JPH03217672A - マイクロポンプの吐出量制御方法 - Google Patents

マイクロポンプの吐出量制御方法

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JPH03217672A
JPH03217672A JP1184390A JP1184390A JPH03217672A JP H03217672 A JPH03217672 A JP H03217672A JP 1184390 A JP1184390 A JP 1184390A JP 1184390 A JP1184390 A JP 1184390A JP H03217672 A JPH03217672 A JP H03217672A
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micropump
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JP1184390A
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Hajime Miyazaki
肇 宮崎
Masaaki Handa
半田 正明
Tasuke Uehara
太介 上原
Tsukasa Muranaka
司 村中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は圧電素子によりパルス駆動されるマイクロポン
プの吐出量制御方法に関するものである。
[従来の技術] 従来きわめて微量の液体や気体の流量を精度良く制御で
きる方法、またはその装置としては満足できるものがほ
とんどなかった。
現在医療分野で使用している点滴装置は、薬液を微量ず
つ水滴として落下させて患者に注入しているが、この点
滴落下量を手動で調整することにより薬液注入量が大ま
かに調整されているに過ぎない。この薬液注入量をさら
に微量と,して、電気的流量制御手段により自動的に精
度良く制御することはまだ行なわれていない。
また血液分析に必要とされる血液は微量で足りるはずで
あるが、微量の血液採取が困難のため、注射針による大
量の血液採取が現在も行なわれている。
また最近シリコン・マイクロマシーニング技術の文献、
例えば日経エレクトロニクスNo.48(1(1989
年8月21日発行) p.125〜155  “動くシ
リコンへ、Siマイクロマシーニング技術特集”が発表
され、前記文献のp.135〜139にマイクロポンプ
の記載はあるが、具体的なマイクロポンプの吐出量制御
方法、またはその装置についての技術は開示されていな
い現状である。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の流量制御方法又は流量制御装置では
、いずれもごく微量の流量を精度良く制御するという目
的に適さないという問題点があった。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたもので
、マイクロポンプを用いてごく微量の流量を精度良く制
御できるマイクロポンプの吐出量制御方法を得ることを
目的とする。
[課題を解決するための手段] この第1の発明に係るマイクロポンプの吐出量制御方法
は、圧電素子によりパルス駆動されるマイクロポンプと
、前記圧電素子への1パルス駆動によるマイクロポンプ
の単位吐出量に基づき、定周期内における所定周波数の
パルス発生数を制御するパルス発生数制御手段と、前記
制御された数のパルスによる駆動信号により圧電素子を
駆動する圧電素子駆動手段とを備えたものである。
この第2の発明に係るマイクロポンプの吐出量制御方法
は、圧電素子によりパルス駆動されるマイクロポンプと
、前記圧電素子への1パルス駆動によるマイクロポンプ
の単位吐出量に基づき、発生させるパルス周波数を制御
するパルス周波数制御手段と、前記制御された周波数の
パルスによる駆動信号により圧電素子を駆動する圧電素
子駆動手段とを備えたものである。
この第3の発明に係るマイクロポンプの吐出量制御方法
