JPH03219129A - 剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ - Google Patents

剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ

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JPH03219129A
JPH03219129A JP6333390A JP6333390A JPH03219129A JP H03219129 A JPH03219129 A JP H03219129A JP 6333390 A JP6333390 A JP 6333390A JP 6333390 A JP6333390 A JP 6333390A JP H03219129 A JPH03219129 A JP H03219129A
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silicone gel
rod
shaped body
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邦彦 三好
Yoshihisa Sakurai
敬久 桜井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 〈産業上の利用分野〉 本発明は、シリコーンゲルを振動減衰材として用い、負
荷時に生ずるシリコーンゲルの剪断歪により振動を減衰
するようにしたインシュレータに関する。
〈発明の背景〉 弾性体の剪断方向の応力で負荷を受けようとする剪断歪
型のインシュレータは、荷重−歪み特性が線形性を失わ
ない点で、その低応力方向のインシュレータに比べ優れ
ている。弾性体としていわゆるゴムではなく、これより
遥かに軟らかいゲル状物質を用いたインシュレータでは
ゲル状物質の内部減衰性により、特に共振倍率を低くで
きるという特徴がある。ところが、インシュレータにお
いて要求されていることは。
共振倍率を低くするということの他、共振点を低くする
という要請がある。共振点を低くするにはインシュレー
タへの負荷荷重を上げることでも可能であるが、ゲル状
物質、特にシリコーンゲルを用いた剪断歪型インシュレ
ータにおいては これには限界がある。それは、負荷時
シリコーンゲルに剪断歪みを生じさせるための構成たる
シリコーンゲルとシリコーンゲル支持体との接合が、従
来例えばシリコーンゲルを所定の形状に硬化成形した後
、得られた成形体を支持体上に接着剤を介して接着する
ことにより製造されてきたからである。即ちシリコーン
ゲルは高度の離型性を有するため、シリコーンゲルと支
持体とをシリコーンゲルが硬化した後、接着剤を介して
接着してもシリコーンゲルと支持体とが強固に接合する
ことは困難であり、シリコーンゲルは容易に支持体から
剥離してしまうという欠点が顕著にでるからである。ま
たシリコーンゲルと支持体との接着性を向上させるため
、あらかじめ硬化成型されたシリコーンゲル及び支持体
の接着予定面にサンドブラストなどの前処理を施した後
に、これらを接着剤を介して接合する方法も考えられる
が、支持体の形状によってはこの方法が取り難く、複雑
な前処理となったり、接着力のばらつきが大きいなどの
問題点があった。特に接合されるシリコーンゲルの硬度
が高い場合1例えば針入度が50度以下であるシリコー
ンゲルを支持体に接合しようとすると、支持体との接着
力が低下すると共に、支持体表面と馴染みにくく接合時
に気泡などを巻き込みやすく、しかもシリコーンゲルが
硬いため変形し難くなって不均一な圧縮による応力集中
が生じてしまい、シリコーンゲルと支持体とを強固に接
合することは困難であった。また中空バルーンなどのフ
ィラーが充填された針入度が200度以下のシリコーン
ゲルを支持体に接合しようとすると、フィラー添加によ
ってジノコーンゲルの接着面積が減少すると共に、フィ
ラーと支持体との間に電気的反発力(ファンデルワール
ス力)が作用するためシリコーンゲルと支持体との接着
力が低下し、シリコーンゲルと支持体とを強固に接合す
ることは困難であった。また接合面積を稼ぐ構造とした
り、その他バネ部材を併用することが考えられたが、こ
の場合には構造が複雑となり1部品点数も多くなってコ
スト的にも見合わないものとなる。つまり剪断歪型シリ
コーンゲルインシュータはシリコーンゲルという振動減
衰材として優れた素材を用い、線形的荷重−歪み特性を
呈する剪断方向に歪みさせ、従来ない優れた特性が得ら
れると分かっていながら、今まで大量に用いられるまで
の実用性のあるものは得られていなかった。また振動減
衰材としてシリコーンゲルを用いた場合には、硬化した
シリコーンゲルの表面を保護したり、あるいは接続用の
棒状体をシリコーンゲル内にしっかりと保持させる構造
が必要であり、そのような構造の開発も望まれていた。
更に合せてシリコーンゲルの有する減衰作用を一層向上
させることができればその利用価値も広がる。
く開発を試みた技術的事項〉 本発明はこのような背景に鑑みなされたものであって、
負荷時にシリコーンゲルに剪断歪を生じさせるための構
成たるシリコーンゲルとシフコーンゲル支持体との接合
を強固にするとともに、シリコーンゲル表面の保護、振
動の減衰作用の強化を図りつつ、単純、低廉な構成とし
、もって実用負荷に耐えることができ、優れた性能を発
揮できるインシュレータを得ようとするものである。
(発明の構成) く目的達成の手段〉 本出願に係る第一の発明たる剪断歪型シリコーンゲルイ
ンシュレータは、中空の支承体とこの支承体の内周面よ
りその軸芯上方に向かいシリコーンゲルを肉厚の皿バネ
形状に硬化成形した緩衝部と、この緩衝部に支持される
棒状体とを有し、この棒状体は前記緩衝部より上方に突
出している係合部と、この係合部と一連に形成され緩衝
部内に保持される被保持部とから成り、前記棒状体にお
ける被保持部の周面を前記シリコーンゲルとの接合面と
するとともに、前記支承体の内部下方には空間部を形成
し、更に前記棒状体における被保持部の周面と前記支承
体の内周面とがそれぞれ前記シリコーンゲルと接する部
分は、シリコーン系プライマー及び/又は付加反応型シ
リコーン系接着剤が シリコーンゲル原液がゲル硬化し
ていく際に反応して接合強化されてなることを特徴とし
て成るものである。
また本出願に係る第二の発明たる剪断歪型シ」コーンゲ
ルインシュレータは、前記要件に加えて前記支承体の上
端周面を被うようにシリコーンゲルを設けたことを特徴
として成るものである。
更に本出願に係る第三の発明たる剪断歪型シフコーンゲ
ルインシュレータは、前記要件に加えて前記緩衝部の上
面を被うように補強ラバーを設けたことを特徴として成
るものである。
更にまた本出願に係る第四の発明たる剪断歪型シリコー
ンゲルインシュレータは、前記要件に加えて前記棒状体
における被保持部の下端部には、前記緩衝部内に慣性体
を設けてダイナミックダンパシステムを構成したことを
特徴として成るものである6 更にまた本出願に係る第五の発明たる剪断歪型シリコー
ンゲルインシュレータは、前記要件に加えて前記棒状体
における被保持部の下方に慣性体を設けるとともに 前
記被保持部と前記慣性体とをバネ部材で接続することに
よりダイナミックダンパシステムを構成したことを特徴
として成るものである。
更にまた本出願に係る第六の発明たる剪断歪型シリコー
ンゲルインシュレータは、前記要件に加えて前記慣性体
は前記緩衝部の内部に設けたことを特徴として成るもの
である。
更にまた本出願に係る第七の発明たる剪断歪型シリコー
ンゲルインシュレータは、前記要件に加えて前記慣性体
は前記緩衝部の外部に設けたことを特徴として成るもの
である。
更にまた本出願に係る第への発明たる剪断歪型シリコー
ンゲルインシュレータは、前記要件に加えて前記棒状体
はボルトであるとともに、前記緩衝部の上部中央には前
記ボルトと嵌合するナツトを設けたことを特徴として成
るものである。
更にまた本出願に係る第九の発明たる剪断歪型シリコー
ンゲルインシュレータは、前記要件に加えて前記緩衝部
の上方側にパイプを設けこのバイブ内に前記棒状体を設
けるとともに前記緩衝部の上部中央には前記棒状体が貫
通するように環状体を設けたことを特徴として成るもの
である。
更にまた本出願に係る第十の発明たる剪断歪型シリコー
ンゲルインシュレータは、中空で且つほぼ釣鐘状の支承
体と、この支承体の内部にシリコーンゲルを硬化成形し
た緩衝部と、前記支承体の頂点を貫通して設けられ前記
緩衝部に支持される棒状体とを有し、前記支承体は肩部
より上部が弾性的に変形自在に形成されるとともに、そ
の内部下方には空間部を形成し、また前記棒状体は前記
支承体の頂点より上方に突出している係合部と、この係
合部と一連に形成され緩衝部内に保持される被保持部と
から成りこの棒状体における被保持部の周面を前記シリ
コーンゲルとの接合面とするとともに、更に前記棒状体
における被保持部の周面と前記支承体の内周面とがそれ
ぞれ前記シリコーンゲルと接する部分は、シリコーン系
プライマー及び/又は付加反応型シリコーン系接着剤が
、シリコーンゲル原液がゲル硬化していく際に反応して
接合強化されてなることを特徴として成るものである。
更にまた本出願に係る第十−の発明たる剪断爪型シリコ
ーンゲルインシュレータは 前記要件に加えて前記空間
部が形成される側には 他の部材との接続をするための
係合部材を設けたことを特徴として成るものである。
これら発明によって前記目的を達成しようとするもので
ある。
〈発明の作用〉 本発明では、棒状体における被保持部の周面と支承体の
内周面とがそれぞれシリコーンゲルと接する部分は シ
リコーン系プライマー及び/又は付加反応型シリコーン
系接着剤が シリコーンゲル原液がゲル硬化していく際
に反応して接合強化されているため、棒状体、支承体と
シリコーンゲルとが容易に剥離することがない。
また支承体の上端周面を被うようにシリコーンゲルを設
ければ 過歪時に振動発生源等に固定される部材と支承
体とが直接接触することがなく、各部材の保護と雑音発
生の防止を図ることができる。
更に緩衝部の上面を被うように補強ラバーを設ければ、
以下のような作用がある。即ち、針入度の高いゲルの場
合、静荷重(支承物を置いた時の負荷)に耐える必要が
あり、一方動荷重(振動発生源からの振動)が掛かる時
は針入度が高い方がよい場合がある。かかる場合、補強
ラバーを設けることにより、静荷重に対しての補強的な
役割を果たす。また緩衝部を構成するシリコーンゲルの
表面を傷つけることがない。
更にまた棒状体における被保持部の下端部に、緩衝部内
に慣性体を設けてダイナミックダンパシステムを構成す
れば、−層の振動減衰作用をもたらす。
更にまた棒状体における被保持部の下方に慣性体を設け
るとともに、被保持部と慣性体とをバネ部材で接続する
ことによりダイナミックダンパシステムを構成すれば、
バネ部材と慣性体との相乗効果により高い振動減衰作用
が得られる。
更にまた前記バネ部材で接続したダイナミックダンパシ
ステムにおいて慣性体を緩衝部の内部あるいは外部に設
けることにより、種々の振動減衰作用が得られる。
更にまた棒状体はボルトであるとともに、緩衝部の上部
中央にはボルトと嵌合するナツトを設ける構造では、ボ
ルトに設けた二つのナツトの間に、インシュレータを支
承する部材を挟んで締めつけることができるから、イン
シュレータが当該部材との間でずれることがない。また
ボルトの頭は慣性体としての役割も果たす。
更にまた緩衝部の上方側にパイプを設け、このパイプ内
に棒状体を設けるとともに、緩衝部の上部中央には棒状
体が貫通するように環状体を設ければ、インシュレータ
を支承する部材をこの環状体とナツト等の締結具との間
に挟んで保持することができ、この場合に振動時に環状
体が緩衝部を構成するシリコーンゲルを押し下げるよう
に縮み込むということがなくなる。
更にまた支承体をほぼ釣鐘状とし、その肩部より上部が
弾性的に変形自在に形成されるようにすれば、シリコー
ンゲルを支承体内へ流し込むだけで緩衝部が形成される
とともに また振動が棒状体を伝わる時には棒状体の振
動に応じて釣鐘状の支承体の肩部が変形する。
更にまた空間部が形成される側に、他の部材との接続を
するための係合部材を設ければ、振動機器と接続する部
材を この係合部材と係合することができる。
〈実施例〉 以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する
が その前に本発明たる剪断歪型ジノコーンゲルインシ
ュレータの核心部分である緩衝部を構成するシリコーン
ゲルについて説明する。このシリコーンゲルは、ジメチ
ルシロキサン成分単位からなるもので、次式[11で使
用されるジオルガノポリシロキサン(以下A成分という
): RR’2S i O(R22S i O) ns i 
R’zR・=・・・[11 [ただし、Rはアルケニル基であり、R1は脂肪族不飽
和結合を有しない一価の炭化水素基であり R2は一価
の脂肪族炭化水素基(R”のうち少なくとも50モル%
はメチル基であり、アルケニル基を有する場合にはその
含有率は10モル%以下である)であり、nはこの成分
の25°Cにおける粘度が100〜100.000cS
tになるような数である]と、25℃における粘度が5
000 cSt以下であり、1分子中に少なくとも3個
のSi原子に直接結合した水素原子を有するオルガノハ
イドロジエンポリシロキサン(B成分)とからなり 且
つこの B成分中のSi原子に直接結合している水素原
子の合計量に対するA成分中に含まれるアルケニル基の
合計量の比(モル比)が0.1〜2.0になるように調
整された混合物を硬化させることにより得られる付加反
応型シリコーンコポリマーである。このシリコーンゲル
についてさらに詳しく説明すると上記A成分は直鎖状の
分子構造を有し、分子の両末端にあるアルケニル基Rが
B成分中の81原子に直接結合した水素原子と付加して
架橋構造を形成することができる化合物である。この分
子末端に存在するアルケニル基は、低級アルケニル基で
あることが好ましく1反応性を考慮するとビニル基が特
に好ましい。また分子末端に存在するR1は、脂肪族不
飽和結合を有しない一価の炭化水素基であり、このよう
な基の具体例としてはメチル基 プロピル基及びヘキシ
ル基等のようなアルキル基、フェニル基並びにフロロア
ルキル基を挙げることができる。上記[11式において
R2は一価の脂肪族炭化水素であり このような基の具
体的な例としては、メチル基、プロピル基及びヘキシル
基等のようなアルキル基並びにビニル基のような低級ア
ルケニル基を挙げることができる。ただし R2のうち
少なくとも50モル%はメチル基であり l(2がアル
ケニル基である場合には、アルケニル基は10モル%以
下の量であることが好ましい。
アル11ニル基の量が10モル%を越えると架橋密度が
高くなり過ぎて高粘度になりやすい。またnは、このA
成分の25°Cにおける粘度が通常は100川圓、00
0c S t 、好ましくは200−20. D(10
c S tの範囲内になるように設定される。
上記のB成分は A成分の架橋剤でありS1原子に直接
結合した水素原子がA成分中のアルケニル基と付加して
A成分を硬化させる。B成分は上記のような作用を有し
ていればよ<、B成分としては直鎖状1分岐した鎖状、
環状、あるいは網目状などの種々の分子構造のものが使
用できる。また、B成分中のSi原子には水素原子の他
、有機基が結合しており、この有機基は通常はメチル基
のような低級アルキル基である。
さらに、B成分の25°Cにおける粘度は通常は500
0c S を以下 好ましくは500cSt以下である
。このようなり成分の例としては、分子両末端がトリオ
ルガノシロキサン基で封鎖されたオルガノハイドロジエ
ンシロキサン、ジオルガノシロキサンとオルガノハイド
ロジエンシロキサンとの共重合体、テトラオルガノテト
ラハイドロジエンシクロテトラシロキサン、HR’□5
i01/2単位とS i O472単位とからなる共重
合体シロキサン、及びHR’□5iOI/2単位とR’
:+S + Ol/2単位と5i04/2単位とからな
る共重合体シロキサンを挙げることができる。
ただし上記式においてR1は前記と同じ意味である。そ
して上記のB成分中のSiに直接結合している水素原子
の合計モル量に対するA成分中のアルケニル基の合計モ
ル量との比率が通常は0.1〜2.0、好ましくは0.
