JPH03222164A - 磁気記録再生装置における信号検出回路 - Google Patents

磁気記録再生装置における信号検出回路

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JPH03222164A
JPH03222164A JP1625690A JP1625690A JPH03222164A JP H03222164 A JPH03222164 A JP H03222164A JP 1625690 A JP1625690 A JP 1625690A JP 1625690 A JP1625690 A JP 1625690A JP H03222164 A JPH03222164 A JP H03222164A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置における信号検出回路にかか
り、特に高密度記録下れた信号を誤りなく検出するのに
好適な磁気記録再生装置の信号検出回路に関する。
〔従来の技術〕
従来の磁気記録再生装置における信号検出回路は、デー
タの再生を磁気ヘッド出力波形のピークを検出すること
によって行なっていた。しかし、上記出力波形に含まれ
るノイズやアンダーシュートにより、データの湧出しゃ
消失が発生し、情報の信頼性を制限していた。
このような問題点を改良するため、特公昭6〇−284
60号公報に記載されているように、有効なピークの判
定条件として、次の4つが提案されている。(1)検出
された信号パルスは適正な極性を持たなければならず、
相次ぐパルスは極性が反転しなければならない。(2)
信号の振幅は予定の閾値レベルを越えなければならない
。(3)信号の傾斜の符号が変化する点、即ちピーク検
出が必要である。(4)最高振幅点、即ちピークからの
電圧変化は、予定の遅延時間が経過する前に、予定の電
圧ΔVだけ低下しなければならない。これらの4つの基
準が満たされた時に有効ピークと判定することになって
いた。
〔発明が解決しようとする課題〕
第4図は、再生波形の中に読取回路やヘッドに起因する
ノイズや媒体欠陥に起因するノイズが含まれており、記
録データ“l”以外の所に波形ビ一りが生じたり、本来
データ“1”であるはずの部分が消失した再生波形を示
している。また、時刻(n−1)〜(n+13)に亘っ
て書かれている数値は、クロックによるサンプリング値
である。この再生波形において、従来の方法によるビッ
ト単位の信号判定を行うと、ノイズやアンダーシュート
によって閾値レベルを微少に越えた湧出しノイズ波形に
対しては、正確に信号検出することができる。
しかし、高記録密度Fにおいては、データビット長によ
る動的変動した再往波形、媒体欠陥、ノイズやデータビ
ット間の遷移部分が閾値レベルを十分に越えた波形(波
形の傾斜が予定の監視電圧ΔVを越えたノイズの湧出し
波形)、逆に有効データがドロップアウト等により闇値
レベルを越えなかった消失波形に対しては、正確な信号
検出を行うことができない。
例えば、第4図に示す再生波形を従来の方法によって識
別してみると、時刻n、 (n+2)のピーク値は閾値
レベルより小であり、本来“l”であるのを“0”と誤
検出し、さらに時刻(n+5)、 (n+10)のピー
ク振幅値は、闇値レベルを十分越えており、本来“0”
であるのを°゛1°゛と誤検出している。
従って、高密度記録下においては、正しい信号検出が不
可能となってしまうという問題点があった。
本発明は、上記した従来技術に鑑みなされたもので、高
記録密度Fにおいて、ノイズやアンダーシュート及び媒
体欠陥等に起因して擬似的なピークが閾値レベルを十分
に越えた状態にある湧出し波形や、逆に有効ピークが闇
値レベルを越えなかった消失波形に対して、良好な信号
検出性能を維持することが可能な磁気記録再生装置にお
ける信号検出回路を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
磁気記録再生装置における信号検出回路は、磁気記録媒
体から読み出された再生信号のピーク値に同期化したク
ロック信号を生成し、上記クロック信号に同期したタイ
ミングにおいて再生波形のピーク値の絶対値から“1”
、“O”を判定する磁気記録再生装置における信号検出
回路に適用されるものであり、上記クロック信号に同期
