JPH03218840A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH03218840A
JPH03218840A JP1269590A JP1269590A JPH03218840A JP H03218840 A JPH03218840 A JP H03218840A JP 1269590 A JP1269590 A JP 1269590A JP 1269590 A JP1269590 A JP 1269590A JP H03218840 A JPH03218840 A JP H03218840A
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JP
Japan
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recording
temperature
ejection
recording head
image
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JP1269590A
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Hiroyuki Takahashi
弘行 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像記録装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、飛翔液滴を形成して画像を形成する所謂インクジ
ェット記録方式は、高い信頼性をもって高画質化をはか
ることができるため、幅広《利用されつつある。特に、
飛翔液摘を形成するためのエネルギとして熱エネルギを
用いる形態のインクジェット記録方式、すなわちバブル
ジェット方式は、高速化,高信頼性,高画質化を一層向
上できるものとして注目されている。
ところで、一般にインクジェット記録においては、その
インクの温度に応じ画像特性(濃度,ドット径)が変化
する。従って、常に安定した画像特性を維持するために
、記録ヘッドを所定の温度に制御し、画像を記録するこ
とが望ましい。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、インクジェット記録方式、特に上記バブ
ルジェット方式にあっては複数枚の記録媒体に連続して
記録を行う場合に、ある一枚の記録媒体の記録中には熱
エネルギを発生するための記録ヘッド内に配設された電
気熱変換体の発熱により記録ヘッド自体の温度はある程
度保たれているが、その記録終了後から次の記録媒体の
記録開始,までに記録ヘッドの温度がしだいに下がって
しまうことがある。すると、次の記録媒体に記録される
画像の濃度が前の記録媒体の濃度と異なってしまうこと
になり、連続記録時にそれぞれの紀録媒体の画像濃度が
保証されないといった問題が生じることになる。
本発明は、かかる問題点を解決し、複数枚の記録媒体に
連続記録を行う場合にも均一な濃度の画像が得られるよ
うにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本発明は、電気信号の供
給に応じて熱エネルギを発生し、該熱エネルギを利用し
て記録媒体に向けてインクを吐出させる吐出エネルギ発
生素子が設けられた記録ヘッドを具備した画像記録装置
において、複数枚の記録媒体に対する連続記録を可能と
する手段と、1頁の記録媒体の記録後から、次の記録媒
体の記録開始までの間におかれる所定時間に、前記イン
クが吐出が生じない程度の電気信号を前記吐出エネルギ
発生素子に供給する手段とを具えたことを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、連続記録時に、ある一枚の記録媒体の
記録終了後から、次の記録媒体の記録開始までの間に、
記録ヘッドの温度調節や吐出準備のために吐出しない程
度の電気信号を記録ヘッドに与えることにより、連続記
録時でもそれぞれの記録媒体の画像濃度を保証し、常に
安定した画像を得ることができる。
[実施例コ 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
(実施例1) 第1図は本発明画像記録装置の一実施例として複写機の
概略側断面を示す図である。
図において、101は公知の読取手段を用いて原稿台上
に載置された原稿を読取り、これを電気信号に変換する
スキャナ部、102はスキャナ部101からの上記電気
信号に基づき記録を行うプリンタ部である。
ブリンク部102は、主に以下に示す各要素によって構
成される。
すなわち、103は紙などの記録媒体(以下記録紙とい
う)を送給するための給紙カセットであり、規定サイズ
の記録紙を積層して格納する。給紙カセット103内の
記録紙は、給紙命令に基づき、ピックアップローラ10
3八等の給紙機構によって、所定の記録紙搬送経路へ給
紙される。また、カセット103が複写機に装着された
時点で所定のセンサ等を介してその格納する記録紙のサ
イズが検出される。
カセット103から給紙された記録紙は、レジストロー
ラl04.ベルト搬送部105によって所定の記録位置
まで搬送される。
