JPH03213536A - 遮光体 - Google Patents

遮光体

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JPH03213536A
JPH03213536A JP2004847A JP484790A JPH03213536A JP H03213536 A JPH03213536 A JP H03213536A JP 2004847 A JP2004847 A JP 2004847A JP 484790 A JP484790 A JP 484790A JP H03213536 A JPH03213536 A JP H03213536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
fibers
ceramic
shielding
synthetic fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP2004847A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hiramatsu
憲二 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP2004847A priority Critical patent/JPH03213536A/ja
Publication of JPH03213536A publication Critical patent/JPH03213536A/ja
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  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、太陽光線の中でも熱エネルギーの大半を占め
る可視光線(0,4μm〜0.7.cm)及び近赤外線
(〜2μm)の光線を効率よく反射することによシ遮光
(遮熱)効果を有するカーテン、ブラインド、寒冷紗等
の遮光体に関する。
〈従来の技術〉 太陽光線は、いろいろな波長を有する電磁波から構成さ
れていることは広く知られている。そして、それぞれの
波長に従って地球上の動植物に与える効果が異なること
も少しづつ解明されている。
太陽光線のもつ熱的エネルギーは、0.5μmを中心1
− とする可視光線からもう少し波長の長い赤外線、その中
でも近赤外線の部分に大きいこともいくつかの実験や文
献により知られている。しかし、太陽光線の熱的エネル
ギーは、非常に大きなものでアシ、動植物にとって、時
として悪書を及ぼすことがある。このためこの光線を遮
断するためいろいろな工夫を行なっている。例えば、布
帛の片面にアルミニウムなどをコーティングしたり、ラ
ミネートしたシして太陽光線を反射する方法である。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしこの様にして作られた布帛は、洗濯や物理的な外
力により剥離したり、脱落したりして効果がなくなって
しまう。また金属光沢のあるものを細粒化して繊維中に
練シ込む事も考えられるが多くの金属は微粒子化するこ
とによシ光沢がなくなシ繊維に練シ込んだ状態では効果
がなくなってしまうという欠点がある。
本発明者らは、ある種のセラミックスが太陽光線の中の
可視光線〜赤外線を、特に波長0.4〜2μmの光線を
効率よく反射し、このものを細粒化し2− 合成繊維に練り込んでも同等の効果が保持されているこ
とを見い出したので、このような合成繊維をカーテン、
ブラインド、欅冷紗等の遮光体に利用してみたところ、
従来のものより一段と優れた遮光特性を有する新規な遮
光体に到達した。
〈昧題を解決するだめの手段〉 即ち、本発明は波長0.4〜2μmの電磁波の分光反射
率が50チ以上のセラミックス化合物を5〜35重量%
含有する合成繊維を含んでいることを特徴とする遮光体
である。
本発明における「遮光体」とはカーテン、ブラインド、
寒冷紗等の遮光を目的とする繊維製品を意味するもので
あり、これらを構成する合成繊維中に上記の如き配合量
で特定のセラミックスが含有されていることが必要であ
る。繊維製造時にセラミックスの微粉末を紡糸原液に分
散させて紡糸することでこのような繊維を得ることが可
能であるが、このようにすると、遮光体にした後も耐久
性のある遮光性を持続でき、またコーティング法に比べ
遮光体表面の風合の低下も殆どなくなると− いう特徴を有する。
合成繊維のポリマー素材としては、セラミックスが繊維
中に分散できるようなものであれば特に限定はなく、例
えばポリエステiし、ポリオレフィン、ポリアミド、ポ
リアクリル、ポリ塩化ビニル、ビニロン等種々のポリマ
ーを利用できる。しかし、日光に曝されるので耐光性に
優れたポリマーを用いることが望ましい。
上記のポリマーに分散させるセラミックスは、波長0.
4〜2μmの電磁波の分光反射率が50チ以上、好まし
くは70チ以上、更には80チ以上のものであることが
重要である。50チ未満の反射率のセラミックスを用い
る場合は遮光効率のよい製品が得られないばかりか、配
合量を増すことによってカバーしようとしても紡糸調子
が悪くなったり、後の紡績工程でも種々の問題が生じ、
繊維自体の物性も低下してしまうので好ましくない。
また、本発明においてはセラミックスを微細化して用い
ることが望ましく、平均粒径5μ以下、特に1虜以下の
微粉末としてポリマーに添加する4− ことが望ましい。粒子が大きいと凝集しやすくなったり
、可紡性の点で問題が生じる。
セラミックスの種類としては、0.4〜2μmの電磁波
の分光反射率が50チ以上であれば特別に限定されるも
のではなく、例えばTi0z、5iOz等の少なくとも
1種以上の酸化物セラミックスが利用できる。特に本発
明においては、TiO2とS iOzを併用すると極め
て優れた遮光性能が得られるので好まl〜い。TiO2
とS iozの混合比は限定されないが、好まし2くは
Ti0z / 5i02(重量比) = 8/1〜1/
