JPH05220222A - 流量制御装置 - Google Patents

流量制御装置

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JPH05220222A
JPH05220222A JP4029469A JP2946992A JPH05220222A JP H05220222 A JPH05220222 A JP H05220222A JP 4029469 A JP4029469 A JP 4029469A JP 2946992 A JP2946992 A JP 2946992A JP H05220222 A JPH05220222 A JP H05220222A
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JP
Japan
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piezoelectric actuator
flow rate
rapid deformation
tube
control device
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JP4029469A
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Koichi Umeyama
広一 梅山
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、より消費電力が少なく、電磁的ノイ
ズの発生を極力少なくできる安全性の高い流量制御装置
を提供することを目的とする。 【構成】流路を流れる流体の流量を調節する流路制御装
置において、移動体18及び慣性体20を圧電素子19
で連結するとともに前記移動体18を金属管17上に移
動可能に静止摩擦力で保持してなる急速変形圧電アクチ
ュエータ16とを具備し、前記慣性体18を前記流路の
弁部に連結し、そのアクチュエータ16の動きにより前
記弁部を操作して流路の流れを調節するようにしたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流路を流れる流量を調
節する流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体内埋込みポンプや内視鏡装置等におい
て採用される流量調節装置は、その流路を電磁弁で開閉
し、その開閉の周期を変更することにより実現していた
(例えば、米国特許第4,221,219号明細書参
照) 。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
な流量制御方式では、常に、電磁弁を開閉し続ける必要
があるため、その電磁弁を動かすための電力が比較的大
きくなる。また、電磁弁の開閉に伴い、電磁的なノイズ
が発生するため、他の電子機器の動作に悪い影響を及ぼ
す虞があった。
【0004】特に、体内埋込式ポンプにおいては、その
電磁弁を駆動するための電源が大きくなり、そのポンプ
装置の全体が大型化し、患者の負担を増す。また、心臓
のペースメーカを付帯した患者ではその電磁的なノイズ
により、そのペースメーカの動作を誤動作させる虞が生
じる等の欠点があった。
【0005】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、より消費電力が少なく、
電磁的ノイズの発生を極力少なくできる安全性の高い流
量制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために本発明は、流路を流れる流体の流量を調節す
る流路制御装置において、前記流路の流量を調節する弁
部と、移動体及び慣性体を圧電素子で連結するとともに
前記移動体をベース上に静止摩擦力で移動可能に保持し
てなる急速変形圧電アクチュエータとを具備し、前記急
速変形圧電アクチュエータの動きにより前記弁部を操作
する構成とし、前記急速変形圧電アクチュエータによ
り、その弁部における流路の断面積を変更してその流路
の流量を可変するものである。
【0007】
【実施例】図1ないし図3は本発明の第1の実施例を示
し、図1はその体内埋込みポンプ1を生体aに埋め込ん
でなる状態を示している。この体内埋込みポンプ1は、
そのハウジング2内を仕切り壁3によりリザーバ室4と
ポンプ室5に区画してなり、そのリザーバ室4には膨縮
自在な蛇腹状のリザーバ6を設置してある。このリザー
バ6内には薬液7が収納されている。リザーバ室4の上
部に対向位置するハウジング2の壁部には前記リザーバ