106は記録ヘッド部であり、4つの記録ヘッド106
A, 1068. 106C, l06Dの各々の吐出
口が上記記録位置に対向するよう配設される。これらの
記録ヘッド106A − 1060は、スキャナ部10
1からの上記電気信号に基づいたヘッド駆動信号によっ
て記録紙にインクを吐出して記録を行なう。
記録を終了した記録紙はベルト搬送部105等によって
排紙トレイ107へ排紙される。
108は、手差し給紙部であり、記録紙載置台12,ガ
イト35,給紙ローラ1 08A等によって構成される
。手差し給紙部108で給紙される記録紙は、給紙ロー
ラ108Aを介して上述のレジストローラ104まで搬
送され、以降上述と同様の経路で搬送されて記録および
排紙がなされる。
第2図は、第1図に示した記録ヘッドの詳細を示す模式
的上面図であり、記録ヘッド106A〜106Dの各々
は、記録紙の幅に対応して吐出口を配列したいわゆるフ
ルマルチタイプの記録ヘッドである。
同図において、114は吐出口であり、113は記録紙
の最大幅を記録できるようにこの幅以上の長さにわたっ
て吐出口114が複数配設される吐出口面である。11
2は、吐出口114に連通して構成されるとともに吐出
エネルギ発生手段としての電気熱変換体(不図示)を配
設するインク液路の各々に連通し、このインク液路にイ
ンクを供給するための共通液室である。111は共通液
室112の両端に設けられ、共通液室112にインクを
供給すること、および必要に応じてインクを循環するこ
とに用いられる循環管である。また、150は記録ヘッ
ドの温度を検出するために設けられた例えばサーミスタ
形態の温度センサである。
第3図は、電気悦変換体の駆動電気信号波形を■駆動電
圧24. OV,パルス幅8.0μsec ,■駆動電
圧24. OV,パルス幅7.5μs、■駆動電圧24
. OV,パルス幅7.0μs,としたときのヘッド温
度と画像濃度(00値)の関係を表わした図である。
この図から明らかなように、大きいエネルギを与える程
温度にかかわらず比較的安定した画像を得ることができ
ることがわかる。ところが、大きいエネルギを与えれば
ヘッドの寿命を短くしてしまう恐れがあるため、ヘッド
の温度に応じて与えるエネルギを変更する。例えば、第
4図に示すように30℃以下のときは■の波形、30℃
〜40℃のときは■の波形、40℃以上のときは■の波
形のように温度に応じて駆動電気信号波形を変化させれ
ばよい訳である。
ここで、本発明が解決しようとする吐出用パルス(以下
、吐出パルスという)及び紙間で発生させる吐出しない
程度のパルス(以下紙間ブリヒートパルスと呼ぶ)につ
いて説明する。
まず第5A図は紙間ブリヒートパルスを生成するための
タイミングを説明するための図であり、図においてPE
(ページイネーブル信号》は、“l”は記録中であるこ
とを、“0”は電源投入直後のウォームアップタイム,
予熱時,待機時の他、連続複写時等複数枚の記録媒体に
対する連続記録時における記録と記録の間、いわば「紙
間」であることを示す。LE(ラインイネーブル信号)
は毎ラインの印字時に“1”、それ以外に“0”となる
信号であり、これの先頭1クロツタ分がLSNC (ラ
インシンク信号)である。
PEND (ページエンド信号)はPEごとに最後の1
クロック分が”1″となる信号、PHCTEND  (
ブリヒートカウンタエンド信号)はPENDからある時
間(任意に設定できる)だけ経過した後1クロック分だ
け“1”となる信号、PRHE (プリヒートイネーブ
ル信号)はPENDからPHCTENDまでの間“1”
,それ以外が゜゜0”となる信号である。
第5B図はかかるタイミングを実現するための回路構成
例を示す。CP0160は適時プリヒートカウンタエン
ド( P}ICTEND)信号を生成するためのPTD
(プログラマブルタイマカウンタ)180に上記のある
時間を設定する。また、I/Oボート161の出力ボー
トP4によりPRHENB (ブリヒートイネーブルオ
ン信号)をONにすると、第5A図のタイミングチャー
トが有効となる。またボートP5のPRHREQ(ブリ
ヒートリクエスト信号)により、紙間以外でもブリヒー
ト信号を発生することができる。なお、182はPEN
D (ページエンド)信号を生成するためのD型フリッ
プフロップ,184はPRHE (ブリヒートイネーブ
ル)信号を生成するためのJ−K型フリップフロップで
ある。PRHE (プリヒートイネーブル信号)はI/
Oボート161にとって入力信号であり、この信号によ
りCPU160は紙間ブリヒートがイネーブル状態であ
るかどうかを認識することができる。また、このPRH
E信号は第4C図のセレクタ166にも供給される。さ
らに、CLK  (クロック)信号は第5C図のカウン
タ163およびラッチ167に、PE(ベージイネーブ
ル)信号は同じくセレクタ166に、LSYN(:  
(ラインシンク)信号は同じくカウンタ163にもそれ
ぞれ供給される。
第5C図は本例における記録ヘッド駆動制御回路の構成
例を示す。
ここで、162はサーミスタ150によって検出された
記録ヘッド106の温度情報をA/D変換し、CP01
60のデータバスラインに供給するA/D変換器である
。163は画像転送クロツク信号CLKに同期して歩進
され、第2図示の吐出口114のそれぞれの位置に対応
したアドレス信号を出力するカウンタ、164はそのカ
ウンタ163によって指定されるアドレスに、対応した
吐出口に配置された電気熱変換体の記録時における駆動
パルス(吐出パルス)を規定する情報(パルス幅など)
を予め格納したメモリである。すなわち本例では、電気
熱変換体の特性や吐出口ないし液路の寸法のばらつきに
起因した吐出特性のばらつきは、各吐出口について吐出
パルスを定めることにより補正される。
なお、メモリ164には、吐出パルス規定のための情報
の他に、温度に応じたブリヒートパルスのパルス幅を格
納しておくこともできる。また、記録時等において記録
に係らない吐出口内方の流路を暖めておく目的で、イン
ク吐出がなされない程度にその電気熱変換体に通電する
ためのパルスを規定する情報を格納しておくこともでき
る。しかしこれらはメモリ164とは別体のメモリに格
納しておいてもよい。本例においては、これらはCPU
160によって読出され、前者はI/Oボート161の
ボートP2を介してセレクタ166に、後者はボートP
Iを介してセレクタ165に供給される。
セレクタ165はメモリ164からの吐出パルス規定情
報を端子Bに、ボートP1からのパルス規定情報を端子
Aに受容し、当該吐出口による記録の有無に応じて、す
なわち端子S。に入力される記録に係る画像信号VID
EOの有無に応じて、端子Bに受容した情報または端子
Aに受容した情報を出力する。この動作を示すと次表の
通りである。
[第1表]セレクタ(1)165の動作セレクタ166
は、未使用の端子CO+セレクタ165のY出力を受容
する端子C1,Cm(CIの内容=Csの内容)、およ
びI/Oボート161のP2出力を受容する端子C2を
有し、それら端子に受容した内容は、制御端子S,およ
びS2にそれぞれ入力されるPE(ベージイネーブル)
信号およびPRHE (ブリヒートイネーブル)信号の
状態によって選択され、Y端子より出力される。その動
作は次表の通りである。
[第2表コセレクタ(21166の動作内容167は1
ライン分のパルス規定情報を整列させるためのラッチ、
168はこれを利用してヘッド106を駆動するドライ
バである。
第6図は本例の動作手順の一例を示すフローチャートで
ある。
まず、■ラインの記録にあたっては、ステップS1にて
各吐出口毎に吐出パルスまたは記録に係らない吐出口を
暖めるためのパルスの規定情報を設定する。すなわちセ
レクタ165によりVIDEOデータが“1”のときに
はその吐出口に対応した吐出パルス規定用のデータが選
ばれ、“o゜゛のときはI/Oボート161のP1ボー
トで設定したパルス幅データが選ばれる。このP1ボー
トのデータは、上述のようにVIDEO信号がない吐出
口に対してかけるパルスのパルス幅を設定するもので、
通常は” o ”を設定しておいてよいが、本例では吐
出に係らないものでもいつでも吐出できるように準備し
ておき、吐出しない程度のパルス幅(例えば3.0μs
程度)を与えることによってブリヒートパルスと同様に
常に各吐出口内方の流路を暖めておく目的で使われる。
これらデータの設定時にはセレクタ166によって入力
C1またはC3の内容が選択され、これがラッチ167
に供給され、当該1ラインのデータが整列するとヘッド
ドライバ168を介して記録ヘッド106を駆動し、そ
の1ラインの記録が行われる(ステップS3)。
次に、ステップS5にて1頁の記録が終了したか否かを
判定し、否定判定であればステップS1に復帰して次ラ
インにつき同様の処理を行う。一方肯定判定であれば、
ステップS7にて連続複写等複数枚の記録媒体に対して
連続記録を行うか否かを判定する。連続記録の終了時ま
たはこれを行わない場合には待機処理に移行して本手順
の処理を終了する。
連続記録を行う場合にはステップS9に進み、そのとき
の記録ヘッド温度を入力し、ステップSllにてその温
度に応じた適切なブリヒートパルス規定情報(パルス幅
等)をボートP2に出力する。この情報の設定時にはP
E= O , PRHE= 1となることにより入力C
2の内容が選択される。なお、この設定はブリヒート期
間について1回のみ行われるものでも、適宜のタイミン
グで温度に応じて変更されるものでもよい。そして、P
RHE= 1である期間にわたってブリヒート動作を行
い(ステップSl3)、その後次頁の記録を行うために
ステップSlに復帰する。
(実施例2) 第7図は本発明の第2の実施例に係り、記録ヘッド10
6を温度制御するための手段を具備したものである。
ここで151は記録ヘッド全体が均一な温度になるよう
にするための熱伝導材、152は温度調整用ヒータ、1
53は放熱フィン、154は記録ヘッドが昇温し過ぎた
ときにこれを冷却するためのファンである。
これらを記録ヘッド106に取付け、第5c図に示した
のと同様にサーミスタ150から検出した温度をA/D
変換器162でデジタルデータに変換し、その値に応じ
てI/Oボート16lにセットするデータを変える。本
例では、さらにこのデータセットにあたって、CP01
60の内部タイマなどを利用して、ある周期ごとに(例
えば約1 0ms毎等のラフな間隔でよい。)、逐次設
定する。
設定においては、第4図のように、30”C以下のとき
は4.0μsec, 30℃〜40℃のときは3.5μ
