JPH0321841B2 - - Google Patents

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JPH0321841B2
JPH0321841B2 JP5479885A JP5479885A JPH0321841B2 JP H0321841 B2 JPH0321841 B2 JP H0321841B2 JP 5479885 A JP5479885 A JP 5479885A JP 5479885 A JP5479885 A JP 5479885A JP H0321841 B2 JPH0321841 B2 JP H0321841B2
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JP5479885A
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JPS61213608A (ja
Inventor
Sadamitsu Nishihara
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Mitutoyo Corp
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Mitutoyo Corp
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Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
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Publication of JPS61213608A publication Critical patent/JPS61213608A/ja
Publication of JPH0321841B2 publication Critical patent/JPH0321841B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/028Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness by measuring lateral position of a boundary of the object

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は物体の寸法、変位量等を測定するた
めの光電式測定機器に係り、特に、測定対象物の
映像との相対移動時に生じる受光量変化に基づ
き、位相ずれ信号を発生するように、移動面と略
平行な面内に配設された複数の受光素子と、前記
位相ずれ信号を演算して零レベル基準信号と交差
する傾斜信号を出力する演算器と、この傾斜信号
と基準レベル信号とのクロスポイントをもつてエ
ツジ検出信号を発生するエツジ検出装置と、を含
む光電式測定機器の改良に関する。
【従来の技術】
従来この種光電式測定機器、例えば、拡大投影
機は、載物台上に測定対象物を平行な光線により
照射して、その透過光又は反射光に基づきスクリ
ーン上に該測定対象物の投影像を結像させ、この
結像から測定対象物の寸法形状等を測定するもの
であるが、スクリーンに投影された測定対象物の
像のエツジ(端部)は一般的にいわゆるにじみが
あり、従つて、載物台上の測定対象物を移動さ
せ、そのスクリーン上の結像とヘアラインとの一
致から測定値を正確に読み込むことは困難であ
る。 かかる問題点を解消するために、従来は、結像
のエツジを受光素子と相対移動させることによ
り、受光素子の受光面に投影された像の明部と暗
部との面積の割合の変化から受光素子から出力す
る電気信号の大きさの変化を、参照電圧と比較し
て、投影画像の端部を検出するものがある。 しかしながら、この方法は、外乱光等のノイズ
の影響が大きいとともに、受光素子から得られる
信号又は参照電圧の変動による測定精度の低下が
大きいという問題点がある。 更に、スクリーン上の投影画像の境界(エツ
ジ)に対して受光素子を相対移動させ、その時の
出力信号を2階微分して波形信号を得、これと参
照電圧との比較によつてエツジを検出するものが
あるが、受光素子と投影画像との相対移動速度の
大小によつて、検出されるエツジの位置が異なる
ことがあり、更に、前記と同様に参照電圧の変動
による測定精度の低下が大きいという問題点があ
る。 更に、受光素子を2個配置して、これを投影画
像のエツジに対して相対移動させ、これにより得
られた複数の出力信号から波形の信号を得、これ
と参照電圧との比較によつてエツジを検出するも
のがあるが、前記と同様に受光素子から得られた
出力信号と参照電圧との相対変化、レベル変動等
から測定が非常に不安定となり、更に、照射光線
の照度に対する適用範囲が狭く、又、測定態様が
限定されかつ、センサー部あるいは回路部分が複
雑になるという問題点がある。 特に、投影機においては、照射用の光源ランプ
の疲労、投影系のレンズ特性、外乱光によりスク
リーン上の投影画像の明るさが変化し、又、投影
倍率の切替により投影画像の明るさが変化した
り、更には測定者側の条件として、例えば測定者
の瞳の色(人種により異なる)により作業に好適
な明るさが異なるため、これを適宜に選択しなけ
ればならないが、前記のように照射光線の照度に
対する適用範囲が狭いと、結果として投影機の能
力を低下させてしまうことになる。 又、従来のエツジ検出方法では、投影画像のフ
オーカスがずれていた場合は、受光素子による出
力波形がなだらかになつてしまうので、正確なエ
ツジ検出ができないという問題点があつた。 この問題点は、投影機のみならず、一般的に透
過光又は反射光を検出して、直接的又は間接的に
測定対象物の寸法測定等をするための光電式測定
機器におけるエツジ検出に共通する問題である。 これに対して例えば動開昭58−173408号に開示
されるように、透過光又は反射光を検出して、直
接的又は間接的に測定対象物の寸法測定をするた
めの光学式測定機器におけるエツジ検出装置にお
いて、前記測定対象物との相対移動時に生ずる明
暗に基づき、少なくとも2組の位相ずれ信号を発
生するよう移動面と略平行な面内に配設された4
個の受光素子からなるセンサーと、前記各組の位
相ずれ信号の差を演算する第1及び第2の演算手
段と、これら第1及び第2の演算手段の出力信号
の差を演算する第3の演算手段及び和を演算する
第4の演算手段と、この第4の演算手段の出力信
号が所定レベルにある間に生じる、前記第3の演
算手段の出力信号と基準レベルのクロス信号を出
力する検知手段を設けたものが提案されている。 このエツジ検出装置は、測定対象物を照射する
光強度、測定中の外乱光等のノイズ、受光素子の
