JPH03220086A

JPH03220086A - コンテナー甲板積み装置

Info

Publication number: JPH03220086A
Application number: JP1576390A
Authority: JP
Inventors: Masanobu Kori; 正信郡
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1990-01-25
Filing date: 1990-01-25
Publication date: 1991-09-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は船舶におけるコンテナー甲板積み装置に関する
。

〔従来の技術〕

コンテナーの甲板積み荷役としては、従来、例えば、第
７図斜視図に示すように、クレーンで１個ずつ積込んだ
複数のコンテナー０１を倉０１１０２上に固定金具０３
を介してそれぞれ固定したのち、それ等コンテナー固定
手段に積重ね金具０４，０５を介して別のコンテナーＯ
１をそれぞれ積重ね、更にそれ等コンテナーＯ１の最上
段の頂部を互いにターンバックル０６を介して連結する
ことが知られている。

また、第８回正面図に示すように、ラッシング金物のロ
ッド０７を併用するものも知られている。

しかしながら、このような手段では、下記のような欠点
がある。

ｆｉ＋　　コンテナー０１を１個ずつクレーンで倉口Ｍ
Ｏ２上に積重ねるので、荷役時間が嵩む。

（２）　　最下段のコンテナ、−０１を倉口蓋０２に連
結したり、各コンテナーＯ１を互いに連結する作業は、
上記各種金具をそれぞれ作業員が主として高所作業で取
付けるので、荷役時間が嵩むとともに、労力を必要とし
、更に安全上も問題がある。

（３）　　特に、高速船ではコンテナー０１を扱う際に
、上記（１１及び（２）の理由で荷役時間の占める割合
が大きくなるので、船の運航採算性が著しく悪化する。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
荷役時間の短縮と、荷役作業の書入省力及び安全を図る
コンテナー甲板積み装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そのために、本発明は甲板上に縦設され縦列された複数
の車輪付きコンテナーを縦方向に移動することができる
レールと、上記各コンテナーの底部にそれぞれ取付けら
れた受け金物と、上記各受け金物を一斉に上甲板にロッ
クするコンテナー固定手段とを具えたことを特徴とする
。

〔作用〕

上述の構成により、荷役時間の短縮と、荷役作業の書入
省力及び安全を図るコンテナー甲板積み装置を得ること
ができる。

〔実施例〕本発明を高速船に適用した一実施例を図面について説明
すると、第７〜８図と同一の符番はそれぞれ同図と同一
の部材を示し、まず、第１図側面図及び第２開平面図に
おいて、１は上甲板２の前端部に船橋構造３が突設され
た１層甲板型高速船、４は上甲板２に布設され船橋構造
３の直後から船尾端に亘って延びる複数対のレール、５
は各レール４の前端にそれぞれ突設された車輪止め、６
は１対のレール４に沿って転動する複数の車輪７が底面
に突設された複数の車輪付きコンテナー（以下コンテナ
ーという）８はコンテナー６の前端に水平に突設された
防衝材、９は各コンテナー６下方の上甲板２の下側にそ
れぞれ２個宛て立設された複数の油圧シリンダー　１０
．１１はそれぞれ船体前部に設けられた油圧ポンプ１２
と各油圧シリンダー９の上部、下部ボートとを接続する
油圧管路で゛ある。

次に、第６図部分側面図及び第４図部分斜視図において
、１３は油圧シリンダー９の上部のピストンロフトで、
その上端部は二叉状に分岐され、各上端にはそれぞれ左
右１対の下向き爪１４を有するロック部材１５が突設さ
れている。

１６はそれぞれコンテナー６の底面前後に左右一対的に
突設され、それぞれ対向するＬ型鋼により形成された下
向き溝状の受け金物で、それはロック部材１５を内挿で
きる形状となっている。１７は受け金物１６のＬ型鋼の
フランジ面に穿設された爪孔である。

更に、第６図部分側面図において、１８は上甲板２に溶
着された甲板貫通金物１９とピストンロッド１３との間
に嵌め込まれたオイルレスブツシュ、２０は上端が上甲
板２を貫通するピストンロフト１３の上部に複数のポル
ト２１を介して固着され、下端が上甲板２の上面に複数
のスタッドボルト２２を介して固定されたラバ製蛇腹式
ブーツ、２３はピストンロッド１３の甲板貫通金物１９
を貫通する位置の若干上方に突設されたフランジ状スト
ッパーである。