して再生信号を量子化して量子化信号を出力する量子化
手段と、上記量子化信号を上記クロック信号に同期して
遅延させる複数段のシフトレジスタと、上記シフトレジ
スタの最終段から出力される量子化信号の値と現在の基
準値を示す量子化信号とを比較し、シフトレジスタの最
終段から出力される量子化信号が現在の基準値を示す量
子化信号よりも大きい場合、シフトレジスタの最終段か
ら出力される量子化信号を新たな基準値として出力し、
シフトレジスタの最終段から出力される量子化信号の値
が現在の基準値を示す量子化信号よりも小さい場合、現
在の基準値を保持する基準値生成手段と、上記基準値と
シフトレジスタの最終段から出力される量子化信号とを
加算し、かつ上記基準値からシフトレジスタの最終段か
ら出力される量子化信号を減算して出力する演算手段と
、上記シフトレジスタの各段から出力される複数の量子
化信号と上記演算手段から出力される2つの量子化信号
とを、(d、k)ランレングスコードに基づくデータパ
ターン“1”の検出論理にしたがってそれぞれ比較し、
さらに上記複数の比較結果から(d、、k)ランレング
スコードに基づくデータパターン“°1パの検出論理に
したがって°“I 11を検出する検出手段とから構成
されることを特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、上記基準値生成手段により、基準値が
順次変更され、かつ演算手段とシフトレジスタの出力に
基づいて、上記検出手段が(d。
k)ランレングスコードの“1パ検出論理にしたがった
検出を行う。そのため、再生波形に擬似的なピークが存
在する場合や有効ピークが閾値を越えない場合にも、正
確に信号検出を行うことが可能になる。
すなわち、本発明の信号検出回路は、有効な信号ピーク
と擬似ピークとを区別するため、正側の基準値を越える
ピーク値を探索するアルゴリズムと、負側の基準値を越
えるピーク値を探索する二つの信号検出アルゴリズムを
用いる。この信号検出アルゴリズムとしては、次の様な
磁気記録における系列信号の特質を用いて有効なピーク
を判定する。
(1)読取信号の正負の振幅が基準Aに対して大きな部
分はデータ111″′と判定する。
(2)振幅が基準値に対して小さな部分は“0°゛の部
分のノイズが湧出した場合も、本来゛1゛の信号が消失
した場合も有り得る。この場合は、前後ピントの関係か
ら判定する。
(3)°“1パの出現は(d、k)ランレングスコート
により制約される。例えば、(0,3)ランレングスコ
ードでのデータパターンtよ、” 11 ”“101”
、“1001″1“10001” 4種類であり、その
ため4種類のパターンに検査対象がしぼられる。
また、4ピント内に必ず″“1゛が存在する。本発明で
は、このような磁気記録の特質を用いて、有効ピークと
ノイズの識別を行う。
また、信号を判定する基準値の生成は、現在判定しよう
としている再生信号のピークレベルを用いて行い、再生
信号の全振幅内の変動に比例して基準値が自動的に調整
される。
さらに、本発明の信号検出回路の作用を第4図に例示し
た(0.3)ランレングスコードの再生波形を用いて説
明する。第4図において、再生波形は有効なピークを有
すると共にノイズやアンダーシュート、媒体欠陥に起因
するノイズを含んでいる。第4図において、波形(a)
、 (b)、 (c)の点線部分は適正な再生波形を表
している。波形(a)、 (b)。
(C)の実線部分は媒体欠陥により闇値レベル以下にな
った有効ピーク(n、n+2)やノイズやアンダーシュ
ートによる無効なピーク(n+5. n+10)を表し
ている。本発明による信号検出回路は、この様な有効ピ
ーク波形の消失やノイズによる擬似ピークによる湧出波
形に対して、信頼性の高い信号検出意図して構成される
本発明による信号検出アルゴリズムは、前記したように
再生波形においては記録データに対応して交互に有効ピ
ークが現われ、さらにそのビット系列は(d、k)ラン
レングスコードにより、発生パターンが制約されるとい
った磁気記録の特質を用い、さらに判定しようとするビ
ットの前後関係から有効なピークとノイズの識別を行な
うようになっている。第4図に示す再生波形を具体的に
識別してみると、次のようになる。(1)最初のビット
(時刻n−2)は正側に大きな振幅を持つので信号“l
