JPH03221623A - 閉鎖性海域の浚渫方法および浚渫装置 - Google Patents

閉鎖性海域の浚渫方法および浚渫装置

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JPH03221623A
JPH03221623A JP1750790A JP1750790A JPH03221623A JP H03221623 A JPH03221623 A JP H03221623A JP 1750790 A JP1750790 A JP 1750790A JP 1750790 A JP1750790 A JP 1750790A JP H03221623 A JPH03221623 A JP H03221623A
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seawater
sea area
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Chiaki Niwa
千明 丹羽
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Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、海辺、港湾等に造成される閉鎖性海域におけ
るヘドロを除去し海域の浄化を図る浚渫方法および浚渫
装置に関する。
[従来の技術] 近年の親水志向の高まり、ウォーターフロントの開発に
伴い、海辺或は港湾に連接する運河部に半閉鎖性ないし
は、閉鎖性、或は両者を任意にコントロール出来る海水
貯泥水域(以下、単に閉鎖性海域と定義する)を造成す
ることが多くなってきた。
[発明が解決しようとする課題] しかしこうした水域には、天然の汚濁物の流入があった
り、一部廃水(例えば生活系)の流入があったりして、
その中に含まれる@濁固形物(88分)が同水域内に沈
積しヘドロとなる。こうしたヘドロは水域の特性によっ
て異なるが、有機系、無機系の混合系からなることが多
く、多い場合は年間20〜30cmにも達する。ヘドロ
から溶出するCODや、リン分は一般に水温の上昇する
夏期に多く、リン(PO4−P)で12−g/l//日
にも達する。こうしたヘドロから溶出するCODやリン
分が、閉鎖性水域のプランクトン等の内部生産を促進し
、特に春から秋にかけての水域汚染の大きな要因となっ
ている。ヘドロの浚渫は親水空間、閉鎖性水域を造成す
るときに行われる場合が多いが、造成後の除去は3〜5
年に1回の維持浚渫にたよっており、このための経費は
かなりの額にのぼっている。また維持浚渫から次の維持
浚渫までの間のヘドロからの溶出を止める適確な手段が
ない。
本発明は、上記問題を解決するものであって、簡単な方
法により閉鎖性海域におけるヘドロを除去し海域の浄化
を図ることができる浚渫方法および浚渫装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] そのために本発明の閉鎖性海域の浚渫方法は、外海2と
閉鎖性海域1内の潮位差を利用して閉空間9内に海水を
導入し、その水流を利用してヘドロを水流中で撹拌混合
し、該閉空間9から搬送管12にて沈澱部14に送りヘ
ドロを沈澱分離後、海水を閉鎖性水域1または外海2に
流出させることを特徴としている。
また、本発明の閉鎖性海域の浚渫装置は、閉鎖性海域1
と外海2間に形成される仕切壁3と、該仕切壁3に取付
けられる海水導入管4と、該海水導入管4に配設される
電磁弁6と、前記海水導入管4の開放端部を囲むように
形成されるヘドロ撹拌部9と、該ヘドロ撹拌部9に接続
される搬送管12と、該搬送管に接続される沈澱部14
とを有し、前記電磁弁6を閉鎖性海域1と外海2間の水
位差が一定以上になると開くことを特徴とする。
なお、上記構成に付加した番号は、理解を容易にするた
めに図面と対比させるためのもので、これにより本発明
の構成が限定されるものではない。
[作用コ 本発明においては、例えば、満潮に向かう行程で閉鎖性
海域1内の水位より、外海2内の水位が一定以上に上が
った段階で海水導入管4の途中に設けられた電磁弁6が
開き、外海水が海水導入管4を通ってスカート部8によ
り囲われた閉空間であるヘドロ撹拌部9内に勢い良く流
入し、その運動エネルギーにより、底部に堆積するヘド
ロ11は、撹拌されてヘドロ撹拌部e内に舞い上がり、
導入海水とともに搬送12を経由して沈澱部14へ導か
れる。沈澱部14で流速の低下した導入海水中からヘド
ロ分は沈澱分離され、上澄水が電磁弁15を経て閉鎖性
海域1内へ流出する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。第
1図は本発明の浚渫装置の1実施例を説明するための模
式断面図、第2図は浚渫装置の配置例を示す平面図であ
る。
閉鎖性海域1と外海2間には、仕切壁3が形成され、仕
切壁3には海水導入管4が取付けられると共に電磁弁5
aを有する吐出口5が設けられる。
海水導入管4は、フレキシブル管で形成され、途中に電
磁弁6.7が配設される。
前記電磁弁5aは、外海が一定水位以下で一定時間、或
いは閉鎖性海域が一定水位に低下するまで開くように自
動制御される。また、前記電磁弁6は、満潮時に閉鎖性
