JPH032195Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH032195Y2 JPH032195Y2 JP8476286U JP8476286U JPH032195Y2 JP H032195 Y2 JPH032195 Y2 JP H032195Y2 JP 8476286 U JP8476286 U JP 8476286U JP 8476286 U JP8476286 U JP 8476286U JP H032195 Y2 JPH032195 Y2 JP H032195Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition plate
- vertical
- guide groove
- drawer
- guide
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 59
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sheet Holders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、金属製の机やサイドテーブル等に
おける引出の仕切板ガイドに関するものである。
おける引出の仕切板ガイドに関するものである。
従来の技術
図示しないが、従来におけるこの種引出の仕切
板ガイドは、金属製による引出本体の両側縦面部
をその上方で肉厚的な間隔を取つたのちに、この
縦面部を再び内側の下方へ折り返すようにして、
両側位置に二重の縦面部を形成し、この内側の折
り返し縦面部に、プレス加工等の手段を介して多
数の垂直ガイド溝を、直接長手方向に間隔的に設
けるようにして構成されていた。
板ガイドは、金属製による引出本体の両側縦面部
をその上方で肉厚的な間隔を取つたのちに、この
縦面部を再び内側の下方へ折り返すようにして、
両側位置に二重の縦面部を形成し、この内側の折
り返し縦面部に、プレス加工等の手段を介して多
数の垂直ガイド溝を、直接長手方向に間隔的に設
けるようにして構成されていた。
考案が解決しようとする問題点
上記の構成により、従来における引出の仕切板
ガイドには次のような問題点があつた。
ガイドには次のような問題点があつた。
(1) 金属製による引出本体の両側縦面部を二重に
形成して、この内側の折り返し縦面部に、プレ
ス等の打ち抜き手段を介して多数の垂直ガイド
溝を設けていたので、この引出内に書類や冊子
等を収熱した場合、金属板に対する打ち抜き手
段により形成された垂直ガイド溝で上記の書類
や冊子等が損傷する危険性があつた。
形成して、この内側の折り返し縦面部に、プレ
ス等の打ち抜き手段を介して多数の垂直ガイド
溝を設けていたので、この引出内に書類や冊子
等を収熱した場合、金属板に対する打ち抜き手
段により形成された垂直ガイド溝で上記の書類
や冊子等が損傷する危険性があつた。
(2) また仕切板を挿入するガイド溝が垂直方向に
限定されていたので、リーズリーフ等の表紙を
付けた書類や冊子を、見出しが見える状態で引
出内に収納しようとしても、見出しの無い反対
側の薄手部分同士が密接して収納した中の端部
側が斜面状になつてしまい、これによつて見出
しを上下の位置に反対に配置する組合せにしな
いと、安定した状態の収納が困難であつた。
限定されていたので、リーズリーフ等の表紙を
付けた書類や冊子を、見出しが見える状態で引
出内に収納しようとしても、見出しの無い反対
側の薄手部分同士が密接して収納した中の端部
側が斜面状になつてしまい、これによつて見出
しを上下の位置に反対に配置する組合せにしな
いと、安定した状態の収納が困難であつた。
問題点を解決するための手段
この考案は、上記従来技術の問題点を解決する
ものであり、引出本体の両側縦面部とは別体にし
て合成樹脂材等により成形し、かつその内側面に
は垂直ガイド溝の他に傾斜ガイド溝も設けること
により、引出内へ収納した書類や冊子等が損傷す
るのを未然に防止できるうえ、リーズリーフ等の
表紙を付けた書類や冊子でも、その全部を見出し
が見える状態で安定的に収納できる引出の仕切板
ガイドを提供することにある。この考案の特徴と
するところは、引出本体の縦面部の内壁位置に組
着するための収嵌凸堤部を上部側にまた係止片を
下部側にそれぞれ長手方向に形成し、この上下部