”と判定する。(2)次のビット(時刻n−1)は負側
に大きな振幅を持つので信号“I”と判定できる。(3
)次のビット(時刻n、波形a)は、正側に小さな振幅
を有し、かつ次のビット(時刻n+1)は負側に基準値
レベルより大きな振幅が存在するので、信号“1”と判
定する。(4)次のビット(時刻n+1)は、負側に大
きな振幅を有するので信号°“1”と判定する。(5)
次のビット(時刻n+2)は正側に小さな振幅を有する
が、時刻n+4のピントが負側に基準値レベルより大き
な振幅を有しているので、信号“1”と判定する。(6
)時刻n+4のビットは負側に基準値レベルより大きな
振幅を持つので信号“1°”と判定できる。(7)次の
ビット(時刻n+5.波形b)は、正側に大きな振幅を
有し、前のビットと逆極性であるが、時刻n+8におけ
るビットが同極性でかつ波形すより大きな振幅が存在す
るのでノイズと判定できる。次のビット(時刻A+8)
は正側に大きな振幅、次のビット(時刻n+9)は負側
に大きな振幅が存在するので信号“l“と判定できる。
(9)次のビット(時刻n+9)は正側に大きな振幅を
持つので信号“1゛と判定できる。
−次のビット(時刻n+IO、波形C)は正側に大きな
振幅を有し、前のビットと逆極性であるが、時刻n+1
2のビットが同極性でかつ波形Cより大きな振幅を有す
るので雑音であり、“0”と判定できる。なお、第4図
において、時刻n+3. n+5〜n+7の各ビットは
、“1”検出論理に適合しないため、信号“0°°と判
定される。
以上のように、本発明の信号検出回路においては、記録
データの“1”に対応して交互に逆極性のピークが現れ
る。そのビット系列は(d、k)ランレングスコードに
より、発生パターンが制約される。例えば(0,3)コ
ードではO”の連続は3ビツトである。すなわち、4ビ
ツト内にかならず“1”が存在するので、検査対象は4
ビツトにしぼられるといった磁気記録の特質を利用して
、信号とノイズの識別を行う。そのため、従来のビット
・パイ・ビットの信号判定による信号検出方式における
有効ピーク波形が闇値レベルより小さな消失波形及び、
闇値レベルを十分越た湧出波形に対して正しいリードデ
ータが得られる。
〔実施例〕
以下添付の図面に示す実施例により、更に詳細に本発明
について説明する。
第3図は本発明を(0,3)ランレングスコードに適用
した正側信号検出アルゴリズムを示す説明図である。(
0,3)ランレングスコードは周知のように、′11”
、“101”、“1001”、“10001”の4つの
パターンだけを取ることができる。この4つのパターン
の状態遷移を格子線図で表現すると、それぞれ第2図(
a)、(ロ)、 (C)、 (d)のように表わせる。
同図において、ステートOは正側の信号検出を期待する
状態を、ステート1は負側の信号検出を期待する状態を
表している。また、各パスに沿って書かれている記号A
、Oは、そのパスに遷移がおきたときの出力である。
第2図(a)に示すように、時刻(n−1)における出
力状態がステートOであったとすると、再生時刻(n+
1)に合流する二つの部分パスPI、P2が存在するこ
とがわかる。第1の部分パスP1は、時刻nまたは(n
+1)において“I IIが存在しないパスである。第
2の部分パスP2は、時刻nで正側の“1″が、時刻(
n+1)で負側の°“1′”が存在するパスである。こ
の時刻nの正側の“1′′の検出において、最も望まし
いケースは最小2乗誤差が小さいパスである。従って、
第2の部分パスP2が発生し易いとすれば、第2図(a
)に示す格子線図から次の関係式が成立する。
(V(n)+A)”+(V(n+1)+A)≦(V(n
)−0)”+(V(n+1)−0)”よって、 V (n)−^≧V(r++1)        ・・
・ (1)が成立する。(1)式は、時刻nで正側の“
1”が在し、かつ時刻(nil)で負側の“1“が存在
すれば、第1の部分゛パスPiは成立する可能性がなく
棄却される。生き残った第2のパスP2が正しいパスで
あると判断されるから、時刻nについては“1”が確定
する。
第2図(b)においても、第2図(a)の場合と同様に
、時刻(n−1)でステートOであり再び時刻(n+2
)においてステート0に合流する3つの部分パスP3゜
P4.P5が存在する。第1の部分パスP3は時刻n 