1〜1.0の範囲内になるようにA成分とB成分とを混
合して硬化させることにより製造される。この場合の硬
化反応は 通常は触媒を用いて行なわれる。
ここで使用される触媒としては、白金系触媒が好適であ
り、この例としては微粉砕元素状白金塩化白金酸 酸化
白金、白金とオレフィンとの錯塩、白金アルコラード及
び塩化白金酸とビニルシロキ酸との錯塩を挙げることが
できる。このような錯塩はA成分とB成分との合計重量
に対して通常は0.1 p pm (白金換算量 以下
同様)以上、好ましくは0.5 p p m以上の量で
使用される。このような触媒の量の上限については特に
制限はないが、例えば触媒が液状である場合 あるいは
溶液として使用することができる場合には200ppm
以下の量で十分である。上記のようなA成分、B成分及
び触媒を混合し 室温に放置するか あるいは加熱する
ことにより硬化して本発明で使用されるシリコーンゲル
が生成する。このようにして得られたシリコーンゲルは
 JIS K(K−2207−198050g荷市1で
測定した針入度が通常5〜250度を有する。このよう
なシリコーンゲルの硬度は、上記A成分の量をB成分中
のSlに直接結合している水素原子と架橋構造を形成す
ることができる。また他の方法として両末端がメチル基
であるシリコーンオイルを 得られるシリコーンゲルに
対して5〜75重量%の範囲内の量であらかじめ添加す
ることにより調整することができる。シリコーンゲルは
上記のようにして調整することもできるし、また市販さ
れているものを使用することもできる。本発明で使用す
ることができる市販品の例としては、CF3027TO
UGH−3,TOUGH−4、TOUGH−5TOUG
H−6(トーレ・ダウコーニングシリコーン社製)やX
 32−902 / c a t1300(信越化学工
業株式会社製)、F25O−121(日本ユニカ株式会
社製)等を挙げることができる。尚、上記のA成分、B
成分及び触媒の他に、顔料 硬化遅延剤、難燃剤、充填
剤等をシリコーンゲルの特性を損なわない範囲内で配合
することもでき、また微小中空球体のフィラーを混入し
てなるシリコーンゲルを用いてもよく、このような材料
に日本フィライト株式会社製造のフィライト(登録商標
)や同社販売のエクスパンセル(登録商標)等が例示で
きる。尚 実施例では針入度を30に調整したものを用
いた。
次に本発明たる剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ
の構造について第1図及び第2図に基づいて説明する。
符号lは本発明たる剪断歪型シリコーンゲルインシュレ
ータであって このものは円筒状の支承体2に対して、
その内周面からその軸芯上方に向かいシリコーンゲルG
を上方へ向かって肉厚の皿バネ形状に硬化成形した緩衝
部3と この緩衝部3に支持される棒状体4とを有して
成る。支承体2は中空構造を有するものであれば1例え
ば角筒体や釣鐘状の形態を有するものてあってもよく、
本実施例では亜鉛用鉄管たる市販の内薄円筒パイプを適
宜の長さに切断したものを使用した。尚、支承体2を釣
鐘状とした実施例については後述する。
また支承体2は、金属2合成樹脂、セラミックスなどの
材質を問わないが 本実施例では金属製のものを使用し
た。また第2図中に一部拡大して示すように 支承体2
の上端周面を被うようにシリコーンゲルGが設けられる
。因みにこのような構造を有することにより、過歪時に
振動発生源等に固定される部材と支承体とが直接接触す
ることがなく 各部材の保護と雑音発生の防止を図るこ
とができる。緩衝部3の上面は硬化したシリコーンゲル
Gがむき出し状態になっているが、緩衝部3の上面を保
護するために第3図(a)に示すように緩衝部3の上面
から支承体2の上側の縁部にかけて補強ラバー3aを設
けても構わない。尚 補強ラバー3aは加硫接着(成形
)して予め設けておくのが望ましい。
因みに補強ラバー3aを設ければ 以下のような作用が
ある。即ち、針入度の高いゲルの場合静荷重(支承物を
置いた時の負荷)に耐える必要があり、一方動荷重(振
動発生源からの振動)が掛かる時は針入度が高い方がよ
い場合がある。
かがる場合、補強ラバー3aを設けることにより 静荷
重に対しての補強的な役割を果たすのである。また補強
ラバー3aにより緩衝部3を構成するシリコーンゲルの
表面を傷つけることもない。棒状体4は一例として市販
のなべ小ネジを適用したものであって、ネジ切り部4a
と頭部4bとから成る。この棒状体4は 頭部4b側を
下に向け、ネジ切り部4aの先端を緩衝部3の上方に突
出するようにして緩衝部3中に支持されるが、この緩衝
部3から突出した部分を係合部5と定義し、緩衝部3内
に保持される部分を被保持部6と定義するとともに こ
の被保持部6の周面が緩衝部3と接する部分を接合面7
と定義する。係合部5は 振動発生源たる装置Aとの接