は、圧電素子によりパルス駆動されるマイクロポンプと
、前記圧電素子への1パルス駆動電圧対マイクロポンプ
の単位吐出量特性に基づき、発生させるパルス駆動電圧
を制御するパルス駆動電圧制御手段と、前記制御された
パルス駆動電圧による駆動信号により圧電素子を駆動す
る圧電素子駆動手段とを備えたものである。
[作用] この第1の発明においては、圧電素子によりパルス駆動
されるマイクロポンプの吐出量制御方法において、前記
圧電素子への1パルス駆動によるマイクロポンプの単位
吐出量に基づき、パルス発生数制御手段は一定周期内に
おける所定周波数のパルス発生数を制御し、圧電素子駆
動手段は前記制御された数のパルスによる駆動信号によ
り圧電素子を駆動することにより、マイクロポンプの吐
出量を制御する。
この第2の発明においては、圧電素子によりパルス駆動
されるマイクロポンプの吐出量制御方法において、前記
圧電素子への1パルス駆動によるマイクロポンプの単位
吐出量に基づき、パルス周波数制御手段は発生させるパ
ルス周波数を制御し、圧電素子駆動手段は前記制御され
た周波数のパルスによる駆動信号により圧電素子を駆動
することにより、マイクロポンプの吐出量を制御する。
この第3の発明においては、圧電素子によりパルス駆動
されるマイクロポンプの吐出量制御方法において、前記
圧電素子への1パルス駆動電圧対マイクロポンプの単位
吐出量特性に基づき、パルス駆動電圧制御手段は発生さ
せるパルス駆動電圧を制御し、圧電素子駆動手段は前記
制御されたパルス駆動電圧による駆動信号により圧電素
子を駆動することにより、マイクロポンプの吐出量を制
御する。
[実施例] まず本発明に係る圧電素子によりパルス駆動されるマイ
クロポンプの一実施例について説明し、次にこの圧電素
子のパルス駆動によりマイクロポンプの吐出量を制御す
る方法について詳細に説明する。
第1図は本発明に係る圧電素子によりパルス駆動される
マイクロポンプの一実施例を示す断面図である。図にお
いて、全体符号10で示すマイクロポンプは、基板1、
薄膜板2、表面板3のサンドイッチ構造によるものであ
る。
基板1は、例えば厚さ1■程度のガラス基板からなり、
入力ポート11及び出口ポート12が設けられている。
これらのポートにはそれぞれチューブ13.14を液洩
れし・ないように接着剤l5で接合し、チューブ13の
基端は例えば薬液タンク(図示せず)に、チューブ14
の先端は例えば注射針(図示せず)に連結される。
薄膜板2は、例えば厚さ0.3器程度のSi基板からな
り、エッチング法により入口バルブ4、出口バルブ5、
及び両バルブの間にダイアフラム6を形成し、さらに必
要な流路(図示せず)を設け、基板1の上に陽極接合法
で接合される。接合個所は符号IEia. 16b. 
lfieて示される部位である。
人口ポート11には、これに連なる人力流路(図示せず
)が設けられ、この入力流路は通孔(図示せず)を介し
て出口バルブ5の上方に設けた室113に通じ、さらに
別の図示されない通孔及び連絡流路を介して入口バルブ
4の室116に通じている。人口バルブ4は弁体41で
形成されており、その中心に通孔117を設け、上方の
室11gに通じている。さらに室118は別の図示され
ない通孔及び連絡流路を介してダイアフラム6下方のポ
ンプ室121に通じ、圧力流体は出力流路を経て出口バ
ルブ5の室123に流れる。そして、出口バルブ5は出
口ポート12の入口12aを覆うキャップ状の弁体5l
て形成されている。
ダイアフラム6の駆動手段として、ピエゾディスクの圧
電素子7が薄膜の電極板を介してダイアフラム6上に接
着されている。図中、72.73は圧電素子7に電圧を
印加するためのリード線である。
薄膜板2の上には基板1と同様のガラス基板からなる表
面板3が圧電素子7の挿入口3lを設けて陽極接合法に
より接合され、上記のポンプ流路系を確立している。表
面板3の厚さは約0.5關である。
第2図は圧電素子によりマイクロポンプを駆動する駆動
回路の一実施例を示すブロック図であり、201はリチ
ウム電池等の電源、202は昇圧回路、203はマイク
ロプロセッサ(以下CPUという)、204は低電圧の
信号を高電圧の信号に変換するレベルンフタ、205は
