JPH03219080A - 堆積膜形成装置の洗浄方法 - Google Patents

堆積膜形成装置の洗浄方法

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JPH03219080A
JPH03219080A JP1188990A JP1188990A JPH03219080A JP H03219080 A JPH03219080 A JP H03219080A JP 1188990 A JP1188990 A JP 1188990A JP 1188990 A JP1188990 A JP 1188990A JP H03219080 A JPH03219080 A JP H03219080A
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JP
Japan
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etching
gas
deposited film
vacuum reaction
cleaning
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JP1188990A
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Toshimitsu Kariya
俊光 狩谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラズマエツチング法によってシリコン系堆積
膜形成装置を洗浄する方法に関する。
〔従来の技術〕
気相法によって基体−ににシリコン系堆M4膜(以後、
堆積膜と略記する6)を形成する技術は、例えば電f写
真用の光導電性部材の円筒状基体への形成、あるいは太
陽電池における光受容部材の平板状基体への形成等に既
に広く応用されている。
かかる気相法による基体上への堆積膜形成に際して、反
応生成物の一部が目的とする基体以外の部分(例えば、
堆積膜形成装置の真空反応槽等の内壁)に被膜または粉
末として付着することを避けることができない。真空反
応槽内に付着したこれらの被膜または粉末は剥離しやす
く、剥離した小片や粉体か真空反応槽内を飛翔して機能
性堆積11Qを形成するべき基体」−に付着し、これら
が機能性堆積膜にピンホール等の膜欠陥を生ずる原因の
ひとつとなる。
従って一つの装置で縁り返し機能性堆積膜を形成する際
に、各々の機能性堆積膜を形成する餌に、これらの被膜
または粉末を真空反応槽内から除去し、真空反応槽を物
理的にも電気的にもリフレッシュしておくことは高品質
な機能性堆積膜を繰り返し形成する場合に重要である。
従来、気相法により形成される堆積膜の例として、例え
ばシラン系化合物を原料ガスとして用いてプラズマ反応
により形成されるシリコン原子を主成分とする光導電性
部材がある。
この堆積膜を形成した真空反応槽内には、基体以外の部
分にシランの重複合物(ポリシランと呼ばれている。)
が副生する。そしてこれを洗浄除去する方法として、例
えば特開昭59−142839号公報、特公昭59−4
4770号公報に示されているようにCF4とO7の混
合ガスを用いてプラズマ反応により真空反応槽内を洗浄
する方法が知られている。この方法を用いて堆積膜形成
用c−チングというサイクルを行なうことによりF述の
ピンホールを軽減できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、ト述のプラズマ反応による真空反応槽内の洗
浄方法においては、エツチングに要する時間か例えば堆
積膜の成膜時間と同程度と長く、更にエツチングガスの
利用効率も満足できるものではないという問題があった
本発明の目的は、堆積膜形成とエツチングという綬り返
しサイクルにおいて発生する前記の問題、すなわち真空
反応槽内のエツチング時間が長いこと、エツチングガス
の利用効率が低いといった問題を解決し、エツチング効
率のアップによるノr産性の向1−を図ることにある。
〔3題を解決するための手段〕 本発明の堆積膜形成装置の洗浄方法は、シリコン系堆積
膜を形成するための真空反応槽内をプラズマエツチング
により洗浄する過程を含む堆MIII2形成装置の洗浄
方法において、前記プラズマエツチングを、エツチング
ガスとしてのCIF3ガスをIO容j11%以ト含むC
IF3ガスと希釈ガスとの混合ガスを前記真空槽内に導
入し、0.ImTorr〜10Torrの圧力下で、2
51IW/C1113〜500IIW/C113の放電
電力で行なうことを特徴とする。
本発明の方法においては、特定のエツチングガスを、特
定の条件Fで用いることによってエツチングを行なうの
で、エツチングによる洗浄時間の大幅な短縮と、エツチ
ングガスの利用効率の大幅な改善が可能となり、機能性
堆MI!!2の品質を高水準に維持しつつ、生産性の向
上が達成できる。
以下、図面にしたがって本発明の方法を杖体的に説明す
る。
第1図は、本発明の方法を実施できる構成を有する堆M
4FI’A形成装置の断面図である。
この装置は、高周波電源12と接続された円筒状部材か
らなる高周波電極1、h!6.7及び下蓋2.3からな
る真空反応槽10を有する。
堆積膜形成用のガス(成膜ガス)および洗浄用ガス(エ
ツチングガス)は導入管11および8、導入孔9より真
空反応槽10に導入され、排ガスは油回転ポンプ、メカ
ニカルブースターポンプ等の真空排気装置17によって
排気管13から不図示の排ガス処理装置に排気される。
真空反応槽10釘は圧力検知器15が接続されており、
これに圧力モニター16が接続してあり、真空反応槽1
0内の圧力をモニターできるようになっている。
成膜用の基体5(本例では電子写真用光導電部材形成用
の円筒状基体)は、受台4にセットされるようになって
おり、セットされた基体は抵抗加熱体14により所定の
温度に加熱されるようになっている。
第5図は’A 11:3+に示す装置を用いて形成する
ことのてきる電子η:貞悪感光体用光導電性部材一例を
示す断面図である。第5図において101はAI等で構
成された導電性基体、102はシリコンを主成分とする
電荷注入阻止層、103はシリコンを主成分とする光導
電層、モして104はシリコンと炭素を主成分とする表
面層である。
第1図に示す装置を用いて第5図の電子写真感光体用光
導電性部材105を形成する場合を例にとり本発明の方
法を実施するときの一手順を以下に詳しく説明する。
まず基体としてのA l ′3で構成された導電性基体
5を基体受台4に置き、F蓋6.7、流入バルブ19を
閉め流出バルブ18を開き、真空反応槽10内を真空排
気装置17で約I X 10−3Torrまで真空引き
し、抵抗加熱体14によって基体5を所定の温度まで加
熱する。
次に、流入バルブ19を開き電子写真感光体用光導電性
部材105を形成するための成膜ガスを真空反応槽10
内に導入し所定の成膜条件になるように不図示のマスフ
ローコントローラーおよびメカニカルブースターポンプ
の回転数を調整する。
成膜ガスに所定の流量が得られたところで、高周波型#
i12から所定の高周波電力を高周波′a極1に投入し
、真空反応槽10内にグロー放電を生起し所望のシリコ
ン系堆積膜を導電性基体5上に形成する。所望のシリコ
ン系堆積膜を形成し終えたところで高周波電源12から
の高周波電力を切り、流入バルブ19を閉じ成膜ガスの
導入を止め、再び真空反応H110内を約1 x 10
−’ Torrまで真空引きする。R後に、流出バルブ
18を閉し、流入バルブ19を開いてArガスを真空反
応[10内に導入して真空反応JtIlOをリークし、
電子写真感光体用光導電性部材105を取り出す。
このようにして堆積膜を形成した後の真空反応槽10内
、1体的には、高周波型J41の内壁、導入管8、ト蓋
6.7の内壁、F蓋底板2.3の内壁にはシランの重複