間の内側面には仕切板を起立状に挿入するための
垂直ガイド溝を長手方向に間隔的に設けるととも
に、同じ内側面に仕切板を垂直ガイド溝に対して
斜交状の挿入も可能になる傾斜ガイド溝を、上記
垂直ガイド溝との連通により同居状に設けるよう
に成形したことにある。
ものであり、引出本体の両側縦面部とは別体にし
て合成樹脂材等により成形し、かつその内側面に
は垂直ガイド溝の他に傾斜ガイド溝も設けること
により、引出内へ収納した書類や冊子等が損傷す
るのを未然に防止できるうえ、リーズリーフ等の
表紙を付けた書類や冊子でも、その全部を見出し
が見える状態で安定的に収納できる引出の仕切板
ガイドを提供することにある。この考案の特徴と
するところは、引出本体の縦面部の内壁位置に組
着するための収嵌凸堤部を上部側にまた係止片を
下部側にそれぞれ長手方向に形成し、この上下部
間の内側面には仕切板を起立状に挿入するための
垂直ガイド溝を長手方向に間隔的に設けるととも
に、同じ内側面に仕切板を垂直ガイド溝に対して
斜交状の挿入も可能になる傾斜ガイド溝を、上記
垂直ガイド溝との連通により同居状に設けるよう
に成形したことにある。
作 用
上記の構成による引出の仕切板ガイドは、引出
本体の両側縦面部とは別体にして、合成樹脂材等
により成形されているため、内側面に設けられた
各ガイド溝の溝縁が円滑なアール面(円弧面)に
成形されることになる。従つて引出内に書類や冊
子等を収納した際に、各ガイド溝の溝縁でこの書
類や冊子等に損傷を与えるのを確実に防止するこ
とができる。また仕切板を挿入するガイド溝は、
垂直ガイド溝の他に、この垂直ガイド溝に対して
斜交状の挿入も可能になる傾斜ガイド溝が、この
垂直ガイド溝に連通するようにして設けられてい
るため、例えばリーズリーフ等の表紙を付けた書
類や冊子を、見出しが見える状態で引出内に収納
する場合は、あらかじめ仕切板をそれまでの垂直
ガイド溝から傾斜ガイド溝側へ移動させた挿入状
態にして置くと、上記の書類や冊子を引出内へ収
納した際、見出しの無い反対側の薄手部分同士が
密接することでその端部側が斜面状になつても、
傾斜ガイド溝内に挿入した仕切板がこの端部の斜
面部分を、同じような斜面体をもつて安定的に支
持することが可能になる。従つて引出内に収納し
たこの種の書類や冊子における見出しが全部一様
に上面側に配置され、これによつてこの種書類や
冊子の抽出を容易迅速に行うことができる。
本体の両側縦面部とは別体にして、合成樹脂材等
により成形されているため、内側面に設けられた
各ガイド溝の溝縁が円滑なアール面(円弧面)に
成形されることになる。従つて引出内に書類や冊
子等を収納した際に、各ガイド溝の溝縁でこの書
類や冊子等に損傷を与えるのを確実に防止するこ
とができる。また仕切板を挿入するガイド溝は、
垂直ガイド溝の他に、この垂直ガイド溝に対して
斜交状の挿入も可能になる傾斜ガイド溝が、この
垂直ガイド溝に連通するようにして設けられてい
るため、例えばリーズリーフ等の表紙を付けた書
類や冊子を、見出しが見える状態で引出内に収納
する場合は、あらかじめ仕切板をそれまでの垂直
ガイド溝から傾斜ガイド溝側へ移動させた挿入状
態にして置くと、上記の書類や冊子を引出内へ収
納した際、見出しの無い反対側の薄手部分同士が
密接することでその端部側が斜面状になつても、
傾斜ガイド溝内に挿入した仕切板がこの端部の斜
面部分を、同じような斜面体をもつて安定的に支
持することが可能になる。従つて引出内に収納し
たこの種の書類や冊子における見出しが全部一様
に上面側に配置され、これによつてこの種書類や
冊子の抽出を容易迅速に行うことができる。
実施例
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
この考案による引出の仕切板ガイドは次のよう
に構成されている。すなわち第1図および第2図
に示すように、まず仕切板ガイド5を一括体に収
嵌組着するための母体となる引出本体1は金属板
から形成されている。そしてこの引出本体1の両
側部署には、引出の側方外郭となる垂直状の縦面
部2が、底部4に直交する起立状の連面体により
形成されていて、この両側縦面部2の各内側位置
に後記する仕切板10の挿入が可能となる仕切板
ガイド5を一括体に収嵌組着するために、この縦
面部2の上部側には、縦面部2の面板を延長して
内部を中空状に屈曲した形状の横筒部3が長手方