続部分であり1本実施例てはネジ切り部4aが装置Aに
形成される孔に螺合する構造となっているが、咬合、嵌
合、接合など装置Aとの接続構造に応じて種々の形態を
採り得る。また係合部5の根元には環状体たるワッシャ
9が緩衝部3の最上部に保持されて嵌められている。こ
のワッシャ9は緩衝体3の上部で棒状体4を支持すると
ともに インシュレータの製造時には未硬化状態のシリ
コーンゲルGが係合部5側へ流れ込むのを防止する役目
を果たすものである。更に被保持部6は、緩衝部3を構
成スるシリコーンゲルGと強固に接合されることにより
 緩衝部3に保持される。このような強固な接合は、シ
リコーンゲルGと化学結合をしうるシリコーン系プライ
マーを製造時に使用したことに起因するものであり1本
発明の特徴的構成要素となっている。尚 この点は支承
体2と緩衝部3との接合についても同様であり接合手法
等については後述する製造方法の説明の中で詳述する。
また本実施例の被保持部6はなべ小ネジの頭部4bと一
部のネジ切り部4aが直接シリコーンゲルGと接合して
いるが、第3図(blに示すようにネジ切り部4aと同
内径のパイプ10を用意し、このパイプ10に棒状体4
を通してカシメ このものを緩衝部3内に設けても構わ
ない。因みにこのような形態をとれば インシュレータ
を支承する部材を このワッシャ9と棒状体4に設けた
ナツト等の締結具との間に挟んで保持することができ 
この場合に振動時にワッシャ9がシリコーンゲルを押し
下げて緩衝部3が下方に縮み込むという状態を回避でき
る。また支承体2の内部には、緩衝部3の下方に空間部
11が形成される。因みに本発明たる剪断歪型シリコー
ンゲルインシュレータ1は 上下方向の振動を主として
吸収するものであるため 緩衝部3が振動吸収時に下方
に移行する猶予空間として空間部11を設けるのである
。以上が第一の実施例の基本的な構造であるが このも
のには第4図(a Bb )に示すように空間部11が
形成される側には他の部材との接続をするための係合部
材12を設けることがてきる。第4図(a)に示す係合
部材12は支承体2の空間部11側に蓋をするように円
板13を設け この日板13にネジ部14を形成したも
のである。また第4図(b)に示す係合部材12は 支
承体2の空間部11側端部にフランジ15を形成し、こ
のフランジ】5に固定孔16を形成したものである。尚
、他の部材との接続をするための構造としては この他
にも第4図(clに示すように支承体2の空間部ll側
の嬬部の一例として外側にネジ切り部17を形成しても
よい。
本発明たる剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ1の
第1の実施例は以上述べたような構造を有するものであ
って、以下このものの製造方法について説明する。この
製造方法は金型に未硬化状態のシリコーンゲルを流し込
むという方法を採るものてあって まず製造に使用する
金型について説明する。金型は第5図に示すように雌型
31と雄型32とがら成り 雌型31はシリコーンゲル
Gを流し込む側から順に、支承体受入れ部33 中間部
34 係合部受入れ部35が形成されて成る。支承体受
入れ部33は円柱形状であって、その側面内側は支承体
2を受は入れる部分となっている。また中間部34は下
方に向がって縮径し、その下端に平坦部36を形成する
。更に、係合部受入れ部35は棒状体4における係合部
5を受は入れる部分である。一方雄型32は 雌型31
における支承体受入れ部33の上部付近に臨むようにし
てほぼ円錐台形の押込み部37を形成して成る。
このような金型に未硬化状態のシリコーンゲルGを流し
込むわけであるが、ここて棒状体4における接合面7と
支承体2の内面とにそれぞれ塗布し シリコーンゲルと
化学結合をするシリコーン系プライマーについて説明す
る。このシリコーン系プライマーは、接合面7と支承体
2の内面とによく結合し、且つシリコーンゲルとも反応
するものを用いる。このようなシリコーン系プライマー
としては 具体的にはプライマーA(トーし・ダウコー
ニングシリコーン社製)プライマーZ−3042(バイ
エル合成シリコーン株式会社)などが挙げられる。更に
上記のシリコーン系プライマーにトリエトキシシランな
どのカップリング剤を添加してもよい。また本発明ては
上記のようなシリコーン系プライマーを塗布した後 付
加反応型シリコーン系接着剤をさらに塗布することで、
より接合強化したものが得られる。付加反応型シリコー
ン系接着剤としては、加熱時にシリコーンゲルGと付加
反応が起こり、シリコーンゲルGを硬化しうるようなシ
リコーン系接着剤が用いられ、具体的には例えばKE−
18007(信越化学工業株式会社)あるいは5E−1
700(トーし。
ダウコーニングシリコーン社製)などが挙げられる。ま
た付加反応型シリコーン系接着剤として 上記のような