圧電素子7を駆動するドライバー、206はポンプの流
量を表示する表示装置、207は流量制御用の選択スイ
ッチである。
第3図(a)及び(b)は第1図の実施例の動作図であ
り、第2図、第3図(a)及び(b)を参照してマイク
ロポンプの一般的動作を説明する。
まず、スイッチ207で流量を選択し、CPU203か
らポンプ駆動用パルス信号が出力される。
C P U 203の信号は一般的に3〜5Vの電圧で
動作しており、また圧電素子7は50V等の高電圧で動
作される。このため、昇圧回路202で3Vの電圧を5
0Vに昇圧し、レベルシフタ204によってCP U 
203からのパルス信号を50Vの高圧パルス信号に変
換する。
ドライバ205はこのように圧電素子7に50Vのパル
ス電圧、例えば1}{z〜数HZ程度の周期性駆動信号
を印加し、ビエゾ効果による歪振動を発生させる。ピエ
ゾ効果によりダイアフラム6が第3図(a)のように下
側へたわむと、ボンブ室121の圧力が上昇し、この圧
力はそれぞれ流路を通じて室118.123に同時に伝
達されその内圧を昇圧する。
室118の内圧の昇圧により入口バルブ4を設けた隔壁
42が下側へ押され、入口バルブ4の弁体41を基板1
に押しつけるため、入口バルブ4は閉じることになる。
同時に、室123の内圧の昇圧によりその隔壁52を押
し上げるため、出口バルブ5の弁体51が基板1より離
れ、出口バルブ5が開き、出口ポート12へ定量の圧力
流体を吐出する。
反対にダイアフラム6が第3図(b)のように上側へた
わむと、ポンプ室121が減圧するので、これにより室
123の隔壁52が下側へたわみ、出口バルブ5が閉じ
ると同時に、室118の隔壁42が上側へたわみ、入口
バルブ4が開くため、通孔117を通じて入口ポート1
lに連通ずる室11Bから定量の流体を吸入する。
圧電素子7によりダイアフラム6を振動させることによ
り、上記の吸入・吐出が連続的に行われ、かつ振動数を
増加させれば脈流の少ないボンブが得られる。しかも、
出口バルブ5は出口ポートl2の入口12aを覆うキャ
ップ状の弁体5lで形成されているため、出口ポート1
2の背圧による隔壁52の持上げ力(出口バルブ5の開
放力)の作用方向は、その隔壁52に対するポンプ室1
21の圧力の押上げ方向と同じになり、・背圧は出口バ
ルブ5に対し開き勝手に作用する。そのため、背圧が出
口バルブ5の持つ弾性力及び隔壁52に及ぼす外力に基
づく押付力に打ち勝つまでは、つまり所要のポンプ使用
範囲ではほぼ一定の流量を吐出することになる。
この実施例におけるマイクロポンプ10においては、マ
イクロポンプの圧電素子7に例えば50Vのパルス駆動
を1回行う(これを1パルス駆動又は1ステップ駆動と
いう)ことにより、0.05μg/step程度の流量
を吐出することができる。
第4図は本発明の一適用例を示すマイクロポンプを用い
た薬液注入装置のブロック図である。図において、10
は前記説明のマイクロポンプ、301は内部に薬液の満
たされた薬液タンク、13は薬液タンク301とマイク
ロポンプの人口ポート11との間のチューブ、I4はマ
イクロポンプの出力ポート12と注射針302との間の
チューブ、302は薬液を生体に注入する注射針、30
3は一部に第2図のマイクロポンプ駆動回路を含む吐出
量制御装置である。
またこの吐出量制御装置303の具体的な実施例は、マ
イクロポンプの吐出量制御方法を説明するための、第5
図,第7図及び第9図において詳細に説明される。
次に圧電素子によりパルス駆動されるマイクロポンプの
吐出量制御方法について説明する。
マイクロポンプの吐出量制御方法を大別すると次の4つ
の方法がある。
(1)パルス密度による制御方法 (2)パルス周波数による制御方法 (3)圧電素子駆動電圧制御による制御方法(4)上記
(1)項又は(2)項と(3)項との組み合せによる制
御方法 最初にパルス密度による制御方法について説明する。
第5図は本発明に係るパルス密度制御装置の一実施例を
示すブロック図であり、図において401は固定設定器
、402は加算器、403は基本設定器であり、スイッ