4であることが望ましく、特に6/1〜515が良く、
S jozよシもTi0zの方が遮光性能の向上に大き
く寄与するものである。
本発明においては、上記のセラミックスが繊維中に5〜
35重量%、好ましくは8〜30重−1係含有されてい
ることが重要である。5重量%未満では優れた遮光効果
が発現せず、35重量%を越えると繊維化が困難となっ
たったり、繊維物性が劣ったものとなってしまう。
合成繊維中にセラミックスを配合する方法は、− 使用するポリマーの種類によって異なるが、紡糸原液に
セラミックス微粉末を添加して紡糸する方法や、ポリマ
ーの重合時に該微粉末を添加しておく方法も考えられる
。例えば、ポリエステル等の熱可塑性重合体を使用する
場合に限って考えれば例えば、練り込み方法として、セ
ラミックスをポリマーの重合工程で加える方法、マスタ
ーベレット化したのちベースポリマーと混練する方法、
セラミックスを予じめポリマー溶融或いはポリマと相溶
性のある分散媒や可塑剤などと混合してスラリー状とな
i〜た添加組成物を押出機への供給ベレットに加えるか
又は紡糸直前の液状ポリマー流中に加えて、静的或いは
動的混線分散を行なうなどの方法による。配合後は公知
の方法、例えば溶融紡糸法によって繊維化される。そし
て、繊維断面形状も丸断面に限定されず、複合繊維、中
空繊維であってもよい。特に後の紡績工程での摩耗の問
題を防止するために、セラミックス化合物を含有する合
成繊維を芯成分として、該化合物を含有しないポリマー
で被覆した形の芯鞘型複合繊維と6− してもよい。
また、本発明においては合成繊維中に、上記のセラミッ
クスの他に、酸化防止剤、安定剤、分散助剤、離燃剤、
抗菌剤、着色剤、紫外線吸収剤などの改質剤や機能性付
与物質が包含されていてもよい。
このようにして得られた合成繊維は短繊維又はフィラメ
ントとして、これを単独で又は他の合成繊維、天然繊維
、再生繊維等と混合して種々の形態の糸としこれを用い
て従来公知の方法で製織したシ製編して遮光体用原反と
することができる。
また短繊維と必要に応じて熱接着性短繊維とを混綿して
従来公知の方法で不織布として遮光体用の原反とするこ
ともできる。このような遮光性の布帛を用いてカーテン
、ブラインダ−用スラット、寒冷紗等を作成したものが
本発明の遮光体であり、これらは従来の遮光用繊維製品
に比べ一段と速効性能に優れるものである。
伺、本発明の遮光体を作成するにあたり、セラミックス
を含有していない繊維を混用する場合は、7− 使用する繊維全体の60%以下、特に40%以下の混用
率であることが望ましい。
〈実施例〉 以下、本発明を具体的な例によって説明するが、本発明
は何らこれらに限定されるものではない。
実施例1 波長0.4〜2μmの電磁波の分光反射率60%以上の
セラミックス(酸化チタン/酸化硅素=6/1に混合し
たもの)を微粉砕して得られた1jJm以下の微粉末と
、1,4ブチレングリコール□とアジピン酸よりなる低
分子量ポリエステルポリオ−′ル(分子量約3,000
:分散媒)とから重量比が4:1である100℃のスラ
リーを調整した。紡糸直前の極限粘度((η))0.6
5の溶融ポリエチレンテレフタレートに対して前記スラ
リーを10重量%定量的に添加してスタティックミキサ
ーによって混線分散したのち公知の溶融紡糸方法によっ
て繊維化した。
得られた繊維の繊度は2drであシ、セラミックスの含
有量は8重量慢であった。繊維横断面をみ8− たところ、セラミックスは、均一に分散していることが
わかった。
次いで、上記繊維をカットせずにフィラメント糸条(9
0デニール/30フイラメント)とし、タテ密度50本
/cn1、ヨコ密度50本/crnで製織して得られた
平織物をカーテン生地として使用した。その結果、本発
明のカーテンは従来の遮光層(樹脂層)を有するカーテ
ンと同程度の遮光性を有していた。
また、遮光性能の評価方法として、上記で得られた平織
物サンプルを断熱材の上に置き、該サンプルの周囲をア
ルミ板で遮蔽し、サンプルと断熱材の間にセットした温
度センサーで温度上昇の程度を測定した。その結果、第
1図に示すように本発明の遮光体は、酸化物セラミック
スを含有していない通常のポリエステル繊維からなる平
織物サンプルと比較して、10〜15℃程度の温度差を
有していた。
実施例2 酸化チタン/酸化硅素の重量比を4/2とするこ9− と以外は実施例1と同様にして繊維化を行ない、繊度3
.Qdr、セラミックスの含有量6重量%のポリエステ
ル繊維を得た。該繊維は51麿の短繊維として乾式法で
平均目付100f/♂のウェッブを作成し、そのウェッ
ブを3枚重ねてニードルパンチを施こし不織布となし、
アクリル系バインダーによって固定を行った。得られた
不織布を巾35■、長さ1110mに切断し、ブライン
ド用スラットとしてブラインドを作成した。
このブラインドは、アルミ製のブラインドに劣らない程
の遮光性能を有していた。
実施例3 実施例1で得られた繊維を用いて30番手の紡績糸を得
、これをタテ糸およびヨコ糸としてノリ付けし、平織物
を作成し、さらにノリ付けして乾燥を行い寒冷紗として
仕上げた。得られた寒冷紗は従来のスパンレーヨン糸か
らなる寒冷紗に比べて極めて遮光性に優れたものであっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の遮光体の遮光性能を10− 説明するためのグラフであシ、グラフ中実線は本発明の
遮光体の昇温曲線を示し、−点鎖線は通常のポリエステ
ル繊維からなる遮光体(比較例)の昇温曲線を示し、破
線は外気温度を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)波長0.4〜2μmの電磁波の分光反射率が50
    %以上のセラミックスを5〜35重量%含有する合成繊
    維を含んでなる遮光体。
JP2004847A 1990-01-11 1990-01-11 遮光体 Pending JPH03213536A (ja)

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