、 (n+1) 、 (n+2)で正側の“I I+が
存在しないパス、第2の部分パスは時刻nで“°0“、
時刻(n+1)で“1“が存在するパス、第3の部分パ
スP5は時刻nで“1″が存在するパスである。この格
子線図において、第1.第3の部分パスP3゜P5から
次の関係式が得られる。
V (n)−八 ≧ ν(n+2) となる。さらに、第2の部分パスP4には、V(n) 
> V(n+1) の関係があり、上記2つの式が同時に成立する次の(2
)式の関係が得られると、時刻nにおいて“1″が確定
する。
V(n) >V(n+1)  and  V(n) −
A≧V(n+2)  ・”(2)同様に、第2図(C)
においては、時刻(n+3)で合流する4つの部分パス
P6.P7.P8.P9が存在する。部分パスP9に示
すように、負側” 1 ”が時刻(n+3)において存
在し、かつ時刻(n+1)。
(n+2)において“0“が存在するならば、次の関係
が成立する。
V(n)−A≧V(n+3) また、部分パスP7.P8においては、V(n) >V
(n+1)  and  V(n) >V(n+2)の
関係が成立する。従って、上記の2つの式が同時に成立
する次の(3)式の関係が得られると、時刻nにおける
“l“が確定する。
V(n) >V(n+1) and  V(n) >V
(n+2)and  V(n) −A>V(n+3) 
      −(3)第2図(d)においては、負側の
“1°′が時刻(n+3)において存在しないため、 V(n) > V(n+3) の関係が成立する。なぜならば(0,3)ランレングス
コードにおいては、時刻n、 n+L n+2+n+3
+ n+4の中に必ず正側の“1”が存在する。従って
この4ビツトの中で正側のピーク振幅が最も大きなもの
を選ぶことが適正と考えるから、次の関係が成立する。
ν(n) >V(n+1) and  V(n) >V
(n+2) andV(n) >V(n+3) and
  V(n)  A≧v(n+4)・・・(4)同様な
論法により負側の“1“の検出アルゴリズムも次式の様
に導ける。
V(n)+A≦V (n+1)         −(
5)V(n)<V(n+1) and  V(n)+A
≦V (n+2)  −(6)V(n) <V(n+1
) and  V(n) <V(n+2)and  V
(n)+^≦V (n+3)       ・” (7
)V(n) <V(n+1) and  V(n) <
V(n+2) andV(n) <V(n+3) an
d  V(n) −A≦V (n+4) ・” (8)
本発明の信号検出回路では、正側検出論理式として(1
)〜(3)式を用い、負側検出論理式として(4)〜(
6)弐を用いる。そして、信号の判定は次のように行わ
れる。すなわち、読取信号の標本化値に対して、正側ピ
ーク探索時に論理式(1)〜(3)が満たされ、また負
側ピーク探索時に論理式(4)〜(6)が満たされ、か
つ後続する2ビツト以上のピットシーケンスを調べた後
にデータ” 1 ”と決定される。正側ピーク探索時に
論理式(1)〜(3)が満たされず、また負側ピーク探
索時に論理式(4)〜(6)が満たされない場合、後続
する2ビツト以上のビットシーケンスを調べた後にデー
タ“0”と決定される。そして、論理構成は、読取信号
に対して極性交番要件を適用するようになっている。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図であり、第3図
はその動作を示すタイムチャートである。
第1図及び第3図において、読取信号201は、アナロ
グ信号として、例えば図示しない自動利得制御回路を介
してピーク検出回路101及びA/D(アナログ/ディ
ジタル)変換器103に与えられる。ピーク検出回路1
01は、読取信号201を入力とし、読取信号201の
ピークデータ202を生成出力する。ビークデータ20
2は基準クロック発生器102に入力される。基準クロ
ック発生器102は、ビークデータ202に位相が同期
したクロック信号203を発生する。A/D変換器10
3は、クロック信号203に基づいて読取信号201を
標本化して量子化ディジタル信号204を生成する。量
子化ディジタル信号204は、従接続された5段のシフ
トレジスタ104を介して、基準A生成回路105と演
算回路106とコンパレータ107内の比較部310.