6内に通じるセパタム8が貫通して設けられている。セ
パタム8は生体aに穿刺する注射針(図示しない。)を
刺通してリザーバ6内に体外から薬液7を補充するため
に使用するものである。また、リザーバ6を設置するリ
ザーバ室4にはフレオン10が充填されている。
【0008】前記ハウジング2内において、リザーバ6
には送液チューブ11が液密的に接続され、その接続口
の部分には、投与する薬液7を濾過するフイルタ12が
設けられている。送液チューブ11は仕切り壁3を貫通
してポンプ室5に導かれている。この送液チューブ11
の先端には、生体臓器、例えば血管13に導かれるカテ
ーテル14の基端が液密的に接続されている。
【0009】送液チューブ11は金属製であり、その一
部には後述するピストン15を内挿するシリンダ部16
を設け、そのピストン15を移動することにより、その
流路の径(有効断面積)を変え、薬液7の流量を調節す
るる弁部を構成している。前記ピストン15はこれに同
軸的に縦に並べて設置した急速変形圧電アクチュエータ
16により移動されるようになっている。
【0010】この急速変形圧電アクチュエータ16は、
ポンプ室5に固定的に設けられた金属管17(ベース)
の中に移動体18をスライド自在に設け、さらに、その
移動体18には積層型圧電素子19を間にして慣性体2
0を連結したものである。移動体18は金属管17の内
面に摺接して移動できるように装着され、通常は金属管
17の内面との静止摩擦力により定位置に保持されてい
る。慣性体20はその金属管17に触れずにその中で浮
いている。
【0011】前記ピストン15の上端は慣性体20の下
端に固定され、このピストン15と慣性体20とは一体
的になっている。また、この両者の質量は前記移動体1
8のものに比べて小さく作られるのが普通である。さら
に、前記送液チューブ11のシリンダ部11aから慣性
体20にわたり、ピストン15の周りはべローズ21で
包囲され、送液チューブ11からの漏れを遮断する。
【0012】前記急速変形圧電アクチュエータ16の移
動体18には受信コイル22が取り付けられ、この受信
コイル22は前記圧電素子19にリード線23を介して
電気的に接続している。この受信コイル22は金属管1
7の外に配置されることにより、受信感度を高めるよう
になっている。
【0013】一方、体外には図示しないコントローラを
付設した信号源24が設置され、これには前記受信コイ
ル22に駆動用信号を無線的に伝送するための送信コイ
ル25が設けられている。しかして、この信号源24の
送信コイル25と前記受信コイル22とは駆動用信号を
無線的に伝送できるよう電気的に接続されている。
【0014】次に、この体内埋込みポンプ1の作用を説
明する。生体aに埋め込まれた状態においてリザーバ室
4のフレオン10が体温によって加温されて次第に気化
し、その気化圧でリザーバ6をゆっくりと収縮させる。
すると、その収縮量に応じてリザーバ6内の薬液7が送
液チューブ11へ送り出される。
【0015】このように送液チューブ11に押し出され
た薬液7はその送液チューブ11を通り、さらに、カテ
ーテル14を通じて生体臓器、例えば血管13に注入さ
れる。この注入される薬液7の量は、急速変形圧電アク
チュエータ16によって調節される。送液チューブ11
のシリンダ部11aの部分でピストン15を動かすこと
により、その送液チューブ11の流路の径を変えて制御
することにより行われるのである。
【0016】すなわち、通常、ピストン15は、急速変
形圧電アクチュエータ16によってその位置に保持さ
れ、流量を一定ならしめているが、ここで、流量を制限
するため、送液チューブ11の流路の径を小さくする向
きにピストン15を動かすには、送信コイル25から、
信号源24で作られた図2の「a」の波形の信号を送信
コイル25から受信コイル22へ伝送する。
【0017】つまり、急速変形圧電アクチュエータ16
の圧電素子19は、図3の(a)における「1」で示す
ように、最初、ゆっくりと伸び、このとき、移動体18
は停止したままである。続けて図3の(a)における
「2」で示すように急激に縮む。このとき、慣性体20
は慣性作用によって静止状態を継続しようとするから、
移動体18はその反作用によって金属管17の内面を動
摩擦で滑り、その結果、移動体18は圧電素子19が伸
びたピストン15側に向かう向きに僅かに移動して、そ
の新たな位置に再び静止摩擦力で保持される。これによ
り1サイクルの動作を完了する。
【0018】つまり、そのアクチュエータ16の全体が
送液チューブ11の流路の内径を小さくする方向へ僅か
に動かせることができるから、その量だけピストン15
が進み、送液チューブ11の流路を絞り、流量を小さく
