JPH0321505Y2 - - Google Patents

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JPH0321505Y2
JPH0321505Y2 JP1984036775U JP3677584U JPH0321505Y2 JP H0321505 Y2 JPH0321505 Y2 JP H0321505Y2 JP 1984036775 U JP1984036775 U JP 1984036775U JP 3677584 U JP3677584 U JP 3677584U JP H0321505 Y2 JPH0321505 Y2 JP H0321505Y2
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JP
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diaphragm
cover
vibration
section
wiper device
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JP1984036775U
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JPS60150473U (ja
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、雨滴を感知してワイパを自動的に
作動させるのに使用される自動ワイパ装置の雨滴
検出器に関するものである。
(従来技術) この種の自動ワイパ装置としては、従来よりい
くつかの構成のものがあり、例えば第1図に示す
系統をもつものがある。すなわち、雨滴検出器1
として圧電素子や電歪素子等からなる振動素子を
用い、この振動素子を自動車のボンネツト、フロ
ントガラス、ルーフ等の雨滴を受ける車体部分の
裏面に貼り付け、前記車体部分に雨滴が衝突した
際に生ずる振動を上記振動素子により電気信号に
変換し、この電気信号を増幅器2において増幅し
たのち制御回路3で信号処理し、この信号処理を
駆動回路4に入力してワイパモータ5を駆動させ
るものがあつた。
しかしながら、上記した構成のものでは、車体
部分の振動をそのまま振動素子により電気信号に
変換するようにしていたため、通常の走行時に生
ずる振動やエンジン音による振動あるいはドアの
開閉時に生ずる振動など、雨滴以外によつて生ず
る振動成分を拾つて電気信号に変換することによ
りワイパ装置が誤動作するおそれがあるという問
題を有していた。
そこで、雨滴の検出を上記した車体部分を介す
ることなく行いうるように、衝突した雨滴により
所定の周波数で共振する振動板を別個に設け、こ
の振動板の振動を圧電素子や電歪素子等の振動素
子によつて電気信号に変換する構成の雨滴検出器
が開発された。
このような構成の雨滴検出器を使用する場合に
おいても、雨滴以外の車体振動や外来音等による
振動成分を拾うことがないようにすることが要望
されていた。
(考案の目的) この考案は、上述したような従来の要望を満た
すべくなされたもので、きわめて簡単な構成であ
りながら、雨滴以外の車体振動や外来音等による
振動成分を拾う可能性を著しく小さくした自動ワ
イパ装置の雨滴検出器を提供することを目的とし
ている。
(考案の構成) この考案は、衝突する雨滴により共振する振動
板と、前記振動板の共振に対応した電気信号を発
生する振動素子とを用いた雨滴検出器を備えた自
動ワイパ装置において、前記電気信号を処理する
回路部を収容するカバーと単一の振動板部とを樹
脂で一体成形し、前記振動板部のカバー内面に上
記振動板を介して上記振動素子を密着して設ける
と共に、前記振動板部の外周に振動の節となる突
出部を設け、さらに前記突出部の外周に振動減衰
部を設けたことを特徴としている。
(実施例) 第2図および第3図はこの考案の一実施例を示
す図であつて、図に示す雨滴検出器1は、矩形の
基枠11と、前記基枠11の上面側に貼着した同
じく矩形のゴムダンパ12と前記ゴムダンパ12
を介して前記基枠11を保持する基板13と、前
記ゴムダンパ12の上面に設けたプリント基板1
4と、プリント基板14上に設けた回路部15
と、前記回路部15を遮蔽するシールドケース1
6と、前記基枠11、ゴムダンパ12およびプリ
ント基板14を係合してこれらを抑えると共に、
前記回路部15を収容するカバー17と、前記カ
バー17の内面に密着して設けた振動板17dお
よび振動素子18とからなり、振動素子18と回
路部15とをリード線19で接続した構成を有す
るものである。
図示例のカバー17は、合成樹脂より形成され
ており、単一の振動板部17aを一体で備えてい
て、この振動板部17aの部分の裏面側に振動板
17dと振動素子18とが重ねて設けてある。
また、前記合成樹脂よりなるカバー17の振動
板部17aの裏側には、振動板17dの外径およ
び厚さ等で定まる共振周波数に設定された振動板
17dを備えていると共に、前記振動板部17a
の外周には、振動の節となる突出部17bが設け
てあり、さらに前記突出部17bの外周には、車
体振動等に対する振動の減衰部となる薄肉部17
cを有している。
さらに、21は回路部15からの出力を取り出
すリード線であり、また前記雨滴検出器1は例え
ば両面接着テープ22を介して例えば車のボンネ
ツト等の雨滴検出器取付面23に固定される。
このような構成の雨滴検出器1では、雨滴が樹
脂製のカバー17と一体で形成されている振動板
部17aに当たると、振動板17dが所定の周波
数で共振を生じ、この振動板17dの共振に対応
した電気信号が振動素子18より出力され、この
出力がリード線19を介して回路部15に入力さ
れて増幅され、リード線21によつて外部すなわ
ち制御回路3に送られ、駆動回路4を経てワイパ
モータ5を作動させてワイパ動作を開始する。
このとき、振動板部17aの裏側部分には、振
動板17dの外径や厚さ等で定まる所定共振周波
数に設定された振動板17d、およびその外周に
位置する突出部17bが設けてあるため、振動板
部17aの面積は広くとつたときでも共振周波数
は振動板17dで決定されるので、比較的高い例
えば超音波域での共振周波数を得ることが可能で
あり、高い共振周波数を得るために振動板部17
aの外形を小さくするという必要性がなく、した
がつて振動板部17aへの降雨衝突の確率を一段
と大きくすることができると共に、振動板部17