311゜312に送られる。
基準A生成回路105は、シフトレジスタ104から出
力される量子化ディジタル信号204aを入力としてお
り、全波変換器305は量子化ディジタル信号204a
の中心レベルを基準として量子化ディジタル信号204
aを全波波形206に変換してコンパレータ306の一
方の入力端子とDタイプフリップフロップ308へ出力
する。フリップフロップ308の出力Aは分圧器309
を介してコンパレータ306へ送られる。分圧器309
は、例えば割算回路から構成されている。この分圧器3
09は、出力Aの電圧値を1/nに減圧して出力207
を形威し、コンパレータ306の他方の入力端子へ出力
する。コンパレータ306の一方の入力端子には、前記
したように全波変換器305から出力される全波波形2
06が入力されている。従って、コンパレータ306は
、全波波形206が分圧器309の出力207の値を越
えた場合に、出力208を°“H”にする。この出力2
08はクロツタ信号203と共にアンドゲート307に
入力される。コンパレータ306の出力208が“′H
”の場合、フリップフロップ308は全波変換器305
から出力される全波波形206を取り込み、基準Aとし
て出力する。上記回路の目的は、量子化ディジタル信号
204が“Onでなくて°“I 11であるときにかぎ
って、基準Aとして量子化ディジタル信号204をホー
ルドすることにある。この理由は、基準Aの生成は、デ
ータ“1“が検出されている状態において、部分レスポ
ンス信号のピークレベル変動に追従させるためである。
従って、基準Aは、部分レスポンス信号におけるディジ
タルデータ“1゛のレベル変化の大きさに同時に追従す
る大きさの電圧レベルとなる。
演算回路106は、基準Aと時刻nにおける量子化ディ
ジタル信号V (n)を入力として、(V (n) −
A)と(V(n)+A)を生成し、(V(n)−A)は
比較部317゜318、319.320の一方の入力端
子に入力され、(V (n)+^)は比較部313.3
14.315.316の一方の入力端子に入力される。
比較部320の他方の入力端子には、時刻(n+1)に
おける量子化ディジタル信号V(n+1)が入力されて
おり、比較部320の出力α、は前記(1)式が満足さ
れた場合に“H”となり、正側検出論理回路109のオ
ア回路317へ出力される。α、が“H”と検出される
ことによって、(0,3)ランレングスコードの正側の
“11゛パターンのデータの最初の“1”が検出される
コンパレータ319の他方の入力端子には時刻V(n+
2)における量子化ディジタル信号V(n+2)が入力
されており、比較部319の出力はV(n) −A≧V
 (n+2)が成立するときに“H”レベルとなり、ア
ンドゲート321に送られる。アンドゲート321の他
方の入力端子には、V(n) >V(n+1)のとき“
H”となる比較部312の出力が人力されている。した
がって、アントゲ−) 321の出力β、を論理式で表
わすと、前記(2)式となり、(2)式が成立すると、
正側の101”パターンの初のデータ゛1”が検出され
る。
また、比較部312の他方の入力端子には時刻(n+1
)における量子化ディジタル信号V(n+1)が入力さ
れ、比較部311の他方の入力端子には時刻(n+1)
における量子化ディジタル信号v(n+2)が人力され
、比較部310の他方の入力端子には時刻(n+3)に
おける量子化ディジタル信号V (n+3)が入力され
ている。したがって、比較部312の出力端子PはV(
n) >V(n+1)が成立するとき“H”をアンド回
路319の1番目の入力端子に出力し、比較部311の
出力端子PはV(n) >V(n+2)が成立するとき
“H11をアンド回路319の2番目の入力端子に出力
し、比較部310の出力端子PはV(n) >V (n
+3)が成立するとき“H′′をアンド回路319のの
3番目の入力端子に出力する。したがって、アンド回路
322の出力TFを論理式で表わすと、前記(3)式と
なる。(3)式が成立すると、正側の“1001”パタ
ーンの最初のデータ“1”が検出される。