出力信号あるいは参照電圧の変動による影響を伴
なうことなく、しかも簡単な構成で、測定対象物
のエツジを検出することができ、又投影機におい
て投影画像の焦点ずれがあつても、正確にエツを
検出することができ、更に、受光素子からのアナ
ログ信号を直接処理することにより、測定対象物
のエツジを検出することができるという利点があ
る。 又、特開昭59−162404号公報に開示されるよう
に、測定対象物の映像の明領域と暗領域とにある
2つの光電素子の出力信号の差信号と、これらの
光電素子の中間位置にある基準光電素子から出力
される基準信号との交点をもつて一致信号を出力
する回路手段を設けたものがある。 上記特開昭58−173408号公報に開示されるエツ
ジ検出装置、及び特開昭59−162404号公報に開示
される装置によつて、実際に測定対象物の映像に
おけるエツジを検出する場合は、機械式アナログ
メータを感度調整用及び手動測定の場合のエツジ
検出モニターとして使用する。 前記光電式測定機器が、例えば、測定対象物の
映像をスクリーン上に拡大投影するようにした拡
大投影機の場合、光源、光学系あるいは測定対象
物の状態、更には作業者の好みによつてスクリー
ン上の影像の輝度が変化する。 一方エツジ検出のための受光素子等も経時的変
化を生じ、従つて、前記スクリーン上の輝度が高
過ぎると受光素子の出力を演算するための演算器
が飽和状態となつて精度を保障し得なくなると共
に、低過ぎる場合は、感度低下となり、エツジ検
出が不能となる。 従つて、エツジ検出系統の感度を適正なレベル
に設定しなければならないことになる。 即ち、受光素子がスクリーン上の映像のエツジ
を通過するときに発生する出力信号を演算した、
Sカーブ状の信号波形のプラス側及びマイナス側
のピーク値を、該Sカーブ波形の中間の零レベル
信号とクロスする部分の直線性が保障されるべく
適切な範囲に収まるように感度レベルを設定しな
ければならない。 このための方法としては、例えばセンターゼロ
タイプの直流電統計からなる機械式アナログメー
ターを、前記Sカーブ状の出力信号のモニターと
して用い、投影画像のエツジが、複数の受光素子
からなるセンサの中心に通過するときに発生する
Sカーブ出力に応じて振れる指針の左右、又は上
下の最大振幅がある一定の範囲内に収まるように
装置の感度調整をする。この感度調整は、検出出
力の電圧増幅段の利得調整によつて行う。 又、エツジ検出モニターとして使用する場合、
操作ハンドルによる手動又は自動的に載物台を移
動させて前記映像を受光素子に近づけて、エツジ
検出信号をメーターで確認しながら、エツジ検出
点において変位量を読取ることにより測定するも
のである。 即ち、複数の受光素子の出力信号を演算して、
例えば一対の位相ずれ信号の差信号を出力し、こ
の差信号の値を、エツジ検出信号が出力されてい
るときに、メーターで、その指針が零ポイントを
指すときにこれをエツジ検出点とするものであ
る。 このようなエツジ検出の手順を繰返して得た変
位量(座標)から、必要に応じて自動演算処理し
て、測定対象物の寸法、形状等を計測する。 このように、機械式アナログメーターを、機器
の感度調整のモニター及びエツジ位置検出のモニ
ターとして用いる場合、該アナログメーターの応
答性が悪いことから作業能率が低下し、又、アナ
ログメーターが振動、衝撃に弱いことから、零点
の狂いが生じ易く、零点の調整作業を頻繁に行わ
なければならないという問題点がある。又、アナ
ログメーターの取付け姿勢に制限があるという問
題点もある。 即ち、アナログメーターは一般的に可動コイル
を用いているために、コイルに流れる電流と指針
の動きにタイムラグがあり、又、電流の急速の変
化に指針が追従できないため、投影画像のエツジ
近傍ではセンサと投影画像の相対接近速度を極め
て低下させなければならず、又、タイムラグがあ
ることから、指針が零ポイントにきたところで投
影画像の相対移動を止めても、指針が慣性によつ
てそのまま短時間動いて止まるため、再び投影画
像を逆方向に戻してやらなければならないとい
う、いわゆるハンチング操作が必要となるため
に、測定作業能率が著しく低下するという問題点
がある。 又、メーターの指針を目視することによつてエ
ツジ検出点を確認しているので、作業者による読
取り誤差も生じ易く、作業者の熟練を要するとい
う問題点がある。 更に又、上記のようなエツジ検出作業を自動的
に行う場合、測定対象物の映像に対する受光素子
の相対移動速度によつて、測定精度が変つたり場
合によつては検出不能な事態も生ずることから、
受光素子の相対移動速度を制御するための種々の
装置が必要となり、装置の製造コストが増大して
しまうという問題点もある。
【発明が解決しようとする問題点】
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもの
であつて、ハンチング操作を伴うことなく測定対
象物あるいはその画像のエツジを正確且つ迅速に
モニタリングして検出できるようにした光電式測
定機器を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この発明は、測定対象物の映像との相対移動時
に生じる受光量変化に寒基づき、位相ずれ信号を
発生するように、移動面と略平行な面内に配設さ
れた複数の受光素子と、前記位相ずれ信号を演算
して零レベル基準信号と交差する傾斜信号を出力
する演算器と、この傾斜信号と基準レベル信号と
のクロスポイントをもつてエツジ検出信号を発生
するエツジ検出装置と、を含む光電式測定機器に
おいて、傾斜信号の、前記クロスポイントを含む
一定領域を時定するための領域信号発生器、この
領域信号発生器から領域信号が出力されている間
の前記傾斜信号の値を複数段階に分割する信号区
分器、この信号区分器により分割された区分に対
応して設けられた該区分と同数の表示手段を含
み、前記傾斜信号の値が属する区分に対応する表
示手段を作動させる接近表示装置、を含んで形成
されたモニター装置を備えることにより上記目的
を達成するものである。 又この発明は、前記信号区分器を分割すべき区
分の幅を変更可能に形成して上記目的を達成する
ものである。 又、この発明は前記信号区分器を、前記傾斜信
号の値が、前記基準レベル信号の値に近い区分程
その幅を小さくするように形成することにより上
記目的を達成するものである。 又、この発明は測定対象物の影像との相対移動
時に生じる受光量変化に基づき、位相ずれ信号を
発生するように、移動面と略平行な面内に配設さ
れた複数の受光素子、前記位相ずれ信号の差を演
算して零レベル基準信号と交差する差動出力信号
を出力する差演算器、この差動出力信号と基準レ
ベル信号とのクロスポイントを検出する検出手
段、この検出手段から出力される複数のクロス信
号の中からエツジ検出信号を特定するための領域
信号を出力する領域信号発生器を含んで形成され
たエツジ検出手段と、該領域信号発生器から領域
信号が出力されている間の前記差動出力信号の値
を前記クロスポイントを中心に複数段階に分割す
る信号区分器、この信号区分器により分割された
区分に対応して設けられた該区分と同数の表示手
段を含み、前記領域信号の値が属する区分に対応
する表示手段を作動させる接近表示装置、を備え
て形成されたモニター装置と、を設け、且つ、前
記信号区分器を、前記差動出力信号の値が、前記
基準レベル信号の値に近い区分程その幅を小さく
するように形成することにより上記目的を達成す
るものである。
【作用】
この発明においては、複数の受光素子から出力
され、且つ演算器によつて演算されて、零レベル
基準信号と交差する傾斜信号が、測定対象物の映
像のエツジに該当する点を中心として複数の区分
に分割され、且つ、各区分に対応して設けられた
表示手段が、傾斜信号の値が属する区分を表示す
ることにより、メーターを用いることなく、エツ
ジ検出点の近傍に傾斜信号があることを確認して
その範囲を定量的に捉えることができるようにし
ている。
【実施例】
以下本発明の実施例を図面に参照して説明す
る。 この実施例は、本発明を、投影機のエツジ検出
装置に適用したものであり、第1図ないし第4図
に示されるように、光源ランプ10からの光をコ
ンデンサレンズ12を介して載物台14の下方か
ら、あるいは他の光路を介して載物台14の上方
から、該載物台14上の測定対象物16を照射し
て、その透過光又は反射光に基づき、投影レンズ
18を介してスクリーン21上に、測定対象物1
6の投影画像16Aを結像させ、この投影画像1
6Aにより、間接的に測定対象物16の寸法測定
等をするための投影機20であつて、前記投影画
像16Aとの相対移動時に生ずる明暗に基づき、
位相ずれ信号を発生するよう移動面と略平行な面
内に同芯状に配設された第1及び第2受光素子2
A,22Bを含み、両受光素子22A,22Bの
出力に基づくセンサー出力信号のセンサー出力端
子23A,23Bにおけるレベルが、前記相対移
動時に生ずる明及び暗のそれぞれの時に等値とな
るよう形成された受光センサー24と、この受光
センサー24における前記センサー出力端子23
A,23Bに接続され、ここから出力される位相
ずれ信号a,bの差を演算し、零レベル基準信号
と交差する傾斜信号(差動出力信号)c=a−b
を出力する差演算器26と、この傾斜信号cと基
準レベル信号とのクロスポイントをもつてエツジ
検出信号mを発生するエツジ検出装置28と、を
含む投影機20において、前記傾斜信号cの、前
記クロスポイントを含む一定領域を特定するため
の領域信号発生器30と、この領域信号発生器3
0から領域信号jが出力されている間の前記傾斜
信号cの値を複数段階に分割する信号区分器32
と、この信号区分器32により分割された区分に
対応して設けられた該区分と同数の表示手段を含
み前記傾斜信号cの値が属する区分に対応する表
示手段を作動させる接近表示装置34と、から構
成されるモニター装置29を備えたものである。 前記エツジ検出装置28は、第3図に示される
ように、第1の比較器36A、これと並列の第2
の比較器36B及びこれら第1及び第2の比較器
36A,36Bの出力信号k,lが入力されるエ
クスクルーシブORゲート38とから構成されて
いる。 前記第1の比較器36A及び第2の比較器36
Bのプラス側は、抵抗40A,40Bを介してグ
ランドアースされている。 又、マイナス側には、前記傾斜信号cが入力さ
れるようになつている。 更に、これら第1の比較器36A及び第2の比
較器36Bのプラス側と出力側とは、それぞれダ
イオード42A及び抵抗44A、ダイオード42
B及び抵抗44Bを介して接続されている。 前記第1の比較器36A側のダイオード42A
は、その出力側の電位がハイレベル「H」のとき
これを分圧して、プラス側の電位をΔVrefとする
ような特性とされている。 又第2の比較器36B側のダイオード42B
は、第2の比較器36Bの出力側の電位に対し
て、プラス側の電位をΔVrefだけ低くするように
されている。 ここで、前記第1の比較器36A及び第2の比
較器36Bは、プラス側の入力がマイナス側の入
力よりも大きいときに、ハイレベルの信号「H」、
又、両者の差が零以下の場合ローレベルの信号
「L」を出力するようにされている。 ここで、前記「H」,「L」及びΔVrefとの関係
は、次の式に示されるように設定される。 H−ΔVref=L≒0 前記領域信号発生器30は、前記差演算器26
の差動出力信号cと高位及び低位レベルの参照信
号とを比較して、該差動出力信号cが高位及び低
位レベル間にあるときホールド信号d,eを形成
して、前記センサー出力信号a,bのうち一個の
センサー信号bをホールドし、このホールドされ
た高位ホールド信号を低位ホールド信号間に該出
力信号bがあることをもつて、前記位相ずれ信号
cの基準レベル信号とのクロスポイントを含む一
定領域で信号を出力するようにされている。 即ち、前記領域信号発生器30は、前記差演算
器26の差動出力信号cと高位レベル参照信号と
を比較し、該差動出力信号が高位レベルより低い
ときホールド信号dを出力する第3の比較器44
Aと、低位レベルの参照信号と比較し、該差動出
力信号cが低位レベルよりも高いときホールド信
号eを出力する第4の比較器44Bと、前記第3
の及び第4比較器44A,44Bから入力される
前記ホールド信号d,eに基づき前記センサー2
4の一方のセンサー出力信号bをホールドし、且
つ、ホールド信号が入力されないとき該センサー
出力信号bをサンプリングする第1及び第2のサ
ンプルホールド回路46A,46Bと、これら第
1及び第2のサンプルホールド回路46A,46
Bの出力信号f,gと前記センサー出力信号bと
を比較し、該出力信号fがセンサー出力信号bよ
りも小さいとき信号hを出力する第5の比較器4
8Aと、前記出力信号gと前記センサー出力信号
bとを比較し、該出力信号gがセンサー出力信号
bよりも大きいとき信号iを出力する第6の比較
器48Bと、前記第5及び第6の比較器48A,
48Bの一方のみが信号を出力するとき領域信号
jを発生するエクスクルーシブORゲート50
と、を備えて形成されている。 このエクスクルーシブORゲート50の出力側
は、増幅器52を介して前記接近表示装置34に
接続されている。 前記信号区分器32は、プラス側第1乃至第5
比較器54A乃至54Eからなるプラス側比較器
列54及びマイナス側第1乃至第5比較器56A
乃至56Eからなるマイナス側比較器列56と、
プラスの電圧V+が印加されるプラス側抵抗列5
8及びマイナスの電圧V-が印加されるマイナス
側抵抗列60とから構成されている。 前記プラス側抵抗列58は、グランドアース側
のプラス側第1抵抗乃至第5抵抗58A乃至58
E及びプラス側可変抵抗58Fを直列に備えてい
る。 又、同様にマイナス側抵抗列60もグランドア
ース側から、マイナス側第1乃至第5抵抗60A
乃至第60E及びマイナス側可変抵抗60Fを直列
に備えている。 ここで、前記プラス側抵抗列58及びマイナス
側抵抗列60における各抵抗の抵抗値は、第1側
から第5側に漸次増大するようにされている。 即ち、第4図Aに示されるように、信号区分器
32による信号c=a−bの分割区分S5〜S1
S1′〜S5′の幅が、零レベルの基準信号とのクロス
ポイント(エツジ)に近い程小さくなるようにさ
れている。 前記プラス側第1乃至第5比較器54A乃至5
4Eは、前記プラス側第1抵抗58A乃至58E
に対応して配置され、それぞれの抵抗の高電位側
が、対応する比較器のマイナス入力側に接続され
ている。 又、同様に前記マイナス側第1乃至第5比較器
56A乃至第56Eは、マイナス側第1乃至第5
抵抗60A乃至第60Eに対応して配置され、そ
れぞれの抵抗の高電位側が対応する比較器のプラ
ス入力側に接続されている。 従つて、前記プラス側第1比較器54Aから第
5比較器54Eまでは、プラス側抵抗列58に印
加される電圧V+の分圧が、プラス側第1比較器
54Aから、プラス側第5比較器54Eまで順次
高い電位でそれぞれのマイナス入力側に印加され
ることになる。 同様に、マイナス側第1比較器56A乃至第5
比較器56Eのプラス入力側には、マイナス側抵
抗列60に印加される電圧V-が、電位の低い側
から順次分圧して印加される。 前記プラス側第1乃至第5比較器54A乃至第
54Eのプラス入力側及び前記マイナス側第1乃
至第5比較器56A乃至第56Eのマイナス入力
側には、それぞれ、前記差演算器26の差動出力
信号である傾斜信号(c=a−b)が入力される
ように接続されている。 前記プラス側第1乃至第5比較器54A乃至5
4E及びマイナス側第1乃至第第5比較56A乃
至56Eの出力側には、それぞれ、プラス側第1
乃至第5アナログスイツチ62A乃至62Eから
なるプラス側スイツチ列62及びマイナス側第1
乃至第5アナログスイツチ64A乃至64Eから
なるマイナス側スイツチ列64が接続されてい
る。 又、これらのアナログスイツチ62A乃至62
E及び64A乃至64Eに対応して、発光ダイオ
ードからなり、プラス側表示手段列66を構成す
るプラス側第1乃至第5表示手段66A乃至66
E及びマイナス側表示手段68を構成するマイナ
ス側第1乃至第5表示手段68A乃至68Eがそ
れぞれ接続されている。 前記スイツチ列62,64及び表示手段列6
6,68は、前記接近表示装置34を構成してい
る。 ここで前記プラス及びマイナス側第5表示手段
66E,68Eの点灯色はグリーン、第4乃至第
1表示手段66D〜66A及び68D〜68Aの
点灯色はアンバーとされている。 前記プラス側第2乃至第5アナログスイツチ6
2B乃第62Eは、プラス側第1乃至第4比較器
54A乃至第54Dの出力信号が、トリガ信号と
して入力され、該信号がハイレベル「H」のとき
オンされ、ローレベル「L」のときオフとなるよ
うにされている。 又、前記マイナス側第2乃至第5アナログスイ
ツチ64B乃至64Eは、前記マイナス側第1乃
至第4比較器56A乃至56Dの出力信号がトリ
ガ信号として入力され、該出力信号がハイレベル
「H」のときオンされ、ローレベル「L」のとき
オフとなるようにされている。 又、前記プラス側第1アナログスイツチ62A
は、NOT回路70を介して前記第1の比較器3
6Aの出力側に接続され、該第1の比較器36A
の出力信号kが転換された信号k′をトリガ信号と
して、該信号k′がハイレベル信号のときにオンさ
れるようになつている。 即ち、第1の比較器36Aの出力が「L」のと
き、NOT回路70により極性転換されたハイレ
ベル信号「H」が入力されるときにオンされるも
のである。 又、前記マイナス側第1アナログスイツチ64
Aは、前記第6の比較器48Bの出力信号lをト
リガ信号として、該出力信号lがハイレベルのと
きオンされるようになつている。 前記プラス側第1乃至第5表示手段66A乃至
66E及びマイナス側第1乃至第5表示手段68
A乃至68Eは、抵抗72を介して前記増幅器5
2の出力側に接続されている。 又、前記増幅器52の出力側と、前記エツジ検
出装置28におけるエクスクルーシブORゲート
38との間には、抵抗74を介して赤色の発光ダ
イオードからなるエツジ表示手段76が直列に配
設されている。 ここで前記各表示手段66E〜66A,76,
68A〜68Eは、第4図Cに示されるようにこ
の順で配列されている。第4図Bは、表示手段及
び点灯される範囲を示す。 又、第5図に示されるように、前記センサー2
4における前記第1受光素子22Aの、外周に隣
接する一部は第1の不感帯78Aとされ、且つ、
前記第2受光素子22Bの、前記第1の不感帯7
8Aの径方向外側に隣接する一部は、内周から外
周に亘つて第2の不感帯78Bとされると共に、
前記第1受光素子22Aの信号引出線80が、前
記第1の不感帯78Aにおいて前記第1受光素子
22Aに接続されると共に、前記第2の不感帯7
8Bを通つて前記第2受光素子22Bの外側に導
出するように配置されている。 前記第1の不感帯78A及び第2の不感帯78
Bは、前記第1受光素子22Aの中心から一定角
度で放射方向に拡がる同一の扇形領域の一部とし
て、第1受光素子22A及び第2受光素子22B
を切欠いて、その空間部に形成されたものであ
る。 前記信号引出線80は、第1の不感帯78A内
において受光素子22Aに接続されると共に、凹
部となつた第2の不感帯78B内を通り、第2の
受光素子22Bの外側に至るように配線されてい
る。 前記信号引出線80の第1受光素子22A側の
接続端部81は、第6図に示されるように、扇形
の第1の不感帯78Aを埋める扇形の接続先端部
81Aと、この接続先端部81Aの基端側から延
在し、前記第2の不感帯78B内を第2受光素子
22Bの端部に接触しないように貫通する細径の
引出部81Bからなり、この引出部81Bの外端
に信号引出線80の本体が接続されている。 第5図、第6図の符号58は第1受光素子22
A及び第2受光素子22Bが取付けられているチ
ツプ、84は第2受光素子22Bの信号引出線を
それぞれ示す。 前記第1受光素子22Aと第2受光素子22B
の間の隙間86は、絶縁材を充填しない状態で、
10μm程度あればよい。 又、この実施例において、前記第1受光素子2
2A,22Bの、受光面88A,88Bは受光セ
ンサー24の中心軸に対して直交する同一平面上
にあるように面一に形成されている。 更に、これら受光面88A,88Bは、その有
効受光面積が同一となるようにされている。 前記信号引出線80の一部である接続端部81
は、前記第1受光素子22A及び第2受光素子2
