業株式会社 耐冷媒性絶縁電線
JPS60158507A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 東芝ケミカル株式会社 自己潤滑性絶縁電線
JPS61269808A (ja) * 1985-05-24 1986-11-29 日立電線株式会社 潤滑性エナメル線
JPS6351193A (ja) * 1986-08-21 1988-03-04 日石三菱株式会社 偽造防止用カ−ド

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55120025U (ja) * 1979-02-20 1980-08-25
JPS5816411A (ja) * 1981-11-30 1983-01-31 古河電気工業株式会社 耐冷媒性絶縁電線
JPS60158507A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 東芝ケミカル株式会社 自己潤滑性絶縁電線
JPS61269808A (ja) * 1985-05-24 1986-11-29 日立電線株式会社 潤滑性エナメル線
JPS6351193A (ja) * 1986-08-21 1988-03-04 日石三菱株式会社 偽造防止用カ−ド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6534717B2 (en) * 2000-08-31 2003-03-18 Hitachi Cable, Ltd. Self-lubricating enameled wire
CN113372986A (zh) * 2021-07-08 2021-09-10 江阴市五洋碳氢材料科技有限公司 一种漆包线加工用润滑油及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2815956B2 (ja) 1998-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4390590A (en) Power insertable polyamide-imide coated magnet wire
US4420536A (en) Self-bonding magnet wire
JPS5817179A (ja) 絶縁電線
US4350737A (en) Power insertable nylon coated magnet wire
US4379807A (en) Magnet wire for hermetic motors
US4410592A (en) Power insertable nylon coated magnet wire
US4348460A (en) Power insertable polyamide-imide coated magnet wire
JPH03222211A (ja) 冷房用潤滑性エナメル線
JP5337972B2 (ja) 潤滑性絶縁電線およびそれが用いられたモータ
JPS5826409A (ja) 絶縁電線
JP2010251134A (ja) 潤滑性絶縁電線およびそれが用いられたモータ
US4449290A (en) Power insertable nylon coated magnet wire
US4406055A (en) Power insertable polyamide-imide coated magnet wire
CN104087387A (zh) 一种漆包线润滑剂及其生产工艺和调配方法
US4385436A (en) Method of power inserting nylon coated magnet wire
US4385437A (en) Method of power inserting polyamide-imide coated magnet wire
JPH03190997A (ja) 潤滑剤組成物
JP3674200B2 (ja) 表面潤滑性を有する絶縁電線
JPH038215A (ja) 潤滑性エナメル線及びその製造方法
JPH0357106A (ja) 絶縁電線
CN104530810A (zh) 一种增加漆包线表面润滑性的添加剂
US5942473A (en) Solid magnet wire winding lubricants
JP2003045238A (ja) 自己潤滑性絶縁電線
JPH04342904A (ja) 絶縁電線
JPH0773008B2 (ja) 潤滑性絶縁電線の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090814

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees