JPH03221355A - 鋸刃の寿命予測方法およびその装置 - Google Patents

鋸刃の寿命予測方法およびその装置

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JPH03221355A
JPH03221355A JP1357590A JP1357590A JPH03221355A JP H03221355 A JPH03221355 A JP H03221355A JP 1357590 A JP1357590 A JP 1357590A JP 1357590 A JP1357590 A JP 1357590A JP H03221355 A JPH03221355 A JP H03221355A
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JP
Japan
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saw blade
workpiece
sectional area
wear
cross
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JP1357590A
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Kikuo Moriya
菊雄 守屋
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は横型帯鋸盤などの鋸盤でワークビスに切削加
工を行なう際に使用する帯鋸刃なとの鋸刃の寿命を千7
1111する鋸刃の寿命予測方法およびその装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、横型帯鋸盤などの鋸盤てワークピースに切削加工
を行なう場合には、ワークピースの材質や径に応じた鋸
刃を選定して使用している。
その鋸刃の寿命は実際切削加工を行なっている間に作業
者が鋸刃の状態を監視しつつ切削性が悪くなったことを
経験と勘に頼って判断していた。
又は、鋸刃を使用する前後に、鋸刃の歯先の摩耗状態を
作業者が例えば新品のものと比較しながら判断していた
あるいは、特開昭58−22645号公報や特開昭56
−163861号公報などに見られるように、切削加工
中における工具とワークピースとの間に発生する切削温
度を検出したり、工具の振動状態を検出して、これらの
検出値をもとにして工具の寿命予測を行なう方法が知ら
れている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述した従来の鋸刃寿命の予測は、作業者の
経験と勘に頼ることが多く、正確でかつ確実な寿命予測
となっていない。したがって、難削材の切削加工には使
用できない鋸刃てあっても、易削材の切削加工には使用
できる可能性もあり鋸刃の寿命の予測や判断は非常に難
しいという問題があった。
また、切削加工中における切削温度や工具の振動状態を
検出し、これらの検出値をもとに工具の寿命を予測する
のもまた完全なものでなく、工具の寿命予測は非常に難
かしいという問題があった。
さらに、省人化、無人化が進んだ最近では、鋸盤の独自
判断て鋸刃の寿命を予11111することが必要となっ
てきた。
この発明の目的は、上記問題点を改善し、かつ必要性か
ら、鋸刃てワークピースに切削加工を行なったときに、
自動的に鋸刃の消耗割合あるいは次に切断するワークピ
ースの寿命までに切断できる断面積を求め、これらの値
を基にして鋸刃の寿命をT−filするようにした鋸刃
の寿命予測方法およびその装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、鋸盤でワーク
ピースの切削加工を行なったときに、予めワークピース
の材質毎にファイルされた消耗係数から選択された材質
の消耗係数にその切断面積を積算して、その積算値の総
和を材質によらない基準となる断面積て除算して鋸刃の
消耗割合を求め、この消耗割合により鋸刃の寿命を予測
する方法である。
また、この発明は、鋸盤てワークピースの切削加工を行
ったときに、予め設定された材質によらない基準となる
行つたときに、予めワークピースの材質毎にファイルさ
れた消耗係数より選択された材質の消耗係数にその切断
面積を積算した積算値の総和を減算し、その減算値を次
に切断するワークピースの材質による消耗係数で除算し
て次に切断するワークピースの寿命までに切断できる断
面積を求めて、この求めた断面積により鋸刃の寿命を予
測する方法である。
さらに、この発明は、ワークピースに鋸刃で切削加工を
行なう鋸盤にして、予めワークピースの材質毎にファイ
ルされている消耗係数・ファイルと、予め材質によらな
い基準となる断面積を記憶しておく基準断面積・メモリ
と、前記消耗係数・ファイルにファイルされているワー
クピースの材質毎の消耗係数から選択された材質の消耗
係数にその切断面積を積算した積算値の総和を前記基準
断面積・メモリに記憶されている基準となる断面積で除
算して鋸刃の消耗割合を演算処理する演算処理装置と、
この演算処理装置で演算処理された鋸刃の消耗割合を基
に鋸刃の寿命を予測するためこの鋸刃の消耗割合を出力
する出力装置とを備えて鋸刃の寿命予測装置を構成した
あるいは、この発明は、ワークピースに鋸刃で切削加工
を行なう鋸盤にして、予めワークピースの材質毎にファ
イルされている消耗係数・ファイルと、予め材質によら
ない基準となる断面積を記憶しておく基準断面積・メモ
リと、この基準断面積・メモリに記憶されている基準と
なる行つたときに、前記消耗係数、ファイルにファイル
された消耗係数より選択された材質の消耗係数にその切
断面積を積算した積算値の総和を減算し、その減算値を
次に切断するワークピースの材質による消耗係数で除算
して次に切断するワークピースの寿命まで切断できる断
面積を演算処理する演算処理装置と、この演算処理装置
で演算処理された次に切断するワークピースの寿命まで
切断できる断面積を基に鋸刃の寿命を予測するためこの
断面積を出力する出力装置とを備えて鋸刃の寿命予測装
置を構成した。
(作用) この発明の鋸刃の寿命予測方法およびその装置を採用す
ることにより、鋸盤でワークピースの切削加工を行なっ
たときに、消耗係数・ファイルに予めワークピースの材
質毎の消耗係数がファイルされているからある指定され
た材質の消耗係数が選択される。この選択された消耗係
数と、その材質の切断面積と、基準断面積・メモリに記
憶されている基準となる断面積がそれぞれ演算処理装置
に取込まれる。
演算処理装置では、′選択された消耗係数に切断面積を
積算して、その積算値の総和を基準となる断面積で除算
して鋸刃の消耗割合が演算処理される。この鋸刃の消耗
割合が出力装置に出力されるから、作業者はこの鋸刃の
消耗割合を基にして鋸刃の寿命が予測される。
また、ワークピースに鋸刃で切削加工を行なったときに
、消耗係数・ファイルに予めワークピースの材質毎の消
耗係数がファイルされているからある指定された材質の
消耗係数が選択される。この選択された消耗係数と、そ
の材質の切断面積と、基準断面積・メモリに記憶されて
いる基準となる断面積がそれぞれ演算処理装置に取込ま
れる。
演算処理装置では、基準となる行つたときに、消耗係数
に切断面積を積算した積算値の総和を減算し、その減算
値を次に切断するワークピースの材質による消耗係数で
除算して次に切断するワークピースの寿命までに切断で
きる断面積が演算処理される。この次に切断するワーク
ピースの寿命までに切断できる断面積が出力装置に出力
されるから、作業者はこの次に切断できるワークピース
の寿命までに切断できる断面積を基にして鋸刃の寿命が
予測される。
このように、鋸刃の消耗割合あるいは次に切断できるワ
ークピースの寿命までに切断できる断面積を自動的に演
算処理し、これらを基にして作業者は鋸刃の寿命を予測
することができる。延いては鋸盤における省人化、無人
化に適合される。
(実施例) 第1図を参照するに、本実施例においては、この発明を
実施する望ましい鋸盤として横型の帯鋸盤1を例示する
けれども、鋸盤としては竪型の帯鋸盤や丸鋸盤等におい
ても容易に実施可能である。 横型帯鋸盤1の主要な構
成は既に公知であるので、第1図には鋸盤1を概略的に
図示し、本実施例に係る構成について概略的に説明する
鋸盤1におけるベース3上には、ワークピースWを挾持
固定自在のバイス装置5が装着しであると共に、切削工
具としての鋸刃7を備えたカッティングヘッド9が上下
動自在に設けられている。
より詳細には、本実施例においては、カッティングヘッ
ド9はヒンジビン11を介して上下に回動自在に支承さ
れており、このカッティングヘッド9を上下動するため
に、前記ベース3に装着した昇降用油圧シリンダ13の
ピストンロッド15がカッティングヘッド9に枢支連結
しである。したがって、上記昇降用油圧ンリンダ13に
圧油を供給することによりカッティングヘッド9が上昇
され、昇降用油圧シリンダ13から圧油を排出すること
によりカッティングヘッド9が上昇位置から下降される
。この際、油圧回路(図示省略)における流量制御弁(
図示省略)を適宜に制御して、昇降用油圧シリンダ13
から排出される圧油の排出量を制御することにより、カ
ッティングヘッド9の下降速度、換言すればワークピー
スWに対する鋸刃7の切込み速度を制御することができ
る。
上述のごとく、切込み速度を制御 昇降用油圧シリンダ13には切込み制御装置17が接続
しである。この切込み制御装置17は、制御装置19に
おける中央処理装置(CPU)21こ接続してあり、C
PU21から人力されるデータに基づいて流量制御弁を
制御し、切込み制御するよう構成しである。
前記ワークピースWに対する鋸刃7の切込み位置を検出
するために、切込み位置検出装置23が設けられている
。すなわちこの実施例においては、前記ヒンジビン11
にセクターギア25が取付けてあり、このセクターギア
25には、ロータリーエンコーダ27におけるギアが噛
合しである。そして、上記ロータリーエンコーダ27は
、インタフェース29を介して前記CPU21に接続し
である。
したがって、カッティングヘッド9の上下動に連動して
ロータリーエンコーダ27が回転されるので、ロータリ
ーエンコーダ27から出力されるパルス数を計数し、適
宜に演算処理することにより、カッティングヘッド9の
上下動位置、すなわちワークピースWに対する鋸刃7の
切込み位置を正確に検出することができる。
前記カッティングヘッド9には、鋸刃7を掛回するため
の駆動ホイール31が駆動軸33を介して回転自在に支
承されると共に、従動ホイール35か従動軸37を介し
て回転自在に支承されている。したがって、駆動ホイー
ル31を適宜に駆動して、鋸刃7を走行駆動せしめると
共に、前述したようにカッティングヘッド9を下降して
ワークピースWに幻して鋸刃7が切込みを行なうことに
より、ワークピースWの切断加工が行なわれる。
上記駆動ホイール31を回転駆動するために、駆動軸3
3はベルト伝動機構のごとき伝動機構39を介してサー
ボモータ41の出力軸43と連動連結しである。上記サ
ーボモータ41の回転を制御して鋸刃7の移動速度(切
削速度)を制御するために、サーボモータ41には回転
制御装置45か接続しである。この回転制御装置45は
前記CPU2 1に接続してあり、CPU21から人力
される制御データに基づいてサーボモータ41の回転を
制御するよう構成しである。
前記鋸刃7によるワークピースWの切削時における切削
抵抗の主分力(鋸刃7の走行方向の切削抵抗)を検出す
るために、前記サーボモータ41の出力軸43には回転
センサ47が設けられており、この回転センサ47は、
インタフェース4つを介してCPU21に接続しである
したがって、鋸刃7によりワークピースWの切削を行な
っているときに、切削抵抗の変化によりサーボモータ4
lの回転数が変化すると、この回転数の変化が回転セン
サ47によって検出される。
そして、回転センサ47からは切削抵抗の主分力に応じ
た信号か出力され、インタフェース49を介してCPU
21に入力されるので、適宜に演算処理することにより
、切削抵抗の主分力が検出される。
切削抵抗の主分力を検出するには、上記回転センサ47
に代えて、電流計又は電力計あるいはトルク検出計のご
とき検出器51をサーボモータ41に適宜に接続し、こ
の検出器51をインタフニス53を介してCPU21に
接続する構成としても良いものである。
前記従動ホイール35の従動軸37は、駆動ホイール3
1に対して接近離反する方向へ移動可能なスライドベー
ス55に支承されており、このスライドベース55はカ
ッティングベツド9に装着した流体圧シリンダ57に接
続しである。したがって、上記流体圧シリンダ57に作
動流体を供給して従動ホイール35を駆動ホイール31
から離反すべく付勢することにより、鋸刃7に適宜の張
力を付与することができる。
鋸刃7の張力を制御するために、前記流体圧シリンダ5
7にはテンション制御装置59が接続してあり、このテ
ンション制御装置59は前記CPU21に接続しである
。このテンション制御装置59は、CPU21からの制
御データに基いて、前記流体圧シリンダ57へ供給され
る作動流体の圧力を制御して、鋸刃7の張力を制御する
ように構成されている。
また、上記流体圧シリンダ57にはテンションセンサ6
1が接続してあり、このテンションセンサ61はインタ
フェース63を介してCPU21に接続しである。上記
テンションセンサ61は、例えば圧力センサ等よりなる
ものであって、流体圧シリンダ57内の圧力を検出する
ことにより、鋸刃7の張力を検出するものである。した
がって、鋸刃7の張力を適正な張力に制御することがで
き、鋸刃7の過張力による鋸刃7の破断や、鋸刃7の張
力不足によるワークピースWの切曲り等を防止すること
ができる。
さらに前記鋸盤1には、鋸刃7がワークピースWを切削
する切削領域において鋸刃7の歯先を垂直下方向へ向け
て案内する鋸刃ガイド65が設けられている。
鋸刃ガイド65には、鋸刃7を挾持して案内する側面ガ
イド(図示省略)が設けられていると共に、鋸刃7の背
面を案内支持するローラを備えた背面押え部材67が上
下動可能に設けられている。
この背面押え部材67は、鋸刃7の背面に当接されてい
る。上記背面押え部材67の上面には昇降ロッド71が
連結してあり、この昇降ロッド71の上端部には、例え
ば圧電素子、ロードセル等のごとき背分力検出センサ7
3が設けられている。
この背分力検出センサ73は、インタフェース75を介
してCPU21に接続しである。
したがって、ワークピースWを切削すべく、前述したよ
うにカッティングヘッド9を下降せしめると、鋸刃7に
よるワークピースWの切削時における切削抵抗の背分力
が検出できる。
なお、切削抵抗の背分力は、前記昇降用シリンダ13に
圧力計77を接続し、この圧力計77をインタフェース
7つを介してCPU21に接続する構成としても検出す
ることができる。
さらに前記鋸刃ガイド65には、切曲り検出装置81が
設けられていると共に撓みセンサ83が設けられている
。上記切曲り検出装置81および撓みセンサ83は、そ
れぞれインタフェース85゜87を介してCPU21に
接続しである。
上記切曲り検出装置81は、ワークピースWの切削時に
おける鋸刃7の前後方向(第1図において紙面に垂直な
方向)の湾曲を検出して切曲り量を検出するものである
。また撓みセンサ83は、鋸刃7の背面側への湾曲を検
出するもので、この撓みセンサ83を使用することによ
っても切削抵抗の背分力を検出することができる。
さらに前記鋸盤1には、鋸刃7によるワークピースWの
切削状態を検出するために、工具摩耗測定器89、面粗
さ測定器91、振動センサ93、騒音センサ95および
非接触型温度センサ97が設けられ、それぞれインタフ
ェース99,101103.105および107を介し
てCPU21に接続しである。
前記工具摩耗測定器8つは、例えばCCDカメラが使用
可能である。この場合、新しい鋸刃7の歯先の形状を予
め撮像しておき、次回に撮像した歯先の形状と比較する
ことにより、歯先の摩耗量を測定できるものである。な
お、鋸刃7の歯先をCCDカメラてもって撮像するとき
には、鋸刃7を停止することが望ましいけれども、高速
度カメラを使用する場合には、鋸刃7を走行せしめた状
態においても撮像可能である。
面粗さ測定器91は、ワークピースWの切断面に直接接
触して面粗さを測定するもので、ワークピースWを切断
し、切断片を除去した後に、例えばカッティングヘッド
9からワークピースWの切断面に対応する位置に下降さ
れるものである。この而粗さA11l定器91としては
、測定子がワークビスWの切断面に接触自在であれば良
いものであり、例えば差動トランス等を使用することも
可能である。またこの面粗さ測定器91によってワーク
ピースWの切断面をなぞることにより、切曲り量を検出
することも可能である。
振動センサ93は、鋸刃7によるワークピースWの切削
時における振動の変化を検出すれば良いものであり、適
宜型式の振動計を使用することができるが、その装着位
置は、鋸刃7によるワークピースWの切削位置に近接し
たハイス装置5が望ましい。
騒音センサ95は、鋸刃7によるワークピースWの切削
時における切削部の騒音の変化を検出できれば良いもの
であるが、指向性のあるマイクロホンであることが望ま
しい。
非接触型温度センサ97は、例えば切削部を使用せずに
ワークピースWを数■の厚さに切断するようなときに、
ワークピースWの切削部における温度を検出することの
できる赤外線センサであることが望ましい。
なお、ワークピースWの被削性は、切削抵抗の背分力や
、主分力を検出する代りに、所定の切削条件で所定位置
に達したときにおける鋸刃7の歯先の摩耗量を工具摩耗
量測定器8つにより測定することによっても検出可能で
ある。
また、ワークピースWの被削性は、所定の切削条件で切
削開始位置から所定位置に至るまでの切削時間を、CP
U21に接続した時計109によって計時することによ
っても検出できる。
ところで、第1図に示すように、CPU21には、ワー
クピースWの材質、形状その他を入力するためのキーボ
ードのごとき入力装置111が接続しであると共に、測
定された背分力、主分力や、鋸刃の消耗割合あるいは次
に切断するワークピースの寿命までに切断できる断面積
などのデータを表示するCRT等の出力装置113が接
続しである。さらにCPU21には、ワークピースWの
材質毎による消耗係数Cnが予め設定されて消耗係数・
ファイル115にファイルされている。ワークピースW
の基準材質の寿命までの基準断面積A、か予め設定され
て基準断面積・メモリ117に記憶されている。この消
耗係数・ファイル115、基準断面積・メモリ117は
それぞれ前記CPU21に接続されている。
一般に、帯鋸刃7の寿命はワークピースWの材質による
所が大きい。例えばワークピースWが材質545C12
0φである場合、10〜15万C−の断面積が1本の帯
鋸刃7で切断できる。しかし、7−クビースWが材質5
US304.200φである場合、25〜4万C−の断
面積が1本の帯鋸刃7で切断できる程度である。したが
って、545C,200φに換算すると、4倍(−10
/25万)の消耗があると考えてよいことになる。
このようにして、ワークピースWの各材質毎に消耗係数
Cnを予め調べて前記消耗係数・ファイル115にファ
イルし、データベース化されている。
前記CPU21には第1演算処理装置119が接続され
ており、この第1演算処理装置119で帯鋸刃7の消耗
割合(%)が演算処理される。すなわち、前記消耗係数
・ファイル115にファイルされている消耗係数から指
定された材質により選択された消耗係数Cnと、基準断
面積・メモリ117に記憶されている基準断面積A、と
が第1演算処理装置119にそれぞれ取込まれると共に
、鋸盤1で切断したワークピースWの指定された材質に
実際の切断面積Anが上述した各センサて検出された値
を基にして求められて第1演算処理装W119に取込ま
れる。
この第1演算処理装置119では、次式により帯鋸刃7
の消耗割合(%)が演算処理される。
消耗割合(%)− 上記(1)において、消耗割合(%)が0に近い場合、
まだ帯鋸刃7の消耗が少なく、100に丘場合、帯鋸刃
7の消耗が多いことになる。
したがって、上記(1)式により、第1演算処理装置1
19で演算処理された帯鋸刃7の消耗割合(%)が出力
装置113に出力され、例えばCRTなどの表示装置に
表示されるから、作業者は表示装置に表示された帯鋸刃
7の消耗割合(%)を見ることにより、現在使用してい
る帯鋸刃7の交換時期を知ることができると共に寿命状
態を予測し、未然に加工不良を防止し、鋸盤1を停止さ
せることができる。しかも、帯鋸刃7での消耗割合(%
)がほとんど100に近ければ、帯鋸刃7の交換が行な
われる。延いては、鋸盤1の省人化、無人化に適合され
ることになる。
前記CPU21には第2a算処理装置121が接続され
ており、この第2S算処理装置121で次に切断するワ
ークピースWの寿命までに切断できる総断面積Aが演算
処理される。すなわち、前記消耗係数・ファイル115
にファイルされている消耗係数から指定された材質によ
り選択された消耗係数Cnと、基準断面積、メモリ11
7に記憶されている基準断面積A、とが第2演算処理装
置121にそれぞれ取込まれると共に、鋸盤1で切断し
たワークピースWの指定された材質に実際の切断面積A
nが上述した各センサで検出された値を基に求められて
第2演算処理装置121に取込まれる。さらに、次に切
断するワークピースWの消耗係数Ck、断面積Akが、
消耗係数・ファイル1154、人力装置111から第2
演算処理装置121に取込まれる。
この第2演算処理装置121では、次式により次に切断
するワークピースWの寿命までに切断できる総断面積A
ならびに寿命までに切断個数Nが演算処理される。
N=(Aa+  −Σ: Cn −An)/Ck −A
k・・・(3) したがって、上記(2)式あるいは(3)式により、第
2演算処理装置121て演算処理された、次に切断する
ワークピースWの寿命までに切断できる総断面積Aなら
びに寿命までの切断個数Nが出力装置113から出力さ
れ、例えばCRTなどの表示装置に表示されるから、作
業者は表示装置に表示された総断面積Aならびに切断個
数Nを見ることよって、現在使用している帯鋸刃7の寿
命を予測することができる。
なお、この発明は、前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。例えば、本実施例では鋸盤として
横型帯鋸盤を例にして説明したが、竪型帯鋸盤や丸鋸盤
などの鋸盤にも適応可能であると共に、自動工具交換装
置付鋸盤を使用すれば、鋸刃の交換時期を知ることによ
り、自動的に鋸刃の自動交換を行なうことができる。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
発明によれば、鋸盤てワークピースの切削加工を行なっ
たときに、消耗係数・ファイルに予めワークピースの材
質毎の消耗係数がファイルされているからある指定され
た材質の消耗係数が選択される。この選択された消耗係
数と、その材質の切断面積と、基準断面積・メモリに記
憶されている基準となる断面積がそれぞれ演算処理装置
に取込まれる。
演算処理装置では、選択された消耗係数に切断面積を積
算して、その積算値の総和を基準となる断面積で除算し
て鋸刃の消耗割合が演算処理される。この鋸刃の消耗割
合が出力装置に出力されるから、作業者はこの鋸刃の消
耗割合を基にして鋸刃の寿命を予測することができる。
また、ワークピースに鋸刃て切削加工を行なったときに
、消耗係数・ファイルに予めワークピースの材質毎の消
耗係数がファイルされているからある指定された材質の
消耗係数が選択される。この選択された消耗係数と、そ
の材質の切断面積と、基準断面積・メモリに記憶されて
いる基準となる断面積がそれぞれ演算処理装置に取込ま
れる。
演算処理装置では、基準となる行つたときに、消耗係数
に切断面積を積算した積算値の総和を減算し、その減算
値を次に切断するワークピースの材質による消耗係数で
除算して次に切断するワークピースの寿命までに切断で
きる断面積が演算処理される。この次に切断するワーク
ピースの寿命までに切断できる断面積か出力装置に出力
されるから、作業者はこの次に切断できるワークピース
の寿命までに切断−Cきる断面積を基にして鋸刃の寿命
を予測することができる。
このように、鋸刃の消耗割合あるいは次に切断できるワ
ークピースの寿命までに切断できる断面積を自動的に演
算処理し、これらを基にして作業者は鋸刃の寿命を予測
することができる。延いては鋸盤における省人化、無人
化に適合されることになる。
4 図面の簡ff1n I4説明 第1図はこの発明を横型帯鋸盤に実施した場合を示し、
帯鋸盤を概略的に示すと共に制御系をブロフク化して示
した概念的な構成ブロック図である。
1・・・横型帯鋸盤 19・・制御装置21  CPU
   111・・人力装置113・・出力装置 115