向に形成されている。この場合横筒部3の内側縦
面の下半部は、仕切板ガイド5の上部端を挿入す
るために削除されて、この位置に横筒部3内と連
通する開口部aが長手方向に設けられている。ま
た上記による両側縦面部2の下部側には、底部4
の両側面をこの底部4の中央面よりも一段低くす
ることで、この一段低い部分と原状の底部4とが
交差する位置に若干の縦面を持つ係合角bが長手
方向に形出されている。
に構成されている。すなわち第1図および第2図
に示すように、まず仕切板ガイド5を一括体に収
嵌組着するための母体となる引出本体1は金属板
から形成されている。そしてこの引出本体1の両
側部署には、引出の側方外郭となる垂直状の縦面
部2が、底部4に直交する起立状の連面体により
形成されていて、この両側縦面部2の各内側位置
に後記する仕切板10の挿入が可能となる仕切板
ガイド5を一括体に収嵌組着するために、この縦
面部2の上部側には、縦面部2の面板を延長して
内部を中空状に屈曲した形状の横筒部3が長手方
向に形成されている。この場合横筒部3の内側縦
面の下半部は、仕切板ガイド5の上部端を挿入す
るために削除されて、この位置に横筒部3内と連
通する開口部aが長手方向に設けられている。ま
た上記による両側縦面部2の下部側には、底部4
の両側面をこの底部4の中央面よりも一段低くす
ることで、この一段低い部分と原状の底部4とが
交差する位置に若干の縦面を持つ係合角bが長手
方向に形出されている。
上記による両側縦面部2の内壁位置に一括体に
組着する仕切板ガイド5は次のように形成されて
いる。すなわち第1図と第2図に示すように、こ
の仕切板ガイド5は、合成樹脂材等により成形さ
れていて、引出本体1の縦面部2に密接すること
になる外側面が垂直面に形成されている。そして
この垂直面の上部には、縦面部2の上部側に形成
した横筒部3の内部へその開口部a側からの斜め
の姿勢による挿入が可能となり、かつ挿入後の起
立操作で横筒部3の内側縦面に密接が可能となる
凸堤部6が長手方向に連設されている。また仕切
板ガイド5の下部側すなわち底部にあたる位置に
は、引出本体1の底部4の両側面に形出された若
干の縦面を持つ係合角bに縦面部2側から圧接状
の係合が可能となるように、この下部平面の中途
には若干の縦面を下向けに突出したのち、この位
置から背面側にかけて徐徐に肉厚を減じることで
その断面が鋸歯形となる係止片9が長手方向に形
成されている。
組着する仕切板ガイド5は次のように形成されて
いる。すなわち第1図と第2図に示すように、こ
の仕切板ガイド5は、合成樹脂材等により成形さ
れていて、引出本体1の縦面部2に密接すること
になる外側面が垂直面に形成されている。そして
この垂直面の上部には、縦面部2の上部側に形成
した横筒部3の内部へその開口部a側からの斜め
の姿勢による挿入が可能となり、かつ挿入後の起
立操作で横筒部3の内側縦面に密接が可能となる
凸堤部6が長手方向に連設されている。また仕切
板ガイド5の下部側すなわち底部にあたる位置に
は、引出本体1の底部4の両側面に形出された若
干の縦面を持つ係合角bに縦面部2側から圧接状
の係合が可能となるように、この下部平面の中途
には若干の縦面を下向けに突出したのち、この位
置から背面側にかけて徐徐に肉厚を減じることで
その断面が鋸歯形となる係止片9が長手方向に形
成されている。
上記により凸堤部6と係止片9とを上下に設け
たこの上下部間の内側面には、この仕切板ガイド
5を縦面部2の内壁に密接状に組着した際、この
内側位置に仕切板10を挿入するために次に示す
各ガイド溝7,8がそれぞれ形成されている。す
なわち第2図に示すように、まずこの内側面の縦
方向には仕切板10を起立状に挿入するための垂
直ガイド溝7が、この内側面の上部端からその下
部端に近い位置まで達する長さをもつて長手方向
に間隔的に形成されている。また同じ内側面に仕
切板10を上記の垂直ガイド溝7に対して斜交状
の挿入も可能になるように、所定角度による傾斜
ガイド溝8が、垂直ガイド溝7間に混在しかつこ
の垂直ガイド溝7との連通により、この内側面に
同居状の配置となるようにして形成されている。
この場合傾斜ガイド溝8は、前方側から後方へ降
下状に向けたものと、後方側から前方へ降下状に
向けたものとが、相互にX字形となる交差状のも
とで連通するように配置され、全体として一括体
の仕切板ガイド5に形成されている。