合物が付着堆積しやすい。
次に、第1図に示す装置において、高周波電極1内壁等
に付着したシランの1¥I7%合物をエツチングし、該
装置を洗浄する手順を以下に説明する。
まずダミーの円筒状導電性基体を受台4のE−に置き[
−46,7および流入バルブ19を閉め、流出バルブ1
8を開は真空反応W110内を約I×10−3Torr
まで真空引きしたところで、流入バルブ19を開は洗浄
用ガス(エツチングガス)を真空反応槽10内に導入し
所定のエツチング条件になるように不図示のマスフロー
コントローラー、高周波電源からの投入電力およびメカ
ニカルブースターポンプの回転数を調整し、真空反応槽
10の内壁に付着堆積したシランの重複合物をエツチン
グする。エツチングを終えたところで高周波電源12か
らの高周波電力を切り、流入バルブ19を閉じエツチン
グガスの導入を止め、再び真空反応槽10内を約I X
 10−’ Torrまで真空引きする。次に流出バル
ブ18を閉じ、流入バルブ19を開いてA「ガスを真空
反応槽10内に導入して真空反応槽10をリークし、ダ
ミーの円筒状4電性基体を取り出す。
本発明の方法を利用するシリコン系堆M膜の製造におい
ては、」二記の手順に従ってシリコン系堆積膜の形成と
堆積膜形成装置の洗浄というサイクルを行なうが、堆積
膜の種類によっては」二記以外の手順によって堆積膜の
形成と堆積膜形成装置の洗浄というサイクルを行なって
もよい。
本発明の方法において使用するエツチングガスは三フフ
化塩素(CIF、)で従来の洗浄ガス、例えばCF4と
02の混合ガスのようにプラズマ状態にしなくてもエツ
チングが可能で、放電エネルギーを付与しなくても洗浄
処理ができる。
しかしながら、本発明者らの検討によって、CIF3を
用いたエツチングにおいては、圧力及び放電電力が効率
良いエツチングを行なう上で重要なパラメーターとなっ
ており、先に述べた特定のCI F3濃度、圧力及び放
電電力条件下において、エツチング効率を大幅に向上さ
せることができることが判明した。
エツチングガスとしてのCI F3を希釈する場合に用
いる希釈ガスとしては、Ar、He、Ne、02 、N
2 、N2及びC1,ガス等を挙げることができる。
またエツチング対象となる堆M膜の種類によってはCI
F、単独ガスあるいは希釈ガスとの混合ガスを電気炉等
で加熱して使用してもよい。
本発明の方法は、真空反応槽を用いた気相法によるシリ
コン系堆積膜の形成に通用でき、例えば第4図に示すマ
イクロ波CVD法を用いた堆積膜の形成方法にも好適に
適用できる。
第4図の装置において、40はマイクロ波発振器、39
はマイクロ波、33.34はマイクロ波の導波管、35
は石英管で、真空反応槽容器は31と35より構成され
る。47は円筒状導電性部材からなるマイクロ波の空洞
共振器である。この装置においては、堆MM形成用のガ
スおよび洗浄用ガス38は導入管41より真空反応槽3
2に導入され、排ガスは不図示の油回転ポンプ、メカニ
カルブースターポンプ等の排気装置によって排気管44
から不図示の排ガス処理装置に排気される。また真空反
応槽容器31には圧力検知器45を接続させてあり、そ
の内圧がモニターできるようになっている。
36は基板(本例では太陽電池用光受容部材)であり、
37は基体36を加熱する抵抗加熱体46を内蔵した基
体受台である。
第6図は第4図に示す装置を用いて形成することのでき
る太陽電池用光受容部材の一例を示す断面図である。第
6図において201はステンレス等で構成された導電性
基体、202はシリコンを主成分とするP型の導電性を
示す層、203はシリコンを主成分とするイントリンシ
ックな光受容層(I型層)、モして204はシリコンを
主成分とするN型の導電性を示す層である。
第4図に示す装置を用いて第6図の太陽電池用光受容部
材205を形成する場合の手順を以下に訂しく説明する
まず該基体となるステンレス等で構成された導電性基体