2Bの受光面88A,88Bよりも引込んだ位置
に配置されている。 前記センサーは、第1図に示されるように、投
影機20のスクリーン21の上面にこれと平行に
かつ摺動可能に載置された透明板90と一体的に
設けられ、これにより載物台14の移動に伴なう
投影画像16Aがセンサー24に対して相対移動
できるようにされている。 ここで、前記センサー24は、前記第1及び第
2受光素子22A,22Bの他に、第1受光素子
22A及び受光素子22Bの出力を変換するため
の電流−電圧変換器92A,92B及びこれらの
出力電圧を増幅するためのアンプ94A,94B
を備えている。 これらのアンプ94A及び94Bは、全暗で、
前記第1及び第2受光素子22A,22Bの暗電
圧をキヤンセルするようにオフセツト調整される
とともに、全明で、センサー出力端子23A,2
3Bでの出力が同一レベルとなるようにゲインの
調整がなされている。 検出されたエツジに基づき、自動的に寸法等を
記憶する場合は、前記エクスクルーシブORゲー
ト38からハイレベル信号が出力されたとき、こ
れに基づいてエツジパルス信号を発生するパルス
信号発生器96と、このパルス信号発生器96及
び前記領域信号発生器30の両者から信号が出力
されているときのみエツジ検出信号を出力する
ANDゲート98と、を設ける。このANPゲート
98からの出力信号は、載物台14に連動する変
位検出装置100のカウンタ102にエツジ検出
信号を出力するようにされている。 この変位検出装置100は、前記載物台14に
運動してその移動量に応じてパルス信号を発生す
るエンコーダ104と、このエンコーダ104か
ら出力されるパルス信号を読取る前記カウンタ1
02とから構成されている。 このカウンタ102は、前記ANPゲート98
からエツジ検出信号が入力されるときに、その読
取り値を記憶装置106に出力するようにされて
いる。 次に上記実施例の作用を説明する。 スクリーン21上に結像された測定対象物16
の投影画像16Aを、センサー24に対して一方
向に相対的に移動させ、投影画像16Aのエツジ
がセンサー24を横切るようにする。 投影画像16Aが、センサー24に相対的に接
近しかつこれを通過した場合は、第1及び第2受
光素子22A及び22Bにより得られ、且つ、電
流−電圧変換器92A,92Bを経てアンプ94
A,94Bにより調整されて、センサー出力端子
23A,23Bから発生する出力信号は、第7図
Aに符号a及びbによつて示されるように、振幅
の等しい位相ずれ信号となる。これらの出力信号
は、第7図Bに示されるように、差演算器26に
よりc=a−bに演算され、前記領域信号発生器
30の第3及び第4の比較器44A及び44Bに
それぞれ入力される。 一方、前記センサー出力端子23Bからの出力
信号bも、前記領域信号発生器30の第1及び第
2のサンプルホールド回路46A,46Bにそれ
ぞれ入力される。 第7図Cに示されるように、前記第3の比較器
44Aは、参照電圧Vref+と入力信号cとを比
較して信号cがVref+よりも小さいときサンプ
リング信号bを前記第1のサンプルホールド回路
46Aに出力する。又、第7図Dに示されるよう
に、前記第4の比較器44Bは、入力された信号
cと参照電圧Vref−とを比較して、信号cが
Vref−よりも小さい時サンプリング信号eを第
2のサンプルホールド回路46Bに出力する。な
お、前記第3及び第4の比較器44A,44B
は、チヤタリング防止のため第7図Bに示される
如く、ヒステリシス特性を持たせてある。 前記第1及び第2のサンプルホールド回路46
A,46Bは、第3の比較器44Aからサンプリ
ング信号dが出力されているとき及び第4の比較
器44Bからサンプリング信号eが出力されると
き、センサー出力信号bのサンプリングを行うと
共に、これらサンプリング信号d及びeが出力さ
れていないときは、各々サンプリングの最終時点
での信号値をホールドするようにされている。 従つて、これらサンプルホールド回路46A,
46Bは、第7図Eにおいて破線及び一点鎖線で
示されるようにハイホールド信号f及びローホー
ルド信号gをそれぞれ第5の比較器48A及び第
6の比較器48Bに出力するようにされている。 これら第5の比較器48A及び第6の比較器4
8Bは、第7図F,Gに示されるように、入力さ
れたハイホールド信号f及びローホールド信号g
を前記センサー出力信号aと比較して、これらハ
イホールド信号f及びローホールド信号gがセン
サー出力信号bよりも大きいときにそれぞれ信号
をh及びiをエクスクルシーブORゲート50に
出力する。 このエクスクルーシブORゲート50は、第5
の比較器48A及び第6の比較器48Bの一方の
みから信号が出力されている時に、第7図Hに示
されるように「1」のデジタル信号jを出力す
る。 一方、前記差演算器26によつて出力される差
動出力信号cは第3図に示されるように、信号区
分器32に入力される。 この信号区分器32は、前述の如く、プラス側
抵抗列58及びマイナス側抵抗列60を備え、そ
れぞれに印加された電圧V+及びV-を分圧して、
対応するプラス側第1乃至第5比較器54A乃至
54E及びマイナス側第1乃至第5比較器56A
乃至56Eに印加する。 前記差動出力信号cはプラス側第1乃至第5比
較器54A乃至54Eのプラス入力側に、又、マ
イナス側第1乃至第5比較器56A乃至56Eの
マイナス入力側にそれぞれ入力される。 差動出力信号cの値が、例えばプラス側から零
の基準レベル信号に接近するときについて説明す
る。 まず、差動出力信号cの値が第4図Aにおける
S5の区分に到達すると、この値が、プラス側第5
比較器54Eのマイナス側に印加された電圧より
も低くなるために、該プラス側第5比較器54E
はローレベルの信号「L」をプラス側第5アナロ
グスイツチ62Eに出力する。 このとき、該差動出力信号cの値は、プラス側
第4比較器54Dのマイナス側に印加された電圧
よりも大きいために、該プラス側第4比較器54
Dはハイレベル信号「H」を出力する。 このプラス側第4比較器54Dの出力信号
「H」は、プラス側第5アナログスイツチ62E
のトリガ信号として作用し、これをオンさせる。 一方、前記プラス側第1乃至第5表示手段66
A乃至66E及びマイナス側第1乃至第5表示手
段68A乃至68Eにはそれぞれ前記領域信号発
生器30から出力される領域信号に基づいて増幅
器52を介して差動信号が出力されている。 従つて、プラス側第5スイツチ62Eのオンに
より、これがオン状態になり、且つ、プラス側第
5比較器54Eの出力が「L」であるために、プ
ラス側第5表示手段66Eの両端子に電位差が生
じ、これによつて、該プラス側表示手段66Eは
点灯されることになる。 なおこのとき、プラス側第4乃至第1比較器5
4D乃至第54Aの出力がいずれもハイレベル
