JPH03219135A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器

Info

Publication number
JPH03219135A
JPH03219135A JP1121090A JP1121090A JPH03219135A JP H03219135 A JPH03219135 A JP H03219135A JP 1121090 A JP1121090 A JP 1121090A JP 1121090 A JP1121090 A JP 1121090A JP H03219135 A JPH03219135 A JP H03219135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping force
piston
passage
shutter
passages
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1121090A
Other languages
English (en)
Inventor
Sei Watanabe
渡辺 聖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP1121090A priority Critical patent/JPH03219135A/ja
Publication of JPH03219135A publication Critical patent/JPH03219135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両等のサスペンションに用いられる減衰力
調整式油圧緩衝器に関する。
(従来の技術) 従来、車両の走行状態や路面状況に応して減衰力を調整
し、乗り心地や操縦安定性を向上させるために使用され
る減衰力調整式油圧緩衝器か種々提案されている。
この種の減衰力調整式油圧緩衝器には、シリンダ内に、
ピストンロットに連結されたピストンを摺動自在に嵌合
させ、ピストンに、ピストンによって区画されたシリン
ダ内の二つの室を連通ずる連通路を形成し、ピストンの
摺動により連通路内を流動する油液を制御して減衰力を
発生するバルブやオリフィス等からなる減衰力発生機構
を設けるとともに、ピストンロットに前記二つの室を連
通ずるバイパス通路を形成し、このバイパス通路内に複
数種類の流路面積の異なるオリフィスを設け、さらに外
部操作によるバイパス通路の開閉およびバイパス通路内
のオリフィスを選択するためのシャッタを設けたものか
ある。
この油圧緩衝器では、バイパス通路内の流路面積の異な
るオリフィスを選択することによって複数の減衰力特性
か設定されるため、車両の走行状態や路面状況に応して
減衰力特性を調整することかできる。
(発明か解決しようとする課題) しかしながら上記従来の減衰力調整式油圧緩衝器では次
のような問題点を有していた。
上記減衰力調整式油圧緩衝器は、シャッタによりバイパ
ス通路を開けてバイパス通路に設けられたオリフィスを
選択しピストンの低速域におけるオリフィス特性を変え
ることによって減衰力を調整するようにしたものであり
、ピストンの高速域てはパルプによる直線的に増加する
ハルツ特性の減衰力を発生させている。しかし、ピスト
ンの高速域ては車両の姿勢を迅速に安定させるために大
きな減衰力を必要とすることか多く、そのため、ピスト
ンの高速域で減衰力を調整することかできるような油圧
緩衝器か要望されているか、従来のハルツ特性の減衰力
特性ては直線的な増加であるため、この要望に充分に応
えられないという問題点かあった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものて、その目
的とするところは、ピストンの高速域ての減衰力を調整
可能とした油圧緩衝器を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の減衰力調整式油圧緩衝器は1区画された二つの
室間を流路面積の異なる複数種類の連通路て連通させ、
該連通路にシリンダ内のピストンの摺動により連通路内
に生じる油液の流動を制御して減衰力を発生させるハル
ツ機構を設けるとともに、前記連通路を選択的に開閉す
るシャッタを設けたことを特徴とするものである。
(作用) 以上の構成によれば、ハルツ機構によりハルツ特性の直
線的な減衰力が発生された後、ピストンか高速域になる
と連通路により連通路内を流動する油液の流量が絞られ
ることによって二次曲線的に上昇する特性の減衰力か発
生され、シャッタにより流路面積の異なる連通路を適宜
選択することによって、ピストンの高速域において二次
曲線的な減衰力特性を調整することかてきる。
(実施例) つぎに、本発明の実施例を第1図ないし第5図に基づい
て説明する。第1図は要部縦断面図、第2図は第1図の
■−■線断面図、第3図は第1図の■−■線断面図、第
4図は全体縦断面図である。
第4図に示すように、本実施例は複筒式の油圧緩衝器に
本発明を適用したものてあり、シリンダ本体lは内筒(
シリンダ)2と外筒3とから構成され、内筒2内にはピ
ストンリンク4を介装させて摺動自在にピストン5か嵌
合されている。ピストン5は、一端が外部に突出したピ
ストンロット6の他端にナツト7により連結されている
。内筒2と外筒3との間はリザーバ室8となっていて所
定の圧力の気体か封入されており、内筒2内とリザーバ
室8とはボトム側に形成されている絞り孔9によって連
通されている。このリザーバ室8は、ピストンロット6
の内筒2内への進退による内筒2内の油液の増減を補償
するためのものである。
ピストン5は、内筒2内を上室10と下室11の二つの
室に区画している。ピストン5には、上室10と下室1
1とを連通ずる伸び側進通路12と縮み側進通路13,
14.15とか形成されている。そして、縮み側進通路
1:l、14.15は、第3図に示すように、3種類の
異なる流路面積のものが2つずつあり、軸に対称な位置
に同一の流路面積のものが配置されている(本実施例で
は、縮み側進通路13,14.15の順て波路面積か小
さくなるように設定されている)。
ピストン5の下室11例の伸び側進通路12が開口する
個所には環状の凹溝16か形成されており、この凹溝1
6を塞ぐように積層されたディスクバルブ17か配置さ
れている。また、ピストン5の上室10側の縮み側進通
路13,14.15が開口する個所にも環状の凹溝18
か形成されていて、この凹溝18を塞ぐように積層され