チS  −S4のオン・オフ操作に8 より5ビットの任意の2進数(0〜31)を設定するこ
とができる。404は加減算器、405は微調設定器で
あり、スイッチ83〜SIのオン・オフ操作により−3
〜+4の間の任意の数を設定することがてきる。406
は#l係数乗算器であり、例えば係数k1−11/8を
入力データに乗算して出力する。407は#2係数乗算
器であり、例えば係数k2−7/4を入力データに乗算
して出力する。
408は選択器であり、3つの入力信号の内の1つの信
号を、スイッチS 及びSbの操作信号によa り選択して出力する。409はパルス発生器であり、ト
リガ信号が入力されてからクロック信号を計数し、あら
かじめ指定された数のパルス信号を出力する。またこの
回路は、例えば減算カウンタ、フリップフロップ、AN
Dゲート等により構成することができる。
第6図(a)〜(e)は第5図の動作を説明するための
波形図である。
第6図を参照し、第5図の動作を説明する。いま固定設
定器401には固定数10があらかじめ設定されている
とする。スイッチ88〜S4のオン・オフ操作により5
ビットの任意の2進数n(但しnは最小値が0で、最大
値が31の間の数である)が基本設定器403に設定さ
れる。加算器402は固定設定器401からの数10と
基本設定器403からの数nとを加算し、最小値は10
で、最大値は4lの間の数n+10を得る。
微調設定器405は、スイッチ83〜S1のオンで電源
電圧V の印加される“11レベル、オフCC で電圧の印加されない“0“レベルとなるので、スイッ
チS ,S 及びS1の設定データにより32 以下に示す−3〜+4の間の数値が設定される。
1  0  1  のときは−3、 1  1  0  のときは−2、 1  1  1  のときは−1、 0  0  0  のときは 01 0  0  1  のときは 1、 0  1  0  のときは 2、 0  1  1  のときは 3、 1  0  0  のときは 4となる。
加減算器404は加算器402からの数n+10と、微
調設定器405からの微調数(−3〜+4の間の数)と
の加減算を行い、その演算結果を直接選択器408に#
1人力信号として供給すると共に、#1係数乗算器40
6及び#2係数乗算器407へ供給する。#1係数乗算
器406は入力データに係数k,=11/8を乗算し、
端数は切り捨てにより整数とした川カデータを選択器4
08に#2人力信号として供給する。#2係数乗算器4
07は入力データに係数k2−’l/4を乗算し、同様
に端数は切り捨てにより、整数とした出力データを選択
器408に#3人力信号として供給する。
選択器408は、スイッチSa及びSbの設定データに
より以下に示す選択動作を行い、その出力信号をパルス
数指定データとしてパルス発生器409へ供給する。
O  O  のときはどの入力信号も出力しない。
0  1  のときは#1人力信号を選択して出力する
1  0  のときは#2人力信号を選択して出力する
1  1  のときは#3人力信号を選択して出力する
第6図の(a)及び(b)には、パルス発生器409に
供給されるクロック信号とトリガ信号の波形がそれぞれ
示されている。クロツク信号は周期t(例えば1秒)で
、オンとオフの時間が等しい(即ちデューティ50%)
の繰り返しパルスである。
トリガー信号はクロック信号の一定数を計数する度に発
生する周期T(例えば周波数IFIzのクロック信号を
180個計数する時間とすると、T−3分となる。)の
周期性信号である。
パルス発生器409は選択器408からパルス数指定デ
ータが供給されると、例えばこのパルス数指定データを
内蔵するカウンタにプリセットする。
そしてトリが信号が人力されると、直ちにクロック信号
を田力しながら、このクロック信号毎にカウンタにより
−1の減算を行い、カウンタ値がゼロになったときに、
それ以降のクロック信号ノ出力を禁止する。そしてこの
動作をトリガ信号の入力毎に繰り返す。このようにして
トリガ信号の入力毎に指定された数のパルス信号を出力
することができる。
第6図の(C)は加減算器404からの#1人力信号が
選択器408により選択された場合の低密度パルスの波