「H」であるので、プラス側第4乃至第1アナロ
グスイツチ62D乃至62Aはいずれもオンとさ
れても、他の表示手段が点灯されることはない。 次に、差動出力信号cの値が第4図Aにおいて
区分S4に入ると、プラス側第4比較器54Dの出
力が「H」から「L」に代わるために、プラス側
第5アナログスイツチ62Eがオフとなり、これ
に対応するプラス側第5表示手段66Eが消灯さ
れる。 又、プラス側第4アナログスイツチ62Dがオ
ンされていて、対応するプラス側第4表示手段6
6Dが点灯される。 このようにして、差動出力信号が零の基準レベ
ル信号に近づくに従つて、区分S5からS1に対応す
るプラス側第5乃至第1表示手段66E乃至66
Aが順次点灯、消灯する。 ここで、プラス側第1アナログスイツチ62A
のトリガ信号としては、前記エツジ検出装置28
の第1の比較器36Aの出力信号kがNOT回路
70を介して信号k′として入力される。 この第1の比較器36Aの出力信号kは、マイ
ナス側から入力される前記差動出力信号cの値が
プラスの間は、ローレベル「L」であり、これが
NOT回路70において転換されて、ハイレベル
信号「H」となつてプラス側第1アナログスイツ
チ62Aに入力される。 差動出力信号cの値が零の基準レベル信号と一
致するとき、第8図Bに、示されるように、第1
の比較器36Aの出力信号kが「L」から「H」
になり、NOT回路70で変換されて信号k′が
「L」となり、プラス側第1アナログスイツチ6
2Aのトリガ信号として入力されることにより、
該プラス側第1アナログスイツチ62Aがオフさ
れて、対応するプラス側第1表示手段66Aが消
灯される。 又、同時に、前記第1の比較器36Aのハイレ
ベル状態の出力信号kは、エクスクルーシブOR
ゲート38に出力される。 一方、第2の比較器36Bは、差動出力信号が
プラスの間は、第8図Cに示されるように、その
出力信号は「L」であり、且つ、ダイオード42
B及び抵抗43Bによつて、該第2の比較器36
Bのプラス側に入力される信号値は、−ΔVrefに
下げられているので、差動出力信号Cの値が、零
の基準レベル信号とクロスしてから、マイナス
ΔVrefになるまでの間、第2の比較器36Bの出
力信号「L」に維持され、−ΔVref以下になつて
「H」となる。 従つて、第8図Bに示されるように、第1の比
較器36Aの出力信号kは、零の基準レベル信号
と交差するまでの間「H」、交差後は「L」とな
り又、第2の比較器36Bの出力信号lは第8図
Cに示されるように、差動出力信号cの値が−
ΔVrefに到達するまで「L」、到達以後は「H」
となり、前者の立下り及び後者の立上りの間の時
間tだけへエクスクルーシブORゲート38への
入力信号が共に「L」となる。 従つて、第8図Dに示されるように、この時間
tの間だけ、エクスクルーシブORゲート38の
出力mは「L」となり、該時間tの間だけ、エツ
ジ表示手段76の前後に電位差が生じ、この間、
第8図Eに示されるように、該エツジ表示手段7
6が点灯されることになる。 又、差動出力信号cがマイナス側から零の基準
レベル信号に到達するときは、前記と逆の順に、
マイナス側第5乃至第1表示手段68E乃至68
Aが順次点灯、消灯し、基準レベル信号と交差す
るときに、エツジ表示手段76が点灯される。 この場合、第9図A,Cに示されるように第2
の比較器36Bの出力信号lは、差動出力信号c
の値がマイナスの間、「H」であり、該第2の比
較器36Dのプラス入力側には、そのレベル
「H」から、ダイオード42B及び抵抗43Bに
よつてΔVrefだけ低下された電位即ち略零に等し
い電位が印加されている。 従つて、差動出力信号cの値が零の基準レベル
信号に交差する時点で、第2の比較器36Bの出
力信号lが「H」から「L」に立下る。 一方、第1の比較器36A側は、差動出力信号
cがマイナスの間、その出力信号kは「H」であ
るが、第9図Bに示されるように、該第1の比較
器36Aの出力側は、抵抗43A、ダイオード4
2A及び抵抗40Aを介してグランドアースされ
ると共に、ダイオード42Aと抵抗40Aとの間
で、第2の比較器36Aのプラス入力側に接続さ
れているので、該プラス入力側には、「H」の他
の信号のΔVrefに相当する分圧が印加されてい
る。 従つて、該第1の比較器36Aの出力信号k
は、差動出力信号Cの値がΔVrefになるまでの間
「H」に維持され、ΔVrefに到達すると「L」と
なる。 従つて、第9図B,Cに示されるように、エク
スクルーシブORゲート38の入力は、差動出力
信号cの値が零からΔVrefの間だけ共に「L」と
なり、その前後は一方が「H」、他方が「L」と
なり、該エクスクルーシブORゲート38の出力
mは、第9図Dに示されるように、入力信号が共
に「L」の間(時間t)だけ「L」、その他の間
は「H」となる。 このため、該エクスクルーシブORゲート38
の出力mが「L」の間、即ち時間tの間は、エツ
ジ表示手段76の前後に電位差が生じ、該エツジ
表示手段76が点灯されることになる。 即ち、前記エツジ検出装置28は、差動出力信
号cの波形の傾き如何に拘わらず、常に、差動出
力信号が零の基準レベル信号と一致するときにエ
ツジ表示手段76を点灯させ、時間tの後に消灯
させるように作動する。 以上は投影画像16Aのエツジを検出するまで
の過程を述べたものであるが、このエツジ検出の
際に、自動的に測定値を読取る場合は、次のよう
な順序でこれを行う。 即ち、前記エツジ検出装置28におけるエクス
クルーシブORゲート38の出力mが「L」とな
るときに作動されるパルス信号発生器96からの
パルス信号p及び、領域信号発生器30のエクス
クルーシブORゲート50の出力信号が共にAND
ゲート98に入力されるとき、該ANDゲート9
8の出力に基づいて、変位検出装置100におけ
るカウンタ102を作動させ、該信号が入力され
たときに、該カウンタ102における読取り値を
記憶装置106に出力して、載物台14上の測定
対象物16のエツジの位置を読取る。 なお上記実施例において、信号区分器32によ
つて分割された区分は、プラス側抵抗列58及び
マイナス側抵抗列60に印加される電圧V+及び
V-の値を分圧することによつて形成されるもの
であるが、各区分の幅を増減する場合は、これら
抵抗列におけるプラス側可変抵抗58F及びマイ
ナス側可変抵抗60Fを調整することよつて行
う。 この実施例においては、投影画像16Aのエツ
ジ検出は、機械式アナログメータを用いることな
く、発光ダイオードからなる表示手段によつてエ
ツジの前後においてその位置を明確にし、測定作
業能率を大幅に向上させることができる。 特に、機械式アナログメータを用いていないの
で、ハンチング操作が不要となり、迅速にエツジ
を検出することができると共に、振動衝撃等によ
る狂いが少なく、又取付け方向にも制限がないと