たこの上下部間の内側面には、この仕切板ガイド
5を縦面部2の内壁に密接状に組着した際、この
内側位置に仕切板10を挿入するために次に示す
各ガイド溝7,8がそれぞれ形成されている。す
なわち第2図に示すように、まずこの内側面の縦
方向には仕切板10を起立状に挿入するための垂
直ガイド溝7が、この内側面の上部端からその下
部端に近い位置まで達する長さをもつて長手方向
に間隔的に形成されている。また同じ内側面に仕
切板10を上記の垂直ガイド溝7に対して斜交状
の挿入も可能になるように、所定角度による傾斜
ガイド溝8が、垂直ガイド溝7間に混在しかつこ
の垂直ガイド溝7との連通により、この内側面に
同居状の配置となるようにして形成されている。
この場合傾斜ガイド溝8は、前方側から後方へ降
下状に向けたものと、後方側から前方へ降下状に
向けたものとが、相互にX字形となる交差状のも
とで連通するように配置され、全体として一括体
の仕切板ガイド5に形成されている。
なお第1図および第3図に示す仕切板10は、
垂直ガイド溝7と傾斜ガイド溝8との双方の溝内
へ共通して挿入が可能となるように形成されてい
る。そしてこの仕切板10の頂位には、この仕切
板10を傾斜ガイド溝8へ挿入した際にその落下
を防ぐ拡幅頭部11が付設されている。
垂直ガイド溝7と傾斜ガイド溝8との双方の溝内
へ共通して挿入が可能となるように形成されてい
る。そしてこの仕切板10の頂位には、この仕切
板10を傾斜ガイド溝8へ挿入した際にその落下
を防ぐ拡幅頭部11が付設されている。
上記の構成による仕切板ガイド5を、引出本体
1の両側縦面部2の内壁位置に収嵌組着する場合
は、まずこの仕切板ガイド5の上部凸堤部6をそ
の側毎の横筒部3内へ収嵌するために、この凸堤
部6を開口部aに近づける際、その下部は縦面部
2から離すようにして仕切板ガイド5全体を斜め
の姿勢にする。この状態で上部の凸堤部6を開口
部aから挿入して、この凸堤部6の内側面を横筒
部3の内側面に近接させるように収嵌しながら、
同時にこの凸堤部6を中心にしてそれまで斜めの
状態にしていた仕切板ガイド5を直立体にするよ
うに、この仕切板ガイド5の下部を縦面部2の内
壁に向けて移動すると、この仕切板ガイド5の外
側下部は先行する背面側の肉厚を減じて、底部4
とは摺接しない鋸歯形に形成されているため、こ
の下部は縦面部2の内壁に向けて円滑に進行する
ことができる。そしてこの仕切板ガイド7の背面
が縦面部2の内壁に当接した時点で、上記した下
部の係止片9が、底部4側に形出されている係合
角bに弾発的に係止することになる。従つてこの
仕切板ガイド5を、従来例のように溶着やネジ止
め等の手段を要しないで、容易迅速にその側毎に
おける縦面部2の内壁に一括体に組着することが
できる。
1の両側縦面部2の内壁位置に収嵌組着する場合
は、まずこの仕切板ガイド5の上部凸堤部6をそ
の側毎の横筒部3内へ収嵌するために、この凸堤
部6を開口部aに近づける際、その下部は縦面部
2から離すようにして仕切板ガイド5全体を斜め
の姿勢にする。この状態で上部の凸堤部6を開口
部aから挿入して、この凸堤部6の内側面を横筒
部3の内側面に近接させるように収嵌しながら、
同時にこの凸堤部6を中心にしてそれまで斜めの
状態にしていた仕切板ガイド5を直立体にするよ
うに、この仕切板ガイド5の下部を縦面部2の内
壁に向けて移動すると、この仕切板ガイド5の外
側下部は先行する背面側の肉厚を減じて、底部4
とは摺接しない鋸歯形に形成されているため、こ
の下部は縦面部2の内壁に向けて円滑に進行する
ことができる。そしてこの仕切板ガイド7の背面
が縦面部2の内壁に当接した時点で、上記した下
部の係止片9が、底部4側に形出されている係合
角bに弾発的に係止することになる。従つてこの
仕切板ガイド5を、従来例のように溶着やネジ止
め等の手段を要しないで、容易迅速にその側毎に
おける縦面部2の内壁に一括体に組着することが
できる。
上記の仕切板ガイド5は、金属製による引出本
体1の両側縦面部2とは別体にして、合成樹脂材
等により成形されているため、その内側面に設け
られた各ガイド溝7,8の溝縁が円滑なアール面
(円弧面)に成形されることになる。従つて引出
内に書類や冊子等を収納した際に、上記による各
ガイド溝7,8の溝縁でこの書類や冊子等に損傷
を与えるのを確実に防止することができる。
体1の両側縦面部2とは別体にして、合成樹脂材