することができる。流量をさらに小さくしたい場合には
前述した動作を繰り返せばよい。信号1パルスにつき、
急速変形圧電アクチュエータ16は1ステップ動く。
【0019】逆に、流量を増やしたい場合には、図2の
「b」の信号を受信コイルへ送る。すると、急速変形圧
電アクチュエータ16の圧電素子19は、最初、図3の
(b)で示すように、急激に縮むために、前述した動作
に類似した作用で移動体18は金属管17に対して圧電
素子19の縮み方向、つまり、ピストン15の方へすべ
る。そのため、急速変形圧電アクチュエータ16の全体
が送液チューブ11の流路の内径を大きくする方向へ動
く。さらに流量を大きくしたい場合にはその動作を繰り
返せばよい。信号1パルスにつき、急速変形圧電アクチ
ュエータ16は1ステップ動く。
【0020】しかして、この構成によれば、外部からの
信号だけでその急速変形圧電アクチュエータ16を動か
し、流量をコントロールできるので、このためのバッテ
リーを内蔵することが不要になり、生体に埋め込むポン
プ装置全体を小形化するとともに、その軽量化が図れ
る。また、流量を調節するときに限り、外部からの信号
で駆動するので、その消費電力が少ない。さらに、セラ
ミック型等の圧電素子を使用するので、電磁ノイズがな
い。しかも、流量を調節するときに限り、それを外部か
らの信号で駆動するので、その駆動による電磁ノイズの
発生する機会も少ない。
【0021】図4は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。これは前記実施例のポンプ部の変形例である。こ
れはポンプ室5に配設される柔軟なカテーテル14の一
部を急速変形圧電アクチュエータ16の慣性体20で直
接に押し潰してその内部の流路の断面積を狭め、その押
潰す量によって流量を調節するものである。カテーテル
14は、金属管17とハウジング2の内部壁面26との
間に挟まれる形で配設されている。金属管17内には前
述した実施例と同様の急速変形圧電アクチュエータ16
が組み込まれている。さらに、急速変形圧電アクチュエ
ータ16の慣性体20とカテーテル14は接着されてい
る。
【0022】しかして、前述した実施例と同様の作用で
急速変形圧電アクチュエータ16が金属管17内を移動
することにより、急速変形圧電アクチュエータ16の慣
性体20がカテーテル14を潰したり、元に復元させた
りすることによりカテーテル14の流体抵抗を変えて流
量を制御する。この構成によれば、前述した作用効果に
加えて、ピストン等の余計な部材が不要となり、その設
計が容易である。
【0023】図5は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。この実施例は前述した急速変形圧電アクチュエー
タ16の受信コイル22を金属管17の内側で圧電素子
19の外周に巻装する形で設けている。このため、急速
変形圧電アクチュエータ16の作動に際して受信コイル
22がほとんど動くことがない。
【0024】しかして、外部からの信号を受信コイル2
2で受信し、急速変形圧電アクチュエータ16を作動さ
せると受信コイル22自身もそのアクチュエータ16と
一緒に移動する。
【0025】この実施例では、受信コイル22が急速変
形圧電アクチュエータ16の積層型圧電素子19に巻き
付けられており、そのアクチュエータ16と一緒に金属
管17内に内包されているため、そのアクチュエータ1
6と受信コイル22が一緒に移動する。このため、アク
チュエータ16と受信コイル22の電気的接続部分、例
えばハンダ付け部分に機械的な力を受けなくて済み、電
気的接続が不良になる確率が少なくなる。
【0026】図6は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。この実施例は前述した第3の実施例のものに次の
構成を追加した。すなわち、カテーテル14の設置側と
反対側での金属管17の端の開口部には互いに向き合っ
て一対の電極31a,31bが前記金属管17と絶縁し
た状態で取り付けてなり、電極31a,31bはコンデ
ンサーを構成し、これは容量計32と電気的に接続され
ている。容量計32はテレメトリー部33に電気的に接
続されている。この容量計32とテレメトリー部33は
体内埋込みポンプ1のハウジング2におけるポンプ室5
内に設置されている。テレメトリー部33は仕切り壁3
を介してその外へ向き、外部に設置されるコントローラ
34の受信部35に向き合うようになっている。コント
ローラ34は信号源24に電気的に接続されている。
【0027】一方、急速変形圧電アクチュエータ16の
移動体18は金属管17の軸方向で電極31a,31b
の間に向かって突出する凸部36を有しており、コント