いう利点がある。 更に、感度調整用のモニターとして前記信号区
分器32及び接近表示装置34を用いる場合、信
号区分器32におけるプラス側可変抵抗58F及
びマイナス側可変抵抗60Fを調整することによ
つて、簡単に感度調整作業ができるという利点が
ある。 又、エツジ検出も、エツジ表示手段76によつ
て、タイムラグなく確実に検出できる。 更に、エツジ検出を自動的に行う場合は、パル
ス信号発生器96をエクスクルーシブORゲート
38の出力信号に基づいて作動させ、ANPゲー
ト98及び変位検出装置100によつて、容易確
実に検出することができる。 更に、上記実施例において、信号区分器32に
よる区分は、零レベルの基準信号即ちエツジ位置
に近い程その幅が狭くなるように設定されている
ので、エツジへの接近状態を把握して、オーバー
ラン及びその修正のためのハンチング操作を防止
できると共に、より正確にエツジを検出すること
ができるという利点がある。 上記は、正常に測定ができた場合のものである
が、測定環境によつては、光学的、電気的ノイズ
や載物台14の振動等を原因として、前記差動出
力信号cが一時的に変動を生じることがある。 この場合、従来の検出装置においては、領域信
号発生できなくなつたり、あるいは差動出力信号
と基準信号とのクロスポイント、即ちエツジの位
置でない時点で領域信号が出力されたりするた
め、エツジの検出が不能となることがあつた。 上記実施例においては、例えば第10図に示さ
れるように載物台14の振動によつてセンサー出
力信号a及びbが振動中心線108を中心として
1回振動した場合、これらセンサー出力信号a及
びbは第10図Aに示されるようになる。 従来のエツジ検出装置の場合は、差動出力信号
等検知すべき信号自体の振動、変動で配慮されて
いないから、これらセンサー出力信号a及びbが
振動中心線108の位置において落込んだときに
誤つて信号が発生されることが多い。この実施例
の場合、第10図Eに示されるように前記センサ
ー24の振動によつてハイホールド信号fが変動
して、これに応じて、第5の比較器48Aの出力
信号hが出力され、且つ、エクスクルーシブOR
ゲート50からデジタル信号jも出力されるが、
このエクスクルーシブORゲート50から出力さ
れる領域信号j自体が前記振動によつてシフトさ
れることはない。即ち、差動出力信号の振動等が
発生したとしても、これに影響されず、クロスポ
イントを含む領域を確実に特定できる。 従つて、エツジ検出装置28からの出力信号m
と重なり合う時点で領域信号jが出力されて、こ
れにより、エツジ表示手段76が点灯され、且
つ、ANDゲート98からエツジ信号mが出力さ
れることになる。 記憶装置106に記憶された信号は、他の演算
装置に出力されたり、プリントアウトされたり、
あるいは、デイスプレイに表示されることにな
る。 又、この実施例において、第1受光素子22A
の信号引出線80は、該第1受光素子22Aに形
成された第1の不感帯78Aにおいて第1受光素
子22Aに接続されているので、第1受光素子2
2Aと第2受光素子22Bとの間に、信号引出線
80を接続するためのスペースが不要となる。 このため、第2受光素子22Bの外径を、その
受光面積を縮小することなく、小さくすることが
でき、受光センサー24全体の小型化を図ること
ができる。 従つて、これら第1受光素子22A及び第2受
光素子22Bが取付けられているチツプ82の大
きさは、一辺が1mmの正方形とすることができ
る。 又、第1及び第2受光素子22A,22Bの全
体の外径を小さくすることができるので、測定対
象物の測定可能な最小外形寸法を小さくすること
ができ、測定対象物の曲率が小さい場合において
も、そのエツジ等の検出が可能となる。 又、上記実施例において、第1受光素子22A
の信号引出線80は、第2受光素子22Bを切欠
いて形成された第2の不感帯78B内を通る引出
部81Bを介して外部に導出されているので、該
信号引出線80によつて第2受光素子22Bの受
光面88Bに影が生じることがなく、従つて、セ
ンサー出力のS/N比の改善を図ることができ
る。 更には、前記信号引出線80を、第2受光素子
22Bの受光面88Bから浮かせて配線したり、
且つ、スクリーン21と信号引出線30との干渉
を避けるために、第1及び第2受光素子22A,
22Bの受光面88A,88Bと、スクリーン2
1との間のクリランスを大きく取つたりする必要
がないために、第1及び第2受光素子22A,2
2Bの受光面88A,88Bを、スクリーン21
により接近させて相対移動させることができ、従
つて、受光量を増大させて、S/N比の改善を図
ることができる。 ここで、上記実施例において、測定対象物16
が、例えば半透明硝子製品からなる、光を完全に
遮断できない質の場合、第6図A及び第7図Aに
それぞれ示されるように、暗部におけるセンサー
出力信号a及びbは該センサー出力信号を明にお
いて「1」、全暗において「0」とした場合に、
0よりも大きく、「1」に接近した値となる。 この場合、これらセンサー出力信号a又bは自
体を参照電圧Vref−と比較すると該参照信号
Vref−との交点を得ることができず、このため
に、領域信号を得ることができない場合がある。 この実施例においては、領域信号を差演算器2
6の差動出力信号即ちc=a−bに基づいて形成
するようにしているので、測定対象物16が半透
明素材の場合であつても、確実に領域信号を得る
ことができる。 又、この実施例においては、センサー24を構
成する第1及び第2受光素子22A,22Bが、
同芯円状に形成され、且つこれらによつて発生す
るセンサー出力端子23A,23Bにおける信号
の出力レベルが等しくされているので、第1及び
第2受光素子22Aと22Bの境界線と移動方向
が一致することなく、センサー24の投影画像1
6Aに対する相対的移動方向の如何にかかわら
ず、均一の出力の信号を得ることができ、従つて
センサーの、被測定物に対する相対移動方向の制
限がなく、高精度にエツジ検出を行うことができ
る。 ここで、前記第1不感帯78A及び第2不感帯
78Bの方向と、センサー24の移動方向とが一
致した場合、センサー出力の低下があるが、これ
ら第1の不感帯78A及び第2の不感帯78B
は、第1受光素子22Aの中心から一方にのみ放
射方向に形成されているので、第1及び第2の不
感帯78A,78Bの反対側部分では受光が可能
であり、従つて、センサー24の移動方向と第1
及び第2の不感帯78A,78Bの方向とが一致
しても、エツジの検出を行うことができる。 又、前記実施例において、第1及び第2受光素
子22A,22Bは、その受光面積が等しくされ
ることによつて、センサー出力端子23A,23
Bが等しくなるようにされているが、これは、セ
ンサー出力端子23Aと23Bにおける出力信号