海域1と外海2間の水位差が一定以上になると開き、閉
鎖性海域1内の水位が一定以上になると閉じるように自
動制御されるようになっている。また、電磁弁7は通常
は閉じており、干潮時に閉鎖性海域1と外海2間の水位
差が一定以上になると開くように制御される。
海水導入管4の開放端部を囲むように、スカート部8が
形成され、このスカート部8と海水導入管4の開放端部
との間に閉空間であるヘドロ撹拌部9が形成される。ス
カート部8の先端には、錘り10を取付はスカート部8
をヘドロ部11に固定し、スカート部8が水流によって
上部へ巻き上げられないようにしている。スカート部8
は、船等に懸垂させたり綱で張り、スカート部8を少し
づつ移動させながら徐々にヘドロを除去していく。
スカート部8は、搬送管12に接続され、さらに、ホッ
パ一部13を有する沈澱部14に接続される。沈澱部1
4は、電磁弁15を介して閉鎖性海域1内に接続される
と共に、電磁弁16、排水管17を介して外海2に接続
される。
上記構成からなる本発明の浚渫方法について説明する。
閉鎖性海域1内は、外海2の満潮水位以下、干潮水位以
上に保たれる。
満潮に向かう行程で閉鎖性海域1内の水位より、外海2
内の水位が一定以上に上がった段階で海水導入管4の途
中に設けられた電磁弁6が開き、外海水が海水導入管4
を通ってスカート部8により囲われたヘドロ撹拌部9内
に勢い良く流入し、その運動エネルギーにより、底部に
堆積するヘドロ11は、撹乱されてヘドロ撹拌部9内に
舞い上がり、導入海水とともに搬送12を経由して沈澱
部14へ導かれる。沈澱部14で流速の低下した導入海
水中からヘドロ分は沈澱分離され、上澄水が電磁弁15
を経て閉鎖性海域1内へ流出する。
閉鎖性海域1内の水は、干潮時、外海2が一定水位以下
で一定時間、或いは閉鎖性海域が一定水位に低下するま
で電磁弁5aを開くことにより、吐出口5を通って外海
2に放出される。
沈澱部14で沈澱分離されたヘドロは間欠的にポンプな
いし、エアリフト管等で陸上に除去される。なお、スカ
ート部8は、上部から懸垂されて順次移動させことによ
って、順番に底部のヘドロを除去していく。また、海水
導入管4と搬送管12は、フレキシブル管で構成されて
いるため、ヘドロ撹拌部9が自由に移動するのに妨げと
ならない。
干潮に向かう工程では、閉鎖性海域1内の水位が外海2
の水位より一定以上に上がった段階で、海水導入管4の
途中に設けられた弁7を開き、閉鎖性海域1内の上部海
水が、スカート部8により囲われたヘドロ撹拌部9内へ
流入し、満潮時同様の効果を発揮し、沈澱部14、電磁
弁16および排水管17を通じて外海2へ流出する。こ
のように、干潮満潮時に応じ上記流路が確保され、所定
の機能が発揮されるよう経路の各バルブは開閉する。な
お、搬送管12内に必要に応じて凝集剤を添加してもよ
い。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種
々の変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、海水導入管4および吐
出口5を仕切壁3内に設けているが、これらをサイホン
構造により外海2に連結するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、下記の効果が奏される。
(イ)ヘドロの撹拌除去排出に潮位差エネルギーを利用
しているので、除去エネルギーがいらない。
(ロ)スカート部を移動させながら、年間を通じて少し
づつ、部分的かつ断続的にヘドロを除去していくので、
ヘドロの堆積が起こりに<<、途中のヘドロからの汚濁
物質の溶出が少ない。堆積してタイトに固着してしまう
前に除去排出してしまうので水流程度で除去しやすい。
(ハ)沈澱槽から間欠的にヘドロを除去するので、外海
にヘドロが排出させることによる外海の汚濁も少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の浚渫装置の1実施例を説明するための
模式断面図、第2図は浚渫装置の配置例を示す平面図で
ある。 l・・・閉鎖性海域、2・・・外海、3・・・仕切壁、
4・・・海水導入管、6・・・電磁弁、9・・・海水導
入管、12・・・搬送管、14・・・沈澱部。 出 願 人    清水建設株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外海と閉鎖性海域内の潮位差を利用して閉空間内
    に海水を導入し、その水流を利用してヘドロを水流中で
    撹拌混合し、該閉空間から搬送管にて沈澱部に送りヘド
    ロを沈澱分離後、海水を閉鎖性水域または外海に流出さ
    せることを特徴とする閉鎖海域の浚渫方法。(2)閉鎖
    性海域と外海間に形成される仕切壁と、該仕切壁に取付
    けられる海水導入管と、該海水導入管に配設される電磁
    弁と、前記海水導入管の開放端部を囲むように形成され
    るヘドロ撹拌部と、該ヘドロ撹拌部に接続される搬送管
    と、該搬送管に接続される沈澱部とを有し、前記電磁弁
    を閉鎖性海域と外海間の水位差が一定以上になると開く
    ことを特徴とする閉鎖海域の浚渫装置。
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