たディスクハルツ(ハルツ機構)19か配置されている
。なお、ディスクハルツ17に上室10と下室11とを
常時連通する切り欠きからなるオリフィス通路20(第
1図に図示)を設けてもよい。
つぎに、減衰力を調整するための手段を第1図に基づい
て説明する。
ます、伸ひ行程の減衰力を調整するための手段を説明す
ると、前記ピストンロット6は軸方向に中空孔21か形
成されており、中空孔21の内側に外部操作によって回
転自在な伸び側シャッタ22か設けられている。ピスト
ンロット6には、第2UjJに示すように、中空孔21
内と上室10とを連通ずるための6本の通路23か周回
り方向に配設されており、各通路23には3種類の流路
面積の異なるオリフィス24,25.26か2つずつ配
置されている。そして、軸に対称な位置に同一の流路面
積のものか配置されている(本実施例ては、オリフィス
24,25.26の順て流路面積か小さくなるように設
定されている)。また、通路23内には逆止弁27か設
けられており、この逆止弁27は、上室10から中空孔
21への油液の流動は許容するか、中空孔21から上室
10への油液の流動は規制するものである。
前記伸ひ側シャッタ22には、軸に対称な位置に切り欠
き28か形成されており、この切り欠き28をいずれか
の通路23に一致させることにより、オリフィス24,
25.26のいずれかを介して上室10と中空孔21と
を連通させることかできる。
なお、中空孔21、通路23、オリフィス24,25.
26および後述する通路孔29により上室10と下室1
1とを連通ずるバイパス通路30か構成される。
つづいて、縮み行程の減衰力を調整するための手段を説
明すると、前記伸び側シャッタ22は中空となっており
、内部に外部操作により回転自在なコントロールロット
31か挿通されている。コントロールロッド31の先端
には、有底筒状の縮み側シャッタ32か開口側をピスト
ン5に向けて取り付けられていて、コントロールロット
31により縮み側シャッタ32を外部から回転できるよ
うになっている。縮み側シャッタ32の開口側の端面は
、前記縮み側連通路13,14.15の下室11側の開
口部分を塞ぐようにピストン5に当接している。そして
、第3図に示すように、縮み側シャッタ32の前記端面
には軸に対称に切り欠き33か形成されており、この切
り欠き33をいずれかの縮み側連通路13,14.15
と一致させることにより所望の連通路と下室11とを連
通させることかてきる。なお、第1図中29は中空孔2
1と下室11とを連通ずるための通路孔てあり、34は
縮み側シャッタ32内部と下室11とを連通ずるための
通路孔である。
なお、上記構成において、縮み側連通路13.14.1
5の流路面積は、それぞれディスクバルブ19か開弁し
た後のピストン速度において縮み側連通路13,14.
15内を流動する油液の流量を絞るように大きさか設定
しである。さらに、常時上室10と下室11とを連通ず
るオリフィス通路20か設けられている場合には、各縮
み側連通路13.14.15の流路面積はオリフィス通
路20の流路面積よりも大きく設定しである。
以上の構成に係る減衰力調整式油圧緩衝器の作用を説明
する。
まず、伸び行程時には、伸び側シャッタ22によりバイ
パス通路30を閉しると、ピストン5の低速域てオリフ
ィス通路20による減衰力か発生され、高速域てディス
クバルブ17による減衰力か発生されて大きな減衰力か
得られる。
また、第5図に示すように、伸び側シャッタ22の切り
欠き28をいずれかの通路23と一致させてバイパス通
路30を開けて上室10と下室11とを連通させると、
そのとき選択されたオリフィスと前記オリフィス通路2
0との流路面積の和に相当する流路面積のオリフィスが
発生する減衰力とほぼ同じとなるため、流路面積が大き
いオリフィスはど発生される減衰力は小さくなる。
なお、第7図は減衰力特性を示す図であり、A1はバイ
パス通路30を閉じたときの特性であり、A2はバイパ
ス通路30を開けたときでオリフィス26により上室1
0と下室11を連通させたときの特性、A3は同様にオ
リフィス25により上室10と下室11を連通させたと
きの特性、 A4は同様にオリフィス24により上室1
0と下室11を連通させたときの特性である。このよう
にして、伸び行程時には4つの減衰力特性か設定される
縮み行程時には、伸び側シャッタ22かどの位置てあっ
ても、前記通路23内に設けられた逆止弁27によりバ
イパス通路30を通って下室11から上室lOに油液か
流れることかなく、バイパス通路30か閉した状態とな
っている。そのため、縮み側シャッタ32の位置に応し
て減衰力が調整される。
第6図に示すように、ピストン5の低速域てはオリフィ
ス通路20による減衰力か発生され、ディスクハルツ1
9か開弁した後は、徐々に縮み側進通路13,14.1
5により縮み偏速通路13,14.15内を流動する油
液の流量か絞られて大きな二次曲線的な減衰力か発生さ
れる。そして、流路面積か小さいほど流動する油液の流
量か多く絞られて二次曲線的な大きな減衰力か発生され
る。
なお、第7図の81は下室11と流路面積か最も小さい
縮み側進通路15を連通させたときの減衰力特性、B2
は下室11と縮み側進通路14を連通させたときの減衰
力特性、B3は下室11と縮み側進通路13を連通させ
たときの減衰力特性である。このようにして、縮み行程
時には、ピストン5の高速域において減衰力を変えるこ
とかてき3つの減衰力特性か設定される。
以上説明したように、本実施例では、伸び行程時には、
バイパス通路30の開閉と1バイパス通路30に設けた
オリフィス24,25.26を選択することによって減
衰力を調整するようにし、縮み行程時には、縮み側シャ
ッタ32により流路面積の異なる縮み側進通路13,1
4.15を選択することによって減衰力を調整すること
かできるようにしたため、縮み行程時における減衰力の
調整と伸び側の減衰力の調整とを互いに関係なく独立し
て行なうことかてきる。そのため、従来に比べて減衰力
特性の設定の自由度を大幅に高めることかてき、車両の
走行状態や路面状況等に応して最適な減衰力特性の減衰
力を発生させることかてきる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものてはなく、
例えば、上記実施例ては複筒式の油圧緩衝器に本発明を
適用したか単筒式などの他の形式の油圧緩衝器に適用し
てもよい。
また、L記実施例ては縮み行程における減衰力の調整に
本発明を適用したか、伸び行程における減衰力の調整に
本発明を適用してもよい。