36を基体受台37に置き、流入バルブ42を閉め流出
バルブ43を開き、真空反応槽32内を不図示の真空排
気装置で内圧約I X 10−’Torrまで真空引き
し、抵抗加熱体46によって基体36を所定の温度まで
加熱する。
次に流入バルブ42を開き太陽電池用光受容部材205
を形成するための成膜ガスを真空反応槽32内に導入し
所定の成膜条件になるように不図示のマスフローコント
ローラーおよびメカニカルブースターポンプの回転数を
調整する。成膜ガスの所定の流賃が得られたところで、
マイクロ波発振器40から所定のマイクロ波電力を空洞
共振器31に投入し、真空反応槽32内にマイクロ波グ
ロー放電を生起し所望のシリコン系堆積膜を導電性基体
36上に形成する。所望のシリコン系堆積膜を形成し終
えたところでマイクロ波発振器40からのマイクロ波電
力を切り、流入バルブ42を閉じ成膜ガスの導入を止め
、再び真空反応槽32内を約I X 10−’ Tor
rまで真空引きする。最後に、流出バルブ43を閉じ、
流入バルブ42を開いてA「ガスを真空反応槽32内に
導入して真空反応槽32をリークし、太陽電池用光受容
部材205を取り出す。
このようにして堆積膜を形成した後の真空反応槽容器3
1.35の内壁にはシランの!la合物が付着堆積しや
すい。
次に第4図に示す装置において、真空反応槽内壁等に付
着したシランの重複合物をエツチングし、該装置を洗浄
する手順を以下に説明する。
まずダミーの平板状導電性基体を基体受台37のにに置
き、流入バルブ42を閉め、流出バルブ43を開は真空
反応Nl32内を約I X 1O−3Torrまで真空
引きしたところで流入バルブ42を開け、洗浄ガス(エ
ツチングガス)を真空反応槽32内に導入し所定のエツ
チング条件になるように不図示のマスフローコントロー
ラー、マイクロ波発揚器40からのマイクロ波電力およ
びメカニカルブースターポンプの回転数を調整し、真空
反応槽容器31.35の内壁に付着堆積したシランの重
複合物をエツチングする。エツチングを終えたところで
流入バルブ42を閉じエツチングガスの導入を止め、再
び真空反応槽32内を約I×10−’ Torrまで真
空引きする。次に流出バルブ43を閉じ、流入バルブ4
2を開いてA「ガスを真空反応M32内に導入して真空
反応槽32をリークし、ダミーの平板状導電性基体を取
り出す。
(実施例〕 以下、実験例及び実施例により本発明の方法を更に具体
的に説明する。
実験例1 第1図に示す装置を用い前述した手順に従い第5図に示
す電子写真感光体用光導電性部材105を第1表の成膜
条件で形成した。
第1表 ヒ記の電f写真感光体用光導電性部材105を形成し終
えたところ、真空反応槽10の内壁等にはシランのf[
複合物が堆積していた。
次に該光導電性部材105を第1図の装置より取出した
後、真空反応JfilOの内壁等のシランの重複合物を
面述の手順に従ってCIF、とArの混合ガスによって
エツチングした。以上の操作をCIF3の混合比率(C
IF3流量/ A r流量)と放電電力をいろいろ変え
て個々に行ない、エツチング効率η(真空反応槽の内壁
等に堆積したシランのffl複合物のモル数/真空反応
檜10内に導入したCIF、のモル数)を調べた。
具体的にはエツチング効率ηは次のようにして測定した
。まず、第1表に示した成膜条件で光導電部材105を
形成し、ここで、真空反応槽10の内%!lc■2の範
囲に堆積したシランの重複合物(SiH2)vのモル数
Mを求めた6次いでこのモル数Mに真空反応槽10の内
壁の面積を乗じて真空反応Nl1Oの内壁に堆積したシ
ランの重複合物のモル数を調べた。
この後、以下エツチング条件1に示す条件で反応槽内壁
のエツチング状況を観察しながらエツチングを行ない、
反応槽内壁のシランの重複合物がなくなるまでエツチン
グを続けた。このようにして真空反応槽10内に導入し
たCIF3のモル数と反応槽内壁に堆積したシランの重
複合物のモル数より、エツチング効率ηを求めた。
エツチング条件 I CIF、流量/ A r流1tx(%)CIF!流量+
Ar流量  3  s1m内圧           
 3  Torr放電電力         y(−W
/cm3)その結果、第2図に示すCIF3の混合比率
(CI F3流量/ A r流量: X)、放電電力(
y)とエツチングガスの利用効率ηの関係が得られた。
第2図を見るとCI F3の希釈率がX〉10%、かつ
放電電力かy > 25 m17cm3を満たすときに
エツチングガスの利用効率ηは臨界的に増加することが
分かる。またエツチング時間(真空反応1P110の内
壁等がらシラン重合物が除去されるまでの時間)もCI
 F3流量および利用効率ηに依存して飛躍的に短縮さ
れた。しかし放電電力が500 mW/cm3以Eにな
ると異常放電が多発し、真空反応槽10への損傷が生じ
るため、第1図に示した装置の繰り返し使用が不可能と
なった。
実験例2 エツチング条件を以下のように変更した。具体的にはC
I F3流量+Ar流量:tを個々の操作において通常
用いられるエツチングガスの流量の範囲50sccm〜
551mの範囲で種々変える以外は実験例1と同様にし
てエツチングを行なった。そして利用効率ηと放電電力
y及びCIF。
の混合比4!xとの関係を調べたところ、エツチングガ
スの利用効率ηは第2図と同様な結果となり、CIF3
の希釈率がx〉10%、かつ放電電力がy > 25 
mW/cm’を満たすときに臨界的に増加することが分
かった。そして第2図の関係は通常用い得るエツチング
ガスの流量によらず、CI F 3の濃度に密接に関係
することが見出された。
エツチング条件 2 CIF、流R/Ar重量  x(%) CIF3流Q+Ar流量  t  s1m内圧    
        3  Torr放電電力      
   y(謹W/cm’)実験例3 実験例1と同様の装置及び条件での基体への堆積膜の成
膜と以下の条件でのエツチングによる洗浄とからなる操
作を繰返し行なった。その際、各操作でのエツチング洗
浄における真空反応槽10の内圧を0.1mTorr〜
100 Torrの間で変化させ、その内圧(z)と洗
浄効果との関係を調べた。その結果、内圧10Torr
以上では放電が真空反応槽内に拡がらずエツチング時間
を伸ばしても取り除くことのできないエツチング残清か
急激に増加し始め、その面積は第3図に示すような結果
となった。さらに内圧10Torr以トのエツチングは
エツチング後に形成した電f写真感光体の画像に画像欠
陥等の悪影響を及ぼすことがわかった。また、内圧がO
,ImTorr以下では放電開始電圧が非常に高くなり
、実際には放電を生起できず、プラズマエツチングはで
きなかった。
エツチング条件 3 CIF3流量/ A r流IJt50(%)CI F*
流i1+Arff1量  3  sls内圧 z   Torr 放電電力 フ 5  (lIIW/cm″′) 以下に希釈ガスの種類、洗浄装置を変えた実験例を示す
実験例4 第4図に示す装置を用い上述し7だ手順に従い第6図に
しめす太陽電池用光受容部材205を第2表の成膜条件
で形成した。
第2表 上記の太陽電池用光受容部材205を形成し終えたとこ
ろ、真空反応槽32内にはシランの重複合物が堆積して
いた。
次に第4図に示す装置を用い、上述した手順に従ってこ
のシランの重複合物をCI F3ガスとN2ガスの混合
気体によってエツチングし、該装置を洗浄した。以トの
操作を繰返し行ない、各操作におけるCIF3ガスの混
合比率(CI F3流量/ N 2流11:x)と放電
電力(y)をいろいろ変えてエツチング効率(n)を調
べたう以下にエツチング条件を示す。
エツチング条件 4 CI F 、流a / N 2流量  x(%)CIF
3流量十N2流昭  1  s1m内圧       
     2  Torr放電電力         
y (aaW/cta3)その結果、CIF3の混合比
率(CI F3流量/ N 2流ra:x>、放電電力
