JPH03216854A - ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディスク装置に関し、特にディスクのクランプ
、排出動作を自動的に行う自動クランプ機能を有するデ
ィスク装置に用いて好適なものである。

〔従来の技術〕

従来よりディスク状記録媒体を回転駆動部へのクランプ
動作及び排出動作を自動的に行う自動クランプ機構を備
え、操作性を大幅に改善したディスク装置が知られてい
る。

しかしながらこの種の自動クランプ機構を用いたディス
ク装置においては共通の問題として、電源停止、クラン
プ用のモータ、そのモータ制御回路等の故障等によって
自動クランプ機構が動作不能となった場合におけるディ
スクの排出手段がある。

従来の自動クランプ機構を用いたディスク装置では、た
とえば、特開昭５９−９５５５９号公報に見られるよう
に手動によるディスク排出手段が用いられている。この
例では、ディスクをクランプするクランプ手段を制御す
るカムを回転駆動するウオームギャの回転軸に溝を形成
したキャップを固定し、ディスクをクランプした状態で
電源供給が断たれた場合、またはモータ、モータ制御回
路の故障等でクランプ手段が動作不能となったとき、前
記キャップの溝にドライバ等の工具を係合させて前記ウ
オームギャを回転させることによりクランプ手段を解除
するように構成されている。

〔発明の解決しようとする問題点〕

しかしながら、上述したクランプ解除方法では、回転軸
の１回転に対するカムの回転量は極めて小さく、クラン
プ手段を解除するためには、ウオームギャを多数回回転
きせなければならず、これを装置外方から工具によって
行うことは、操作者の負担が大きく、且つクランプ手段
を解除するのに長い時間を要するという問題点があった
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上述した問題点を解決することを目的としてな
されたもので、その特徴とするところは、ディスク状記
録媒体をクランプするクランプ機能を有するディスク装
置において、前記記録媒体を回転駆動する回転駆動手段
と、前記記録媒体を前記回転駆動手段に対してクランプ
するクランプ手段と、前記クランプ手段を制御するカム
部材と、該カム部材を駆動する駆動手段と、前記カム部
材と前記駆動手段との係合関係を手動にて解除する解除
手段とを備えることにより、前記記録媒体のクランプ状
態を解除し得る如《構成したディスク装置にある。

〔作用〕

これにより、クランプ手段を駆動するカム部材とその駆
動源との間の連結状態を手動で解除することができ、ク
ランプ手段のクランプ解除を容易に行うことができる。

またクランプを解除するための解除力を利用してカム部
材の解除方向における駆動源とすることができ、ディス
クの排出も容易となる。

〔実施例〕

以下、本発明におけるディスク装置を各図を参照しなが
らその実施例について詳述する。

第１図は本発明におけるディスク装置の平面図、第２図
は底面図、第３図乃至第６図は本発明におけるクランプ
機構及びディスク手動排出機構を説明する図、第７図は
フロントパネルのレイアウトを示す図である。

各図において１はベースであり、該ベース上に植設され
たガイドピン２，３．４には、クランプレバー５がその
長孔５ａ，５ｂ，５ｃを介して図中Ｘ−Ｙ方向に移動可
能に取り付けられている。

該クランプレバー５はディスクの芯出し、及び不図示の
スピンドルに対してディスクをクランプするための略円
錐型のセンターコーン６を回転可能に保持している保持
部材７と連結しており、前記クランプレバー５のＸＹ方
向の移動に連動して前記センターコーンを対向するスピ
ンドルへと下降、あるいは上昇させる。前記クランプレ
バー５の前方端近傍におけるベース１上にはディスクを
排出する為のイジエクトレバ−８がピン９によって回動
自在に支持されており、且つバネ１０によって常に反時
計方向に付勢されている。該イジエクトレバ−８はディ
スクの挿入時、ディスク前縁によって押圧されて時計方
向に回動され、所定の回動位置でラッチされる。そして
クランプ終了時、そのラッチが解除され、ディスクを排
出方向に押圧する状態になる。