形を示し、同図の(d)は#1係数乗算器406からの
#2人力信号が選択器408により選択された場合の中
密度パルスの波形を示し、同図の(e)は#2係数乗算
器407からの#3人力信号が選択器408により選択
された場合の高密度パルスの波形を示している。
この第5図の装置により、トリガ信号の周期(前例では
3分)内に低密度パルスとしては最低7 (−10+O
−3)から最高45 (−10+31+4)、中密度パ
ルスとしては最低9から最高61,高密度パルスとして
は最低l2から最高78までの数のパルス信号を出力し
、このパルス信号を第2図の圧電素子駆動回路内のレベ
ルシフタ204に供給する。
レベルシフタ204は入力パルス信号を例えば50Vの
高圧パルス信号に変換し、ドライバ205を介して圧電
素子7を駆動する。この圧電素子7と連動するダイヤフ
ラム6の変位により、マイクロポンプが流体を吐出する
。即ち一定周期内のパルス数を示すパルス密度によりマ
イクロポンプの吐出量が制御される。
次にパルス周波数による制御方法について説明する。
第7図は本発明に係るパルス周波数制御装置のー実施例
を示すブロック図であり、図において、401〜408
は第5図における機器と同一のものである。501はデ
ジタルデータをアナログ電圧に変換するD/A変換器、
502は人力制御電圧により発振する周波数が制御され
る電圧・周波数(以下V/Fという)変換器である。
第8図(a)〜(C)は第7図の動作を説明するだめの
波形図である。
第8図を参照し、第7図の動作を説明する。第7図の4
01〜408の機器は、以下の点を除き第5図における
機器と全く同じ動作を行う。即ち第5図においては、一
定の周期T内における周期tのパルス信号の数を任意に
指定するための動作を行っていた。しかし第5図の装置
においては、トリガ信号の入力直後から周期tのクロッ
クパルス信号が連続して発生される動作期間と、クロッ
クパルス信号の全く発生しない休止期間の2つの期間が
存在していることが判る。第7図の装置においては、V
/F変換器502の発振周波数を制御することにより、
パルス信号の全く発生しない休止期間を最小又は零とし
て、即ち時間軸に対して一定の吐出量を保持するように
制御を行って、吐出量の脈動を軽減せんとするものであ
る。従って固定設定器401、基本設定器403及び微
調設定器405に設定されるデータは周波数についての
データとなる。
選択器408は3つの周波数指定データの内の1つを選
択し、これをD/A変換器501に供給する。
D/A変換器501は入力データに対応したアナログ制
御電圧をV/F変換器502に供給する。V/F変換器
502は入力制御電圧により制御された発振周波数の信
号を波形整形したパルス信号として出力する。
第8図の(a) ,(b)及び(C)はそれぞれ低周波
パルス、中周波パルス及び高周波パルスの波形をそれぞ
れ示している。同図においては、高周波パルスの周波数
をfとすると、中周波パルスの周波数はf/2、低周波
パルスの周波数はf/3として示されている。但し、こ
こで使用した高周波バルスの周波数fはIHz〜数十H
z程度であり、一般の周波数区分で使用される場合と異
なり、交流電源以下の周波数であることに注意を要する
また第7図のD/A変換器501とV/F変換器502
に代えて、比較的高い周波数のクロック信号をあらかじ
め発生させ、このクロック信号を所望の分周比により分
周させ、低い周波数を出力する可変分周比の分周回路を
設けることにより、所望の周波数信号をデジタル的に得
る方法でもよい。
次に圧電素子駆動電圧制御による制御方法について説明
する。いま圧電素子7に印加するパルス駆動電圧を前記
説明における50Vの一定とせず、例えば30V−10
0 Vの範囲で連続的に変化させると圧電素子のビエゾ
効果による変位量もこれに対応して変化するので、この
効果を利用してマイクロポンプの吐出量を制御すること
が可能となる。
一般に圧電素子7に電圧を印加し、ビエゾ効果を発生さ
せることができる電圧の可変範囲は余り広くはない。し
かしこの可変範囲内において、アナログ的な微細な制御
を行うことが可能である。
前記パルス密度による制御方法又はパルス周波数による