(y)とエツチングガスの利用効率ηの関係は第2図と
同様な傾向を示し、CIF3の混合比率がx〉10%、
かつ放電電力かy> 25 m17cm3を満たすとき
にエツチングガスの利用効率ηは臨界的に増加すること
がわかった。またエツチング時間(真空反応M32の内
壁等がらシラン重複合物が除去されるまでの時間)も実
験例1と同様にCIF3流量および利用効率ηに依存し
て飛躍的に短縮された。しかし放電電力が500 n1
ll/cm3以上になると異常放電が多発し、真空反応
J′fI32への損傷が多大となるため、第2図に示し
た装置の繰り返し使用が不可能となった。
実験例5 個々の操作でのエツチングガスの流量(CtF3流9+
N2流量: t)を変える以外は実験例4と同様にして
利用効率ηを求めた。その結果、エツチングガスの利用
効率ηは第2図と同様な結果となり、CI F3の希釈
率がx〉10%、かつ放電電力がy > 25 a+W
/cm3を満たすときに臨界的に増加することが分かり
、第2図の関係がエツチングガスの流量によらないこと
が見出された。
エツチング条件 5 CIF、流電/NZ流it   x(%)CI F3流
f+N2流1tsla+ 内圧            2  Torr放電電力
         y (mW/cm’ )実験例6 実験例4と同様の装置及び条件による基体への堆積膜の
成膜と以下の条件でのエツチングによる洗浄とからなる
操作を繰り返し行なった。
その際、各操作てのエツチング洗浄における真空反応槽
32の内圧を0.ImTorr〜100 Torrの間
で異ならせ、その内圧(Z)と洗浄効果の関係を調べた
つ その結果、内圧10Torr以上では放電が真空反応槽
内に拡がらずエツチング時間を伸ばしても取り除くこと
のできないエツチング残漬が急激に増加し始め、その面
積は第7図に示すような結果となった。さらに内圧10
Torr以l−のエツチングはエツチング後に形成した
太陽電池の電気的特性に悪影響を与えることがわかった
。しかし0.1mTorr以−トては放電開始電圧が非
常に高くなり、実際には放電は生起されず、プラズマエ
ツチングはできなかった。
エツチング条件 6 CIF、、流星/ N 2流嘔 50(%)CIF、流
’El + N 2流暑  1  sls内圧    
        z  Torr放電電力      
  75(■W八へ3)以ト、実験例1〜5に見られる
ように本発明の効果はエツチングガスの通常用いられる
流量範囲、希釈ガスの種類、洗浄装置、および堆M膜の
種類によらずに普遍的なものであることが見出された。
以下本発明の効果を実証するための具体的実施例を説明
するが、本発明はこれらにより制限を受けるものではな
い。
実施例1 if図に示した装置を用い、実験例1と同様の成膜条件
により電子写真感光体用光導電性部材105を形成し、
これを取り出した後に下記のエツチング条件でエツチン
グを行なった。
エツチング条件 7 CIF3流量/ A r流量 50(%)CIF3流Q
+Ar流量351m 内圧            I  Torr放電電力
              1 0 0  (mW/
ctm”ンこのような成1%とエツチングの繰り返しサ
イクルを20回連続して行なったところ、20回の繰り
返し運転後の総エツチング時間は410分、使用したC
 I F、ガス間は大気雰囲気中で615ffiであっ
た。作成された電子写真感光体用光導電性部材をキャノ
ン製の複写機NP−7550にセットし画像特性を評価
したところ、すべて画像欠陥の無いすぐれた品質のもの
であった。
実施例2 第4図に示した装置を用い、実験例4と同様の成膜条件
により太陽電池用光受容部材205を形成し、これを取
り出した後に下記のエツチング条件でエツチングを行な
った。
エツチング条件 8 CIF3流!jE / N 2流操 50(%)CI 
F3流fik+N2tPtR1sl++内圧     