また、同様にアンド回路323の出力δ2を論理式で表
わすと、前記(4)式となる。(4)式が成立すると、
正側の“10001”パターンの最初のデータ“1”が
検出される。
上記した正側検出論理回路108におけるα2゜βP+
  rP+  δ、と同様に、オア回路329とアンド
回路325.326.327から構成される負側検出論
理回路109におけるα8.β8.γ9.δ8は、α8
が前記(5)式が成立するとき“H++となり、β9が
前記(6)式が成立するとき“′H′”となり、γ8が
前記(7)式が成立するとき“H”となり、δ8が前記
(8)弐が成立するとき“H”となるように構成されて
いる。
第1図において、フリップフロップ323は、正側信号
検出論理回路108の出力210が“H′″のときセン
トされ、負側信号検出論理回路109の出力211がH
”のときリセットされ、出力212を生成する。したが
って、フリップフロップ323に対してセントまたはリ
セット信号が連続して発生した場合、2番目以降の信号
は実効的に無視されることになる。出力212は、フリ
ップフロップ324゜325によりクロック203で1
クロック分だけ延され、出力213を生成する。そして
、出力212と出力213との排他的論理を取ることに
より、記録データに対応したり一ドデータ216を得る
以上の説明から明らかなように、本実施例では、(0,
3)ランレングスコードのパターンの格子線図から得ら
れた(1)〜(3)弐又は(4)〜(6)式のいずれか
の方程式の関係が満足された場合は1°゛と判定され、
満たされない場合は°゛0”と判定される。
例えば、第4図の時刻nにおける“11′′パターンの
再生波形において、時刻(n−1) 、 n、 (n+
1) 、 (n+2)の理想的な振幅は、−1,1,−
1,1であるが、実際の波形サンプル値は、−0,9,
0,2,−1,0゜0.3となっている。ここで、A=
0.85として(1)式に代入すると、 0.2−0.85≧−1,0 となる。したがって、(1)式の不等式の関係が満たさ
れ、時刻nのビットは正側“1”と判定され、正しいリ
ードデータが得られる。この様にして、本実施例では、
時刻(n+1)の負側のピークが“1″に等しければ、
識別しようとする正側の時刻nの振幅が−0,15以下
にならない限り、正しいリードデータが得られる。同様
に、第4図の時刻(n+2)における“101”パター
ン波形において、サンプル値は−1,0,0,3,−0
,3,−1,1であり、理想的な振幅は−1,1,O,
−1で有る。この再生波形においては、(2)式の不等
式の関係が満たされるので、時刻(n+2)のビットは
正側の“1′′と判定され、正しいリードデータが得ら
れる。最後に、時刻(n+5)における“10001″
、“1001”パターン波形では、サンプル値は、−1
,1,0,6,O,1,−0,1゜1.0と−1,1,
0,9,0,4,1,0である。このケースにおいては
(1)〜(6)式は満たされないので、時刻(n+5)
、  (n+10)はII O11と判定される。この
様に、本実施例の信号検出回路では、媒体の局所的な欠
陥やノイズ等により、従来方式では弁別できなかった信
号でも正しく識別することが出来る。
なお、本発明に用いた信号検出アルゴリズムは、他の(
d、k)コードへ拡張することが可能である。例えば、
l±07変調方式や2±07変調方式では、(d、k)
ランレングスコード符号からシフトレジスタの段数nは
、n=kを満足する様に設定し、(0,3)コードで用
いた格子線図を各変調方式のパターンに従って展開すれ
ば良いことが容易にわかる。
なお、以上に説明した実施例においては、基準Aを生成
する場合、全波変換器305の全波波形206と、現在
の基準Aを分圧器309によってl/nに変換した出力
207とを用いたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、分圧器309を用いることなく、現在の基準A
をそのまま用いるようにしても良い。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、高密