ジオルガノポリシロキサンとオルガノハイドロジエンポ
リシロキサンとの混合物であって、該オルガノハイドロ
ジエンポリシロキサンのビニル基と該オルガノハイドロ
ジエンポリシロキサンの5i−H結合における水素との
モル比が水素過剰となっているような組成物を用いるこ
ともできる。たとえばビニル基と5i−Hにおける水素
との比が1:1.05〜1:2.02であるような組成
物を用いることができる。シリコーン系プライマー及び
必要に応じてシリコーン系接着剤が塗布された支持体表
面に 未硬化状態のシリコーンゲルGを接触させて加熱
する。因みにこの加熱操作によって未硬化状態のシリコ
ーンゲルGが硬化すると共に シリコーンゲルの支持体
としての棒状体4及び支承体2の接合予定表面に塗布さ
れたシリコーン系プライマー及び/又は接着剤と シフ
コーンゲルGとが反応してシリコーンゲルGと棒状体4
及び支承体2との接合が強化される。
そしてこのように接合強化されることによって接合面積
を稼いだり その他バネ部材を併用するまでもなど 単
純な構造で実用に耐え得る剪断型シリコーンゲルインシ
ュレータが得られるようになる。このようなシリコーン
系プライマーを用い 前記金型を使用した具体的な製造
方法について説明すると まず第5図(b)に示すよう
に雌型31の支承体受入れ部33に円筒状の支承体2を
嵌め入れ、−力係合部受入れ部35には 棒状体4にワ
ッシャ9を通した状態でその係合部5と成る部分を入れ
る。尚、第3図(b)に示すようにパイプ10を有する
構造とする場合には ワッシャ9とともにパイプ1oに
も棒状体4を通しておく。この状態で支承体受入れ部3
3から未硬化状態のシリコーンゲルを適量流し込み 雄
型32を雌型31に嵌め込んで加熱し、シリコーンゲル
を硬化させる。この結果シリコーンゲルは、支承体2の
内周面よりその軸芯上方(製造時においては図示のごと
く下方)に向かい あたかも肉厚の皿バネ形状に成形さ
れたような層に硬化すると共に、この加熱で棒状体4及
び支承体2に塗布されているジノコーン系プライマー及
び/又は接着剤とシリコーンゲルとが反応する。尚、加
熱は50〜160’C好ましくは70〜130°Cて行
なうことが望ましく、また加熱時に1.02〜5.00
Kg / c m ”に加圧することもできる。そして
加熱終了後に金型を開いて取り出し、放置空冷すれば 
棒状体4と支承体2とがシリコーンゲルGによって一体
となる。これにより実用負荷に耐えうり、簡単構造の剪
断歪型シリコーンゲルインシュレータ1が得られること
となる。この剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ1
は通常係合部5が振動発生源たる装置Aあるいは外部振
動を隔離したい精密機器等の筐体底部に螺合して 机や
床等のベースに設置される。即ち使用時には通常、製造
時とは逆の状態で使用される。また本発明でフィラー入
りシリコーンゲルを用いたときは 棒状体4及び支承体
2の接合予定面にシリコーン系プライマー、必要に応じ
てシリコーン系接着剤を塗布するのは同様であるが、そ
の後まずフィラー未充填の未硬化のシリコーンゲルを塗
り重ねた上で、フィラー入りシリコーンゲルを注入 加
熱して硬化させて得たものとすることが望ましい。
次に本発明たる剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ
1の第二の実施例について説明する。
このものは第6図に示すように第一の実施例において棒
状体4における被保持部6の下端部に慣性体18を設け
たものである。この慣性体18は十分なitを有するも
のであり、この慣性体18がインシュレータ内に組み込
まれることにより全体としてグイナミンクダンバシステ
ムを構成する。また同様にグイナミノクダンパシステム
を構成するものとして、第7図(a )(b lに示す
ように棒状体4における被保持部6とその下方に設ける
慣性体18とをバネ部材19で接続してもよい。このう
ち第7図(a)に示すものは、慣性体18が緩衝部3内
に存在するものであり また第7図(blに示すものは
慣性体18が緩衝部3の外部に存在するものである。因
みに慣性体18が緩衝部3の中に存在するかしないかで
、種々の振動減衰作用を得ることができる。尚、このよ
うなインシュレータの製造方法は第一の実施例と同様で
ある。
次に本発明たる剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ
1の第三の実施例について説明する。
このものは第8図に示すように第一の実施例において棒
状体4たるなべ小ネジの代りにボルト20を適用し ま
たワッシャ9の代りにナツト21を適用したのである。
因みにこのような構造とすれば ボルト20がナツト2
1と炊合状態にあるためボルト20が緩衝部3に対して
しっかりと固定されると共に、ボルト20のネジ切り側