さらに、上記実施例てはピストン5に流路面積の異なる
複数種類の縮み側進通路13,14.15を形成し、縮
み側シャッタ32により縮み側進通路13.14.15
を選択して減衰力を調整しているか、内筒2とリザーバ
室8とを連通ずるボトム側に内筒2とリザーバ室8とを
仕切る仕切部材を設け、この仕切部材に流路面積の異な
る複数種類の連通路とハルツ機構とを配設して、シャッ
タにより連通路を適宜選択して減衰力を調整するように
してもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明は、ピストンの高速域
て連通路により連通路内を流動する油液の流量を絞ぼっ
て発生される二次曲線的に上昇する特性の減衰力を、シ
ャッタにより流路面積の異なる連通路を適宜選択するこ
とによって変えることかてきるようにしたため、従来要
望されていたピストンの高速域における減衰力の調整を
行なうことかてきる。
そして、減衰力特性の設定の自由度を高めることかてき
、車両の走行状態や路面状況等に応して最適な減衰力に
調整することのてきる油圧緩衝器を提供することかてき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の減衰力調整式油圧緩衝器の一実施例
を示す要部縦断面図(第3図のI−I線断面図)、 第2図は、第1図のIl −II線断面図、第3図は、
第1図のm−m線断面図、 第4図は、第1図の全体縦断面図、 第5図は、第1図に示した油圧緩衝器の伸び行程時の状
態を示す図、 第6図は、第1図に示した油圧緩衝器の縮み行程時の状
態を示す図、 第7図は、第1図に示す油圧緩衝器の減衰力特性を示す
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)区画された二つの室間を流路面積の異なる複数種
    類の連通路で連通させ、該連通路にシリンダ内のピスト
    ンの摺動により連通路内に生じる油液の流動を制御して
    減衰力を発生させるバルブ機構を設けるとともに、前記
    連通路を選択的に開閉するシャッタを設けたことを特徴
    とする減衰力調整式油圧緩衝器。
JP1121090A 1990-01-20 1990-01-20 減衰力調整式油圧緩衝器 Pending JPH03219135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1121090A JPH03219135A (ja) 1990-01-20 1990-01-20 減衰力調整式油圧緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1121090A JPH03219135A (ja) 1990-01-20 1990-01-20 減衰力調整式油圧緩衝器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03219135A true JPH03219135A (ja) 1991-09-26

Family

ID=11771638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1121090A Pending JPH03219135A (ja) 1990-01-20 1990-01-20 減衰力調整式油圧緩衝器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03219135A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4143782B2 (ja) エアサスペンション装置
KR100451289B1 (ko) 감쇠력 조정식 유압 완충기
JP4288430B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP4081589B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
US5649611A (en) Damping force control type hydraulic shock absorber
JPH06147252A (ja) 油圧緩衝器
US5368142A (en) Damping force control type of hydraulic shock absorber
JP4403475B2 (ja) サスペンション装置
JPH06101735A (ja) 油圧緩衝器
JP3306526B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP2000193014A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH04296234A (ja) 油圧緩衝器
JP2918293B2 (ja) 減衰力可変型緩衝器
KR20050046721A (ko) 진동 댐퍼용의 제어 가능한 피스톤 밸브 및 플랩 밸브
JP4129755B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP2001012530A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH109327A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH03219135A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH10274274A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP4318071B2 (ja) 油圧緩衝器
JP2001041272A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP3128704B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH1061710A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP3079338B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH10259843A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器