ローラ34と受信部35は体外に有り、コントローラ3
4は受信部35と信号源24に電気的に接続されてい
る。
【0028】しかして、この追加された新たな構成にお
いて、急速変形圧電アクチュエータ16の移動体18と
電極31a,31bの距離に従って、移動体18と電極
31a,31bからなるコンデンサーの容量が変わる。
その変化を容量計32で測定して、テレメトリー部33
を介して体外の受信部35へ送信する。
【0029】コントローラ34は、その受信した容量値
を基に急速変形圧電アクチュエータ16の金属管17内
での現在位置を知り、前もって設定した目標位置にその
急速変形圧電アクチュエータ16を移動させるのに必要
な信号を出力するように信号源24をコントロールす
る。
【0030】信号源24より出力された信号は送信コイ
ル25より送信され、急速変形圧電アクチュエータ16
は、その信号に基づいて金属管17内を移動し、カテー
テル14を潰したり復元させたりする。この構成によれ
ば、前述した実施例の作用効果に加えてカテーテル14
のフジー量をフィードバック制御により正確に指定で
き、正確な流量制御できることになる。
【0031】図7は本発明の第5の実施例を示すもので
あって、これは内視鏡の送気・送水システムに本発明を
適用したものである。すなわち、図7の(a)で示すよ
うに、内視鏡41の送気チューブ42と送水チューブ4
3が送気・送水タンク44に導通されている。
【0032】この送気・送水タンク44には送気ポンプ
45が接続されていて、その送気・送水タンク44内に
加圧空気を導入するようになっている。送気チューブ4
2の入口端は送気・送水タンク44の上部空間の空気中
に位置し、送水チューブ43の入口端は送気・送水タン
ク44の中の水中に位置している。
【0033】送気チューブ42と送水チューブ43の途
中には、前述したような急速変形圧電アクチュエータ4
6を用いた送気弁47及び送水弁48が設けられ、その
流路を開放及び遮断するようになっており、送気弁47
を開放することにより送気チューブ42を通じて送気を
行い、送水弁48を開放することにより送水チューブ4
3を通じて送水を行うようになっている。
【0034】送気弁47及び送水弁48における各急速
変形圧電アクチュエータ46はコントロール部49に電
気的に接続され、それからの駆動信号を受けるようにな
っている。コントロール部49にはこれを操作する入力
部50が設けられている。なお、この入力部50は内視
鏡41のハンドピース部分に設けてもよい。
【0035】前記送気弁47及び送水弁48は同じ弁ハ
ウジング51内に設置されている。そして、送気弁47
及び送水弁48の急速変形圧電アクチュエータ46は、
角柱状の穴52,53内にそれぞれ組み込まれている。
つまり、弁ハウジング51には角柱状の穴52,53が
2つ並列に開いており、その中には急速変形圧電アクチ
ュエータ46がそれぞれ配置されている。
【0036】そして、送気チューブ42と送水チューブ
42はそれぞれの穴52,53内において急速変形圧電
アクチュエータ46の慣性体54と穴52,53の一端
壁との間の隙間に挿通されている。急速変形圧電アクチ
ュエータ46の移動体55は穴52,53の内壁に静止
摩擦力で移動可能に保持されている。急速変形圧電アク
チュエータ46の圧電素子56は前述したコントロール
部49に電気的に接続される。また、送気チューブ42
と送水チューブ43は少なくともその穴52,53を通
る部分が弾性的で柔軟に形成されている。
【0037】しかして、入力部50により入力されたス
テップ数だけ、コントロール部49より、前述した図2
のaあるいはbで示すような波形の信号が出力され、急
速変形圧電アクチュエータ46の圧電素子56に印加さ
れると、前述したような動作で送気チューブ42や送水
チューブ43は潰されたり元に戻されたりする。送気ポ
ンプ45の吐出圧は常に一定なので、空気や水の量はチ
ューブ42,43の潰れ量に従って変化するとともに微
調整することができる。
【0038】このように送気の流量を可変することがで
きるため、例えば大腸を送気により膨らます場合など、
急激に膨らませたくない場合は、送気量を制限すること
ができる。また、送水流量も可変することができるた
め、例えば硬性鏡による胸腔手術時のようなときの出血
中、対物レンズ面への微量速続送水の場合と、対物レン
ズ面に付着した粘性汚物をフラッシュ送水により洗い落
とす場合とで区別し、その送水量を切り換えることがで
きる。
【0039】図8は本発明の第6の実施例を示すもので
あって、これは超音波治療装置の送気・送水システムに
適用したものである。この超音波治療装置のハンドピー