sec,40℃以上のときは3.0μsecなどと設定
するようにすれば、紙間でもノズル内のインクの温度が
下がることなく複数枚の連続コピーを行っても最初から
最後まで品質が落ちることな《常に安定した濃度の画像
が得られる。
(実施例3) 第8図は本発明の第3の実施例を示し、実施例1に係る
第5C図と同様に構成できる部分については対応箇所に
同一符合を付してある。
本例では、メモリ164のアドレスバスの上位bitを
増やし、その上位bitをサーミスタ150により検出
した温度により吐出パルス幅を切換えるためのデータと
する。この上位bitはI/Oボート161のP3ボー
トにより設定できる。一方、メモリ164には、あらか
じめ温度に対応して各吐出口の電気熱変換体に与える吐
出パルスのパルス幅データを格納してお《。この温度に
応じた吐出パルスは、例えば第9図のように定めること
ができる。
記録ごとに温度を検出してメモリ内のデータを書きかえ
ることもできるが、本例ではその時間が省略される。さ
らに、記録中に吐出パルスが与えられることにより記録
ヘッドの温度が上昇しても、それに対応した吐出パルス
が自動的にメモリ内から読出されることになる。
従って、本例でも上述と同様の効果が得られることに加
え、紙間において仮に温度変化があったとしても、次の
記録紙に対する記録時には、その温度に対応した適切な
幅の吐出パルスが与えられ、最初から最後まで常に安定
した画像が得られる。
(実施例4) 駆動パルスのパルス幅を変化させるかわりに、駆動パル
スの電圧値を変化させても同様の効果が得られる。
例えば、■30℃以下では駆動電圧26. OV,パル
ス幅7.0μs,■30℃〜40℃のとき25. OV
, 7. OμS,■40℃以上のとき24. OV,
 7. 0μSとなるパルスとする。
すなわち、第10図に示すように、CP0160は、サ
ーミスタ150で検出した温度データに応じて、駆動パ
ルスの電圧値を設定し、それをD/A変換器169でア
ナログデータに変換し、その電圧値の大小により電源1
70で駆動電圧値を変化させ、ヘッドドライバ168を
介して記録ヘッド106を駆動するようにする。
なお、本例と上記(実施例1)または(実施例2)とを
組合せ、パルス幅および駆動電圧を変更するようにして
もよい。
(実施例5) 第11図に示すように、吐出時に利用される通常パルス
に対して、ブリヒート時には二分割パルスを利用するよ
うにしてもよい。これによっても画像濃度を向上させる
ことができる。
(その他) なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも
バブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置において優
れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が達成で
きるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書,同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型,コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長,収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書,同第4345262
号明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口,液路,電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書,米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
− 138461号公報に基いた構成としても本発明の
効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどの
ようなものであっても、記録を確実に効率よ《行いつる
からである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。
そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合
せによってその長さを満たす構成や、一体的に形成され
た1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加
えて、上例のようなシリアルタイプのものでも装置本体
に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置
本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップ
タイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的
に設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた
場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、上述のようなリーグ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るものであってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、連続記録時にあ
る記録媒体の記録終了から、次の記録媒体の記録開始ま
での間、吐出が生じない程度の電気信号を記録ヘッドに
与えることにより、連続記録時でもすべての記録媒体の
画像濃度が均一に保証され、常に安定した画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明画像記録装置の一実施例に係るインクジ
ェット複写機の構成例を示す概略側断面図、 第2図はその記録ヘッドの構成例を示す模式的断面図、 第3図はその記録ヘッドに配設される電気熱変換体の駆
動信号波形を変えたときのヘッド温度と画像濃度との関
係を説明するための線図、第4図は温度に応じて選択さ
れる駆動信号波形を示す説明図、 第5A図は本例に係る紙間ブリヒートパルスを生成する
ためのタイミングを説明するためのタイミングチャート
、 第5B図はそのタイミングを実現するための回路構成の
一例を示すブロック図、 第5C図は本例に係る記録ヘッド駆動制御部の構成例を
示すブロック図、 第6図はその動作手順の一例を示すフローチャート、 第7図は本発明の第2の実施例に係る記録ヘッドの模式
的平面図、 第8図は本発明の第3の実施例に係る記録ヘッド駆動制
御部の構成例を示すブロック図、第9図は本例において
採用可能な吐出パルスの例を示す説明図、 第10図は本発明の第4の実施例に係る記録ヘッド駆動
制御部の構成例を示すブロック図、第11図は本発明の
第5の実施例において採用可能なパルス波形を示す説明
図である。 ・・・スキャナ部、 ・・・プリンタ部、 ・・・カセット、 ・・・レジストローラ、 ・・・ベルト搬送部、 ・・・記録ヘッド、 ・・・排紙トレイ、 10g・・・手差し給紙部、 111・・・循環管、 112・・・共通液室、 113・・・吐出口面、 114・・・吐出口、 l2・・・手差し紙載置台、 35・・・巾寄せガイド、 150・・・温度検出器(サーミスタ)151・・・熱
伝導材、 152・・・温調ヒータ、 153・・・放熱フィン、 154・・・冷却ファン、 160・・・CPU、 161 ・・・I/Oボート、 162・・・A/D変換器、 163・・・カウンタ、 164・・・メモリ、 165・・・セレクタ、 166・・・セレクタ、 167・・・ラッチ、 ・・・ヘッドドライバ、 ・・・D/A変換器、 ・・・電源、 ・・・PTC (プログラマブルタイマカウンタ) 第 2 図 Oαi 第 3 図 第 4 図 第6図 第 7 図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)電気信号の供給に応じて熱エネルギを発生し、該熱
    エネルギを利用して記録媒体に向けてインクを吐出させ
    る吐出エネルギ発生素子が設けられた記録ヘッドを具備
    した画像記録装置において、 複数枚の記録媒体に対する連続記録を可能とする手段と
    、 1頁の記録媒体の記録後から、次の記録媒体の記録開始
    までの間におかれる所定時間に、前記インクが吐出が生
    じない程度の電気信号を前記吐出エネルギ発生素子に供
    給する手段とを具えたことを特徴とする画像記録装置。 2)吐出を行わせるための電気信号を発生させる手段と
    、当該電気信号および前記吐出が生じない程度の電気信
    号を切換える手段を具えたことを特徴とする請求項1に
    記載の画像記録装置。 3)前記記録ヘッドの温度を検出する手段を有し、当該
    検出温度に応じて少なくとも前記吐出が生じない程度の
    電気信号の波形を変化させる手段を具えたことを特徴と
    する請求項1に記載の画像記録装置。
JP1269590A 1990-01-24 1990-01-24 画像記録装置 Pending JPH03218840A (ja)

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JP1269590A JPH03218840A (ja) 1990-01-24 1990-01-24 画像記録装置

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JP (1) JPH03218840A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5477245A (en) * 1992-06-30 1995-12-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Temperatures control system for ink-jet recording apparatus
EP1020290A3 (en) * 1999-01-13 2000-11-08 Hewlett-Packard Company Multiple printhead apparatus with temperature control and method

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