      I  Torr放’iff、電力    
   120 (mW/cm’)このような成膜とエツ
チングの繰り返しサイクルを20回連続して行なったと
ころ、20回の繰り返し運転後の総エツチング時間は2
2分、使用したC I F、ガス曙は大気雰囲気中で1
111であった。作成された太陽電池用光受容部材20
5に透明電極(ITO)をつけ、光起電力素子を形成し
、AM−1,5の照射下で変換効率を測定したところ、
得られた光起電力素子はすべてピンホールによる短絡の
無いすぐれた品質のものであった。
なお本発明の効果は希釈ガスの種類、エツチングガスの
流量等のエツチング条件やエツチング対象となる堆M膜
のM類、形成方法、形成装置、洗浄装置等に依存するこ
となく発揮され、上記の実施例に限ったものではない。
〔発明の効果〕
本発明によれば堆積膜を形成するための真空反応槽内を
極めて短時間に洗浄し、エツチング効率を向トさせるこ
とかでき、且つ形成される堆積膜の品質を高水準に維持
することができ、従って生産性の効率を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第4図は本発明の方法を通用し得る堆積膜の
製造に用い得る装置の断面図、第2図は実験例1におけ
るC I F、混合比率(X)、放電電力(y)とエツ
チングガス利用効率(η)の関係を示したもの、第3図
は実験例3における真空反応槽の内圧(1)とエツチン
グ残渣の面積の関係を示したもの、第5図は本発明に用
いられる電子写真用光導電性部材の層構成を示した図、
第6図は本発明に用いられる太陽電池用光受容部材の層
構成を示した図、第7図は実験例6における真空反応槽
の内圧(1)とエツチング残渣の面積の関係を示したも
のである。 1・・・高周波室Vj    2.3・・・下蓋底板4
・・・基体受台 6.7・・・上着 9・・・ガス導入孔 1・・・ガス導入管 3・・・ガス排気管 5・・・圧力検知器 7・・・真空排気装置 9・・・流入バルブ ト・・真空反応槽容器 32・・・真空反応槽3.34
・・・導波管  35・・・円筒状石英管6・・・平板
状導電性基体 37・・・基体受台8・・・成nQガス
およびエツチングガス9・・・マイクロ波   40・
・・マイクロ波発振器l・・・ガス導入管   42・
・・流入バルブ3・・・流出バルブ   44・・・ガ
ス排気管5・・・圧力検知器   46・・・抵抗加熱
体7・・・円筒状空洞共振器 01・・・円筒状導電性基体 02・・・電荷注入阻止層 03・・・光導電性層 5・・・円筒状導電性基体 8・・・ガス導入管 0・・・真空反応槽 2・・・高周波電源 4・・・抵抗加熱体 6・・・圧力モニター 8・・・流出バルブ  0 0 0 0 0 0 0 4・・・表面層 5・・・電子写真用光導電性部材 l・・・平板状導電性基体 2・−P型層 3−1型光受容層 4・−N型層 5・・・太陽電池用光受容部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリコン系堆積膜を形成するための真空反応槽内
    をプラズマエッチングにより洗浄する過程を含む堆積膜
    形成装置の洗浄方法において、前記プラズマエッチング
    を、エッチングガスとしてのCIF_3ガスを10容量
    %以上含むCIF_3ガスと希釈ガスとの混合ガスを前
    記真空槽内に導入し、0.1mTorr〜10Torr
    の圧力下で、25mW/cm^3〜500mW/cm^
    3の放電電力で行なうことを特徴とする堆積膜形成装置
    の洗浄方法。
  2. (2)CIF_3ガスと、希釈ガスとの混合ガスを前記
    真空槽内に50sccm以上5slc以下の範囲で導入
    して、前記プラズマエッチングを行なう請求項1に記載
    の堆積膜形成装置の洗浄方法。
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