等により成形されているため、その内側面に設け
られた各ガイド溝7,8の溝縁が円滑なアール面
(円弧面)に成形されることになる。従つて引出
内に書類や冊子等を収納した際に、上記による各
ガイド溝7,8の溝縁でこの書類や冊子等に損傷
を与えるのを確実に防止することができる。
また仕切板10を挿入するガイド溝は、垂直ガ
イド溝7の他に、この垂直ガイド溝7に対して斜
交状の挿入も可能になる傾斜ガイド溝8が、この
垂直ガイド溝7に連通するようにして設けられて
いるため、例えば図示しないが、リーズリーフ等
の表紙を付けた書類や冊子を、見出しが見える状
態で引出内に収納する場合は、あらかじめ仕切板
10をそれまでの垂直ガイド溝7から傾斜ガイド
溝8側へ移動させた挿入状態にして置くと、上記
の書類や冊子を引出内へ収納した際に、見出しの
無い反対側の薄手部分同士が密接することでその
端部側が斜面状になつても、傾斜ガイド溝8内に
挿入した仕切板10がこの端部の斜面部分を、同
じぐうな斜面体をもつて安定的に支持することが
可能になる。従つて引出内に収納したこの種の書
類や冊子における見出しが全部一様に上面側に配
置され、これによつてこの書類や冊子の抽出操作
を容易迅速に行うことができる。
イド溝7の他に、この垂直ガイド溝7に対して斜
交状の挿入も可能になる傾斜ガイド溝8が、この
垂直ガイド溝7に連通するようにして設けられて
いるため、例えば図示しないが、リーズリーフ等
の表紙を付けた書類や冊子を、見出しが見える状
態で引出内に収納する場合は、あらかじめ仕切板
10をそれまでの垂直ガイド溝7から傾斜ガイド
溝8側へ移動させた挿入状態にして置くと、上記
の書類や冊子を引出内へ収納した際に、見出しの
無い反対側の薄手部分同士が密接することでその
端部側が斜面状になつても、傾斜ガイド溝8内に
挿入した仕切板10がこの端部の斜面部分を、同
じぐうな斜面体をもつて安定的に支持することが
可能になる。従つて引出内に収納したこの種の書
類や冊子における見出しが全部一様に上面側に配
置され、これによつてこの書類や冊子の抽出操作
を容易迅速に行うことができる。
なお上記したガイド溝7,8内へ共通して挿入
する仕切板10は、垂直ガイド溝7の長さに合せ
て形成されているが、この仕切板10を傾斜ガイ
ド溝8内へ挿入した際に、この傾斜ガイド溝8の
長さが垂直ガイド溝7よりも長いため、その落下
を防ぐための拡幅頭部11が頂位に付設されてい
て、この拡幅頭部11が傾斜ガイド溝8の上部溝
口に残置することになる。従つて傾斜ガイド溝8
内へ挿入された仕切板10は規定高さ位置で安定
的に保持されるものである。
する仕切板10は、垂直ガイド溝7の長さに合せ
て形成されているが、この仕切板10を傾斜ガイ
ド溝8内へ挿入した際に、この傾斜ガイド溝8の
長さが垂直ガイド溝7よりも長いため、その落下
を防ぐための拡幅頭部11が頂位に付設されてい
て、この拡幅頭部11が傾斜ガイド溝8の上部溝
口に残置することになる。従つて傾斜ガイド溝8
内へ挿入された仕切板10は規定高さ位置で安定
的に保持されるものである。
さらに上記の仕切板10は、当初からこの引出
に付属されるものだけを使用する必要はない。従
つて例えば傾斜ガイド溝8内に挿入する仕切板1
0を、この傾斜ガイド溝8の長さに合わせて形成
した自家製のものを使用しても良い。その場合は
仕切板10の長さを傾斜ガイド溝8の長さと同じ
にすることで、傾斜ガイド溝8内へ挿入した際に
落下する心配がなくなり、これによつて頂位に付
設する拡幅頭部11を省略できる利点がある。
に付属されるものだけを使用する必要はない。従
つて例えば傾斜ガイド溝8内に挿入する仕切板1
0を、この傾斜ガイド溝8の長さに合わせて形成
した自家製のものを使用しても良い。その場合は
仕切板10の長さを傾斜ガイド溝8の長さと同じ
にすることで、傾斜ガイド溝8内へ挿入した際に
落下する心配がなくなり、これによつて頂位に付
設する拡幅頭部11を省略できる利点がある。
考案の効果
この考案は、引出本体の縦面部の内壁位置に組
着するための収嵌凸堤部を上部側または係止片を
下部側にそれぞれ長手方向に形成し、この上下部
間の内側面には仕切板を起立状に挿入するための
垂直ガイド溝を長手方向に間隔的に設けるととも
に、同じ内側面に仕切板を垂直ガイド溝に対して
斜交状の挿入も可能になる傾斜ガイド溝を、上記
垂直ガイド溝との連通により同居状に設けるよう
に成形したことを特徴とするものである。従つて