制御方法は、いずれもデジタル制御方法であるから、1
パルス以下の吐出量の制御は原理的にできない。従って
パルス密度による制御方法において、例えば3分間に3
5.6パルスに相当する吐出量の制御を行うことはでき
ない。このような高精度の制御も、圧電素子駆動電圧制
御方法によれば可能になるという特徴がある。また、こ
の圧電素子駆動電圧制御による方法は、単独においても
、また他のパルス密度による方法もしくはパルス周波数
による方法との組み合せによっても実施することができ
る。
第9図は本発明に係る圧電素子駆動電圧制御装置の一実
施例を示すブロック図である。図において、601は外
部より供給される(例えば第5図の401〜408の機
器と同一機器により構成される電圧制御データ指定手段
により供給される)電圧制御データをアナログ制御電圧
に変換するD/A変換器、602は電池等の直流電源を
DC/DC変換して高圧に昇圧する回路で、外部よりの
制御電圧によりDC/DC変換用パルスのデューティを
制御して、出力電圧を例えば30Vから100Vまで可
変制御できる昇圧回路である。603はスイッチSoが
開のときには、内部の発振器により一定周波数のパルス
信号を発生し、スイッチS が閉とC なり外部からパルス数又はパルス周波数の制御信号が供
給されると、この制御信号に従ったパルス信号を発生す
るパルス発生器である。804はパルス発生器603か
らのパルス信号に基づき、昇圧回路602から供給され
る被制御電圧を圧電素子7に印加する駆動回路である。
第10図(a)〜(e)は第9図の動作を説明するため
の波形図である。同図(a)は低電圧(例えば3oV)
の一定周波数のパルスによる圧電素子の駆動波形を示し
、(b)は中電圧(例えば50V)の一定周波数のパル
スによる同駆動波形を示し、(C)は高電圧(例えばI
OOV)の一定周波数のパルスによる同駆動波形をそれ
ぞれ示している。
また第10図の(d)及び(e)は、パルス密度による
制御と圧電素子駆動電圧による制御との組合せ制御によ
る波形例を示している。同図(d)は例えば前例の3分
間に35,6パルスに相当する吐出量の制御を行いたい
場合に、#1〜#35まてのパルスは50Vの電圧によ
り圧電素子を駆動し、#36のパルスのみ30Vの電圧
により圧電素子を駆動し、0.6パルス相当の微細な吐
出量を最後に付加した例を示している。同図の(e)は
3分間に35.4パルスに相当する吐出量の制御を行い
たい場合に、#34までのパルスは50Vの電圧により
圧電素子を駆動し、#35のパルスのみ70Vの電圧に
より圧電素子を駆動し、1.4パルス相当の吐出量を最
後に付加した例を示している。このようにして高精度の
吐出量制御を実現することができる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの第1の発明によれば、圧電素子
によりパルス駆動されるマイクロポンプの吐出量制御方
法において、前記圧電素子への1パルス駆動によるマイ
クロポンプの単位吐出量に基づき、一定周期内における
所定周波数のパルス発生数を制御し、該制御された数の
パルスにょる駆動信号により圧電素子を駆動することに
より、マイクロポンプの吐出量をデジタル的に制御する
ようにしたので、@量の流量を精度良く制御できる優れ
た制御特性か得られ、またカスタムLSI等によりこの
制御回路を容易に構成することができるので、マイクロ
ポンプと一体構造としても、小形軽全て安価な製品を製
作できるという効果が得られる。
またこの第2の発明によれば、圧電素子によりパルス駆
動されるマイクロポンプの吐出量制御方法において、前
記圧電素子への1パルス駆動によるマイクロポンプの単
位吐出量に基づき、発生させるパルス周波数を制御し、
該制御された周波数のパルスによる駆動信号により圧電
素子を駆動することにより、マイクロポンプの吐出量が
時間に対して一定値となるように制御するので、前記第
1の発明における吐出口の脈動が大幅に軽減された流量
制御特性が得られるという効果が得られる。
またこの第3の発明によれば、圧電素子によりパルス駆
動されるマイクロポンプの吐出量制御方法において、前