aの外周側には、前記突出部17bとともに振動
減衰部として作用する薄肉部17cが設けてある
ため、基板13、ゴムダンパ12、カバー17等
を経て伝達される車体振動や外来音等の振動板部
17aへの伝達を前記薄肉部17cおよび突出部
17bによつて高周波振動を著しく減衰させるこ
とができ、また、車体振動や外来音による低周波
の振動が生じたときは振動板17が共振を生じな
いので、ワイパ装置の降雨時以外の誤動作を少な
くすることができる。
また、カバー17における振動板部17a、突
出部17b、薄肉部17cの形成は、例えばカバ
ー17の射出成形の際に同時に行うことができる
ため、金属製のカバーを加工する場合に比べて著
しく成形性に優れており、軽量化をも実現でき
る。
なお、この薄肉部17cはカバー17の上面に
限らず、例えば側面に形成しても振動減衰部とし
ての機能を発揮するので、この考案では図示の形
状に限定されないことはいうまでもない。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案によれば、
衝突する雨滴により共振する振動板と、前記振動
板の共振に対応した電気信号を発生する振動素子
とを用いた雨滴検出器を備えた自動ワイパ装置に
おいて、前記電気信号を処理する回路部を収容す
るカバーと単一の振動板部とを樹脂で一体成形
し、前記振動板部のカバー内面に上記振動板を介
して上記振動素子を密着して設けると共に、前記
振動板部の外周に振動の節となる突出部を設け、
さらに前記突出部の外周に振動減衰部を設けたか
ら、組立て作業性や防水性に優れると共に、樹脂
製のカバーに例えば薄肉状の振動減衰部を設ける
というきわめて簡単な構成でありながら、雨滴以
下の車体振動や外来音等による振動成分を拾う可
能性を著しく小さくすることができ、しかも、振
動板部の大きさを広くとつても雨滴振動による高
い共振周波数を得ることができるので、その周波
数を得るために振動板部の外形が小さく制限され
てしまうことがなく、降雨衝突の確率を高めるこ
とができるなど、自動ワイパ装置における作動の
信頼性を大幅に向上させることができるという非
常に優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動ワイパ装置の系統例を示すブロツ
ク図、第2図および第3図はこの考案の一実施例
による雨滴検出器の各々縦断面説明図および分解
説明図である。 1……雨滴検出器、2……増幅器、3……制御
回路、4……駆動回路、5……ワイパモータ、1
5……回路部、17……カバー、17a……振動
板部、17b……突出部、17c……薄肉部(振
動減衰部)、17d……振動板、18……振動素
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 衝突する雨滴により共振する振動板と、前記振
    動板の共振に対応した電気信号を発生する振動素
    子とを用いた雨滴検出器を備えた自動ワイパ装置
    において、前記電気信号を処理する回路部を収容
    するカバーと単一の振動板部とを樹脂で一体成形
    し、前記振動板部のカバー内面に上記振動板を介
    して上記振動素子を密着して設けると共に、前記
    振動板部の外周に振動の節となる突出部を設け、
    さらに前記突出部の外周に振動減衰部を設けたこ
    とを特徴とする自動ワイパ装置の雨滴検出器。
JP1984036775U 1984-03-16 1984-03-16 自動ワイパ装置の雨滴検出器 Granted JPS60150473U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984036775U JPS60150473U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 自動ワイパ装置の雨滴検出器

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JP1984036775U JPS60150473U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 自動ワイパ装置の雨滴検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60150473U JPS60150473U (ja) 1985-10-05
JPH0321505Y2 true JPH0321505Y2 (ja) 1991-05-10

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ID=30542271

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JP1984036775U Granted JPS60150473U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 自動ワイパ装置の雨滴検出器

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55114981A (en) * 1979-02-28 1980-09-04 Tdk Corp Object detection method and its unit
JPS5834071B2 (ja) * 1978-04-20 1983-07-23 株式会社東芝 ビ−ムインデツクス形受像機のリ−ドイン信号検出回路

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834071U (ja) * 1981-08-31 1983-03-05 株式会社東海理化電機製作所 雨滴検出センサ

Patent Citations (2)

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JPS55114981A (en) * 1979-02-28 1980-09-04 Tdk Corp Object detection method and its unit

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JPS60150473U (ja) 1985-10-05

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