ス60には送液チューブにより送水及び吸引を行う灌流
用回路が接続される。これは、生理食塩水パック61、
ローラポンプ62、送液チューブ63、ボトル64、吸
引ポンプ65、泡センサ66などからなり、送液チュー
ブ63は生理食塩水パック61とハンドピース60とボ
トル64に液体が灌流できるように接続されている。ま
た、ハンドピース60と生理食塩水パック61との間を
結ぶ送液チューブ63の部分にはローラポンプ62のロ
ーラにかまされている。
【0040】また、ハンドピース60とボトル64との
間を結ぶ送液チューブ63の途中には、前記実施例のも
のと同様な構成で急速変形圧電アクチュエータを利用し
て構成した開閉弁67が介装されている。この開閉弁6
7は制御信号ライン68を通じてアクチュエータ制御部
69に接続されている。また、泡センサ66は、出力信
号ライン70を通じてそのアクチュエータ制御部69に
接続されている。
【0041】しかして、ローラポンプ62を駆動する
と、ハンドピース60の先端から放出された生理食塩水
は患部に溜まるが、吸引ポンプ65を動かすため、これ
がハンドピース60の先端から吸引され、ボトル64の
内に貯められる。その際、泡が泡センサ66で検知さ
れ、信号が出力される。アクチュエータ制御部69は、
泡センサ66の出力がなくなるまで、急速変形圧電アク
チュエータが送液チューブ63が潰れる方向に動かし流
量を下げる。
【0042】また、アクチュエータ制御部69は泡セン
サ66の出力がなくなった時点より、一定間隔で徐々に
急速変形圧電アクチュエータを送液チューブ63の潰れ
が元に戻る方向へ移動させる。しかし、その途中で再び
泡センサ66の出力があった場合には、その泡センサ6
6の出力がなくなるまで送液チューブ63を潰す方向へ
急速変形圧電アクチュエータを移動させる。これを繰り
返すことにより灌流の制御を行う。これによって、吸引
量が多すぎて患部の水切れが生じるようなことなどがな
くなる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、急
速変形圧電アクチュエータの動きにより前記弁部を操作
する構成とし、前記急速変形圧電アクチュエータによ
り、その弁部における流路の断面積を変更してその流路
の流量を可変するから、消費電力が少なく、電磁的ノイ
ズの発生を極力少なくできる安全性の高い流量制御装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る体内埋込みポンプ
の使用状態の断面図。
【図2】同じく本発明の第1の実施例に係る体内埋込み
ポンプの急速変形圧電アクチュエータに印加する駆動信
号の波形図。
【図3】同じく本発明の第1の実施例に係る体内埋込み
ポンプの急速変形圧電アクチュエータの動作説明図。
【図4】本発明の第2の実施例に係る体内埋込みポンプ
における急速変形圧電アクチュエータを利用したポンプ
部の断面図。
【図5】本発明の第3の実施例に係る体内埋込みポンプ
における急速変形圧電アクチュエータを利用したポンプ
部の断面図。
【図6】本発明の第4の実施例に係る体内埋込みポンプ
における急速変形圧電アクチュエータを利用したポンプ
部の断面図。
【図7】本発明の第5の実施例に係る内視鏡用送気・送
水システムを概略的に示す斜視図。
【図8】本発明の第6の実施例に係る超音波治療装置用
送気・送水システムを概略的に示す図。
【符号の説明】
1…体内埋込みポンプ、2…生体、5…ポンプ室、11
…送液チューブ、15…ピストン、16…急速変形圧電
アクチュエータ、17…金属管、18…移動体、19…
積層型圧電素子、20…慣性体、46…急速変形圧電ア
クチュエータ、47…送気弁、48…送水弁、67…開
閉弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流路を流れる流体の流量を調節する流路制
    御装置において、前記流路の流量を調節する弁部と、移
    動体及び慣性体を圧電素子で連結するとともに前記移動
    体をベース上に静止摩擦力で移動可能に保持してなる急
    速変形圧電アクチュエータとを具備し、前記急速変形圧
    電アクチュエータの移動する部材を前記弁部に連結し、
    前記急速変形圧電アクチュエータの動きにより前記弁部
    を操作し、その弁部における流路の断面積を変更して前
    記流路の流量を可変するようにしたことを特徴とする流
    量制御装置。
JP4029469A 1992-02-17 1992-02-17 流量制御装置 Withdrawn JPH05220222A (ja)

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