端部はそのまま汎用的な係合部5となり史にボルト20
0頭20aが慣性体の役割を果たして グイナミソクダ
ンパシステムを構成することができる。また第8図に示
すように使用時には ポル)20に対して二つのナツト
21が嵌合され その間にインシュレータを取り付ける
部材を挟むようにして締め付けることができる。従って
、インシュレータが当該部材との間でずれることがない
。尚 このようなインシュレータの製造方法は第一の実
施例と同様である。
次に本発明たる剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ
1の第四の実施例について説明する。
このものは第9図(a)に示すように支承体2を釣鐘状
に形成し この中にシリコーンゲルGを硬化成形した緩
衝部3を設けたものである。この支承体2は全体が合成
樹脂から成り その頂点には受入れ部22を形成して成
る。また支承体2の肩部24が やや張り出し気味に形
成されるとともに この肩部24がら受入れ部22にが
けてはやや肉薄に形成されることにより肩部24より上
の部分が弾性的に変形自在となっている。一方、受入れ
部22には係合部5側にネジが形成され 端部に固定部
23を形成した棒状体4が設けられ この固定部23が
受入れ部22内で樹脂によ−)て固定されている。尚支
承体2内部の下方には空間部11が形成される。またこ
のような釣鐘状の支承体を適用した他の実施例として 
第9図(b)に示すように支承体2の頂点に支承体2内
部と連通ずる受入れ部22を形成し、この受入れ部22
に前記なべ小ネジ等の棒状体4を設けて受入れ部22と
緩衝部3とによって固定するようにしてもよい。
尚1本実施例における支承体2は釣鐘状であるため末広
がりの構造を有する。このような構造は例えば前記第一
の実施例においても適用でき、第11図には一例として
中空の円錐台形をした支承体2を用いたものを示す。
この第9図(a)に示すような剪断歪型シリコーンゲル
インシュし一夕1を製造する場合にはまず第10図(a
)に示すように適宜の雌型に棒状体4を配置して樹脂を
流し込み、その上から雄型で押し込むことにより支承体
2を形成する。
次に支承体2と棒状体4とが一体となったものを金型か
ら取り出し、支承体2内へ未硬化状態のシリコーンゲル
Gを適量流し込み 加熱して硬化させれば完成する。
(発明の効果) 本発明はこのようなものであるが 棒状体4の下部が直
径8mmで厚さ11mm、頭の直径が10mm、一方支
承体2の内径が直径29mmで厚さ17mmを接合面と
し シリコーン系プライマー(プライマーA:トーレ・
ダウコーニングシリコーン社製)を塗布 乾燥させ、そ
の後付加型シリコーン系接着剤(K E  1800T
・信越化学工業株式会社)を塗・布し、70°C20分
焼付は処理した上で 前記未硬化状態のジノコーンゲル
Gを注入し、120℃で1時間更に金型を外して120
°Cて2時間加熱してその後放置空冷して得られた第3
図(blに示すような試験体を 引張り試験機にて棒状
体4の係合部5と支承体2下端とをチャッキングし10
mm1分の速度で引張ってみた。一方これとは別に 実
験例2として実験例1とは接着剤を塗布するかしないが
の点のみ異なる試験体ヲ得て 実験例1と同様に引張っ
てみた。更にこれらとの比較例として、接着剤もプライ
マーも塗布しない、その他同−処法の試験体を得て同様
に引張ってみた。これらのサンプル数5での平均した結
果を表1に示す。
表1 比較例では支承体2との接合面7とがズしシリコーンゲ
ルが棒状体4ごと外れてしまった。
これを元に押し入れようとしたが、とても困難であり、
この形状では先に硬化成形させ、後に接着剤で接合して
製造するのは非常に複雑な工程となる事も再確認された
このように本発明たる剪断歪型シリコーンゲルインシュ
レータ1は、接合部での接着強度に優れ、しかも接着強
度のばらつきも小さいためシリコーンゲルという振動減
衰材として優れた素材を 剪断方向という荷重−歪み特
性が線形的で最も優れる方向て十分な負荷をかけて歪ま
せることができるため 屯純 廉価な構造のものとして
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の剪断歪型シリコーンゲルインシュレー
タを振動発生源たる装置に適用した状態を示し、そのう
ち一つのインシュレータを拡大し破断して併せ示す斜視
図、第2図は本発明の剪断歪型シリコーンゲルインシュ
レータを一部拡大して示す縦断側面図、第3図は前記第
1.2図に示す実施例において 補強ラバーを設けた実
施例並びにバイブを設けた実施例を示す縦断側面図、第
4図は前記第1.2図に示す実施例において空間部側に
係合構造を設けた種々の実施例を示す縦断面図、第5図
は前記第1゜2図に示す剪断歪型シリコーンゲルインシ
ュレータの製造方法を示す説明図、第6図は前記第1.
