JPH0321772Y2 - - Google Patents

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JPH0321772Y2
JPH0321772Y2 JP1985043146U JP4314685U JPH0321772Y2 JP H0321772 Y2 JPH0321772 Y2 JP H0321772Y2 JP 1985043146 U JP1985043146 U JP 1985043146U JP 4314685 U JP4314685 U JP 4314685U JP H0321772 Y2 JPH0321772 Y2 JP H0321772Y2
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expander
edge
steel pipe
press
divided
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JPS61162333U (ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、鋼管の端部を拡張させる装置に関す
る。
〈従来の技術〉 例えば、実開昭56−39627号公報等に開示され
た自動車のプロペラシヤフトでは、例えば第3図
に示すように鋼管(プロペラシヤフト)1の端部
にフランジヨーク2あるいはスプラインドシヤフ
ト3を固定するに際して、前記鋼管1の端部を拡
張させることが多い。
このように鋼管1の端部を拡張させるに際して
従来では、例えば第4図に示すように先端に鋼管
1の内径と略同一のガイド部4を設けたポンチ5
を鋼管1の端部に圧入していた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このようにポンチ5を鋼管1の
端部に圧入するためには大型のプレス機械を必要
とすると共に、ポンチ5が摩耗した場合はポンチ
5そのものを新しいものと交換する必要性がある
ので鋼管1の拡張コストが高くなるという問題点
があつた。
本考案は、このような従来の問題点を解決する
ためになされたものであり、鋼管の拡張に必要な
負荷を軽減できると共に、摩耗に対しても容易に
対処できる新規な拡張装置を提供することによ
り、鋼管の拡張コストを低減させることを目的と
している。
〈問題点を解決するための手段〉 このために本考案では、鋼管の端部に挿入され
る略リング状のエキスパンダと、該エキスパンダ
の内部に圧入されるエツジとを設け、前記エキス
パンダを鋼管の中心に対して等角な複数個に分割
している。又、前記エツジをエキスパンダの分割
数と同数の正多角錐状に形成する一方、分割され
た各エキスパンダの内周面をそれぞれ前記エツジ
の対応する表面に摺接する平面としている。更
に、エツジに、内周面がエツジ表面と平行なテー
パ面で且つ前記エキスパンダの上端部外周面に摺
接するケースを取付け、このケース内面とエキス
パンダ上面との間に、エキスパンダを鋼管挿入方
向に押圧するスプリングを介装する一方、エツジ
のエキスパンダ上面と対面する部位に、エツジの
最大圧入深さ調整用のシムを設けて鋼管拡張装置
を構成している。
〈作用〉 これにより、エツジとエキスパンダとの摺接に
よる倍力作用で鋼管の拡張に要するエツジの圧入
力(プレス機械の負荷)を軽減させ、更に、エツ
ジ引き戻し時におけるエキスパンダの縮小動作
を、スプリングとケース内周面とにより強制的に
行うことで、エツジの表面角度を小さく設定する
ことを可能とし、より一層圧入力を軽減させてい
る。また、シムの厚さ調整によりエツジの圧入深
さを変更することでエキスパンダの摩耗による拡
張量の減少を修正できるようにしている。
〈実施例〉 以下に第1図及び第2図に基づいて本考案の一
実施例を詳細に説明する。
図において、鋼管10の端部を拡張する拡張装
置11は、前記鋼管10の端部に挿入されるエキ
スパンダ12と、該エキスパンダ12を鋼管10
の半径方向に移動させるエツジ13とで主要部を
構成している。
又、前記エキスパンダ12は前記鋼管10の中
心に対して例えば四等分されたリング状に形成す
ると共に、前記エツジ13を正四角錐状に形成し
ている。そして、前記分割されたエキスパンダ1
2の内面(リング状をなすエキスパンダ12の内
周面)をそれぞれ前記エツジ13の表面に摺接す
る平面とすることにより、エキスパンダ12の内
側にエツジ13を圧入すると、これにともなつて
分割されたエキスパンダ12がそれぞれ鋼管10
の半径方向に移動するように構成している。14
はエツジ13に固定したケースであり、その内面
には前記エキスパンダ12の上端部外面に摺接す
るガイド面15を形成し、しかも、このガイド面
15を前記エツジ13の表面と平行となるようテ
ーパ状にすることにより、エツジ13を図中下方
に移動させたときはエキスパンダ12がエツジ1
3の表面による案内作用で相互に離間(拡張移
動)し、逆にエツジ13を図中上方に移動させた
ときはケース14のガイド面15による案内作用
でエキスパンダ12が相互に接近(縮小移動)さ
れるようにしている。16はエキスパンダ12を
縮小位置に向つて付勢するクリツプ、17はエキ
スパンダ12をエツジ13に対して図中下方に向
つて弾性付勢するスプリング、18はエツジ13