またクランプレバー５の前方端とベース１との間にはス
プリング１１が設けられており、これによりクランプレ
バー５は常にＹ方向に付勢されている。又、クランプレ
バー５の中間部側面はベース裏面へと略コの字状に折り
曲げられ、この折り曲げ部５ｄには、ベースの裏面側に
おいて、後述するクランプレバー５を制御するカムと係
合するカムフオロア１２が設けられている。１３は前記
ベース１と所定の間隔をもってネジ等によって互いに固
定されているサブシャーシである。該サブシャーシ１３
上にはクランプレバー駆動用ＤＣモータ１４が固定され
ており、該モータ１４の出力回転軸にはウオームギャ１
５が固定されている。該ウオームギャ１５にはクラッチ
ギャ１６が噛み合っており、軸１７上に回転自在に保持
されている。該クラッチギャ１６の下部には該クラッチ
ギャと一体的に形成されたギャ１８があり、該ギャ１８
はベース１３上の軸１９に支持されたアイドラギャ２０
と噛み合う。アイドラギャ２０は、軸２１に支持された
クランプカム２２のギャ部２２ａと噛み合い、よって前
記モータ１４の回転力を該クランプカム２２に伝達する
。クランプカム２２上にはカム面２２ｂが設けられてお
り、このカム面２２ｂと前記カムフオロア１２が当接す
る。該カムフオロア１２は前記クランプレバー５上に設
けた軸２３上に回転自在に軸支されている。また前記ク
ラッチギャ１６は、軸１７上で上下に移動可能となって
おり、常に軸１７上に設けられたギヤリターンバネ２４
により第４図中下方向に付勢されている。

前記モータ１４の近傍には第２図、第３図において、Ｘ
−Ｙ方向に伸びるレバー２５がサブシャーシ１３上に設
けた軸２６にガイドされてＸ−Ｙ方向に移動可能に設け
られている。レバー２５は手動操作可能で、戻しバネ２
７により第２図、第３図において、Ｙ方向に付勢されて
いる。

前記レバー２５はその一部にクラッチギャ１６とサブシ
ャーシ１３との間を移動可能な斜面部２５ａを有し、そ
の先端部２５ｂはクラッチギャ１６の下を通りクランプ
カム２２近傍に達し℃いる。

尚、２８は前記のスピンドルを回転するためのＤＤモー
タである。２９は記録媒体に情報を記録／再生する磁気
ヘッドユニットであり、該磁気ヘッドユニット２９はパ
ルスモータ３０の出力軸に直結されたリードスクリュー
３１とヘッドユニットに取り付けられたピン３９により
Ｘ−Ｙ方向に移動される。

３２はディスクの挿入によって移動するイジエクトレバ
ーによってＯＮ−ＯＦＦするディスクセットスイッチで
あり、ディスクが所定位置にセットされた事を検知し、
該スイッチのＯＮにより前記モータ１４が駆動される。

また３３はディスクをクランプすべくＸ方向に移動する
クランプレバー５によってＯＮ−ＯＦＦするクランプエ
ンドスイッチであり、ディスクのクランプ動作が完了し
た事を検知する。

一方、本発明のディスク装置の前面を示す第７図におい
て、３４はフロントパネルに設けられたディスクの排出
を指令するためのイジエクトスイッチである。３５は前
記クランプレバー５に固定されたレバー３６によりＯＮ
−ＯＦＦされるスイッチであり、ディスクのクランプが
解除され、クランプレバー５が初期状態に復帰されたこ
とを検知するものである。

本発明のディスク装置は以上のような構成となっており
、次に実際の動作について説明する。

第７図に示すディスク挿入口３７よりディスクが挿入さ
れるとディスクの前縁がイジエクトレバ−８に当接し、
更にディスクが押し込まれると、バネ１０に抗してイジ
エクトレバ−８がピン９を中心に時計方向に回動する。

ディスクが所定の挿入位置に達すると、前記イジエクト
レバ−８の回動によりディスクセットスイッチ３２が作
動し、この作動によりモータ１４が回転を開始する。こ
れによって、ウオームギャ１５，クラッチギャ１６，ギ
ャ１８，アイドラギャ２０を経由してクランプカム２２
のギヤ部２２ａに回転力が伝達されることにより、クラ
ンプカム２２が所定方向へ回動を開始する。この回動に
伴い、カウフオロア−１２を介してクランプレバー５も
図中Ｘ方向に移動を開始する。このクランプレバー５の
移動に伴い、クランプレバー５と連結する保持部により
センターコーン６が下降してディスクをクランプする。