度記録された信号の再生波形におけるノイズやアンダー
シュート及び媒体欠陥等に起因して疑似的なピークが発
生し、これが闇値レベルを十分に越えた場合、逆に有効
ピークが闇値レベルを越えなかった場合においても、誤
りのない良好な信号検出性能を維持することが可能にな
る。
また、構成要素が論理回路であるので、高集積化・素子
のバラツキ・温度特性が少ないといった特徴が有り、こ
の結果、狭トラツク化や高密度化により信号の品質が低
下しても、良好な信号検出性能を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図(
a)、(ハ)、 (C)、 (d)は第1図に示す実施
例において採用されている信号検出アルゴリズムを示す
格子線図、第3図は第1図に示す実施例の動作の一例を
示すタイムチャート、第4図は媒体欠陥やノイズ等に起
因する疑似的なピークや闇値レベルに達しない有効ピー
クを含む再生波形の一例を示す波形図である。 101・・・ピーク検出回路、102・・・基準クロッ
ク発生器、103・・・アナログ/ディジタル(A/D
)変換器、104・・・シフトレジスタ、105・・・
基準A生成回路、106・・・演算回路、107・・・
演算比較回路、108・・・正側信号検出論理回路、1
09・・・負側信号検出論理回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁気記録媒体から読み出された再生信号のピーク値
    に同期化したクロック信号を生成し、上記クロック信号
    に同期したタイミングにおいて再生波形のピーク値の絶
    対値から“1”、“0”を判定する磁気記録再生装置に
    おける信号検出回路において、 上記クロック信号に同期して再生信号を量子化して量子
    化信号を出力する量子化手段と、上記量子化信号を上記
    クロック信号に同期して遅延させる複数段のシフトレジ
    スタと、 上記シフトレジスタの最終段から出力される量子化信号
    の値と現在の基準値を示す量子化信号とを比較し、シフ
    トレジスタの最終段から出力される量子化信号が現在の
    基準値を示す量子化信号よりも大きい場合、シフトレジ
    スタの最終段から出力される量子化信号を新たな基準値
    として出力し、シフトレジスタの最終段から出力される
    量子化信号の値が現在の基準値を示す量子化信号よりも
    小さい場合、現在の基準値を保持する基準値生成手段と
    、 上記基準値とシフトレジスタの最終段から出力される量
    子化信号とを加算し、かつ上記基準値からシフトレジス
    タの最終段から出力される量子化信号を減算して出力す
    る演算手段と、上記シフトレジスタの各段から出力され
    る複数の量子化信号と上記演算手段から出力される2つ
    の量子化信号とを、(d、k)ランレングスコードに基
    づくデータパターン“1”の検出論理にしたがってそれ
    ぞれ比較し、さらに上記複数の比較結果から(d、k)
    ランレングスコードに基づくデータパターン“1”の検
    出論理にしたがって“1”を検出する検出手段とから構
    成されることを特徴とする磁気記録再生装置における信
    号検出回路。 2、上記基準値生成手段は、上記シフトレジスタの最終
    段から出力される量子化信号の値と現在の基準値を示す
    量子化信号の1/nの値とを比較し、シフトレジスタの
    最終段から出力される量子化信号が現在の基準値を示す
    量子化信号の1/nの値よりも大きい場合、シフトレジ
    スタの最終段から出力される量子化信号を新たな基準値
    として出力し、シフトレジスタの最終段から出力される
    量子化信号の値が現在の基準値を示す量子化信号の1/
    n値よりも小さい場合、現在の基準値を保持することを
    特徴とする磁気記録再生装置における信号検出回路。
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