の最大下降量を調整するためのシム、19はエツ
ジ13の表面に設けたオイルポート20に至るオ
イル通路である。
上記のように構成した拡張装置11を使用して
鋼管10の端部を拡張させるには、まず第2図の
右半分に示すようにエキスパンダ12を鋼管10
の端部に挿入し、図示しないプレス機械によつて
エツジ13に下方への荷重を与えてこのエツジ1
3をスプリング18に抗して下方に移動させてエ
キスパンダ12の内側に圧入する。
すると、第2図の左半分に示すようにエツジ1
3の圧入にともなつてクリツプ16及びスプリン
グ17に抗してエキスパンダ12が拡張されて各
エキスパンダ12がそれぞれ鋼管10の端部を外
方に向つて膨出(拡張)させるため、所期の拡張
が実行される。
又、鋼管10の端部が所定形状に拡張された後
は図示しないプレス機械によつてエツジ13を図
中上方に移動させる。すると、エツジ13ととも
にケース14も図中上方に移動するので該ケース
14のガイド面15及びスプリング17によつて
エキスパンダ12が強制的に縮小される。そし
て、エキスパンダ12が初期状態まで縮小した時
点で鋼管10を装置11から外して次の鋼管のセ
ツトを待機する。この様に、エツジ13の引き戻
し時に、スプリング17とケース14のガイド面
15との作用で強制的にエキスパンダ12を縮小
させることによつて、エツジ13の引き戻しが容
易となり、エツジ13の表面の勾配を小さくで
き、プレス機械の押し付け力を小さくでき、プレ
ス機械の負荷の低減を図れる。
又、エキスパンダ12の拡張量をエツジ13の
圧入深さを変更することで変えることができるた
めに、エキスパンダ12が摩耗した場合にはシム
18の厚さを調整してエツジ13の最大圧入深さ
を調整することで容易に対処できる。尚、エキス
パンダ12とエツジ13との接触角度(平面の角
度)を変化させることで両者間の倍力率が変化す
ることは詳述するまでもない。
上記実施例ではエキスパンダ12を四等分する
と共に、エツジ13を四角錐状にすることによ
り、鋼管10の端部を花弁状に拡張させるように
しているが、エキスパンダ12の分割数は実施例
に限定されない。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、プレス機
械等によつて駆動されるエツジを用いて複数に分
割されたエキスパンダを相互に離間させて鋼管の
端部を拡張させるようにしていると共に、エツジ
引き戻し時にエキスパンダの縮小動作をスプリン
グとケース内周面とで強制的に行うことによりエ
ツジ表面各度を小さくすることが可能となるため
に、従来に対比して鋼管の拡張に要するプレス機
械等の負荷を軽減できる。又、エツジとエキスパ
ンダとを平面によつて接触させているのでエツジ
を円滑かつ軽快に圧入させることができる。更
に、エツジの圧入深さを変更することでエキスパ
ンダの拡張量を調整することができるために、エ
キスパンダが摩耗したとしても従来のようにエキ
スパンダを交換する必要がないので前記した負荷
の減少との相乗効果によつて鋼管の拡張に要する
コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の斜視
図、第2図は同じく作用を示す断面図、第3図は
自動車用プロペラシヤフトの断面図、第4図は従
来例の作用を示す断面図である。 10……鋼管、12……エキスパンダ、13…
…エツジ、14……ケース、15……ガイド面、
17……スプリング、18……シム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼管の端部に挿入される略リング状のエキスパ
    ンダと、該エキスパンダの内部に圧入されるエツ
    ジとを備えてなり、前記エキスパンダを鋼管の中
    心に対して等角な複数個に分割し、前記エツジを
    エキスパンダの分割数と同数の正多角錐状に形成
    すると共に、分割された各エキスパンダの内周面
    をそれぞれ前記エツジの対応する表面に摺接する
    平面で構成すると共に、前記エツジに、内周面が
    エツジ表面と平行なテーパ面で且つ前記エキスパ
    ンダの上端部外周面に摺接するケースを取付け、
    該ケース内面とエキスパンダ上面との間に、エキ
    スパンダを鋼管挿入方向に押圧するスプリングを
    介装し、前記エツジのエキスパンダ上面と対面す
    る部位に、エツジの最大圧入深さ調整用のシムを
    設けたことを特徴とする鋼管拡張装置。
JP1985043146U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0321772Y2 (ja)

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JPS61162333U JPS61162333U (ja) 1986-10-08
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JPS5029466A (ja) * 1973-06-28 1975-03-25
JPS50133965A (ja) * 1974-04-10 1975-10-23

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