・・・消耗係数・ファイル17・・・基準断面積・メモ 19・・・第1演算処理装置 21・・・第2演算処理装置 す

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋸盤でワークピースの切削加工を行なったときに
    、予めワークピースの材質毎にファイルされた消耗係数
    から選択された材質の消耗係数にその切断面積を積算し
    て、その積算値の総和を材質によらない基準となる断面
    積で除算して鋸刃の消耗割合を求め、この消耗割合によ
    り鋸刃の寿命を予測することを特徴とする鋸刃の寿命予
    測方法。
  2. (2)鋸盤でワークピースの切削加工を行ったときに、
    予め設定された材質によらない基準となる断面積から、
    予めワークピースの材質毎にファイルされた消耗係数よ
    り選択された材質の消耗係数にその切断面積を積算した
    積算値の総和を減算し、その減算値を次に切断するワー
    クピースの材質による消耗係数で除算して次に切断する
    ワークピースの寿命までに切断できる断面積を求めて、
    この求めた断面積により鋸刃の寿命を予測することを特
    徴とする鋸刃の寿命予測方法。
  3. (3)ワークピースに鋸刃で切削加工を行なう鋸盤にし
    て、予めワークピースの材質毎にファイルされている消
    耗係数・ファイルと、予め材質によらない基準となる断
    面積を記憶しておく基準断面積・メモリと、前記消耗係
    数・ファイルにファイルされているワークピースの材質
    毎の消耗係数から選択された材質の消耗係数にその切断
    面積を積算した積算値の総和を前記基準断面積・メモリ
    に記憶されている基準となる断面積で除算して鋸刃の消
    耗割合を演算処理する演算処理装置と、この演算処理装
    置で演算処理された鋸刃の消耗割合を基に鋸刃の寿命を
    予測するためこの鋸刃の消耗割合を出力する出力装置と
    、を備えてなることを特徴とする鋸刃の寿命予測装置。
  4. (4)ワークピースに鋸刃で切削加工を行なう鋸盤にし
    て、予めワークピースの材質毎にファイルされている消
    耗係数・ファイルと、予め材質によらない基準となる断
    面積を記憶しておく基準断面積・メモリと、この基準断
    面積・メモリに記憶されている基準となる断面積から、
    前記消耗係数・ファイルにファイルされた消耗係数より
    選択された材質の消耗係数にその切断面積を積算した積
    算値の総和を減算し、その減算値を次に切断するワーク
    ピースの材質による消耗係数で除算して次に切断するワ
    ークピースの寿命まで切断できる断面積を演算処理する
    演算処理装置と、この演算処理装置で演算処理された次
    に切断するワークピースの寿命まで切断できる断面積を
    基に鋸刃の寿命を予測するためこの断面積を出力する出
    力装置と、を備えてなることを特徴とする鋸刃の寿命予
    測装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022000324A (ja) * 2020-06-18 2022-01-04 コイロ ベズィッツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー エーデーファウ−ディーンストライストゥングス コマンデイトゲゼルシャフト 鋸ベルトの残余寿命を予測する方法およびベルト鋸機

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JP2022000324A (ja) * 2020-06-18 2022-01-04 コイロ ベズィッツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー エーデーファウ−ディーンストライストゥングス コマンデイトゲゼルシャフト 鋸ベルトの残余寿命を予測する方法およびベルト鋸機

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