このような装置において、主として第１図に示すように
、コンテナー６を高速船ｌに甲板積みするには、高速ｖ
ｉ１が船尾端を岸壁側に当接し、レール４と岸壁側レー
ルとを接続し、油圧ポンプ１２から油圧管路１１を経て
各油圧ンリンダー９の下部にそれぞれ油圧を供給してピ
ストンロフト１３を伸長したのち、岸壁側レールに並べ
られていた複数のコンテナー６の最後端を岸壁側から押
すことにより移動させる。最前端のコンテナー６が、第
６図部分側面図に示すように、車輪止め５に当接すると
、第３図に示すように、ロック部材１５に受け金物１６
が外挿する。

続いて、油圧ポンプ１２から油圧管路１０を経て各油圧
シリンダー９の上部にそれぞれ油圧を供給してピストン
ロッド１３を縮長して、第４図に示す下向き爪１４を爪
孔１７に嵌合することにより、コンテナー６を上、甲Ｆ
ｉ、２に固定する。

なお、コンテナー６を高速船ｌから陸揚げするには、上
記の逆の手順により行うが、コンテナー６の移動はその
最前端のもの芝岸壁側ウインチからローブを介して引く
ことにより行う。

このような装置によれば、下記効果が奏せられる。

ｉｌ＋　　岸壁のレールと高速船のレールとの間で複数
のコンテナーを一度に積み下ろしできるので、荷役時間
が短縮され、したがって船の採算性が向上する。

（２）　　複数のコンテナーは１段の甲板積みであると
ともに、それ等の甲板への固定は油圧プリンダーを利用
した一斉自動嵌脱ロツクにより行われるので、作業員の
高所作業及び肉体労働が不要となり、従って作業が安全
化、省力化及び迅速化する。

（３）　　特に、荷役時間が極端に短縮されるので、海
外近隣諸国からの高速船による生鮮食品等の海上コンテ
ナー輸送が可能となり、従ってその経済効果は著しい。

〔発明の効果〕

要するに本発明によれば、甲板上に縦設され縦列された
複数の車輪付きコンテナーを縦方向に移動することがで
きるレールと、上記各コンテナーの底部にそれぞれ取付
けられた受け金物と、上記善愛は金物を一斉に上甲板に
ロックするコンテナー固定手段とを具えたことにより、
荷役時間の短縮と、荷役作業の省人省力及び安全を図る
コンテナー甲板積み装置を得るから、本発明は産業上極
めて有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を高速船に適用した一実施例を示す側面
図、第２図は第１図の平面図、第３図は第１図の■−ｍ
に沿った部分断面図、第４図は第３図の受け金物を示す
部分拡大斜視図、第５図は第３図のピストンロンド上甲
板貫通部を示す部分拡大断面図、第６図は第１図■部の
拡大図である。第７図は公知のコンテナー甲板積み装置を示す斜視図、
第８図は第７図と異なる公知のコンテナー甲板積み装置
を示す正面図である。ｌ・・・高速船、２・・・上甲板、３・・・船橋構造、
４・・・レール、５・・・車輪止め、６・・・車輪付き
コンテナー（コンテナー）　　７・・・車輪、８・・・
防衝材、９・・・油圧シリンダー　１０．１１・・・油
圧管路、１２・・・油圧ポンプ、１３・・・ピストンロ
ンド、１４・・・下向き爪、１５・・・ロック部材、１
６・・・受け金物、１７・・・爪孔、１８・・・オイル
レスブツシュ、１９・・・甲板貫通金物、２０・・・蛇
腹式ブーツ、２１・・・ボルト、２２・・・スタッドボ
ルト、２３・・・ストッパー第７図１新り鮒第２図

Claims

【特許請求の範囲】

甲板上に縦設され縦列された複数の車輪付きコンテナー
を縦方向に移動することができるレールと、上記各コン
テナーの底部にそれぞれ取付けられた受け金物と、上記
各受け金物を一斉に上甲板にロックするコンテナー固定
手段とを具えたことを特徴とするコンテナー甲板積み装
置。