この仕切板ガイドは、引出本体の両側縦面部とは
別体に合成樹脂材等により成形することで、引出
内へ収納した書類や冊子等の損傷が未然に防止さ
れ、かつその内側面には垂直ガイド溝の他に傾斜
ガイド溝も設けられていて、リーズリーフ等の表
紙を付けた書類や冊子でも、その全部を見出しが
見える状態で安定的に収納されるため、この種の
書類や冊子等に対する収納保管の機能を大幅に高
めることができる等の効果がある。
着するための収嵌凸堤部を上部側または係止片を
下部側にそれぞれ長手方向に形成し、この上下部
間の内側面には仕切板を起立状に挿入するための
垂直ガイド溝を長手方向に間隔的に設けるととも
に、同じ内側面に仕切板を垂直ガイド溝に対して
斜交状の挿入も可能になる傾斜ガイド溝を、上記
垂直ガイド溝との連通により同居状に設けるよう
に成形したことを特徴とするものである。従つて
この仕切板ガイドは、引出本体の両側縦面部とは
別体に合成樹脂材等により成形することで、引出
内へ収納した書類や冊子等の損傷が未然に防止さ
れ、かつその内側面には垂直ガイド溝の他に傾斜
ガイド溝も設けられていて、リーズリーフ等の表
紙を付けた書類や冊子でも、その全部を見出しが
見える状態で安定的に収納されるため、この種の
書類や冊子等に対する収納保管の機能を大幅に高
めることができる等の効果がある。
第1図はこの考案による仕切板ガイドを縦面部
の内壁位置に収嵌組着した状態を示す縦断面図、
第2図は第1図の矢視図、第3図は同仕切板ガ
イドの各ガイド溝内へ挿入する仕切板を示す側面
図である。 符号の説明、1……引出本体、2……縦面部、
3……横筒部、4……底部、5……仕切板ガイ
ド、6……凸堤部、7……垂直ガイド溝、8……
傾斜ガイド溝、9……係止片、10……仕切板、
11……拡幅頭部、a……開口部、b……係合
角。
の内壁位置に収嵌組着した状態を示す縦断面図、
第2図は第1図の矢視図、第3図は同仕切板ガ
イドの各ガイド溝内へ挿入する仕切板を示す側面
図である。 符号の説明、1……引出本体、2……縦面部、
3……横筒部、4……底部、5……仕切板ガイ
ド、6……凸堤部、7……垂直ガイド溝、8……
傾斜ガイド溝、9……係止片、10……仕切板、
11……拡幅頭部、a……開口部、b……係合
角。
Claims (1)
- 引出本体1の縦面部2の内壁位置に組着するた
めの収嵌凸堤部6を上部側にまた係止片9を下部
側にそれぞれ長手方向に形成し、前記上下部間の
内側面には仕切板10を起立状に挿入するための
垂直ガイド溝7を長手方向に間隔的に設けるとと
もに、同じ内側面に仕切板10を垂直ガイド溝7
に対して斜交状の挿入も可能になる傾斜ガイド溝
8を、前記垂直ガイド溝7との連通により同居状
に設けるように形成したことを特徴とする引出の
仕切板ガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8476286U JPH032195Y2 (ja) | 1986-06-05 | 1986-06-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8476286U JPH032195Y2 (ja) | 1986-06-05 | 1986-06-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS62196044U JPS62196044U (ja) | 1987-12-12 |
JPH032195Y2 true JPH032195Y2 (ja) | 1991-01-22 |
Family
ID=30939553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8476286U Expired JPH032195Y2 (ja) | 1986-06-05 | 1986-06-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH032195Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-05 JP JP8476286U patent/JPH032195Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62196044U (ja) | 1987-12-12 |