記圧電素子への1パルス駆動電圧対マイクロポンプの単
位吐出量特性に基づき、発生させるパルス駆動電圧を制
御し、該制御されたパルス駆動電圧による駆動信号によ
り圧電素子を駆動することにより、マイクロポンプの吐
出量をアナログ的に制御するようにしたので、前記第1
の発明又は第2の発明における吐出量制御特性よりもさ
らに精度の高い微細な吐出量の制御が可能となるという
効果か得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る圧電素子によりパルス駆動される
マイクロポンプの一実施例を示す断面図、第2図は圧電
素子によりマイクロポンプを駆動する駆動回路の一実施
例を示すブロック図、第3図(a)及び(b)は第1図
の実施例の動作図、第4図は本発明の一適用例を示すマ
イクロポンプを用いた薬液注入装置のブロック図、第5
図は本発明に係るパルス密度制御装置の一実施例を示す
ブロック図、第6図(a)〜(e)は第5図の動作を説
明するための波形図、第7図は本発明に係るパルス周波
数制御装置の一実施例を示すブロック図、第8図(a)
〜(C)は第7図の動作を説明するための波形図、第9
図は本発明に係る圧電素子駆動電圧制御装置の一実施例
を示すブロック図,第10図(a)〜(e)は第9図の
動作を説明するための波形図である。 図において、1は基板、2は薄膜板、3は表面板、4は
入口バルブ、5は出口バルブ、6はダイアフラム、7は
圧電素子、10はマイクロポンプ、l1は入口ポート、
12は山口ポート、13.14はチューブ、l[ia,
IBb,l6eは接合部、41.51は弁体、42,5
2は隔壁、72.73はリード線、l13.116.1
18,123は室、121はポンプ室、201は電源、
202は昇圧回路、203はCPU,204はレベルシ
フタ、205はトライバー、206は表示装置、207
はスイッチ、301は薬液タンク、302は注射針、3
03は吐出量制御装置、401は固定設定器、402は
加算器、403は基本設定器、404は加減算器、40
5は微調設定器、406は#1係数乗算器、407は#
2係数乗算器、408は選択器、409はパルス発生器
、501,601 はD/A変換器、 502 はV/F変換器、 602 は昇圧回路、 603 はパルス発生器、 604 は駆 動回路である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧電素子によりパルス駆動されるマイクロポンプ
    の吐出量制御方法において、 前記圧電素子への1パルス駆動によるマイクロポンプの
    単位吐出量に基づき、一定周期内における所定周波数の
    パルス発生数を制御し、該制御された数のパルスによる
    駆動信号により圧電素子を駆動することにより、マイク
    ロポンプの吐出量を制御することを特徴とするマイクロ
    ポンプの吐出量制御方法。
  2. (2)圧電素子によりパルス駆動されるマイクロポンプ
    の吐出量制御方法において、 前記圧電素子への1パルス駆動によるマイクロポンプ単
    位吐出量に基づき、発生させるパルス周波数を制御し、
    該制御された周波数のパルスによる駆動信号により圧電
    素子を駆動することにより、マイクロポンプの吐出量を
    制御することを特徴とするマイクロポンプの吐出量制御
    方法。
  3. (3)圧電素子によりパルス駆動されるマイクロポンプ
    の吐出量制御方法において、 前記圧電素子への1パルス駆動電圧対マイクロポンプの
    単位吐出量特性に基づき、発生させるパルス駆動電圧を
    制御し、該制御されたパルス駆動電圧による駆動信号に
    より圧電素子を駆動することにより、マイクロポンプの
    吐出量を制御することを特徴とするマイクロポンプの吐
    出量制御方法。
JP1184390A 1989-12-27 1990-01-23 マイクロポンプの吐出量制御方法 Pending JPH03217672A (ja)

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