このような状態のもとて電源がストツブした場合、又は
モータ及び制御回路が故障した場合、操作者は第７図に
示す如く、ピン等でフロントパネルの穴３８を介してレ
バー２５の端面を押す。これによってレバー２５は戻し
バネ２７に抗してＸ方向に前進され、第５図、第６図に
示すように、レバー２５の斜面部２５ａがクラッチギア
１６の下面部を押し上げる。それによりクラッチギア１
６はギヤリターンバネ２４に抗して軸１７上を上方に移
動する。このクラッチギャ１６の上昇によりクラッチギ
ア１６と一体のギャ１８とアイドラギャ２０との係合が
はずれる。そうするとクランプカム２２の移動規制力が
なくなるため、前記クランプレバー５上のクランプレバ
ーバネ１１のＹ方向への押圧力がクランプカム２２に作
用し、クランプカム２２を回動する。これによってクラ
ンプレパー５もＹ方向に移動し、従ってクランプが解除
され、ディスクの排出が行われる。

又、前記クランプカム２２の初期位置の設定位置の狂い
により、クランプ状態に達した後、前記手動操作により
ウオームギャ１５とクランプカム２２の係合関係を解除
してもクランプレバー５の戻しバネ１１の力によっても
クランプカム２２が回動することのできないようなデッ
ドポイントでカムフオロア１２が停止した場合は、第５
図、第６図に示す如く、前方レバー２５を更に奥に押し
込むと、レバー２５の先端部２５ｂがクランプカム２２
のギヤ部２２ａの歯面に当接してこれを押圧し、クラン
プカム２２を強制的に反時計方向に回動させ、デッドポ
イントを脱出させる。これにより前記のようにクランプ
レバー５の戻しバネ１１の力によりクランプレバー５が
Ｙ方向に移動しディスクのクランプが解除可能となる。

第８図、９図は本発明におけるディスク装置の他の実施
例である。前述の第１の実施例と同一構成部分には同じ
符号を用いている。異なる点のみ説明すると、１３は前
述のようにサブシャーシであり、ディスク手動排出用の
レバー４０がＸ−Ｙ方向に移動自在に取り付けられると
ともに、クラッチギャの近傍に前記サブシャーシ１３か
ら突部１３ａを切り曲げして設けてある。

この突部は前述したディスク手動排出用のレバー２５の
斜面部２５ａと同様な働きをするものであり、つまりウ
オームギャ１５とクラッチギャ１６を切り離してディス
クを手動で排出する場合には、レバー４０を前進させる
ことにより、その先端が前記突部１３ａ上に乗り上げ、
その結果クラッチギャ１６を持ち上げて前記のようにウ
オームギャ１５とクラッチギャ１６との間の回転伝達状
態を切り離す。

このようにしてディスク手動排出用のレバーに斜面部を
設けな《とも同様な目的をはたすことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明におけるディスク装置によ
れば、自動クランプ、自動イジエクト機能を有するディ
スク装置において、電源のストップ、モータの故障、制
御回路の故障等、自動クランプ、排出機能が動作不能と
なったとき、ディスクを手動にて容易に且つただちにデ
ィスクを排出でき、簡便な方法でしかも確実にディスク
の排出動作を行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明におけるディスク装置の一例を示す上面
図、 第２図は第１図に示す本発明のディスク装置の底面図、 第３図はディスククランプ機構の平面図、第４図はディ
スククランプ機構の側面図、第５図は第３図のディスク
クランプ機構の異なる動作状態を示す平面図、 第６図は第４図のディスククランプ機構の異なる動作状
態を示す側面図、 第７図は本発明におけるディスク装置の前面を示す斜視
図、 第８図は本発明におけるディスククランプ機構の他の実
施例を示す平面図、 第９図は第８図に示すディスククランプ機構の側面図で
ある。 ２Ｓ 第９図 ＹＸ ｚ５ａ ゐり Ｂ 弟８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ディスク状記録媒体をクランプするクランプ機能を有す
   るディスク装置において、前記記録媒体を回転駆動する
   回転駆動手段と、前記記録媒体を前記回転駆動手段に対
   してクランプするクランプ手段と、前記クランプ手段を
   制御するカム部材と、該カム部材を駆動する駆動手段と
   、前記カム部材と前記駆動手段との係合関係を手動にて
   解除する解除手段とを備えることにより、前記記録媒体
   のクランプ状態を解除し得る如く構成したことを特徴と
   するディスク装置。