が同一レベルとなるものであればよく、従つて、
受光素子22A,22Bとセンサー出力端子23
A,23Bとの間にアンプを配置したり、又は、
アンプを設けることなく、両センサー出力端子2
3A,23Bの出力レベルを等しくするようにし
てもよい。 なお上記実施例において、信号区分器32によ
り分割された区分の数はクロスポイントを挟んで
上下各5個とされているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、その数及び各区分の幅は限
定されるものではない。 又、この信号区分器32は、差演算器26の差
動出力信号Cを適宜数に区分できるものであれば
よく、実施例の構成に限定されない。 更に又、差演算器26は、第1受光素子22A
及び第2受光素子22Bの出力信号を演算して、
零レベル基準信号と交差する傾斜した波形の信号
を形成できるものであればよく、他の構成であつ
てもよい。従つて例えば前述の特開昭58−173408
号公報、あるいは特開昭59−162404号公報に開示
されるような、3以上の複数の受光素子の出力信
号を演算処理して、零レベルの基準信号と交差す
る傾斜した波形の信号を形成するようにしてもよ
い。 更に又、前記領域信号発生器30は、傾斜信号
と零レベルの基準信号とのクロスポイントを含む
一定領域で信号を発生することができるものであ
れば、実施例の回路構成に限定されない。 又、接近表示装置34についても、信号区分器
32に対応して設けられて、対応する区分に信号
値のあるときにこれを表示するものであれ、実施
例に限定されない。 更に前記実施例は、載物台14を移動させるこ
とにより投影画像16Aをセンサー24に対して
移動させるものであるが、これは、投影画像16
Aに対してセンサー24を移動させるようにして
もよい。 又、上記実施例は、投影機においてそのスクリ
ーン上の投影画像のエツジを測定する場合のもの
であるが、本発明はこれに限定されるものでな
く、透過光又は反射光を検出して、直接的又は間
接的に測定対象物の寸法測定をするための光電式
測定機器に一般的に適用されるものである。
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したので、光学機器
における出力信号の参照信号とのクロスポイント
のハンチング操作を行うことなく、モニタリング
して、能率的に確実に検出することができるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光電式測定機器における
受光センサー構造を投影機に実施した場合の実施
例を示す光学系統図、第2図は同実施例の構成を
示すブロツク図、第3図は同実施例の要部の構成
を示すブロツク図、第4図は同実施例における受
光素子の差動出力信号と分割区分及び表示手段と
の関係を示す線図、第5図は同実施例における第
1及び第2受光素子と信号引出線の関係を示す拡
大平面図、第6図は第5図の−線に沿う断面
図、第7図は同実施例における信号処理の過程を
示す線図、第8図及び第9図は同実施例のエツジ
検出装置における信号処理過程を示す線図、第1
0図は同実施例のセンサーの出力変動時における
信号処理の過程を示す線図である。 16A……投影画像、22A……第1受光素
子、22B……第2受光素子、24……受光セン
サー、26……差演算器、28……エツジ検出装
置、29……モニター装置、30……領域信号発
生器、32……信号区分器、34……接近表示装
置、76……エツジ表示手段、78A……第1の
不感帯、78B……第2の不感帯、80……信号
引出線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 測定対象物の映像との相対移動時に生じる受
    光量変化に基づき、位相ずれ信号を発生するよう
    に、移動面と略平行な面内に配設された複数の受
    光素子と、前記位相ずれ信号を演算して零レベル
    基準信号と交差する傾斜信号を出力する演算器
    と、この傾斜信号と基準レベル信号とのクロスポ
    イントをもつてエツジ検出信号を発生するエッジ
    検出装置と、を含む光電式測定機器において、前
    記傾斜信号の、前記クロスポイントを含む一定領
    域を特定するための領域信号発生器と、この領域
    信号発生器から領域信号が出力されている間の前
    記傾斜信号の値を複数段階に分割する信号区分器
    と、この信号区分器により分割された区分に対応
    して設けられた該区分と同数の表示手段を含み、
    前記傾斜信号の値が属する区分に対応する表示手
    段を作動させる接近表示装置と、からなるモニタ
    ー装置を備えたことを特徴とする光電式測定機
    器。 2 前記信号区分器は、分割すべき区分の幅を変
    更可能に形成されたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の光電式測定機器。 3 前記信号区分器は、前記傾斜信号の値が、前
    記基準レベル信号の値に近い区分程その幅を小さ
    くするように形成されたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の光電式測定機
    器。 4 測定対象物の影像との相対移動時に生じる受
    光量変化に基づき、位相ずれ信号を発生するよう
    に、移動面と略平行な面内に配設された複数の受
    光素子、前記位相ずれ信号の差を演算して零レベ
    ル基準信号と交差する差動出力信号を出力する差
    演算器、この差動出力信号と基準レベル信号との
    クロスポイントを検出する検出手段、この検出手
    段から出力される複数のクロス信号の中からエツ
    ジ検出信号を特定するための領域信号を出力する
    領域信号発生器、を含んで形成されたエツジ検出
    手段と、該領域信号発生器から領域信号が出力さ
    れている間の前記差動出力信号の値を前記クロス
    ポイントを中心に複数段階に分割する信号区分
    器、この信号区分器により分割された区分に対応
    して設けられた該区分と同数の表示手段を含み、
    前記傾斜信号の値が属する区分に対応する表示手
    段を作動させる接近表示装置、を備えて形成され
    たモニター装置と、を設け、且つ、前記信号区分
    器を、前記差動出力信号の値が、前記基準レベル
    信号の値に近い区分程その幅を小さくするように
    形成したとを特徴とする光電式測定機器。
JP5479885A 1985-03-19 1985-03-19 光電式測定機器 Granted JPS61213608A (ja)

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