2図に示す実施例において慣性体を設けた実施例を示す
縦断面図、第7図は同上慣性体を設けるにあたり、バネ
部材を介在させて設けた二種の実施例を示す縦断面図、
第8図は前記第1.2図に示す実施例において棒状体と
してボルトを用いた実施例を示す縦断面図、第9図は支
承体を釣鐘状に形成した二種の実施例を示す縦断面図、
第10図は同上製造方法を示す説明図、第11図は支承
体を中空の円錐台形状に形成した実施例を示す縦断面図
である。 1;剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ2;支承体 3;緩衝部 3a;補強ラバー 4;棒状体 4a;ネジ切り部 4b;頭部 5;係合部 6;被保持部 7;接合面 9°ワツシヤ 10・バイブ 11:空間部 12;係合部材 13・円板 14:不ジ部 15:フランシ I6;固定孔 17、ネジ切り部 18:慣性体 19;バネ部材 20;ポルト 20a:頭 1 2 3 4 1 2 3 4 5 6 7 ナツト 受入部 固定部 肩部 雌型 雄型 支承体受入れ部 中間部 係合部受入れ部 平坦部 押込み部 装置(振動発生源たる) シリコーンゲル (C7) 第3図 (b) ((7) −215− (C7) 第10図 (b)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中空の支承体と、この支承体の内周面よりその軸
    芯上方に向かいシリコーンゲルを肉厚の皿バネ形状に硬
    化成形した緩衝部と、この緩衝部に支持される棒状体と
    を有し、この棒状体は前記緩衝部より上方に突出してい
    る係合部と、この係合部と一連に形成され緩衝部内に保
    持される被保持部とから成り、前記棒状体における被保
    持部の周面を前記シリコーンゲルとの接合面とするとと
    もに、前記支承体の内部下方には空間部を形成し、更に
    前記棒状体における被保持部の周面と前記支承体の内周
    面とがそれぞれ前記シリコーンゲルと接する部分は、シ
    リコーン系プライマー及び/又は付加反応型シリコーン
    系接着剤が、シリコーンゲル原液がゲル硬化していく際
    に反応して接合強化されてなることを特徴とする剪断歪
    型シリコーンゲルインシュレータ。
  2. (2)前記支承体の上端周面を被うようにシリコーンゲ
    ルを設けたことを特徴とする請求項1記載の剪断歪型シ
    リコーンゲルインシュレータ。
  3. (3)前記緩衝部の上面を被うように補強ラバーを設け
    たことを特徴とする請求項1または2記載の剪断歪型シ
    リコーンゲルインシュレータ。
  4. (4)前記棒状体における被保持部の下端部には、前記
    緩衝部内に慣性体を設けてダイナミックダンパシステム
    を構成したことを特徴とする請求項1、2または3記載
    の剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ。
  5. (5)前記棒状体における被保持部の下方に慣性体を設
    けるとともに、前記被保持部と前記慣性体とをバネ部材
    で接続することによりダイナミックダンパシステムを構
    成したことを特徴とする請求項1、2または3記載の剪
    断歪型シリコーンゲルインシュレータ。
  6. (6)前記慣性体は前記緩衝部の内部に設けたことを特
    徴とする請求項5記載の剪断歪型シリコーンゲルインシ
    ュレータ。
  7. (7)前記慣性体は前記緩衝部の外部に設けたことを特
    徴とする請求項5記載の剪断歪型シリコーンゲルインシ
    ュレータ。
  8. (8)前記棒状体はボルトであるとともに、前記緩衝部
    の上部中央には前記ボルトと嵌合するナットを設けたこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7記載
    の剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ。
  9. (9)前記緩衝部の上方側にパイプを設け、このパイプ
    内に前記棒状体を設けるとともに、前記緩衝部の上部中
    央には前記棒状体が貫通するように環状体を設けたこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7記載の
    剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ。
  10. (10)中空で且つほぼ釣鐘状の支承体と、この支承体
    の内部にシリコーンゲルを硬化成形した緩衝部と、前記
    支承体の頂点を貫通して設けられ前記緩衝部に支持され
    る棒状体とを有し、前記支承体は肩部より上部が弾性的
    に変形自在に形成されるとともに、その内部下方には空
    間部を形成し、また前記棒状体は前記支承体の頂点より
    上方に突出している係合部と、この係合部と一連に形成
    され緩衝部内に保持される被保持部とから成り、この棒
    状体における被保持部の周面を前記シリコーンゲルとの
    接合面とするとともに、更に前記棒状体における被保持
    部の周面と前記支承体の内周面とがそれぞれ前記シリコ
    ーンゲルと接する部分は、シリコーン系プライマー及び
    /又は付加反応型シリコーン系接着剤が、シリコーンゲ
    ル原液がゲル硬化していく際に反応して接合強化されて
    なることを特徴とする剪断歪型シリコーンゲルインシュ
    レータ。
  11. (11)前記空間部が形成される側には、他の部材との
    接続をするための係合部材を設けたことを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記
    載の剪断歪型シリコーンゲルインシュレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5725203A (en) * 1996-01-16 1998-03-10 Ford Global Technologies, Inc. Low cost jounce bumper
JP2003139191A (ja) * 2001-11-05 2003-05-14 East Japan Railway Co 振動防止装置
CN107352182A (zh) * 2017-07-19 2017-11-17 合肥康尔信电力系统有限公司 一种发电机组集装箱运输保护机构
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